ダンス留学アンドビジョン【ダンス新着情報 vol.10. 2015-09-15 07:00:00】

☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★ : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ : 【1】ごあいさつ&ご案内 ☆彡 :___________________ ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★ *:・'゜☆。,:*:・'゜☆゜'・:*:,。,:*:・'   \\ 様  // *:・'゜☆。,:*:・'゜☆゜'・:*:,。,:*:・' こんにちは!アンドビジョンのです♪ 新学期も始まり、”芸術の秋”となってきましたね♪ 今週も様々なバレエ学校等の情報を配信させていただきます。 是非、チェックしてみてください♪♪ .:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.  【2】学校情報 *:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆* 学校情報はドイツに特化しました☆ ◆ジョン・クランコ・バレエ・スクール 世界中から優秀な生徒が集まるバレエ学校、ジョン・クランコバレエスクール ドイツ南西部の街・シュトゥットガルトにある、シュトゥットガルト国立バレエ団付属のバレエ学校では、 踊りに関する全ての教養を学ぶことが出来ます。 http://www.dance-abroad.com/country/europe/germany/5857-john-cranko-schule.html ◆ミュンヘン・バレエ・アカデミー ミュンヘンにあるドイツ有数のバレエアカデミーで、ダンサーになる基礎を培う。 ドイツ・バイエルン州最大の都市ミュンヘンにある、ダンサーの育成を第一の信条にしているバレエ学校・ミュンヘン・バレエ・アカデミーで学ぶ。 http://www.dance-abroad.com/country/europe/germany/5869-ballett-akademie-munchen-heinz-bosl-stiftung.html ◆ドレスデン・パルッカ・ダンス大学/パルッカ・シューレ・ドレスデン 街そのものが文化財というドレスデンに、一人の女性の情熱が生んだ素晴らしい舞踏学校があります。 第2次世界大戦後、めざましい復興を遂げたドイツ・ドレスデンにあるドレスデン・パルッカ・ダンス大学で、情熱とパワーに満ちた創造力を開花させよう http://www.dance-abroad.com/country/europe/germany/5867-palucca-hochschule-fuer-tanz-dresden.html ◆ハンブルク・バレエ学校 ハンブルクで、振付家ジョン・ノイマイヤーのビジョンと世界を学びその一部になる。 ドイツ第二の都市・ハンブルク。 世界が注目するバレエ団があるこの街で、その付属校で学び、今日のダンス界トップに存在を表せるようなダンサーを目指す。 http://www.dance-abroad.com/country/europe/germany/5868-ballettschule-des-hamburg-ballett.html ◆ドイツ国立バレエ学校ベルリン ドイツの首都・ベルリンで、ヨーロッパ有数のバレエ教育を受け、バレエダンサーとなる。 ヨーロッパの文化都市・ベルリンにあるドイツ国立バレエ学校は、ドイツに多くあるバレエ学校の中でも、ユニークな特色を持っている学校の一つです。 http://www.dance-abroad.com/country/europe/germany/5823-staatliche-ballettschule-berlin-und-schule-fuer-artstik.html ◆マンハイム音楽舞台芸術大学ダンスアカデミー 創立は1762年。ドイツの大学にある名門舞踏学校 伝統と革新の両方を重視することで地位を築いてきたダンスアカデミー。 そのハイクオリティーなトレーニングで、世界で活躍できるダンサーになろう。 http://www.dance-abroad.com/country/europe/germany/6505-staatliche-hochschule-fuer-musik-und-darstellende-kunst-mannheim-akademie-des-tanzes.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください! ☆。.:*:・'゜★。☆。 【3】講習会情報 ☆彡:・:★彡:・:☆彡: 今週は、オーストラリアの冬期講習会情報をお届けします☆ ◆ナショナルシアターバレエスクール冬期講習 オーストラリアで最も歴史あるバレエスクールによる人気の集中講座。 名門オーストラリア・バレエ団の現役プリンシパル、アンバー・スコットがゲスト講師!トップレベルのバレエを体感しよう。 【期間】2016年1月11日〜1月16日 http://www.dance-abroad.com/country/oceania/australia/6390-national-theatre-ballet-school-summer-school-ntbs.html ◆クイーンズランドバレエ団ワークショップ 南半球の世界都市ブリスベンで学ぶクラシックバレエとコンテンポラリーダンス オーストラリア屈指のバレエ団、クイーンズランド・バレエが開くワークショップ。 世界と地域をつなぐ地道な活動で培われた良質のレッスンが体験できます http://www.dance-abroad.com/major/6332-queensland-ballet-summer-school.html ↑↑↑↑ 『小さな村の小さなダンサー』でもおなじみのリー ツンシンが芸術監督を務めるバレエ団!! https://www.youtube.com/watch?v=-acoMvGzF50 ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┏┛■┃国┃内┃語┃学┃レ┃ッ┃ス┃ン┃情┃報┃♪┃■┃ ┗●●●━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻●●●┛ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています。 先生はもちろん各国のネイティブスピーカー。 レッスン時間や内容は、すべてあなたに合わせて、 フレキシブルに更可能。 ご自分にあったカリキュラムをリクエストできます! 実際、留学経験者の多くが、渡航前に準備すべきだったこととして、語学をあげられます。 100%ダンスに集中するために、語学の準備はしっかりと! http://www.dance-abroad.com/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください! **・‥…―━―…‥・*・‥…―━―…‥・** :                    : │ 【5】海外オーディション情報     │ :                    : **・‥…―━―…‥・*・‥…―━―…‥・** ◆ジル・ロマンが芸術監督を務めるベジャールバレエ団のオーディションがございます!! ◆アトランティック・バレエ・シアターがダンサーを募集しております。 ◆バイエルン国立バレエの現地オーディションがございます。 ↑↑↑たくさんのご応募お待ち申し上げます♪♪ http://www.dance-abroad.com/order.html  ┏┓  ┃┃ ━┛┗━━━┓   ┏━┳━┛   ┣━┫ ┓ ┣━┫ ┗━┗━┛ ★┃☆┃★┃☆┃編┃集┃後┃記┃☆┃★┃☆┃★┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛     ☆┃★┃次┃回┃予┃告┃★┃☆┃     ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 気になる情報はありましたか?夢への最初のステップになれたら嬉しいです☆ 皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます♪ 9月24日木曜日、9月29日火曜日17時30分より弊社にてダンス留学説明会を行います。 説明会は約1時間を予定しております。ご希望の方は事前にご予約をよろしくお願いいたします。 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムの募集が始まっております。 http://www.tobitate.mext.go.jp/ Teen Vogue の Strictly Ballet シーズン2が始まりました♪♪ シーズン1はSAB(スクール・オブ・アメリカン・バレエ)で今回のシーズン2はマイアミ・シティ・バレエです♪♪ https://www.youtube.com/user/teenvoguemag ↑↑↑↑チェックしてみてねぇ♪ メルマガ登録は、やメールアドレス変更は簡単に登録できます!! HPから登録できるので、やってみてくださいね! http://www.dance-abroad.com/ そして、お友達にも是非ご紹介ください!(゜▽゜)  ・∵・ ・\∨/・ :> ※ <: ・/∧\・  ・∴・ \i/   i  :-×-:   |* /!\    i  |    | _______    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 次回のメルマガは、 9月29日(火)発行予定です。 お楽しみに!p(^^)q

