松田有平さん/モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー
★3/7・(金) 18:00-【☆モンテプルチャーノ国際マスタークラス☆】現地講習会担当者がプログラムについて解説致します!★
モンテプルチャーノ国際マスタークラス
Information Session
~モンテプルチャーノ国際マスタークラスオンライン説明会~
参加費無料・完全予約制・オンラインでの参加も可能です
ゲストスピーカー:講習会アーティストディレクター アリアドネ・ダスカラキス先生
日時:3月7日(金)18:00-18:30
場所:≪アンドビジョン・東京オフィス≫
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2階
JR御茶ノ水駅御茶ノ水口から徒歩7分、東京メトロ半蔵門線神保町駅から徒歩5分程度
♪参加ご希望の方は、こちらからオンライン予約フォームを送信して下さい。
※説明会予約を選択→その他ご要望等に“モンテプルチャーノ”とご記入下さい。
お電話・FAX・メールでのご予約も承っております♪
電話:03-5577-4500 FAX:03-4496-4903 メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
スリランカ民主社会主義共和国
気候 スリランカの気候は熱帯に属し、一年中天気が良い。湿度は高いが、海風により涼しいときもある。モンスーンの季節は年間を通して、最も暑い時期。雷雨も多い。 |
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現在の天気 |
ビザ | 1ヶ月以内の観光目的ならスリランカの入国にはビザは不要。ただし、往復航空券またはそれに相当する所持金の提示が必要。ビザについてはこちらを参照するか大使館にお問い合せください。 |
パスポート | 3ヵ月以上のパスポート有効残存期間 |
現地日本大使館 | |
在スリランカ大使館 |
Sri Lanka Embassy of Japan No. 20, Gregory's Road, Colombo 7, Democratic Socialist Republic of Sri Lanka (P.O. Box 822 Colombo) Tel: (94-11)2693831〜3 Fax: (94-11)2698629 在スリランカ大使館は、在モルディブ大使館を兼轄する。 |
外川千帆さん/伴奏ピアニスト/ドイツ・ミュンヘン
「音楽家に聴く」というコーナーは、普段舞台の上で音楽を奏でているプロの皆さんに舞台を下りて言葉で語ってもらうコーナーです。今回ドイツで伴奏ピアニストとしてご活躍中の外川千帆(トガワチホ)さんをゲストにインタビューさせていただきます。「音楽留学」をテーマにお話しを伺ってみたいと思います。
(インタビュー:2010年12月)
ー外川千帆さんプロフィールー
東京芸大附属高、芸大、芸大大学院修士課程ピアノ専攻卒業。ロータリー財団国際親善奨学生、文化庁在外派遣研修員として、ミュンヘン音楽大学、チューリヒ音楽大学歌曲伴奏科卒業、演奏家資格を得る。ミュンヘン音楽大学の伴奏員を在学中から2007年まで務める。第73回日本音楽コンクールにて、コンクール委員会特別賞(共演賞)を受賞。第6回国際フランツ・シューベルトと現代音楽コンクールのリートデュオ部門と、フーゴー・ヴォルフ・アカデミー国際リートデュオコンクールにて第3位を受賞。第4回ヒルデ・ツァデック国際声楽コンクールにおいて公式伴奏者。ルードヴィヒスブルク音楽祭等、ヨーロッパや日本で演奏活動を行っている。これまでに歌曲伴奏をH・ドイチュ、白井光子&H・ヘルの各氏に師事。
-まずは、簡単なご経歴を教えてください。
外川 東京芸大の附属高校から芸大ピアノ科に進学し、大学院まで進みました。大学院在学中に、ミュンヘン音大の歌曲伴奏科に留学しまして、ミュンヘン音大と東京芸大の両方を卒業しました。ミュンヘン音大に在学中から、伴奏助手として働き始めたのと並行して、チューリッヒ音大に入学し、月に1週間ほどレッスンを受けていました。チューリッヒ音大を卒業した後、子供の出産を経て、2007年まではミュンヘン音大で伴奏助手をやっていましたが、今はフリーで働いています。
-音楽を始められたのはいつですか?
外川 4歳です。私は、岩手県出身なのですが、母がピアノ教室をやっていましたので、まずはそこで始めました。
-ご自分からやりたいと言って始めたのですか?
