≪特別号!≫あの海外アーティストの演奏が聴けます!Next Vision Festival開催のお知らせ♪

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*    __c0__様、こんばんは! 夏休みまであと1ヶ月!! 憧れの街でバカンスを過ごしませんか? *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* *========*========*=======* 【本日も特別号!Next Vision Festial特集♪】 先週から特別号をお届けしていますが、本日はアンドビジョンが自信をもってお届けする【音楽祭】のお知らせです!豪華海外アーティストも出演するコンサート、ぜひお越しください☆ *========*========*=======* 【無料カウンセリング受付中♪】 アンドビジョンではの無料カウンセリングを行っています!どんな相談でもかまいまえん、お気軽にご利用ください☆遠方の方は電話カウンセリングもできますよ!ご予約はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。まで! *========*========*=======* ■━━━━――――――――――――━━━━━━■  豪華!Next Vision Festival開催のお知らせ ■━━━━――――――――――――━━━━━━■ こちらのメルマガでも以前出演者を募集しておりましたが、ようやく皆さんのご案内できるフライヤーが完成!アンドビジョンのコンサート事業部【アンドビジョンミュージッククリエイティブ】が主催する大規模なホールコンサートです。 しかも今回は二部制でお届け!第一部は親子コンサートですので、0歳のお子様からご入場いただけます。歌のおねえさん&おにいさん、そしてプロのダンサーの方にもご参加いただき、みんなで歌って踊れる楽しいコンサートを開催します♪ そして第二部は海外アーティストも出演する、とっても豪華なジョイントコンサート!今回のコンサートのために結成されたNext Vision Festival Artistsによる室内楽コンサートをはじめ、今まで開催してきたNext Visionコンサートシリーズより投票で選ばれたNext Vision ベストパフォーマーによるステージ、そしてフランスを代表するアーティストたちによる演奏、と盛りだくさん。こんなに豪華なコンサートはもう二度とないかもしれません(笑) 公演詳細は【こちら】 http://www.concert-and-vision.info/2018/03/20/2018-11-23fri-next-vision-festival/ チケットは7月頃に発売予定ですが、メルマガをご購読の方限定!先行販売をいたします。ご希望の方はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。までお願いいたします。 *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* 次回からは新しい連載予定…!?お楽しみに☆ *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* アンドビジョン株式会社 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 HP:https://www.andvision.net/ 営業時間 [平日] 10:00-20:00 [土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ) 日曜日はお休みを頂いております。 < メール・ファックスは、365日・24時間受付 >

M.W.さん/ヴォルフガング・ヴァッツィンガー先生ピアノ特別プライベートレッスン

-専攻 ピアノ -参加コース名 ヴォルフガング・ヴァッツィンガー先生ピアノ特別プライベートレッスン -参加期間 9日間 -今回ご留学なさってみていかがでしたか?全体的なご感想をお願いします。 とても刺激の多い日々でした。ヴァッツィンガー先生にまた教わりたいと思いました。ウィーンの街全体の雰囲気も良く、自分に合っていると感じました。 -特に印象に残ったことは何かありますか?(講習会、生活面などいろいろな点で) 先生とのレッスンでは、曲の読み方、構成の仕方など、様々なことを学び、毎回濃い時間を過ごさせていただきました。また、ウィーンの方達はフレンドリーで気持ちよく過ごせました。さらに、地下鉄が時間通りに運行していたためとても便利で、印象に残りました。 -***レッスンについて*** -担当講師名 ヴォルフガング・ヴァッツィンガー先生 -1クラスの参加人数 個人レッスン -レッスン回数 3回 -レッスンの進め方 3回のレッスンでそれぞれ違う曲を見ていただきました。 -講師・レッスンの印象(どんなレッスンでしたか?日本との違いなど) 指づかいやペダリングなど、譜面からの起こし方や、表現の仕方、欲しい音色の出し方など、多岐にわたる様々な技術を教えていただきました。先生はいつもにこにこしていらして、優しく教えてくださったので、私も楽しくレッスンを受けることができました。 -通訳について(通訳はいてよかったですか?何か問題はありましたか?) 私はまだドイツ語を勉強し始めたばかりだったので、本当に通訳していただいてありがたかったです。素早く訳してくださったので、スムーズにレッスンを,進めることができました。 -***宿泊施設について*** -宿泊形態 ホテル -良かった点 自分のペースで落ち着いて生活することができた点。 -悪かった点 自炊ができなかった点、洗濯ができなかった点。 -***国や都市、滞在した街について*** -実際に行ってみて、この国や都市の印象はいかがでしたか?(治安面、交通面、街の人の印象など) 予想していたよりも治安が良かったです。また、交通網も発達していて、特に地下鉄は定刻通り来ていたので利用しやすいと感じました。街の人たちも明るくフレンドリーで過ごしやすかったです。 -現地でのお食事はどうでしたか?(自炊、外食など) パンやハム、ソーセージなどが特に美味しいと感じました。日本と比較するとやや値段が高かったです。 -留学して、ご自身が成長したと思う点や、変わった点などを教えてください。 様々なピアノに対応する力を育てられたと思います。海外での生活に対する抵抗感や不安感が薄まりました。 -アンドビジョンのサービスは、いかがでしたか?(良かった点、悪かった点) 通訳さんや、良いレッスン室の手配をしていただいてありがたかったです。特にレッスン室はアクセスがよく、利用しやすかったです。 -今後留学を考えている方に、アドバイスをお願いします。 考え方や感じ方に変化が出る上、海外生活をイメージしやすくなるので、少しでも興味があるなら、一度短期で行ってみるということをおすすめします。

★3/3・(月) 18:00-【☆トリニティ・ラバン・コンサヴァトワール大学ミュージカル・サマースクール☆】現地講習会担当者がプログラムについて解説致します!★

トリニティ・ラバン・コンサヴァトワール大学ミュージカル・サマースクール
Information Session
~トリニティ・ラバン・コンサヴァトワール大学ミュージカル・サマースクールオンライン説明会~
参加費無料・完全予約制・オンラインでの参加も可能です

ゲストスピーカー:トリニティ・ラバン・コンサヴァトワール大学 Jasmine Wilsonさん
日時:3月3日(月)18:00-18:30
場所:≪アンドビジョン・東京オフィス≫
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2階
JR御茶ノ水駅御茶ノ水口から徒歩7分、東京メトロ半蔵門線神保町駅から徒歩5分程度

♪参加ご希望の方は、こちらからオンライン予約フォームを送信して下さい。

※説明会予約を選択→その他ご要望等に“トリニティ・ラバン”とご記入下さい。

お電話・FAX・メールでのご予約も承っております♪    
電話:03-5577-4500  FAX:03-4496-4903 メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

ネパール王国

ネパール国旗ヒマラヤ山脈とインドへとつながるタライ平野に挟まれた小さな国、ネパール。ヒンズー教徒と仏教徒などで形成されるこの国は、文化面でも宗教色が強く、カースト制度がある。ヒマラヤ山脈へのトレッキングなどでも人々を魅了している。
基本情報
正式国名&英語表記 ネパール王国 Kingdom of Nepal
首都 カトマンドゥ
面積 14.7万km2 (北海道の約1.8倍)
人口 2,474万人(2003年/04年度 政府中央統計局推計)
人口増加率 2.4%(1995〜00年平均 国連人口局)
人種 リンブー、ライ、タマン、ネワール、グルン、マガル、タカリー等
言語 ネパール語
宗教 ヒンドゥー教(国教)
通貨 ルピー
為替レート Rs1= 2.1548円(2005年6月4日)
紙幣 1、2、5、10、20、25、50、100、500、1000
硬貨 1、2、5、10Rs
電圧 230V、50Hz
時差 マイナス3時間15分。
祝日 1/1元旦、1/11国家統一の日、●1/29愛国者の日、2/13バサンタ・パンチャミ、●2/19民主主義の日、3/8 マハ・シバラトリ祭、3/9ゴーダジャトラ、3/25ホーリー、●3/30ラーマ誕生日、●4/14ネパール新年、4/19母の日、5/1労働者の日、●5/4花祭、5/9法制記念日、5/16仏陀の日、7/7国王誕生日、8/12聖縁結びの日、8/19クリュリナ誕生日、9/27ダサイン初日、10/2フルパティ、10/5勝利の10日目(ティカ)、10/25ラクシュミ女神供養祭(灯明祭)、10/26牛供養祭、10/27パイ・ティカ
●=移動祝祭日
在留邦人数 416人(2004年10月1日現在 在ネパール日本大使館)
電話国番号 977
緊急電話番号 警察署:カトマンズ市4253997,4261945、パタン市5621111、バクタプール市5610956、ツーリストポリス:カトマンズ市4247041、ポカラ市:061-521087,520241、消防署:カトマンズ市4221117、パタン市 5621111、バクタプール市5610049

