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【1】ごあいさつ&ご案内
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┃ 様
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こんにちは!アンドビジョンのです♪
雪降るこの時期 皆様いかがお過ごしですか?
夏の講習会も締め切り間近のものが出てきました。
今週もオススメのコースをご案内させていただきます♪♪
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│講│ │習│ │会│ │情│ │報│
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◆ピッツバーグ・バレエ・シアター・スクール夏期集中コース-PBT
アメリカ東海岸にあるピッツバーグ・バレエ・シアターのサマースクールでプロを目指す。
毎年6月から7月の約1ヶ月間、12才以上のダンサーを対象に、
ピッツバーグ・バレエ・シアター付属のバレエスクールがサマーコースを開催。
プロを目指す方に最適な講習です。
【期間】2015年6月22日〜7月25日
http://www.dance-abroad.com/major/6203-pittsburgh-ballet-theatre-school-summer-program-pbt.html
◆エリソン・バレエ夏期集中コース
憧れの街マンハッタンで、この夏、プロダンサーとしての技術と感受性を磨こう。
ダンスの聖地ニューヨーク、ブロードウェイやリンカーンセンターが徒歩圏内!
刺激的な環境とハイレベルなレッスンは、あなたの才能を短期間でグーンと伸ばします。
【期間】
夏期集中コース(4週間コース):2015年6月29日〜7月24日
パ・ド・ドゥ集中コース(2週間コース):2015年7月27日〜8月7日
クラシカル・バリエーション集中コース(2週間コース):2015年7月27日〜8月7日
※夏期集中コースとパ・ド・ドゥ集中コース又はクラシカル・バリエーション集中コースを続けて受講する事も可能です。(6週間コース)
http://www.dance-abroad.com/major/6470-ellison-ballet-summer-intensive.html
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【3】学校情報
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◆ピッツバーグ・バレエ・シアター・スクール
Pittsburgh Ballet Theatre School PBT
アメリカ東海岸の学術都市、ピッツバーグの伝統あるバレエ学校で、舞台芸術の全てを学ぶ。
アメリカの重要な歴史都市、ペンシルバニア州にあるピッツバーグ市には、由緒ある教育機関や芸術施設、バレエ団、そして多くを学べるバレエ学校が存在しています。
http://www.dance-abroad.com/major/ballet/5976-pittsburgh-ballet-theatre-school.html
◆エリソン・バレエ学校/Ellison Ballet
すべてのダンサーが憧れる街・マンハッタンで、バレエの科学と情緒を体にまとわせる。
バレエの持つ詩的なもの、技術的なもの。その2つのバランスの大切さを説くマンハッタンにあるバレエ学校で、あなたの可能性をときはなってみませんか。
http://www.dance-abroad.com/major/5834-ellison-ballet.html
資料のご請求、ご質問などある方は
TEL:03-3278-3450
MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
までご連絡ください!
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【4】国内語学レッスン情報
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アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています。先生はもちろん
各国のネイティブスピーカー。レッスン時間や内容は、すべてあなたに合わせて、
フレキシブルに更可能。ご自分にあったカリキュラムをリクエストできます!実際、
留学経験者の多くが、渡航前に準備すべきだったこととして、語学をあげられます。
100%ダンスに集中するために、語学の準備はしっかりと!
http://www.dance-abroad.com/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html
資料のご請求、ご質問などある方は
TEL:03-3278-3450
MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
までご連絡ください!
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☆★☆【5】海外オーディション情報 ☆★☆
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バイエルン国立バレエ
今月22日に現地オーディション開催!!
女性ダンサー1m65cm以上
男性ダンサー1m80cm以上
バレエダンサーを募集しております。
スウェーデンロイヤルバレエ団
今月27日、28日にニューヨークにて
来月7日、8日にストックホルムにてオーディションが開催予定です♪
たくさんのご応募お待ち申し上げます♪♪
https://www.dance-abroad.com/contact.html
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【6】特集 対談プロに聴く
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◆朴慶順さん
ロシア国立ワガノワバレエアカデミーを経て、現在
ロシア国立・エカテリンブルグ・オペラ・バレエ・アカデミーにて
ご活躍中の方です。とても貴重なお話を伺えました♪♪
http://www.dance-abroad.com/interview/1182-kyongsun-pak.html
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【7】編集後記/次回予告
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気になる情報はありましたか?夢への最初のステップになれたら嬉しいです☆
外はだいぶ冷える日が続いております。
お稽古の後汗などを外の寒さで冷やさず、
インフルエンザなども流行っているようです。
くれぐれも風邪などひかないように気を付けてくださいね。
先日ローザンヌ国際バレエコンクールの決選が行われましたね♪
また、今年も日本人ダンサーが入賞しました♪
伊藤充さん、金原里奈さんおめでとうございます♪♪
KAT‐TUN・亀梨和也主演ドラマ『セカンド・ラブ』(テレビ朝日系)が先週から始まりましたね♪
なんと亀梨和也さんの役がコンテンポラリーダンサー??
大貫勇輔さんのダンスなど見どころ満載で次回も楽しみですねw
ダンスへの注目、関心が高まってきて非常に嬉しいです♪
これからも皆さんと一緒にどんどん盛り上げていきましょうぉ〜!!
皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます♪
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そして、ご友人にも是非ご紹介ください!(゜▽゜)
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次回のメルマガは、
2月25日(水曜)発行予定です。
お楽しみに!p(^^)q
音楽留学メールマガジン
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__c0__様、おはようございます!
毎日寒いですね…
風邪などにはお気をつけください!
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** Vol.4 語学レッスン特集 **
国内講座特集も今日で最終回!今回は語学レッスン特集です♪留学したいけど、語学が不安…という方も多いと思いますが、アンドビジョンのオフィスでは語学レッスンもやってるんです!!
しかも、長期留学に必須となる英語やドイツ語の音楽理論レッスンもあります☆ここでしか受けられないお得なレッスン、ぜひご検討ください!
☆語学レッスンの詳細は【こちら】☆
https://www.andvision.net/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html☆コンサート
【一般公募あり!どなたでも応募可能!】
先週もご案内しましたが、11/23 Next Vision Festival参加者大募集♪
アンドビジョンでは、コンサート事業≪Next Vision≫の一大プロジェクトとして、2018年11月に大規模なコンサートを開催する運びとなりました。コンサートでは【世界の音楽】をコンセプトに、海外アーティストとの共演はもちろん、新しいアンサンブルチームを結成し、様々な国や作曲家の曲を取り上げます。また、アンサンブルごとに事前の海外アーティストによるレッスンが受けられ、さらに観客の投票により選抜されたチームは、海外でのコンサートにも招待されます。
アンサンブルでコンサートに挑戦してみたい、海外アーティストと共演したい、海外でコンサートに出演したい…という方はぜひご応募ください。
☆詳細は【こちら】☆
https://www.andvision.net/information/2040.html
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次回は新連載スタート予定です!
連載のリクエスト(?)もお待ちしてます♪
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≪アンドビジョン株式会社≫
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
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営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
-まず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えてください。留学する前までの音楽の経験
は? 何歳からなさっていましたか?
H.Kさん:4才からピアノを始め、地元の高校の音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部ピアノ学科に入学しました。大学卒業後渡英し、英国ギルドホール音楽演劇大学で修士課程を修了しました。
その後、ドイツライプツィヒ音楽演劇大学で大学院課程を修了し、カナダトロント王立音楽院のフェローシップコースを経て、再びドイツに戻りました。それ以来、約7年間ドイツの国立音楽学校でピアノ講師をしております。
-留学したきっかけを教えてください。
H.Kさん:子供の頃から、外国にとても興味がありました。クラシック音楽をより深く学ぶためにも、その音楽が生まれた土地で生活をすることはとても重要だと考えました。
-どうやって現在の学校を選びましたか?現在の学校に決まるまでのいきさつを教えてください。また、決め手になった点はなんでしょうか?
