T.Aさん/ヨーロッパサマーアカデミー

山形大学地域教育文化学部地域教育文化学科音楽芸術コース4年生。 -まず簡単な自己紹介とこれまでの略歴を教えていただけますか? T.Aさん:私は6歳からピアノを始めて、自分としては別にピアノをやりたいとか全然考えていなくて、アパートに住んでいたとき、違う階の子がバレエをやっていたので、クラシックバレエも見に行ったこともあって。 それで、バレエいいなと思っていたり、テレビで見た和楽器のお琴もカッコイイと思って、やりたいなと思っていたんですけど、両親は小さい頃からピアノをさせたかったみたいで、ずっと先生は探していたみたいなんですけど、近所で知っている人も全然いなかったんです。 探し続けていて、幼稚園の年長のときに担任の先生が、自分の知り合いにピアノの先生いるよ、ということで紹介してもらったんです。ピアノをやってみない?と言われて、全然反発しなかったので、じゃあいいよと言ってピアノに行きました。 自分の同級生のお母さんでもあったんですけど、そういうつながりもあってピアノを始めることになりました。 両親としては、長く続けさせるつもりはなくて、簡単に特技として、ずっと長く続けられる趣味とか、ピアノを弾けると合唱コンクールとか、小学校にも上がったときにも活躍できるかな、ぐらいに考えていたみたいです。 ずっと大人になるまで続けさせようとは思っていなかったみたいです。 でも、習った先生のつながりで、ピアノの先生たちの小さなグループがあって、そこで2カ月に1回東京からピアニストの先生を呼んで、レッスンを定期的にやっているから、そこに入ってみない?と言われてました。 その先生もその会に入会したばかりだったみたいで、自分の教室からもいっぱい生徒を出したいということで、全然弾けない始めたばかりだったんですけど、ちょっと受けるだけでも、みたいな感じで。 両親としてもそんなに本格的にさせるつもりでもなかったので、すごい先生に習える機会だし、15分の無料体験レッスンだから、思い出作りに受けさせてみようか、ということで受けることになりました。 その先生が、この子、今年度の最後の演奏会出られるんじゃない?ということを言われて、こっちとしても逆らえないというか、すごい先生に言われたから従うしかない、といった感じで、親も断れなくて、そこからの縁でピアノを続けることになりました。で、その先生は今年亡くなられてしまったんですが、今まで続けて、その門下生の方も全国にいらっしゃるんですけど、その方ともつながりができて、今も長くピアノに携わっている感じです -今まで海外の講習会には参加されたことはございましたか? T.Aさん:1回もないです。 -ヨーロッパサマーアカデミーに参加しようと思ったきっかけは何かあったんですか? T.Aさん:とりあえず海外に出て勉強するのが一番いい、というのは先生からも言われていたので、向こうに行ってみたいというのがまず一つだったんですけど、漠然と、ドイツかな、というところもあって、今回のサマーアカデミーがドイツだったので、決め手になったかなという感じです。 -今回シェプス先生のクラスだったかと思うんですけど、参加者はどれぐらいいらっしゃいましたか? T.Aさん:4回レッスンがあって、その4回を受けていたのが5人で、あとは違う先生と掛け持ちで、というのが4人ぐらいいたので、計9人ぐらいでした。 -何人の人がいらっしゃいましたか? T.Aさん:日本人が私を含めて3人で、韓国、中国系の方が2人であとは掛け持ちしていたのが日本人2人と、アジア系の方が、兄弟だと思うんですけど、ご家族で2人ぐらい受けられていました。 -講習会の全体のスケジュールはどんな感じでしたか? T.Aさん:レッスンに関しては4回先生の都合で入れられて、結構等間隔で受けることが出来ました。 最後の終わる3、4日前にクラスコンサートがあって、そこで全員演奏するというかたちでした。 あと最後は、ずっとクラスコンサートを、ほかのいろんな楽器のクラスとかも朝から詰められていて、演奏会聞き放題でした。 夜は、1日2日以外ずっと教授コンサートみたいなものがありました。 -参加者のレベル的にはどうでしたか? T.Aさん:すごく高かったです。 私は全然ノウハウがわからないで行ったので、自分の練習している曲をとりあえず見ていただこうという感じで持っていきました。 ほかの方は、受け方がわかっているというかしっかり準備されていました。 曲もたくさん持っていって、その曲を全部暗譜して、1曲コンサートで弾けるぐらいの完成度で持っていかれている方がほとんどでした。 なので、想像よりはるかにレベルは高かったです。 -先生はどうでしたか? T.Aさん:直接的におっしゃる方、と言うのは通訳の方も言っていて、伝え方、ちょっと困るんだけど、っていう。 でも、言ったことをそのまま言おうと思っているから、ということで、大丈夫?と言われたんですけど、私ははっきり言ってもらったほうがよかったので、全部そのまま伝えてもらいました。 言っていることはきついのかもしれないんですけど、音楽的なこととか、基本的な弾き方とか、先生はロシアの方なので、ロシアのメソッドはこうやっているんだよ、ということも教えてくださったりしました。 指の使い方とか、そういう基本的なところから歌い方まで幅広くレッスンしていただきました。 あと話もユーモアたっぷりにしゃべってくださったので、最初は緊張していたんですけど、でもすごく勉強になったと思います。 -先生方の演奏会は聴いてみてどうでしたか? T.Aさん:ピアノでもいろんなタイプの、決まった弾き方じゃなくて、それぞれの色がはっきりわかって、タイプの違う演奏を毎日楽しめた感じがしました。 -レッスン以外の時間はどのように過ごされましたか? T.Aさん:はい。散歩したり、ライプツィヒが行ける範囲だったのでそこへ2回ぐらい行って、バッハハウスとかメンデルスゾーンの家とか、トーマス教会の範囲を歩いてみたり、観光みたいな感じでしていました。 穏やかというか、ハレーよりは都会だな、という感じはしたんですけど、そんなに危ないというか、そういう都会感ではなくて、穏やかで住みやすそうだというのはすごく感じました。 -町の人とのコミュニケーション、買い物をしたりするのも英語でしたか? T.Aさん:そうですね。どちらかというと。 -旧東側って英語がなかなか通じないところもありますよね。 T.Aさん:そうですね。なのでハレーは、レストランに行ったとき、私じゃない方がやってくださったんですけど、英語大丈夫ですか?って言ったら、わからないんだよね、みたいな感じで。 でも一生懸命コミュニケーションしようと向こうも頑張ってくれて、温かいところもあるなと思ったんですけど、言葉はやっぱり難しいなと思いました。 -お食事とかは一緒に受けている方と行かれたのですか? T.Aさん:そうですね。あとはパン屋さんのパンを食べました。 そっちのほうが多かったんですけど、演奏会早く終わったから、ビールでも飲んでいこうか、みたいな感じでレストラン入ったり、そういうのもありました。 -パンやレストランでこんなのおいしかったな、というのはあったりしますか?逆に、口に合わなかったな、とか。 T.Aさん:意外に食事は、あれ?というのはなくて、全部おいしいなと感じました。 レストランで食べたピザはすごくおいしくて、それも種類がいっぱいありました。 最後の日に日本人だけで打ち上げしようか、みたいな感じで行ったところで、みんなでピザ頼んだんですけど、どれもおいしそうで、自分が食べたものもすごくおいしかったです。 ドイツはピザのイメージはなかったんですけど、そういう食事もおいしいなと思いました。 -講習会の中で練習はどうされてましたか? T.Aさん:練習室を5人で1部屋という感じで振り分けられていました。 朝10時から夕方7時まで、毎日1人2時間ずつ時間をとって交代で練習していました。 -雰囲気的には日本の練習室とはあまり変わらない感じですか? T.Aさん:もっといいピアノが置いてあるのかなと思ったら、結構調律もあまりなっていないというか、ひどいと言ったらあれなんですけど、そんな感じでした。 部屋も暑くて、日本みたいにエアコンがあるわけでもなくて、窓も開けてはいけないと書いてあって、なのですごくこもって暑かったです。 2時間ずっと弾いているとモンモンとしてくるぐらいの暑さのときもありました。 涼しいときはちょうどいいんですけど、気温が高いときは大変でした。 -ホテルはいかがでしたか? T.Aさん:ホテルはすごくよかったです。きれいだし、すごくスペースも広くて、よかったです。 -暑かったり寒かったりはしませんでしたか? T.Aさん:それは大丈夫でした。ちょっと暑いなと思ったこともあったんですけど、でもそんなにいられないというぐらいの感じではなくて。 -クーラーはないですよね? T.Aさん:なかったです。 -ここ最近ヨーロッパがどんどん暑くなっていて、どうしても暑いなというのもあって、クーラーないんですけど大丈夫ですか?というような話もするんですけど、やっぱり暑いですよね。 T.Aさん:これから数年後はもっと暑いのかな、とも思ったりしました。 -そうするとクーラー入れるようにもなってくるのかもしれないですね。扇風機はありましたか? T.Aさん:扇風機はなかったです。手持ちの扇風機も持ってこようかなと思ったんですけど、コンセントがどうとか考えたら持ってこれなく。 持ってきている子はいたんですけど、携帯に挿してできるものとか、そういうのがあると便利だなと思いました。 -そこまで暑いですか。 T.Aさん:外出るとなおさら暑いな、ということもありました。 なので、小型の扇風機でもあると快適かもしれないです。 -日本の暑さと違って、湿度がなくて、日差しが強いという感じですかね。 T.Aさん:日差しは強かったです。 -朝夕はどうでしたか? T.Aさん:朝夕は涼しかったです。日中だけ暑くて。 -夜とか普通にお友達と歩いていても、そんなに不安な感じではないですか? T.Aさん:そうですね。でも日本ではないので、そういう怖さはありました。 でも特に、何か暴れているとかそういうのはなかったので、そういうところは安心だったかなと思います。 -講習会のスタッフの対応は大丈夫でしたか? T.Aさん:それはすごくよかったです。 英語なので緊張はするんですけど、それでも一生懸命説明してくれて、最終日のときも、ホテルにほとんどの方がいらっしゃったので、私が出る時間に2人の方が出てきてくださっていて、バイバイ、みたいな感じで送り出してくださりました。 それが最後まで見守ってもらえているんだという安心感があって、すごくよかったです。 -ホテルで洗濯機はありましたか? T.Aさん:洗濯機はなかったので、普通に手洗いしました。 ほかの子は、学校の近くにコインランドリー見つけて、旅に慣れている子だったので、そういうのを探しているみたいで。でも私は探すのも面倒くさいなと思ったので、手洗いにしました。 -宿泊先から講習会場はどう移動されていましたか? T.Aさん:トラムに乗って、最寄りから降りて、少し歩いていきました。 -すぐわかりました? T.Aさん:いただいた資料の写真を頼りに行ったので、目印見つけて行きました。 でも中に入るまでが難しかったです。 大学の中の受付にたどり着くのがなかなかできなくて、二つの棟の違うほうへ入ったりして迷って、いろんな方に教えていただいてなんかとか見つけました。 -留学中に困ったことはありましたか? T.Aさん:特になかったですね。 行って、ホテルからフリーチケットみたいなものをもらったんですけど、その使い方が最初困って、聞いて、教えていただきました。 あとトラムの乗り方も、方面しか書いてなくて、結構難しいなというのはあって、最初は困ったかもしれないです。 -今回留学された中で、すごくよかったと思う瞬間はありましたか? T.Aさん:飛行機を降りたときから全然違う空気で、それだけでもすごい刺激になりました。 違う国に来て、自分1人でなんとかたどり着かなきゃいけないということで、あまり日本ではそういうことを感じられなかったのです。 違う国に行って聞きなれない言葉とか聞いて、違う生活の仕方を感じられたことが、一番自分の中ではよかったなと思います。 -音楽的な部分に関して、先生の教え方が違うなとか、何か感じたことはありましたか? T.Aさん:私の先生はずっとドイツにいらっしゃった方で、弾き方で、鍵盤を叩かないように、ということはその先生からずっと言われていて。 私はそれを意識して弾いていたつもりだったんですけど、だんだん癖が出てきたのかもしれなくて、それをまたシェプス先生にも言われました。 日本は技術的に大きい音を出すとか、指を上げて、とか、いろんな方が弾いているのを見ていると感じることもあるんですけど、そうじゃなくて、鍵盤に手を置いて、というか、叩かないということを言われるのは海外の特徴なのかな、というのを改めて感じた気がします。 -町に関しては、日本と違うと感じたことはありましたか? T.Aさん:休日がとにかく休日だなっていう感じがしました。 日本だったら、まだお店開いているよね、みたいな時間に、入っちゃダメです、みたいな感じで、8時ぐらいに閉める準備というか、完全に閉まっているところもあって。 こっちよりも夜は長いというか、あまり暗くならないので、夜という感じはしないんですけど、お店は全部閉まって、日本よりも休む時間が長いなというのは感じました。 -今後短期留学や長期留学もそうかもしれないですけど、留学したいなと思っている方に対して、何かアドバイスがあれば。 T.Aさん:言葉ですね。私は何とかなるかなと思って行ったんですけど、言葉を聞き慣れてないというのが一番大きくて。 英語もドイツ語に聞こえるというか、全然最初は訳がわからなくなって。それが一番の不安の原因だったというのがあったので、話せなくても、理解できなくても、ちょっと単語を入れておくとか、ひたすら聞いて耳だけ慣らしておくとか、向こうの言葉に慣れておいたほうがいいかな、というのはすごく感じました。 -ちょっとしたことでも、100パーセントじゃなくても、何となくわかっているのとわかっていないのでは過ごし方も変わってきますよね。 T.Aさん:一緒に行かれた大人の方は、行く3カ月前から携帯のラジコでドイツ語を毎日聞いて、英語も毎日10分とかやっていたので、毎日欠かさず聞くようにしていて。 聞いているときは、こんなの絶対出てこないよ、と思っていたけど、行ってみたらすごく話せるというか、簡単な会話はすらすら出てきて、活用して、コミュニケーションとられていて、行ってみると出るもんだね、とおっしゃっていたので、それだけでもかなり違ったらしくて。 なので、言葉はそういうふうにやっておくといいかなと思いました。 -今後のT.Aさんの活動で、どういうふうにやっていきたいというのがありましたら教えていただけますか? T.Aさん:本当は今年で大学卒業するので、今回をきっかけに海外に留学したいというのは漠然と考えていたんですけど、行ってみて、言葉の面だったり、向こうに留学してから語学学校に行くというのは聞いたことがあるんですけど、私の場合は、それよりも気持ち的にいろいろ準備してからじゃないとダメだな、というのは行ってみてすごく感じました。 1年ぐらいしっかり自分で考えて、いろんなセミナーとか、日本で開かれるのも含めいろいろ見てみて、ゆっくり考えようかなとは思っています。 -いずれは、1年、2年ぐらいのスパンで現地で生活してみたいな、という感じですかね。 T.Aさん:それは頭にありますね。 -本日は貴重なご意見ありがとうございました。