【号外!イタリア声楽公開レッスン決定!】ルチェッタ・ビッツィ先生公開レッスンのご案内

音楽留学メールマガジン 特別号 【新規公開レッスン決定!声楽科の方、必見です!】 ルチェッタ・ビッツィ先生 公開レッスン開催 アンドビジョンの特別プログラムでも大人気のパルマ音楽院教授ルチェッタ・ビッツィ先生の公開レッスンを10月に開催します!!ベルカントの達人と言われている先生のレッスンが、なんと!日本で受けられちゃいます。とってもお得です…早いもの順です…!! 既にたくさんのお問い合わせをいただいておりますので、ご希望の方はどうぞお早めに、お申込みください♪ ≪ルチェッタ・ビッツィ先生≫ アリベルティやサッバティーニ、バルチェッローナといった偉大な歌手たちを輩出してきたイタリア・スポレート歌劇場主催の声楽コンクールは、若き声楽家の登竜門として有名だが、ルチェッタ・ビッツィもここからデビューした名手のひとりだ。理想的なイタリアン・ベルカントの声の持ち主として知られ、その軽やかなリリックソプラノが特徴だ。これまでに、ミラノ・スカラ座をはじめとしたイタリア各地の著名劇場で30以上の演目をこなし、リッカルド・ムーティやブルーノ・カンパネッラといった一流オペラ指揮者や、オペラ監督の巨匠フランコ・ゼフィレッリらと共に舞台を創り上げてきた。2001年には、日本におけるイタリア年公式イベントとしてリサイタルを開催。現在はパルマ音楽院教授として後進の指導にもあたっている。ルチェッタ教授は、入門者から上級者まで幅広く受け入れてくれる。入門者のレッスンは、全ての基本となる呼吸法に重点を置く。中・上級者には、ベッリーニ、ドニゼッティ、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニといった1作曲家たちの作品や、モーツァルトのオペラを課題に、様々なテクニックを教えてくれる。最終目標はもちろん、輝きに満ちたイタリアン・ベルカントを習得することだ。イタリア年公式イベントでも活躍した、ベルカントの達人から学ぶチャンスです! ☆公開レッスン詳細は【こちら】☆ https://www.andvision.net/program/masterclass-japan/10689-lucetta-bizzi-vocal-masterclass.html ≪アンドビジョン株式会社≫ 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 HP:https://www.andvision.net/ 営業時間 [平日] 10:00-20:00 [土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ) 日曜日はお休みを頂いております。 < メール・ファックスは、365日・24時間受付 >