H.Kさん:ギルドホール音楽演劇大学は、大学の同じ門下の先輩が彼女の先生を紹介して下さり、その先生のレッスンを数回受けさせて頂く機会がありました。
先生のもとで学びたいと思い、受験する運びとなりました。
ライプツィヒ音楽演劇大学は、先生の評判を聞き、一度レッスンを受けてみたいと思い、先生に直接連絡を取りました。
Vorspielをお願いし、ご縁があって勉強させて頂くことになりました。
トロント王立音楽院は、過去に2回参加させて頂いた、ドイツで行われたマスタークラスでお世話になった先生のご配慮で、研鑽を積ませて頂ける運びとなりました。
-どのような試験・出願書類が必要でしたか?何か書き方のコツはあるのでしょうか?
また、試験の思い出、苦労話などありましたら、教えてください。
H.Kさん:指定された出願書類を印刷し、それに直筆で記入しました。念の為、知り合いにダブルチェックしてもらいました。
課題曲はバロックから近現代までの曲を準備し、それぞれ区切りのいいところでストップされます。
自分のカラーを短い時間でなるべく出せるように、選曲はとても重要だと思います。
-手続きで苦労した点はなにかありますか?
H.Kさん:ビザ申請、銀行口座開設、インターネット、保険、アパートなど初めにやらなければならないことは国によっても色々異なるので初めは大変でした。
-留学準備はどのくらい前から始めましたか?
H.Kさん:日本から渡英するための準備は、大学3年生から少しずつ始めていたので約2年間です。
それ以降の留学は同じヨーロッパ圏内、または既に海外にいたため、試験の曲の準備がメインでした。
-学費はどう捻出しましたか?
H.Kさん:英国は、少し奨学金が出ましたが、両親のサポートがありました。
ドイツは、私が勉強していた当初の学費は無料でした。ドイツの州政府の奨学金を頂き、生活費が免除でした。
カナダは、学校のスポンサーより奨学金を頂き、学費、生活費ともに免除でした。
-語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか?
H.Kさん:英語は子供の頃から好きで、英会話教室に通っていました。
学校の夏休みなどを利用して、英語圏に数回短期留学をしていました。
現地に身を置くことで学べることも沢山あるので、現地の語学学校に行かれるのはとても良い事だと思います。
ドイツ語は、大学時代専攻していたのですが、全くしゃべることができず、ドイツに移り次第語学学校に通いました。
-学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか?
H.Kさん:ギルドホールは学校内が非常に明るく、とても楽しかったです。
周りの人たちも学生寮に入っていたので、気心知れた仲間が多かったです。
練習室のピアノの数はあまり多くなく、良いピアノばかりではないため、少し苦労することもありました。
しかし、寮から学校まで近かったため、数回に分けて練習室を待ったりすることも可能でした。
俳優オーランド・ブルーム、ユアン・マクレガーなどを排出している演劇科も同じ建物内にあり、演劇科の人達と話す機会やコラボの授業などもあり、とても視野が広がりました。
ライプツィヒ音大は、メンデルスゾーンやシューマンが教鞭をとった歴史を感じさせる、非常に重厚感漂う雰囲気があります。
練習室待ちの学生は受付近辺に集まり、そこで新しい友達に出会ったりもします。
練習室の数はそれなりに多く、ピアノの質も高い部屋が多いです。
クラシック音楽の深みを肌で感じながら、集中して自分磨きができる環境だと思います。
個人的にはこの学校での研鑽が、今の自分の大半を締めていると思っています。
トロント王立音学院は、カナダということもあり、皆が本当に温かくてフレンドリーな印象です。
困ったことがあれば、必ず誰かが手を差し伸べてくれるというような感じです。
練習室の数も多く、モダンな造りで、全てのピアノが非常にいいコンディションです。
学生にとっては贅沢な環境と言っても過言ではないでしょう。
コンサートホールが学校に直結されており、世界の著名な音楽家の方々のコンサートが無料で聴けるなど、インスピレーション溢れる日々でした。
-日本人はどのくらいいますか?
H.Kさん:ギルドホールは、4人程度でした。
ライプツィヒ音大は、入学した当初は5人程度でした。
トロント王立音楽院は日本人は私1人でした。
-日本と留学先で大きく違う点を教えてください
H.Kさん:先生方とのコミュニケーションの仕方が違います。
同僚のように接して下さる状況が多いように思います。
特にドイツにおいては、生活習慣の中にクラシック音楽が根付いています。
クラシック音楽とキリスト教との深いつながりも日々実感します。
-学校の授業はどのように進められますか?
日本でしっかりやっておいたほうがいい勉強などありましたら教えてください。
H.Kさん:他の学生達や先生方とのディスカッションをする授業が日本に比べて遥かに多いと思います。
周りと意見が異なっても、自分の意見をしっかり持ち、それを皆と共有できるように心がける事は重要だと思います。
-日ごろ練習はどのようにしていますか?
H.Kさん:学校の練習室で主に練習していました。
卒業後は自宅のピアノで練習もしますが、思い切り練習したい時は、練習室を有料で借りています。
-学外でのセッション、コンサートなどは行われますか?
H.Kさん:はい。学校にもよりますが、音大生によるコンサートなど多々企画されます。
-1日の大体のスケジュールを教えてください
H.Kさん:ロンドンの修士課程は、1年での修了を選択したため、毎日びっちりでした。
講義、授業を受け、ほぼ毎日エッセイを提出し、一週間に一回実技のレッスン、その間に弾き合い会もありました。
夜は練習といった感じでした。
ドイツでの課程は授業もありましたが、実技がメインだったため、そちらに集中することができました。
また、副科ピアノの生徒を毎週数人レッスンする義務があり、彼らの中間試験や期末試験に向けての準備がありました。
トロントでは、演奏する機会が多く、実技がメインで、コンサートやマスタークラスに向けて練習の毎日でした。
-現地の音楽業界へのツテはできますか?
H.Kさん:先生方との繋がりにもよると思いますが、ツテはあまりできないと思います。
これに関しては、自分で働きかけるしかない印象です。
-周囲の人の学習態度に関しては、日本とどう違いますか?
例えばどのような点が違うと思いますか?
H.Kさん:自分の意見をしっかり持ち、先生とも意見交換をできる事が重要だと思います。
ドイツの学生はそこまで言ってしまっても大丈夫なのかと思うほど、自分の意見をぶつけて来ることが多々あります。
そのような社会で対等に生きていくためにも積極性はとても重要です。
-授業以外はどのように過ごされていますか?
H.Kさん:自然が綺麗なところに散歩に行ったり、コンサートを聴きにいったり、映画を観たり、友人たちと食事したりなどでした。
-日本人以外の人たちと付き合うコツはありますか?
H.Kさん:誰とでも真摯に接することで、互いの信頼を築けると思います。
-生活費はだいたい1か月いくらぐらいかかりますか?
H.Kさん:ロンドンは10年以上前の当初でも、寮の滞在費を入れて15万円位でした。
ライプツィヒは8万円程度で生活は可能だと思います。
学生寮やフラットシェアにすればもっと安く生活できるかもしれません。
トロントは15万円位は最低でもかかります。
-留学してよかったと思える瞬間は?
H.Kさん:色々な価値観を学び、自分の視野が広がったことを実感した時です。
-留学して自分が変わった、成長したというところはありますか?例えばどんなことですか?
H.Kさん:難しい状況、場面において臨機応変に対応することができるようになったことと、音楽の深みを前よりも理解できるようになったことです。
-今後はどのような進路を考えていますか?