外川 4歳だったのでよくは覚えていませんが、そうかもしれないですね。生まれたときから、身近にピアノはありましたし。近所の子どもたちがレッスンを受けているのを見ているうちに、弾き始めていたんじゃないでしょうか。母が熱心に勧めたわけではなかったと思います。
-小さいときから練習量は多かったんですか?
外川 いいえ、いなか育ちなので、本当にのんびりやっていました。 東京とか大きな都市だと、皆さん子どもの頃からすごく一生懸命やるじゃないですか。私は競争する相手もいませんでしたから、本当にのんびりと・・・。ほかの方のインタビューを読むと、皆さん素晴らしいですよね。
-そうだったんですね、それは意外です。中学校までは普通の学校だったんですね。
外川 高校も1年間は普通高校に行っていました、芸大付属高校には入り直した形です。
-芸大附属高校に入るまで、お母さんのレッスンを受けていたんですか?
外川 最初の頃は母に習っていたんですけど、親子だと難しいものがあるので、すぐに近所の先生に習いました。母の先生に当たる人でした。あと、東京の先生が出張レッスンに来てくださったり、こちらから出向いたりしていました。
-東京の先生にも習っていたんですね。
外川 小学生の時、ヤマハの音楽教室が、東京からの先生を呼んでレッスンをするというのを始めたんです。それがきっかけですね。そして、芸大附属高校の話も出て、受験してみようと。受かったら受かったで、皆さんすごく素晴らしくて、場違いなところに来ちゃった!と焦りました。(笑)
-本格的にピアノをやっていこうと思ったのは、芸大附属高校に入学してからですか?
外川 受験するときです。それまでは、どういう風に練習したらいいかとか、みんながどういう風に受験対策しているかとか全然知りませんでしたから。「朝9時に試験で弾かなければならない場合、5時から練習開始するべき」みたいなこととか、ソルフェージュのスキルとか、初めて本格的に教えていただいて。入学してからは、周りにすごく刺激されました。
-高校に入ってからの練習量はどのくらいでしたか?
外川 クラブ活動がないので、学校は午後1時とかの早い時間に終わるんです。なので、寮に帰って3時くらいから練習を始めて6時くらいまでやって、夕食を食べて7時くらいからまた3時間練習して、という感じですね。中には、お風呂に入ってから、1時、2時までやっている人たちもいましたよ。
-始めはキツかったですか?
外川 今、思い出せないくらいキツかったですね。お友だちとの楽しい思い出ってないんですよ。他の人たちも、自分の音楽に気持ちが向いている人たちばっかりだったので。学校終わったら、まっすぐ帰って練習、朝は授業が始まる一時間前から練習って感じでしたね。特に、私は全然余裕がありませんでしたから。
-高校生の時はコンクールなどには出られたんですか?
外川 いいえ。あの時代は、芸高に通っている生徒がコンクールに出るというのはタブーのような風潮があったんですよね。出るなら、絶対に賞を取らなくちゃいけないみたいな。
-それでも出られている方はいらっしゃったんですか?
外川 一人だけだったとおもいますよ。受けることも秘密にしていたと思います。
-大学に入られてもそういう感じだったんですか?
外川 いえ、大学に入ってからはみんな出ていましたね。私も、日演連の新人演奏会のオーディション等を受けたりしました。でも、私の場合は、大学に入ってからは伴奏のほうを沢山やりたくて。声楽の方の伴奏を主にやっていました。伴奏のほうではずいぶん色々なオーディションやコンクールに出たりしました。
-実際にプロを目指そうと思い始めたのはいつくらいですか?
外川 大学に入ってからですね。高校には声楽科がなかったので、声楽を勉強している人に出会ったのは、大学に入ってからだったんですよ。声楽科に友達がたくさん出来たこともあるのですが、伴奏をやっていくうちに、どんどん楽しくなってきまして、伴奏のお仕事が出来たらいいなと思うようになりました。
-伴奏の魅力は何でしょうか?
外川 もともと、ソロとして、舞台で弾きたいと思わなかったというか・・・。それよりも、音楽と言葉が密接に結びついていている声楽の伴奏をすることが、おもしろいと思い始めたのです。どっちかというと演劇作品に近いというか、ピアノとは違って言葉を使いますし、言葉と音楽で表現することに魅力を感じますね。演奏会の形態もそうですけど、一曲一曲が短くて、いろいろな情景が変わっていくこともおもしろいと思います。
-なるほど。さて、外川さんがドイツに留学されたのはいつのことですか?
