長谷川ゆかさん/パリ国際音楽アカデミー&ウィーン国際音楽ゼミナール
-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
長谷川さん:国立音楽大学を卒業後、音楽教員として8年間勤務し、ピアノ講師や演奏活動に専念したいと思い今回の留学を決めました。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
長谷川さん:旅行で海外に行ったことはありましたが、講習会に参加するのは今回が初めてでした。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
長谷川さん:実績を作り自信を付けること、技術の向上の為の2点を理由に参加を決めました。
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
長谷川さん:パリ国際では1クラス7人程度の生徒さんがいました。現地の有名な音楽大学の生徒さんが多く参加されていました。ウィーン国際では1クラス6~9人程度で、日本人が多かったです。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
長谷川さん:パリ国際では8日中6日間レッスンで、1レッスン90分してくれました。とても熱心な先生でした。ウィーン国際では1レッスン60分のレッスンが4回ありました。初日の時点で既に予定が組まれていたのでスケジュールが組みやすかったです。
-先生はどんな人でしたか?
長谷川さん:パリ国際でのパスカル・ゴダール先生は現役で活躍されている先生で熱量がとてもありとても熱心に教えてくれました。ウィーン国際ではアレキサンダー・ロスラー先生に教えていただきましたが、穏やかでとても優しい先生でした。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
長谷川さん:共通してコントラストがはっきりとしていたと感じていました。弾き方も日本よりも派手な印象でした。
-レッスンは何語で受けましたか?
長谷川さん:パリ国際ではフランス語、ウィーン国際ではドイツ語でした。どちらも通訳さんをお願いしていましたが、英語で先生と直接会話したこともあります。
-レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか?
長谷川さん:パリ国際では各クラス始まりは顔合わせして、終わりは先生含めクラスみんなでランチして解散でした。ウィーン国際ではオープニングの演奏会があり、最後の受講者コンサートの終わりに主催者の方からの挨拶がありました。
-講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか?
長谷川さん:パリ国際では最終日にクラス発表会がありました。ウィーン国際では1クラス2名、選抜された人が出演できるコンクールがありました。コンクールに出演しない人が演奏できるコンサートもありました。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
長谷川さん:パリ国際ではフラットシェア先で10:00~19:00までは使っていいと言われたものの、気を使う部分もあったので、講習会場の練習室で練習しました。基本は2時間でしたが、混んでない時は1日中使わせてもらえました。ウィーン国際ではホテルの練習室で1日1時間練習できました。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
長谷川さん:OFFの日に主要地を観光していました。
-宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか?
長谷川さん:パリではフラットシェア先に宿泊し、ウィーンではホテルに宿泊しました。
-宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど)
長谷川さん:パリのフラットシェア先は一人部屋で、台所も自由に使えました。冷蔵庫も私用に用意してくれてホストの方がとても良くしてくれました。ウィーンのホテルはテレビなどはなく、ベッドとシャワーと必要最低限のものが揃っている感じです。水道から茶色い水が出てきたこともありましたが、清掃も毎日してくれていたので困ることもなかったです。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
長谷川さん:パリでのフラットシェア先は郊外だったので、夜はあまり出歩かないようにしました。やはりスリは多いようで、通訳さんやホストからも気を付けてと言われました。フランスでは英語が通じないことが多かったです。ウィーンはフランスに比べて治安はとてもいいと感じました。
-お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか?
長谷川さん:パリでは宿泊先や講習会場の近くにスーパーがあったので、買い物してサンドウィッチ作って食べたりしました。ウィーンではホテルの朝食が毎日同じでしたが、種類は沢山ありました。夜は友達と飲みに行ったり、スーパーで買い物したりしていました。外食するとなると1回25ユーロぐらいかかりました。
-海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか?
長谷川さん:自分から積極的に挨拶や話しかけること!です。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
長谷川さん:実際に間近で先生のレッスンを受けて、同じ楽器を弾いているのにこんなに違うのかと実感できた瞬間。また、ウィーンでのコンクールでは1位をいただき、日本でも頑張らなきゃいけないなという気持ちになれたこと。
-留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか?
長谷川さん:海外で色々分からず怖い思いをした中で一人で乗り越えられたので、日本だったらなんでもできる!という気持ちになり、自分から行動を起こしていこうという気持ちになったこと。
-日本と留学先で大きく違う点を教えてください。
長谷川さん:食事ですね。パンが好きではなく。お米も売っているのですが、タイ米だし、日本食レストランも高かったので、食事の面ではナイーブになることがありました。あとは交通機関は切符なくても乗車できてしまうシステムだったり、時間も含めて日本と比べて緩いですね。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか?
長谷川さん:挨拶やちょっとした単語程度は知ってから渡航したほうがいいです。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
長谷川さん:地元のコンサートにちらほら出演する予定です。将来はピアノ教室を開きたいなと考えています。
-ご協力ありがとうございました。
佐藤佑樹さん/モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー&アレグロ・ヴィーヴォ室内楽マスタークラス
-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
佐藤さん:京都市立芸術大学卒業後、大学院に進学し、卒業後は一年間社会人を経験した後、現在留学に向け準備中です。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
佐藤さん:昨年ウィーン国立音大のサーマーセミナーに参加しました。それが人生で最初の海外セミナー参加となり、それをきっかけに興味を持ち今年の夏もセミナーに応募しました。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
佐藤さん:ウィーン国立音大の教授のレッスンを受けることを目的に昨年も参加し、昨年レッスンを受けた先生は、ご年齢の問題で新規の生徒を受け付けていないということで、帰国後アンドビジョンさんにヒンターフーバー先生と繋いでいただき、先生が参加される講習会に今年は参加しました。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
佐藤さん:モーツァルテウムは45分、アレグロ・ヴィーヴォは約60分のレッスンでした。モーツァルテウムは14〜15人の参加者で、一人3回のレッスンでした。アレグロ・ヴィーヴォの参加者は5〜6人でほぼ毎日レッスンでした。可能な限りレッスンしてくださる先生で、受講生の数に応じてレッスン時間と回数を調整するという感じでした。
-先生はどんな人でしたか?
佐藤さん:人間味溢れる方で、朗らかでいつも笑顔で本当に優しい先生でした。また、とても真面目で、レッスン前の時間は既に先生が練習されていたりと音楽に対して誠実な方でした。熱量高く、ご自身に対してハードルが高い方なのかなと思いました。口調とか表情まで厳しいわけではないですが、笑顔でレベルの高い要求をしてくるというギャップが面白い先生でした。セミナー期間中に先生が伴奏されたコンサートでは、全曲暗譜で演奏されていて、セミナー期間中でも隙間時間で練習をして、音楽を深く理解して演奏する為にそこまでしている姿はとても刺ささりました。ピアニストとしての理想の姿を体現されている方だなと思ったので、僕にとっては理想とする完璧なピアノの先生でした。オンラインレッスンをずっと受けていましたが、対面でのレッスンは比べ物にならなかったです。コミュニケーションを取るにしても、オンラインかつ通訳を挟んでのコミュニケーションは距離があり、雑談をする時間もないので、仲良くなれる雰囲気を作れなかったですが、対面でレッスンを受けて、ようやく先生との距離が近くなり仲良くなることができました。また、目の前で演奏を聞いていただいて、目の前で指摘してもらえるのはレッスンの質としてとても高かったです。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
佐藤さん:楽譜に忠実に演奏することです。堅苦しい演奏とか楽譜にぴったり合うようにちゃんと弾きましょう。ということではなく、楽譜に書いてあることを正しく読んで理解した上で最大限好きなように演奏する。そこまでやって初めて楽譜通りなんだということが本質だと感じました。楽譜通り弾けているうえで、より深くより表現しよう。という演奏の組み立て方、練習の仕方が、どの時代どの作品でも一貫していました。クラシック音楽は楽譜ありきの音楽なので、それを守った上で素敵な演奏にしていく姿勢からウィーンの伝統みたいなものを感じました。ウィーンの音楽が素敵な理由は、そういう姿勢にあるんじゃないかなと感じましたね。
-レッスンは何語で受けましたか?