平田千明さん/王立ノーザン音楽大学

洗足学園音楽大学を卒業後、イギリスの王立ノーザン音楽大学へ進学しました。 トランペットをジョン・ミラー氏、コルネットをリチャード・マーシャル氏に師事しました。 現地では、Brighouse and Rastrick Bandに入団し、その他にもBlack Dyke Band、Grimethorpe Colliery Band等で演奏しました。 -まず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えてください。留学する前までの音楽の経験は? 何歳からなさっていましたか? 平田さん:地元岡山県の音楽科のある高校を卒業し、洗足学園音楽大学に進学しました。トランペットは中学校の部活動をきっかけに始め、コルネットは大学生になってから始めました。 -留学したきっかけを教えてください。 平田さん:大学で「ブリティッシュ・ブラス」という授業があり、そこで初めて英国式金管バンド(ブラスバンド)に出会い、夢中になりました! -どうやって現在の学校を選びましたか?現在の学校に決まるまでのいきさつを教えてください。また。決め手になった点はなんでしょうか? 平田さん:私はブラスバンドを勉強したかったのでイギリスのロンドンではなく盛んな地域であるマンチェスター行きを希望していました。洗足学園のブリティッシュ・ブラスの授業で毎回指揮を振って下さっていたイギリス人の先生に紹介され、調べてみたところ前から習いたい先生も在籍していたので王立北音楽院に決めました。 -どのような試験・出願書類が必要でしたか?何か書き方のコツはあるのでしょうか? また、試験の思い出、苦労話などありましたら、教えてください。 平田さん:私の学校は留学生がとても多い学校なので演奏はビデオ審査でも大丈夫でした。その他にもA4用紙2,3枚程度の論文も提出しました。なんといっても苦労したのは語学のIELTS試験です。何度か試験を受け、ようやく目標スコアに到達したときは嬉しかったです。 -手続きで苦労した点はなにかありますか? 平田さん:やはりビザ獲得のための書類集めです。銀行口座の証明や戸籍謄本などを翻訳もしてもらわないといけなく、思ったよりも時間がかかったので余裕を持って準備しておいて本当によかったなと思いました。 -留学準備はどのくらい前から始めましたか?   平田さん:大学を卒業して1年間アルバイトをしながら準備をしていました。 -学費はどう捻出しましたか?   平田さん:両親にお願いしたのと、合格時に大学から奨学金が出ました。 -語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか?   平田さん:イギリス英語専門の教室に通ったり、インターネットのSkypeレッスンも利用しました。私は現地で大学が開催している語学スクールに通いましたが、日本で勉強していたのと現地で話すのは全く違ったので不安があればぜひ語学学校にも行った方がより理解度が増すと思います。 -学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか?   平田さん:国際色豊かな学校です。いろいろな国の友達が出来ました。学校自体が1つのビルになっているので、コンサートホールで演奏会が終わった後、すぐ隣にある食堂兼バーでみんなでおしゃべりをしたりしました。 -日本人はどのくらいいますか? 平田さん:5.6人程度です。たまに現地の日本人とのハーフの子にも出会います。日本語が喋れるかは個人差が大きくあります。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください 平田さん:日本よりも全員が対等に会話できます。また、各科でのクラスが頻繁に開かれており、誰かの前で演奏する機会がとても多かったです。 -学校の授業はどのように進められますか?日本でしっかりやっておいたほうがいい勉強などありましたら、教えてください。 平田さん:基本的に教室に集まって先生の講義を聞いたり個人レッスンがあったりと日本とあまり変わらないと思います。ただ、各国で音楽用語、記号の良い方が違うので、これは勉強していった方が良いと思います。 -先生はどうやって探しましたか?  平田さん:コルネットで世界的に有名な先生をもともと知っていたので、その方にお願いしました。 -日ごろ練習はどのようにしていますか? 平田さん:ネット予約制の学校の練習室と寮の自室で練習していました。 -学外でのセッション、コンサートなどは行われますか? 平田さん:学校の授業関係でもたまに学外コンサートなどがありますが、私は現地のバンドに所属していたので学外での活動がとても濃密でした。イギリスはブラスバンド発祥の地でコンテストや演奏会もいたるところで開催されています。基本的に平日の月木の夜に友達の車に何人かで乗り合わせてリハーサルに行き、休日のどちらかには必ずコンサートがありました。実際に現地のたくさんのトップバンドで演奏させてもらう機会も何度もあり、とてもいい経験になりました。 -1日の大体のスケジュールを教えてください 平田さん:午前中の講義の前に朝食、事務作業などをすませて講義に行っていました。午後はレッスン、合奏授業があり、バンドのリハーサル日なら18時頃に集合して車でリハーサル室に行っていました。リハーサル日は基本23時がえりだったので、毎日充実していました。 -現地の音楽業界へのツテはできますか? 平田さん:基本的に最初は習っている先生のご紹介が多いと思います。そこから出会った演奏者からまた演奏の機会を頂いたり、学校開催のマスタークラスにて他の国の先生とも知り合うことが出来ると思います。 -周囲の人の学習態度に関しては、日本とどう違いますか?例えばどのような点が違うと思いますか? 平田さん:先輩後輩が無いからこそ、学生同士で多くの情報が共有できると思います。また、先生から質問された時に、自分の意見をはっきり言える生徒が多いなという印象を受けました。 -授業以外はどのように過ごされていますか? 平田さん:次のリハーサル、コンサートに向けて練習したり、気分転換をしたいときは街の中心部に行ってショッピングをしたりしていました。また、マンチェスターは日本食レストランもあまりないので、現地のスーパーで手に入れられる食材でいかに日本食に近づけられるか研究したりしていました。 -日本人以外の人たちと付き合うコツはありますか? 平田さん:とにかくたくさん話しかける事だと思います。共通の話題を見つけたときはけっこう盛り上がります! -宿泊先はどのようにみつけましたか? 平田さん:学校が紹介している演奏可能な学生寮に住んでいました。 - 生活費はだいたい1か月いくらぐらいかかりますか? 平田さん:家賃(9万円程)を入れると約14万円程です。 -留学してよかったと思える瞬間は? 平田さん:ブラスバンドではバンドの在籍している地域でのチャリティーコンサートがよくあるのですが、終演後に感想を言いに来てくれる事が多く、とてもうれしかったです。 -留学して自分が変わった、成長したというところはありますか?例えばどんなことですか? 平田さん:音楽的な成長もそうですが、内面的にも自分の意見がしっかり言えるようになった、人見知りしなくなったなどです。 -今後はどのような進路を考えていますか? 平田さん:現在、アンドビジョンでカウンセラーとして働いています! -これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありましたら、お願いします。 平田さん:留学する事で確実に音楽に対する考え方、人生観が変わると思います。やはり語学!しっかり準備していくほど濃密な時間が過ごせます。頑張ってください!

