受賞者表彰とファイナルコンサート

受賞者はファイナルコンサートで演奏を披露し、表彰式で表彰され、審査員から感想を聞くことができます。ファイナルコンサートの模様は、テレビやラジオで放送されたり、コンクールの結果が新聞に掲載されたりします。 アンドビジョンのサポートサービスをご覧ください。
海外国際音楽コンクールサポートサービス

現地に到着してからの生活

受験にも合格し、あこがれの海外生活! 海外でのコンサートや一流オーケストラの演奏を聞いたり、日本とは違う町並みを楽しんだりなど、留学生活はわくわくすることでいっぱいです。でもその前...

コンクールに出場するには

いざ、出場するコンクールが決まると、練習以外にも、さまざまな準備や用意が必要なことに気づきます。すべてを自分自身でおこなってももちろん結構ですが、本番をできる限りストレスなく迎えるために、かつ、自分の持てる力を本番で120%達成するためには、第三者に任せられる部分は委ねるというのもまた、賢いやり方です。
申込書類を揃える  コンクール要項に記載されている申込書類一式を揃えることから始めます。参加申込書と証明写真、身分証明書のコピーなどの基本書類に加えて、参加動機書や履歴書、推薦状を用意しなければならない場合もあります。なお、これらの書類は必要に応じて現地の言語、あるいは英語への翻訳を依頼します。すべての書類が完成するまでには意外に時間がかかります。ぎりぎりまで放置せず、早め早めに準備しましょう。 
 申込書類は期日までにコンクール事務局に郵送するのが通例ですが、近頃は、参加申込書をはじめとする各種指定の用紙が各コンクールのウェブサイトからダウンロードできるようになっていたり、書類の提出までもがオンライン化されているところも増えつつあります。
録音審査のための録音準備  事前に録音審査があるコンクールでは、要項の記載に従い、CDもしくはDVDなど規定の方法で演奏を録音し、事務局へ発送します。DVDを使う場合には特に、「フォーマットはDVD-Video」「リージョンコード2、またはリージョンフリー」「コピーガードなし」と言ったような細かな録画指定に注意してください。リージョンコードが違うと、映像を現地で再生できなくなる恐れがあります。
伴奏者の手配  コンクール事務局がオフィシャル伴奏者を用意しています。オフィシャル伴奏者を希望する際には、参加申込書の伴奏者の欄にその旨忘れずに記入してください。
 伴奏者の方とは当然ながら初対面のため、相性やコミュニケーションの取り方の問題など、「こんなはずじゃなかった!」と思うことが、もしかしたら出てくるかもしれません。しかしそれも長い目で見れば、音楽家としての臨機応変さが身についたり、自分の音楽に対する引き出しを増やすようなことにつながる可能性もあります。
 第一、伴奏者を自分で帯同している人以外は全員、同じ条件のもとで各自演奏のすばらしさを競います。自分だけが問題を抱えているわけではないことをぜひ、頭に入れておいてください。
 なお、自分で伴奏者を日本から伴って行く場合には、伴奏者分の航空券や宿泊などの手配と、諸経費もすべて自己負担です。渡航前から何度も一緒に練習ができ、精神的余裕が生まれるとは言え、金銭的負担は大きくなります。
 アンドビジョンでは、地域によって現地伴奏者を手配できることがありますので、ご興味のある方は事前にお問い合わせください。
日本語通訳/英語通訳の手配  現地の言葉に対してどうしても不安があるのならば、通訳を手配することを考えなくてはなりません。英語圏以外の国で、日本語通訳を見つけるのが難しい場合には、代わりに英語通訳を探します。契約は大抵、一時間単位。当日拘束した時間数分の費用が発生します。
 アンドビジョンでは、現地日本語通訳の手配をおこなっておりますので、ご希望の方はぜひご相談ください。
現地練習場所の確保  コンクール事務局が現地の音楽教育機関を借りるなどして、練習環境を整えています。ただし、その条件はいろいろで、いつでも自由に練習できるところもあれば、あらかじめ時間が決められているところもあります。現地の滞在先については、音出し可能であるかどうかを、かならず事前に確認してください。ピアノの場合は特に、楽器の問題がありますので、滞在先もしくはコンクール会場の近くに別途、個人で練習できる場所を探しておくのもひとつの手です。
 アンドビジョンではご希望に応じて、現地練習室の手配もおこなっております。
渡航準備  ひと言で渡航準備と言っても、滞在ビザの申請、往復航空券の予約、宿泊先の予約、海外旅行保険の加入と、やらなければならないことはたくさんあります。中でも滞在ビザの申請には時間がかかるため、コンクール事務局から申請に必要な書類が届き次第、すぐさま行動に移してください。
 宿泊先に関しては、事務局が用意してくれるのか、それとも指定の宿泊先の予約のみ代行してくれるのか、あるいは自分自身で手配するのかを、まずは確認しましょう。滞在費用についても、事務局の全額負担か自己負担かは、各コンクールによって対応が異なります。

