-専攻
ヴァイオリン
-参加コース名
ムジカルタ音楽アカデミー
-参加期間
2024年8月1日~2024年8月10日
-今回ご留学なさってみていかがでしたか?全体的なご感想をお願いします。
行く前は、治安の事、レッスンの事等不安が一杯でしたが、何事も無く無事に、充実したミュージックキャンプを終える事が出来、勇気を出して思い切って参加して本当に良かったと思いました。
-特に印象に残ったことは何かありますか?(講習会、生活面などいろいろな点で)
事前にはレッスンは2日に1回くらいだろう、との事でしたが、ご熱心な先生が毎日レッスン十グループでのスケール等のレッスンをして下さった事は有難かったです。また、約20年前に面識のあった先生や、他の参加者から色々お話が聴けた事もとても貴重で、嬉しかったです。
-***レッスンについて***
-担当講師名
フィリップ・コッホ
-1クラスの参加人数
6人
-レッスン回数
8回
-レッスンの進め方
自分で決めた曲を演奏しながら順次ご指導、一緒に弾いて下さる事もとても多かったです。
-講師・レッスンの印象(どんなレッスンでしたか?日本との違いなど)
日本での私の受けたレッスンでは、基本的に1楽章から順番に、そして1通り練習してきた曲を通して弾いてからご指導をいただく事が多かったですが、今回のレッスンでは楽章の順番は関係なく弾きたい(習いたい)ものから、そして曲はその都度その都度止めてご指導して下さいました。先生がすぐ隣でたくさん一緒に弾いて下さったのもとても良い刺激になり、また勉強になりました。
-通訳はいてよかったですか?何か問題はありましたか?
通訳は無しでしたが、特に困る事はそれ程ありませんでした。
-***宿泊施設について***
-宿泊形態
学生寮
-良かった点
同室の方たちが、優しく静かな方たちだったので、有難かったです。
-悪かった点
全く同じ部屋を数人でシェアする形が初めてで、ご迷惑にならない様にシャワーを急いだり、夜に騒音にならないかと気になってドライヤーが使えなかったのが残念でした。
-***国や都市、滞在した街について***
-実際に行ってみて、この国や都市の印象はいかがでしたか?(治安面、交通面、街の人の印象など)
最初の日に前泊したパリは送迎付きだったので、不安だった治安の事もほとんど心配せずに済んで有難かったです。この国の学生さんたちは質素で皆めちゃくちゃガリ勉です、と伺った事が印象的でした。ミュージックキャンプのあったルーファックは思った通り?の田舎で、静かな落ち着いた雰囲気の所でした。
-現地でのお食事はどうでしたか?(自炊、外食など)
現地参加の方からすると、サラタ"、チーズ、果物、メインと有り贅沢な方なのかなと思いましたが、美味しい時とあまりロに合わない時があり、最後にはとにかく日本の食事が恋しかったです。あと、かなり暑かったのですが、冷たい飲み物がなかった事は残念でした。
-留学して、ご自身が成長したと思う点や、変わった点などを教えてください。
レッスンで、日本での先生のレッスンでは指摘を受けなかった部分をいくつもご指導していただけた事が有難ったです。これからそれらの指摘に取り組んで成長して行けたら、と思います。
また、今回の滞在を通して、日本の便利さ、サービスの良さ、快適さ、清潔さ、食の豊かさ等々他色々、改めて再認識出来たのもとても大きかったです。
-アンドビジョンのサービスは、いかがでしたか?
日本からこの様なミュージックキャンプに参加したのは今回が初めてだったので、色々手続き等順序良く進めていただけて本当に有難かったです。いくつものご質問にも毎回丁寧にご返答いただきました。
-今後留学を考えている方に、アドバイスをお願いします。
事前に、手続き、荷物の準備、そしてレッスンの曲の準備を十分に余裕を持って出来る事が大切だと思いました。(私は海外が本当に久しぶりだった為、パスポートの準備から始まり荷物の準備に思ったよりかなり手間がかかり、その分練習の時間も取られてしまいました。)
ウィーン国際音楽ゼミナール
Information Session
~ウィーン国際音楽ゼミナールオンライン説明会~
参加費無料・完全予約制・オンラインでの参加も可能です
ゲストスピーカー:講習会事務局 コイル 安紀さん
日時:3月10日(月)17:00-17:30
場所:≪アンドビジョン・東京オフィス≫
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2階
JR御茶ノ水駅御茶ノ水口から徒歩7分、東京メトロ半蔵門線神保町駅から徒歩5分程度
♪参加ご希望の方は、こちらからオンライン予約フォームを送信して下さい。
※説明会予約を選択→その他ご要望等に“ウィーン国際”とご記入下さい。
お電話・FAX・メールでのご予約も承っております♪
電話:03-5577-4500 FAX:03-4496-4903 メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
都会的な面と、山岳に覆われた大自然を持つ台湾は、日本との関わりも深く、どこか懐かしい雰囲気を持つ国である。台湾料理に舌鼓を打ち、活気ある夜市をめぐれば、台湾の魅力にはまっていくに違いない。温泉や、ハイキングなど自然に触れる体験も台湾ならでは。
基本情報 |
正式国名&英語表記 |
台湾(中華民国) Taiwan(Republic of China) |
首都 |
台北 |
面積 |
3万6千km2(九州よりやや小) |
人口 |
2,214万人(2002年5月)
(参考:台北市263万人、高雄市150万人) |
人種 |
本省人(台湾出身者)85%、外省人(大陸出身者)13%、その他(マレー・ポリネシア系)2% |
言語 |
北京語、福建語、客家語
|
宗教 |
北京語、福建語、客家語 |
通貨 |
ニュータイワンドル |
為替レート |
1ニュータイワンドル=3.4413円 |
紙幣 |
100、200、500、1000、2000ニュータイワンドル |
硬貨 |
1、5、10、20、50ニュータイワンドル |
電圧 |
110V、60HZ |
時差 |
マイナス1時間 |
祝日 |
1/1 元旦 中華民国開国記念日、●2/8(旧暦12/末日) 大晦日、●2/9〜11(旧暦1/1〜1/3) 春節、2/28 和平記念日、4/5 清明節、●6/11(旧暦5/5)端午節、●9/18(旧暦8/15) 中秋節、10/10 国慶節
●=旧暦の祝日は新暦では年毎に変わる。 |
電話国番号 |
886 |
緊急電話番号 |
警察110、消防・救急車119 |
物価
台湾の物価は日本よりも若干安い程度でさほど差はないだろう。生活全般に関して、幅広い価格帯があるといえる。食費に関しては安くて50台湾ドルから1000台湾ドル程度。宿泊に関しては250台湾ドルから8000台湾ドルと幅広い。
|
GNP |
2,889億米ドル(2002年) |
一人当たりGNP |
12,900米ドル(2002年) |
実質経済成長率 |
3.54%(2002年) |
消費者物価上昇率 |
-0.2%(2002年) |
失業率 |
5.17%(2002年) |
主要貿易品目
|
(1)輸出 機械・電機、金属同製品、紡織品
(2)輸入 機械・電機、鉱産物、化学品 |
主要貿易相手国 |
(1)輸出 香港、米国、日本、シンガポール、韓国、ドイツ
(2)輸入 日本、米国、韓国、ドイツ、マレーシア |
気候
台湾の気候は大部分が亜熱帯気候で高温多雨。一年を通して暑いイメージがあるが、実際は冬は割りと寒い。北部は温度差が激しいので、服装の注意が必要。7〜9月は台風も多い。夏場の直射日光は急激に体力を奪うので、長時間外に居るのは避けたほうがいいだろう。
|
現在の天気 |
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ビザ |
30日以内の滞在で観光目的の場合は、ビザ不要。ただし、出国用の予約済み航空券、あるいは乗船券が必要。ビザについてはこちら又は台北駐日経済文化代表処までお問い合せください。 |
パスポート |
到着時に6ヵ月以上必要。 |
大使館などの在日政府機関 |
台北駐日経済文化代表処 |
〒108-0071 東京都港区白金5-20-2
TEL 03-3280-7800/1 FAX 03-3280-7923