K.Mさん/パリ国立高等音楽院

-まず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えてください。留学する前までの音楽の経験は? 何歳からなさっていましたか? K.Mさん:クラシック音楽好きの母に薦められ五歳の時にヴァイオリンを始めました。小学生くらいの時に桐朋学園の子供の為の音楽教室に入室し、高校大学と桐朋学園に進学し音楽を学びました。 -留学したきっかけを教えてください。 K.Mさん:高校生くらいの時からアスペン音楽祭やヨーロッパの夏期講習等に参加し始め日本以外の国で音楽を学びたいという気持ちが大きくなっていきました。そして大学二年生の時にフランスの夏期講習で出会った先生に感銘を受けて留学を決意しました。 -どうやって現在の学校を選びましたか?現在の学校に決まるまでのいきさつを教えてください。また決め手になった点はなんでしょうか? K.Mさん:自分の習いたかった先生がいた学校を選びました。また国立校でしたので授業費がないのも大きかったです。あとは受験の倍率が厳しい事を知っていたので潔く腹をくくる事ができました。 -どのような試験・出願書類が必要でしたか?何か書き方のコツはあるのでしょうか?また、試験の思い出、苦労話などありましたら、教えてください。 K.Mさん:試験は20分のフリープログラムと試験日3週間前に出される課題曲が一曲でした。あと、試験後に試験管数人と面接がありました。出願書類は申込み用紙の他に個人情報や今までの学歴や語学証明書を送ったと思います。試験当日は朝早くに呼び出されて弾くまでに数時間待ち、弾いた後にも面接まで待たされ終わったのが夕方でした。途中で抜けられなくてとてもお腹がすいて辛かったです。 -手続きで苦労した点はなにかありますか? K.Mさん:試験の手続きはさほど苦労しなかったのですが、受かった後のビザや現地での諸々の契約などがとても大変でした。 -留学準備はどのくらい前から始めましたか? K.Mさん:受験の半年くらい前だったと思いますが書類を送って試験曲の練習をしていただけだったので事前準備はあまり必要ありませんでした。 -学費はどう捻出しましたか? K.Mさん:両親がだしてくれた他、外部組織から奨学金を頂く事ができたのでそちらでまかないました。あとフランスでは住居手当を申請できるのでそちらも利用しました。 -語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? K.Mさん:大学の授業で二年間勉強しただけで行ったので最初は全く通用しませんでした。語学学校に行く余裕があれば行った方がいいかなと思います。出来て困る事は絶対にないです。 -学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか? K.Mさん:競争の激しい学校でしたが日本人も多く在籍しているので、お互い助け合いつつ楽しい雰囲気でした。学校の特長としては個々の活動が充実している他、現代音楽が特に進んでいます。学校の隣がパリ管弦楽団の本拠地なのでコンサートにもすぐ行けます。 -日本人はどのくらいいますか? K.Mさん:年によりますが学年に10人前後だと思います。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 K.Mさん:一番違って嫌だったのは日曜日になるとほとんどのお店が営業しない事。営業時間の30分前になるとスーパー等でも入店拒否されることです。一番良いなと思うのは多様性や個人の意見を重視したり、主張できることです。 -学校の授業はどのように進められますか?日本でしっかりやっておいたほうがいい勉強などありましたら、教えてください。 K.Mさん:日本のように黒板に書いたりという授業は少なく、ほぼ口頭で進められるので語学を固めて行った方がいいです。 -先生はどうやって探しましたか? K.Mさん:特に探そうという事もなく、たまたま行った講習会で出会った先生に惚れ込んでしまいました。 -日ごろ練習はどのようにしていますか? K.Mさん:まず音階などの基礎をしっかりやってからバッハをはじめとするソロの曲を練習します。後は緊急性に応じて室内楽のものを進めています。 -学外でのセッション、コンサートなどは行われますか? K.Mさん:ヨーロッパでは教会でのコンサートも数多いので演奏のチャンスは格段に多いです。 -1日の大体のスケジュールを教えてください K.Mさん:だいたい授業前に基礎練習を行い、その日ごとのレッスンや授業や合わせをして、残り時間や合間にも練習しています。夜に時間があればコンサートを聴きに行ったり、友達と出掛けたりする日もあります。 -現地の音楽業界へのツテはできますか? K.Mさん:自分から行動しないと中々難しい所です。あとはもうご縁ですね。 -周囲の人の学習態度に関しては、日本とどう違いますか?例えばどのような点が違うと思いますか?(例:アメリカなどだと、生徒と先生が対等で意見を交換し合うので、積極氏が重視されるなどがあります) K.Mさん:フランスでもアメリカの様に自分の意見を言うし求められる事が多いです。自分から主張する事がとても大切です。何も言わないと空気のようになってしまいます。 -授業以外はどのように過ごされていますか? K.Mさん:学校では基本的に練習していますが休みの日は他の学校の友達と出掛けたり演奏会に行く事が多いです。 -日本人以外の人たちと付き合うコツはありますか? K.Mさん:あまり尻込みせず話しかける事が大事だと思います。あとは多少のルーズさには目をつぶることですかね。 -宿泊先はどのようにみつけましたか? K.Mさん:フランスの日本語新聞社のOVNIのホームページの物件情報で探して写真を見て決めました。 -生活費はだいたい1か月いくらぐらいかかりますか? K.Mさん:だいたい900?くらいです -留学してよかったと思える瞬間は? K.Mさん:演奏させてもらえる機会が多い事や聴きにきてくれる人が多くて、演奏後にも知らない方から良かったよと声をかけてもらえる瞬間にとても充足感を感じます。 -留学して自分が変わった、成長したというところはありますか?例えばどんなことですか? K.Mさん:留学前は自分では何もできなかったし自主的に行動を起こすのが苦手だったのですが、留学してからは全て自分でやる事になり、自己主張できるようになりました。 -今後はどのような進路を考えていますか? K.Mさん:今までの経験をいかして演奏家として活動していきたいと思っています -これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありましたら、お願いします。 K.Mさん:準備はいくらしていっても足りないものですがあまり心配せず飛び込んだ方がいいと思います。限られた時間を有効に使えるように意欲的に行動する事が大切だと思います -ご協力ありがとうございました。