国内準備編

世界的レベルの指導を日本で国内公開レッスン 世界トップレベルの音楽家や、海外の著名な音楽大学・音楽院の教授陣を招聘し、定期的に公開レッスンを開催しています。レベルや年齢を問わず、どなたでも受講可能なうえ、通訳付きなので言葉に不安がある方も安心。自分の弱点を正確に把握し補強する、そして何よりも音楽そのものを楽しむ本場のレッスンです。
 「白黒の下絵に色をつけて、カラフルな作品を完成させるようなレッスンで感激した」「どんなレベルの受講生にも、熱心に指導される先生の姿勢に感動!」「今の自分に何が必要なのかが、はっきりわかった」「わずか1時間半のレッスンで、10年分以上学んだ気持ち」など、受講された方々からはたくさんの喜びの声が届いています。今度はあなたの番。ご自身の成長を実感する瞬間をぜひ。
音楽留学専門サイト 公開レッスン 感性を大切にする欧米流国内音楽レッスン 日本に住む外国人の先生や、海外経験豊富な日本人の先生など、欧米流の指導法を身につけた先生方をご紹介し、レッスンをセッティングしています。公開レッスンに抵抗のある方も、こちらは完全プライベートなので気兼ねなく受けていただけます。
内容は、音楽理論・ソルフェージュ・音楽史・楽器演奏の各分野より選択。コンクールのためだけに限らず、幼児から大人まで、それぞれの目的に合わせたレッスンをおこないます。
楽器演奏の分野においては、技術面はもちろんのこと、個々の感性を大切にしながら表現の幅を広げ、受講生が音楽的にもっと伸びていけるよう、きめ細やかなアドバイスをします。自分では気づけなかったポイントに気づく。目から鱗のレッスンをより身近に。
音楽留学専門サイト 外国人の音楽レッスン 海外で音楽を志す人に語学レッスン 一般の語学学校と違い、 アンドビジョンの語学レッスンは海外で音楽を学ぶ、あるいは海外で演奏活動をする際に役に立つ内容が詰まっています。
文法重視なら細かく文法を。会話を上達させたいなら徹底的に会話を。読解力をつけたいなら読解をじっくりと。個々の目的に合ったカリキュラムを作れるので、レッスンに無駄がありません。プライベート、セミプライベート、グループ、スカイプレッスンと、好きな受講形式を選べるのも特徴です。
 「語学だけでなく、外国の生活習慣への理解も深まる」「言葉の心配がなくなり、留学が待ち遠しくなった」など、過去の受講生はみなさん一様に、渡航前に語学レッスンを受けることの価値を肌で感じています。現地での限られた時間を有意義に過ごすためにも、まずは国内で語学力を磨いてください。
音楽留学専門サイト 語学レッスン 対象言語 ●ドイツ語 ●英語 ●イタリア語 ●フランス語 ●スペイン語 ●ハンガリー語 ●チェコ語 ●ロシア語 ●ポーランド語 ●その他

ダンス留学アンドビジョン【最新情報】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ◆ダンス留学アンドビジョン◆最新情報◆ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━      もくじ ∥【1】ごあいさつ&ご案内 ∥【2】講習会情報 ∥【3】学校情報 ∥【4】国内語学レッスン情報 ∥【5】編集後記/次回予告 ∥ 発行:アンドビジョン株式会社        ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━ ーーーー♪♪♪ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【1】ごあいさつ&ご案内 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪ーーーーー __c0__ 様 こんにちは!アンドビジョンの井水です♪ 大寒波も少し落ち着きましたかね?! 是非チェックしてみて下さい♪ ーーーー♪♪♪ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【2】講習会情報 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪ーーーーー ◆ドレスデン国際バレエサマースクール 一夏を名門ドレスデン・パルッカ・ダンス大学でバレエを学び、未来をたぐりよせる。 ドイツの古典的な街並で知られるドレスデンの名門バレエスクールで開催される、2週間のサマースクール。14歳から25歳のダンサーが、バレエを中心に技を磨きます。 【期間】2017年7月24日~8月5日 https://www.dance-abroad.com/country/5908-international-ballet-summer-school-dresden.html ◆アメリカン・アカデミー・オブ・バレエ・サマー・スクール ニューヨーク州有数の高級住宅街エリアにある大学で、ひと夏バレエに集中する。 