佐藤さん:英語でコミュニケーション取っていました。モーツァルテウムの方でも通訳さんに手助けいただく機会はほとんどなかったです。通訳さんを介さないレッスンはスムーズで、同じ時間ですが長い時間レッスンしてくれているような感覚になりました。
-講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか?
佐藤さん:両方ありました。講習会全体の代表者コンサートも両方あり、それとは別にクラス全員門下生同士で聞き合うというのがありました。音楽祭の中のセミナーだったので、コンサートは毎日ありチャンスがあれば演奏できる人もいました。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
佐藤さん:モーツァルテウムでは練習室を1日3時間まで借りることができました。初日にレッスン日程が分かるので、事前に受付で予約していました。アレグロ・ヴィーヴォでは、近くの音楽高校の練習室を借りていました。8部屋の練習室があり、8:00〜14:00、14:00〜20:00までの2分割での予約。ただ、午前中に練習した日はその後練習ができないので、翌日朝からレッスンなどは困りましたね。受講生同士でコミュニケーション取って、短時間借りることもありました。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
佐藤さん:観光はほとんどしませんでした。外食程度です。基本的にはすぐ寝て、また早く起きて練習しなきゃいけないような状況でした。あとは、レッスン前後は聴講したり、時間ある時は他の先生のレッスンを聴講したりもしました。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
佐藤さん:両方ともそんな悪いっていう感じではないと思います。スリの被害はやはり聞きました。バスや特にスーパーマーケットでの被害を聞くことが多かったです。最低限の貴重品の管理とかはしておかないといけないと思います。街の様子はザルツブルグも中央駅から離れてしまうとだいぶ田舎町ですが、綺麗に整備されていました。欲しいものが揃わないことはないと思います。ホルンはハイジを想像させるような場所で、見渡す限り畑と野原が広がっています。夏でしたが夜中は14度くらいまで下がることもあり、昼間も少し肌寒いくらいでした。天気が変わりやすいので、傘を持っていないと困りました。
-宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか?
佐藤さん:学生寮に宿泊しました。モーツァルテウムの方は広めのワンルームで、キッチンがあり、コンロ2口あり、料理がちゃんとできるような環境で冷蔵庫も付いていました。コインランドリーが寮にありますが、周りの受講生などによって清潔度が変わったりするので日本人的には抵抗があるかなと。アレグロ・ヴィーヴォの部屋は狭かったです。二段ベットと机1台とクローゼットのみでした。2人部屋だったので、気を使う必要があり一人部屋に比べると快適ではないかと思います。コインランドリーも綺麗で、食堂の食事も美味しかったです。
-お食事はお口に合いましたか?
佐藤さん:モーツァルテウムでは自分で料理したり、大学前のサンドウィッチ屋さんによく行っていました。
-宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか?
佐藤さん:モーツァルテウムはバスを利用しました。アレグロ・ヴィーヴォの移動は歩きです。徒歩で5〜10分くらいでした。
-海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか?
佐藤さん:コミュニケーションをちゃんと取ることだと思います。挨拶もそうですし、合う合わないはあるので、無理に全員と仲良くする必要は決してないと思いますが、話せるかなって思った時に話してみたり、小さなコミュニケーションをちょっとずつ挟むのが大事かなと思います。拙い英語でも、話しかけてくれるってことが嬉しいし、一言でもコミュニケーションに繋がると思います。
-留学中に、困ったことなどはありますか?
佐藤さん:困った事ではないですが、生活必需品を色々持っていきましたが、現地で簡単に手に入るので荷物減らせるかなと思いました。あと、アプリを活用して生活することが必要です。コインランドリーの支払いもアプリだったので、アプリを活用できるかできないかでは天国と地獄みたいなぐらい違うと思います。
-留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか?
佐藤さん:朝から晩までピアノのことしか考えない生活だったので、しんどかったですが行って良かったと思っています。観光する時間もなかったので、楽しい思い出かと言われるとそうではないですが、一か月間とは思えないぐらい濃厚で、ものすごい成長のある時間でした。ヨーロッパは、音楽に集中しやすいような環境なのかなとも思いました。クラシック音楽に関わりのあるものがスッと視界に入ってくることが小さなモチベーションになって、クラシック音楽やピアノに向かっていける部分があったと思うので音楽家として成長する上で留学することはとても良い選択だなと思いました。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいこと、しっかり準備しておいたほうがいいことなどありますか?
佐藤さん:事前の練習はやっとけばやっとくほどセミナー期間中は楽だと思います。また、音楽に関係のあるものに関しては全部用意してから行った方がいいかなと思います。例えば先生に渡す楽譜とかは基本的に原本を持っていき、どの版の楽譜を使っているかや、間違いがないか確認してから渡航した方がスムーズです。やる気や目的があって、ちゃんと練習している人には先生も思い入れ持ってレッスンをしてくださるので、少しでも留学したい気持ちがあれば海外に行ってレッスン受けて、ガッツリ音楽に集中したら絶対思い出に残るセミナーとか渡航になるかなと思います。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
佐藤さん:ウィーン国立音大を受験予定です。入学してヒンターフーバー先生のレッスンを受けて、ヨーロッパ国際コンクールとかにもチャレンジしたいと思っています。ウィーン古典派とブラームス、シューマンの研究に力を入れ、帰国した時に研究を生かして子供達に指導できればいいなと思っています。
-ご協力ありがとうございました。
R・Kさん/ニース夏期国際音楽アカデミー
-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
R・Kさん:東京音大を卒業後、大学院の音楽教育専攻科でソルフェージュを研究しました。卒業後は楽器店のインストラクターとして勤務しています。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
R・Kさん:近隣のアジア圏の国には行ったことがありますが、講習会に参加したのは初めてでした。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
R・Kさん:フランス音楽や文化、食べ物が好きなのでフランスに行きたかったというのがあります。また、歴史があり有名な先生が揃っている講習会だったので参加を決めました。
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
R・Kさん:10名前後の生徒がいました。アジア圏やヨーロッパなど世界各国から参加者が集まっていました。参加していた日本人でも既にヨーロッパで生活している人が多かったです。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
R・Kさん:初日にクラス内の顔合わせとスケジュール確認がありました。初日からレッスンが始まり、45分~60分程度のレッスンが合計4回ありました。
-先生はどんな人でしたか?