長谷川ゆかさん/パリ国際音楽アカデミー&ウィーン国際音楽ゼミナール

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 長谷川さん:国立音楽大学を卒業後、音楽教員として8年間勤務し、ピアノ講師や演奏活動に専念したいと思い今回の留学を決めました。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 長谷川さん:旅行で海外に行ったことはありましたが、講習会に参加するのは今回が初めてでした。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 長谷川さん:実績を作り自信を付けること、技術の向上の為の2点を理由に参加を決めました。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? 長谷川さん:パリ国際では1クラス7人程度の生徒さんがいました。現地の有名な音楽大学の生徒さんが多く参加されていました。ウィーン国際では1クラス6~9人程度で、日本人が多かったです。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 長谷川さん:パリ国際では8日中6日間レッスンで、1レッスン90分してくれました。とても熱心な先生でした。ウィーン国際では1レッスン60分のレッスンが4回ありました。初日の時点で既に予定が組まれていたのでスケジュールが組みやすかったです。 -先生はどんな人でしたか? 長谷川さん:パリ国際でのパスカル・ゴダール先生は現役で活躍されている先生で熱量がとてもありとても熱心に教えてくれました。ウィーン国際ではアレキサンダー・ロスラー先生に教えていただきましたが、穏やかでとても優しい先生でした。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 長谷川さん:共通してコントラストがはっきりとしていたと感じていました。弾き方も日本よりも派手な印象でした。 -レッスンは何語で受けましたか? 長谷川さん:パリ国際ではフランス語、ウィーン国際ではドイツ語でした。どちらも通訳さんをお願いしていましたが、英語で先生と直接会話したこともあります。 -レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか? 長谷川さん:パリ国際では各クラス始まりは顔合わせして、終わりは先生含めクラスみんなでランチして解散でした。ウィーン国際ではオープニングの演奏会があり、最後の受講者コンサートの終わりに主催者の方からの挨拶がありました。 -講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか? 長谷川さん:パリ国際では最終日にクラス発表会がありました。ウィーン国際では1クラス2名、選抜された人が出演できるコンクールがありました。コンクールに出演しない人が演奏できるコンサートもありました。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? 長谷川さん:パリ国際ではフラットシェア先で10:00~19:00までは使っていいと言われたものの、気を使う部分もあったので、講習会場の練習室で練習しました。基本は2時間でしたが、混んでない時は1日中使わせてもらえました。ウィーン国際ではホテルの練習室で1日1時間練習できました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 長谷川さん:OFFの日に主要地を観光していました。         -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? 長谷川さん:パリではフラットシェア先に宿泊し、ウィーンではホテルに宿泊しました。 -宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど) 長谷川さん:パリのフラットシェア先は一人部屋で、台所も自由に使えました。冷蔵庫も私用に用意してくれてホストの方がとても良くしてくれました。ウィーンのホテルはテレビなどはなく、ベッドとシャワーと必要最低限のものが揃っている感じです。水道から茶色い水が出てきたこともありましたが、清掃も毎日してくれていたので困ることもなかったです。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など) 長谷川さん:パリでのフラットシェア先は郊外だったので、夜はあまり出歩かないようにしました。やはりスリは多いようで、通訳さんやホストからも気を付けてと言われました。フランスでは英語が通じないことが多かったです。ウィーンはフランスに比べて治安はとてもいいと感じました。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか? 長谷川さん:パリでは宿泊先や講習会場の近くにスーパーがあったので、買い物してサンドウィッチ作って食べたりしました。ウィーンではホテルの朝食が毎日同じでしたが、種類は沢山ありました。夜は友達と飲みに行ったり、スーパーで買い物したりしていました。外食するとなると1回25ユーロぐらいかかりました。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 長谷川さん:自分から積極的に挨拶や話しかけること!です。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? 長谷川さん:実際に間近で先生のレッスンを受けて、同じ楽器を弾いているのにこんなに違うのかと実感できた瞬間。また、ウィーンでのコンクールでは1位をいただき、日本でも頑張らなきゃいけないなという気持ちになれたこと。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? 長谷川さん:海外で色々分からず怖い思いをした中で一人で乗り越えられたので、日本だったらなんでもできる!という気持ちになり、自分から行動を起こしていこうという気持ちになったこと。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 長谷川さん:食事ですね。パンが好きではなく。お米も売っているのですが、タイ米だし、日本食レストランも高かったので、食事の面ではナイーブになることがありました。あとは交通機関は切符なくても乗車できてしまうシステムだったり、時間も含めて日本と比べて緩いですね。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか? 長谷川さん:挨拶やちょっとした単語程度は知ってから渡航したほうがいいです。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 長谷川さん:地元のコンサートにちらほら出演する予定です。将来はピアノ教室を開きたいなと考えています。 -ご協力ありがとうございました。

★2/20・ 17:00-【☆ムルハルト国際ピアノアカデミー☆】現地講習会担当者がプログラムについて解説致します!★

ムルハルト国際ピアノアカデミー
Information Session
~ムルハルト国際ピアノアカデミーオンライン説明会~
参加費無料・完全予約制・オンラインでの参加も可能です

ゲストスピーカー:講習会事務局スタッフ Arda Arman さん
日時:2月20日(木)17:00-17:30
場所:≪アンドビジョン・東京オフィス≫
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2階
JR御茶ノ水駅御茶ノ水口から徒歩7分、東京メトロ半蔵門線神保町駅から徒歩5分程度

♪参加ご希望の方は、こちらからオンライン予約フォームを送信して下さい。

※説明会予約を選択→その他ご要望等に“ムルハルト”とご記入下さい。

お電話・FAX・メールでのご予約も承っております♪    
電話:03-5577-4500  FAX:03-4496-4903 メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

アルゼンチン共和国

アルゼンチン国旗

アルゼンチンの魅力は南米大陸の大自然と、400年前からもたらされたヨーロッパ文化の融合にあるといえる。雄大なアンデス山脈や、壮麗な氷河、南極に近 いことから珍しい動物もたくさん生息している。サッカーや、ワイン、聖堂、教会、カテドラルなどの数々の建築物なども含め見所が満載の国である。

基本情報
正式国名&英語表記 アルゼンチン共和国 Argentine Republic
首都 ブエノスアイレス
面積 2,782千km2(日本の約7.5倍)
人口 3,626万人(01年国勢調査)
人種 欧州系(スペイン、イタリア)97%、インディヘナ系3%
言語 スペイン語
宗教 カトリック
通貨 アルゼンチン・ペソ。補助通貨はセンターボ。
為替レート $1=37.2470円(2005年6月3日)*ドルと間違えやすいので注意。
紙幣 2、5、10、20、50、100
硬貨 1¢、5¢、10¢、 25¢、50¢、$1
電圧 220V
時差 プラス12時間。サマータイム実施期間はプラス11時間。サマータイムの実施期間は、11月中旬〜2月下旬。
祝日 1/1元旦、、●3/25 聖金曜日、4/2 マルビナス戦争戦没者の日、5/1 メーデー、5/25 革命記念日、6/20 国旗の日、7/9 独立記念日、8/15 サン・マルティン将軍の命日、10/10 民族日、12/8聖母受胎日、12/25 クリスマス
●=移動祝祭日
在留邦人数 11,789名(04.10.1)(右に加え、日系人約18,000名が在住)
電話国番号 54
緊急電話番号 警察101、消防100、救急107