物価
ネパールの物価は日本と比べると格段に安い。1食当たり150ルピーから1500ルピー程度、宿泊は75ルピーから3600ルピー程度となっている。日本人から見ると低価格だが、現地の人の給料を考えると決して一概に安いとはいえない。
GDP 約63.9億ドル(2003/04年度、政府中央統計局)
一人当たりGDP 約269ドル(2003/04年度、政府中央統計局)
GDP実質成長率 3.7%(2003/04年推定値、政府経済調査)
物価上昇率 4.0%(2003/04年、中央銀行)
主要貿易品目
(1)輸出 既製服、カーペット、銀器、宝石類、パシュミナ
(2)輸入 石油製品、金、糸、化学肥料、輸送用機械及び部品
主要貿易相手国 (1)輸出 インド、米、独
(2)輸入 インド、シンガポール、スイス

気候
ネパールの気候は日本と同様、四季のある気候である。山岳地方はヒマラヤの影響で寒冷地怠惰が、その他の地域は温暖で過ごしやすい。夏の雨季の時期に年間の半分量の雨が降る。地域による気候のさもあるので、自分の行きたい地域の情報を集めておくのがいいだろう。
現在の天気
Click for Kathmandu, Nepal Forecast

ビザ ビザが必要。ビザについてはこちら、または、大使館にお問い合せください。
パスポート 残存有効期間は、ビザ申請時に6ヶ月以上あること。

大使館などの在日政府機関
ネパール王国大使館 Royal Nepalese Embassy in Japan
〒158-0082  世田谷区等々力7丁目14-9
Tel:03-3705-5558/9
在大阪ネパール王国名誉総領事館 Honorary Royal Nepalese Honorary Consulate - General in Osaka
〒543-0001  大阪市天王寺区上本町6丁目9-21
Tel: 06-6776-0120
在福岡ネパール王国名誉領事館 Honorary Royal Nepalese Consulate in Fukuoka
〒810-0042  福岡市中央区赤坂1-12-6 赤坂Sビル6階
Tel: 092-771-2754
ネパール政府観光局  

現地日本大使館
在ネパール大使館 Nepal
Embassy of Japan
1253, Narayan Gopal Sadak Panipokhari, ward No.3 Kathmandu (North), Nepal.
(P.O.Box 264)
Tel: (977-1)4426680 Fax: (977-1)4414101

葉玉洋子さん/サンタチェチリア音楽院声楽教授/イタリア・ローマ

「音楽家に聴く」というコーナーは、普段舞台の上で音楽を奏でているプロの皆さんに舞台を下りて言葉で語ってもらうコーナーです。今回、で声楽の教授としてご活躍中の葉玉洋子(ハダマヨウコ)さんをゲストにインタビューさせていただきます。「音楽留学」をテーマにお話しを伺ってみたいと思います。
(インタビュー:2012年5月)
  ―葉玉洋子さんプロフィール―
福岡県出身、広島大学高等教育学部音楽科卒業、大阪音大専攻科終了。大阪芸術大学音楽課声楽科講師。イタリア、ローマサンタチェチリア音楽院、サンタチェチリア アカデミーで学び、ローマを中心にイタリアの重要な国立歌劇場で数多くのオペラを歌う。パルマ国立音楽院、ボローニャ国立音楽院声楽科教授を歴任後、現在ローマ・サンタチェチリア国立音楽院声楽科専任教授としてイタリアベルカント唱法、イタリア、フランスドイツオペラを教えている。 -まずは、葉玉様の簡単なご経歴を教えていただけますか。

葉玉  イタリアに35年住んでいます。福岡県の出身です。広島大学を卒業したあと、大阪音大の専攻科に行きまして、そのあと大阪芸術大学の声楽科で2年間教えました。その後ローマに留学してローマ・サンタチェチリア音楽院に入りました。在学中に国際コンクールで第1位になり、すぐにイタリアの国立歌劇場で歌い始めました。成功の一番の要因は、ペーザロで開催される非常に重要なフェスティバル、第1回ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの主役に抜擢されたことが大きいですね。そのことが、イタリア中の新聞に書かれたところから始まりました。

-プロの歌手としてご活躍されるようになったきっかけはありますか?

葉玉  国際コンクールで1位になって声がかかるようになり、最初はロッシーニのオペラばっかり歌っていたところ、ペーザロの主役に抜擢されたわけです。その後は、イタリア中の国立オペラ座から呼ばれて、たくさんのオペラ座で歌うことができました。ヴァチカンで、ローマ法王御前演奏、ヨーロッパ青少年オーケストラと競演したり、イタリア各地を回ったりもしました。コンサート、主にオペラを歌っていました。
そのあとに、国立音楽院の声楽の教授になる国家試験を受け、通りまして、パルマ、ボローニャ、そして今はローマのサンタチェチリア音楽院声楽課選任教授として教えています。

-出身の音楽院ですね。最初のローマへの留学のきっかけはあったのでしょうか?

葉玉  友達が留学先のローマから帰ってきて、色々なローマでの音楽文化の世界を話してくれて、それを聞いたら、行きたいなあと思って。最初からローマに行きたいと思いました。

-最初に音楽の世界に入られたのはいつからでしょう?音楽に興味をもたれたきっかけはありますか?

葉玉  両親がクラシックをとても愛していまして、小さな頃から、親しんでおりました。母がピアノを、おばがバイオリンを弾いておりました。

-音楽一家だったのですね!

葉玉  そうですね。小さな頃から、色々な楽器を習いました。ピアノ、バイオリン、フルート、歌も大好きで、機会があれば色々なところで歌っていたんです。小さいときから、音楽家になることは、わたくしにとって普通のことだったわけです。

-たくさんの楽器の中から声楽をえらばれたのはなぜ?

葉玉  歌が大好きだったんですね、楽しくて。バイオリンは毎日6~7時間は勉強しないと、プロにはなれません。遊ぶ時間がなくなるので、バイオリンではプロにはなれないと思っていました。遊びたかったんですね(笑)。とにかくビバーチェ、活発な少女でした。スポーツもやりましたし、家の近くで蝶々取りや、木を登ることが大好きでした。オペラを歌うのには体の動きが重要ですので、スポーツ・体操のニュアンスも非常に大切です。日常生活での体の動きは小さなものだと思うのですが、オペラでは大きく動くことが大切です。
声楽というのは、高校に入るころ、15~16歳くらいでは、まだ早いんですよね、高校の3年生から正式に声楽の勉強を始めました。幼少時は、小さかったから声楽を勉強する歳になってなかったので、楽器を習ったということです。バイオリンやフルートは、レガートを勉強するのに非常に良かったです。イタリアでは、カンターレ・エ・レガーレ(Cantare è legare)と言うのですが、歌うのはレガートすることだ、と特に重要視します。のちに声楽を勉強しはじめたときに、感覚がもうすでに体の中に入っていたので、とても助かりました。

-昔やっていたことが全部つながって役に立っているんですね。

葉玉  呼吸法は、フルートが同じなんです。横隔膜を使う、長い、長い呼吸法ですね。色々な面で、楽器を経験していたのは有利だったと思います。

-声楽を勉強するにあたってイタリアに渡られました、イタリアのよい点は?