R・Kさん:厳しめの先生でしたが親切に教えてくれました。通訳さん曰くフランス人のおじいちゃんはみんなこんな感じとおっしゃていました。スタッフの方々も親切でした。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
R・Kさん:フランス音楽はとにかく楽譜通り読み込み、どう表現するのかということを教えてくださいました。楽譜に書いてあることを改めて教えてくださるレッスンでした。
-レッスンは何語で受けましたか?
R・Kさん:先生はフランス語でレッスンされていました。希望があれば英語でもレッスン可能だったようです。
-講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか?
R・Kさん:クラスの中から1名選出されて参加するコンクールがありました。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
R・Kさん:1日2~3時間程度は練習していました。練習室の部屋はそれぞれ決まっていて、空いていたら自由に使えました。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
R・Kさん:聴講をすることが多かったです。練習室も空いていれば使える形式だったので、練習していることも多かったですが、たまに周辺を散歩したり、美術館にも行ったりもしました。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
R・Kさん:寮の周辺は人も少なくのんびりした雰囲気で治安も問題ありませんでした。ニースの観光地などは人がとても多く、知り合いの人がスリにあったという話も聞きました。
-どこか遊びに行ったところはありますか?
R・Kさん:通訳の方にお誘いいただいて海へ行きました。その他、大人数で市街地のビーチに行ったりもしました。
-宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか?
R・Kさん:学生寮です。
-宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど)
R・Kさん:1人一部屋で、広さはビジネスホテルよりも少し狭かったです。テレビやエアコンはなく、シャワーとトイレ、ベッドと机、冷蔵庫がありました。外の気温は日本より涼しいのですが、寮内がとても暑かったのでエアコンがなく大変でした。
-宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか?
R・Kさん:徒歩で移動しました。
-お食事は何を食べましたか?お口には合いましたか?
R・Kさん:朝昼晩、寮で提供がありました。美味しかったですよ。
-海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか?
R・Kさん:勇気出して話してみることが大事だと思います。英語圏以外の国だったら、少しだけでもその国の言語を話すことも大事だと思います。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
R・Kさん:初のヨーロッパだったので、まず憧れ地に行けたこと自体が良かったです。
-留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか?
R・Kさん:幅広い年齢層の人と出会える機会があり、色んな話を聞けたことで自分の世界を広げることができたのが大きな収穫だと思っています。
-留学前にしっかりやっておいた方がいい事は何かありますか?
R・Kさん:英語は必須なので、旅行で使えるような英語は覚えておくこと。また、自分から進んで積極的にコミュニケーションを取りに行った方が良いです。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
R・Kさん:他の講習会にも参加したいなと考えています。また1・2年程度留学もしたいなと思っています。
-ご協力ありがとうございました。
K・Oさん/ピレネー夏期国際音楽アカデミー
-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
K・Oさん:小さい頃からピアノを演奏しており、大阪音楽大学の大学院を卒業しました。ピアノ以外の楽器も興味があったので中学校では吹奏楽部でユーフォニアム吹いたり、高校ではチェロを演奏した経験もあります。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
K・Oさん:大学生の時は毎年海外の講習会に参加していました。イタリアやドイツの夏期講習会、ウィーンの春期講習会にも参加しました。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
K・Oさん:スペイン音楽を二年間研究していて、卒業したら実際に現地に出向いて本場の先生に習いたいと思っていました。ピエール・レアク先生がスペインでも教えていらして、幅広く音楽を学べるよとアンドビジョンさんにおすすめしていただいた先生だったので、今回参加をしました。
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
K・Oさん:ピアノは50人いないぐらいだったと思います。男女比は女子が少し多かったぐらいです。年齢層10代20代が多かったですが、小さい子や年齢層高めの参加者もいました。アジア圏の参加者は少なく、やっはりヨーロッパ圏、フランス出身の人が多かったですね。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
K・Oさん:初日にオリエンテーションとレッスンがありましたが、レアク先生はご都合でいらっしゃらなかったので、日本人の先生のレッスンを受けました。翌日からは毎日レアク先生のレッスンが1レッスン1時間くらいありました。
1レッスンで2・3曲とペースが早く、8曲程度準備していましたが、3日くらいで終わってしまい、iPadで過去の曲を探して、朝譜読みして昼レッスンに持っていくという感じでした。
-先生はどんな人でしたか?
K・Oさん:とっても明るい方で、何をやらかしても肯定してくれるみたいな心の深い先生で、本当にとても良くしていただきました。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
K・Oさん:例えば、タンゴのノリであったり、踊りのニュアンスは日本人には難しいノリですが、もっとリラックスしていいんだよ。と、横でずっと弾いてくださり、ノリを実際に体感できました。ハイドンやショパンやシューマンも持っていきましたが、先生はバッハやハイドンを色々やると幅広い音楽になるから、もっとやりなさいといっていただきました。
-レッスンは何語で受けましたか?
K・Oさん:フランス語は分からないので、挨拶程度で他は全部英語にしてもらいました。英語もがっつり出来るわけではないですが、分かりやすい英語で教えてくださってたので、聞き取りやすかったです。あとはニュアンスや弾いているところを見て理解していました。
-レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか?
K・Oさん:講習会最後の晩はカツァリス先生ソリストのオーケストラ演奏がありました。
他の日は毎日毎晩演奏会が行われ、クラシックピアノはじめ、ジャズピアノやトリオなどジャンルも様々でとても有意義な時間でした。演奏会は街全体で行っていって、毎日違う場所で開かれるため、教会、老人ホーム、公園、ホールなど様々な場所に行けることも新鮮でした。山奥の映画館で行われることもあって、1時間くらいかけて行きましたが、みんな車酔いになった経験もありました。また、夜の演奏会だと、終わりが22時頃で帰宅が23時。ルームメイトのフランス人は基本的にはお風呂に入らないので、寝静まっており、お風呂に入れない経験もしました。
-講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか?
K・Oさん:選抜者コンサートのような演奏会がありました。ソロで10人程度、アンサンブルでの出演や、チェロ専攻の人は全員合奏で演奏していました。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
K・Oさん:小学校の中にレッスン室と練習室がありそこで練習していました。練習室は3人1部屋で使用してましたが、同じ門下の同士の組み合わせなので被ることはありませんでした。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
K・Oさん:治安はとてもいいところだったと思います。街並みが綺麗で、丘の上に行くとお店がいっぱいありました。
自然豊かな場所で、道中に羊が野放しされてたり、馬がいたりとかしてのどかで素敵でした。田舎の方なため、周りの人が気軽に話しかけてくれたりもしました。
-どこか遊びに行ったところはありますか?
K・Oさん:日曜日は教会行ったり、木・土曜日の夕方はマーケットに行ったりしていました。街並みがとっても綺麗でした。日本人の方が営業しているお食事屋さんがあって、レアク先生も良く行っているお店らしく、日本人メンバーで行ったりもしました。
-宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか?
K・Oさん:学生寮です。同年代の女の子6人ほどでひとつの小さな家で暮らしていました。リビングは共有スペースで、部屋は1人部屋か2~3人部屋。来た順で部屋を選んでいく形式でした。シャワーは1・2階にありました。ベッド、冷蔵庫、テレビ、洗濯機に洗剤もあり、家具家電は一通り揃っていました。洗濯機の使い方が難しく、フランス人の子に教えてもらいました。
-宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか?