マンハッタンへの通勤者も多い高級住宅街、ウェストチェスター。治安が良いこの街で、素晴らしい仲間たちとバレエを学ぶサマースクールに参加しませんか? 【期間】下記のHPにてご確認ください。 https://www.dance-abroad.com/country/5950-american-academy-of-ballet-summer-school-of-excellence.html ◆ミュンヘン音楽演劇大学バレエアカデミーサマーコース ドイツの名門「ミュンヘン・バレエ・アカデミー」の講師が直接指導するバレエのサマースクール 若きバレエダンサーに、バレエ界への扉を開く第一歩として開催するバレエサマースクールで、名門校のメソッドを体得しよう。 【期間】2017年8月14日~8月26日 第1期:2017年8月14日~8月19日 第2期:2017年8月21日~8月26日 https://www.dance-abroad.com/country/6641-art-in-motion-munich.html ◆プラハ国際夏期バレエマスタークラス 現役の世界的プリンシプルやスター達が、意欲的なダンサーを未来のスターへと導く チェコの首都プラハで開かれるクラシックバレエとコンテンポラリーダンスの夏期講習会。歴史的な劇場でプロレベルの濃密なレッスンが待っています。 【期間】2017年7月31日~8月12日 第1期:2017年7月31日~8月5日 第2期:2017年8月7日~8月12日 https://www.dance-abroad.com/country/6166-international-ballet-masterclass-in-prague.html ーーーー♪♪♪ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【3】学校情報 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪ーーーーー ◆マイアミ・シティ・バレエ・スクール アメリカのビーチ都市・マイアミにある世界有数のバレエ学校で、未来の切符をつかむ。 一年中を過ごしやすい気候に恵まれた、アメリカで最も人気のあるビーチリゾート都市・マイアミにある、国際的に評価されるバレエ学校で、ダンスを学びませんか。 https://www.dance-abroad.com/country/5977-miami-city-ballet-school.html ◆マルセイユ国立高等ダンス学校 フランス・マルセイユにあるローラン・プティが設立したバレエ学校でバレエを学ぶ。 フランス最大の港町で、パリ・リヨンに続く規模の都市でもある、マルセイユ。1992年設立されたマルセイユ国立バレエ学校で、バレエを学びませんか。 https://www.dance-abroad.com/country/5862-ecole-nationale-superieure-de-danse-de-marseille.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください! ーーーー♪♪♪ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【4】国内語学レッスン情報 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪ーーーーー アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています。 先生はもちろん各国のネイティブスピーカー。レッスン時間や 内容は、すべてあなたに合わせて、フレキシブルに更可能。 ご自分にあったカリキュラムをリクエストできます!実際、 留学経験者の多くが、渡航前に準備すべきだったこととして、 語学をあげられます。 100%ダンスに集中するために、語学の準備はしっかりと! https://www.dance-abroad.com/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください! ーーーー♪♪♪ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【5】編集後記/次回予告 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪ーーーーー 気になる情報はありましたか?夢への最初のステップになれた ら嬉しいです☆ 皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます♪ MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 そして、ご友人にも是非ご紹介ください!