営業時間 9:00〜17:00(ビザ代理申請は16:00まで)
休業日:土、日曜、台湾の中華民国開国記念日、春節と日本の祝日 |
台北駐日経済文化代表処横浜分処 |
〒231-0021 横浜市中区日本大通り60 朝日生命横浜ビル2F
TEL 045-641-7736〜8 FAX 045-641-6870
営業時間 9:00〜12:00 13:00〜17:00
休業日:土、日曜、台湾の中華民国開国記念日、春節と日本の祝日 |
台北駐大阪経済文化弁事処 |
〒550-0001 大阪府大阪市西区土佐堀1-4-8 日栄ビル4F
TEL 06-6443-8481〜7 FAX 06-6443-8577
営業時間 9:00〜12:00 13:00〜17:00
休業日:土、日曜、台湾の中華民国開国記念日、春節と日本の祝日 |
台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処 |
〒812-0024 福岡県福岡市中央区桜坂3-12-42
TEL 092-734-2810 FAX 092-734-2819
営業時間 9:00〜12:00
休業日:土、日曜、台湾の中華民国開国記念日、春節と日本の祝日 |
台湾観光協会 |
東京オフィス
〒105-0003 東京都港区西新橋1-5-8 川手ビル3階
TEL 03-3501-3591 FAX 03-3501-3586
営業時間 9:00〜18:00(12:00〜13:00は昼休み)
休業日 土・日曜・日本の祝日と台湾の春節、国慶節
大阪オフィス
〒530-0047 大阪市北区西天満4-14-3 住友生命御堂筋ビル6階
TEL 06-6316-7491 FAX 06-6316-7398 |
現地日本大使館 |
交流協会台北事務所 |
台北市慶城街28号通泰大楼
TEL +886-2-2713-8000 |
「音楽家に聴く」というコーナーは、普段舞台の上で音楽を奏でているプロの皆さんに舞台を下りて言葉で語ってもらうコーナーです。今回、チューリッヒでご活躍中のパルツ福永麻里(パルツ フクナガマリ)さんをゲストにインタビューさせていただきます。「音楽留学」をテーマにお話しを伺ってみたいと思います。
(インタビュー:2011年9月)

―パルツ福永麻里さんプロフィール―
相愛高校音楽科を経て、相愛大学音楽学部を首席で卒業後渡欧。
安田生命クオリティオブライフ文化財団、C.M.Ziehrer財団より奨学金を受けウィーン国立音楽大学にて研鑽を積み、最優秀ディプロマを取得。
オーストリア国際室内楽音楽祭最優秀賞、第10回ヨハネス・ブラームス国際コンクール第1位など受賞も数多い。
W・ヒンク、T・ブランディス、Z・ブロン等のマスタークラスを受講。
森田玲子、R.ランダッハーの各氏に師事。
在学中よりフロリレギヴム・ムジクム・ウィーンのコンサートマスターを務めるかたわらウィーン室内フィルハーモニーに在籍。ウィーン放送交響楽団を経て、現在チューリッヒ・トーンハレオーケストラ所属。
ウィーン・トーマスティック・インフェルド社、弦開発プロジェクト契約ヴァイオリニスト。チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団バイオリン奏者。
― 最初に、簡単な略歴を教えてください。
福永 大阪の相愛高校音楽科、その後は相愛大学に行きましたけれど、大学卒業と同時にウィーンの音楽大学に留学しました。
― ウィーンでは長くご活躍されていたのですか。
福永 ウィーンは最初は2年ほどの留学のつもりで来たのですが、いればいるほど帰りたくなくなってしまって、ウィーンで就職することを考え始めました。音大在学中はウィーン室内フィルハーモニーなどで演奏していたんですけど、最終的にはウィーンの放送交響楽団に入団しました。
― ウィーンからスイスに行かれるきっかけみたいなのはあったのですか。
福永 ウィーンにいる時から私にとってスイスのトーンハレオーケストラはすごく憧れのオーケストラだったので、ぜひ機会があればいいなと思っていたら、オーディションがあったので、それを受けて運良く入ることができました。だからウィーンから引っ越ししてきました。
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
― 現在所属されているトーンハレオーケストラは有名なオーケストラだと思いますが、どういった特色がありますでしょうか。
福永 国際的というか、いろんな人がいっぱいて、まあスイス自体が結構グローバルな国なのですが。演奏もいろんな個性が集まっていて・・・(笑)。そのせいか開放的で自由というかしなやかな響きのするオーケストラだと思っています。
― そちらのオーケストラは、日本人の方はいらっしゃるんですか。
福永 はい。結構います。7人ぐらい日本人がいると思います。こんなに日本人の多いオーケストラも少ないと思います。
― 逆に、ほかの国の方とかも結構いらっしゃいますか。
福永 はい。スイス人は3分の1ぐらいだと思います。
― では、3分の2ぐらいがほかの国の方ということですか。
福永 はい。門戸が広いというか、スイス人も日本人も同じ条件でオーディションしますし、国籍はぜんぜん関係ないですから、外国からどんどん素晴らしい音楽家が入ってきます。公用語は一応ドイツ語ですが、様々な言語が飛び交っているし、演奏もそれぞれお国柄がにじみ出ていたりして・・・いろいろ面白いです。
― 音楽に興味を持たれたきっかけというのは何だったのですか。
福永 両親が両方ともアマチュアのバイオリニストで、休みになったら父も母もバイオリンを持って近くのアマチュアオーケストラの練習に行くような家庭だったので、バイオリンを習うのが普通みたいな感じで、世の中の人はみんなバイオリンを弾いてるもんだと思っていて(笑)。両親の友達もみんなアマチュア関係の人で、バイオリンは自然にちっちゃい頃から始めてたというか、おもちゃ感覚で持っていたようです。私はいつ始めたかというのは全く覚えていないです。気付いたら弾いていた・・・。
― ではクラシックにご興味を持たれたきっかけというのもあまり記憶には残っていないという感じでしょうか。
福永 そうですね。両親のアマチュアオーケストラの練習や合宿にちっちゃい頃から連れて行かれて、大人たちが練習しているその横で遊んでたり、コントラバスケースで隠れんぼしたり・・・(笑)。だから、クラシックとして認識したわけじゃなくて、音楽とはそういうものだと思っていました。元々家でもクラシック音楽しか流れていないという中で育っていたので・・・。
― クラシック音楽をやるに当たって、ウィーンの良いところは何でしょうか。
福永 クラシック音楽はウィーンが中心地で、いまでもその雰囲気は感じることが出来ます。モーツァルト、ベートーベン、ブラームスなどがこの地であんな曲を書いたのだと思うと、本当ゾクゾクします。この空気を肌で感じるのと、彼らの使っていたドイツ語を体感するのは日本にいたら絶対できないことです。そういう歴史だけでなく、今でもウィーンは音楽の都だから、いろんなコンサートが毎日にように聴ける。そういうのもあって私はウィーンで勉強できて本当に良かったと思っています。
― 卒業してすぐにウィーンに行こうと思われたのですか。
福永 大学入って留学するまで日本から出たことがなくて、全然知らなかったんですよね。ウィーンってドイツのどこ?みたいな感じでした(笑)。きっかけは、大学時代にアルバン・ベルクのバイオリンコンチェルトを練習していたのですが、ある部分に奏法指示として「ウィーン風に」と書いてあって、「ウィーン風に」にというのがもちろん分からなかったんです。先生に聞いたら、先生が「それはウィーンに行って自分で探求してくるべきね」とおっしゃって、それもそうだなと思って、その年の大学3年生のときやったかな・・・。はじめてパスポートを取って(笑)。どうせ行くなら観光旅行ではなくウィーンで生活してみたくて、1ヶ月くらい滞在しました。そこでちょっと生活してみたら、目から鱗。「ここやったらもっといろいろ勉強できる」と思ったことがいっぱいあったので、それでウィーンに留学することになりました。
― 幼い頃から行かれていたのかなと思っていましたが・・・。