葉玉  イタリアは、全ての音楽の形式が生まれた国なんです、オーケストラ、シンフォニー、コンサート、様々な楽器…ここから生まれているんですね。イタリアで生活していると言葉自身が非常に歌にあった言葉だと分かりますし、歌を勉強する人は一度は勉強にいらしたほうがいいと思います。言葉そのものが音楽ですので。
弦楽器も全てここから始まっています。レガートを大切にする文化、声楽でも楽器でも音楽にはレガートがないといけませんし、楽器を弾いている先生たちもすごくレガートを大切にしますので、その勉強にはイタリアが一番だと思います。テクニックはアメリカなどが非常にありますけれども、楽器を歌わせることに関しては、イタリアが一番だと思いますね。アメリカはテクニックを非常に大切にする国ですね、イタリアでは、例えばリズムがちょっとおかしくても、(楽器が)すごく歌っていればそれを認めますので、レガートをすることが一番なんですね。とにかくまずはレガートを学ぶことが基本ですね。その上で、他の国をまわることも非常に有意義だと思います。
歌の場合は、大半のオペラはイタリア語ですので、イタリアで生活していないと、ニュアンスが出ないんです。言葉に沿って作曲家は作曲していますので。違った言語の人がオペラを歌うと、どうしても変になる。歌を勉強する方たちは一度はどうしてもイタリアで生活しないと、と思います。

-イタリアでも他の国の歌曲なども勉強されるんですよね?

葉玉  もちろん私もドイツの歌曲、フランス歌曲も教えます。こちらではフランス歌曲はとても重要視されています。でも、ドイツ歌曲ではメロディが一番大切になる。ドイツと比べますと、歌う方法が違う。ベルカントの唱法で息の上にのせる歌い方、というのがあります。呼吸、今はドイツもそれを取り入れていますが、20~30年前までは呼吸法が少し違っていました。ちょっと高い、支える場所がちょっと高くて、そのために声がちょっと硬くなるわけです。支える位置が低いほど、声が柔らかくなる。全ての共鳴腔を使いますのでね、柔らかくなるわけです。今はドイツでも、ヘルマン・プライ以降は、発声がすごく柔らかくなったと思います。

-イタリアの悪い点は何かありますか?

葉玉  イタリアの悪いところは、政治が援助をしない点ですね。私が来た当初は、オペラ座はたくさん開いていてシーズンがあったんですけれど、今は本当に少なくなりました。オーケストラの数も少なくなりました。それは本当に良くないと思います。伝統的な文化にお金をかけないのは非常に良くないですね。国にお金がなくて、政治家には賄賂の問題がすごくあります。本来ならば、文化にお金を投資すると、旅行者などによってもお金が還元されると思うのですが、目先のことにのみ気をとられているというか、長い視野に基づいたプログラムができない国民なんです。

-どこもにたりよったりのところがあると思います。古い劇場のとりこわしに対しての署名運動など、日本も同じですよ。

葉玉  本当に残念です。

-イタリアを留学先として選ぶ場合、特に声楽の場合は選ばれる方が多いと思うのですが、準備などで重要なことはありますか?

葉玉  第一番としては、語学を勉強してきてください。イタリアの歌を歌うためには非常に重要です。語学が分かっていないと、イタリアの歌にはならないので。
加えて、映画でもテレビでも良いのですが、ヨーロッパ人の体の使い方を良く観て、研究して来てください。日本人とは全く違いますね。日常生活でも大分違います。何とかして真似るようにできると、本当に役に立つと思います。日本人は動作が小さいのですね。体を大きく開けて。そして絶対にしゃがまないように。例えば、何か物を落としたときに、日本人はしゃがんで取りますよね、それはこちらではサマにならないので、絶対にやらないようにしてください(笑)。腰を下ろさないで。足を曲げても良いですけれど、いつも背筋をまっすぐにして、おしりをぐーっと下に下ろさないこと。日本から来た若い子を見ていると、何か書くときになど、すぐにしゃがんじゃうんですね(笑)。
それとやはり、体づくり。何かひとつ、体操、スポーツなどをして、横隔膜を強くしてこちらに来ると、ベルカント唱法が楽に自分のものになるはずです。

-そもそも、会話をするときの声の大きさなども違うイメージがありますが?

葉玉  イタリア人は、横隔膜を使ってしゃべりますね。イタリア語自身が顔の前面にあたるようになっているんです。ずっと共鳴腔を使いますので、それが大きな声という感じがするってことなんです。響かせるってことです。日本語の通常の感覚では、横隔膜を使わずに、喉だけで発音するようになってしまうんです。横隔膜を使って話すことがとても難しい。日本語はすべての音に母音がある点は良いのですが、普段は母音を使わない発声なんですね。「もー」と言うとき、「もおー」とお腹を使うようには言わないと思うんです。日本語とは子音も違いますし。
必要なことは、言葉の準備、体の準備―横隔膜を鍛えることですね。

-イタリアに来るにあたって、気持ちの面で覚悟してきたほうが良いことはありますか?

葉玉  日本人は、正直さに慣れているんです。イタリア人は正直ではありません、ウソはあたりまえ、悪いことだとは思っていないんです(笑)。その点に本当に気をつけていただかないと、国民性が違いますのでね。日本人は正直でまじめでしょう?イタリアはそうじゃないんです(笑)、反対なんです(笑)。それを頭の中に入れて来てください、それでも皆だまされています、まあ些細なことですが、平気でだますのでね(笑)。たとえば、何か小さいものをお買い物に行きますでしょう、イタリア人は、おつりを少し少なく渡してきます、お勘定を確認するとおつりが足りない、それを言うと、おー間違えてしまいました~すみません、と当たり前のように言います(笑)。気がつかなければそのままですね。だから、ちょっと疲れますね(笑)。

-なるほど(笑)。イタリアでお仕事をされていますが、働くにあたって日本人が有利な点・不利な点はありますか?

葉玉  歌手の場合は、日本人はマダムバタフライ・蝶々夫人を必ず自分のレパートリーとしてください。日本人じゃないと歌えないので、非常に有利です。必ず日本人を見ると、マダムバタフライが歌えるか?と訊かれます。プロの歌手として成功するには、体の動きをヨーロッパ人のようにできるようにならないと貧弱に見えます、動きを大きくしないといけません。カリスマ性、人の目をずっと自分に惹きつけておく力、それは生まれつきが多いので、教えようと思ってもなかなか難しいものですが、元々その力がある方は表現の方面にはお勧めですね。

-カリスマ性というのは、後天的にも培うことができるものでしょうか?

葉玉  そうですね。育った環境も影響しますね。たとえば、学生の中でもひとりだけ何か違って目がいってしまう、事務所の中のある一人の人にどうしても目がいってしまう、ついその人を見てしまう、などの例があると思うのですが、生まれつきそういったカリスマ性を備えている方がいます。生まれつきではなくても、環境の影響や、本当にひとつの勉強に集中、それだけを愛して勉強しているとカリスマ性が出てきます。突然変わっていく歌手も沢山見てきました。常に、前進しよう、良くなろう良くなろう、と思っているとカリスマ性が出ますね、自信も必要ですね、最初はなかったけれど、だんだん自信がついてくると、カリスマ性が大きくなります。その点は人種や出身は関係ないですね。
あらゆる場所で、日本人でプロとして働いている人たちの真面目さ、正確さは、素晴らしいと思います。日本人は国民性が素晴らしい(イタリア語で●)と言います、まじめで正直で、評価されますね。イタリア人も真面目で正直であることは良いことだと思っているんですよ(笑)、でもイタリア人はちょっとごまかせるチャンスがあると、すぐやっちゃうわけです(笑)。日本人のような性質は素晴らしいと思うけれども、そうはできないと(笑)。各ジャンルで働いて成功している日本人の方は非常に尊敬されているんです。イタリア人も、どの点が素晴らしいのか分かっているはずなんですね。

-日本人がステージに立つ上で、何か不利な点はありますか?

葉玉  動きが小さいこと。そして、言葉が伝わらない限りは、どうしても舞台で歌っても伝わらず、観衆は受けてくれないんです。聴いていて言葉の意味が判らないと、表現として伝わらない。

-先生として活躍されるにあたっては、日本人であることはどのように影響していますか?