(゜▽゜) メルマガ登録は、やメールアドレス変更は簡単に登録できます!! HPから登録できるので、やってみてくださいね! https://www.dance-abroad.com/ メルマガの登録解除をご希望の方は以下のリンクにアクセスお願いします。 https://q.bmv.jp/bm/p/f/tf.php?id=andvision 次回のメルマガは、 2月14日(火)発行予定です。 お楽しみに!p(^^)q ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 担当:{representative} E-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 ■□ アンドビジョン株式会社 □□ 東京都中央区京橋1-5-5京橋共同ビル5F □□ 音楽留学:https://www.andvision.net ■□ ダンス留学:https://www.dance-abroad.com/

影山茉以さん/ポーランド国立バレエ団/プリンシパル

〔出身〕千葉県 浦安市 〔出身スクール〕アクリ・堀本バレエアカデミー 〔留学先〕ベルギーアントワープ Koninklijke Balletschool / Antwerp Royal Ballet School * 3歳から母の勧めで、バレエとピアノを習いはじめました。 * 2000年:12歳でアクリ・堀本バレエアカデミーに所属 * 2005年:ベルギーアントワープにあるロイヤルバレエスクール(Koninklijke Balletschool)へ2年間留学 * 2007年:エストニア国立劇場バレエにソリストとして2年間在籍 * 2011年:クロアチア国立劇場バレエにソリストとして入団 * 2013年:ファーストソリストに昇格 * 2014年:ポーランド国立バレエ団に入団 * 2015年:コリフェに昇格 * 2016年:ソリストに昇格 * 2017年 : プリンシパル(最高位)に昇格 * 2017年:バレエ・アステラス 2017 (新国立劇場 バレエ)に出演 -留学したきっかけを教えてください。 影山様:スイスの Prix de Lausanne に出場した際に、アントワープの学校長が私の事を気に入ってくださり、スカラシップ(学費免除)で留学しました。 -手続きで苦労した点はなにかありますか? 影山様:これは何処へ行っても同じだと思いますが、ビザを取得するのに沢山の書類が必要で、申請にも2、3ヶ月かかるという事です。 -留学準備はどのくらい前から始めましたか? 影山様:書類申請などホームステイ先、アパート探しなど色々準備が必要なので、留学が決まってから直ぐ取り掛かった方がいいと思います。“どの位” という期間は国、留学先によって異なると思います。 -語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? 影山様:学校の英語だけでは足りなかったので、現地に行ってからも 少し 習っていました。 あとは、留学先でクラスメイト達とどんどん会話する事で慣れると思います。 -語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? 影山様:学校の英語だけでは足りなかったので、現地に行ってからも 少し 習っていました。 あとは、留学先でクラスメイト達とどんどん会話する事で慣れると思います。 -学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか? 影山様:アントワープの学校は、コンテンポラリーが強い学校だったので、16歳の私は 皆んなの独特な動き、発想に圧倒されてました。 ほぼ毎日あった、 2時間のコンテンポラリークラスの授業での インプロビゼーション (即興) は苦痛でしたね。笑 -日本人はどのくらいましたか? 影山様:私の時は4人です。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 影山様:バレエの基礎は何処へ行っても同じですが、まず環境、雰囲気が全く違いますからね〜。 指導内容が異なるところですかね。 海外では特に 足先、アンドゥオールを強く要求されます。 それは バレエ団へ入ってからも同じことが言えますが.....。 日本のお教室では、そういう部分の注意が少し不十分かな〜と思います。 日本人は器用なので、 学生の時は何でも熟せてしまう子が多いですが、海外のバレエ団を目標にしているのであれば、特に足先や細かい部分、クオリティ(踊りの質) を大切にして欲しいと思います。 -留学してよかったこと悪かったことなどあったら教えてください。 影山様:慣れない環境で最初は辛いと思うこともあると思いますが、 精神面で強くなれる、自立出来るので 今ではそういった経験を積めたことに感謝しています。 