福永 両親は私がアマチュアになるとばっかり思っていたみたいで(笑)、だから実は、そんなたいした音楽教育は受けなかったです。親と一緒にバイオリン持って遊んでいるみたいな感じで、練習をさせられた記憶も全くないですし。だから私はプロをめざすようになってから結構技術的にも音楽的にもいろいろ大変でした。遊びでずっとやってきたので(笑)。
― ウィーンに行ってからも技術面とかで苦労された部分はありますか。
福永 ウィーンの先生に付いたら半年間、開放弦しか弾かさせてもらえなかったです。技術をゼロからやり直さなきゃいけないからと曲を弾くことを禁止されて、毎日「ラ」ばっかりでした(笑)。
― そういう練習を半年続けて、そこから今度は曲をというような感じだったんですか。
福永 そうですね。結局私は先生に6年間付いていましたが、まずは徹底的に右手を直して、それでも最後まで右手のことは言われ続けました。ウィーンの先生が皆そうなのかは分かんないですけど、すごく時間を取ってもらって・・・。日本の音大では、実技試験が半年ごとにあって課題曲や練習曲に追いまくられて、それをこなすだけで大変でしたが、そういうのがウィーンではないんですよ。入学試験の次が卒業試験みたいな。だから時間に追い立てられることなく、いちど原点に戻ってじっくり自分と向き合う余裕がありました。私にはすごく合っていました。
― ウィーンの悪いところは何かありますでしょうか。
福永 悪いところは、保守的というか、音楽の都としての自負があるから、外国人はあまりウェルカムじゃないというところでしょうか・・・。
― ウィーンは留学生とかがたくさんいそうですが・・・。
福永 留学しているときには何の問題もありませんでした。勉強はちゃんとできるし、良かったんですが。いざ働こうと思ったときにはやっぱり難しいところはありました。外国人ですから。
― 学生のときとはまたちょっと違ってという感じでしょうか。
福永 オーケストラに入りたいと思っても、まずそのオーディションの招待が来ないんです。
― 現在所属されているオーケストラのほうがそこら辺はオープンですか。
福永 全然違ってオープンです。ウィーンは、勉強済んだらさっさと帰れという感じでしょうか(笑)。もちろん人種は関係ないと思っている人が大半なんだろうとは思いますが、やはりウィーンで働いていると、聞こえよがしに「最近外国人が多いから音がいまいちだなぁ」とか言われたことはあります。ウィーンにいるときはこういうことが日常茶飯事でした。チューリッヒに引っ越してきてからは、そんなことは全くないです。だから、私は、日本人の音楽家としては、チューリッヒのほうが過ごしやすいなと思います。ウィーンは音楽家がいろんなところから集まって来るし、音楽大学もいっぱいあるし、ウィーンと言うブランドとしての自負もあるし、競争率が高い。だからどうやって他人を蹴落として上に行くかという厳しい生存競争がありました。まあだからこそウィーンの良さというのは保たれているんだとは思いますが。私にはキツいところがありました。
― 現在ご活躍されているスイスでは、同じように日本人でご活躍されている方は多いのでしょうか。
福永 そうですね。みなさん、いつどういう経緯でスイスに来たのかとかはよく分からないですが、素敵な先輩がたくさんいらっしゃいます。
― ウィーンに留学することで一番重要なことは何でしょうか。
福永 日本でもすばらしい先生方がいっぱいいるし、技術的にバイオリンを勉強するというのは今の時代ではどこでもできると思います。でも、ウィーンはいい演奏が毎日聴けます。本当に世界各国の超一流の演奏家がが入れかわり立ちかわり・・・。私は学生時代毎日のように演奏会やオペラに行ったのですが、音楽的にすごい勉強になりました。
― いろんな国のオーケストラがウィーンで演奏会をやるんですか。
福永 そうです。ウィーンのムジークフェライン(楽友協会)では世界の著名なオーケストラがどんどん来るのですが、立ち見だと安いんですよね。いつも学生が立ち見席にうようよいます。多分500円ぐらいじゃないかしら。
― ウィーンでお仕事するに当たって日本人の有利な点は何ですか。
福永 日本人でよかったと思ったことは一度もないです。別に日本人が嫌われているとかアジア人がどうとかじゃなくて、ただメリットにはならないですよね。室内楽の演奏会とかでも、やっぱりウィーンということを売りにしている演奏会が多いので、見た目ヨーロッパ人じゃなかったらちょっと遠慮してくださいと言われたことはあります。
― 結構、露骨ですね。
福永 まあ、そういうもんだと思います。仕方ないです。でもやはりガッカリしてしまいますよね。日本人で良かったなと思ったことはないですが、こういう経験のおかげで、他人がなんと言おうと自分の信念を強く持って自分のために頑張るというスタンスが出来て、少々のことではへこたれなくなりました。いい社会勉強ができたとポジティブに考えています。
― ウィーンが日本人にとって不利な点というのは、ウィーンがちょっと保守的なところでしょうか。
福永 そうですね。でもそこがウィーンのいいところと言えばいいところです。反対側から見れば・・・。
― ウィーンの伝統を守るみたいな感じでしょうかね。
福永 ええ。ウィーンはそれでいいんだと思います。なんだかんだ言いましたが、そんな気質も含めて、私はウィーンが大好きです。
― 初めてウィーンへ行かれたときの第一印象はどうでしたか。
福永 何か・・・埃かぶってるという感じでした(笑)私はウィーンが外国で初めてで、ヨーロッパ自体が初めてだったので、ウィーンがどうとか分からないままだったんですけれども。
― 外国に行かれるのもウィーンが初めてだったということでしょうか。
福永 そうなんです。
― 麻里さまにとってクラシック音楽というのは、一体何でしょうか。
福永 「音楽は私自身」とか「私の人生」とか言ってみたいですけど(笑)。でも私にとってはそこまでウェイトはないです。いろいろな生き方があると思うし、他にやりたいこともいっぱいあります。ただ音楽は私の一部分やとは思います。お料理みたいなものかしら。手を抜こうと思ったらいくらでも抜けるし、でも・・・おいしいものが食べたいじゃないですか。おいしいものを食べるためには、いろいろなレストランに行っていろんな味も知らなきゃいけないし、自分であれやこれや考えて試してみて、たまには共同作業しながらまわりと意見を交換して、日々経験を積み重ねて、それでおいしいものが出来上がっていくんですよね。そんな感じの認識です。どうせ食べるならおいしいものをと・・・(笑)。
― すごくイメージがわきますね。
福永 ええ。そうですね。
― ほかにもやりたいことがあるとおっしゃいましたが、今後の麻里さまの音楽的な部分での夢や目標はありますか。
福永 そうですね。憧れていたオーケストラに入って、私が有難いと思っていることは、このオーケストラは超一流の指揮者やソリストたちと共演ができること。オーケストラの一員として、凄い音楽家たちと同じ時間を共有できて、同じ音楽体験ができる。オーケストラの先輩たちから、昔どういうすばらしい演奏家がどういう演奏して、とかそういう素敵な思い出話をよく聞くんですよ。私が録音でしか聴けなかった歴史的大指揮者とかも実際に体験している先輩がいるんです。私自身の将来の目標とかじゃないんですけど、歴史に残る名演奏というのをオーケストラの一部分として体験したいというのが夢ですね。音楽をやっていて良かった、毎日の努力やこれまで勉強してきた道のりは、この為にあったんや!と心から思える瞬間は本当に幸せです。でもそのためには毎日気を抜かずに頑張らなくちゃいけないですけどね。
― 今所属されているオーケストラというのは、かなり老舗というか昔からあるオーケストラですよね。
福永 そうですね。
― 有名なソリストさんとか指揮者の方が来られるんですね。
福永 そうです。オーケストラがよければよいほどいい指揮者とかソリストが来ますから、オーケストラ全体のレベルアップも大事なんです。先輩方からは技をどんどん盗んで伝統を受け継いでいかなきゃと思うし、元気な後輩が入団してオーケストラが活気付くのも大切だと思います。良い演奏家と共演すると同じ曲でも全然体験できることが違うので、そういうのが積み重なって、もちろん私自分自身のためにもものすごい勉強になりますし、いろいろな体験をこれからもできるのが楽しみです・・・。なので私自身で音楽活動の幅をもっと広げたいとか、そういう気はないんですよね。
― そうなんですか?