H.Kさん:今までの経験を活かし、人のためになることをしていきたいです。
-これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありましたら、お願いします。
H.Kさん:慎重に考えすぎず、やるだけやってみるという思い切りの気持ちは必要だと思います。
「音楽家に聴く」というコーナーは、普段舞台の上で音楽を奏でているプロに皆さんに舞台を下りて言葉で語ってもらうコーナーです。今回はニューヨークでご活躍中のハモンドオルガンプレーヤー敦賀明子(ツルガアキコ)さんをゲストにインタビューさせていただきます。「ハモンドオルガンプレーヤーとしてニューヨークで活躍すること」についてお話しを伺ってみたいと思います。
ー敦賀明子さんプロフィールー
敦賀明子さん
3歳の頃からオルガンを始め、高寺文子氏、セキトオシゲオ氏、当麻宗宏氏に師事。大阪音楽大学時代にジャズに目覚め、ジャズピアノを大塚善章氏に師事。卒業後ピアニストとして関西一円で活動を始める。その後、ハモンドオルガンを独学で学び、2001年に本拠地をニューヨークに移す。ピアノをSir. Roland Hanna、オルガンをDr. Lonnie Smithに師事する。同年にハーレムの老舗オルガンクラブ、“SHOWMANS”(ショーマンズ)でレギュラー出演する。Grady Tate (Drums, Singer)、Frank Wess(Ts,Fl)、Paul West(Bass)などと共演する。Grady Tateのグループではリンカーンセンターの野外コンサートやブルーノートなどのジャズクラブに出演。2003年3月、Time Out New Yorkで将来有望なオルガンプレイヤーとして紹介される。同年5月には初帰国ライブを行い、SwingJournal, ジャズ批評で紹介される。2004年春にM&Iからアルバム「ハーレムドリームズ」をリリース。 翻訳の仕事も手がけ、「Hammond Organ Complete: Tunes, Tones, and Techniques for Drawbar Keyboards(Dave Limina著)」をATMから2004年秋に出版した。現在NYで最も注目を受けているオルガンプレイヤーの一人である。
ー もともと音楽に興味をもったきっかけを教えていただけますか?
3歳の時に、ある日エレクトーンが家に来て、運んでくれた楽器屋さんが簡単な曲を弾いてくれたんです。それを聴いて、なんて素敵なんだろう、と(笑)。もともと音楽を聞くと喜んでいた子供らしく、子供のころ、テレビの音楽にあわせて手を叩いたりとか、歌を歌ったりとかが大好きだったそうです。それで親が何か習わせてみようかな、と思ったらしいんです。家が狭いからピアノは無理だけどエレクトーンならいろんな音が出るし、ということで。それで、エレクトーンを聞かせてもらったのが格好良かったので、私も習ってみたい、と近所の音楽教室に通い始めました。
ー そのときはジャズとかクラシックとかこれをやりたいとかそういうのはありましたか?
全然ないですね。ピアノの先生がエレクトーンも教えていたんです。エレクトーンを扱っているけどピアノの本をやったりとか。最初はピアノの本だったんだけど、そのあと世界の小唄みたいな、全集みたいなものをやったんです。それにコードネームが書いてあって、それを弾く、っていう感じで。何かその中に、今思えばジャズの曲も入っていたと思います。そのあとの先生が、エレクトーン専門の先生でした。エレクトーンはグレードがあるんですけど、グレード試験受けるときに一番最初にはまったのがフュージョンです。先生の息子さんがドラムをやっていて、フュージョン聴いたり一緒にバンドをやったりしていました。高校の時に専門コースに通ってたんですけど、エレクトーンプレイヤーの方に習っていました。 Giorgia on my mindを楽譜で弾いていたんです。それとかマンハッタンって曲。今思うと結構Jazzyな曲が好きになって、こんな感じの曲をもっと弾きたいって言ったら、ジミースミス(Jimmy Smith)聴いたらいいって先生に言われて聞いてみました。教室にライブラリーがありレコード聞いてみたんです。そしたら何じゃこりゃっ!って(笑)。先生は、彼は素晴らしい!って、すごい熱く語ってたんですけど、最初はなんかねえ、すごいなあ〜、って感じでした。音の洪水って感じです。全部同じ音だし。こういうのもあるんだな、って思いました。それまではハモンドオルガンって言うのを聴いたことがなかったんです。それで、これがハモンドオルガンって言うのか、と思って。
ー ではその頃からハモンドオルガンをやり始めようと思ったのですか?
いや、その時はやるんなら作曲科に進みたかったんです。ところが、高校三年の時にエレクトーンの先生から紹介してもらった先生が、作曲にはコネがないみたいだったんです。なんかその先生もすごい面白い先生で、音大出たら、お見合いの時に便利だから、って言って音大を薦めるんです(笑)。最初、武庫川女子大学の音楽学部とか山手短大ってとこがあって、そこの音楽科とか、とにかく作曲科に行きたかったんです。でも先生が、「音大」ってついてたらお見合いの時に強い、っていわれて(笑)。今は分からんかもしれないけど、大きくなったら分かる、と言われて(笑)。それが高3の5月だったんです。それまで一度もピアノを弾いたことがなかったんですよ。それで、エレクトーンの月謝もすごく高かったし、3人兄弟で私が長女なんですけど、それ以上に私にばっかりお金かけるわけにはいかなかったんです(笑)。それで、音大に行くっていったら、本当はトーンとか、それぞれ違う先生につかないといけないわけです。でも、その先生の場合は全部まとめていくら、って感じで、なんでも教えてくれて。なんか考え方とか変わってて面白かったですね。受験のためだけに習いに行っていたんですが、緊張して会いに行ったら音大言ったらお見合いの時便利だよって言われて(笑)。それで習いに行くようになって、ピアノは全然やっていなかったからそこからソナチネを始めて。エレクトーンはちょっと休んで。
ー それで、音大に入ってから何故ジャズに目覚めたんですか?
クラシックで音大に入ったんですけど、みんな上手だったんで、これはついていけないなと思って(笑)。私が習った大学のピアノの先生が、私が前にエレクトーンをやっていたというので、手の形がどうとか、手の形が悪いとかいつもネガティブなことばっかり言われたんです。私はクラシックがやりたいと思って学校に入ったのに、なんかやる気なくなってきて。そうじゃなくてもピアノは鍵盤が重たいからしんどかったんですよ。なんか手にしっくりこないというか。ずっと練習してましたけど。でも、そのころからエレクトーンもまたやり始めていました。それは将来のためにヤマハのグレードを取っていたほうが良い、と思ったからです。その頃のヤマハというのは、グレードが上がるにつれてジャズの曲が多くなっていったんですね。一人ビックバンドって感じでした。エレクトーンがもっとシンセサイダーみたいになってて、ブラスとか、ストリングセクションとか。で、試験受けるときにジャズの曲を弾いた方が.....受かりやすいって聞いたんです(笑)。また学校にもライブラリーがあったので、オスカー・ピーターソンとか聴きました。その頃、子供の頃から一緒にエレクトーンを習っていた友達がジャズピアノを習い始めたんですよ。大塚善章さんに。面白いなって思いました。あ、そっかって思って。それで、音大を卒業してヤマハのエレクトーンの講師になったんです。講師になったんだけど、やっぱりグレード試験ちゃんと受けようと思ったんです。3級まで言ったのかな。指導グレードと演奏グレードというのがあるんだけどそれを全部取りました。そのグレードを取る少し前に私も大塚善章さんにジャズピアノを習いに行ったんです。面白いって思って。そのころ世の中がバブルで、新人のお仕事が一杯あったんですよ。ソロピアノで。私の友達は結構きれいで社交的だったんで、あっという間にそういう仕事をゲットしたんです(笑)。大阪は特にだと思うんですけど、どこでもそうかもしれないけど、ちょっとかわいくて、社交的な人のほうが仕事が取れるんだと思います(笑)。誰かのサブとか。彼女は彼女ですごく自分のサブを探してたんですよ。で、彼女は私に無理やりサブをやらせようとしたんです(笑)。あ、その前に、大学時代に近所のピアノバーみたいなところがあって、ピアノ喫茶みたいなとこですけど、そこに弾きにいってたんですよ。なんちゃってピアノで、ジャズみたいなものを一人で弾いたりしてましたね。
ー じゃあ、ジャズは大学のときからやっていたんですね。
そういえばしてたんですね。楽譜を見たりしてやってました。
ー 何か惹かれたものがジャズにあったんですか?
クラシックが面白くないから(笑)。
ー では、ジャズは面白かったですか?
面白かったです。アドリブとか弾けるし、自分で作れるし。
ー 敦賀さんはハモンドオルガンプレーヤーですが、あまりこの楽器に親しみのない方もいるので、ハモンドオルガンというものを簡単に説明してもらっていいですか?