葉玉  イタリアの国立音楽院における、日本人の声楽の選任教授はわたくしだけです。声楽は言葉が土台になっているでしょう?イタリア人の歌手たちは、声楽は自分たちにしか理解できないという、自負があります。日本人が、どうしてベルカントを教えるのか?という壁は非常に大きかったです。他の人より10倍くらいは勉強しないといけなかったですね。言葉のニュアンスなど全てが分かっていないとオペラを歌えないのにという考え、それそのものは正しいと思うのですけれど、外国人がどうしてイタリア人に教えるのか、と。その壁を乗り越えるまでに非常に色々な障害がありました。大半の生徒さんはイタリア人なので、最初にわたくしと接触する際には、日本人がどうやって教えるのか?という訝しげな態度であることも多いのですが、教えていくうちに、私の中にどれだけの豊かなものがあるのか、ということが分かってくる、そうすると今度は反って、葉玉先生じゃないといやだと言ってくれるようになります。どうして?と最初は言われますね。

-でも教授しているうちに信頼を寄せられるのは素敵ですね!入学時から葉玉先生をご指名される生徒さんもいらっしゃると伺っています。

葉玉  留学してくるときから、わたくしをご指名される方もいらっしゃいますよね。大学院では教授を選ぶことができるんです。たくさんのイタリア人の生徒さんがわたくしを選択してくれます。それは本当に嬉しいです。やった!という感じです(笑)。クラスは全部で15人くらいですが、日本人の生徒さんも3人います。イタリア、ルーマニア、フィンランド、ブラジル、中国、アルジェンチンなど世界中から生徒さんが集まります。男性のほうが少ないですね、歌を歌う人口が女性のほうが多いですからね。最後におこなったサマースクールでは、12カ国から来ていました。それぞれに国家を歌ってもらって(笑)。のちに全員、勉強させて、サンタチェチリア音楽院入学させました。大変国際色豊かです。学ぶ分野としては、サンタチェチリア音楽院ではオペラと歌曲、ドイツ歌曲、フランス歌曲、それが主ですね。

-日本人として不利な点は、自ら克服されたということですね。

葉玉  そうであることを祈っています(笑)。そうはいっても、やはり今でも日本人の癖は出ますし、舞台の上ではやらないように気をつけていますがね、日常生活では日本人だと思います。体の動きなどはもう克服していると思うのですが、メンタリティが。

-まじめで正直なところをキープされているんですね(笑)、それはもう鬼に金棒ですね!先生にとって声楽・歌はどんなものでしょうか?

葉玉  そうですね、声楽を深く勉強したことによって、他の分野にも視野が拡がりました。文学、科学そういったものでも本当に分かるというか、理解できるようになると思います。ひとつのジャンルですごく深く勉強すると、他のジャンルのこともだんだん分かってくると思います。最初は音楽だけで、他のことには興味がなかったんですが、今は全て、歴史、科学など、知りたいと自然に思いますし、解剖学などは非常に勉強しました。様々なジャンルについて分かってきたようなかんじがします。

-深く、そして広くなっていくということですね。

葉玉  深くだけやっていたつもりでも、いつのまにか拡がっていて。わたしにとってはそうですね。それぞれの人によっても違うとも思いますが、声楽が全部の根源になっているということですね。

-これからの音楽的な夢などございましたら教えていただけますか?

葉玉  大きなおおきな夢があります(笑)!イタリアの各地に非常に綺麗なオペラ劇場があるのですが、かなりの数が閉まっているわけですね。1700年代、1800年代に作られた美しい劇場、大中小たくさんありますので、その中の1つを使ってオペラシーズンをやりたいんです。使わないのはもったいないです!1つの劇場を開けて、わたくしのオペラシーズンを行いたいなあ、というのがわたくしの夢です。そして、そこで毎年、新人の歌手がデビューできるようになる…大きな夢ですね。実は既にスポンサーを探したのですけれど、現在は経済危機がひどく、皆さんお金がないんです(笑)。タイミングを待っているかんじですね。

-生徒さんがデビューして、活躍して…

葉玉  大勢の様々な評論家やマネージャー、エージェントを招待して、たくさんの歌声を聴いていただいて、その中の誰かを世界中にデビューさせたいという夢ですね。
わたくし自身は、舞台からは引退しています。
わたくしは、教えることと歌手であることは両立できません。歌手は自分のことだけ考えないといけないので。歌手活動と教授活動を同時におこなった時期が最初の1年か2年あるのですが、そこでできないとわかりました。
歌手として、どういうことに気をつけるか、どういう表現をするか、どういうことを観客に提示できるか、それを勉強するには24時間でも少なすぎるぐらいなのです、自分のことだけを大切にしないと成り立ちません。
でもその状態では、生徒に何かをあげるという姿勢が全く生まれない。それだとお給料を貰うためだけに教えに行っているという感じです。教師というのは、自分の経験、持っているものを全てあげるんです。ですので、わたくしは完全に止めました、歌うのを。自分の持っている経験・豊かになったものをあげる、全てをあげないと良い教師ではないわけです。
私にとっては全く両立できることではないですね。勉強は常にしています、新しい曲にあたったりすると勉強しますが、あくまでも生徒にあげるためにです。わたくし自身が舞台で歌うためではありません。
今現在、生徒さんがいっぱいついてきて下さっている。先生のように、たくさんのものを、経験をあげたい、全部をあげたい、という先生には今まで会ったことがないと言われます。全てを、自分の持っているものを全て生徒にあげたいです。

-生徒さんにとっては非常に貴重な存在ですね!色々なところで、先生と歌手と両立されている方をお見かけいたしますので、それはスタンダードなことかと思っていたのですが、先生のお話を伺って、目からウロコでした。

葉玉  わたくしにとっては、ふたつを両立できる方は不思議ですね。完全に仕事の性格が違いますのでね。
先生として、シーズンを行うことが夢ですね、大きな夢です(笑)。もし実現できたらご招待いたします!

-ありがとうございます!イタリアで教師として活躍する秘訣というのはありますか?

葉玉  語学が完全に自分のものになっていること。そうでなければ、生徒たちと交流できませんのでね。そして、ヨーロッパ人の10倍くらいの豊かさを持っていないとたちうちできません。彼らは文化の素養を自然に体の中に持っているのでね、私たちにとって、それは外から入ってきたものですからね、やはり勉強はいつもしていないとだめだと思います。勉強とは、文化を感じることを含めてですね。たくさんの展覧会に行くことや、演劇を観に行ったりすることは、大切な勉強ですね。歴史を調べたり、解剖学などを学んだりする家の中で行なう勉強もさることながら、ファッションの歴史的な違いを観に博物館に出かけることなども全て勉強の中に入っています。日常生活全てですね。
常に生徒に何を教えようかと考えています(笑)。日本の文化では、特に哲学、禅や柔道・剣道は、集中力を育てるのに大変助けになります。わたくしはイタリアに来てから始めたのですが、日本には集中力を強くするための色々な哲学、体系がありますね。

-イタリアに限らず、海外に出て勉強しようと思っている人達にアドバイスがありましたら、ぜひお願いいたします。

葉玉  第一番に留学先の語学を勉強すること、そして良い先生をみつけること。先生の選び方を間違うと成長しないんです。

-先生の選び方というのはどのようなものがありますか?

葉玉  歌の場合は、50分や1時間のワンレッスンのあと、喉が疲れていないかどうかで分かります。喉が疲れない、体の気持ちがいい、それは良い先生です。悪い先生ですと、1時間歌わせると、声が出なくなったり、喉が痛くなったり、体が疲れちゃったり。それは、テクニックの問題、発声法の問題ですね。それは人によって違うということはありません。息を吸って吐く、それが正しく行なわれていれば絶対に疲れません。それと、もうひとつ、どこに行っても、必ず国立の音楽院に入るようにしてください。競争者が沢山いる、人に会う機会がたくさんある、歌だけでなく器楽もある、音楽史、音楽学も勉強しなければならない、色々な刺激が受けられますでしょう、人間が豊かになるんです。国立の学校ですと、教授陣が非常に良く吟味されている、長いキャリアを持って教えていらっしゃる先生が大半ですのでね、やはりレベルが高いと思うんです。それと、もし留学したいという希望があるならば、なるべく早く出発して下さい。若いほど筋肉も、頭も柔らかいのでたくさんの吸収力があります。できるだけ早いほうがいいですね。どうしても大学を終えてから、という場合では、22歳ではぎりぎりですのでね、大急ぎでいらしてください。

-年齢におけるハンディはありますか?