物価
アルゼンチンの物価は南米でもブラジルと並び、高いほうだといえる。これは税金が20%程度かかっているため。大都市と地方ではまた差がある。都市部では外国人価格と言えるようなものもあるので、注意が必要。食料品に関しては日本よりも安い。1食当たり安くて2ドルから高いと40ドルぐらいになる。宿泊は最低10ドルから最高だと150ドル程度のところも。
GNI 1,514億ドル(02年、世銀)
一人当たりGNI 4,060ドル(02年、世銀)
経済成長率 8.7%(2003年 アルゼンチン経済省)
物価上昇率 13.5%(2003年 アルゼンチン国家統計局)
失業率 14.8%(2004年6月 アルゼンチン国家統計局)
主要貿易品目 (1)輸出 農畜産物加工品、穀物、燃料、エネルギー
(2)輸入 機械、化学製品、輸送機器、プラスチック・ゴム
主要貿易相手国 (1)輸出 ブラジル、チリ、米国、スペイン
(2)輸入 ブラジル、米国、ドイツ、スペイン

気候
ある全治の気候は国の形からもわかるように地域によって異なる。大きく分けると亜熱帯、温帯、乾燥、寒冷気候の4つになる。南半球なので、南にいくほど寒くなる。首都ブエノスアイレスは温暖で快適に過ごせるだろう。行く地域の情報を事前にしっかりチェックしておこう。
現在の天気
Click for Buenos Aires, Argentina Forecast

ビザ 3カ月以内の観光目的の滞在なら不要。学生ビザについては大使館にご相談ください。
パスポート 残存有効期間が滞在日数以上

大使館などの在日政府機関
アルゼンチン共和国大使館 Embassy of the Argentine Republic in Japan
〒106-0046 港区元麻布2丁目14-14
Tel:03-5420-7101/5

現地日本大使館
在アルゼンチン大使館 Argentina
Embajada del Japon
Bouchard 547 Piso-17, Buenos Aires, Argentina
Tel: (54-11) 4318-8200 Fax: (54-11) 4318-8210

金沢多美さん/ピアノデュオ/イスラエル

金沢多美さんプロフィールー

ピアノデュオで活躍中の金沢多美さん
ピアノデュオで活躍中の金沢多美さん

東京都出身。国立音楽大学付属高校卒業。リュエイユ=マルメゾン地方音楽院、パリ国立高等音楽院卒業。ヨーロピアン・モーツァルト財団から奨学金を得てモーツァルト・アカデミーで研鑽を積む。96年にイスラエル人ピアニスト、ユヴァル・アドモニーとデュオ結成。以来、数々の国際コンクールで優勝。2000年東京国際ピアノ・デュオ・コンクール第1位、2001年ローマ・ピアノ・コンクール、デュオ部門第1位受賞、2002年イブラ・グランド・プライズ優勝。2005年大阪国際室内楽フェスタでメニューイン金賞獲得。2008年グリーグ国際ピアノ・コンクール・デュオ部門第1位受賞。2008年にイスラエル文化省より「文化大臣賞」を受賞。現在デュオは、イスラエルを拠点に演奏活動。アジア音楽祭、ブダペスト春の音楽祭、バード・ヘレンハルプ音楽祭、オデッサ・ディアローグ、イスラエル音楽祭等から招聘。イギリスBBC放送、NHK、よみうりテレビ、イスラエル国営放送、BNRブルガリア放送、ブダペスト国営放送等に出演。2008年7月にナクソスからリリースされたリストの交響詩(2台ピアノ版)4曲を収録したCDは、世界各国で放送され、国際的に高い評価を得ている。デュオはイスラエルの芸術高校で教鞭を執り、ピティナ(日本)、韓国国立芸術大学、ノルウェー国立アカデミー等でマスタークラスを行い、後進の指導に力を注いでいる。



-最初に、簡単に略歴を教えてください。

金沢 幼い頃住んでいた所の近所にピアノの先生がいらっしゃって、当時子供がピアノを習うという流行があったこともあって、そこで兄が習い始め、後に私も4歳くらいから習い始めました。それから国立音大付属の小学校に入学しまして、付属の高校まで進みました。高校卒業後パリに留学し、最初の2年間はパリ郊外のリュエイユ=マルメゾン地方音楽院で勉強をし、その後、パリ国立高等音楽院に入学しました。卒業後、進路を迷っている時に、偶然ヨーロピアン・モーツアルト財団のモーツアルト・アカデミーのポスターを見つけたので、そこに申し込んで、奨学金を頂き、プラハで1学期、クラコフで1学年在籍しました。そこで(現在の夫である)イスラエル人のピアニストと知り合い、これからピアノ・デュオでプロとしてやっていこうと決めました。翌年、カナダのバンフ・センターという、プロを目指す人やプロとして活動する人がプロジェクトに専念するために滞在する芸術センターで、デュオを結成するため1年程滞在しました。そこでレパートリーを増やすことに取り組み、コンサートに出演し、録音もしました。それ以来、デュオを専門に演奏しています。98年からイスラエルに住み、演奏活動の他、高校で室内楽やデュオを教え、プライベートではソロのレッスンもしています。

-小学校から音楽の学校に通われましたが、それはご自身の希望ですか?

金沢 いえ、それは自分の意思ではなく、母に“手に職を持つべきだ”という考えがあって、音楽学校に行ったらいいのではないか、と思ったそうです。女の子だし、芸術に触れさせようという考えで、最初から音楽家にしよう、と考えていたわけではないと思いますが……。

-ご自身は普通の公立学校ではない学校に通うことに抵抗はありませんでしたか?

金沢 そうですね。まだ物心もついていませんでしたし、私の小さい頃は“お受験”のようなこともなくのんびりとしていたので、私も何の準備もないまま受験しました。幼稚園を休んで、入試に行ったのですが、“幼稚園を休んでまでどこに行くんだろう?”って思っていました(笑)。

-そうすると、気がついたら音楽の小学校にいた、という感じですね。

金沢 ええ、そうですね。

-その後、高校までピアノを習われていたそうですが、ご留学を考えたのはいつ頃ですか?