K・Oさん:徒歩です。会場までは歩いて5分程度です。基本レッスン室は小学校でしたが、レアク先生だけ例外でミニホールみたいな少し広い場所でした。元々選抜コンサートを教会でやる予定だったようですが、ゲリラ豪雨で水浸しになってしまい、急遽ミニホールに変更なって、レッスン室がコンサートの会場になったので練習のように本番ができました。
-お食事は何を食べましたか?お口には合いましたか?
K・Oさん:朝食は宿泊場所に1週間分の食料が準備されており、コーンフレークやパン、牛乳などでした。昼食と夕食は食堂に準備されていました。ポテト料理が多く、ポテトと肉という感じでしたが思っていたより美味しかったです。日本人の方が経営しているところではカレーとかお寿司などが食べられました。物価問題もあるんですけど、全体的にちょっと高かったです。食事はもちろん、衣類とかも結構高かったです。
-海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか?
K・Oさん:コミュニケーションをちゃんと取ること。今の若い子たちはフランス人でも英語が話せたので、ひとまず英語で最低限会話できれば。あとはSiriや翻訳機を使ったりすれば、ほぼ不自由なくコミュニケーション取れました。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
K・Oさん:レアク先生のレッスンを受けたことです。違う観点から教えてもらうことができました。1人で海外に行くのが初めてだったので不安はありましたが、色々サポートしてくださるので、踏み出していけたのは良かったなと思います。
-留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか?
K・Oさん:楽譜の見方ですかね。音の間違いとか、フレーズの書き込みとかも大事で、細かく見ていましたが、もっと広く見ていい。リラックスしてリズムを体で感じてそのまま弾けばいいんだよと教えて貰えて、理屈じゃないところもあるんだなと思ったらちょっと気を楽に出来ました。あとは、コミュニケーション力が上がったと感じました。現地の色々な人と会話するとその人の価値観や音楽感が分かり、楽しかったです。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか?
K・Oさん:語学はとても重要だと実感しました。若い子たちは英語が堪能でコミニュケーションがはかりやすかったですが、お年を召した方は、特に地方だとその現地の言葉しか喋れないと言う方が多かったため、ある程度の語学は必要だと思いました。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
K・Oさん:海外講習には定期的に参加したいなと思っています。次はスペインで探したいと思っています。色んな講習会に参加して自分の価値観をどんどん変えていけたらと思います。
-ご協力ありがとうございました。
N.S.さん/ウィーン冬期音楽講習会
-まず簡単な自己紹介と、現在までの略歴を教えてください。
S. N.様
東京都出身のS. N.と申します。4歳から桐朋学園大学の付属音楽教室に通っていて、ヴァイオリンを始めました。
東京音楽大学の附属高等学校を経て、東京音楽大学を2022年に卒業しました。現在に至ります。
-今回ご参加されたウィーン冬期講習会以外に、何か講習会に参加されたりとか、海外に行かれたことはありましたか?
S. N.様
アンドビジョンさんでの講習会には今回が初めてだったんですけど、違う方が主催されてる講習会には参加したことがあります。海外は旅行でしか行ったことがないので、留学っていう形では初めて行きました。
-今回ウィーン冬期音楽講習会に、参加されたいと思ったきっかけや理由はありますか?
S. N.様
母が、私が在学中の時から、アンドビジョンさんのメールマガジンを登録していて、この時期にこんな講習会があるよっていうことを教えてくれて、ちょうど、後輩のコンサートとかを聞きに行く機会もあって、音楽に没頭したいっていう気持ちが芽生えていった時期っていう時期だったので、せっかくなら参加してみようと思い、すぐ申し込みました。
-ありがとうございます。 次は講習会の内容というところで、まず、参加者はどれぐらいの人数がいらっしゃって、どんな人が参加していましたか?
S. N.様
はい、全員で16人ぐらいだったと思います。
ピアノの人が多かったイメージで、声楽の人が他2名と、ヴァイオリンが私を含め3名いらっしゃいました。
高校生の子とかは、ご家族の方付き添われていたのと、あとは、社会人の方とか、私よりも年上の大人の人とかも参加されてました。
-講習会はどんなスケジュールで組まれていましたか?
S. N.様
スケジュールは、到着した次の日に市内観光をして、 あとは元日を除くほとんど毎日、レッスンと練習室を使用させていただきました。
-先生はどんな方でしたか。
S. N.様
ゲラルド・シューベルト先生という男性の方で、ウィーンフィルの、とても優しくて温かい先生でした。
-先生以外に、スタッフはどんな方で、何名ぐらいいらっしゃいましたか?
S. N.様
現地サポートという方は1名いらっしゃって、私のレッスンにはついていらっしゃらなかったんですけど、 他のレッスンで、通訳もされていたと思います。他に通訳の方が2名いらっしゃって、1人は伴奏もしてくださっていました。
-通訳付きでレッスン受けられていかがでしたか?
S. N.様
特に言葉が通じるのが遅いとか、1回ワンクッションあるからっていうことで、もどかしいとかいうふうに思ったことは特になかったので、いつも通り、東京でレッスンを受けるのと同じような 感じでレッスンを受けてたと思います。
-レッスンではどんなことを教わり、また、何か印象に残ってることなどはありますか?
S. N.様
日本で習ってきたこととか、自分が練習してきたことに対して、否定的なことは一切おっしゃられないっていうところがすごく優しいというか、温かいなと思ったのと、もちろん技術的なこととかもおっしゃるんですけど、1番嬉しかったのは、先生の門下の方とかも使っているような、エチュードの本を最終日に持ってきてくださって、データをくださったことがとても嬉しかったです。あんまりこういった講習会で、そういった、細かいところまでのご指摘っていうのはしていただいたことがなかったので、基礎的なことも習えたことが、すごくためになりました。
-レッスンは何語で受けましたか?
S. N.様
レッスンはドイツ語で、通訳の方が日本語で話してくださったんですけど、自分でどうしても伝えたい感謝の気持ちだったりっていうのは、英語で話しました。
-レッスンの最後にはコンサートがあったと思うのですが、それはいかがでしたか?
S. N.様
クラスコンサートと修了コンサートというものがあって、修了コンサートは現地の人とか、あとは音楽に深く興味を持っていらっしゃる方とかが聞きにいらっしゃってて、まさかこんなに人が来るのかと思って結構びっくりしました。
-お客さんはどれぐらいいらっしゃいましたか?
S. N.様
10人ぐらいいたんじゃないかと思います。日本人の何かの賞を取った方のコンサートとか、そういう括りでなく、市のコンサートとしての開催だったのに、聞きにいらしていただいたのは、こういうコンサートが、結構メジャーな日常の1つなのかなと思って驚きました。
-ありがとうございます。今回は練習室もご利用いただきましたが、練習環境はいかがでしたか?