親のありがたみも良く分かりますし。 -宿泊先はどのようにみつけましたか? 影山様:初めの1年は、学校長の知り合いの方のところでホームステイしました。 2年目からは アパートを見つけ、一人暮らしでした。 -留学してよかったと思える瞬間は? 影山様:今、数年経ってから思うのは、16歳の留学当初はホームシックからか毎日のように泣いていましたが、母から「そんなに辛いならいつでも帰ってきてもいいよ。でも、自分の夢はどうする?」と言われて..... あ、そうか。そうだ。私からバレエをとったら 私じゃ無くなる!と気持ちを切り替えられ、あの時諦めずに頑張ってこれて良かった。精神面が強くなり、自立できた事に 留学して、いい経験を出来たなっと思いますね。 -現在所属されているバレエ団に入団されるまでの経緯を教えていただけますか? 影山様:現在のポーランド国立バレエ団には 今から5年前に エストニア、クロアチアの2つのバレエ団を経て 入団しました。 -バレエ団の大体の1日のスケジュールはどんな感じですか? 影山様:毎朝 10時から1時間 男女別にクラスレッスンがあります。 クラス後は15分休憩でリハーサルが始まります。(リハーサル内容は毎週 週末前に掲示板に予定表が出され、自分のリハーサルをチェックして......という感じです。) お昼休憩は 14時 〜 15時 の1時間です。 最終リハーサルは18時です。 **公演がある日は、14時までリハーサルをし、19時から本番です。 -バレエ団のオフシーズンはどのように過ごされてますか? 影山様:日本での舞台に出演したり、身体を休める事も必要なので、旅行に行ったりと色々です。 -今後の目標があったら教えていただけますか? 影山様:最終目標は常に頭の中にありますが......。 今言えるのは、バレエダンサーに完璧というものはないので、 追求して、追求して毎回の公演でベストな状態で....というのを目指しています。 思うように踊れなかったり、 悔しいなっと思う事も多々ありますが、落ち込んでいる暇はなく、試行錯誤して前進するのみです。 目標は達成するまでの過程が大事だと思っているので..... 今よりも、明日の自分が成長していられるように、日々のプロセスを大切にすることを意識しています。 それが「今後の目標、夢」を叶える第一歩だと思うので。 -これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありましたら、お願いします。 影山様:日本人は、自分の個性を大切に......ヨーロッパのダンサーが表現できない物、日本人だから出来る繊細な表現力。 その個性をアピールすることが大事だと思います。 バレエ以外でも 自分の為になるものを観たり、感じたり、たくさん経験する事がアーティストとしても成長できると思います。 環境を変えるという留学は、一歩前進するいいきっかけになるので、何事もチャレンジして欲しいですね。 -ステキなご意見どうもありがとうございました。

志鎌 優成さん/ドレスデン国際バレエサマースクール

2歳からクラシックバレエを始め 2010年、日本ジュニアバレエ入会 -まず簡単に自己紹介、これまでの略歴を教えていただけますか? 志鎌様:2歳からバレエを始めて、小学校6年生ぐらいのときに日本ジュニアバレエという団体に加入しました。あとは、教室でずっと普通に練習しています。 -今までに講習会とか海外に行かれたことはありますか? 志鎌様:今回が初めてですね。 -今回この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはありますか? 志鎌様:一度どんなものか、海外のバレエを体験してみたくて、短期間でちょうどいいなと思ったのもあって、やってみようと思いました。 -実際に参加されてみてどれぐらいの参加者人数とか、どんな方が参加されてましたか? 志鎌様:いろんな国の人が10人ぐらいずつ、少ないところだと1人とか3人とか5人とかだったんですけど、全員合わせると300人ぐらいですかね。いろんな人種の方がいました。 -参加者の年齢はどれぐらいの方が多かったですか? 志鎌様:クラス別だったので、基本的に14から、上が22までいたので、17から19ぐらいの人が一番多かった感じですかね。 -ダンスのレベル的にはどうでしたか? 志鎌様:バレエ自体はすごく難しくてできなという感じではなかったんですが、日本でやっている練習方法とまた違う、テクニックではなく一つの動きを練習するような、回ったり足を上げたりというのではなくて、全部を練習するというか、基本的な手の使い方とか角度とか、そういうのを重視していたので、難しいところもありました。基本的な動きを特にやるので、ものすごく難しい感じではなかったです。 -先生が考えたアンシェヌマンをやって、また、先生が止めてみんなに質問を投げかけて、注意して、みたいな、途中で止まって話があったりする感じですか? 