ハモンドオルガン
ハモンドオルガンは、時計職人のローレンス・ハモンドという人がアメリカで発明した電気オルガンで、時計のぜんまい仕掛けと同じなんです。オルガンの真空管を使用し、パイプオルガンをもっと家庭用にできないか、というコンセプトで作られました。ぜんまい仕掛けの技術を利用して、パイプオルガンを小さくして、キーを押したら、接点が7個あり、ドローバーといういろいろな音に切り替わるものがあります。それを引き出すことによって、いろんな音が作れます。またレスリースピーカーという、スピーカーの上に羽がついているスピーカーを使用します。この羽を鳴らすんですが、この効果は簡単に言うと扇風機のそばで、わ〜って言ったら、振動音が出ますよね、あんな効果があるんですね。
注)Hammond Organ Complete: Tunes, Tones, and Techniques for Drawbar Keyboards(Dave Limina著)敦賀明子さん翻訳
ー ハモンドオルガンに惹かれたきっかけを教えていただけますか?
日本でジャズピアノの仕事を始めるようになって、大阪のあるところで、レギュラーをやっていたんです。そこで、ジャムセッションをやっている、ということで、ジャムセッションに行き始めたんです。その時に、オルガンやってる人がいて、カッコイイなと思っただけど、オルガン一人で弾いてても、他の人ができないから、ピアノを一生懸命やっていたんです。レギュラーとかジャムセッションをその頃毎日やっていました。それでそこがブルーノートの前だったんで、ブルーノートからアフターステージの人が一杯来たんですよ。それこそ、ロイ・ハーグローヴ(Roy Hargrove)とかグラディ・テイト(Grady Tate)もそこで会いました。そのときはピアニストはたくさんいて、ピアノは順番があまり回ってこなかったんですけど、オルガン弾いたら、オルガンを弾ける人あんまりいなかったので、ずっと弾けたから、それでオルガン弾き始めたんです(笑)。そこで東京から来ていたドラムの人にオルガン上手ですね、と言われて(笑)。そうなんや、って思って(笑)。昔からやってたし、ピアノと違って、オルガンは鍵盤軽かったので音出すのに苦労しないし。子供の時からやっていたから、手になじむという感じです。
ー そのように日本でプロでやっているにも関わらず、何故渡米しようと思ったんですか?
ニューヨークを生きる
同世代の友達があるときを境にみんな留学でアメリカ(ニューヨークとボストン)に行ったんです。結構それで、アメリカに遊びに行くようになりました。丁度そのころ大阪でグラディ・テイト(Grady Tate)と会ったんです。そのときジミースミス(Jimmy Smith)と一緒に来ていたんですが、オルガンも弾くって言ったら、オルガンなんか嫌いだ、ピアノやれ、って言われて(笑)。その頃グラディ・テイト(Grady Tate)さんは半年に一回ぐらいは来ていたので、もう一回会って、聴いてもらったら、もうニューヨークに来たら良いのにって、言われたんです。そのときはそう言われましたし、ニューヨークに友達がいたし、1年に1回ぐらいはニューヨークに遊びに行っていました。友達はそれなりにニューヨークで演奏活動をしていたんで、行く度に私もやってみたいな、ここに来たらすごい楽しいことが待ってるんだろうな、と思いました。1年位だったらいけるかな、お金ためて、と。バイトもして、お金も貯まったので、それでB3(注:オルガンの型)を買うか、ニューヨークに行くかちょっと迷ったんですけど、どうせだったらニューヨークに行ってみようと思ったんです。
ー そのときは音楽活動を目的としてニューヨークに行かれたんですよね?
そのときはオルガンをやろうと決心していました。日本ではホームプレイヤーとしてやることがなくて、特にオルガンは誰かのバンドでサイドメンでやるということがほとんどなかったんです。私は人のバックでホンピングするのが好きだったので、そういう勉強をしてみたいな、とも思っていたんです。アメリカに行ったら一杯ミュージシャンもいるし、人のバックで演奏する機会もあるだろうと思ったので。
ー ニューヨークは本場という意識はかなりあったんですか?
ニューヨークは流れてる空気も違ったし、ここにいるだけで、自分がすごい成長できるんじゃないかと思ったんです。
ー 敦賀さんの自分の音楽スタイルはどうやって作っていくのですか?
自分がそのときに聴いているもので、こんな風にやってみたいな、って言うのがあったらまねしてみたりですね。スタイルというよりも、ニューヨークに来てびっくりしたんですけれども、みんなオルガンに合わせて踊るんです。ニューヨークに来てすぐ位の事だったんですが、ハーレムの125丁目のシーフードレストランで、ボーカルの人の曲で、すぐにギグをやったんですよ。今も一緒にやっているサックスの友達が、ここでやっていくなら絶対オルガンやで、っていうんで、なんで?って聞いたら、ベースプレーヤーがいないから、って(笑)。ベースプレーヤーを探すの大変な街だから、オルガン弾いていたら、ベースもできるし、ピアノもできるし、絶対こっちのほうが仕事ある、って。私自身はそんなこと全然考えてなくて、お金が尽きたら帰ろうと思っていたので。そのときはふ〜んって思って。それで、Showmansに行くのに、最初怖いから、ボディガードを連れて行ったら追い返されて、というかいいように断られたんです。それで二回目に、女なら良いだろうと思って、友達の女性を連れて、入らせてもらったんです。それでそこに結構二人で通ったんです。そうしたら店の人が目をつけたみたいで。
ー お客さんのふりをして通ったのですか?
ええ、もちろんギグ取ろうと思っていました。お店の人も覚えててくれて、それから一人で行ったりとか。そしたら友達がこれ絶対ギグ取れる、と言い出したんです(笑)。もう一息だと言うんですね。グラディ・テイト(Grady Tate)も連れていこうと言って一緒に行ったりしました。たまたまボーカルの人が来たので、じゃあ3人でやったらということになったんです。お店の人が 3人だったらやらしてあげる、って。それでShowmansに行き始めて、結構すぐに違う曜日にも行き始めたんですよ。多いときだと週に3日ぐらいレギュラーで貰っていました。そこで知り合った人からも別のギグをもらったんです。その後、引越しをしたんですけど、何で引っ越ししたかって言うと、オルガン運ぶには車じゃないと無理ってことが分かって(笑)。最初は地下鉄で運んだんですが、本当に大変でした(笑)。それで車持ってないなら、アクセスしやす場所に引っ越したほうがいいな、って。本当に重くて、一度運ぶと体中に青あざできるぐらい重いんです(笑)。それも重すぎて誰も手伝ってくれないし(笑)。今はもう少し軽くて音がいいキーボードがあるんで、それを使ってるんですけど。
ー 現在は日本人や外国人と演奏しているわけですが、一緒にやっていて、人種の違いはありますか?
ニューヨークはいろんな人種の人がいますよね。白人とか黒人とか。ついこないだも私以外全員黒人っていうバンドでやったんですけど、その時になんだか彼らはすごいなって思ったんです。雰囲気が、なんていうのかな、フィーリングって大切だな〜、って。それは例えば、外国人が演歌を歌います。でもなんとなくフィーリングが出そうで出ないじゃないですか。そういう感じでなんですよ。そのときもちろん私は頑張ったんですけど。これは外国人が津軽三味線をやろうとしてもなかなかフィーリングが出ないのでと同じで、私が演歌やって、歌は下手だけど、ここでこぶしの一つでも聞かせれば効果的だとか、下手でもフィーリングだけは伝わるって言うかそういうのは分かるし出来ると思うのです。それはやはり小さいときから演歌を聞いてきたからというのと、そういう日本の文化で育ったというのがあるんだと思うんです。やっぱり私達外国人の日本人がジャズをやるっていうのもそういうことなんだろうなって思ったんですね。でも外国人が日本の演歌をやった時に、違う感性で同じものをやるとそれが結構面白かったりするでしょう。だから結構外国人の私たちがジャズを弾くってことは、アメリカ人からしたら違う観点でジャズの物事を私たちが捕らえていて、それはそれで面白いと思っていると思うんです。
ー 演奏中にうまくフィーリングが出ないなと考えているのですか?