小笠原 智子さん/フライブルグ音楽大学/ピアノ科専任常勤講師

東京出身の小笠原氏は、東京芸術大学を卒業後にドイツに留学。ベルリン芸術大学、フライブルク音楽大学にて学び、在学中に全ドイツ音楽大学コンクールで優勝を果たします。演奏家国家資格を取得し、両校を首席で卒業すると、数々の国際コンクールで入賞。レパートリーはバロックから現代まで幅広く、ウィーン古典派、ロマン派、印象派、近代曲を中心に定期的にリサイタルを開催。また、ソリストとして名門オーケストラと共演し、そのキャリアを積み上げてきました。モーツァルト生誕250年記念祭では、ドイツ各都市でピアノソナタ全曲演奏会を開催し、耳の肥えた聴衆を魅了しました。フランスの新聞は、「ドイツ的厳格さにも関わらず、無重力とも言える軽々とした演奏は、モーツァルトそのもの」と絶賛。技術だけでなく、音楽の本質を探求し、それを演奏に反映させるピアニストとして、音楽界で高く評価されています。教育者としてもドイツ・フライブルク音楽大学で教鞭をとり、豊富な経験を持ち、多くのコンクール入賞者を輩出。子どもから高齢者まで、ひとりひとりのモチベーションを高め、能力と個性を最大限に引き出す、包括的なアプローチに定評があります。国際室内楽コンクールも審査員も務める同氏は、日本でも音高、音大生、受験生、留学希望者やコンクールの準備を対象にレッスンを行っています。 -まず簡単にプロフィールを教えていただいてもよろしいでしょうか? 小笠原様: ドイツ留学生活: 私は芸大ピアノ科で辛島輝治先生に師事し学部を卒業しました。その時点でとにかく外国に出たいと思っていたのですが、今のようなインターネットなどの情報網がなかった当時は全く雲をつかむようでした。偶然に先輩の方が一人ベルリンにいらしたのでその方を頼り、テープをゲオルグ∙サヴァ氏、〜85歳の今でも現役で教えていらっしゃいます〜 に送り、入試で取っていただけたのが私の人生の分岐点となりました。 ベルリンでの音楽学生生活は国際的で刺激があり本当に素晴らしかったです。 2年の間、サヴァ先生には毎週2回のインテンシヴなレッスンの他、すべてをサポートしていただき感謝にたえません。そして毎晩超一流の音楽家のコンサートに格安で通い詰め、(ベルリンフィルも当時500円、オペラも1000円)それで耳がすごく肥えました。最高に幸せでした!やっぱり本場との違いはそこですね。西欧クラシックの正統な趣味、センスは最高のものをじっくり味合わないと体得できないと実感しました。 ところが2年後にベルリン芸術大学を卒業したときに、これで日本に帰ったらせっかく見えてきた道がまたわからなくなってしまうというのではという危惧に悩まされ、迷いました。 その時ベルリンとスイスのマスタークラスでジョルジュ∙シェボック氏にお会いしたのが私の音楽人生に決定的な影響を与えたと言えます。どうやったらあんな吸い込まれるような音!が魔法のように簡単に鳴らせるのか?あの当時、先生はアメリカ、ブルーミントンの教授でしたが、しょっちゅうヨーロッパに来て演奏、教育活動、またこれからフライブルグ音大の客員もなさるというところでした。先生にも ” 君、日本に今帰って何をするの?”と聞かれました。コストが高いアメリカに渡らずドイツ国内でシェボック先生のレッスンが定期的に受けられるというのは抵抗し難い魅力がありました。そこでドイツの音大の最高学位であるコンサート/ソリストExaminationを受けるべくフライブルグ音大に入学してVISAを確保し、ティボー∙ハザイ氏、シェボック氏の両先生に就くという大変贅沢な学生時代の最後の仕上げをさせていただいたのです。大都会ベルリンで思う存分外から吸収したものの消化しきれなかった、、、その後黒い森の懐に包まれた美しいフライブルグで自分ととことん向かい合うことができたのは試験やコンクール以上に貴重な期間でした。 偶然にも私がドイツでついた先生は3人ともルーマニア、ハンガリー系の方々です。東欧人はその人間性に西欧人とは別の独特な味があり、音楽的にもその抑揚と律動感は私の感性にピタッとくるものがありました。これも幸運のひとつでしょうか。 バンベルグ: この間に私は今の主人であるドイツ人チェリストと出会い卒業後、彼が入団し今はソロチェリストとなったバンベルグ交響楽団のあるドイツ屈指の古く美しい町バンベルグへ移りました。ただそこは当時の私にはあまりにも刺激がなさすぎ、これでは先へ進めないなと困っていた頃、フライブルグ音大のピアノ科の教員に空きが出きたからオーディションを受けたらどうかと当時副学長だったハザイ先生から連絡をいただき、運良くその職を得ることができたのです。 それ以来私のバンベルグとフライブルグの2重生活が今もずっと続いています。 東西ドイツ統一後、西ドイツ(西欧)の東の端っこだったバンベルグもドイツの中央に位置する交通の要となり、国際的に著名なオーケストラを有する南ドイツきっての美しく古い町として外国人観光客も多くなりました。私はそこの素晴らしいオーケストラのメンバー達と毎年楽しくドイツ内外での様々な室内楽のコンサートに出演させていただいています。 フライブルグ音大での仕事: フライブルグの音大はまずその教師陣の素晴らしさがドイツの他の音大に抜きん出ていると思います。各科の横の交流も活発で私自身ピアノ科のみならず特に音楽理論の同僚からインスピレーションを受けサポートされることがしばしばです。フライブルグはドイツの西南端、スイスとフランスの国境まで30分ほどのところに位置します。そのためフランス、スペイン、イタリア等からの留学生も多く、自然に恵まれた大学街の雰囲気はアカデミックながらもオープンで活気があり、ヨーロッパで最も人気がある音大の一つです。 私自身について言えば、これだけ長くドイツで演奏にも教える方にも深く関わってきてようやく!”自分”が教えたい、教えられると思ってきたことが熟してきた感じです。クラスも大きくなりレヴェルも上がり、大学の重要な運営組織に関わることも多く大変やりがいがあり満足しています。 現在西洋人と東洋人がほぼ半々に混じっているクラスを教えています。彼らの弾き方、感受性、音楽の捉え方に現れる国民性の違いを観察、比較しつつ教えるのは興味の尽きないクリエイティヴな仕事です。特に日本人についてはここは早くからしっかり教え込んであり素晴らしいなというところと、楽譜の読み方が甘く大事な点を見逃したままさらいこんでしまっていて勿体無いというところがはっきり見えてくるようになりました。 -具体的にはどういった感じですか? 小笠原様:日本人は右手でお箸を使っているせいなのかはわかりませんが、まず目立ったところ(大概右手が多い)、音が多く込み入っているところをさらい、それを技術的にパーフェクトに弾きこなすことに焦点を当てていることが多いようです。その上で旋律も歌い感情を入れて聴かせようとする。どの音もバリバリと聞こえはするのだけれど立体感が少なく中身がスカスカ抜けているように聞こえる場合がしばしばです。それは音楽の根底にある和声(特に伴奏形ー概して左手)をあまり聴いていない。すべての音には縦(和音)と横(旋律)の線が交わるところに独自の場所と方向性があり、それが和声と旋律との響き全体を決定するわけです。旋律の土台への意識が低いと立体感を損ない、バランスが悪くなり音楽全体が不安定になります。さらに各音の意味が不透明になり、響きが融合しにくくなります。それはフレーズの流れにも当然影響します。こう言うととても難しく聞こえますがわかってみるとああ、なんだというぐらい簡単明瞭なことです。呼吸も楽になり自然と弾き方にも無理がなくなるのですから。 また音楽自体が国際言語と言えますが、そうだとすると西洋の音楽を学ぼうとする日本人にとってネックになるのはまさに日本語です。日本語は抑揚が少なく平坦な言語ですよね。母音と子音の差を濁したまま話すこともよくあります。また文章構造も関係代名詞で次から次へと副文が重なる論理的ではあっても複雑で長〜いドイツ文!よりは簡潔で短いです。だから日本人が西欧のクラシックを弾くと自ずと平坦でこじんまりとしてしまう場合が多いのは当然かとも思います。そうなると先ほど述べた和声感の弱さと相まってフレーズの息が短くなり、和声の拍の取り方を誤解したり、旋律の歌い方も何か不自然になっているのに気がつかない。 また日本人は総して全体像を大きくつかむことがイマイチ苦手です。部分を切り離して細かいところから綿密に仕上げていくのは得意なのですが。でも音楽はパッチワークではないですから。細部にこだわりすぎ、全てを一辺倒に真面目に取り、それを頑張りでさらい込もうとすれば不必要な緊張を体に強いることになります。音も硬く伸びなくなり音楽の流れに乗りにくくなりますね。 日本人の演奏が概してそつなく綺麗にまとまっているが今ひとつインパクトに欠ける、眺望が狭いと向こうで思われがちなのは言語のギャップだけではなく、その辺のメンタリティの差もあるかと思います。 楽譜の読み方で言えば、譜面上記されていることは鍵盤に正確?に移せるけれど、書かれていない(西洋人の作曲家ー母国語ーから見れば書かなくて当たりまえ)ことが読み取れない。だからどうしてもそこでずれちゃったり、その辺りの音楽的文法の間違いを犯しがちなんですね。それがおかしいとはすぐにはわからない。でも私が比較して説明したり弾いてみるとどちらがいいかは即、納得がいくわけですから音楽的センスが足りないわけでは決してないのです。 私は日々ドイツ語ばかりに接しているのでこちらの本を読むように楽譜を読むことに慣れてしまっています。とはいえ日本語を忘れているわけではないので、、、例えば外人が意味は全くわからずに日本語の発音のみパーフェクトに真似して話したり歌うのを聞くと何か変だと思うでしょう?日本人の演奏を聞いていてこれと似たようなことを感じることがあるというわけです。 演奏のレベルがかなり高い場合を言っているのですが、特に間違ったことをしているのではないけれど、なんか足りない、変?と本人も何となく感じている場合が多い。でも何となくではまずいのです。また日本人が情感を大事にするのはいいのですが、この場合本人の感情とイメージだけで好き勝手に弾かれてはもっと困る。こぶしを利かせてここぞとばかりに歌いまわしたり、ひたすら自分に酔って弾いたりと。単に感情移入、歌い心といっても自然なクラシックのセンスから外れてしまっては話になりません。各作曲家の持っている凛とした独自の話し方、言語があるわけですから。これは絶対に無視できない。 同じドイツ人でもハイドンとベートーヴェンとでは、フランス人でもラヴェルとプーランクとでは随分違う。そういう意味で、私はフランス人やイタリア人やロシア人の学生を教えていると、ああ、母国語ではそういう感じでそういうふうに語るのね、なるほどと、こちらが学ぶ時もよくあるんです。フランス人がフランスものを弾くと、先程言ったような文法の間違いはまず犯さない、彼等は母国語で話しているわけだから。逆にドイツ人がブラームスを弾くとピアニスティックな問題は山積みであっても文法の間違いはそう簡単には犯さないんですね。 微妙なところなんですけども。その辺りが長年の経験と観察で明確になってきたので、そこを東洋人の方にお教えするのがヨーロッパと日本の間にいる私の役目だと思っています。 ただ日本から留学志望の方は語学の障壁、必要性を軽視して、ただ西洋に行って西洋人の(有名な)先生につけば何かが得られる、上手くなれると単純に夢見ている方がまだ多いように見受けられます。でもちょっと考えてみてください。ドイツ語、少なくとも英語で会話ができない留学生には教える側にも限界があり、そのためにある一定以上の突っ込んだレッスンは不可能になるのは当然だと思いませんか? 日本語を理解し、今まで申し上げてきたような日本人特有の問題点を考慮に入れてレッスンする西欧人の先生はまずいません。そしてドイツの音大でピアノ専攻科を教えている日本人は非常に少ないのが実状です。 もちろん本人の才能と知性、それまでの教育がすべての土台となります。今まで受けてきた教育や努力が間違っていたわけでは決してない、ただそこでまだ見えていなかったことに焦点を合わせ、私が間違いを直すというのではなく、根本から、または違った側面からのアプローチで(そこはじっくり日本語で)その疑問の解決に少しでも近づけたらと思っています。 -弊社のお客様でもフランスに行きたいという方とドイツ系に行きたいという方と、いろいろ分かれるので、その辺はドイツならではの特徴があったりしたら教えて下さい。 小笠原様:そうですね。ヨーロッパ人から見ると、日本人も中国人も韓国人も十把一からげなんです。こちらから言うと失礼な話ですが。でも日本人から見れば(昔は私もそうでしたが)西洋人は白人十把一絡げでどっこいどっこいですよね。 ところがゲルマン民族とラテン系民族の国民性は呆れるほど異なります。 ドイツ人は論理的思考を好み、自己主張が非常に強い。ですからとても討論好きでテレビのトークショーの多さ(料理番組ではなく)がそれを物語っています。そしてドイツの政治、外交手腕の巧みさにも表れています。自分の意見を相手に納得させるためには明確に話せないとダメ、黙っていれば意見を持っていないと誤解され、下手をすると無視されかねません。ドイツでは沈黙は断じて金ではありませんし、空気を読む?とか謙譲の美徳もまず通じません。適当に譲って丸く収めるというのは大の苦手、私から見ると柔軟性に欠けると思われることもしばしば。ですがお互いの意見をはっきりさせてこそ相手を理解し協調の為に不可欠な尊敬が生まれる。 ドイツは9カ国もの隣国に囲まれ、西欧と東欧の境で絶えず切磋琢磨されつつ、2度の世界大戦での最悪なダメージを克服し、現在では世界で最も信頼されている経済大国の一つで外交の要です。ラテン民族ほど明るくエレガントで軽やかとは言い難いし、融通はあまり利かないけれども素朴で強靭、徹底した論理的思考に裏付けられた行動力、持続力には驚嘆させられます。実際生活していて大した国だとつくづく感じます。そしてそれは文化、言語、芸術にも当然反映しているわけです。 私は子供の頃から西洋文学、特にドイツ文学が好きで読み漁っていましたし、クラシック音楽もドイツものに惹かれていました。やはりその辺りが、私がドイツに行きたいと思った最初の理由でしょうね。でも日本でいくら努力してピアノが上手くなれても、私程度の才能では実際に母国語を話しているところで生活しないとつかみきれない。私はそれを芸大に入る前からこのままだと肝心なところは目隠しされたままだろうとウスウス感じていました。 そしてそれはどこからも誰からも教えてもらえないだろう、向こうに行くしかないなと思ったんですね。そうして行ってみたら、なんのなんの4、5年ぐらいではそう簡単にわからない、 もっと深く理解したいと思って、まだやっているわけです、もう何十年もいるのに。本当に奥が深いし、幅も広いし、長い道をここまで来て、でももうこれでいいということはない、これからはもっと力を抜いてさらにシンプルに。そして私よりも何十年も後に生まれた若い世代にもっと的確に伝えたい、私が回り道してきたことを、もう少し楽にクリアできるように、ピアニストに最も必要な柔軟性と忍耐を培いつつ、、、 -留学を現実にするために、先生の観点から日本で出来ることはなにになりますか? 小笠原様:留学したいなら、どこへ行くにしても当然のことですが入試を突破するための専科の技量を磨くこと、バッハなどポリフォニックな曲、ウィーン古典派、エチュードが基本的にどこでも重視されます。そして肝心なことは自分にあった先生を探すこと。サイトや口コミだけではなく実際にその先生とコンタクトを取りレッスンを聴講、受講してみないと。 あとは語学が決定的になりますね。ドイツでは願書申し込み前にドイツ語の語学証明のB1か音大によってはB2を前提条件にしています。筆記試験が入試当日に加わる音大もあります。どこへ留学するにせよ、向こうで意思の疎通に会話能力は欠かせないし、個人レッスンのみではなくセミナーなどの講義もある程度までは理解できるようにしておく必要があります。また国際言語である音楽そのものを理解する上でも語学は不可欠ですから早く習い始めるに越したことはありません。これだけは一夜漬けは利かないですから、、、 あと音大によっては入試で初見試奏を要求するところもあります。楽譜を一目で包括的に読み取ることはピアニストの最も大事な能力の一つだと私は思っています。入試にあるなしに関わらず日頃から訓練をしておくべきでしょう。 また日本は師弟関係、また親子の関係が、よく言えば礼儀正しく緻密なんでしょうけども、それゆえにどちらの側からも自立することを困難にしているように思えます。例えば中国人の留学生の大半は15、16歳で親もとを離れ西洋に来て留学の準備を着々と始めます。英語は日本人よりずっと達者だし自立心が強く個性的な子達が多いです。大陸的なヴィジョンを持つグローバルな国民です。何をするにしても独立独歩することでしか精神の強さは養えません。 -先ほどの先生のレッスンを拝見していて、まず弾いて、あなたどういう感情で弾いていますか?と質問を投げかけましたよね。日本の先生ってそれはされていますかね? 小笠原様:さあ、日本の先生方の教え方をすべて把握している訳ではないのでそこはわかりかねますが。でも例えば向こうで日本人の学生を教えるとしますね。一体どういう教わり方をしてきたの?と尋ねると、大概の学生、生徒は、自分が上手く弾けないところを、先生にそれじゃダメ、こうしたら、ああしなさいと言われ、その通りにすると良くなった、という感じのレッスンだと言うのです。じゃあ、自分では試行錯誤したり、先生に何か質問はしないの?と私。結局そこです。さっき言った自立させるか、できるかどうかということは。お手本がないとわからない、不安なのはまだ甘えているということです。 最初、幼い時は真似、コピーから入るのはある程度当然でしょう。ただ、コピーすることに依存したまま大人になってしまうのは非常に残念だし、危険だと思います。自分で見つけ出すには楽譜の”意味”を正確に読みとることから始まり、音にする際の手指だけでなく身体全体の使い方を探り、そして自分の音、タッチにもっと耳を傾けるようになる事が大事です。そこをうまくサポートするのが私たち教師の務めです。 また例えばモーツァルトのピアノ曲を学ぶにしてもYouTubeで他のピアニスト達の解釈を比較(真似?)するだけではなく、彼のオペラや、室内楽、交響曲などの他のジャンルを聴いてもっと幅広いところからも入っていかないと。その作曲者の音楽、人間像を理解するために。全ては一つにつながっているのですから、、、 また日本では音大ですらピアニストのアンサンブル教育にあまり力を入れていないのは全く理解に苦しみます。ピアニストはソリストの方がアンサンブル奏者や伴奏者よりも上だと思っているとすればそれは大きな間違いです。私は学生時代から今までなんと多くの楽器奏者や歌手と音楽を分かち合う喜びを得、楽しみ、かつ学んできたことでしょう。これより豊かな音楽的人間的財産があるでしょうか?一人だけでピアノと格闘していてもいつか頭打ちになることは請けあいです。他の楽器(意見)を聴き、自分を主張すると同時に全体に融合させる。呼吸を合わせることから弾き方も柔軟になり、音色のパレットも豊かになる。それが自ずと独奏の際の音楽の幅を広げることにもつながります。ピアニストとしてこんなに醍醐味があってうまい話を見逃す手がありますか? すべての器楽奏者、歌手が良い耳を持つピアニストをパートナーとして必要としているのに。 ーレッスンはピンポン? 日本の小さい子供は ”今私ー先生ーがここにいないと思ってさらってみて”と言われると、えーっ?ということになるんですね。でも私はその子が一人でピアノに向き合っているところを見たいなと思っているわけ。どう練習するか、これほど個人差がありまたそれを正しく必要とするものはありません。ところが生徒は(ちゃんと?)さらってある曲を先生の前で弾いて教えてもらう、先生は”直す”立場、また教える方も言ったことを来週までに直してきてね、と思っている場合がとても多い。それでは一方通行でイマイチつまらない。 レッスンはcritical thinking (批判的思考), communication(対話), creativity(創造性)が双方にあってこそピンポンができて面白くなるのです。面白くないものは長続きしないし上達につながりませんよね。 単に真面目に、キチンと言われたことを守って、間違わないように、頑張る、、、だけでは自発的な本当の愉しみは生まれてきにくいものです。 だからそ私はレッスンの際、そこにも焦点を当てているつもりなんです。日本人の倫理、美的感覚は西洋とはかなり異なります。ですからそれをそのまま当てはめようとするととんでもないことになりかねない。決して良し悪しの問題ではないんですけど。 でも西洋クラシック音楽を本気でやろうとするんだったら、他人からどう見られているかなどというつまらない自意識は捨てて、自分がどうありたいかを探さなくては。自己を確立させるにはもっと早くから自由な視点、観点に立つ勇気が必要です。 純粋単一民族で島国の日本からでは展望がなかなか掴みにくいのは当然です。ただ最初に言った通り昔とはちがい(特に)日本で情報は今や過剰なほど溢れています。 しかし肝心なのは全ては ”百聞は一見にしかず” の一言に尽きますね。 最後に: いろいろとお話しましたが、メンタリティも言語も全く異なる私たち日本人がこれほど熱心に西洋クラシック音楽に傾倒し、海外でも素晴らしい活躍をしているのは普通の西洋人には理解し難いようです。なぜなら彼らは東洋の歴史、文化をほとんど知らない、習っていない!(何たる片手落ち!)その上日本語は全く理解できないからです。日本人は未知でも真に美しいものは受け入れ、理解し徹底して学ぼうとする飽くなき探究心がありますね。西洋人もその素晴らしいメンタリティと日本固有の文化にもっと真の興味を持って欲しいと切に思います。そうすれば私たちと彼らとのピンポンもバラエティに富みさらに楽しくなるでしょうから。 -貴重なお話をありがとうございます。