S. N.様
全部アンドビジョンさんの方で手配してくださっていて、大体1日3時間ぐらい利用させていただいていました。
私が使った部屋は、アップライトのピアノがあって、とても暖房の機能もちゃんとしていて、ヴァイオリンを演奏するには十分な広さがありました。他の参加者の子とかから話を聞くと、いろんな練習室を使えるので、ピアノの色が違ったりとか、音がもちろん違ったりとか、すごく楽しそうだなと思いました。
-レッスンや練習室利用以外の時間は、どのようなことをされて過ごされましたか?
S. N.様
有名な観光地に行ったりとか、毎晩、いろいろなコンサートのチケットを取ってたりしたので、それを聞きに行ったり、現地にすでに留学している友人に会ったりして、過ごしました。
-ウィーンの街の様子はいかがでしたか?今回は年末年始で少し特殊な時期でしたね。
S. N.様
そうですね、お正月っていうこともあって、観光の方も多くいたのかなと思います。
すごくスリとかに警戒していたんですけど、特にそういった危ない目に合わず、お店のスタッフの人とかも当たり前に英語を話してくださいますし、特に困ったりしたことはなかったです。
-次は宿泊についてですが、どんな宿泊先に滞在され、スタッフの対応はいかがでしたか?
S. N.様
宿泊したところは、ドナウワルツァーというアンドビジョンさんの方で手配してくださっているホテルに宿泊しました。 ほとんどの参加者が、そこのホテルに泊まっていったんじゃないかと思います。お部屋は、もちろん暖房の機能とかもきちんとされていて、あったかいですし、何より、クラシックラジオが常にかかってるっていうのが、なんかいいなと思ってそれが嬉しかったのと、 もちろんお湯が出ないみたいなトラブルもなかったですし、フロントの人もとても親切で、部屋の鍵を外出時に預かっておいてくださるのとか、普通に日本のいわゆる高級ホテルと同じぐらい、皆さん親切だったなと思います。
-宿泊先とレッスン場所、練習室へはどのように移動されましたか?
S. N.様
電車やトラム、路面電車を使用したり、歩ける距離の場合は徒歩で移動することもありました。
-次はお食事事情というところで、ご飯はどういったもの食べて、それはお口に合いましたか?
S. N.様
朝食はホテルのビュッフェがあったので、そちらを利用しました。自分で焼くワッフルがあったりして、とても美味しかったです。 昼食や夕食は、街のファーストフードだったりとか、普通のレストランを利用しました。結構味が濃い かな、という印象はあるんですけど、どれも選べばちゃんと食べれそうなものもありました。
-1食はどれぐらいの価格帯でしたか?
S. N.様
日本でランチだったら1000円ぐらいだと思うんですけど、3000円ぐらいはかかったんじゃないかと思います。
-今は円安っていうのもありますもんね。 あとは、渡航中に何か困ったことはありましたか?
S. N.様
いや、特になかったです。強いて言うなら、トラムとかの電光掲示板の見方がちょっとよくわからないっていうところはあったんですけど、特にこれといって困ったことはなかったと思います。よかったです。
-今回、講習会に参加してよかったなって思えるような瞬間っていうのはありましたか?
S. N.様
そうですね。日本でレッスンするときとかっていうのは、在学中の話になりますけど、だいたい、試験とか、 何かに向けて先生からのご指導を受けてというのが結構多かったと思うんですけど、今回は特にどこにも所属していない身として行って、もちろん吸収することは多かったです。何かこれをやってみたい、あれをやってみたいみたいな、 という、前向きに進めるようなことも多かったかなと思います。
-留学して何か考え方変わったなとか、成長したなって思うようなことはありますか?
S. N.様
うーん、考え方が変わったで言うと、留学って結構ハードルが高いように思っていたので、1度こうやって楽器を持って参加してみたら、 意外と身近なことだったと思うようになりました。もちろん準備とかは必要だと思うし、それなりに練習とか大変なこととかはあると思うんですけど、そんなに気負わず、得ることしかないと思い、もう少し将来的な留学も具体的に考えてみようかなという考えにはなりました。
-日本とウィーンを比べてみて、ここが違ったなみたいな点はありましたか?
S. N.様
至るところに音楽が溢れているという点です。日本ももちろんクラシックのコンサートっていっぱいあると思うんですけど、音楽の都というだけあって、ほんとに小さな教会から大きいコンサートホールまで、音楽のコンサートしてない日がないんじゃないかと思うぐらい、数多くのクラシックコンサートをやってて、 それがちゃんとわかるように存在しているっていうのが、すごい良かったなと。日本だと調べたりとかしないとわからないと思うんですけど、どこにいても目に入るというか、すごくクラシック好きにはたまらない街だったんじゃないかと思いました。
-今後留学される方に向けて、今回留学してみてのアドバイスはありますか?
S. N.様
私は今回の留学に、レッスンの面より生活の面ですごく不安があったんですけど、 例えば英語が話せないとか、ドイツ語が苦手っていう方とかもいると思うんですけど、現地の人は話せないことを当たり前に思ってくれてると思うんですよ。アジアの顔が来たら。だから、物おじせず、分からなくて話してみるとか、別に恥ずかしいことじゃないと思うので、なんでも自分で言ってみないと困っている状況は変わらないと思うから、なんでも自分でやってみるっていうのも大事だと思いますし、あとは、レッスン、コンサート、公開レッスンとか、行けるものがあるんだったら、とにかく参加してみる、新しい場所に行ってみるっていうのは、すごく大事なことだと思います。
-今回渡航前に、日本で準備しておいた方がよかったな、ということはありましたか?
S. N.様
特にこれが無くて不便だったなみたいなのはないんですけど、 私はヴァイオリンだったので、大きいカバンは絶対にいらないと思いました。邪魔になってしまうし、楽譜とかは楽器のケースに入るので、 強いて言うなら手回りの荷物は少なくできるような何かアイテムがある方がいいと思います。
-それでは最後に、今後の活動について何かプランなどはありますか?
S. N.様
現段階で長期留学をすぐにするのはちょっと難しいんですけど、今回の留学で本当に具体的に進めたいという気持ちが強くなったのは事実で、 もしそういった機会があったら、アンドビジョンさんにご協力していただけたらと思っています。もし留学をするんだったら、色々な国をまず短期でも行ってみて、 どういった音楽を突き詰めていきたいのかなどもよく考えてから実際に行動に移す方がいいかなと思ってます。
-ありがとうございました。S. N.様の今後の活動も楽しみにしております♪
Y.M.さん/ウィーン冬期音楽講習会
-氏名
Y.M.様
-専攻
ピアノ
-参加コース名
ウィーン冬期音楽講習会
-参加期間
2023 年 12 月 29 日~ 2024 年 1 月 5 日
-今回ご留学なさってみていかがでしたか?全体的なご感想をお願いします。
とても有為義な時間を過ごせました。レッスンがよく、(先生がよく)、ピアノに真剣にとりくめました。もう少し練習時間がとれるとなおよかったと思いました。またウィーンは音楽のあふれる街で住みやすそうで、ピアノ以外の時間も楽しくすごすことができました。
-特に印象に残ったことは何かありますか?(講習会、生活面などいろいろな点で)
講習会:先生が姿勢やひき方など基本的な所に対して指摘して下さることが多く、練習の際も意識することが変わりました。
生活面:また地下鉄に何度も乗りましたが、ゆれがひどくSバーンに乗ったらとても快適でした。
-■レッスンについて■-
-担当講師名
Stefan Arnold 先生
-1クラスの参加人数
1人
-レッスン回数
4回
-レッスンの進め方
やっていただきたい曲を申告し、まず弾く。そして最初から部分的に指導して下さいました。
-講師・レッスンの印象(どんなレッスンでしたか?日本との違いなど)
とてもいい先生でした。わかりやすく、音に対してすごく敏感でした。基本的な動がわかり、役に立ちました。
-通訳について(通訳はいてよかったですか?何か問題はありましたか?)