いやもう頑張ったのに何か、自分の中ではこういう風に弾きたいって言うイメージがあるんです。例えばジミースミス(Jimmy Smith)のキーンて弾くおいしいとことかね。それを弾こうと思うんだけど、でもその時に、一緒にやっているエリック・ジョンソンがギターが、一音ガーンって弾く音のほうが私がやるよりも格好良いんですよ(笑)。
ー どうしてそういう差が出るとお考えですか?
やっぱり、一つは文化の差。そして、彼らは一音にこめる感覚って言うのが、すごいフィーリング持っているのにも関わらず、すごいリラックスしてるんです。フィーリングとか、パッションで弾く日本人のプレーヤーもいると思うんだけど、なんとなく、頑張ってます!っていう感じに終わってしまう人が多いと思います。何が違うかって考えると、アメリカ人の場合は、すごいがーっと集中して演奏に入ってるんだけど、その間もリラックスしてるんですよ。肩の力が抜けてるんででしょうね。何でかというと、やっぱりアメリカの人たちは、最初からそういうフィーリングを持ってるからだと思います。日本人だと、そういうグルーブのフィーリングを、ジャズのフィーリングを身に着けるところから始めるじゃないですか。日本人とアメリカ人のテクニカル面での差はないと思うけど、フィーリングの違いですね。確かにオルガンって難しいのもありますけど。ハモンドオルガンは右手でメロディー弾いて、左手でベース弾いて、ベースペダルで、左手で弾いてるベースに、例えばウッドベースを弾いてるときに、立ち上がりがありますよね、ああいうのをベースで弾くんですよ。ちょっと練習してなかったら、バラバラですね。
ー ちなみに練習はどのくらいなさるんですか?特にプロになったあとなんかどうですか?
ニューヨークに来て、一番思ったのが日本でいかに練習してなかったか、って事ですね。アメリカに来てから本当に一番必要なのは練習だったと思いました。ニューヨークの人たちはみんな本当に練習してます。例えば、DR.ロニースミスというオルガンプレーヤーに、オルガンを個人的に聞く機会があったんですけど、一日中弾いてますね。テレビ見ながら(笑)。オルガンをテレビの前において、テレビ見ながらずーっとオルガンを弾いて手を動かしています。テレビが面白くなったら、オルガンの手を止めて、テレビの音を大きくして(笑)。あれ見てたら、人生観変わりましたね。私はテレビ見ながらやるんだったら、集中してがんがんやったほうがいいのでやり方は違いますけど。DR.ロニースミスの場合は、とにかく楽器に触れるということが大切だと言って、朝起きたらまず楽器に触れる、夜寝る前は楽器に触れる、という生活ですね。楽器とともに生活という感じですね。
ー 音楽活動をやっていく上で、何かこだわりみたいなものはありますか?
ジャズオルガンプレーヤー
人が踊れないような音楽は絶対しない、ということです。楽譜にかぶり尽いて、聞いてる人がリズムにあわせて体が揺れないような音楽は絶対にやりません。
ー 日本とアメリカのお客さんの違いって何ですか?
アメリカのお客さんというのは反応が、日本のお客さんに比べてダイレクトですね。良かったらわーって言うし、あんまり良くなかったら、すごい喋るんですね。こっちが気分良く弾いていたら、それに対する反応というのはすごいダイレクトですね。去年日本でCD(注)が出て、日本でライブツアーをしたんですけど、その時にやっぱり日本のお客さんは国民性の違いだと思うんだけど、奥ゆかしいというか、でも実は喜んでいる、という感じがありますね。日本で嬉しかったのは、最初にみんなすごい固い表情で見てるんだけど、だんだんお客さんの表情が和らいでいくのを見るのがすごく楽しいです。国民性の違いというのは面白いですね。
(注)「ハーレムドリームズ」(2004/05/19発売)
ー 音楽をやっていて一番やっていて良かった、興奮したと思う瞬間はどのような事ですか?
やっぱりすごく良いメンバーと、すごく良いお客さんが聞いてくれるところで演奏して、ものすごくビートが気持ちよくて、このままやめたくないなって思うときですね。
ー それはバンドのメンバーにもよりますか?
オルガンは自分自身の負担が大きいので、サポートしてくれるとうれしいですね。そういう意味でメンバーによって気分は変わってきますね。グラディ・テイト(Grady Tate)のバンドでもやってるんですけど、彼とやるときはいつも楽しいです。彼はすごいんです。ボーカルのバンドでやることが多いんですけど、やっぱり彼はジャズの生き字引みたいな人で、持っている引き出しがすごく多くて深くて一緒に演奏していて楽しいです。ジャズのことを知り尽くしたっていうか、アイデアもそうだし、本当にスキャットずっとしても、その抑揚のつけ方とか、引き込まれるような感じがあります。自分が上手になったような気がする位です。そのくらい違うものですね。バンドとしての質も一気に上がります。
ー ニューヨークで受けた影響って何かありますか?
ビートや音楽に対する気合という事に影響を受けましたね。やっぱりいろんなところからニューヨークに音楽をやりに来ている人が多いので、みんな生きていくのに必死です。ギャラも多いわけではないし、そうなると自ずと競争も激しくなります。そうするとやっぱり音楽に対する情熱がないと生きていけない。もちろん情熱があっても上っていけない人は一杯いますけど。
ー 敦賀さんにとってジャズや音楽とは何ですか?
自分の人生です。Dr.ロニースミスなんかは、「人生を音にしろ」って言ってますし。
ー カッコイイですね。そういう人生を歩んでいる方の将来の夢はどのようなものですか?
私の音楽で、聞いてる人がハッピーになって、幸せな気分になってもらいたい、ということですね。
ー 海外でミュージシャンとして、成功する秘訣ってあるとお考えですか?
人に誠意を尽くすことだと思います。いくらうまい人でも、やっぱりいい加減な人はそれなりになってしまうと思います。日本もアメリカも一緒だと思うんですが、人間として必要なことだと思います。グラディ・テイト(Grady Tate)もそうなんですが、ジャズを育てよう、っていう意識があるんですよね。有名でも決して威張ったりするわけでもないですしね。人間として成長することが成功することの条件なのでしょうね。
ー 今後の敦賀さんの演奏活動をお聞かせいただけますか?
(2005年)来月8月にリンカーンセンターでアフターアワーズで1週間トリオで出ます。エリック・ジョンソン(ギター)とビンセント・エクター(ドラム)と一緒です。8月末から日本にツアーで帰ります。こちらはエリックジョンソンと田井中福司さんの3人で。普段は、私のバンドって言うのが2ヶ月に1度クレオパドラーズニードル(Cleopatora's Needle)でやったりたまにスモーク(Smoke)やショーマンズ(SHOWMANS)などでやっています。
ー 今後海外で勉強しようと考えている方にメッセージをお願いします。
日本でできることは全て日本でやってからアメリカに来たほうが道は早いと思います。例えば、アメリカに来てもすぐに人と演奏できるぐらいの技術を身につけておくなどです。アメリカに来て一から学ぼうとすると、言葉の問題とか、生活に追われたりとかするからです。アメリカ来て、人と演奏して、言葉が通じなくてもなんとかなる、って言うぐらいのレベルにするといいと思いますね。これが一からだったらもっと時間がかかるだろうし。日本で習えることは日本で習って。ジャズだけではなくて、クラシックでもそうなんですけど、まったく初心者でアメリカで来るというのはお勧めはしないですね。日本でやることはやって、ある程度経験を積んでからの方がいいと思います。
ー 仕事を得るのはコネクションが多いですか?
やっぱりコネクションが多いですね。だからみんなに誠意を尽くしていれば、話が周ってきますよ。嫌な人でもニコニコして。私はなかなかできないんですけど(笑)。言葉ができなくて、向こうも何を言ったらいいか分からないということもあったんですね。笑顔は世界共通、たまに彼女はアホかって言われることもあるらしいんですけど(笑)。やっぱり女は愛嬌ということで(笑)。
ー 最終的にはジャズならアメリカに行ったほうがいいんですかね?