福永 私一人の力では、そんなすばらしい指揮者とかソリストとかと共演することは絶対ないですからね。やっぱりオーケストラの一員として一緒させていただけているということだけですごくありがたいと思っています。
― 今、麻里さまもプロの音楽家としてご活躍されているかと思うのですが、音楽家として活躍する秘訣、成功する条件をお持ちでしたら教えていただきたいです。
福永 それなりに演奏ができることがまず第一条件ですけど・・・。それ以外であれば、いろいろなものに挑戦していくべきですよね。待っていても何も来ないですからね。こっちは、待っていたら本当に何も来ないです。いくら上手でも、じっとしていたら「上手ね」で終わってしまうので、いろんなものに興味を持っていろんなものに挑戦してほしいです。コンクールでもいいし、室内楽でもいいし、オーディション受けるのでもいいし…こちらはいろんな先生のレッスンを受けに行くことができますし、先生は一人だけではなく、この人すごく上手だなと思ったら、その人に直接申込んでレッスンを受けさせてくださいとか、そういうのが言えるところなので、自分の道は自分で切り開いて、ということが大切ですね。
― もちろん技術は必要ですね。
福永 でもそれは今日、本当に上手な人たくさんいますからね。だから、チャレンジして売り込んで行くのも大切ですよね。
― 結構そういうのは、麻里さま自身もされたんですか。自分を売り込みにいったり…
福永 売り込みに・・・それがね、本当に難しいですよね。でもせっかく留学してくるんだったら、いろいろチャレンジしていくべきだな、と思います。
― 今、同じように海外で勉強したいって思っている方がたくさんいるかと思うのですが、アドバイスがあったらぜひお願いをしたいです。
福永 おこがましい(笑)そうですね。最近は、外国っていっても身近なものじゃないですか。何十年か前、簡単に留学といったってできるものじゃなかったけど、最近、すごく気軽になって、それはすごくいいことだと思うし、留学というのが特別なことじゃなくなっていると思います。だから、みんなとりあえず気軽に行ってみたらいいんじゃないですか。昔だったら、留学したら一花咲かせてこなければ・・・人生を賭けて海外へ行く、という感じだったんだと思いますけど、最近は、インターネットも普及して情報も簡単に入るし、気軽に行ってみて、まず行ってみて合わなかったら合わないで帰ってきたらいいし、それこそいろいろチャレンジしていろいろ見て、留学というのをそんな大きく考えずにやってみたらいいと思います。とにかく、何かやってみてほしいです。大きな目標を持って留学するべきとかじゃなくて、とりあえず見てみてということができる時代ですよね、今。
― 昔はやはり、留学するのは大変でしたか?
福永 そう思います。昔だったら、外国の先生につきたいなと思っても、まずどうやって、どっからとっかかりをつくっていいのかというのが、まるで分からなかったですよね。それに比べて、最近はいろんな可能性があるので、そういった機会どんどん使っていったほうがいいと思います。
― ステキなアドバイス、ありがとうございました!
福永 ありがとうございます。
1996年より、倉本バレエスタジオにてバレエを始める。倉本みしね、斉藤希らに師事。2006年倉本バレエアッパースクールに入学し、倉本幸樹に師事。2010年より、スイスのチューリッヒオペラ座付属バレエ学校に留学。ドイツのレーゲンスブルグにて行われた、Internationale Aids-Tanzgala 2010に、バレエ学校から出演し、グラン・パ・ド・カトルよりマリー・タリオーニを踊る。学校公演では、初年度よりソロヴァリエーションを踊る。留学3年目には、オペラのダンサーオーディションに合格し、チューリッヒオペラハウスにて「タンホイザー」、「リナルド」にダンサーとして出演。2013年スイス、ニヨンで行われた、Concours National de Danse Nyonにて、モダン部門第1位。3年間の留学を経て、2013年夏、日本に帰国。
-塚本さんは何年間後留学されてましたか?
3年間留学しました。初めスイスに行った時には、2年間程と考えていました。ですが2年目の途中で次のシーズンをどうするか考えた時に、まだこの学校で学び、今習っていることをさらに確実に身につけたいと思いもう1年留学しようと思いました。3年目の時は、オーディション、オペラの舞台、コンクール、いろいろな経験をさせて頂きました。
-留学しようと思ったきっかけはなんですか?
中学生の頃から海外を知りたいという気持ちを持っていましたが、その時はただの憧れのような気持ちでした。本気で考え始めたのは高校2年生の時に高校卒業後の進路を考えた時です。高校は卒業したいと思っていたので、その後自分の夢や目標に向かって没頭出来るような環境作りをさらにしっかりしていこうと思っていました。そして、1日中レッスンができますし、日本では簡単に見られないような公演や新しい物に触れられる期待を含めて留学という選択をしました。また、私は習い始めた頃からずっと同じスクールで勉強し続けてきたので、そこを離れて環境が変わった中でも頑張りたい、知らない土地に飛び込んでもっと視野を広げていきたいという、挑戦の気持ちも込めて決意しました。
-なぜチューリッヒを選ばれましたか?
留学先の学校を決めるために、ヨーロッパの何校かに自分の履歴書と、DVDを送り、3校受かった中に、チューリッヒのバレエ学校がありました。その中から、選んだ理由の1つ目は、付属のバレエ団があるので、プロのダンサーを少しでも身近に感じる様な環境で学べると思ったからです。実際、バレエ団の公演以外にリハーサルなども見させて頂いたり、ダンサーが学校のクラスを受けに来たりしていました。次に、スイスはドイツ、フランス、イタリアなどに囲まれたところにあります。私は自分の留学する国以外にも、出来る限りいろいろなところへ出掛けてみたいと思っていたので、バレエでも名が知られているようなヨーロッパの大きな都市に囲まれてるのも、移動し易くて良いなと思いました。あとは、治安が良いことなどです。
-学校のカリキュラムを教えてください。
毎日のクラシックバレエのクラス、ポワントのクラスに加えて、モダンバレエ、キャラクター、RADの試験を受けるためのクラスがありました。日本人の先生がいらっしゃったので、日本人の留学生のほとんどは、プライベートでその先生のフロアバーのクラスも受けていました。現地の生徒は午前中普通の学校に行くので、バレエ学校のクラス自体は午後から始まります。なので午前中には毎日オープンクラスがあり、留学生はその朝のクラスから受けることが基本でした。どのクラスも先生は一人一人をしっかり見てくださいます。
-特に気に入ったクラスがあったら教えてください。
つい何年か前までチューリッヒバレエ団のソリストで踊っていた先生のクラスが好きでした。レッスンのアンシェヌマンや注意を踊って見せてくれましたので、見ることで踊り方魅せ方など勉強になったことが沢山ありました。美しい手足に毎レッスンうっとりでした。もうひとつは、RADのクラスです。プライベートのフロアバーでもそうでしたが、このクラスで正しい筋肉の使い方を繰り返し繰り返し教えて頂き、意識することによって、より踊りやすい身体が出来ていくことを実感出来ていました。
-発表会などはありましたか?なにを踊りましたか?