Arnold 先生は英語も話せるようでしたので、英語であれば通訳はなしでもよかったです。
-■宿泊施設について■-
-宿泊形態
ホテル
-良かった点
駅から近く、快適でした。
-悪かった点
朝食が毎日同じで少しあきました。
-■国や都市、滞在した街について■-
-実際に行ってみて、この国や都市の印象はいかがでしたか?(治安面、交通面、街の人の印象など)
治安がいいので住んでみたいと思いました。いろいろな人種の方がいましたが、みなウィーンにとけこんでいる印象でした。地下鉄はゆれがひどかったですが、シンプルでわかりやすく便利でした。
-現地でのお食事はどうでしたか?(自炊、外食など)
とてもおいしかったです。日本人が経営する日本料理屋もあり、和食もたのしめました。
-留学して、ご自身が成長したと思う点や、変わった点などを教えてください。
基本的な打鍵の仕方や姿勢など指摘され、自分が今までだせなかった音が出せるようになりました。
-アンドビジョンのサービスは、いかがでしたか?(良かった点、悪かった点)
とても楽しかったです。現地スタッフさんもとてもいい方たちでした。
-今後留学を考えている方に、アドバイスをお願いします。
留学に行ってみると、行く前とは違う何かをえられると思います。思い切って留学してみて下さい。
-今後どのようなプログラムがあると良いと思いますか?
現地の宿泊先にホテルではなくウィークリーマンションのような選択肢もふえるとなおウィーンを満喫できるのではと思います。
横山千紘さん/ウィーン国際音楽ゼミナール
-氏名
横山千紘様
-専攻
ヴァイオリン
-参加コース名
ウィーン国際音楽ゼミナール
-参加期間
2023年8月16日~2023年8月25日
-今回ご留学なさってみていかがでしたか?全体的なご感想をお願いします。
ウィーンは修学旅行で行ったことがあったので、数年前をなつかしく思うように感じたのは2週目に入ったところでした。最初は緊張していて、ドキドキのしっぱなしでした。着いた8/15はウィーンの祝日だった(後から知りました)ので、スーパーもどこのお店も閉まっていて飲みもので買うのもひと苦労でした。コースにはバス旅行もついていました。2週間の会期の前半のコンサートに出場していた生徒たちは、既に先生について勉強している人のようで印象としてはアットホームな感じでした。日本人の多くは個人参加で私も含めコロナ自粛から解放されてようやく海外に来れたという感じでした。
-特に印象に残ったことは何かありますか?(講習会、生活面などいろいろな点で)
コンクールに出るように言われたのですが、1つの曲を弾くのではなく、2つの曲を規定の長さに調整して演奏するというスタイルでした。古典派+協奏曲など用意していった曲の1楽章は曲が暗いので2楽章を弾くことになり、急慮余分にレッスンしていただくこととなりました。急な話しで、(翌日がコンクール) 私自身もピアノ伴奏の方も間に合わず、コンクールを辞退することにしました。残念でしたが、いい経験をさせていただいたと思います。
-■レッスンについて■-
-担当講師名
アレキサンダー・アレンコフ
-1クラスの参加人数
マンツーマン
-レッスン回数
4回
-レッスンの進め方
演奏、(ある程度弾いたら)先生の指導が入るスタイレです。
-講師・レッスンの印象(どんなレッスンでしたか?日本との違いなど)
とても情熱的な演奏をする先生でした。
-通訳について(通訳はいてよかったですか?何か問題はありましたか?)
ピアノ伴奏の方が、通訳して下さいました。日本人の方で丁寧に訳して下さいました。
-■宿泊施設について■-
-宿泊形態
ホテル
-良かった点
2人部屋を1人で利用できたため、ゆったり使えました。
-悪かった点
虫が入ってくるので、窓を開けれなかったです。
-■国や都市、滞在した街について■-
-実際に行ってみて、この国や都市の印象はいかがでしたか?(治安面、交通面、街の人の印象など)
治安はいいと思います。夏ということもあってか、コンサート帰りに(夜10時頃)小さな子ども連れの人を駅で見かけることもありました。交通の便もよく、1週間の定期を買って乗っていました。
-現地でのお食事はどうでしたか?(自炊、外食など)
ホテルでの食事(朝食)は7:00-10:00まで取ることができます。マリネになった野菜(きゅうりなど)はありましたが、葉物(レタスなど)はなかったのでトマトを摂るようにしていました。
-留学して、ご自身が成長したと思う点や、変わった点などを教えてください。
自分がどうしたいのかをきちんと伝えないといけないことを身を持って体験できました。 自分の考えを言葉にすることも大切で今後気をつけたいと思いました。たくさんの人が海外で勉強しているのを見て、私も長期留学します!!
-アンドビジョンのサービスは、いかがでしたか?(良かった点、悪かった点)
本当にお世話になりました。途中でプログラムを変更することになったときも親身に対応していただけました。もっぱらメールでのやりとりでしたが、すぐに対応(返信)いただけたので安心してお任せできました。エアーチケットもお願いしたのですが、要望通りのチケットでした。ありがとうございます。
-今後留学を考えている方に、アドバイスをお願いします。
VISA か Master カードを持っていくことをおすすめします。私はVISAを忘れてJCBを持って行きました。途中ネットからチケットを買おうとするときにJCBでは購入できなかったです。コンサート等もたくさんあるので滞在中の費用は余分を計上した方がいいです。(あたり前ですが…)
-今後どのようなプログラムがあると良いと思いますか?
今は思いつかないです…
現地のコンサートにもっと行けたらよかったので、事前にチケットの手配があるとよかったと思いました。 (レッスンスケジュールが現地でしか分からないのと夜に外出するのに抵抗があったので…)
Y.Y.さん/ウィーン冬期音楽講習会
-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
Y.Yです。東京音楽大学3年、ヴァイオリン専攻です。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
どちらも初めてです。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
海外の先生の講習会を受けてみたいと思ったのももちろんですし、講習会が年末年始にあるということで、その町の雰囲気を見てみたりとか、ニューイヤーコンサートもいっぱいあると思ったので、行ってみたいなと思って参加しました。
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
10人ぐらいだったと思います。高校生から大人の方までいろんな方がいらっしゃました。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
4回の個人レッスンがあって、その他にクラスコンサートと最終コンサートがありました。
-レッスンの先生はどんな人でしたか?
ベテランな方ですが、すごく親しみやすくて、穏やかで、技術的なことだけじゃなくて、演奏する上での心持ちみたいなことも教えていただきました。
-講習会スタッフはどんな人でしたか?