外川 大学院に入ってからです。大学院受験は自分では試金石だと思って望みました。これでだめだったら自分はここまでだ、と言うことにしようと思って。でもおかげさまで合格できたので、大学院に入ってからは、もう伴奏をやっていこうと、授業などもその方向のものばかりとっていました。留学を考えたのはそれからです。私のソロピアノの先生も、伴奏をやることについては、理解してくださっていましたので、リートの先生を紹介してくださるなど、手助けをしてくださいました。
-ミュンヘン音大を選んだきっかけは?
外川 語学留学で一ヶ月ミュンヘンに行ったことがあったんですけれど、街がすごく好きになったというのが一つの理由です。 でも、直接のきっかけになったのは、東京で鮫島有美子さんとそのご主人であるヘルムート・ドイチュ先生の公開レッスンを受けさせていただいたことですね。 そのドイチュ先生がミュンヘン音大の先生だったのです。そこで先生にいろいろご相談させていただいて、具体的に留学することに話が進んでいきました。あと、たまたまミュンヘン音大で、歌曲伴奏科ができた年だったので、タイミングも良かったこともあります。
-音楽留学の前に、ミュンヘンで語学留学を経験されていたんですね。
外川 はい。フルタイムコースがあるのは大きな都市しかなかったので、ミュンヘンを選びました。ミュンヘンは、比較的安全な街ですし、地方の都市という感じで小さくまとまっていて住みやすかったので。その時は、語学学校で手配してもらったアパートで、同じ学校の人とシェアして一ヶ月生活しました。
-では、ミュンヘン音大に留学されたときには、語学では困らなかったんですね。
外川 一ヶ月みっちりドイツ語を勉強したのは大きかったですね。 いただいた奨学金も、何に使ったかと言えば、ほとんど語学に費やしました。時間があるときに個人で習ったり、できるだけコースに通ったりしました。ピアノの人って、一人でこもって長い時間練習するじゃないですか。なので、意識して勉強しないといけないと思ったのです。よく、「現地の友達と話していると、すぐ覚えるよ」って言われますけど、それだけでは足りないですよ。友達と話していてもなかなか直してくれないですから(笑)。高校生とか、若いうちの留学ならそれもアリかもしれませんが、私は26歳になってからだったので。
-ミュンヘン音大では、語学の試験はあったんですか?
外川 私のときはなかったです。今はあると思いますけど。
-留学はどのくらいの期間だったんですか?
外川 間が開いていますけど、計4年です。Aufbaustudium(大学院課程)は2年間ですが、途中1年間は芸大の大学院のために帰国していましたので。また、ミュンヘン音大卒業後に、スイスのチューリッヒにも2年通いました。本当はミュンヘンの後、カールスルーエ音大に行きたかったのですが、ドイツの教育システムでは、一番上の段階を卒業していると、他大学の同科には入れないのです。なので、聴講生という形で入ったのですが、ちょうど良く先生がチューリッヒで教えることになったのです。チューリッヒはスイスですから、また学校で勉強できるということで、そちらにも通いました。
-クラシックを勉強するに当たって、ドイツの良い点と悪い点を教えてください。
外川 ドイツの音楽ひとつにしぼって勉強したいという方には、すごくいい環境だと思います。ただ、大学で勉強するプログラムでは、グローバルなことはあまり学べないように思います。ドイツの大学では、ひとつのことをじっくり深く勉強する傾向なので、時間がかかるように思います。歌に関して言えば、ドイツの先生が専門的に教えられるのは、やはりドイツのものになりますので、フランス音楽もイタリア音楽も突き詰めてというのは難しいかもしれません。伴奏に関しても、たとえばアメリカだったら、リートのみならずオペラとか、いろいろな国の音楽を広く浅くやる傾向がありますが、ドイツではそこまでは手広くないように思います。日本でやってらっしゃる方のほうが、フランスやイタリアの音楽を知っているかもしれないです。
-外川さん個人にとってはいかがですか?
外川 わたしはドイツリートを勉強したいと思って来たので、良かったと思っています。
-どういう経緯で、伴奏の仕事に就くことになったんですか?