自分の音楽のスタイルさえできたら、音楽をやるのはどこでいいとは思うんですけれども、ジャズをやっている以上は、一度はここの街のもつムードを経験するのは、絶対プラスになるでしょうね。
ー ありがとうございました。

1918年以来、チェコスロヴァキアであったが、1993年1月1日スロヴァキア共和国として正式に分離独立した。スロヴァキア共和国は中央ヨーロッパに 位置し、国土の2/3が山脈である。かつてスロヴァキアは金、琥珀、毛皮を運ぶための重要な貿易ルートである琥珀街道とボヘミア街道が領土内を通ってい た。これらの街道は重要な商業貿易路として活用されていたため様々な民族が行き交った。そのため国々の相互交流の円滑化を図る上でも大切な交通、通信手段 として機能した。また、様々な民族の交流があったため現在でもスロヴァキアの文化は多彩を極めている。それは特に音楽や舞部に現れている。隣村においても 服装や民謡に違いがでているほどだ。スロヴァキアの主な産業は、農業、林業、鉱業、製造業および観光である。最近はスキーリゾートが人気を呼んでいる。5 月頃から秋頃まで必ずどこかで民俗舞踊祭や民族行事が行われている。
基本情報 |
正式国名&英語表記 |
スロバキア共和国 |
首都 |
ブラチスラバ |
面積 |
49,035km2(日本の約7分の1) |
人口 |
541.0万人(2001年) |
人種 |
スロバキア人 85.6%、ハンガリー人 10.5% |
言語 |
スロバキア語 |
宗教 |
カトリック60%、無信仰9% |
通貨 |
スロヴァキア・コルナ。補助通貨はヘレル。100SK以上の国外持ち出しは禁止。 |
為替レート |
PSK1=約3.40円(2005年6月1日) |
紙幣 |
20、50、100、200、500、1000、5000SK |
硬貨 |
10、20、50ヘレル、1、2、5、10SK |
電圧 |
230V、50HZ |
時差 |
マイナス8時間。サマータイム実施期間はマイナス7時間。サマータイムの実施期間は、3月最終日曜日深夜2:00〜10月最終日曜日深夜2:00。 |
祝日 |
1/1、1/6日、復活祭 (春分後最初の満月の次の月曜及びその前の金曜)、5/1、5/8、7/5、8/29、9/1、9/15、11/1、12/24、12/25、12/26 |
在留邦人数 |
120人(2004年7月1日現在) |
電話国番号 |
421 |
緊急電話番号 |
警察:158、消防150、救急車:155 |
物価
スロヴァキアは比較的ゆっくりと社会主義時代から民営化に移行している。それはチェコなどと比べると安く生活できる環境でもあるのだ。食費、入場料、交通費などはすべて安く、首都のブラチスラバを除いては宿泊も非常に安い。食事は安いものでSk65-160、中程度ならSk160-300程度。宿泊は、安宿であればSk325-490、中位だとSk490-850程度。市バス料金Sk7、映画 Sk40。 |
GDP |
325億米ドル(2003年) |
一人当たりGDP |
4,400米ドル(2003年) |
経済成長率 |
4.2%(2003年) |
物価上昇率 |
8.6%(2003年) |
失業率 |
15.6%(2003年) |
主要貿易品目 |
(1)輸出 自動車、機械、電子機器、鉄鋼
(2)輸入 自動車部品、機械、電子機器、鉱産物 |
主要貿易相手国 |
(1)輸出(%) ドイツ(30.8)、チェコ(12.9)、イタリア(7.5)、オーストリア(7.4)、米(5.3)
(2)輸入(%) ドイツ(25.5)、チェコ(14.3)、露(10.7)、イタリア(6.2)、オーストリア(4.4) |
気候
スロヴァキアは比較的温和な気候帯に属し四季があります。夏は適度な湿度があり過ごしやすく暖かだ。冬は寒く、曇っており湿度が高い。平均気温は 3.7℃ から10℃。一番温暖で乾燥している地域は南部スロヴァキアと東部スロヴァキアの平原地帯。一番寒い月は一月で夜の気温は-10℃から-15℃、一番暑い季節は7月で毎日の最高気温は約32℃。冬期は山の渓谷の低い温度と山を囲む丘陵地帯の高い温度とではしばしば大きな温度差がある。アルプス一帯では130日も積雪がある。5月、6月と9月がベストシーズンといえる。4月と10月は若干寒いが、宿泊費など多少安くなる。 |
現在の天気 |
|
ビザ |
滞在が半年間に90日を越えない場合、査証は必要無い。学生ビザについてこちら。 |
パスポート |
残存有効期間が滞在日数+3カ月以上あること。 |
大使館などの在日政府機関 |
スロバキア共和国大使館 |
Embassy of the Slovak Republic in Japan
〒106-0046 東京都港区元麻布2-11-33
Tel:03-3451-2200, 3451-1033 |
スロバキア政府観光局 |
英語によるホームページでの情報提供 |
現地日本大使館 |
在スロヴァキア大使館 |
EMBASSY OF JAPAN
Hlavne namestie 2, Bratislava 1,Slovak Republic
Tel: (421-2) 5980-0100 Fax: (421-2) 5443-2771 |
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【1】ごあいさつ&ご案内
☆。*†‥‥‥‥‥‥†*。☆
様
こんにちは!アンドビジョンのです♪
皆さん雛あられ食べましたぁ〜?!
q(*^O^*)p
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┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓
┃講┃ ┃習┃ ┃会┃ ┃情┃ ┃報┃
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◆ハリッド・コンサバトリー・サマーコース
アメリカ南フロリダの名門ダンス専門スクールでプロダンサーへの道を開く夏の4週間
世界各地の大手カンパニーに数多くのダンサーを輩出してきた専門学校が開くサマースクール。
長期留学のオーディションとして、また、
学校見学を兼ねてトータルな学びを体感できます。
【期間】2015年6月22日〜7月17日
http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/5942-harid-conservatory-summer-school.html
◆ウィーン国立歌劇場バレエスクールサマーコース
ウィーン国立歌劇場バレエスクールのサマーコースでヨーロッパ伝統のバレエを身につける夏
世界でも最も有名な歌劇場の一つで1771年から伝統を受け継ぐウィーン国立歌劇場バレエスクールが主催する11日間のサマーコース。
著名な講師陣によるレッスンで一歩上を目指す。
【期間】2015年6月15日〜6月25日
http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/6183-ballettschule-der-wiener-staatsoper-summer-program.html
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_人_┃ 学校情報 ┃_人_
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◆カナダ・ナショナル・バレエ・スクール
総合的なケアが魅力、世界屈指のバレエスクール
カナダ最大の都市トロントにある大規模なキャンパス。
ダンストレーニング・学業・寮設備の全てが揃った環境で、集中してバレエを学ぶ。
http://www.dance-abroad.com/country/america/canada/5919-canadas-national-ballet-school.html
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DVDオーディション締め切り迫っております!!
たくさんのご応募お待ちしております♪♪
◆チューリヒオペラ座付属バレエスクール
スイス・チューリッヒ。オペラ座への出演チャンスもある付属学校で、バレエを学びませんか?
欧州の主要な劇場の一つであるチューリッヒ・オペラ座。様々なチャンスを提供してくれるここの付属バレエスクールは、踊りを愛する人を広く受け入れてます。
http://www.dance-abroad.com/country/europe/switzerland/6206-balletschule-fuer-das-opernhaus-zurich.html
チューリヒオペラ座付属バレエスクールの稲垣文夫先生にお話しを伺いました♪♪
先生のご経験された貴重なお話をたくさん伺うことができました!!
是非、ご覧ください♪♪
http://www.dance-abroad.com/interview/1183-fumio-inagaki.html
資料のご請求、ご質問などある方は
TEL:03-3278-3450
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国┃内┃語┃学┃レ┃ッ┃ス┃ン┃情┃報┃
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|【6】編集後記/次回予告
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【新連載♪】長期留学の準備とは…?
今日から新連載スタートです♪内容は、以前大好評だった【長期留学】についてです!