すごく親切にしていただいて、わからないことを質問した時にも、丁寧に答えてくださいました。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
技術的なこともたくさん教わったんですけど、1番印象に残っているのは、1つ1つの音を楽しむっていうことです。テクニックだけに目を向けるのではなくて、その音楽を楽しんで演奏するっていうことが大切と言っていただいて、帰国してからも、人前で演奏する時とかに心がけるようになりました。
-レッスンは何語で受けましたか?
先生はドイツ語を話されてたんですけど、私はわからないので、ピアノの方が通訳してくださいました。
-講習会の最後にはコンサートがありましたが、いかがでしたか?
他の受講生の方の演奏も、期間中でたくさん色んなものを吸収されたんだなということがわかりました。すごく皆さん楽しそうというか。 私自身も色々なことを思い出しながら演奏できたので、すごく充実していたなと思います。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
あらかじめ予約していただいていた練習室があったので、そこまで電車で移動して、 1日2時間、朝から練習しました。
-電車移動は不便なことはありませんでしたか?
1本で簡単に行けたので、すごくわかりやすくて良かったです。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
自主練習と、あとはオプションで申し込みをしたコンサート鑑賞と、その他にも自分で予約したコンサートに行ってました。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
初めての海外だったので緊張してたんですけど、みなさんすごく親切にしてくださって、特に危険を感じることもなく過ごせたかなと思います。
-どこか遊びに行ったところはありますか?
シェーンブルン宮殿に1日空いた日に行って、 割と遠かったんですけど、行ってよかったなって思いました!
-宿泊先はどこに泊まりましたか?対応はどうでしたか?
ドナウワルツァーというホテルに泊まったんですけど、スタッフの方々もすごい親切で、お部屋も綺麗で、すごく居心地が良かったです。
-宿泊先の設備はいかがでしたか?
空調も暖房がしっかりついたので、寒さも感じることなく快適に過ごせました。
-宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか?
電車で移動しました。1回だけ乗り換えがありました。
-ごはんは何を食べましたか?お口には合いましたか?
他の受講生の方とレッスン終わりに近くのカフェに寄ったりとか、 あとはレッスン前に町の小さなお店でテイクアウトして軽く買って食べたりしました。
-1食おいくらぐらいでしたか?
お昼だけでも2000円ぐらいは多分かかってたんじゃないかなと思います。
-留学中に、困ったことなどはありますか?
言葉ですね…!英語もほとんどままならない状態で行ったので、おっしゃってることはなんとなくわかるんですけど、自分から返せないっていうのが、ちょっと困りました。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
やっぱり日本にいる時には感じられない町並みもそうですし、音楽の本場の地で、 どのように音楽が生活の中にあるのかを感じられたのは良かったなと思います。
-留学して、何か自分が変わったなとか成長したなと思う事はありますか?
空き時間とかも結構1人で行動することも多かったので、わからないことがあった時に自分で色々調べて、考えて行動するっていう力は身についたかなと思います。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか?
言葉が非常に大事だなと思いました。今は翻訳アプリとかもありますけど、とっさに何か言われた時に準備できないとかもあると思うので、 難しいことは言えなくても、基本的な日常会話はある程度喋れるようになっていると楽かなとは思います。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
とりあえずあと1年大学生活が残っているので、今回学んだことを自分の中に落とし込んでいきながら、今後どうやって音楽と付き合っていくかを見つけていけたらなと思っています。
H.B.さん/ ウィーン国際音楽ゼミナール春期講習会
-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
1991年に東京音楽大学を卒業しまして、その後、母校の大学職員として仕事をしておりました。その後96年から、自宅と音楽教室にてピアノの先生として活動を始めて、今年で約30年くらいになります。その間は子育て期間も含んでいたので、演奏活動よりは教える方を専門にやってきました。留学に行きたいなとは長年思っていたところ、昨年たまたまドイツとウィーンを訪れる機会を得まして、その際にきっかけもあり、やはりもう一度ピアノがきちんと弾きたいな、と思うようになりました。帰国後、インターネットで検索したところ、アンドビジョンさんでのプログラムを発見し、申し込みをいたしました。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
旅行は何度かありましたが、講習会参加ははじめてでした。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
先ほどの話と重なりますが、生徒とのレッスンを行っていく中で、やはり自分のためにピアノが弾きたくなったというのがきっかけです。あとは、大学を卒業後、先生や親に留学を勧められてはいたのですが、反抗的に行かず、日本にこだわって活動してきました。しかし、やはりヨーロッパの空気を知らないというコンプレックスが自分の中にありましたし、偉大な作曲家たちが過ごした空気を知らずに生徒たちに教えるには説得力に欠けるのではないかというのをずっと感じていたというのも理由の一つです。
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
初日の説明会には全体で20名ほどいらっしゃいました。私の年代の方は少なく、20-30代の方が多かったです。これから世界に旅立つ、活躍の場を広げていく、本格的にやっている、という方が多いと感じました。私が登録したピアノの、アレキサンダー・ロスラー先生のクラスには8名いらっしゃいました。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
レッスンが期間中4回、その他先生から課題が出たのでそれを個人練習時間に練習し、また次回のレッスンに見ていただくという形でした。レッスンでは最終的にクラスコンサートとファイナルコンサートがあるので、それに向けて曲を仕上げていくという流れでした。
-レッスンの先生はどんな人でしたか?
アレキサンダー・ロスラー先生はベテランの先生で、内面的なところで、こういう感覚だからこう弾くと良いというのを的確に指導してくださる先生でした。音質からそこまで見抜けるのがやはりすごい先生だなと感動しました。今まで私は日本の超一流と言われる先生のレッスンも受けてきたのですが、ロスラー先生は通訳を通していても素晴らしさが伝わるものがあり、目から鱗でした。お人柄も大変すばらしかったです。
-講習会スタッフはどんな人でしたか?
通訳ってやはり言葉のチョイスがテクニックになってくると思うのですが、すごく的確にわかりやすく訳していただけました。また、私が困ったときにも助けていただき、いろいろな面でサポートいただき、大変感謝です。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
印象的だったのは、ウィーンで最初にピアノを弾いたのは練習室でだったのですが、日本との音の響きの違いに衝撃を受け、耳が慣れず、ペダルの使い方がわからなくなってしまい、近現代が弾けないと感じてしまいました。レッスンではソフトペダルの活用方法をロスラー先生に細かく教えていただき、その学びはすごく大きかったです。あとは、先生がしきりに音楽を演奏する人たちはみんなファミリーなんだ、というふうにおっしゃっていて、講習外で訪れたウィーンの楽団のコンサートの一体感に驚かされました。こういう環境でずっと過ごしているからこそ、素晴らしい演奏家が誕生する地域なのかなと思いました。
-レッスンは何語で受けましたか?
先生はドイツ語でお話されているのを、通訳の方に日本語訳していただきました。
-講習会の最後にはコンサートがありましたが、いかがでしたか?