外川 大学内で募集があったのです。オーディションに応募して、採用していただきました。
-実際伴奏者として仕事をしていく上で、一番大事なことは何でしょうか?
外川 まずは、歌い手とのコミュニケーションですね。人間的にオープンであると言うことが大事だと思います。そうじゃないと、二人で一緒に音楽を作ってはいけませんからね。言葉でコミュニケーションするときにも、オープンでいるって言うことは大事ですね。でも変に主張しすぎると嫌われますけど(笑)。
-相手の気持ちを受け入れてコミュニケーションを取っていくということですね。
外川 そうですね。いろんなタイプの演奏者の人がいますから、一概にこうするべきっていうのはないと思いますが。あと、やはり一番は演奏です。歌の人を支えられるような演奏ができるか、いろんなジャンルや音楽様式を理解していて、それぞれの音楽を表現できるか・・・、つまり技術ですよね。
-プロの演奏家を目指して、留学を希望している人はたくさんいますが、ずばり、プロになれる人となれない人との違いは何だと思いますか?
外川 難しいですね。いろんな要素がかみ合っていますから・・・。もちろん第一前提は技術ですが、ほかにも大事なことは意識じゃないでしょうか。プロとしてやっていくという、強い気持ちを持っていることが大事だと思います。せっかく技術を持っていても、そこに甘んじないで、限界を突き抜けてまでもやっていこうという意識がないと。プロの音楽家は、気持ちも生活も、すべてが音楽に向いている人だと思います。たとえ子供を持って家庭と仕事の2足のわらじを履いている状況でも、いかなる状況でも、です。
-外川さんがプロとして意識していることは?
外川 今、プロとアマチュアには、大きな差がないように感じています。特に伴奏は、大学に出ていなくても、技術があればできますからね。経験がものをいう仕事でもありますから。私自身は、自分の演奏に対しては、表面的ではない、心をこめた自分の納得できる演奏ができるようにと思っています。なおかつ歌手の方を支え、引き立て、より良いものをと思っているので、いつも、120パーセント以上の用意ができている状態でなければと思っています。
-ドイツで、プロの音楽家として活躍していく秘訣は何でしょう?
外川 アジア人だからといって、あきらめずに、躊躇せずに前に進んでいくことですよね。自分には出来ないのではないかって思うときでも、もう一歩勇気を出して進んでいけるかどうかです。あとは、人間としてオープンでいることですね。日本人は控えめですけれど、そういうのは美徳とされないし、むしろ印象が悪くなってしまうので。最初は難しいかもしれませんが、失敗しても次があるという強い気持ちを持っているくらいがちょうど良いように思います。
-外川さんは、くじけそうになったりしたことはありましたか?
外川 いつもですよ(笑)。
-そういうときに立ち直る方法は?
外川 主人が韓国人の歌い手なのですけど、彼のポジティブさにはいつも助けられています。ドイツに限らず、今では世界で日本人より韓国人の方が成功しているのではないかと思うのですが、アイデンティティが強い国民性なのですよね。自分に自信を持っているというか、ちゃんと自己主張できる。彼は、オペラ座で働いているのですが、他のドイツ人と対等にやっていかなきゃいけないので、かなり自己は強く持っていますね。留学したことのある方なら、中国や韓国など、同じアジアから来ている人たちに、圧倒された経験を持つ方は多いと思います。
-ドイツで伴奏者として仕事をする上で、日本人として優位な点はありますか?
外川 日本人は細やかな仕事をするので、重宝がられることもまれにありますが、日本人で得をすることは、ほとんどないです。やはり、ドイツではドイツ人がすべて優先されるし、ドイツ人はドイツ人と演奏したいと思うでしょうから。ドイツ人がダメならせめてEU圏の人という風に。なぜ、アジア人と演奏するのか、という理由がないですからね。国民性も全然違いますから、いつまでも日本的だと仕事は取れないです。言わなくても察してもらうことを期待してはダメですね。何考えているのかわからないとか、シャイだっていうのはマイナスイメージですから。そういう意味では、大きな改革が必要だと思います。まあ日本人と言ってもいろいろな方がいますから、そういう垣根をとびこえて、海外で生き生きと活動していらっしゃる方も、もちろん沢山いらっしゃいます。
-そんな中で、たくさんお仕事されているんですね。素晴らしいです。
外川 いえいえ。たまたま、有難いことに外川さんと仕事がしたいとか、またお願いしたいと言ってくださる方々がいるので、やらせていただいている感じです。そういう方々と出会うことができたのは幸運だったと思っています。
-なるほど。ここで難しい質問になるかもしれませんが、クラシック音楽は外川さんにとって何ですか?