O・Eさん/ウィーンでの語学+バレエ研修

-O.Eさんの簡単なプロフィールをお話いただけますか? O.E様:クラシックバレエを3歳ごろからやっていて、今は少しだけですけど、アシスタントとしてクラシックバレエの教室でやっています。 -今回短期留学をしてみようと思ったきっかけがありましたら教えていただけますか? O.E様:単純に、この時期しかやりたいことができないというか、今だけならいろいろな好きなことをやって、いろいろ学べる時期だなと思ったので、今だなと思って、決めちゃいました。 -今しかないと思ったということは、大学をご卒業されたあとは就職をお考えということですかね? O.E様:それの見極めもありました。就職をしなきゃいけないという時期に入ったらもう何もできなくなっちゃうから、だから今就活をする前にも、就活をするのか、そのほかの道を選ぶのかということも考えるために行きました。 -今回語学のクラスとダンスのクラスと両方受講されたかと思うんですけど、1日の向こうでのタイムスケジュールを教えていただけますか? O.E様:朝は、私は5時過ぎぐらいに起きて。 -早起きですね。 O.E様:朝食6時からとれるので、朝食は6時からとって、身支度とかいろいろして、10時くらいから語学の学校を、グループのときは10時過ぎに語学の学校に行って、お昼くらいに終わって、そのあとは、レッスンが夕方からあったので、その間はウィーン通りとかを歩いたりして、お買い物をしてレッスンに行くようなかたちでした。個人レッスンのときは、朝ちょっと遅めに起きて、朝食を6時、7時ぐらいにとって、お昼ぐらいに個人レッスンのほうに行くか、その前にちょっとだけ出かけてショッピングしたりして、夕方レッスンに行ってました。 -グループレッスンと個人レッスン両方受けられて、ご自身の中で、こういったところよかったなとか、こういったところは残念だったな、というのがあったら教えていただけますか? O.E様:語学のグループレッスンのときは、みんなの会話を聞いたりいろんな人の意見もあったり、あとその人自身から発したことからいろんなことを知れたり、あと同じグループの人と仲良くなって何回か一緒にいろんなところに行ったり、ご飯を食べに行ったりもできました。あと語学の個人レッスンのときは、自分と先生だけなのでいろいろ細かいところを見ていただいたりして、発音もいろいろ細かく見ていただけたので、両方味わうことができて自分的にはよかったと思っています。 -バレエのダンスのレッスンなんですけど、実際に受けてみて率直にどういう印象を受けましたか? O.E様:日本と違う感じが率直な意見でした。向こうの本場のレッスンというのは日本のレッスンと教え方も違いますし、皆さん年下とか同い年くらいの人でもものすごくレベルが高くて、1日目とか2日目は時差ボケがまだあったので、ものすごく体が大変だったんですけど、でもだんだん体が慣れてきて、いろんなことを集中しながらやれるようになってきたときからは、先生もいろいろ細かく指示してくれたらので、最終的に自分が苦手なところも克服できたり、日本の形式とは違うような感覚とか教え方が、こちらとしても教えるという目線でものすごく勉強になりました。 -アシスタントとしての目線で、こういう教え方あるんだ、みたいな感じで見ていたということですかね? O.E様:それもありますし、自分が教わる側で、どうやって教われたら、というふうに考えたりしたとき、ものすごく日本との差を感じたので、とても勉強になりました。 -ここが大きく違うな、と感じたところがありましたら教えていただけますか? O.E様:あまり日本では、私は立っている時点で上体が反っているというふうにはあまり言われなかったんですけど、ウィーンの先生は、ものすごく上体が後ろになっているって毎回のように注意をされていたので、向こうの人は上体をものすごく前へ前へ、と言っていて、それを意識しながらレッスンをしていたときに、ものすごく安定していたり、日本でレッスンをしたときも、ちょっと重心ずれたなと思ったときに、そのときの感覚で前にするようにすると、重心が直る感じで、日本ではなかったことが向こうで注意されて、とても学びました。 -バレエ以外にどんなクラスを受けましたか? O.E様:コンテンポラリーと、ストレッチのクラスを受けました。 -コンテンポラリーのクラスは、受けてみてどうでしたか? O.E様:日本でもコンテンポラリーのレッスンを受けたことはあったんですが、日本のコンテンポラリーとはまたちょっと違った感じで、床との差とかをものすごく感じて。床を這いつくばったりする振りもとても多かったり、日本の踊りとはまた全然違うような。あと使い方とか、できなかった部分もあったんですけど、肩の入れ方とかもものすごく難しくて。最初使い方が慣れなかったので、あざもよく作ったなと。 -結構フロアとかやると、あちこち青たんできますよね。 O.E様:結構ひりひり痛かったです。 -コンテとかは、先生が振りをくれて、それをみんなで一緒にやるというかたちですか?それとも、課題を与えられて、それに対して動くというようなかたちですか? O.E様:初めていった日は、皆さん生徒さんたちは、先週か先々週からもらっている振りもやっていて、それに私も加わって、その2週間くらいは、2回ぐらいはその同じ振りを復習というかたちで終わって、最後、コンテンポラリーのレッスンのときは、新しい振りとかで、あと動きをつけるような振りをその場でもらって、その場で生徒さんたちが踊るというかたちでした。 -O.Eさんの入られたクラスは、先ほど年下の子もいたり同年代の子がいたり、っておっしゃってましたけど、年齢層はどんな感じでしたか? O.E様:そうですね。基本的には、同じ年齢層が多かったので。ちょっと年下の子か、それか同い年ぐらいの人でした。 -レッスンは英語ですか?ドイツ語ですか? O.E様:基本的にはドイツ語で、先生が、英語かドイツ語、どっちができる?と言われて、英語です、と言ったら、最初のほうは英語で言ってくださったんですけど、やはり先生方も普段はドイツ語でしゃべられているので、普通にドイツ語に戻ったりして数字とかはドイツ語ができたので、基本的にはドイツ語でした。 -バレエはある程度見たらできると思うんですけど、コンテとか結構大変でしたか? O.E様:コンテは、まず慣れない振りが多かったので、見よう見まねでやる感じでした。 -個人的に注意をもらうときは英語だったんですか? O.E様:そうです。基本的には英語で注意していただいていました。 -英語での注意はある程度、なんとなく理解できる感じでしたかね? O.E様:はい。 -今回行ってきた中で一番印象的になっている、行ってよかったなと思うことがあったら教えてもらえますか? O.E様:まず、レッスンを受けて、自分の実になることばかりだったということと、あとは現地でフォルクスオーパーのほうでチケットがとれて。本当はオペラハウスのほうで『白鳥の湖』を観たかったんですけど、満席でチケットがとれなかったので、フォルクスオーパーのほうで『コッペリア』を見に行きました。『コッペリア』を観たときに、日本の表現と向こうの人の表現の人の差もありましたし、レッスンを受けているときに、上体が前だよと言われたときを思い出させるような向こうの人の踊りで、『コッペリア』を踊っている人たちって基本的にものすごく上体が前だったり、日本人との踊りの差を感じました。 -普段の生活のことに戻りますが、ホテルがスタジオからすごく近いところにあったかと思うんですけど、何かホテルの生活で困ったこととかありましたか?洗濯とか、部屋が寒かったとか。 O.E様:ヒーターは暖かったです。家の中はすごく暖かったので、どこ行っても基本的には暖かくて。初日に、向こうの建物なのでしょうがないんですけど、2階で29.9キロでギリギリのラインの重さのトランクを持っていったんですけど、29.9キロを2階まで、階段しかなかったので、頑張って一段一段持ち上げながら2階まで運びました。食堂とかもものすごく暖かったり。あと、朝ご飯も、生活に慣れれば、向こうのご飯も慣れました。 -朝はビュッフェみたいな感じで、パンとチーズがあって、コーンフレークとかを自由にとって、という感じですかね? O.E様:はい。 -お昼や夜ご飯はどんなものを召し上がってましたか? O.E様:屋台というか出店みたいな、オペラハウスの近くにあって、日本食がものすごくおいしかったので、タイ米だったんですけど、お米を食べたり、あと向こうの郷土料理を、お昼に食べに行ったり。あとは、スーパーの中の量り売りされているものを、ご飯と、あと野菜とかを中心に買ったりして、お昼は食べたりしました。 -それはお一人で買い物されたんですか? O.E様:基本的に一人で行ってました。 -買い物とかしてて、怖いこととかなかったですか? O.E様:基本的にはなかったです。治安はすごくいいと思いました。ホテルの近くのバスから歩く間、ほんの少しのところが、フォルクスオーパーから帰ってきた日がちょっと夜遅かったので、そのとき気がついて、そんな夜遅くに出たので、ちょっと怖かったですけど、基本的にそんな遅く帰ることなんてなかったので、そんなに怖いと思うことはなかったです。 -劇場行くと、終演が遅いですもんね。 O.E様:そうですね。 -これから留学、ウィーンに行きたいなと思っている人にアドバイスか何かあったら教えていただけますか? O.E様:同じコースというか、バレエと語学で行かれる方ですか? -そうですね。もしくは語学に集中したほうがいいのか、バレエならバレエのほうがいいのかとか、何かご意見があったら教えていただけますか? O.E様:観光地も集まっているので、観光もできますし、バスとかトラムとか電車も、乗り方を覚えてしまえば案外遠くまで行けますので、観光面についてはものすごくいろんなところに行けるので楽しいと思いますし、向こうの人も優しい人が多かったので、語学学校に通ったときにもいろんな人に教われると思います。あと向こうの人は日曜日お休みなので、日曜日は外に出ている人が多いので、お天気のいい日とか、日向ぼっこしに私も行ったんですけど、日向ぼっこしに公園に行って、そこで私も話しかけられて、ずっと長い時間しゃべっていたんですけど、そこでもいい出会いもありますし、語学の面でも、バレエも本場なので、ものすごくいい刺激になると思いますし、一人で出ていってわからないことばかり、というのもありましたけど、でも出てみると、日本の違いを学べていいかなと思います。 -今回行ってみて、いろいろ今後のことを考えたいとおっしゃってましたけど、現段階ではどうお考えですか?留学するのか、就職するのか、とか。 O.E様:まだ決めかねてはいるんですけど、根占さんとお話させていただいて、根占さんは、ワーキングホリデーでこっちに来て、それでレッスンをしにまたこっちに戻ってきたら?ってという提案もしていただいて。そういった感じで、ワーキングホリデー向こうに行くという道と、あと、留学をする道と、あとは、全くバレエと関係ない道の就職をするかの3択に今なっています。 -そうなんですね、今日は貴重なお話しをどうもありがとうございました。