葉玉  もし、上手になれたとして、良いマネージャーについてもらうには、若いほうが有利ということはあります。やはり、年齢によって、例えば30歳だと歌手でお金を儲けることができる時間が少ししかない、とマネージャーが判断するかもしれない、常にマネーの問題はついてきますからね(笑)。若いとそれだけ活動期間が長いですからね、マネージャーはより若いかたをみつけようとするのは現実的です。

-なるほど(笑)。ローマという街は日本人の学生は多いですか?

葉玉  ミラノのほうが多いですね、ミラノはローマの約5倍くらいいるのではないのでしょうか?ですがベルディ国立音楽院は入るのが大変難しい。ローマサンタチェチェリア音楽院も入学試験が難しいですので学生の大半は個人レッスンだけで過ごしていると思いますが、もったいないですね。

-ビザの関係からだと、個人レッスンだけでは非常に厳しいですよね。

葉玉  その通りです。やはりできれば私立の音楽院に入って、ビザを貰って…ということですね。できることならば、国立に入って簡単にビザを貰うほうがいいですが、入学試験を受けることができるレベルになるには、準備として最低5ヶ月くらいはかかります。語学の試験もありますのでね、試験の前に現地に来て、入りたい音楽院のレベルまで何とかして届くように上げて、なんとか入学にこぎつける、そのためにはやはり事前に5ヶ月は必要です。どこの国に行っても同様に大変だと思います。

-先生は留学先を決めるにあたって、イタリア・ローマだけがみえていたのですよね。

葉玉  そうですね。イタリアオペラを聴いていると気持ちが良くて、オペラを歌いたいと思っていましたので(笑)。ミラノは気候が悪くて…寒いのと湿気が多いのと、空気が悪いんです(笑)。ローマは交通量も多いのですが、海の近くなので、空気をふぁーっと、海風が綺麗にしてくれるんですね、日光もたくさん差しますし(笑)。ミラノの音楽院もすごく良いですが。

-大変楽しくお話を伺わせていただきました。本日はお忙しいところ本当にありがとうございました!