外川 難しいですね。ほかの皆さんは、すごく上手に答えてらっしゃいましたけど(笑)。私のイメージでは、クラシック音楽は、ポップスやジャズなどのほかの音楽に比べて、自然の波長に近い音楽だと思っています。森の木々が揺れたり、花が開いていい香りが漂ったり、湖の水面に太陽の光が差しこんできらきらしている様子など・・・、そういうのと一番近いというか。またクラシックってすごく人間的だとも思うのです。人を愛する気持ちとか苦悩とかユーモアだとか、そのようなものがそこかしこにちりばめられている。音楽を通してそういう自然の情景や人間の生きざまとかを表現できたらいいなと、いつも憧れを持ってやっています。自然って限りなく美しいじゃないですか、そして人の人生というものも。クラシック音楽も、いろいろな表現があると思いますが、最終的には限りなく美しいものでなくてはと思っています。
-自然と同じように、クラシック音楽も存在していると言うことですか。
外川 近づくのは難しいですけどね。クラシックは型もありますし。でも、伴奏者の仕事って、型にはまるだけではなく、自由で柔軟でいるって言うこともすごく大事なことですが。
-外川さんの、音楽家としての今後の夢を教えてください。
外川 去年から日本で、「歌曲の響」と言うタイトルで、コンサートシリーズを始めました。毎回違う歌手をおよびして、さまざまな歌曲を皆さんに紹介してゆけたらと思っています。今年2月には、音楽だけではなく映像とコラボレーションしたコンサートもやらせていただきます。日本では外国語の歌曲を歌われる際に、聴き手にダイレクトに伝わりにくいという問題があります。今回は舞台上に映像を流して、歌曲の世界を耳だけではなく、眼からも楽しんでいただこうという企画です。またヨーロッパでは、さらに引き続きリーダーアーベントをすることができたらと思っています。
-主催されているコンサートは、東京で開催ですか?
外川 今回は初めて東京でさせていただきます。以前から、そういうコンサートをやりたいと思っていたのですが、今回、共催してくださることになった会社が、演奏者を募っていて、それに応募して採用していただいたのです。それ以外は私の故郷である岩手でもコンサートをさせていただいてます。
-最後になるんですが、海外で勉強したいなと考えている人にアドバイスをお願いします。
外川 自分なりの目的を持って留学をすることが大事だと思います。みんながプロを目指さなきゃいけないというのではなく、「ヨーロッパを見に行きたい」っていう理由でもいいと思うのです。目的は持っていなければ、時間とお金の無駄になります。過ごしていく上で、目標が変わっていってもいいと思いますが、とにかく目的や目標がないと、外国に行く意味がないと思います。自分を見失わないように、という点から言っても大事なことだと思います。
-何か一つ強い信念を持ってないと、ということですね。
外川 あとは言葉!誰でも最初はできないので、勇気を持って望むことです。語学に関しては、できるだけ勉強しておいた方がいいです。音楽留学の前に、一度語学留学だけをしてもいいと思います。特に歌の場合は言葉がなんと言っても重要で、いくら声が素晴らしくても言葉ができないと評価されません。大学の先生もそれに関してはよくおっしゃいますね。大学に入りたい人は、ドイツ語が無理なら、最初のうちは英語でもかまわないので、何かしら先生とコミュニケートできる手段を持っておいたほうがよいです。
-今日は長い時間、貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
-----外川千帆さんのコンサート情報-----
ソノリウム「映像と音楽」共催シリーズ2011参加企画
ラファエル・ファブル&外川千帆 リートデュオ・リサイタル[歌曲の響]vol.3
「ハイドンとシューマンの歌曲」~写真家・山本英人氏とともに~
本場ドイツをはじめ、ヨーロッパ各地で注目を集める、ラファエル・ファブル(テノール)&外川千帆(ピアノ)の二人による、繊細で洗練されたリートデュオを、ドイツの風景映像を背景にご堪能いただきます。耳と目で、ドイツリートの心をお楽しみください!