年に1回、夏休みの前にありました。ドン・キホーテ1幕のキトリのヴァリエーションは3年間踊りました。他には、毎年発表会で振り付けに来てくださる先生のネオクラに近いような作品、モダン、キャラクターダンスなどを踊りました。オペラハウスの豪華で大きな舞台に立てたことは、とても良い経験になりました。
-日本の指導とスイスの指導の違いがあったら教えてください。
とにかく踊りも音楽の使い方も、基礎の確認の毎日でした。日本のスクールのような細かい注意はありませんでしたが、1人1人をしっかり見てくださいました。テクニックに関しては、まだ基礎がしっかり見についていない若い生徒には簡単なことをさせるようにしているところが、小さい頃からどんどんテクニックを身につけていく日本の指導とは違うなと思いました。普段のクラスからポワントで受けたり、ポワントワークのクラスの量は多く、モダンのクラスでは体力的にも精神的にも成長することが出来たと思いましたし、日本でもスイスでも、プロの世界に入ってからも通用出来る様になることを目指して指導をして頂いたことは、一緒だなと思います。
-学校で困ったことはありましたか?
学校の更衣室やスタジオに忘れ物をした時に、出てこないことがありました。スイスはそういうことが少ない方だと思いますが、大切なものなくしたくない物は、しっかり自分で管理するかロッカーに入れておく必要があります。なので、持ち物には出来るだけ名前を書いておいたほうが良いと思います。名前を書いたから無くならないというわけではないですが、後から出て来た時に自分のものだと主張できるものになります。それから、英語が出来れば学校のクラスも問題ありませんが、先生と現地の子はドイツ語でコミュニケーションをとっているので、クラス中に他の子の注意を聞きたくても、それがドイツ語だと理解出来ないことがありました。だんだん簡単なことなら分かるようになりますが、難しい話になるとそうもいかなかったので、やっぱり現地の言葉も出来るに越したことはないなと思いました。その時は、後でスイス人の子など理解出来てる子に聞いたりしていました。もし、困ったことや分からないことがあったら、絶対友達や先生が助けてくれます。日本人の先生はとてもフレンドリーな方ですので、相談などもしやすい環境でした。
-学生同士のコミュニケーションは何語でしたか?
チューリヒはドイツ語圏だったので、現地の子達同士では、スイスドイツ語を使っていましたが、私たち日本人とは英語で会話をしていました。ですが、スイス人は、ドイツ語と英語以外に、フランス語やイタリア語など出来る子がたくさんいますので、学校にいると、いろいろな言語が飛び交っていました。
-日本人はどれくらい居ましたか?
私が3年間いた中では、一番多い年で10~12人、少ない年で8人程でした。この学校は、留学生を多く受け入れていましたので、日本人もとても多く、ついつい日本人の子とばかり一緒にいたりしてしまいましたが、気持ちの面ではとても安心出来たと思います。
-外国人ダンサーと日本人との違いがあったら教えてください。
外国人のダンサーはみんな自分の踊りのスタイルを持っていて、そしてそれに自信があるように見えました。それから、クラシックバレエだけにとらわれず、モダン、ジャズ、キャラクターなど、違うダンスもすぐ取り入れることが出来るので、とても柔軟な気持ちで自分を解放することが上手だなと思いました。日本人は細かいところを気にすることが出来、振りや注意の覚えが早いことが多かったので、それはこれからも大事にしたいと思います。また当たり前ですが、体型骨格が本当にバレエのために出来上がっているかのように、外国人は真っ直ぐ立っているだけで、その姿が本当に美しかったです。写真やビデオで見て分かっていることでも、実際に見るのとではその衝撃と実感は違いましたし、私たち日本人は確実にそれを感じさせないことを見つけていかないといけない事と思います。
-学校がお休みのときはどのように過ごされてましたか?
前期は日曜日もRADの試験を受ける人はプライベートでクラスがあったので、あまり休みはないです。後期の日曜日がお休みだったので、友達の家に行って過ごすか、自分の家でのんびりしていることが多かったです。付属のバレエ団の公演を観に行ったりもよくしました。日本よりチケットが安いので、気に入った公演は何回か観に行ったりしました。年に2回ほど街のお祭りで学校がお休みの時があります。とくに4月にあるセクセロイテンという春祭りは、チューリッヒ伝統のもので、そういうものに触れられる機会も毎年楽しみにしていました。
-特に長期休暇のときはどうされてましたか?
夏休みは日本に一時帰国していました。夏休みの余った時間や、冬休み、イースターには、ヨーロッパ内の国に友達と観光旅行に行ったりした時もあります。それ以外に、学校のオープンクラスがある時はそれを受けていました。夏休みを利用して、別の国の学校のサマースクールを受けに行ったりしている子もいました。
-スイス以外の国は行きましたか?
フランス、イギリス、イタリアには観光で行きました。その時はバレエを観たり美術館にも沢山行きました。ドイツにはオーディションでよく行きましたが、その時も時間がある時は、街を歩いて観光しました。有名で大きな街はもちろんどんなに小さな街でも、ヨーロッパの伝統を感じる様な場所や雰囲気に、とても感動しました。
-スイス以外で気に入った街はありましたか?
イタリアのミラノは、街並みがとてもお洒落で芸術的な雰囲気がありとても素敵でした。セントラルの大きな駅は、モダンなデザインで初めて見たときは、はっとしました。街には有名な教会がたくさんあり、歴史を感じることができました。1番大きなドゥオーモという大聖堂は、何枚もあるステンドグラスがとても美しく、さらに上部の方まで登っていけるのですが、そこから観る街並みは絶景でした。イタリアはスイスに比べると治安が悪く観光者は狙われやすいですので、訪れる時は気を付けたほうが良いですが、そのような感動が沢山あり、また行きたいと思える街でした。イタリアはミラノ以外に他の街も訪れてみたいと思いました。
-寮ではどうのような生活をされていましたか?食事が支給されましたか?もしそうでしたら、どんなお料理が支給されましたか?
私は寮生活ではなく、下宿をしたり、アパートに一人暮らしだったりしましたので、食事は自分で作りました。作る時は現地の食材で、日本食をよく作ったり、日本米を買ってご飯もよく炊きました。現地に売っている既製品を買って食べることもありました。チューリヒは、ドイツが近いので、ジャガイモやソーセージのお料理が多く、味も食べやすいものでした。チーズ、牛乳などの乳製品は本場なだけあり、とても美味しかったです。
-現地での生活で困ったことなどありましたか?
下宿の時は、掃除や窓の開け閉め、物の使い方など、既に細かく決まっていることが沢山ありましたし、大家さんとのコミュニケーションは初め大変でしたが、とても優しい方で、家に関しては困ったということは特にありませんでした。スイス人は綺麗好きな人が多いので、部屋を含め、自分たちが使う場所は常に綺麗にすることを心掛けた方が良いです。壁にカビが生えることもあるので、部屋の換気は決められている以上にこまめにしました。友達も一緒に住んでいたので、初めて家族以外の人と暮らすことで、ストレスを感じたり時々衝突などはありましたが、自分のプライベートの時間や落ち着ける時間をしっかり見つけて過ごして行けば、問題ないと思います。一人暮らしの時は、家の契約に関しては、バレエ学校の事務の方がある程度やってくれますが、インターネットの事など、日本でも自分でしたことがないことを、やらなければならないことだらけだったので、困ったこともありましたが、学校の先生や友達が助けてくれました。
-海外のコンクールで入賞されたと伺いましたが、それは学校から出品されたのですか?