佐藤真左美さん/バレエ教師/日本

松山バレエ学校、松山バレエ団を経てスターダンサーズ・バレエ団「ジゼル」で主役プリマバレリーナとしてデビュー。 1992年文化庁在外研修員舞踊派遣をきっかけとしてオーストラリアバレエ団(The Australian Ballet)へ正式入団、クラシック作品で主役・ソリストを踊る。 帰国後は、スターダンサーズ・バレエ団のプリマバレリーナとしてピーター・ライト作品、バランシン作品などの多くの作品で主役を務める。 2002年メルボルン大學ビクトリアカレッジへバレエ指導者教員免許のため再び留学。 主席卒業と同時に永住権獲得。 2003年より本拠地をメルボルンに移しクラシックバレエ専門指導教師としてビクトリアカレッジ・セカンダリースクール、ナショナルシアターバレエスクールでのクラシックバレエ指導、シアトリカルダンススクール・PSA(芸能・映像プロダクション)のコンクール指導、コンクール作品振付を担当する。 2009年よりナショナルシアターバレエスクール校長補佐としてバレエ学校ディプロマ校、ジュニアスクールの両校のバレエ指導者として公演活動を統率、全作品の振付補佐として働く。 2014年より日本での指導者としての活動も開始。 年に数回の渡豪を繰り返しながらバレエ指導者として活動している。 -オーストラリアに最初に行かれた経緯を教えていただけますか? 一番最初は高校3年生の時に在籍していた松山バレエ団から豪日交流基金による交換留学奨学金制度を頂き、Victoria College of the Arts School of Danceに6週間ほど行かせていただきました。 その後、移籍したスターダンサーズ・バレエ団から在外研修員の派遣として研修に出して頂き、 The Australian Balletに、研修後には正式に契約を頂き入団しました。その後は再びVCAの大学院に 入学してクラシックバレエ指導者コースDIPLOMA資格を修得しメルボルン・ナショナル・シアター・バレエスクールで指導者として就職、永住となりました。 -お一人で行かれたのですか? はい。最初は全くの一人旅でした。松山バレエ団での海外公演は頻繁にありましたが、一人での海外は初めてでした。メルボルンでは同じVCAのバレエコースの1年先輩のお宅にホームステイでした。 VCAのバレエ科の1年生の授業に参加しました。クラシック・バレエ、ポアント・クラス、コンテンポラリー、キャラクター、ボディコンディショニング、など実技のクラスはすべて受けました。それから、 VCAでの舞台活動もあったので時々リハーサルにも参加させていただきました。メルボルン近郊でのパフォーマンスやメルボルン市街での小公演もありました。レッスン、授業、リハーサルにとても忙しいけど楽しい時間でした。バレエ学校の生活(授業としてレッスンがある)の経験ができたことは信じられないくらいに貴重で大切な経験となりました。 ホームステイは二つのお宅にお世話になりました。3週間ずつだったのですが、最初のお宅はメルボルン中心にある大学から1時間半はかかる遠方でした。大學の開始は朝の8時半、8時15分にはスタジオに入るので毎日5時おき、6時過ぎには出発最寄駅まで車で20分、そこからローカル電車で1時間ちょっと、大學に8時ちょっと前にやっと到着。毎朝必死の登校でした。しかも6月7月の時期〔真冬〕だったので、朝はまだ暗く、午後は4時過ぎには暗くなり、野生のカンガルーの群れが夕方はよくみることができました。〔笑〕 英語も本当にカタコト程度でしたから、ホームステイのお宅にいてもなんだか寂しくて、早く帰りたいと毎日思っていました。メルボルンの最初の印象はあんまり素晴らしいものではなかったですね。 その頃は、オーストラリアが自分のバレエ人生を大きく開花させるようになることも、第2の故郷となるとは思ってもいませんでした。〔笑〕 16歳からバレエ団活動していた松山バレエ団を退団して21歳の時にスターダンサーズバレエ団に移籍をしました。移籍してすぐにプリマでデビューさせて頂き、その後に太刀川瑠璃子先生から在外研修員のお話を頂きました。再びオーストラリア!!メルボルン!!The Australian Ballet!! 「またオーストラリアだ!!!」と苦笑しました。 その頃の私は研修先となるThe Australian Ballet(オーストラリアバレエ団)についてあまり詳しく知りませんでした。高校生の頃に彼等が日本公演に来た際に公演を見に行ったという程度の知識しかありませんでした。研修先がどのくらいの大きさのバレエ団であるかも、どのようなレパートリーを持っているのかも知らないまま、のんきな気持ちで研修期間を無駄にしないように頑張ろうと再び渡豪しました。 まかり間違っても自分がカンパニーの一員として毎晩舞台で踊るようになるなんて爪の先も、想像もしていなかったですね。 1992年9月22日が私のカンパニー初日でした。最初の日は挨拶程度で後はカンパニーの活動を見学させて頂けたらいいなあ、と期待と不安の初日でした。カンパニーは立派は高層ビルディングで、バレエ学校を併設しての素敵な環境に、何も知らずにやってきてしまった自分を恥じたものです。〔笑〕本当に素敵な建物でスタジオは8つもあって、今までみたことないくらい大きなスタジオでした。廊下を歩いている団員はどの方も美人でかっこよくて、ジャージ姿でのこのこと現れた自分がなんだかとっても幼く感じたのも本当です。 初日は10時半からのクラスに参加し、その後は次にシーズンの「じゃじゃ馬ならし」のリハーサルを見学していました。スタジオの隅に座って、目の前でまさに行われているプロダンサー達のリハーサルにかぶりつきでした。ダンサー達は自分の出番でない場面になるとかわるがわるに自己紹介を兼ねて話しかけてくれました。私のカタコト英語も一生懸命に聞いてくれたことを今でも覚えています。 オーストラリアでの生活は、私にバレエダンサーとしての成長だけでなく、人間として大きく成長することをさせてくれた素晴らしい時間でした。カンパニーの仲間やオーストラリア人の友人から学んだことは沢山ありすぎて、一言ではいいきれませんが、彼らから学んだことでひとつあげるとしたら「人を大切にする、人を好きになる」この気持ちが私をダンサーとしても大きく飛躍させてくれた一番と思っています。 -どれくらいの期間行かれたのですか? The Australian Ballet には1992年から3年半ほど在籍しました。 英会話の力も最初は本当に乏しくて現地の人の言っている意味が全然分からなかったのですけど、カンパニーの友人やスタッフが本当に手助けしてくれて、なんとか話せるようになっていきました。それから、日本人は私一人(外国人も少なかったので)だったので、いやでも英語で話さないと自分の気持ちを相手に伝えられないので必死に話すようになりました。 最初の年の12月の年末のインタビューの時に芸術監督のマイナ先生から「正式に契約をして入団をしてまさみはもっともっとここで踊ることが幸せになることだ。あなたに入団する気持ちはありますか?」 と、お話をしていただきました。びっくりして、本当に椅子から転げ落ちるくらいに驚いて、自分の耳を疑いました。その頃にはだいぶ英語も慣れていたので、聞き間違いではないと思いながら。凄く驚いている私にマイナ先生は英語が通じていないのかと、再びゆっくり話してくださいました。ちゃんと理解できたと答えて、「非常に光栄思います。私はここで働きたいです」と答えたことは今でもしっかり覚えています。ありがとうございます、ありがとうございます、と何回も先生に言ったのも覚えています。 自分が海外のバレエ団に入団して、そこで契約をして働くようになるなんて思ったことも、夢にみたこともなかったんです。海外のバレエ団なんて自分にはエベレストの頂点よりも高いほど遠い世界と思っていたので、驚き仰天でした。嬉しいという気持ちはしばらくしてから気がついて、そうしたら、なんだか 背筋がぞくぞくっとしたのも覚えています。 外国人ダンサーとして契約するために、ビザ(ワーキング・ビザから開始しました)申請が大きな作業でした。 オーストラリアのダンサー組合は非常に力が強く外人である私を認証してくれるかどうかが非常に難関になるとマイナ先生が説明してくれました。 外国籍のダンサーに働く権利を与えることになるのです。「外国人ダンサーを一人雇うことでオーストラリア人ダンサーが一人職を失う。自国のダンサーを大切にあるべきだ」というのが組合〔ユニオン〕のもっとうでありました。 芸術監督のマイナ先生とバレエ団のジェネラル・マネージャーのイアン氏が、年明け早々からビザを申請する作業を開始されました。在外研修員の私は正式団員ではなくトレーニング契約(トレーニーシップ)であったので、ある程度より上の配役にはいきなりは入れず、いつも第3,4キャストもしくはアンダースタディーでした。ですが、マイナ先生の配慮と策略で、常に若手新人のアンダースタディーであったり、怪我から復帰したてのダンサーの第2キャストであったりして、準主役やソロの役を私が自動的にしかも常に踊るようにキャストを組んでいました。深いことは何も知らずに何時もチャンスに恵まれると思って、自由気ままに思いっきり踊っていた私でした。 ジェネラル・マネージャーのイアンの手腕で、私という日本人が常に舞台で目立つ場面でソロを踊ることで、ビザ申請の重要な鍵となる「価値」「評価」「キャリア」の材料をどんどん作っていたのです。つまり、外人である私が舞台で踊ることでどのくらいカンパニーに利益をもたらすのか、どのようにオーストラリア人の観客を魅了するか、どのくらいの利益がバレエ団に起きるか、これらがとても重要であるからでした。 申請から7ヶ月でワーキング・ビザ申請が認証されて、私はカンパニーと正式契約をしました。新たなるメンバーとして再び紹介されて、契約はコリフェからでした。 契約して最初の仕事はアメリカ公演でした。オーストラリア人振付師のスタントン・ウエルシュの新作のキャストに選ばれ、ツアーの間も毎晩舞台で踊りまくる日々でした。The Australian Balletは常に国内外をツアーしているカンパニーです。クリスマス休暇と7月のミッドイヤー休暇、2月、8月のリハーサル期間以外は毎晩本番がある多忙なカンパニーです。日曜日は休みでしたが、いつもリハーサルと舞台に追われているという生活でした。カンパニー以外の人間と知り合うこともなく、常にカンパニーの仲間と行動を供にしていました。仲間意識が強く、お互いを助け合い、ライバル心も旺盛なオージーのダンサー友達でしたが、休暇の日に集まったり、お互いの家族と一緒のパーティをしたりと家族生活も大切にする人達ばかりでした。ダンサー仲間は、母国を離れて一人で踊っている私の家族のことも常に心配してくれて、日本公演に行ったときはまるで自分の故郷に帰るように、私の家族へのオーストラリア土産とかを選んだりしてくれました。 「家族」、「自分の生まれた国」を意識するようになり、いつしか母国のあることをとても大切に思うようになっていったのも彼等の影響であると思います。 -なるほど。一度戻って来られて、今度は大学の方に行かれる? そうですね。 -そこで、またなぜオーストラリアを選ばれましたか? たまたま、そうなっちゃったんですよ。(笑) The Australian Balletを退団して東京の古巣であったスターダンサーズ・バレエ団に復帰してからも、オーストラリアバレエカンパニー時代のお友達とずっと文通したり、時々電話をしたり、ずっと繋がっていました。私が、バレエ指導者コースで勉強したい、指導者資格の勉強をしたいと思うようになったのは、オーストラリアバレエ団の友人からの強い影響を受けたからです。特に仲良しだったプリンシパルの友人たちが、自分達の将来を考えて通信教育でバレエ指導者コース、アーツマネージメントなどを勉強したり、自主オフを取ってのコースや大学院に行ったりとか。 