志鎌様:そうです。 -いろんな国出身の先生が参加してたと思いますが、講習会は何語だったんですか? 志鎌様:英語ですね。 -英語でのレッスンはいかがでしたか? 志鎌様:動きをしてから英語をしゃべられるので、何を伝えたいのかは動きを見てわかったり、単語を少し並べて、例えば腕とか日本人でもわかるぐらいの英語で説明していただけるので、何を伝えたいかは大体わかりました。あと、精神論というか、ダンサーには何が必要かみたいな。 -精神論に関しては何とおっしゃっていましたか? 志鎌様:ダンサーには何が一番必要かを一人一人に聞いていたり。テクニックが必要だと思います、とか、体幹が必要とか、表情とか。そういうこともありました。 -それはレッスンの時間に中断して話が始まる感じですか? 志鎌様:そうですね。 -講習会は大体どのようなスケジュールで組まれていましたか? 志鎌様:朝、まず1時間半のクラシックバレエのレッスンをしたあと、日ごとにピラティスとバリエーション、次の日がクラシックバレエのレッスンをしたあと、パドゥドゥとコンテンポラリーとか、日ごとによって違って。ただ基本的に一番最初にクラシックバレエのレッスンをやってから違うことをやるという感じですかね。 -このレッスンは楽しかったというクラスはありましたか? 志鎌様:ピラティスを初めてやったんですけど、すごくためになるなと思って、日本でもやってみたいなという感じになりました。コンテポラリーも初めてやったので、最初わからなくて大変だったんですけど、やっていくうちにどうすればいいのかとか、ちょっとだけなんですけどわかってきて楽しくなってきました。 -先生は全員で何人いらっしゃいましたか? 志鎌様:10人ぐらいいらっしゃいました。 -皆さんサポート的にはどうでしたか? 志鎌様:皆さん普通に優しくて、英語がしゃべれないというのを先生に伝えたら、それでも大丈夫と言ってくれて。とにかく英語がわからなくても質問したほうがいいなというのは空気感でわかりました。それでわからなくても別に、何も答えてくれないという感じではなく、優しく丁寧に教わりました。 -今回のレッスンで印象に残っていることはありましたか? 志鎌様:やはり国民性というか、個人の性格も多分あるとは思うんですけど、日本人の謙虚なところというか、外国の方はぐいぐいくるのを感じました。もちろん謙虚になることはとても大切だと思うんですけど、チャンスを逃すという悪い方向に行かないようにしないといけないなと思いました。そこで日本人だから、とか、もちろん人のことを考えて行動しなきゃいけないんですけど、先生に質問するときとか、練習を見てもらうときとか、そこで積極的に行かないとダメだなというのは印象に残りました。 -今回参加された講習会で日本人の方は何人ぐらいいらっしゃいましたか? 志鎌様:僕を含めて6人いました。 -お話とかはされましたか? 志鎌様:男の子が1人いたんですけど、その子とはご飯食べたりとかお話したりしたんですけど、基本的に女の子とはあまりしゃべらない感じでした。 -レッスンのクラスメートとちょっとお話するような感じですか? 志鎌様:そうですね。クラスメートよりもルームメイトのほうがよくしゃべりました。同じクラス、同じグループの子だったので、質問したりとかしゃべったりという感じですかね。 -ルームメイトの方は何人の方でしたか? 志鎌様:スペイン人とアメリカ人とルーマニア人の人がいました。 -ホテルから会場まではどうやって通っていましたか? 志鎌様:路面電車で行きました。歩いても行けるんですけど、歩くと30分ぐらいかかって、路面電車だと歩きを含めて15分ぐらいで行けますね。 -お食事はどうされていましたか? 志鎌様:ホテルのご飯が基本的に出ていたので。あと昼食は、講習会場の食堂で出ていたのでご飯は困らなかったです。ただ、水とかが、水道水が飲めないので、ちょっとカルキの匂いがしたりするので、水もほしくてスーパーとかに寄らないといけませんでした。日本みたいに自動販売機がポンポンある感じではなかったので、そこでスーパーを活用するのに早く時間が閉まっちゃってました。レッスン終わったあと直接スーパーに行ってホテルに帰ったり、という感じですかね。ホテルに1回帰っちゃうと閉まっちゃうので、寄ってから帰るというふうにしていました。 -お店が閉まっちゃうというのは、早く閉まっちゃうということだったんですね。ストとかではなくて。 志鎌様:普通に営業時間が短くて、9時とか8時ぐらいにはもう終わっちゃうんです。練習が大体8時とか6時とかまであったので。 -レッスンのあとは自習とかできましたか? 志鎌様:できました。ただ、夕食の時間が決まっていたので、できて30分とか。1時間ぐらいやっちゃうと夕食が間に合わないので。 -今回は志鎌さんは夕食ありのプランで組ませていただいたじゃないですか。実際受けてみてどうでしたか? 志鎌様:宿泊したホテルの裏にスーパーがあるんですけど、早く閉まっちゃうので、レストラン行くとそれなりの値段もするし。