金沢 小さな頃から、クラッシック音楽や西洋文化に憧れを抱いていて、ヨーロッパに住んでみたいという夢がありました。小学校の頃のピアノの先生が、ウィーンに留学された方だったのですが、その先生のお話を聞いて、いつかは必ず行きたいと思っていました。音楽系の学校にずっと通っていたので、大学まで進み、卒業したら留学をして……と思っていたのですが、ヴァイオリニストの叔母がいまして、その方に高校3年生のときに相談をしたら、「早く行った方がいいわよ。高校を卒業したら、もう留学したほうがいい」と言われました。そこで、さすがに悩みましたが、両親も私の意思を尊重してくれたので、チャンスがあるなら高校を卒業したらすぐに留学したいと思いました。

-そのとき不安はありませんでしたか?

金沢 もちろん不安はありましたが、それ以上に周りが理解してくれて、行かせてもらえるというこの素晴らしいチャンスへの喜びのほうが大きかったです。

イスラエルで活躍中の金沢さん
イスラエルで活躍中の金沢さん

-フランスを選ばれたことには何か理由があったのですか?

金沢 私の場合、前もって国の音楽事情を調べた末選んだわけではなく、叔母が「私の知り合いがいるから」ということで、フランスに決めたんです。パリはピアノを勉強するのにいい所だし、生活も私がある程度アレンジするからそこに行きなさい、と勧められました。

-そうすると、その叔母さまがほとんどオーガナイズしてくださったんですね。

金沢 始めのうちはそうでしたね。言われたのでそこに飛び込んで行ったという感じです。

-では、留学前に先生に会ったり、レッスンを受ける機会はなかったんですね。

金沢 そう、なかったんですよ(笑)。叔母を100%信頼していましたね。いまどき、こんな方、いらっしゃらないですよね(笑)。

-そうですね(笑)。やはり先生との相性というのもあると思うので……。

金沢 そうですよね。でも、叔母の言葉だけを信じて行ったのですが、始めに入学したリュエイユ=マルメゾン地方音楽院でついた先生は、パリのコンセルヴァトワールを引退なさったルセット・デカーヴ先生という方で、昔はマルグリット・ロンの弟子で、後に彼女のアシスタントを務め、現在のパリの教授達を皆教えたような大御所の先生だったんです。そういうフランス派のピアノ奏法の真髄のような方に教わることができて、本当に幸運だったなぁ、と思っています。

-実際に受けてみて、相性はばっちりだったんですね。

金沢 ばっちりというか……、かわいがっては下さいましたし、私もまっさらの気持ちで行ったので、先生の仰ることなら、と一生懸命勉強していました。留学の形やキャリアの成り立ち方というのは人それぞれですから、こんな乱暴な留学をした人もいたんだ、とご参考になれば嬉しいです(笑)。

-その後、パリ国立高等音楽院に進まれたわけですよね。

金沢 そうですね。デカーヴ先生の勧めもあって、そうしました。

-パリ国立高等音楽院というとヨーロッパではトップクラスの学校ですが、当時の入試の様子など覚えていらっしゃいますか?

金沢 二次試験まであって、一次試験はプログラムAとプログラムBを用意することになっていました。プログラムAはショパンのエチュード1曲とクラッシックまたはロマン派の任意の曲を1曲、Bは別のショパンのエチュード1曲と近代の曲を1曲。それで試験の場で、どちらかのプログラムを弾くよう、審査員から指示がありました。

-当日までわからないんですね。

金沢 そうですね。どちらが当たるかはその場まで分からないので、どちらも用意しておかなければいけませんでした。それが一次試験で、その2週間後に二次試験があるのですが、課題曲は二次試験の1か月前に発表されました。なので、その1か月の間に二次試験の曲も完成させておかなければいけない。私達が入学した年は、バッハのフーガ、ショパンのインプロンプチュ2番、プロコフィエフのソナタ2番の2楽章が課題曲でした。その他に初見のテストがあり、その年はフルートとのアンサンブルでした。

-倍率もものすごいですよね。

金沢 そうですね。競争は厳しいですね。だいたい300名ほど受けて、受かったのが16名でした。でも、フランス人の中にはダメだったらまた来年、と何年も何年もかけて受験する人も多くいました。

-パリ国立高等音楽院の先生探しはしましたか?

金沢 私の場合は、その前にリュエイユ=マルメゾン地方音楽院にいて、デカーヴ先生についていたので、その先生が紹介して下さったブルガリア出身のヴァンシスラフ・ヤンコフ先生という方のクラスに入りました。最初の3年間ヤンコフ先生についた後、先生が引退なさり、引き続いて就任されたパスカル・ドゥヴァイヨン先生に2年間ついて勉強しました。お二人は全くタイプが違いますが、それぞれ素晴らしい演奏家で教育者でもあり、こういった方々について学ぶことができたのはとても恵まれていたと思います。

-当時、日本人の方はどれくらいいましたか?

金沢 結構いましたよ。例えば、私の入った年はピアノ科で日本人が多く、4人いて、他の楽器では、ヴァイオリン一名、フルート一名、ハープ一名、ギター一名いました。他の学年にもピアノ科の他にも弦楽器、管楽器や、作曲科に何人かいて当時から日本人に人気のある学校だったと思います。

-小学校から高校まで日本で音楽を習ってらして、その後、いきなり海外のレッスンを受けたわけですが、日本との違いで驚いたことはありましたか?

金沢 そうですね。驚いたというか感銘を受けたのは、音の響きや音の質に大変繊細な感覚をもって音楽と接し、またそれを具体的に生み出すためのテクニックを教えて頂いたことや、曲の構築性や様式について西洋音楽という自分達の文化として身についていることを教えて下さったことです。特にフランス音楽を勉強したときは、自分達の普段使っている言葉のように自然に知っていることを伝えて下さった、という感じがしました。デカーヴ先生は私が習っているときは既に80歳を越えていたので、フランス音楽の作曲家と直に交遊があったり、それこそフォーレとロマンスがあったようなんです(笑)。それくらいフランス音楽と身近な人達から、教わることができて、そのエッセンスに触れることができた気がします。それはやはり日本では得られなかったことだと思います。あと私にとっては、先生が国際的演奏活動をなさっていて、その現役の演奏家に教わることができる、ということにすごく感動して、実際に演奏されている方からアドバイスを受けると、より実感がわいて信頼できました。

-プロの音楽家として活動されようと思ったのは、この頃からですか?