彼等から学んだ考え方ですが、ダンサーとしての自分の人生があり、そして、ダンサー人生に終止符を打ったときから新たなる次の人生があるっていう考え方です。自分の人生を楽しむことが一番の人生である。 特に仲良しであった友達のDavid McAllister(現 芸術監督)が自分の将来のために、アーツマネージメントと教師養成コースの二つのコースをシドニー大學の通信教育でやっていたのです。 Davidとは何かあると電話で話す機会が多く、彼から勉強の多忙さや面白さの話を聞いているうちに非常に興味が沸いてきました。その頃の私はほとんど毎日のようにバレエ団のスタジオで指導の仕事をしていたので、指導者としての勉強をしてみたいと次第に思うようになりました。 少しずつ貯金を始めました。海外へ再び勉強で飛び立とうというようなはっきりとした目的はなかったのですが、ただ漠然と何か勉強するときの準備を始めました。 その頃のスターダンサーズ・バレエ団は英国サー・ピーター・ライト氏の作品を上演する機会が多く、私も主役を頂き、ピーター先生にも沢山のことをご指導頂きました。 ピーター・ライト先生からは英国ロイヤル・アカデミー・オブ・バレエを紹介して頂いていました。 「勉強したいなら、もう絶対何の問題もなく入学を許可するよ。」と。 ですが、英国は学費も生活費も日本の3倍位以上であったため、「これはちょっと私の今の貯金じゃあ無理だ」とあきらめました。 そんなふうにあきらめたはずだったのですが、ふっとオーストラリア時代の友達に相談したんですよ。 DavidやVicki Attardに相談したら「そこまで高くないよ。オーストラリアは。」と早速いろいろとリサーチを開始してくれたんです。The Australian Ballet Schoolもちょうど指導者コースを開始していたので、早速調べて。ところが、私が行こうと思ったその2002年の時にはたまたま今度は開校しないしないと言われて。やはり運がないのかなと今度こそあきらめていたのですが、そんなときに「ヴィクトリアカレッジはどうかしら?」とThe Australian Ballet方から連絡がありVCAカレッジを紹介してくれました。 行き先ができたとなってからは、あっという間に入学手続きまでこぎつけて、最後にTOEFLを受けて 学生ビザを申請してと、行動力の塊となっていました。笑。 -その後現地のいくつものバレエ学校を教えるようになったんですね? はい、VCAの指導者コースに在学中に現在の勤務先のナショナル・シアター・バレエスクールの ディレクターから連絡があり、クラシッククラスを教えるようになったのがきっかけでした。校長自身から電話をもらい、最初のクラスのときに彼女が私のクラスを見学して、その後にインタビューで。 内心すっごく心配していたのですが、「実に丁寧に指導するのでぜひクラスを担当してほしい」と。ほっとしたのと、仕事ができるのが嬉しかったです。VCAでも教育実習で週にいくつかクラスを指導し、毎週金曜日はナショナル、週末はコース同級生のスタジオで教えをしていました。ナショナルやVCAからは大学院が終わっても教えに来て欲しいと話をされるようになっていました。大学院の成績も優秀であったので、思い切って永住権を申請してみたらとVCAの校長から話をされて、思い切って挑戦することにしました。それまでの私からは考えられない行動でしたが、オーストラリアの大地が私に自分で自分の生きていくための資格をとるという大きな作業に挑戦する意欲をくれたと思っています。 永住権は1月に申請して8週間足らずで認証されました。オーストラリアだけでなくそれまでに私の踊りを指導してくれた世界中の先生方や評論家の方からのダンボール箱いっぱいの沢山のリファレンスの手紙とサインはいまでも私の宝物です。 元オーストラリア・バレエ団、VCA大学院出身という肩書きと日本人であることが、ダンス関係の主催者からとても好感を持っていただけて、数箇所のバレエスタジオ、シアトリカルスクールから担当クラスの仕事のオファーがありました。決して高額でない指導料金でしたが、私はどんな教室でも嬉しくて嬉しくて仕事をうけては教えに行きました。メルボルンから高速列車で2時間のBENDIGOまでも指導に行きました。BENDIGOのダンススクールは結局9年近く指導しました。 -例えば、オーストラリアでの教え方と日本の教え方でなにか違いがあったら教えてください。 それは凄い違いがありますね。 一番の違いはシラバス教育の方法ですね。英国RAD, ワガノワ〔ロシア式〕、チェケッティ(イタリア) フレンチメソッド、ヴルノンヴィル、といくつかのバレエメソッドがあります。年齢に応じた指導法で、段階を経て確実に成長させることが目的です。ただ順番ややり方を指導することだけではなく、踊るための知識をちゃんと生徒に植え付けることができ、段階を経ての技術指導法です。 私自身はバレエ学校教を受けたことはなく、シラバスレッスンも、自分が何メソッドであったのかも、 自覚せず育ってしまっていたので、シラバスにのっとっての指導クラスを担当になったときは、大学院のコース勉強と同じくらいにいつも予習復習をしての毎日でした。指導内容を間違えることなく正確に生徒に指導することはもちろん、彼等にレッスンを楽しませる、表現する時間を一緒に共有するといったように日本での指導とは全く違う環境です。 オーストラリアは「褒め教育」が主流のため、これについても勉強しました。「褒め教育」はただ褒めることではありません。褒めるに値することが何かを教える、褒められることの大切さや勤勉が必要なことを子供たちに実感させることが大切なんです。とはいっても、これも日本とは全く違うので、最初のころは失敗も、誤解もたくさんしていました。笑。 褒めるときはほめる、叱るときは叱る、注意するときは注意する といったようにいつでも生徒達がスタジオの中で先生に何を言われているのか、何を自分達がしなくてはならないのかと気づいていくようにするための方法ですね。無言のままでの納得や、雰囲気だけでのやり取りはしないことで心を通わすことができるようになることを学びましたね。 生徒からは反応があるのが当たり前のようになっていますから、時々日本で講習会とかレッスンをみるとなんだか物足りなくなっていますね。それから、注意したことが出来たり、出来なかったりしますよね。オーストラリアだと生徒が「どうしてだろう?」と質問もするし、注意を求めてくるんですよ。体格の違いや癖のあるないで、生徒一人一人が違いますから、一人一人に対応するのは結構大変ですが、 彼等が休み時間やリハーサルの合間に質問してくれば、一生懸命にこちらも答えるようにします。 コミュニケーションがいつもあるので、生徒との温度がいつも暖かい気持ちでいられます。 日本の生徒さんたちはあまりコミュニケーションになれていないので、(スタジオの中ではお話をしないというのでしょうか)こちらの質問に声を出して答えることも少なく、生徒さんからの質問を受けることも少ないので、時々ちゃんと理解してくれているのかなと心配になりますね。 ナショナルの校長先生は日本人生徒をとても高く評価していますが、コミュニケーション、アピール、 表現方法については非常に細かい指導をオーストラリア人の生徒よりもしますね。やはり、苦手というか環境が違うことが一番の原因でしょう。 -そのコミュニケーションを積極的にしていかないと、海外では順応できないってことですよね? そうですね。コミュニケーションとまでもいかなくても、日常生活をしっかりと送ることがとても大切です。私流ですが、母国語である日本語でしっかりとした挨拶や会話、言葉、常識を身につけることが違う言葉を話す人とのコミュニケーションを早く持てる方法だとしています。言葉は違っても、言葉を口から出すことは一緒です。母国語でもその言葉が口からでないようでは違う国の言葉をいきなり発声するのは難しいと思います。 バレエ留学であるからバレエという共通があるから言葉はなんとかなる。。。。と考える生徒さんも時々いますが、バレエ留学であるからこそしっかりと言葉を勉強して理解することが大切とお話することが多々あります。西洋の伝統芸術であるクラシックバレエの持つ表現の世界、観客を魅了する空間芸術こそ 踊る側と創る側のわかりあいと認識がなくてはなりません。それぞれのダンサーの持つ個性や性格はその人の踊りににじみ出ることがほとんどです。ですから、ダンサー自身が何を思っているのか、何を表現したいのかを自覚するためにも、指導者や振付師とのコミュニケーションは重要な手段です。無言では相手も自分も見えなくなってしまいます。 私自身、非常に表現力に乏しく自分を出すことが苦手でした。本当にかわいそうなくらいにひどかったんです。ですから、表現の苦手な生徒をみると非常に親心がわいてしまいます。私自身、気がついたら踊ることは何かを表現すること、というふうになっていました。気がついたらというのはとてもあいまいな言い訳ですが、本当です。私に表現する自分を知るきっかけをくれたのはオーストラリアバレエ団の ディレクターやダンサー達でした。 「まさみの目は輝いていたよ」「日本からやってきた踊りの妖精だよ」「本当に綺麗な表情だね」 と褒められたときに、信じられない言葉ばかりでした。日本では全く褒められることが無かった私がどうして??と。とても嬉しかったので「Thank you!!」「Thank you!!」と唯一知っている英語をひたすら大きな声で相手に伝えてから、英語も楽しくなりました。きっかけがあってからは英語とか日本語とか気にするよりも、相手と自分が通じているのか、繋がっていられているか、という感じになりました。 自分を知って欲しい、相手を知りたい、共通する感覚を得たい、知りたい、このような気持ちがどんどん大きくなっていくことが積極性や会話力に繋がっていくのではないかと考えます。 -日本でレッスンをされていて今後、オーストラリアや海外へ留学をされる方へアドバイスをお願いします。 そうですね、重複するようですが日常生活をちゃんと送ることですね。例えば朝起きたら「おはよう!」と挨拶をする。何か手助けしてくれた方へすっと「ありがとう」の一言がでる。分からないことがあったら人に聞いて問題を解決する。など、当たり前と思っていることをしっかりまず身につけることですね。特に挨拶を忘れないことはとても大切ですね。挨拶からすべてが始まることはたくさんありますからね。 あとは、違う環境に行くのですから今までといろんな事が違って見えたり、知らないことがあったりするのは当然です。無理をしないでまずはその状況を受け入れることです。日本では失敗に感じたりしたことがなかったことが、上手くいかなくなったりとかもあります。こんなふうに遭遇することを「ああ、こういうことあるんだなあ」「ちょっと今までと違うなあ」この程度に思って自分にとっての勉強だと思って受け止めることですね。そして同じことが起きないように応用や準備をする、起きたとしてもあわてずに振り返る、考える というふうにして少しずつ新しい環境や生活に自分を慣らしていくことですね。 簡単なことではありません。いっぺんにできることでもありません。言葉が違う、人種が違う、環境が違う、習慣が違う、違うことばかりですから大変なのが当たり前なのです。 でも、それらは日本にいたら出来ない貴重な経験であり、人生の財産になる時間です。人生の宝物の時間を持てる自分自身に自信をもつことです。 日本人は優秀ですよ。私たち日本人の持っている勤勉さは何か大きな目標を達成するためのものすごい武器ですね。 西洋の伝統芸術であるクラシックバレエだけでなく、芸術が私たちの心に与える感動や心境は、形となってこそ残ることはないですが一人一人の心に刻まれる人生の宝物であると考えます。 これからの羽ばたく若い芽の皆さん自身が、人生の宝物を自分自身で掴んでいくことをどんどん楽しんでいただきたいです。 -ほんと貴重なお話どうもありがとうございました。 ありがとうございます。 http://masamiballetlesson.strikingly.com