村野江里さん/ウィーン冬期音楽講習会

-まずは簡単な村野様の自己紹介と、現在までの略歴を教えていただけますか? 村野様:4歳からピアノ指導者の母の手ほどきを受けましたが、中学入学と同時にピアノをやめました。しかしその後も個人的に弾き続けてはいました。高3の頃進路について考えたとき、やはりピアノ指導者になりたいと思って、カワイ音楽学園という学校の音楽教育に行きました。その後指導を始めましたが、ピアノの能力を上げたほうがいいということで、上野学園大学の音楽学部のピアノ科に入り直し、その後は、指導しながら演奏も少しして過ごしています。 -今回の講習会以外にも講習会に参加されたことはありますか? 村野様:アンドビジョンさんにお世話になって、2、3年前、ニースの夏期国際音楽アカデミーに参加しました。 -ニースやフランス、今回はオーストリアですが、そのほか海外に行かれたご経験はありますか? 村野様:韓国に2回と、ハワイに行ったことがあります。 -今回のオーストリアの講習会に行きたいと思った理由、きっかけは何になりますか? 村野様:ニースの講習会に行ったとき、ベートーヴェンやバッハを持って行ったのですが、「せっかくフランスの講習会に参加するなら、フランス物のほうがよかったね」という話になりました。それで、オーストリアでしたら、その地で生まれた音楽を学べるかなと思いました。あとは、一緒に行きたいねと言っていた友人にも、オーストリアが合っているんじゃないかと勧められたので、すっかりその気になり、行くことに決めました。 -ご一緒に行かれた方はどの楽器の方ですか? 村野様:実は結局その方は行きませんでした。 -では、今回はお一人だったのですね。オーストリアで実際にバッハやベートーヴェンのレッスン受けられていかがでしたか? 村野様:先生の演奏がすごく素敵でした。 -ニースと違いを感じましたか? 村野様:多分方向性的には一緒だと思いますが、音の感じが何か違うかなと思いました。例えばフランスで育ってきた先生とオーストリアで育ってきた先生は、何か違うということですかね。古典の初期とか時期とかによっても、すごく細かく違いがあると感じがしました。 -先生もレッスンしながら歴史について教えてくださりましたか? 村野様:これは初期なのになぜこう弾くの?とか、同じ作曲家でも時期によって違うんだよと言われました。技術面でもペダリングでの表現方法を教わりました。 -講習会の参加人数はどれぐらいいらっしゃいましたか? 村野様:全員で9名ですね。 -どういった方たちが参加されていましたか? 村野様:高校生、普通高校の子から音校生もいました。社会人も本当に音楽と関係ない普通の社会人の方まで、様々でした。 -皆様とどこか観光に行かれたりもしましたか? 村野様:全員で行ったのは、最初の開校式のあとに、オプションの市内観光で全員で行きました。あとは、前日から入った同じ便の3人で、1日時間が空いた時に、せっかくだからその日を使って行きました。講習始まったら一緒に行けないかもしれないから!と、2日連続で観光をしていました。まさか次の日に1日がかりとは思っていなくて。 -では結構回れた感じですかね。 村野様:そうですね。3人ともガイドブックをそれぞれ持っていて、行きたい場所も結構決まっていました。みんなで各自が行きたいところを回ったり、行き当たりばったりでクリスマスマーケットに寄ったり。 -季節がクリスマスでしたからね!ニューイヤーでは、何か特別なイベントはやっていましたか? 村野様:演奏会に行きました。 -何か町でニューイヤーイベント、例えば花火などはありましたか? 村野様:夜に出かけていた人もいましたが、ちょっと危ないというのも聞いていたので、女の子だけのグループは部屋から花火を見ていました。親子で来ていた方は見に行ったようで、父娘で行かれた方は、思ったほど危険ではなかったと言っていましたね。楽しかったみたいです。日本とは違って派手な年明けですね。 -日本とは、だいぶ違いますよね。 村野様:全然違います。2時ぐらいまで花火が上がり、若者たちが明け方4時ぐらいに外ですごく騒いでいました。爆竹は夕方、3時半過ぎから始まっていました。 最初銃撃戦かと思い怖かったです。買い物に行くと、沢山ではないですが所々で鳴っていて。町の方たちは普通に歩いていて、全く驚いている様子ではなかったので「これが噂に聞いていた爆竹か」と思いました。それが夜になるとどんどん増えていきましたね。 -前日から盛大にやっているのですね。 村野様:花火はすごく華やかで、12時近くぐらいから、ずっとですね。 -観光も楽しまれたとのですね!講習会のほうのスケジュールはどのような感じで組まれていましたか? 村野様:4回のレッスンがありました。練習室は日によって2時間か4時間ぐらい毎日取れました。練習室が閉まってしまう12月31日と1月1日は完全フリーでした。 -練習室は集中して練習できる環境でしたか? 村野様:練習室の一つが、変わった作りのところがありました。その練習室を通らないとほかの部屋に入れないのです。多分私たちにはそこにならないようにしてくださったのだと思います。自分たちが練習を中断しないといけない、ということはなかったですが、人の練習を中断させてすいません、ということはありしました。ガラス張りのドアのお部屋もあったのですが、ちゃんとカーテンで仕切りができるようになっていて、それを閉めれば外からも見れませんでしたね。 -本当に個別の練習室というかたちだったのですね。 村野様:皆さんちゃんとマナーがよくて、時間になると交代してくれました。 -ここで結構もめる方もいらっしゃいますからね。 村野様:学校ではなかったので、もめなかったのかなと。お金を払って皆さん行っているし。時間になって気づかないとトントンとされるので、1分前には大体出てました。 -いいタイミングで出入りもできたんですね。実際に先生のレッスンを受けてみて、先生はどんな方でしたか? 村野様:今回は2人の先生に受けることができました。お二人ともすごく音楽を愛されている方で、レッスンをすごく楽しそうにしていました。言うべき所は指摘はされましたけど、全体的に、この曲好きなんだろうな、というのが伝わりました。 -性格的な面ではどうでしたか?フレンドリーだったとか、静かな方だったとか。 村野様:一人の先生は、本当に陽気で、すごく人気があるだろうと思いました。 -ちなみにどちらの先生で? 村野様:カール・バート先生です。柔らかい雰囲気の方で、最初から警戒しないで行ける感じだったんですけど、シュテファン・アーノルド先生は、最初の印象はすごく怖かったです。 オーラみたいなのをすごく感じて。それが怖いというか「空気をガラッと変える」という感じだったんですよ。 -実際にお話されたら変わりましたか? 村野様:指摘はすごくしっかりしてくださいますが、ところどころ冗談を言って、笑いを交えながらレッスンしてくださいました。 -キャラクターの違う先生お二人にレッスンを受けられたんですね。スタッフの方々はいかがでしたか? 村野様:私が会ったのはお2人でしたが、とてもフォローしてくださり助かった面が多かったです。 -例えばどういったことですか? 村野様:ちょっと空いている時間に、講習に関することを雑談的に話してくださいました。空き時間に1人で市内に行こうと思っていたら、観光案内もしてくださったスタッフの方が、1人だから昼間でもちゃんと気をつけてねと、レッスン会場へ通訳に行かれる直前でもいろいろアドバイスしてくださいました。 他に、生活面でも気にかけてくださっていました。「高校生には気をつけて見てあげてね」、とか「一緒に行ける夜のコンサートは一緒に行ってあげてね」、と若い参加者への配慮も促されていました。 -スタッフ自体は全員で何名いましたか? 村野様:私が会ったのは通訳さん2人だけですが、伴奏の方なども入れたらもう少しいるかと思います。 -では5、6名という感じですかね。先ほどレッスンで教わったことを軽くお伺いしましたが、そのほかにもいろいろ教わったことはありますか? 村野様:バート先生は演奏の仕方について丁寧に教わりました。アーノルド先生は、演奏のことも細かかったですが、演奏者としての心得など、とても身が引き締まるレッスンでした。 -どんな教えでしたか? 村野様:暗譜の精度の大事さ、練習の組み立て方など。聴講も皆で聞きあいました。アーノルド先生は最初聴講に行ったとき、聴衆のことを意識するようにおっしゃっていました。最初の出始めから聴衆の心を引きつけるコツなど。自分は聴かれることを忘れて練習していたというか、本当は聴衆に聞かせるためにやっているということを、よく思い出させてくださいました。 -レッスンは何語で受講されましたか? 村野様:私は通訳さんがいたので、ドイツ語です。 -英語で受けられている方はいらっしゃいましたか? 村野様:はい。英語の先生がいらっしゃって、その方は通訳さんなしで英語で受講されていました。聴講しているとき、レッスンの時間が押してしまって、通訳さんが出なきゃいけない時間になってしまったのですね。そのときは、受講生に事情を説明して、そこからは英語でした。簡単な英語にしてくださり、わかるようにして下さっていたので、問題なかったですが。 -そこもあまりトラブルはありませんでしたか? 村野様:全くなかったです。 -レッスンの最後とか講習会の最後、コンサートや閉会のセレモニーなどございましたか? 村野様:セレモニーはなかったんですけど、終了コンサートがありました。 -どういったコンサートでしたか? 村野様:市民の方が入れるようになっている小宮殿を使ったコンサートでした。 -地元のお客様も結構いらっしゃっていましたか? 村野様:皆さん遊びに行っちゃっている時期らしく、だからちょうど講習会が終わったぐらいに帰ってくるから、ウィーンの人たちがあまりいない時期らしいです。観光客は多いみたいですが。 -観光客の方が座って聞かれている、という感じでしたか? 村野様:皆さん知っているのですかね?外に貼ってはありましたが、どういう告知をしているかはちょっとわからないので。 -では現地のお客様はあまり座っていらっしゃってなかった感じですかね。 村野様:そうですね。 -コンサート以外にも講習会中に人前で演奏する機会はありましたか? 村野様:クラスコンサートがあって、それは全員で、です。 -受講者の方の前で弾かれるということですか? 村野様:そうです。 -それも緊張される感じでしたか? 村野様:どちらかというと、何日か会っているので、知らない人よりは安心できました。聴講も、最初はみんな聴きに行ったら嫌なんじゃないかと言っている子もいました。私は知らない人より知っている人のほうが安心するから大丈夫だよと言っていましたし、多分みんなそんな感じだったのではないかと。 -レッスン以外の時間は何をされていましたか? 村野様:観光に行っていました。 -どこに行かれたんですか? 村野様:ベルヴェデーレ宮殿と、近くのクリスマスマーケットなど。クラスコンサートの会場の近くにナッシュマルクトという市場があって、既にウィーンに住んでいる受講生がコンサート後に連れていってくれました。そこでお昼ご飯を軽く食べましたが、すごくおいしかったです。ガイドブックにも載っていましたが、自分たちだけでは行けるかどうかわからりませんでしたが、連れていってもらって、一通り見ることが出来て、ご飯も食べることが出来ました。あとはシェーンブルン宮殿にも行きました。観光はそれぐらいですね。 -市内観光をしているとき、治安面ではニューイヤーもあった関係上、通常とは違う感じだったかと思いますが、ニューイヤーの前や、後の落ち着いたときの治安はどうでしたか? 村野様:そんなに悪いところはないように感じました。私がいた場所は治安が良かったです。ただほかの方が別行動しているときに、日本人のカップルが花を押し売りされているのを目撃したという話はありました。受講生の間にはそういうことはありませんでした。 -スリの危険性もそんなにはなかったですか? 村野様:スリもみんな気をつけていたように思います。みんな斜めがけの小さい鞄を、貴重品用に持ち、あとは大きい鞄に楽譜を入れたりしていたので、スリに合うということは誰にもなかったですね。あと、現地の人っぽく振る舞うという。 -確かにそれは大事ですよね。キョロキョロしないとか… 宿泊先はいかがでしたか? 村野様:スタッフもとても良かったです。本当にホテルは良かったです。 -お水回りのトラブルもなく? 村野様:全くなかったです。向こうの水が口に合わなくて、もともと水道水は飲まないつもりでいたので、着いたらすぐみんなでスーパーに行って水を買いました。口に合わないかもしれないと思い何種類か買いましたが、どれも合いませんでした。日本でも売っているようなメーカーもありましたが、味が少し違っておいしくなかったのですね。 ところが何日か後に練習室の水道水は飲めると通訳さんが仰っていたと教えてもらったので、試しに汲んで飲んでみたら、一番おいしかったんです。湧き水か何かのようです。 気になる人はミネラルウォーター買ったほうが良いと、私の持っている本にも書いてありましたが、外国だからまずいと思い込んでいた水道水が一番おいしかったのです。ならば、ホテルも同じ水だろうから水道水を飲んでみようと思ったら、やはり一番飲みやすくて。そこからは水は買わないで、汲んでペットボトルに入れたり、お茶もお部屋の水を使っていました。 -蛇口から出るほうが軟水に近かったのですかね? 村野様:ミネラルウォーターには外国特有の味がして、それがすごく合わなくて、おいしいという感じではなかったです。飲めなくはないけど、飲みたくない感じで。水道水が一番くせがなくてごくごく飲めました。水道水は軟水なんですかね? -ヨーロッパは硬水というイメージですよね。 村野様:ミネラルウォーターがダメと言っていたのは私だけで、おいしくないと1人で言っていました。 -お部屋の広さはどうでしたか? 村野様:だいぶ広かったです。お風呂は、浴槽がないシャワー室。閉めちゃうと狭くもありますが、水道とトイレとシャワー室がついていて結構な広さでした。寝室も結構広く、ベッドがあっても歩き回れて、広さは十分でした。クローゼットもついていたので、服も全部掛けることができました。 -金庫はありましたか? 村野様:金庫は探しましたがありませんでした。 -ご自分で管理されたのですね。お洗濯はどうしましたか? 村野様:お洗濯はお部屋で、手洗いしました。 -洗剤も日本から持っていかれいましたか? 村野様:持っていきました。洗濯紐も旅行用を購入しました。いろんなところに使えるので、クローゼットと帽子掛けなどをつないで、干していましたね。 -基本的に困ることはなかったということですね。 村野様:なかったですね。 -空調はどうでしたか? 村野様:最初の頃は暖かくて。部屋は空調ついていなくても、廊下はついていたと思うので、その暖かさもあって、部屋の中が寒くなくて、使わない日が多かったです。すごく寒い日が2日間ぐらいあり、その日だけ部屋が寒いと思ったら、ずっと空調つけていなかったようです。その日はつけましたが、つけたら逆に暑くなっちゃいましたね。 -でも外に出ると寒かったですか? 村野様:そうですね。 -だいぶ暖房がホテル内で利いていたのでしょうか? 村野様:結構快適でした。 -宿泊先のホテルと講習会の会場はどのように移動されましたか? 村野様:地下鉄で1本でした。 -チケット購入は難しかったですか? 村野様:アンドビジョンさんに手配して頂きました。プリントアウトした紙で全部できてしまいました。コンサートチケットも同じで、バーコードの部分だけ破っていました。プリントアウトのチケットで全部出来ましたが、本当にその紙をなくしてはいけないと思いました。地下鉄では、1回もチケットを見せてくださいと言われたことはなかったです。ただそういう場合もあるので必ず持っておいてくださいと言われました。 -ご利用された時間はどれぐらいの時間でしたか? 村野様:朝もありますし、コンサートが遅いときは夜9時とか。10時前には帰っていたと思います。 -結構混んでいましたか? 村野様:そこまででもないですね。でも朝9時に練習室に行ったときは、通勤ラッシュなのか、ちょっと多かったような気はします。 -次はお食事ですけど、お食事は基本的に何を食べていらっしゃいましたか? 村野様:朝はホテル。本当にホテルの食事はおすすめで、おいしかったです。ビュッフェ形式で、毎日違うものに変わっていて飽きなかったです。クロワッサン、本当においしかったです。あとワッフルを焼ける機械があって。生地が用意されていて、自分でタイマー測って焼くみたいな。あとヨーグルトもすごくおいしかったです。 -完璧にお口に合ったのですね。 村野様:チーズとかもいろいろ、盛りだくさんでした。 -お昼や夕食はどうなさっていましたか? 村野様:お昼は部屋に帰れるときは、非常食用に日本から持ってきたものをやっつけないとということで、戻ってそれを食べることもありました。講習会が始まると時間が合わないことが多かったので、時間が合うとみんなで近くのお店に行きました。 -外食は1食おいくらぐらいでしたか? 村野様:幾らだったかな?そんなに高いところは行ってないですが、多分1,000円、2,000円とかで結構食べたと思います。 -結構ボリューミーでしたか? 村野様:はい。結構安くおなか一杯食べれました。 -何か有名なものは食べられましたか? 村野様:連れて行ってくれた子のおすすめなら口に合うだろうなと思って、鶏肉のソテーと、あとご飯がセットなど。お米も食べたいよねという話をしていて。 -お米も食べれるんですね。 村野様:ありました。それを目当てに行って。日本の米とは違うけど、食べられるよということで連れて行ってくれました。 -レストラン以外にもお米は見ましたか? 村野様:日本のものが売っているショップに連れていってもらいました。年越しそばを食べたいと、私は日本からカップ麺を持っていきましたが、ほかの子は日本の倍ぐらいの値段で現地のお店で買っていました。米とかお味噌とか醤油とか並んでいて、日本人が恋しくなったら買いにいけるお店ですね。 -現地のヨーロッパの方と交流する場面はありましたか? 村野様:お店の人ぐらいですかね。 -あとは先生でしょうか。 村野様:そうですね。 -先生とはレッスン以外で交流されることはありましたか? 村野様:それはなかったですね。レッスンのみでした。 -そのほかには、何か講習会中、ご留学中に困ったことはありましたか? 村野様:現地スタッフの方からのショートメールが番号が違ったらしく、私ともう一人だけ届かなくて。それでちょっと困りました。。 -番号が行き渡ったら大丈夫になったのですね。 村野様:そうですね。ほかの子が教えてくれて、それでやってみたらやり取りできるようになったので大丈夫でした。 -今回の講習会に参加されて一番よかったなと思った瞬間はどんなときでしたか? 村野様:自分の音楽へのかかわりについて見つめ直すことができたところがよかったです。 -何か今回の講習会を通してご自分が変わった、成長したと思うことはございますか? 村野様:さっきの話に戻ってしまいますが、準備段階について深く考えるようになりました。 -ヨーロッパでだいぶ距離もありますし、日本と留学先で大きく違う点はどういうところだと思いましたか? 村野様:言語の違いですね。その地域によっても発音が違うので、それが演奏にも出やすいと思いました。フランス語とドイツ語と、その圏内も違うと思うので、鳴る音が違うんだろうなと。これ日本人だね、ってわかるときもあるそうですからね。 -今後講習会とか長期留学関わらずですけど、留学される方にアドバイスしておきたいことなどございますか? 村野様:もし今後留学することを考えているならば、なるべく早いほうがいいんじゃないかなと思います。 -経験できるうちにしておいたほうがいいということですか? 村野様:そうですね。あと若いときの吸収力はすごいですから。行くと決めているなら早い方がと、皆で話していました。悩んでいるなら行っちゃったほうがいいよ、とか、語学の勉強を始めている子は行ったほうがいいよ、とか。今回一緒だった高校生も行くなら早めのほうがいいよと言われて決断したと言っていました。 -留学前に準備しておいたほうがいいこと、しっかりやっておいたほうがいいことは何かございましたか? 村野様:多分音楽は皆さんちゃんとやっていると思うので、語学ですね。 -村野様は、先生と通訳さんを通さずに何かお話されましたか? 村野様:自己紹介は頑張ってみました。お店でちょっとだけ、ドイツ語で注文とか、それは勉強しておいたので。 -上手くいきましたか? 村野様:1人で移動しているときは、お金のこともなるべくドイツ語で。向こうもちゃんと聞いてくださって。ゆっくりだったので、これがもっとスムーズにできるといいなとも思いました。 -やはり第一に語学という感じですかね。 村野様:そうですね。 -では最後ですが、今後の活動について何かご予定などございますか? 村野様:今まで通りで、演奏と指導の両立をして、できたら演奏を増やせたらいいなと思っています。 -今回の講習会でのご経験を生かして頑張ってください!本日はありがとうございました。