金沢 漠然とですが、音楽を自分の職業にしていくんだろうな、と思い始めたのは、中学校、高校の頃からだと思います。ただ、どうやったら音楽家になって、それを仕事にできるのか、ということがよく分からなかったですね。パリに来た頃も、よしこれでやっていくんだという決意はありましたが、具体的にどうしていけばいいのかは、分からないままでした。

-ご留学して、より具体的になったりはしましたか?

金沢 才能がある人は沢山いるし、皆が夢を抱いているので、音楽で成功するというのは厳しい世界ですよね。ただ、その頃から私はアンサンブルに向いているな、と思ってはいました。

-そうなんですね。それは、どうしてですか?

金沢 舞台に立つときに一人ではない、ということが心強かったですし、人と合わせて一つの結果にするという作業が楽しくて、それが自分の性分に向いていると感じていました。

イスラエル文化大臣賞授賞式にて
イスラエル文化大臣賞授賞式にて

-現在は、ご主人と2台のピアノ・デュオで活躍されているわけですが、最初にデュオを始めたのはいつからなんですか?

金沢 実は、彼と出会うまではあまりデュオの経験がなかったんです。連弾は小さな頃から弾いていましたが、デュオはあまり経験がなく、どちらかというと他のアンサンブルのほうに興味がありました。でも、彼と恋をしてカップルになって、自分たちはこれから一緒に生活していくという確信があって、そこで、2人ともピアニストとして別々にキャリアを積むよりも共に力を合わせてやっていこう、という考えが彼にあり、デュオとして活動していくことになりました。

-ご主人も金沢さんと出会う前は、あまりデュオの活動をされていなかったんですか?

金沢 そうですね。ただ、彼のほうが少し経験はあったそうです。彼はテル・アヴィヴ大学やロンドンのロイヤル・アカデミーで勉強していた頃、デュオを弾く機会があって、このジャンルの可能性を信じていたようです。

-素敵ですね(笑)。

金沢 いえいえ、実質的なところもあるんですけど……(笑)。

-今までこんなにデュオで活動されたことはない、とおっしゃっていましたが、ソロとの違いやデュオならではの難しさはどんなところにありますか?

金沢 技術的なところで言えば、ピアノは複数の声部を奏でる楽器ですよね。その声部の音色を弾き分けることで、オーケストラのように弾くこともできるわけですが、それが2台になると、声部も倍になるわけです。だから、弾いている時に、自分はどの声部を押しているのか、バランスはどうか、ということを常に意識しなければいけません。そうしないと、ただ音が氾濫しているという状況になってしまうんです。遠近感を持たせるということにすごく気を使います。それは、他の室内楽でも言えることですが、特に同じ楽器でこれだけテクスチュアが厚いと、一つ一つの声部の音量、音質、キャラクター、タッチに意識を集中させて弾かなければならないのです。それは、その分自由さがないと言ってしまえばそうかもしれませんが、自分達で何を築いているのかきちんと分かっていれば、素晴らしい結果が生まれます。2人で作り上げていく作業は、本当に煩雑ですが……。

デュオコンサート
デュオコンサート

-その分、お相手が旦那さまなので、スムーズではないのですか?

金沢 うーん……、皆さん、そうおっしゃってくれるのですが、やはり、仕事に対してはとても厳しいですね。仲良くというわけにはいきません。怒られたり、怒ったり……(笑)。やはり、作り上げて行く作業は、試練があって当然ですよ。でも、私たちはプライベートでもわりと演奏のことに没頭しているので、これで2人が別々のキャリアに進んでいたら、逆に接点がなかったかな、と思うので、2人で一緒に目指すことがあってよかった、と思っています。

-イスラエルの音楽事情を教えてほしいのですが、クラッシックは盛んなところなんですか?

金沢 イスラエルというと日本では紛争の国、危険な所、というイメージがあるかもしれませんね。イスラエルは、中近東に位置するユダヤ人国家で、国家としてはまだ60年しか経っていません。国家としては若いですが、4000年もの歴史があり、ご存知の通りキリストが生誕した所であり、何千年もの離散の末戻って来たユダヤ人の築いた国です。クラシック音楽事情に関しては、ヨーロッパ各国や旧ソ連の各国から移民して来た人達が築いた土壌がきちんとある所なんです。なので、オーケストラもあれば、ホールもあるし、教育システムもきちんとある国です。特に90年代のソビエトの崩壊で、旧ソビエトから多くの音楽家も移民して来ました。そういうこともあって、音楽のレベルはすごく高いと思います。

-ロシア系の音楽がどちらかと言えば、盛んなんですか?

金沢 ロシアだけでなく、ハンガリー、ルーマニア、ポーランドなど、どちらかというと東ヨーロッパの方々が多いですね。ユダヤ人が大半ですが、そういった彼らの優れた特性に触れることができるのもイスラエルならではだと思いますし、それはとても幸せなことだと思います。

-オーケストラも沢山あるんですか?

金沢 そうですね。一番有名なのは、来日公演もするイスラエル・フィルだと思いますが、他にもオーケストラは沢山あります。

-今後、イスラエルのオーケストラに入団したい、という方がいらっしゃるとしたら、比較的簡単に入れるものなのでしょうか?

金沢 どうでしょうか。イスラエル・フィルは、空きがあるとオーディションを開いていますので、海外から来てメンバーとして演奏していらっしゃる方もいますね。

Image-音楽学校は沢山あるんですか?