<プログラム>
ハイドン作曲「さすらい人」「彼女は決して愛を語らず」
シューマン作曲「リーダークライス op.24」「6つのレーナウの詩による歌曲とレクイエム op.90」
<出演>
ラファエル・ファブル(テノール)
外川千帆(ピアノ)
開催:2011年2月27日(日) マチネ 14時
ソワレ 18時30分
入場料金 4,000円
会場/ソノリウム Tel: 03-6768-3000
168-0063 東京都杉並区和泉3-53-16 FAX 03-6768-3083
http://www.sonorium.jp/index.htm
【チケット取り扱い・コンサート詳細】
カノン工房
このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
Tel:03-5917-4355(平日10-17時) fax:03-5917-4356
http://www.atelier-canon.jp/ (サイトからもお申し込みいただけます)
妹尾弥矢子さん/NBAバレエ団/日本
ダンス留学アンドビジョン【ダンス新着情報 vol.10. 2015-09-01 04:00:00】
すぐ分かる!留学スケジュール
お答えします!実現から帰国まで - 留学スケジュール
留学は遠い夢、と思うのは間違い。もちろんいろんな準備が必要だけど、1ステップごとにやっていけば、留学は確実に実現する。留学先の学校を選ぶところから、願書提出、現地生活、卒業、帰国まで、留学スケジュールの全てをステップごとに見てみよう。意外と大変そうかな? それとも、これなら出来そうかな?
1.情報を集める アンドビジョンが主催する、国内レッスン。
とにかく、まずは留学関係の情報をたくさん集めること。そうすると、留学にはいろんなパターンがあることが見えてくる。長期や短期の留学があること、留学先の国によって留学制度が違うこと、そして留学生活の雰囲気も変わってくること……そういったことが分かってくると、自分の留学目的もはっきりして来るし、どんなパターンの留学がいいかも分かってくる。
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2.情報を比較検討する。 集めた情報を比較検討しながら、自分の行きたい学校を決めていこう。志望校に優先順位をつけたら、次は、それぞれの学校についてさらに詳しい情報を集める。この時は、理想を高く持つことが大事だ。例えば語学が不得意でも、それで志望校を狭めてしまうのはよくない。
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3.不明点、不安点をなくす。 いろいろ調べていくと、さらなる疑問点が出てくるはず。そういう時は、留学カウンセラーに聞くとよい。留学カウンセラーは現地の学校に直接問い合わせてくれるので、多少時間はかかっても、確実で安心できる回答をしてくれる。
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4.入学条件をクリアする。 学校によって入学条件は様々。誰でも入学できるところもあれば、語学レベルや音楽経験などについて厳しい条件を出しているところもある。音楽実技はもちろん、語学レベルも規定をクリアできるように、しっかり勉強! 万一のことを考えて、別の学校の出願も考えておくのも得策。
各国語研修サポート
英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、中国語、トルコ語。単独で提供するサービスではなく、他のサービスに付随するオプションです。その他の言語についてはご相談ください。
長期留学ならここまで1年半~6ヶ月前までの間に!
短期留学なら5ヶ月~3ヶ月前までの間に! 準備しておこう。 5.出願校を決める。 入学願書を出す学校を決定。入試がある場合は、第一志望だけでなく、複数の出願校を決めておくとよい。
無料カウンセリング(60分)
資料だけではわからない学校情報を提供し、出願校決定のアドバイスをします。
長期留学ならここまで1年~3ヶ月前までの間に!