【オンラインカウンセリング受付中!】


こんにちは!そろそろ夏のご予定や将来の進路をお考えの季節ですね。
新学期に向けて、情報収集を始めましょう!

◆オンラインカウンセリング開始

以前より、ご来社・お電話にてカウンセリングを行ってまいりましたが、
遠方に住んでいてカウンセリングに行けないけど対面だともっとわかりやすいのに……
というお声をいただいておりました。

そこでこの度、SkypeやZoomなどオンラインにてカウンセリングをスタートすることとなりました!

昨今、新型ウイルスにて外出を制限されている方も多いかと思います。
そんな中でお時間を有効に使っていただければと思います。

とくにご進学をお考えの方は時間の猶予がない方も多いはず…!
ぜひぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

♪参加ご希望の方は、

こちら

からご予約ください。

お電話でのご予約も承っております♪
電話:03-5577-4500
FAX:03-4496-4903
メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

【2020年3月音楽留学説明会】国別、ジャンル別説明会のお知らせです

【特別開催!】♪3月留学説明会開催のご案内♪

♪新学期に向けて、情報収集を始めて行きましょう!是非海外で過ごす時間について考えて見ませんか?♪ 費用のこと、手続きのことなど専門カウンセラーが色々とお話しします♪

◆開催時間および開催場所
【開催場所】アンドビジョン〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F(お茶の水、神保町、小川町最寄)
音楽留学入門編:月~金 毎日17:00~
特別編は下記の通り

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
1
11:00~【ダンス】 コンテンポラリー留学説明会ヨーロッパ
2 3 4 5 6 7 8
18:30~【国別留学説明会】ドイツ 【公開レッスン】ベルギーvnダニエル・ルービンシュタイン教授 ★受講生募集中★ 18:30~【国別留学説明会】アメリカ 11:00~【短期留学説明会】クラシック 器楽ヨーロッパ 11:00~【夏休み渡航者向】 講習会の選び方講座 11:00~【夏休み渡航者向】 フランス音楽留学 11:00~【バレエ】 夏期講習留学説明会アメリカ
9 10 11 12 13 14 15
18:30~【夏休み渡航者向】 イタリア音楽留学 18:30~【夏休み渡航者向】 ドイツ音楽留学 18:30~【夏休み渡航者向】 イギリス音楽留学 18:30~【夏休み渡航者向】 オーストリア音楽留学 18:30~【夏休み渡航者向】 アメリカ音楽留学 11:00~ 【夏休み渡航者向】 18歳以下の音楽留学 11:00~【バレエ】 夏期講習留学説明会ヨーロッパ
16 17 18 19 20 21 22
18:30~【長期留学説明会】クラシック 声楽 18:30~【長期留学説明会】ジャズ 18:30~【長期留学説明会】英語圏 ロック・ポップス 18:30~【長期留学説明会】クラシック 器楽アメリカ 祝日お休み 11:00~【長期留学説明会】クラシック 器楽ヨーロッパ 11:00~【ダンス】 夏期講習留学説明会アメリカ
23 24 25 26 27 28 29
18:30~【短期留学説明会】クラシック 声楽 18:30~【短期留学説明会】ロック・ポップス・ジャズ 18:30~【ダンス留学説明会】ヨーロッパサマーコース 18:30~【短期留学説明会】クラシック 器楽ヨーロッパ 18:30~【短期留学説明会】クラシック 器楽ヨーロッパ 11:00~【夏休み渡航者向】 社会人のための音楽留学 11:00~【ダンス】 夏期講習留学説明会ヨーロッパ
30 31
18:30~【国別留学説明会】イタリア 18:30~【国別留学説明会】フランス