金沢 大学、アカデミーに属する音楽学校は、テル・アヴィヴにあるテル・アヴィヴ大学ブッフマン・メータ音楽院とエルサレムにあるルービン音楽アカデミーがあります。あと夏期講習では、ニコライ・ペトロフなど有名な先生が教えに来るピアノのマスタークラスがあり、シュロモ・ミンツが主催しているヴァイオリンの夏期講習もあります。

-それは毎年、開催されるんですか?

金沢 そうですね。よかったら、是非、イスラエルにもいらしてください。

-そうですね、留学を考えている人の中にはイスラエルが気になっている方もいらっしゃると思います。

金沢 日常生活は非常にのんびりしたところもあって、危険なところを除けば、普通に生活もできるので、是非、考えてみてほしいですね。

-今後、夏期講習だけでなく、アカデミーに留学されたい方も出て来るかと思うのですが、受験状況はどのような感じでしょうか?

金沢 入学するのは、それほど大変ではないと思います。ヨーロッパのように留学生も沢山いて……、という環境ではないですし、あまりレベルが高くない人から既に演奏活動をされている若手の方もいます。先生と縁があれば、イスラエルへの留学も良いと思います。

-アカデミーに通われているのは現地の方が多いのですか?

金沢 そうですね。でも、多くはありませんが、テル・アヴィヴの大学は上海の大学と交流があるようで、常に何人か中国からの留学生もいますし、ヨーロッパからの留学生もたまにいます。実は、今年度ヴァイオリン科に日本からの留学生も一人いるんですよ。

-ちなみに、この音楽アカデミーに入るには語学の証明は必要ですか?

金沢 現地は、ヘブライ語ですが、英語ができれば問題ないと思います。普段の生活でもヘブライ語ができなくても、英語ができればあまり困ることはないと思います。

Image-日本人がイスラエルで演奏家として活動するにあたって、有利な点や不利な点は何かありますでしょうか?

金沢 有利な点というか……、ありがたいことに日本のイメージというのは悪くはないし、政治的にもイスラエルと摩擦があるわけではないので、温かく受け入れて下さいますね。最近では、漫画などのサブカルチャーやお寿司なども人気があります。そういう意味で興味を持ってくださるので、溶け込みやすいですね。不利な点は、日本人だからというわけではありませんが、新しく入って来た人間として、前からある音楽や仕事の輪に入っていくのは大変でした。そこにうまく認めてもらって、入れてもらうのは、後から来る者には少々不利というのはしょうがないですよね。

-それはイスラエル人の国民性というか、気質から来ているのでしょうか? 仲間意識が強い、といったことは感じますか?

金沢 そうかもしれません。何せ小さな国なので、皆が皆を知っている、という “村”のような感じがあります。でも反対に打ち解けてしまえば、顔パスというか、コネが効いてしまう社会で、例えば「洗濯機を買おうかな」と言うと、「僕のおじさんの近所に住んでいる人のいとこがそういう仕事をしているから、買わないでそこに行け」と言われたりするんです(笑)

-面白いですね。

金沢 やっぱり、ドイツやフランスといったヨーロッパではそうはいきませんよね。やはり、キャリアを築くということを考えると、そういうこともすごく重要だと思います。1人で仕事をしていけるわけではないので、そうやって人の輪に入って、継続させていくということが必要になってくるんです。そういうことって、学校では教えてくれませんし、私達も試行錯誤を繰り返して、身に付いていったことですが、やはり、人の繋がりというのはすごく大切だと思います。それは与えてもらうだけではなく、自分が与えてもらったら、今度は与えてあげる、音楽の世界であっても、そういうギブ&テイクで成り立っている、人間の営みであるということを分かってしまうほうが楽なんですよね。だから、表面的なお付き合いでない人間関係を築くことが大事だと思っています。

-ところで、今回の金沢さんのお話を読んで、イスラエルに対するイメージが変わる人も多いと思うんですよ。

金沢 そうだといいですね。やはり、知られていないということが残念です。これだけクラシック音楽のレベルや密度が高い国だということを皆さんに知ってほしいですね。ヨーロッパからなら4時間くらいで来られますし、ユダヤ人の音楽に直接触れてみたいという方は、是非来て頂きたいと思います。

Image-今後の音楽家としての目標を教えていただけますか?

金沢 ピアノ・デュオが自分達のアイデンティティのようになっているので、これからもデュオとして、レパートリーを増やし、演奏し続けたいです。また、このメディアをより浸透させるため、フェスティバルやマスタークラスなど開催し盛り上げていけたらな、と思います。それから、イスラエル音楽の演奏や初演など今までもやってきたことですが、これからも作曲家の方達とコラボレーションしていきたいと思っています。やはり一緒に創造する意義とその喜びがあるので。彼の方は、いずれ作曲も手がけたいと考えているので、彼の曲を二人で演奏するコンサートが未来像になっています。

-金沢さんご自身はいかがですか?

金沢 実際、演奏についての目標ですが、フランス人女優のジャンヌ・モローがインタビューで言っていたのですが、役に入っていく時は、自分を空にして、中にエネルギーが流れる管のようになると例えていました。それを聞いて、あぁなるほどな、と思いまして、私も演奏する時は、そういう境地でいたいと思いました。エネルギーがよどみなく流れる管、媒体でありたいと思ったんです。そういう気持ちで演奏できるときもたまにあって、そういう時は、あぁ良かったと思えるんですよね。

-最後にこれから留学を考えている方にアドバイスをお願いします。

金沢 今は留学に関する情報も沢山あって、気軽に海外にも行けて、逆に海外から日本に先生もいらして講習も受けやすい環境なので、皆さん、よりスマートに選択されて留学なさる方が多いと思うんです。でも例えば、留学先で希望の学校に入れなかったり、卒業できなかったり、希望の先生につけなかったり、ついてもレッスンをあまりしてくれない、という予想できないことが起きる場合もあります。はっきりしたプランがあるのは結構だと思いますが、そういう壁にぶつかってしまったときに、臨機応変に対応して、プランと違っても大丈夫、という気持ちを持ってほしいです。自分の希望や目標を大局的に見ることが大事だと思います。そういう時に、しっかり自分と向き合って、考えて悩み抜くということがいい経験になって、人間が生きのびていく力というのが養われていくと思います。一人で悩むだけじゃなくて、助けを求めることも力のひとつだと思いますし、恥ずかしがらないで、めげないで、予定と違ってもいいんだ、と。