あと、レストランって駅のほうにしかないので、駅まで歩いて10分ぐらいかかっていたので、夕食はつけたほうがいいかなという感じがしますね。 -朝食はパンとハムとチーズとビュッフェ、みたいな感じですか? 志鎌様:そうですね。 -ジュース、牛乳、紅茶やコーヒーがあって、みたいな感じですか? 志鎌様:そうです。 -夜はどんなものが出ましたか? 志鎌様:夕食もそういう感じでした。ビュッフェみたいに、サラダとかパンとかです。温かい食べ物は日によって違いました。サラダとパンと飲み物は全部朝と夜同じなんですけど、暖かいものは日によって変わります。 -町の様子とか、普段の感じはどうでしたか?治安が悪いなとかありましたか? 志鎌様:治安は普通に良かったです。町の雰囲気も、駅のほうに行くと結構人はいるんですけど、ホテルの周辺とか、講習会場は住宅街の中にあるようなところだったので、あまり人がいっぱいいるような感じでもなかったです。あと、日が沈むのが遅いので、10時ぐらいに真っ暗になって、そう考えるとあまり危険ではないかなという感じですかね。 -ルームメイトの方とどこかに遊びに行ったりしましたか? 志鎌様:遊びに行ったりはしてないですけど、次の日が休みの夜のときはみんな駅のほうに飲みに行ったりという人もいたり。あと、屋上にたまり場みたいなところがあって、そこでみんなおしゃべりしていたりとかしました。そこで違うグループの子とか、同じグループの人と仲良くなったりとか、そういう感じですかね。部屋にこもっている人もいるし、人によってそれぞれという感じでした。 -部屋はクーラーはありましたか? 志鎌様:クーラーはなかったです。 -暑くはなかったですか? 志鎌様:それは大丈夫でした。窓を開けると涼しかったりするので。 -レッスン会場の空調とかはどうでしたか? 志鎌様:レッスン会場は普通にクーラーがありました。 -ちょっと寒いとか感じましたか? 志鎌様:いや、寒くはなかったです。ちょうどいい感じでした。 -ウォーマーとかつけている人はいなかったですか? 志鎌様:動く前に上着を着たり、という人は結構いました。 -宿泊先で洗濯はどうしていましたか? 志鎌様:コインランドリーを使っていたんですけど、ホテルのやつが1台しかなくて、しかも壊れていて、町のほうのコインランドリーに、路面電車に乗って行きました。 -それはホテルで教えてもらったんですか? 志鎌様:そうですね。エントランスの方に教えてもらって行きました。 -留学中に困ったことなどありましたか? 志鎌様:路面電車に初めて乗ったとき、ドイツ交通局の人が、覆面みたいな感じで乗っていて切符を見るんですけど、切符の買い方が最初わからなくて、そこで教えてくれたりするわけじゃなくて、逆に罰金を60ユーロほどとられました。日本みたいな改札があって切符がないと絶対入れないという感じではなくて、変な話、無賃乗車できてしまう感じなんです。路面電車の切符の買い方がわかればよかったかな、という感じですかね。あとは、私生活はあまり苦労した、困ったことは特になかったです。 -今回留学して、何かご自身で変わったなとか、成長したなと思うことはありますか? 志鎌様:自分に少しだけ自信が持てたかなと思います。あっちの人ができないことができたり、というのも、ほんの少しなんですけどあったので、自信を持っていいところ、日本のバレエの教え方とちょっと違うんですけど、日本のバレエって基本的にテクニックを先に教えるので、あっちの人はもっと歳を取ってから回転をやったりすると聞いたので、できない人もいました。それで自分ができるところもあったので、自信を持っていいかなとかと思いました。あと1人で電車に乗ったりもしたので、ちゃんと自分でできたというか。そういうところは自信を持って行きたいなという感じです。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことはありますか? 志鎌様:受け身じゃなくて、自分から行かないと周りに流されちゃうので。あちらの人はすごく自分を持っているので、周りのことよりも自分を優先する感じで、そういうところに行った場合は、もちろん周りのことも気にしないといけないんですけど、自分のこともちゃんと考えないと押しつぶされて終わっちゃうと思いました。その場面によっては自分を優先しないといけないとか、臨機応変に対応していくのが大切かなと思います。 -最後に、今後の志鎌さんの活動、進路など、思うことがあったら教えてもらえますか? 志鎌様:一応日本でバレエはやりたいんですけど、世界の国のバレエ団も興味がわいてきたので、縁があったら頑張ってみたいなと思います。今は全然決まっていないんですけど。2週間のプログラムに行ってみて、すごい嫌になるか、挑戦してみたくなるかのどちらかかなと思っていたんですけど、すごく嫌だという感じではなかったです。英語もわからないし大変だったんですけど、もう無理だ、という感じでもなかったのです。よかったら挑戦してみたいなというのもありますね。 -とても貴重なお話しありがとうございました。