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アンドビジョン株式会社
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大阪府出身。中学校入学、吹奏楽部入部とともにトランペットを始め、高校1 年生の時より早坂宏明氏に師事。高校卒業後、相愛大学音楽学部トランペット専攻生となり、引き続き早坂宏明氏のもとで学ぶ。在学中、卒業後も含めAndré Henry 氏のレッスンを複数回受講。その他、Thomas Hooten氏の公開レッスン及びアカデミーを受講。2015 年に、第20 回KOBE 国際音楽コンクール金管楽器C 部門にて最優秀賞並びに兵庫県知事賞を受賞。同大会ガラコンサートに出演。相愛大学卒業時、学生部長賞受賞、卒業演奏会学内公演に出演。関西トランペット協会新人演奏会に出演。
約2 年間のフリーランス生活を終え、2017 年に渡独。1 年間ハンブルクにあるHamburg Konservatorium に在学し、Jan-Christoph Semmler 氏のレッスンを受講。その後同じく北ドイツのリューベックに移り、1 年間Matthias Krebber 氏のレッスンを受講。2019 年秋よりニュルンベルク音楽大学大学院に在学し、Christoph Braun 教授のもとで学ぶ。2021 年夏卒業予定。
-まず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えてください。
留学するまでの音楽経験は?何歳からなさっていましたか?
上野さん:中学校に入ると同時に吹奏楽部に入部し、トランペットを選んだのが始まりです。
高校卒業まで部活動を続け、そのあと相愛大学音楽学部に入学しました。
卒業後2 年ほどフリーランスとして色々なところで経験を積ませていただいたのちドイツに留学して、今4 年目になります。
-留学したきっかけを教えてください。
上野さん:大学を卒業してから色々なところで様々な曲を吹かせていただくにあたり、まだ自分に足りないところがたくさんあることに気づきました。
また、せっかく勉強を続けるならば、一度クラシック音楽の本場ヨーロッパに行きたいと思ったことがきっかけです。
大学に入った時から漠然と留学したいとは思っていましたが、その当時は単にヨーロッパへの憧れが強かった部分が大きく、本格的に考えだしたのは大学卒業後です。
-どうやって現在の学校を選びましたか?現在の学校に決まるまでのいきさつを教えてください。
また、決め手になった点はなんでしょうか?
上野さん:やはり受験をするにあたって一番大切になるのは先生とのコンタクトだと思うので、色んな先生に連絡をとって、演奏を聴いていただいたり、レッスンをしていただくということをしていました。
その中で今の先生と学校の雰囲気がとても自分に合うと思い、先生にその旨を伝えた上で受験にのぞみました。
とはいえまずはどこかの大学院に入学し、ドイツに残って勉強を続けることが一番の難関であり目標だったので、他にもいくつかの学校を受験しました。
その中で今の学校に合格できたことは本当に嬉しかったです。
色んな国から一つや二つの席を狙ってたくさんの受験生が集まるので、「ここで勉強したい」という意志や熱意を伝えることも大切だと教わりました。
-どのような試験・出願書類が必要でしたか?何か書き方のコツはあるのでしょうか?また、試験の思い出、苦労話などがありましたら、教えてください。
上野さん:私の場合受験で大変だと感じたのは、長時間の移動やホテル宿泊をしながら、慣れない土地で、絶えない緊張感の中で気持ちを落ち着けて試験に向けて集中することでした。
それを緩和するためにも事前に学校を訪れ、先生とお会いしておくことはとても大切でしたし、やはり初めて行く場所は勝手が分からず余計な緊張感を持ってしまって、試験に影響が出たのが残念でした。
ドイツの鉄道は遅延や運転取りやめがかなり頻繁に起きるので、前日入りなどをしてなるべく落ち着いた状態で試験にのぞむことをおすすめします。
-手続きで苦労した点はなにかありますか?
上野さん:留学したての時は右も左も分からない状態だったので、住民登録や携帯電話の契約、ビザの取得などすべてにおいて少し苦労しました。
市役所や外人局の職員さんは、人によって言うことが変わったりすることも珍しくないです。
どれも生活にかかわる大切な手続きなので、もし語学に不安がある方でドイツ語や英語ができるお知り合いの方がいる場合は、助けてもらうのが確実だと思います。
-留学準備はどのくらい前から始めましたか?
上野さん:私はわりと突然チャンスが到来して留学を決めたので、きちんと準備を始めたのは数か月前からだったと思います。
出発直前までなにかとバタバタし、日本での手続きや荷物の郵送などに追われていました。
-学費はどう捻出しましたか?
上野さん:はじめの2 年間はほとんどすべて両親に援助してもらっていました。
本当に突然決めた留学で、そのために貯金をしていたというわけでもなかったので、両親には頭が上がりません。
大学院に籍を置くことができて落ち着いてから今に至るまでは、子供たちへのレッスンで学費や生活費を稼いでいます。
今はコロナの影響でそれも難しいですが…留学生にもレストランでのアルバイトやレッスン講師など、お金を稼ぐ方法があるのはありがたいです。
-語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか?
上野さん:私はお恥ずかしながら挨拶くらいしかできない状態で渡独しました。
今思えばなんて勇気のある…と思う行動でしたが、優しい方々に恵まれたおかげで大きな問題は起きなかったように思います。
1 年半の間週3 回語学学校に通い、受験に必要なB2 レベルを取得しました。
とはいえ、語学ができるほうがすぐにレッスンもスムーズに受けられますし、生活にも困りませんし、独学でもなるべく事前に勉強していくべきだったなと心から思います。
-学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか?
上野さん:学校は比較的新しいので、伝統ある歴史あるというよりは、みんなが新しいことを取り入れながら自由に学んでいるという印象を受けます。
コロナの影響で今は静かで寂しいですが、コロナ以前は中庭や食堂で色んなジャンルのコンサートをしていたり、コロナ禍でもクリスマスは毎週SNSに学生が演奏したものがアップされていました。
つい最近では、街のいたるところで様々な専攻の学生がゲリラ公演のようなものをおこなってSNS に投稿するなど、そういう取り組みをおこなっているおかげで、学生にも人前で演奏する機会が与えられる上に、街の人にも喜んでいただけています。
とてもアットホームな雰囲気の中で勉強しています。
-日本人はどのくらいいますか?
上野さん:弦楽器が一番多いと思いますが、それでも10 人はいないくらいで、管楽器となると私が把握している分でも4,5人ほどです。
ピアノ科や声楽科も数人ずつだと思います。
同じアジア圏でも日本人は、中国や韓国から来ている学生に比べると格段に少ない印象です。
-日本と留学先で大きく違う点を教えてください。
上野さん:生活面の違いで言うと、人と人との距離感です。
見知らぬ人同士の挨拶や雑談、助け合いなどが日本よりも多く、街中で助けられること、逆にすすんで人を助けることも留学前に比べて多くなりました。
日本の人が優しくないわけではなく、色んなことを考えすぎてしまう、気をつかいすぎてしまうのに比べて、ドイツの人は拒否されたり遠慮されることを恐れることなく、行動が先にでているというイメージです。
学校で一番違いを感じるのは、毎週あるクラスでの小さい発表会の授業です。
今は人数を半分に分けておこなっていますが、毎週ソロの曲やエチュードなど、何でも好きな曲をトランペットクラスの生徒と先生の前で演奏し、各自コメントをもらう機会が与えられています。
そこでは褒めるだけではなく、直すべきところ、音程の高低、自分では気づかないくらい細かいところまで指摘してもらえるので、とても良い機会になっています。
もちろん逆に他の生徒にコメントをするときは、正直に良い点も直すべき点も遠慮なく言うようにしています。
-学校の授業はどのように進められていますか?日本でしっかりやっておいたほうがいい勉強などありましたら、教えてください。
上野さん:個人レッスンは日本と大きな差はありませんが、とにかく自分が今まで学んできた奏法や音楽性を自信をもって演奏することが、実りあるレッスンに繋がると思います。
私は特に最初の頃は控えめで受け身だったので、先生から「もっと自分を出しなさい」とよく言われました。
そうしないと、自分の持っている個性が出ないからです。
改めるべき点は指摘してくれますし、恐れずに表現することが大切だと日々実感しています。
日本で準備できることとすれば、とにかく自分が勉強したい曲やエチュードを、レッスンに持っていける状態にまで練習しておくことだと思います。
いつも同じ曲ばかりというのは折角の機会がもったいないですし、どの曲を吹いているときに自分の悪い癖や良いところが出るか分からないので、そのためにも先生に聴いていただく曲の選択肢が多いほうが良いかなと私は思います。
-先生はどうやって決めましたか?