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FAX:03-4496-4903
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【2020年4月オンライン音楽留学説明会】国別、ジャンル別説明会のお知らせです

【特別開催!】♪4月留学説明会開催のご案内♪

♪新学期に向けて、情報収集を始めて行きましょう!是非海外で過ごす時間について考えて見ませんか?♪ 費用のこと、手続きのことなど専門カウンセラーが色々とお話しします♪
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今月の説明会はZOOMでのオンライン説明会になります。
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◆開催スケジュール

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
1 2 3 4 5
11:00~【国別留学説明会】ダンス/コンテンポラリー 11:00~【国別留学説明会】オーストリア 11:00~【国別留学説明会】ドイツ 11:00~【国別留学説明会】ドイツ 休業
6 7 8 9 10 11 12
11:00~【国別留学説明会】イギリス 11:00~【国別留学説明会】アメリカークラシック 11:00~【国別留学説明会】ダンス/英語圏 11:00~【国別留学説明会】ドイツ 11:00~【国別留学説明会】イタリア 11:00~【国別留学説明会】オランダ 休業
13 14 15 16 17 18 19
11:00~【国別留学説明会】ドイツ 11:00~【国別留学説明会】アメリカージャズ 11:00~【国別留学説明会】ダンス/ヨーロッパ 11:00~【国別留学説明会】オーストリア 11:00~【国別留学説明会】フランス 11:00~【国別留学説明会】スイスーフランス語圏 休業
20 21 22 23 24 25 26
11:00~【国別留学説明会】イギリス 11:00~【国別留学説明会】ハンガリー 11:00~【国別留学説明会】ダンス/英語圏 11:00~【国別留学説明会】ドイツ 11:00~【国別留学説明会】ロシア 11:00~【国別留学説明会】スイスードイツ語圏 休業
27 28 29 30
11:00~【短期留学説明会】 ロック・ポップス・ジャズ 11:00~【短期留学説明会】クラシック 器楽ヨーロッパ 祝日お休み 11:00~【短期留学説明会】クラシック 声楽

♪参加ご希望の方は、

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【海外音大教授・音楽家によるオンラインレッスンのご案内】

【海外音大教授・音楽家によるオンラインレッスン】


※講師 随時更新 要チェック!

日程表で決まった日付以外にもレッスンOKな可能性が大いにあります!

お気軽にお問い合わせください!!

2020年7月以降の最新情報は以下のページリンクをご覧ください

https://www.andvision.net/program/online-lesson/12659-lesson-online.html 

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こんにちは!音楽留学アンドビジョンです。

昨今の新型ウイルスの影響により、皆様各所で多大な影響が出ていることと存じます。

アンドビジョンで開催予定であった4・5月の公開レッスンも先生方の渡航叶わず、全てキャンセルとなってしまいました。

今年の秋、または来年の春に海外音楽留学を考えていた方々も先の見通しが立たない状況かと思います。

 

そんなお客様、先生方のご要望にお応えし、アンドビジョンでは海外音大教授・音楽家によるオンラインレッスンを本格始動です!講師陣は著名な方々ばかり!今まではオンラインレッスンはやっていなかったけど、これを機に…なんて先生もいらっしゃいます。

もちろん弊社より通訳のお手配も可能ですので語学が心配…なんて方も安心してご受講いただけます。

 

◇◆オンラインレッスンのおススメポイント◆◇

 

① 国内で海外教授のレッスンが受講できる!

② 長期留学のための先生探しが日本でできる!

③ 組み合わせ方次第で、一日に2つの異なる先生とのレッスン受講が可能!

《例【ピアノ】:月曜日17:00~ストーン先生、18:00~セミリャコフス先生等》

④ オンラインなので、プライベート仕様。先生とのレッスン、ピアノ練習室を独り占め!

 

それでは 日程表・講師リストをご覧くださいませ~!

 


日程表で決まった日付以外にもレッスン可な可能性が大いにあります!

お気軽にお問い合わせください!!

 

2020年6月予定

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
 1  2 3 4 5 6 7
    17:00~/18:00~

トーマス・ヘル
17:00~/18:00~

ライナー・トロスト
16:00~/17:00~/18:00~

ティルマン・ヴィック
お問い合わせください お問い合わせください
8 9 10 11 12 13 14
16:00~/17:00~/18:00~

エルヴィン・クラムバウアー
 
17:00~/18:00~
ベルンハルト・パルツ
16;00~/17:00~
/18:00~

ウーヴェ・ケラー
15:0~/16:00~17:00~/18:00~
イヴァン・ヤナコフ
17:00~/18:00~

アレックス・ペンダ
お問い合わせください お問い合わせください
15 16 17 18 19 20 21
17:00~/18:00~

コリン・ストーン
16:00~/17:00~
18:00~
ピエール・レアク
17:00~/18:00~

イルヤ・シェプス
※お時間お問い合わせ

クリストファー・ヒンターフーバー
17:00~/18:00~

ジャン=フランソワ・ルション
お問い合わせください お問い合わせください
22 23 24 25 26 27 28
18:00~

コンスタンティン・セミリャコフス
17:00~/18:00~

ライナー・トロスト
16:00~/17:00~/18:00~

ビルギット・コーラー
16:00~/17:00~/18:00~

アルベルト・モラ
※お時間お問い合わせ 

クリストファー・ヒンターフーバー
お問い合わせください お問い合わせください
29 30          
17:00~/18:00~

イルヤ・シェプス
17:00~/18:00~

コリン・ストーン
         

- 

日程表で決まった日付以外にもレッスン可な可能性が大いにあります!

お気軽にお問い合わせください!!

【講師陣詳細】

 

【ピアノ】 ※6月2日更新!


~ドイツ~

●イルヤ・シェプス / ケルン音楽大学教授

17:00~、18:00~

●ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ / マンハイム音楽大学教授

17:00~、18:00~

●トーマス・ウールマン / ミュンヘン音楽大学講師

17:00~、18:00~

●ピオトル・オズコウスキー / デトモルト音楽大学教授

16:00~、17:00~

●トーマス・ヘル / マインツ音楽大学教授

17:00~、18:00~

 

~オーストリア~

●クリストファー・ヒンターフーバー / ウィーン国立音楽大学教授 

時間 調整中

●コンスタンティン・セミリャコフス / ウィーン国立音楽大学教授

18:00~

●ロマン・ザスラフスキー / ウィーン国立音楽大学教授

17:00~、18:00~

●ヤン・ゴットリーブ・イラチェック / ウィーン国立音楽大学教授 (6月2日更新!)

17:00~、18:00~、19:00~

●ミラナ・チェルニャフスカ / グラーツ音楽大学教授

※お問い合わせください

●ベルンハルト・パルツ / ウィーン私立音楽芸術大学教授

17:00~、18:00~

 

~ロシア~

●ディミトリ・カプリン / チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院准教授 

16:00~、17:00~、18:00~

●ぺーター・ラウル / サンクトペテルブルク音楽院准教授 

18:00~

●イヴァン・ヤナコフ / 世界的ピアニスト

15:00~ 、16:00~、17:00~、18:00~

 

~スペイン~

●ピエール・レアク / カタルーニャ高等音楽院教授

16:00~、17:00~、18:00~ 

 

~イギリス~

●コリン・ストーン / 英国王立音楽院・王立ノーザン音楽大学教授

17:00~、18::00~

 

【声楽】

 

~イタリア~

●ロセッラ・レドーリア / ボローニャ歌劇場オペラ学校元教授

18:00~

●ルチェッタ・ビッツィ /  パルマ音楽院教授

17:00~、18:00~

 

~フランス~

●ジャン=フランソワ・ルション / セルジー・ポントワーズ音楽院&ベルギー・王立ブリュッセル音楽院教授

17:00~、18:00~

●アレックス・ペンダ / 現役ソプラノ歌手・世界的オペラ現役歌手

17:00~、18:00~

 

~オーストリア~

●ライナー・トロスト / ウィーン国立音楽大学教授・現役歌手(ウィーン国立歌劇場・バイロイト音楽祭など)

17:00~、18:00~

 

【ヴァイオリン】

~オーストリア~

●ビルギット・コーラー / ウィーン国立音楽大学元講師 / ウィーン交響楽団元コンサートマスター

16:00~、17:00~、18:00~

 

【チェロ】 ※6月2日更新!

~オーストリア~

●クラウディア・ザラガー / ウィーン国立音楽大学講師

17:00~、18:00~

●ユリアン アルプ / グラーツ国立音楽大学教授 (6月2日更新!)

17:00~、18:00~

 

~ドイツ~

●ティルマン・ヴィック / ハノーファー音楽大学教授

16:00~、17:00~、18:00~

●シェニア・ヤンコヴィチ / デトモルト音楽大学教授

17:00~、18:00~ ※45分レッスン

 

【フルート】

~オーストリア~

●エルヴィン・クラムバウアー /  グラーツ国立音大教授 / ウィーン交響楽団首席

16:00~、17:00~、18:00~

 

~スペイン~

●アルベルト・モラ  / カタルーニャ高等音楽院教授 / リセウ大劇場管弦楽団首席奏者

16:00~、17:00~、18:00~

 

【トランペット】

~オーストリア~

●ウーヴェ・ケラー /  グラーツ国立音楽大学教授 / ジャーマンブラス メンバー

16:00~、17:00~、18:00~

 

~ドイツ~

●ウーヴェ・コミシュケ /  フランツリスト音楽大学教授

17:00~、18:00~

【料金】
 
先生ごとの料金ですのでお問い合わせください。(30.000円前後~)
アンドビジョンスクール会員でない方は入会手続きが必要となります。
入会費:30,000円(税別) ※初回のみ 1年間有効
 
・通訳が必要な方は1時間8,000円(税別)
・施設費 1時間3,000円(税別) ←定期的なオンラインレッスン時の施設使用費は無料です!
・ピアノ伴奏が必要な方は1時間10,000円(税別)となっております。
※他楽器パートナーお手配への適応も可 例:ピアノ伴奏法レッスンご受講での他楽器パートナーお手配等
 
 
【レッスン場所】
設備の整った弊社ホールでのレッスンをお勧めしておりますが、ご自宅でのレッスンも可能です。
※ご自宅でのレッスンの場合の音質については、各ご家庭のインターネット環境によりますことご承知おきください。
 
 
【新型コロナウイルス感染症対策に関する取り組み】

2020年5月4日、厚生労働省より発表された新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」に基づき、アンドビジョンでは下記対応措置を行っております。

〇スタッフの取り組み

・オフィスへの出社後すぐに手洗い、消毒
・都度の手洗い・消毒
・体調のすぐれない場合は欠勤もしくはテレワークへの切り替え
・身体的距離を保ってのオフィス運営
・オフィス内換気の徹底
・オフィス内を次亜塩素酸ナトリウムでの消毒(定期消毒に加え、使用都度)
・お客様との対面時、スタッフのマスク着用


〇お客様への取り組み

・お客様ご来社時の問診、手洗い・消毒のお願い
・都度の手洗い・消毒のお願い
・ご来社の際、スタッフとの対面を懸念される場合は遠隔でのご対応等

お客様への感染症予防対策につきまして、以下にて詳細を記載させていただいております。
オンラインレッスンにてご来社の際にもこのようにご対応させていただきます。
https://www.andvision.net/information/2193.html

オンラインレッスンは基本プライベートで行います。他のお客様との対面はございませんのでご安心ください。通訳が必要な場合、通訳の方にもオンライン参加でレッスンを行うことが可能です。

弊社では世界保健機関(WHO)の最新情報も確認し、徹底した感染症予防に努めております。
 
それでは、日程・お時間お気軽にお問い合わせください。お待ちしております~!
 
-場所 東京 御茶ノ水 アンドビジョンインターナショナルミュージックスクール

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