短期留学なら5ヶ月~2ヶ月前までの間に! 準備しておこう。 6.出願手続き。 出願書類を揃えて学校に提出。音大の多くは出願者本人が書いた願書でなければ受け付けていないので、人まかせにはできない。入学試験(オーディション)は現地に行って受ける場合と、録音したテープやビデオを送る場合がある。テープやビデオの場合は、録音のプロに頼んで作ってもらった方がいいものができる。出願書類の中には、推薦状や成績証明書、卒業証明書など、第三者に依頼して作成してもらうものもあるので、時間の余裕をみておこう。
出願書類のチェック
録音(オプション)
クオリティの高いオーディションテープを、格安で作成します。また、他社の録音スタジオなども紹介しています。
ビデオ撮影・編集(オプション)
クオリティの高いオーディションビデオを、格安で作成します。また、他のビデオ会社の紹介も行なっています。レターやレジメなどのアドバイス(オプション)
出願書類の中では比較的自由に書くことのできるレターやレジメをチェックし、より印象がよくなるように補正します。
7.入学許可証を取り寄せる。 学費の払い込みなどをはじめとした必要手続きが終わると、学校から発行される入学許可証が届く。海外は書類の間違いが非常に多いので、名前、生年月日、住所、コース名など、正しいことをしっかりと確認しよう。
長期留学も短期留学も、
8ヶ月~3ヶ月前までの間にここまで準備しておこう。 8.ビザの申請。 3ヶ月以上の長期留学にはビザが必要。3ヶ月以内の短期留学でも、国によってはビザが必要なことがある。ビザの発給はある程度時間がかかるものなので、入学許可証が届いたらすぐに申請しておこう。また、ビザの条件が変更になったり、提出書類が別途に必要になることがあるので、事前に大使館に問い合わせるなどしておくと効率的だ。
ビザ申請書類のチェック
ビザ代行申請(オプション) 本人に代わってビザの申請を行ないます。
長期留学も短期留学も、
3ヶ月~1ヶ月前までの間にここまで準備しておこう。 9.渡航準備。 出国までにやっておかなければいけないことは、パスポートの申請や、保険加入、現地での宿泊場所の手配などがあります。
パスポート代行申請(オプション) 本人に代わってパスポートの申請を行ないます。
保険加入(オプション)
現地携帯電話加入申請(オプション)
航空券手配(オプション)
現地アパートの手配、または不動産エージェント紹介(オプション)
10.出発前の最終チェック。 現地事情や学校での注意事項、生活習慣、出入国手続きなどについて最終チェックをしておきます。アンドビジョンではこういった内容を全て盛り込んだオリエンテーション(説明会)を開いているので、ぜひご参加を。
長期留学ならここまで3ヶ月~1週間前までの間に!
短期留学ならここまで2ヶ月~1週間前までの間に! 準備しておこう。 11.日本を出発。 空港には2時間前に到着して、チェックインを済ませておく。チェックインは、自分の乗る航空会社のカウンターに航空券とパスポートを一緒に提出して、搭乗券を受け取ればOK。自分の乗る便の出発ゲートを空港内のモニターで確認し、そのゲートに行けば、あとは搭乗するのみ。
気象条件によって便の出発が遅れたり、欠航のため別の便に乗らなければならなくなることもある。そんな時、現地空港での出迎えを頼んでいる人は注意が必要。出迎えの業者に到着が遅れることを電話しておこう。そうしないと、遅れた時間分の料金を追加請求されたり、返金をしてくれないこともある。 さあ、これからが留学の本番。憧れの地で学生生活を満喫しよう。しかし、留学することが最終目的になってはいけない。自分をいつも信じて、目標は高く掲げよう! 応援の電話
12.現地に到着。 行き先で入国カードが必要な場合は機内で配られるので、それに必要事項を記入し、入国審査の際に提出する。入国審査は、パスポートを見せて、審査官からの簡単な質問に答えれば終わり。時によってはこの際に許可証や、銀行残高証明などの提示を求められることがあるので、それらは機内持ち込み手荷物の中に入れておくとよい。預けた荷物を受け取り、空港外へ出ると、目的地に来たんだという実感が湧いてくるはず。何はともあれ、家族や心配してくれている人に無事の連絡をしておこう。
13.滞在先への移動。 空港から滞在先までは、電車やバス、タクシーなどで移動する。出迎えサービスを頼んでいる場合は、サービス会社の人と空港で落ち会い、滞在先まで車で移動することになる。空港でしばらく待ってもサービス会社の人と会えない時は、学校またはアンドビジョンがお渡ししている連絡先に電話してみよう。さあ、これからが本当の留学生活の始まりだ!
14.滞在先に到着。 ホームステイや学生寮、ホテル、アパートなど、準備してあった滞在先に到着。共に生活する人がいる場合は、互いに自己紹介してから自分の部屋へ。学生寮では生活上の決まりがあるので、到着時に確かめておこう。ホームステイでは家族ごとにルールがある。わからないことはどんどん聞きながら、共同生活を楽しもう。引っ込み思案では楽しめないゾ。コミュニケーションは自分から積極的に!