バレエ学校からモダンバレエ部門に出品しました。
予選の作品は学校の先生が振り付けて下さった作品を踊りました。その作品は全部で5分間だったのですが、コンクールでは時間が1分半と決まっていたため、その中から自分で踊りたい部分を決めて踊りました。
決戦では校長先生に勧められたヴァリエーションを踊りました。日本でコンクールに出場した時は、毎レッスン終わりにリハーサルをして頂いていましたが、バレエ学校では自分で空いてる時間を見つけて週に1~2回踊りを見て頂いたり、待っていたら何も出来ず、自分から動くことの大切さも知ることが出来ましたので、とても良い経験になりました。
-同級生は何人くらい居ましたか?また、そこから何人くらい現役でバレエ団もしくはダンスカンパニーへの就職が決まりましたか?(おおよそで構いません)
私と同じ時期に留学した日本人は4人です。私のように日本に帰国したり別の国の、学校に行ったりでバレエ団に就職が決まった人はいませんでしたが、同期ではない子の就職が決まったりしていて、毎年学校からは、1~3人、バレエ団に入っています。
-留学してよかったと思えることを教えてください。
学校内でも沢山の経験をさせてもらったことや、オーディション活動を通して、厳しさや、自分から働きかけていくことの大切さを学べたことです。大切な仲間とも出会えました。スイスもとても大好きな国ですし、外国のことも勉強になりました。でもそれ以上に、一歩外に出て違う土地に行ったことで、今までと違った角度で日本を見ることができ、母国である日本を大切に思いさらに大好きになれたことも良かったことだと思っています。
-もし、留学する前の自分に声をかけるとしたらなんて言いますか?
現地で出会えた人を大切にすることです。バレエ学校には、朝と夜にオープンクラスがありますので、沢山の人が訪れていました。プロのダンサーの方や、オーディション回りをしている方、何かバレエ関係の仕事に就いている方もいましたし、そういう方達と関係を持ち人脈を広げたりすることは、自分のチャンスの幅を広げることになるかもしれないですし、自分に必要な情報を提供してくれたり、助けてくれたりしてくれるはずです。バレエ学校以外でも、オーディション先や、学校以外の公演で人に出会う機会は沢山あります。私もいろんな方々と出会いましたが、自分から話しかけることに躊躇してしまい深く関わることができませんでしたので、言葉の壁なんて気にせずにもっと積極的に行動するべきだと思いました。些細なことかもしれませんが、そういう出会いを出来る限り大切にして欲しいと声をかけたいです。
-留学前にご準備されたことがあったら教えてください。
日本人の先生が電話で学校のことなどを教えてくださいましたので、学校について心配なことわからないことは電話やメールで質問しました。滞在許可証、銀行口座、保険などは、現地で手続きをしますので、とくに準備して行くことはしませんでしたが、保険は現地で入るまでに時間がかかりますので、心配だったら最初の2ヶ月分程だけ日本で手続きして行ったほうが良いかもしれません。それから、私はパソコンを用意する時に、DVDを見れる方が良いと思いDVDドライブ内蔵のパソコンを用意しましたがこれは良かったと思います。発表会の振り付けなどを、DVDを見て覚えることがありましたので。他にもRADの試験前には、試験用のCDを録音させてもらったりしましたし、何かと役に立ちました。内蔵の物が準備できなかったら、外付けのドライブを準備するなどした方が良いです。あとは、日本からのお土産を沢山買って行きました。
大阪府生まれ。4歳よりバレエを始める。
国内のコンクールにて数々の賞を受賞し、15歳で渡英。英国ロイヤルバレエスクール/英国イングリッシュナショナルバレエスクールに留学。卒業後、オーストリア・グラーツ州立バレエに入団。
2000年ドイツ・ドレスデンバレエに移籍し、4年間在籍。ノイマイヤー「幻想・白鳥の湖のように」の4羽の白鳥をはじめ、ジョンクランコ、ショルツ、グレンテトリー等の作品を踊る。
2004年Kバレエカンパニーに入団。翌年Jrソリストに昇格。数々のソリストを踊るとともに、熊川哲也プロダクション「くるみ割り人形」では初演クララ(DVDキャスト)を演じる。
2006年に渡米し、ABTCに入団。翌年アメリカ・サラソタバレエに移籍。アシュトン、マシューボーン、マクミラン、ウォルシュ等、クラシック/モダンのプリンシパルロール、ソリストを踊る。
2008年に帰国。PVやWebCMの出演、国内外の作品の振付/指導に携わると共に、バレエ・新体操の後進の指導にあたっている。
2012年にBallet Le Coeur(バレエルクール)を開講。
Ballet Le Coeur(バレエルクール)
神奈川県横浜校、大阪府堺東校
http://www.ballet-le-coeur.com
-ロイヤルバレエスクールを留学先として最初に選ばれた理由を教えていただけますか?
大阪で教えて頂いていた先生の指導法が英国スタイルと言うこともあって、幼少期からロイヤルバレエのビデオをよく見ていました。私の中での海外=ロイヤルバレエでしたので、それ以外を考えた事がなかったですね。
-そこからイングリッシュナショナルに行かれましたけど、転校されるキッカケとかっていうのは何かあったんですかね?
15歳で留学した事もあり、ロイヤルバレエスクールを出た際はまだ若かったんです。もう少しお勉強を続けたかったので、同じイギリスにあるイングリッシュナショナルバレエスクールへの転校を決めました。
-いつ頃から留学することを考え出しましたか?
コンクールに出始めた頃が一つのきっかけだったように思います。通っているバレエスクール以外の、同年代のダンサー達の踊りを見て世界が広がりました。それから11歳の頃、研修で英国のRADに行った際に留学許可が下りた事。その際はただレッスンを受けさせて頂いただけのつもりでしたので、まさか許可を頂けるとは思いもよらず、正直戸惑いました。結局一歩を踏み出す勇気がなくお断りしたのですが、そこから思いは強まりました。
-バレエスクールをご卒業後、プロのバレリーナとしてご活躍されるようになるんですが、海外にスクールから行かれるのと、お仕事で最初から行かれる方とかって、2つのパターンがあるとしたら、中平先生の場合はスクールから行かれてたとは思うんですが、何かメリットというか良かったなあと思う点とかっていうのはありますか?
留学をする際は、学校側やガードナーさん等、色々な方が手続きの手助けをして下さるのですが、お仕事となると全てを自分で行わなければならないので、その点留学で既に海外経験を踏んでいるとスムーズでしたね。
-学生時代に苦労された点、ここちょっと困ったなっていう所はあったりしますかね?
英会話を幼少期から習っていたので語学ではあまり苦労はなかったのですが、外国人との見た目、スタイルの違いにはとにかく愕然としました。同じレオタードでレッスンを受けるのですが、鏡に映った自分を見るのが嫌で仕方なかったです。そこで躓いている自分をなんとか奮い立たせてスタジオに向かう事が私の毎朝の日課でした。
-寮でのお食事とか生活とかっていうのは特に問題なかったですか?
ロイヤルの場合は自炊しなければならなかったので、ルームシェアしていた先輩にお料理を教わりながら作りました。イングリッシュナショナルの寮は食事付きでしたので、決められた時間に食堂に行って食事をするのですが、特にカロリー計算などはされていない為、自分で意識的に制限をしていました。寮と言っても門限が決まっているくらいで、それ以外は全て自分で行わなければなりません。なので、留学当初は自己管理が至らず失敗を繰り返していましたね。
-イングリッシュナショナルとロイヤルバレエスクール2つの学校で何か大きな違いとか、あったら教えてください。
カリキュラムの大きな違いはなかったです。ただ、バレエレッスンを指導して下さる先生の出身が違ったので、メゾットの違いはありました。ロイヤルではロシア人の先生、イングリッシュナショナルではパリオペラ座出身の先生に教わったのですが、首の付け方が違ったり、パの名前や動き方の違いはありました。
-海外でお仕事をされる時に、日本人であるメリットとかっていうのはありましたか?