-なるほど。

金沢 それから、留学というのは、一時的な講習会と違って、そこに住んで生活をするということなので、現地で出会う人達とのコミュニケーションするということを大切にしてほしいと思います。私自身、日本を離れて久しいですが、日本人というのはコミュニケーションに対して、気を回すことが上手だけど、その反面、依存心が強い気がします。空気を読む、というのは本当に日本人らしい表現で、空気は読めないものなんですよ(笑)。やはり、わかってもらえない時はわかってもらえないような表現しかしていない、ということなので、そういう責任感を持って、コミュニケーションをとってほしいと思います。それは、語学力の有無ではなくて、伝えたい意思があるのかが、重要だと思います。心から語りかければ、イスラエルでもフランスでもどこの国に行っても返ってくるものはあるし、人と繋がる喜びというのはあります。自分がそこに一時的に留学をして、何かを学んで帰る、与えてもらう側だけだというのではなく、自分も何かを与えられる存在で、きちんと交流ができるという認識をもって留学をしてほしいなと思います。

Image-ありがとうございます。最後に、成功の秘訣があれば、教えていただけますでしょうか。

金沢 偉そうにいうほど成功していませんが(笑)、失敗の連続で覚えたことをお話させて頂きますね。音楽を職業にしている方というのは、音楽大学やアカデミーを卒業した方が多いと思います。そういう学校を出て、スムーズにキャリアが築けるのが、いいに越したことはないと思いますが、そうでなかった場合、知恵を絞って、自分なりのクリエイティブな戦略を持ちかけるくらいの姿勢でいなければ、何も起こらないと思います。私も若い頃は依存心が強くて、きちんと弾けていればいいことがあるんじゃないかと夢見ていたのですが、ある程度戦略を持って、アグレッシブに仕掛けていかないとダメだと思います。具体的に言うと、コンクール、コンクール……というと嫌かもしれませんが、やはりコンクールで採った賞をマスコミ伝えて話題を作ったり、あまり使われていないホールを見つけて、市町村の人にかけあって、自分の巣にしてしまう、とかね(笑)。

-えー! それは、金沢さんがされたことですか?

金沢 そうですね(笑)。イスラエルで。そうやって、自分の場所を作って、そこに知り合いの演奏家を呼ぶ。そうすると、向こうも貸しがあるということで、今度は彼の巣に呼んでくれる。そうやって、自分で知恵を絞って、どんどん発言権を身につける。自分でアピールして、売り込むのっていい気持ちはしないし、難しいことだとは思いますが、出しゃばらずエレガントな線を守りながら、謙遜もせず、自分の幅を広げていく。それからチャンスというのは、自分が準備万端に用意できたときに転がってくるものではなくて、いつ転がっているかわからないものだから、そういう時にいつでもぱっと心を開けるようにしておくのが大事だと思います。一期一会という言葉もありますし、そこでもじもじしていたら、本当にもったいないんですよ。

-本当にそうですよね。

金沢 そうやって、人と繋がりができて、依頼があったら、まずイエスと答えるようにしています。交渉などは彼がすることが多いので、彼の対応を見て学ぶことも多いんです。私はどうしても日本人的なんですよね。例えば、「6月にこういう曲を演奏してほしい」という依頼を受けると、その時期はあのコンサートも入っていたから手が回らないんじゃないか、とか、二股になってしまうんじゃないか、とか考えてしまって、「少し考えさせてください」と答えるのが誠実である、と思ってしまうんですよ。でも、そうではなくて、まずは、イエス。やりたいということを伝えるのが大事なんですね。その後で、曲は変えられるか、とか、日程の相談をすればいいんです(笑)。厳しい世界なのでハッタリでもいいから、まずは、熱意を伝えていくことが大事なんですよ。

-なるほど。

金沢 あとは、そうやって行動していても、断られ続けることもあります。でもそれは、あまり個人的に否定されていると考えずに、とにかく続けていくということが大切なのではないかと思います。失敗から学んだ事ですが、少しでも皆さんの参考になればいいな、と思います。

-はい。本当に今日は貴重なお話をありがとうございました。

金沢 こちらこそ、どうもありがとうございました。

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金沢多美さんの最新情報や演奏は下記ページからご覧になれます。
デュオのサイト:http://www.kanazawa-admony.com
youtube(演奏):http://www.youtube.com/user/admony
ナクソスのアルバム:http://ml.naxos.jp/album/8.570736

東京で金沢さんのデュオリサイタルが開催されます!
世界で活躍するデュオのコンサートに足を運んでみてはいかがでしょうか?

◆デュオ・アドモニー リサイタル◆

金沢多美 & ユヴァル・アドモニー
2台ピアノによるリスト交響詩 ~人間性のドラマを奏でる~
「オルフェウス」「理想」「前奏曲」「マゼッパ」
10月26日(月)19:00 開演 東京文化会館小ホール
一般 ¥4000(全自由席) / シニア・学生 ¥3000
チケット取り扱い: 
• チケットぴあ 0570-02-9999( Pコード331-570)
• 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ) www.piano.or.jp/concert/support
• 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
• IVSテレビ制作 03-5261-9545 (12:00~19:00土日・祝日を除く)
後援: イスラエル大使館/ (社) 全日本ピアノ指導者協会/ ナクソス・ジャパン(株)
助成: 財団法人日本室内楽振興財団
お問い合わせ: IVSテレビ制作


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