最終日には全楽器の参加者(選抜者)でファイナルコンサートを行い、その前日にクラスコンサートを行います。私はクラスコンサートに出演しました。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
ウィーン西駅から徒歩5分くらいのところの練習室でした。インターネットで自分で予約を取ります。1日1時間は無料で割り当てられます。最終日が近づくと予約が早く埋まっていくのですが、早めに予約を入れておけば大丈夫です。講習生以外にも地元の方も多く利用しているようでした。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
若い方はレッスンの合間や遅い時間までいろいろ行っているようでしたが、私の場合は体力温存してました。また、到着して5日目で骨折してしまい…そのせいもあり自由に動くのは難しかったです。けがをするまでは合間を作って観光もしましたが、レッスンや練習の時間が細かく決められているので、そこまで遠出はできませんね。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
とっても素敵な街で、人も穏やかでした。地下鉄移動だったのですが、乗り合わせた方々も、例えば目が合えばニコっと笑ってくださるのがうれしかったです。犬が地下鉄に乗っていたのも驚きましたが、ウィーンでは普通のようでした。交通機関は遅れるのは当たり前でしたが、日本のようにイライラせず、みんなそれが当たり前というような感じで穏やかさがいいな、と思いました。
-宿泊先はどこに泊まりましたか?対応はどうでしたか?
ホテルに宿泊しまして、スタッフさんはみんな親切でした。けがをした際も足を冷やすための氷を毎日くださったり、すごく良くしていただきました。朝食の時のスタッフさんも感じの良い方たちばかりでした。
-宿泊先の設備はいかがでしたか?
私はツインルームを一人で利用する形でした。バスタブもあり、部屋も広めで良かったです。セキュリティもしっかりしているなと感じました。
-宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか?
地下鉄を利用しました。
-ごはんは何を食べましたか?お口には合いましたか?
ホテルの朝食はビュッフェスタイルでした。ただ、メニューが毎日一緒でそこまで種類は無いので、少し飽きてしまいました。味は問題なかったです。あとは買って帰ったりしました。全体的に外食は高いなという印象でした。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
良かったと思える瞬間は全てでした。ウィーンでの音の響きや、素晴らしい仲間たちと肩を並べて演奏会に出ることができたこと、素晴らしい先生に出会えたことです。
-留学して、何か自分が変わったなとか成長したなと思う事はありますか?
グローバルに、おおらかに物事を考えることができるようになりました。また、帰国してすぐ生徒たちのレッスンに戻りましたが、留学する前と後の自分では違うものがある、と感じられています。
-留学前にしっかりやっておいた方がいい事は何かありますか?
語学ですね。英語ももちろん通じますが、その国の第一言語を勉強していくべきだと思いました。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか?
勇気を振り絞って、日本から一度は出た方がいいです!一度海外で生活してみて、新しい刺激や、改めて日本の良さも再確認できました。私自身多くの生徒を指導していますが、生徒たちにも、どんどん外に出ましょう!ということを伝えていきたいです。
田端沙耶乃さん/ルチェッタ・ビッツィ先生(イタリア・パルマ)声楽プライベートレッスン
-氏名
田端沙耶乃
-専攻
声楽
-参加コース名
ルチェッタ・ビッツィ/イタリア・パルマ音楽院”アッリーゴ・ボーイト”元教授/声楽プライベートレッスン
-参加期間
1週間程度
-今回ご留学なさってみていかがでしたか?全体的なご感想をお願いします。
人生で最も有意義な時間になりました。私は初めての海外かつ1人ということで、全部で9日間の旅程のご提案いただきました。数ヵ月後に控えた大学院の受験対策のために、私の先生の先生であるビッツィ先生のレッスンを受けるため、短期留学をしたのですが、想像以上の学びと素晴らしい人生経験を得ることが出来ました。
日本では体験できないような美しい場所、経験、はたまた現地での困難もきっと今後の人生や音楽生活に活かせるのではないかと思います。帰国して、少し成長した自分がいることに気づけました。留学を悩んでる方がいたら、その気持ちを大切にして、1歩踏み出してみてください。きっと素敵な世界と成長した自分に会えるはずです。
-特に印象に残ったことは何かありますか?(講習会、生活面などいろいろな点で)
ビッツィ先生のレッスンで長年出来なかったところが出来るようになったこと。
語学学校での課外授業でバルサミコ酢工場にみんなで行ったこと。
ホームステイ先での会話やみんなでの食事。
-***レッスンについて***
-担当講師
ルチェッタ・ビッツィ先生
-1クラスの参加人数
1人
-レッスン回数
3回
-レッスンの進め方
発声、曲(3日間で6曲やりました)
-講師・レッスンの印象(どんなレッスンでしたか?日本との違いなど)
アドバイスが一気に沢山出るところが日本との違いかなと個人的に感じました。
また、私の苦手なところをどうやったら出来るようになるか、時間をかけて一緒に考えて下さりました。その結果、長年出来なかった場所が出来るようになり、嬉しくて号泣してしまい、先生も涙ぐまれており…イタリアに行ってよかったと心から思える印象的なレッスンになりました。
-通訳について(通訳はいてよかったですか?何か問題はありましたか?)
本当に素敵な通訳さんでした。1人で不安だったのを沢山寄り添ってくださりました。感謝の気持ちでいっぱいです。
-***宿泊施設について***
-宿泊形態
ホームステイ
-良かった点
語学が以前よりも話せるようになった。優しく接してくださった。イタリア文化をたくさん紹介してくださった。
-悪かった点
本当に素敵なご家族だったので、ありません。
-***国や都市、滞在した街について***
-実際に行ってみて、この国や都市の印象はいかがでしたか?(治安面、交通面、街の人の印象など)
語学学校やホームステイ先で滞在したモデナ、治安良いと思います。お休みの日には中心街でメルカートが開かれ、お買い物も楽しかったです。街の人もみんな優しいです。
パルマ、駅前は治安が悪いので注意が必要だと思いました。(移民が多いです)中心街に行けば、観光客が多いのでそれほど危険を感じることは無かったです。
イタリアの電車内でアジア人女性1人だったからか、執拗に話しかけられて連絡先の交換を迫られたことが何回かありました。また、イタリアは電車がとても分かりづらいです。遅延は当たり前なので、1時間前行動を意識していました。ホームが直前に変更されたり、チケットの買い方(私はホームステイ先の方が教えてくださって、いつもオンラインで買っていました。)も事前に調べておくと良かったなと思いました。
-現地でのお食事はどうでしたか?(自炊、外食など)
朝、晩はホームステイ先の方がご馳走して下さりました。お昼は語学学校の友達とbarやpizzeria に行ったり楽しんでいました。
-留学して、ご自身が成長したと思う点や、変わった点などを教えてください。
帰国後すぐに日本の声楽の先生にお会いしたのですが、歌の世界観が広がってる!と褒めていただけました。イタリア語や世界がもっと身近に感じられたり、視野がぐっと広がったように感じます。
また、自分は精神面が強くないと思っていたので、現地での困難に直面して鍛えられたと思います。
-アンドビジョンのサービスは、いかがでしたか?
本当に非の打ち所がありません。
また機会がございましたらお願いしたいですし、留学を考えている友達にも勧めました。沢山お世話になりました。
-今後留学を考えている方に、アドバイスをお願いします。
まずは留学をしてみたいと思う気持ちを大切にしてください!次に、何のために何をしようかということを沢山考えてください。留学は楽しいだけではく、大変なこともありますが、かけがえの無い経験だと感じました。素敵な世界と成長した自分が待ってます。