メリットかどうかは分かりませんが、海外の方には「日本人=真面目」と言うイメージが
あって、信頼してキャストを任せてもらえるという点はありました。確かに私達日本人はよほどの怪我でない限り、そう簡単に舞台に穴を開けたりしないですから。あとは、日本では発表会やコンクールで色々な作品を躍らせて頂ける機会が沢山あるので、ソロやパドドゥ等を頂いた際のテクニカル面での不安感等は少ないかもしれません。
-日本と比較してオーストリアやドレスデンでの活動など、違いがあったら教えてください。
まずは年間公演数の違いでしょうか。それから専用の劇場があり、専用のメイクさんとお衣装さんが常に同じ敷地内にいて、専用のオーケストラで踊れる、ダンサーの為の環境が全て整っている事。雇用形態も違いますね。私の場合、オーストリアはDVDで契約を頂いたので、最初はショートコントラクトでした。と言うのも、学生時代オーディション時期に靭帯を切ってしまって踊れずにいたので半ば諦めていたのですが、たまたま友人が作成していたDVDに私が映っているということで、試しに履歴書を一緒に送ってみたらまずは短期契約からならと契約を頂けました。ドレスデンは年間契約を貰えたので、シーズンオフ中もお給料が支払われて、かつ保険もあったので、病気や怪我でお休みをしても安心でした。活動としては、他のカンパニーの方々と作品を一緒に踊ったり、ノイマイヤーやボーンと言った素晴らしい振付家と作品作りから直に携わっていけた事が幸せでした。
-公演回数はどれぐらいありましたか?
ドレスデン時代の公演数は年間150を超えていたと思います。ですので、常に幾つかのリハーサルを同時進行していました。
-ドイツ国内ツアーや海外公演みたいなのもあったりするんですか?
ノイマイヤーやショルツ作品がカンパニーレパートリーにあったので、ハンブルクやライプツィッヒには行きました。海外はイタリアに数回行ったくらいで、ナショナルツアーはそれほどなかったですね。歌劇場での公演が多かったからかもしれません。
-プロのバレリーナになる方法として、いろんな道があるとは思いますが、どういったものが今ベストなアプローチだと思いますか?
プロ=その道で生活出来るようになる事ですから、まずは色々な方に自分の踊りを見て貰って、ジャッジして貰い、「自分を知る事」ですね。例えばコンクール、今はコンクールの賞に海外のスカラーシップが付いていたりするので、海外での可能性を測れます。海外でなくても、日本のスクールやカンパニーオーディションを受ける事で、プロとして通用するか否かを測れます。思うような結果に繋がらないなら、必ず自分に原因があるわけですから、今度はそこを探って不足を補っていく。それを繰り返す事で徐々に道は開けて行くのではないでしょうか。
-中平先生は行かれた時はご自身で探されたのですか?
私の時代はコンクールにスカラーシップがあるものと言ったらローザンヌしかなかったので、そこを通るか、ビデオ審査か、現地オーディションに行くかの3択しかありませんでした。私の場合、ビデオ審査を予定していたのですが、撮ったビデオを確認したら納得の行く踊りが出来ていなくて、両親と先生にお願いをして、急遽現地オーディションに参加させて貰いました。当時は現地で受けたら絶対に受かると言う自信が何故だかあったんです。
-イングリッシュナショナルも直接学校へ行かれたのですか?
はい、そうです
-オーストリアのグラーツはお友達のビデオに写ってたもので受かったとおっしゃってましたが、ドレスデンはご自身でコンタクトをとってオーディションを現地で行ったのですか?
いいえ。ドレスデンの時もオーディションに行く友人についてドイツ旅行に行った事がきっかけでした。オーストリアの翌年の契約を頂いていたので、オーディションに行く必要性を特に感じていなかったのですが、目の前に聳え立つ歌劇場があまりにも素晴らしかったので、中を見てみたい!との興味本位から、急遽その場で申し込んでオーディションを受けさせて貰いました。受けさせて貰えたことも、受かったことも今思えば本当にラッキーでした。
-じゃあ、特にオーデションツアーであちこち周ってというのではなかったということですね?
はい、幸い。ないんです。
-今、先生として指導の方にあたられていらっしゃいますが、、海外と日本の指導でなんか違いとかを感じられた事ってありますかね?
海外にはバレエ学校があります。寮に入って、お勉強も全てそこで教えて貰える上にバレエに専念することができ、日常生活の在り方やケア等も徹底出来ますが、日本はまず学業があり、バレエはあくまでもお稽古事な
ので、時間の制限もありますし、カリキュラムに沿って指導をする上でもどうしても不足が出来てしまい、その補足を個々で行って貰うしかありません。平日にバレエに携わる時間は限られていますから、長い日常生活での意識やケアを自己管理して貰うしかないのですが、それを出来ずにいる子が多いので
指導者としてはもどかしいところです。
-イングリッシュナショナルとロイヤルバレエでのアカデミックな部分の授業のカリキュラムはいかがでしたか?
ロイヤルバレエの場合はイギリス人以外の生徒には語学勉強がありますが、そこに問題なければ授業はありませんでした。イングリッシュナショナルはバレエの歴史であったり、ノーテーションという、バレエのステップを音楽の楽譜に書き表す授業やテストがありました。勿論授業は全て英語で行われますから、最低限の語学は身に付けておいたほうがいいですね。
-ご自身が世界各国でご活躍されて、今生徒さんへご指導をされてる中で、心がけているところなどあったら教えてください?
カンパニーはそれぞれのスタイルや色の違いがあり、振付家によっても使い方が異なる事は当たり前なので、生徒達にはそれを話したうえで、常に真っ白でいるようにと伝えています。学生時代は先生に言われたことが全てと考えますが、指導される先生によってメソッドやポジションもかわりますから、そこは臨機応変に、その場で求められた通りに踊るようにと伝えています。
-ヨーロッパとアメリカの違いとかっていうのは感じたことはございますか?
観客の違いや作品の違いは感じました。作品作りの段階から既に違うと思いますが、アメリカは派手さやダイナミックさ等、明るくわかり易いものが多い。その点ヨーロッパではしっとりと情感の深い作品が多く、また好まれていると思います。観客のリアクションも違うので、現役の間にそれぞれを経験させて貰えて本当に幸せでした。
-海外バレエスクール選びで必要なことなどあったら教えてください。
「一概にここがいい」とは言えません。生徒さんそれぞれの目的や求めるメソッドに沿った学校を選ぶといいのではないでしょうか。入りたいカンパニーや、踊ってみたい振付家の作品があるカンパニーの附属校に留学するといったような。留学する事だけを目的としないで、その後どうするかとか、もう少し先の矛先を考えて選ぶ方がいいと思います。留学したら卒業まであっという間に過ぎてしまうので、そこから改めて
探すよりは、その附属校に入っているほうが、次のSTEPに進みやすいと思います。
-バレリーナを目指される方にアドバイスをお願いします。
日本では先生が直々に付いて下さって個々に注意をして下さると思うのですが、海外では個々に対する注意はそこまで多くはありません。鏡にうつっている自分との戦いになりますから、それまでに必要な知識を蓄えておくこと。今いるお教室で先生が教えて下さることを聞いて、身に付ける事。確実に一つずつ目的を持ってレッスンすることですね。
-今後、中平先生が目標とされる事とか夢というか、今後の展望を教えて頂けますでしょうか?
生徒達を個々に沿った道へ送り出す事ですね。私が踊ってこられたのは、幼少期に指導して頂いていた先生、野間康子先生のお陰です。指導側に回った今、今度は私が先生にして頂いた土台作りを、生徒達にと思うと責任重大ですが、やりがいを感じています。いつか巣立っていく生徒達を、彼女達が向かいたい先に目がけて飛ばしてあげる事が私の夢です。
-中平先生にとってダンス、バレエとはどういったものでしょうか?まだ、付き合い方というのは、これからどんどん続くとは思いますけれども、現段階ではどういう風な存在ですか?