上野さん:どの先生方も素晴らしいトランペッターだということは大前提として、その先生の演奏が好きなのか、レッスンの仕方が好きなのかをしっかりと考え、どの学校を受験するか決めました。
感覚的におっしゃる先生、緻密な練習方法を教えてくださる先生、とにかくお手本を聴かせてくださる先生。
どのレッスン方法が自分に合うかは、実際にレッスンを受けてみないと分からなかったので、とにかくお会いしてみることが大切だったと思います。
-日ごろ練習はどのようにしていますか?
上野さん: 今住んでいる家は楽器を吹くことができないので、学校で練習しています。
今はコロナの影響で練習時間が限られているので、学校の近くの教会で練習できるように先生がお世話してくださいました。
コロナが流行りだした当初は練習場所の問題で日本に帰ることも考えましたが、学校の開閉が週によって変わったりするので、ドイツに残れるようにしていただいて本当に良かったと思います。
-学外でのセッション、コンサートなどは行われますか?
上野さん:2 回ほど街の中心で他の金管楽器の学生と演奏をしたり、クリスマスにはクリスマスマーケットで演奏する機会がありました。
学校行事としても、学外のホールでのオーケストラ公演やオペラ公演があります。
現在はほとんど演奏会はありませんが、すこしずつ教会の礼拝で演奏する機会が設けられています。
コロナがなければ、学内外で年間たくさんの演奏会が行われていると思います。
-1 日の大体のスケジュールを教えてください。
上野さん:授業は大体いつも午前中で終わります。
9:00~13:00 の間に日によって違いますが、個人レッスン・伴奏レッスン・アンサンブルレッスンなどがあります。
なので朝8:00 や9:00 に学校に行ってウォームアップをします。
午後はアンサンブルの練習があったり、何もない日で練習場所が確保できるときは個人練習をし、夕方頃にはたいてい家にいます。
あとは自由時間なので、今は卒業演奏会の準備をしていることが多いです。
-現地の音楽業界へのツテはできますか?
上野さん:演奏の機会については、先生からクラスに一斉にインフォメーションがあったり、個人的にいただくことがあります。
プロの方と知り合う一番の道は、オーディションを受けてオーケストラのアカデミーに所属することだと思いますが、年齢制限があったり、招待されないとオーディションを受けられないなどの壁があります。
-周囲の人の学習態度に関しては、日本とどう違いますか?例えばどのような点が違うと思いますか?
上野さん:一番違いを感じるのは先生との距離感です。
日本で勉強していた時は、私にとって先生は絶対的な存在で、すべてを吸収しようと受け身になっていたのですが、ドイツに来てからは…私はまだそこまではできませんが、他の生徒は受け入れられない意見や指摘、音楽性の違いは飲み込まずに議論しますし、私も自分から積極的に質問したり先生と話し合う機会が増えました。
ただ「どうしたらいいでしょうか」と待って、教えていただいたことを真似するのではなく、「私はこう思うので、一度聴いてください」と演奏してみて指摘をいただくという形です。
以前に比べると、主体性が出てきたかなと思います。
-授業以外はどのように過ごされていますか?
上野さん:今は難しいですが、思いつきで友達とカフェに行ったり買い物をしたり、一緒にご飯を食べることが好きでした。
今は近所の大きな公園や市内をただぼーっとしながら散歩することがストレス発散になっています。
あとはお菓子を焼いたり、運動したり、映画を観たり…バチが当たりそうなくらい悠々自適に過ごしています。
-日本人以外の人たちと付き合うコツはありますか?
上野さん:コツははっきりとは分かりませんが、とにかくみんな拙いドイツ語でも話を聞いてくれるので、怖がらず自分から話すことが大切だと思います。
遠慮のしすぎはよくないと私はよく言われます。
-宿泊先はどのようにみつけましたか?
上野さん:私はいつも家賃を低価におさえるためにシェアハウスを選んでいるので、同居人になる人との相性が大切になってきます。
家賃をあまり気にしなくてもいいなら、少し高めの学生アパートなどは出入りが激しいので比較的すぐに空きが見つかります。
しかし、色々な条件に合う住居を探すとなると、かなり苦労します。
ドイツ人にとっても、ドイツでの家探しは簡単ではないそうです。
シェアハウスの場合も、募集がかかった途端にひとつの枠に10~20 人殺到します。
見学の際に、自分が綺麗好きで、フレンドリーで、日本人だけれどコミュニケーションにも困らないですとアピールするのに必死でした…。
住居を見つけるサイトはいくつかあってとても便利ですが、たまに詐欺物件なども紛れているので、十分注意してください。
-生活費はだいたい1 か月いくらぐらいかかりますか?
上野さん:私の場合家賃は約300€、毎月払う保険料が100€、その他食材の買い出しのための出費が週に一回10~20€なので、臨時の出費がなければ大体月500€未満くらいだと思います。
家賃が光熱費諸々すべて込みでこの安さにおさえられていることに助けられています。そこはシェアハウスの利点です。
-留学してよかったと思える瞬間は?
上野さん:やはり楽器の面で自分の成長を感じられたときです。
レッスンを受けたことで以前はできなかったことができるようになったり、表現の幅がひろがったときに、はるばるドイツまできてよかったと思えます。
音楽以外ですと、ドイツにしかない綺麗な景色や建物、特に教会や大聖堂などに出会ったときに、幸せを噛みしめています。
-留学して自分が変わった、成長したというところはありますか?例えばどんなことですか?
上野さん:一番変わったのは積極性の有無だと思います。
積極的に自分から行動を起こす姿勢がないと、留学を終えた時に後悔すると思い、不安なときも無理矢理自分を奮い立たせることが多くなりました。
あとは他の人の良いところを見つけたり、自分が受けた指摘を受け入れる柔軟な頭をもつことも、本当は前から身につけておくべきだったのだと思いますが、留学してからようやくそれができる心の余裕ができたように思います。
-今後はどのような進路を考えていますか?
上野さん:もともと日本で演奏するときにもっと期待に応えたい、自由に演奏できる技術が欲しいと思っての留学だったので、大学院を卒業したら一度帰国して、日本で演奏の機会をいただけるようにまた一からチャレンジする予定です。
4 年も日本を離れていたので不安はありますが、とにかく今は誰かと音楽をしたい気持ちでいっぱいです。
あとは折角ドイツで学んだことを、色んな人に伝えたいと思っています。
-これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたい点がありましたら、お願いします。
上野さん:なぜ留学をしたいのか、が明確であるべきだと思います。
「ただヨーロッパで音楽を勉強したい」だけでも、それが心からの願いなら、自然に体が動いて、学ぶ機会や場所を見つけられると思います。
長期留学の場合、私たちにはどうしてもビザの問題がついてくるので、どのくらいその国に居たいのか、どうやって残るのか、費用はどうするのか、なども常に明確である必要があります。
心細い、この先が不安だと思うこともありましたが、「色んな人の助けがあって特別な機会を得られている」という意識が、私を助けてくれました。
周りの人と比べず、周りの意見に流されず、「自分が何をしたくて海を越えているのか」を大切にしてほしいです。
-クリストフ・ブラウン先生の特徴を教えていただけますか?
上野さん:どんな問題や質問に対しても、すぐに解決策や答えを出してくださいます。
時にはすぐに直るものではなく根気のいるものであれば、その場合もはっきりと教えてくださいますし、もし一つ目の解決策が合わなければ二つ目、三つ目と、とにかくたくさんの引き出しをお持ちなので、とても心強いです。
褒めるだけではなく、だめなところにとことん付き合ってくださるので、成長や改善が実感できます。
ひとりひとりの生徒と向き合って、どんな不安も消してくださる先生です。
-インタビューへのご協力いただきありがとうございます。