15.在留届けと滞在許可証の申請。 在留届は、海外に3ヶ月以上滞在する日本人ならば、必ず現地の日本大使館などに出しておかなければならない。この在留届けを出しておけば、事故や災害などの万一の時に安否の確認や緊急連絡などができるほか、さまざまな時に役立つので、必ず出しておこう。指定用紙に記入して、郵送、またはファックスする。最近はオンラインでも受付している。
参考:外務省のページ「在留届けについて」 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html 滞在許可証は、必要のない国では申請しなくていい。必要な場合は、到着後、その国の指定期日内(入国より8日以内など)に管轄の警察署や移民管理局に申請に行く。この際には入学許可証や残高証明書、海外旅行障害保険、証明写真などが必要になることがあるので揃えておくとよい。国によっては1日がかりの仕事になることもある。なるべく到着後すぐに済ませておきたい。 16.現地から学校までの道のりを確認しよう。 初日から遅刻、などということがないように、学校までの道のりを事前に確認しておこう。学校を下見に行ったり、周辺を散策しておくと初日に慌てないですむ。公共の交通機関には時刻表がないことも多いので、実際に乗って大体の所要時間を計っておき、充分なゆとりを加えた登校時間を見積もっておくとよい。これも異文化を知るための第一歩だ。
17.学校で登録手続きをする。 大学や専門学校に入学する場合は、まず最初に、学校で授業の登録などの手続きを行なう。先生やアドバイザーとしっかりミーティングして、希望する必要な授業を確実に取るようにしよう。期日までに手続きを行なわないと、定員オーバーで受講できないことがあるので、登録日の確認はしっかりと。専門学校などの中には選択式の授業でないこともあり、こういう場合は授業登録は必要ない。語学学校は、通常、初日に一連の手続きを行なう。
18.学生生活。 大学や専門学校に長期留学した場合、学生生活は、日本の音大生と同様に日々の授業が中心となる。それに加えて練習や課題をこなし、レポートや宿題を提出し……寝る暇も惜しんで勉強している人も少なくない。また、海外に居ると、コンクールや演奏会に出演できる機会が多いので、国際的なステージ経験を積むチャンスでもある。そして、留学中から、就職や演奏家となることを睨んだ活動をしよう。中でも人脈は命。将来必ず役立つ時が来るから、人脈を最大限に広げておくといい。あとは、恥ずかしがらずに自分を押し出す勇気もあるといい。成功するには勢いも大切なのだ。頑張ろう!
短期留学となると、勉強の頑張り度合いは人それぞれ。楽しみながら勉強している人や、オーディションやコンテスト準備に必死の人など、みんなそれぞれの目的とペースでやっている。 語学学校は、初日はオリエンテーションと語学のレベル分けテストなどで終わる。学校によってはこの日に面接が行なわれることもある。語学学校の授業は、多くの場合1日4時間程度しかない。8時~9時頃から始まり、お昼過ぎには終わってしまう。午後はアクティビティに参加したり、宿題を片付けたり、それぞれ自由に過ごそう。 アンドビジョンオリジナル音楽留学
アンドビジョンのオリジナル音楽留学をされた方は、何かあった時に、当社スタッフが電話で直接サポート・対処します。また、アンドビジョンオリジナル日本語通訳付きコースで留学された方は、分からないことを通訳者に聞くことができます。
19.卒業。 辛く(?)楽しい留学生活に終わりを告げ、社会に向かっての第一歩を踏み出す時。留学で得たものを活かして、次のステージに向かおう!
20.帰国。 留学経験を活かして、さらなる飛躍を図るには…? 資格試験受験 留学経験がモノをいうのは、まず一番に語学の検定試験。受験するなら帰国後なるべく早めに、現地語の感覚を忘れないうちがいい。 就職活動 就職=正社員という考えがもはや通用しない現在、留学経験をフルに活かす就職先を見つけるためには、派遣会社を利用するのが賢いやり方だろう。派遣会社には、一般とは違う個性を持った人材にピッタリの就職先が集まっている。 留学を終えて日本に帰って来ると、海外と日本のギャップに改めて驚かされる「逆カルチャーショック」などというのもある。しかし、決して焦らないで、しっかりと戦略を立てて進もう。
就職のお手伝い
就職をお手伝いいたします。ぜひ当社までご連絡ください。
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