人生そのもので、なくてはならなかったもの、ですね。物心ついた時からバレエをしているので、違う事をやってみたいと何度も思いましたが、バレエの道を外れようとする度に何かしらのオファーを頂いて、繋とめられてきました。指導に入らせて頂くきっかけも、スクールを立ち上げるきっかけも、全てオファーを頂いたからなんです。ですので、今まで出会った方々とのご縁に感謝し、これからはその恩返しをしていきたいと思っています。
-是非、今後も多くの素晴らしいダンサーを輩出を期待しております。本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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╂┘【1】ごあいさつ&ご案内
┗━☆.:*:゜☆.:* ☆.:*:゜☆.:* ☆・・・
様
こんにちは!アンドビジョンのです♪
いかがお過ごしですか?
今回も様々なバレエ講習会/バレエ学校の情報を配信します♪
※4月1日の配信ですが、エイプリルフールではありませんw
∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵
【2】講習会情報
∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵
◆ハリッド・コンサバトリー・サマーコース
アメリカ南フロリダの名門ダンス専門スクールでプロダンサーへの道を開く夏の4週間
世界各地の大手カンパニーに数多くのダンサーを輩出してきた専門学校が開くサマースクール。
長期留学のオーディションとして、また、学校見学を兼ねてトータルな学びを体感できます。
【期間】2015年6月22日〜7月17日
http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/5942-harid-conservatory-summer-school.html
◆ビーズ夏期集中ダンス&英語コース
イギリスの寄宿学校の伝統を今に残すスクールで英語とダンスの楽しさを味わう2週間
海と田園地帯の美しい静かな町で開かれるクラシックバレエやコンテンポラリーダンスの講習会と英語学習のプログラム。継続して学ぶ力を育みます
【期間】
2週間コース:2015年6月28日〜7月11日
1週間コース:2015年6月28日〜7月5日
※原則として2週間コースをお勧めしております。
http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/5952-bedes-summer-school-dance-a-english.html
◆デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース
デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコースで体感する1〜3週間のバレエコースが魅力
「北欧のパリ」コペンハーゲンにある世界最古の伝統を持つ名門スクールのサマーコース。
クラシックバレエのレベルアップと、次のステップにつながるチャンスが用意されています。
【期間】
2015年7月13日〜8月1日
第1期:2015年7月13日〜7月18日
第2期:2015年7月20日〜7月25日
第3期:2015年7月27日〜8月1日
子供コース:2015年7月27日〜8月1日
http://www.dance-abroad.com/country/europe/denmark/6143-the-royal-danish-ballet-summer-school.html
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┃学┃ ┃校┃ ┃情┃ ┃報┃
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◆レガート・スクール・オブ・ダンス
イギリスでもっとも古い舞踊寄宿学校で、ダンスを、英語を、イギリスの文化を学ぶ。
美しい自然に囲まれたレガートスクール・オブ・ダンス。ここは70年以上の間、バレエを中心にプロを目指す学生のためにダンス教育を実践してきた素晴らしい実績があります。
http://www.dance-abroad.com/major/6147-legat-school-of-dance.html
◆ハリッド・コンサバトリー
フロリダ・ボカラトンにある若いダンサー育成に優れたバレエ学校で、
自分の才能を開花させる。
優秀な生徒たちを、世界で活躍するダンサーに育て上げる、と評価を受けているバレエ学校、ハリッド・コンサバトリーの正式な生徒になる権利を獲得しませんか。
http://www.dance-abroad.com/major/5924-the-harid-conservatory.html
資料のご請求、ご質問などある方は
TEL:03-3278-3450
MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
までご連絡ください!
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┃ 国内語学レッスン情報
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アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています。
先生はもちろん各国のネイティブスピーカー。
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海┃外┃オ┃ー┃デ┃ィ┃シ┃ョ┃ン┃情┃報┃
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サンフランシスコ・バレエ
プリンシパルダンサー(男性)を募集しております!!
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・年間平均公演数110回
・契約期間2016年7月31日まで
デンマーク王立バレエ練習生の教師を募集!!
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現地ダンサーオーディション!!
たくさんのご応募お待ち申し上げます。
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*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*
【6】編集後記/次回予告
*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*
気になる情報はありましたか?夢への最初のステップになれたら嬉しいです☆
皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます♪
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先日お隣韓国のユニバーサルバレエへ見学行ってきました♪
公演はナチョ・ドゥアトの”マルティプルシティ”を観てきました。
学校は少人数制でとても贅沢な施設でした。
幼稚園から高校までの一貫校で学生は皆礼儀正しく、明るく活き活き輝いてました☆
カンパニーも日本人の方もたくさんいて、みなさんプロとしてご活躍されていました!!
アジアの一流カンパニーという意味でも今後の活動にも注目ですね♪♪
次回のメルマガは、
4月15日(水曜)発行予定です。
お楽しみに!p(^^)q
リストアップしたコンクールの内容を確認します。開催期間、募集期間、年齢制限、課題曲といった項目から、あなたのご都合と条件に合ったコンクールを選び出します。この時、せっかく興味のあるコンクールなのに、レベルが合わないかも、開催地へ行ったことがない、言葉が心配、などの理由で諦めずアンドビジョンにご相談ください。
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言葉がわかれば、音楽が広がる。
言語留学も、国内語学レッスンも、アンドビジョンにおまかせ。
留学したい、留学するぞ!是非その気持ちを大切にして下さい。そして、いざ実行、気づけば、そこには語学の問題が…。
わたしの語学レベルで海外音楽留学なんて大丈夫?
留学する際に心配なのが、語学力。
できるに越したことはないのはわかるけれど、実際に自分がどの程度できているのか? どの程度のレベルだったら、何 とか留学でき、外国で生活できるのか、というのは判断に迷うところですよね。
短期留学の場合。
できるに超したことはありませんが、語学力はあまり問題ではありません。全くできないという方でも、楽器や声楽の レッスンは実技中心なので、雰囲気で何とかなった、という感想も良くあります。また、心配な方や先生の言っていること をもっと理解したい方はレッスンに通訳をつければ、安心です。
長期留学の場合。
アメリカはもちろん、2010年以降、ヨーロッパの大学システムが大幅に改訂されたことに伴い、各学校は語学規定の基 準をどんどんあげてきています。語学は後から何とかすれば大丈夫、というのはもはや幻、伝説に過ぎません。まだ語学 規定を導入していない学校もありますが、できるだけすぐに語学に取り組んで下さい。
電話での資料請求、カウンセリングも可能です。まずはお気軽にお問い合わせ下さい。TEL03-5577-4500
どうやって語学を勉強すればいいの?
語学の勉強の仕方はさまざま。
1. 語学学校に通う
2. 独学(教材、テレビ、ラジオなど)
3. 海外の友人を作る
勉強方法は人によっても、向き不向きもありますので、どれが正解というのはありません。ただ、一ついえることは“ とにかく語学に接する時間を増やすこと”、これに限ります。 どれだけその語学を使って、ものを考えたか、あるいは発言したか、というのが大切です
最速学習法/現地語学学校へ!
インプットなくしては、アウトプットなし!
語学習得の最速法は24時間語学漬けになることです。日本で毎日数時間こつこつ頑張っても、よほど努力型の人以外は、日本語音声に囲まれている生活と、24時間現地語での生活では、同じ期間勉強したとしても、結果としては雲泥の差がでます。情報をたくさん入れれば入れるほど、自分の中からも語学が飛び出してきますよ!語学留学は、期間1週間からできます。ご希望があれば、音楽講習会などへの参加期間に合わせて、同時に現地の語学学校にも通えるよう手配することも可能です。
手配料が、無料に!
下記に該当する方は、通常アンドビジョンにお支払いいただく語学学校(提携校)の手配料が、無料になります。
1. 過去、アンドビジョンからご留学されたお客様。
2. 現在、アンドビジョンより他のコースにご参加のお客様。
1または2以外の方で、語学学校のみの手配を希望し、受講するコースの期間が8週間以上になるお客様。
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語学学校一覧
留学まで時間のある方、
海外に行く時間のない方
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