海外のバレエ最新情報【vol.10. 2015-04-15 04:00:00】

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴ 【1】ごあいさつ&ご案内 ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴ 様 こんにちは!アンドビジョンのです♪ 春を満喫されてますか?! 学校も始まり、進学して新たな生活を始められた方も多いのでは♪ 夏の発表会のお稽古もそろそろ始まったりしますかね?! 今週もまた新しく更新した夏期講習などの情報を配信します。 是非、チェックしてみてください?   桜桜桜  桜桜桜桜桜 桜桜桜桜桜桜桜 桜桜桜桜桜桜桜桜 桜桜桜桜桜桜桜桜桜   | |   | |乾杯♪   ●_uu_●   ■ `` ■ MMMMMMMMMMMMMMMMMM \☆/─────────\☆/ ☆★☆ 【2】講習会情報 ☆★☆ /☆\─────────/☆\ ◆オランダ国立バレエアカデミー国際サマーコース オランダ国立バレエアカデミー国際サマーコースでクラシックバレエを学ぶ オランダ国立バレエ団の付属スクールが開くサマープログラム。 ヨーロッパ文化の集中するアムステルダムで、世界の舞台へとつながる貴重な体験ができます。 【期間】2015年7月20日〜7月31日 http://www.dance-abroad.com/major/6156-nationale-balletacadmie-international-summer-school.html ◆デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコースで体感する1〜3週間のバレエコースが魅力 「北欧のパリ」コペンハーゲンにある世界最古の伝統を持つ名門スクールのサマーコース。 クラシックバレエのレベルアップと、次のステップにつながるチャンスが用意されています。 【期間】2015年7月13日〜8月1日 第1期:2015年7月13日〜7月18日 第2期:2015年7月20日〜7月25日 第3期:2015年7月27日〜8月1日 子供コース:2015年7月27日〜8月1日 http://www.dance-abroad.com/major/6143-the-royal-danish-ballet-summer-school.html ◆カナダ国立バレエ団サマーコース 北米随一の規模を誇るバレエ団で、総合的にダンスのレベルアップを目指す2週間 カナダ国立バレエ団が主催するクラシックバレエやコンテンポラリーダンスなどの夏期講習会。広範囲な教育実績を誇るバレエ団ならではのレッスンです。 【期間】2015年7月6日〜7月17日 http://www.dance-abroad.com/major/6282-the-national-ballet-of-canada-summer-dance-intensive.html │*┏━━━━━┓ │   _人_┃ 学校情報 ┃_人_   Y ┗━━━━━┛ Y   │         *│  ◆デンマーク国立舞台芸術学校 デンマークの首都・コペンハーゲンで、コンテンポラリーダンスのあり方を見極める。 新しい思想にオープンなデンマークだからこそ学べ、作りあげられるダンスのかたちを、 デンマークナショナルパフォーミングアーツスクールで模索しませんか。 http://www.dance-abroad.com/major/5926-the-danish-national-school-of-performing-arts.html ◆オランダ国立バレエアカデミー オランダ国立バレエ団に付属する国内最高峰レベルのバレエ専門学校 オランダ国立バレエ団のダンサーが講師を務め、世界のトップバレエ団で即戦力となるスキルと素養を身につけるための専門教育を提供。 http://www.dance-abroad.com/major/5848-nationale-balletacadmie.html ◆アメリカン・バレエ・シアター・ジャクリーン・ケネディー・オナシス・スクール 世界最高峰のバレエ団が用意しているカリキュラム、学ぶ舞台。名も実もある場所です。 世界最高レベルのバレエ団の一つ・アメリカン・バレエ・シアター。選んでください。それがニューヨークだから。ABTだから。ダンサーになるから。 ■入学資格■ 海外留学生は17歳以上からの受け入れ ■申込締切日■ 年間通して受け付け ■オーディション■ 海外在住の場合は映像でのオーディションが可能 http://www.dance-abroad.com/major/ballet/6315-american-ballet-theatre-jacqueline-kennedy-onassis-school.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください! ☆***☆***☆***☆***☆***☆ 【4】国内語学レッスン情報 ☆***☆***☆***☆***☆***☆ ┏┓─────────────────────────────────┏┓ ┗■┓アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています。  ┏■┛  ┗■┓先生はもちろん各国のネイティブスピーカー。 ┏■┛ ┗■┓ レッスン時間や内容はすべてあなたに合わせて、 ┏■┛ ┗■┓ すべてあなたに合わせて、フレキシブルに更可能。 ┏■┛    ┗■┓ご自分にあったカリキュラムをリクエストできます!┏■┛ ┗■┓留学経験者の多くが、渡航前に語学をもっと  ┏■┛       ┗■┓ 勉強すべきだったとおっしゃっております ┏■┛ ┗■┓ 100%ダンスに集中するために、 ┏■┛ ┗■┓ 語学の準備はしっかりと!  ┏■┛     └──────────────────┘ http://www.dance-abroad.com/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください! ●●●                          ●●● ●● ┏…┓┏…┓┏…┓┏…┓┏…┓┏…┓┏…┓┏…┓┏…┓ ●● ● ┃海┃┃外┃┃オ┃┃ー┃┃デ┃┃ィ┃┃シ┃┃ョ┃┃ン┃ ● ┗…┛┗…┛┗…┛┗…┛┗…┛┗…┛┗…┛┗…┛┗…┛        ↓ ↓ ↓   ↓ ↓ ↓ カンザスシティ (ミズーリ州)をベースに活動するカンパニー オーウェン・コックス・ダンス・グループスが5月3日に現地オーディションを行います。 ポーランドナショナルバレエのオーディションの開催が決定いたしました。 19歳~28歳 男性身長178cm以上 女性身長175cm以下 多くのご応募お待ち申し上げます♪♪ http://www.dance-abroad.com/order.html ☆?。・。・★。・。☆・?。・★ 【6】編集後記/次回予告 ☆?。・。・★。・。☆・?。・★ 気になる情報はありましたか? 夢への最初のステップになれたら嬉しいです☆ 皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます♪ ☆彡アンドビジョン主催 無料相談会☆彡 音楽・ダンス留学 個別相談会のお知らせ 名古屋会場 5月9日(土)10時〜20時 【会場】名古屋市中小企業振興会館4階会議室 大阪会場 5月10日(日)10時〜20時 【会場】ドーンセンター4階 小会議室 ご参加ご希望の方は事前お申込みが必要です。 ↓↓↓↓↓ MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 そして、ご友人にも是非ご紹介ください!(゜▽゜) メルマガ登録は、やメールアドレス変更は簡単に登録できます!! HPから登録できるので、やってみてくださいね! http://www.dance-abroad.com/ 次回のメルマガは、 4月29日(水)発行予定です。 お楽しみに!p(^^)q

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