河村まなみさん/バイオラ大学、パサデナ短期大学/ピアノ科専任講師

上野学園中学校、高校、大学でピアノを専攻し、卒業後、公立中学校教諭を3年勤める。 その後ロサンゼルス近郊にあるバイオラ大学(Biola University Conservatory of Music)を経て、 メナヘム・プレスラー氏との出会いをきっかけにインディアナ大学(Indiana University Jacobs School of Music)ピアノ演奏科修士課程へ進む。 終了後、バイオラ大学音楽学部に専任講師として戻り、現在は米国やアジアでソリスト、アンサンブル奏者として演奏活動を続けると同時に、 バイオラ大学とパサデナ短期大学(Pasadena City College)で教鞭を取り、ピアノの個人レッスン、ピアノ科対象のクラス等を受け持つ。 生徒達は大小コンクールに優勝、入賞し、インディアナ大学、イーストマン音楽学校などのメジャーの音大、大学院への進学を果たしている。 -音楽留学の経緯を教えて頂けますか? 河村先生:音大卒業後、私は公立中学校教諭として働き始めたものの、もっとピアノを勉強したいと思っていました。ある日その頃行っていた教会の牧師に、 アメリカのバイオラ大学のピアノ科主任が来るので会いに行ってはと勧められ、その教会のアメリカ人教師からバイオラ大学は米国内のクリスチャンの総合大学の中でトップクラスの学校だと聞いたので、 その先生にお会いし、レッスンを受けました。レッスンの後、スカラシップをあげるからバイオラに来たらと誘って頂いたので、仕事を辞めて留学することにしました。 バイオラ大学の教会音楽科修士課程に編入するつもりでまずは大学入学を許可され、意気揚々と留学したら、行った途端に教会音楽科の閉鎖が決まってしまい、 仕方なく英語や音楽のクラスとレッスンを取りながら、次のステップを探すことにしました。 その2ヶ月後、ボザール・トリオの演奏会に行き、ピアニストのメナヘム・プレスラー氏に感激し、「彼が私の探していた理想のピアニスト。この人に習いたい!」という思いになりました。 その後私はプレスラー先生のマスタークラスでレッスンを受けることができ、先生に習いたい旨をお話ししたところ、 自分が教えているインディアナ大学に来れば教えましょうと言って下さったので、インディアナ大学を受験することにしました。 翌年インディアナ大学大学院に合格したましたが、先生につきたい学生達が世界中から来ていてウェイティング・リストがあったため、 私は一年間別の先生方に付きながら待って、次の夏から2年間先生に教えて頂きました。 -アメリカで音楽を学ぶ良い点、苦労する点などあったら教えて下さい。 河村先生:まず良い点ですが… •アメリカには大変多くの素晴らしい先生方がいらっしゃり、個人レッスンだけでなく、サマーフェスティバルやマスタークラスなどで世界中の多くの先生から教えて頂くチャンスがあります。 私も、もしアメリカに留学していなかったらプレスラー先生に巡り会うことはなかったので、アメリカに行って本当に良かったと思っています。 •アメリカは一般的に自立心を求められますが、音楽の上でも自分で考え表現するということを強く求められるので、 日本で築いた基盤の上にその訓練ができることで、一回り大きな演奏家になれるのではないでしょうか。 •世界の殆どの場所で通じる英語を使えるようになることも、将来の仕事のためには良いことではないでしょうか。 実際私はアメリカ国内だけでなく、シンガポールやインドネシアなどでも英語でレッスンやマスタークラスをさせて頂きました。 •アメリカは大変融通が利く国なので、高校を卒業していれば年齢に関係なく短大、 大学に入学でき、いつでも専門を変えることができ、自分に合ったスケジュールで勉強できます。 苦労する点は目的によって異なるかもしれません。 •もし学位取得を目指すなら、苦労する点は英語での勉強だと思います。 まずはどの学校を受験するにしてもTOEFL等の英語試験で規定以上の点数が必要になります。 大学から入ると一般教養も英語になりますから幅広い英語力が求められ、大学院から入ると音楽の授業だけですが、深い分析力と読み書きの力が求められます。 •ディプロマや演奏証書などの取得の場合は、学校によって違うものの、必須科目のクラスが少なくなり、 英語力の必要度は下がります。その代わり演奏会の回数が増える等の別の課題が増えます。 •サマーフェスティバルなどに参加する場合は以上のような規定はほぼありませんが、 英会話力が高ければ、それだけレッスンでの実りが多いと思います。 -アメリカに音楽留学することで最も重要なことはなんでしょうか? 河村先生:アメリカは学費が高いと思われがちですが、多くの音大、音楽学部はオーディション(受験の実技)の成績によって奨学金(返済なし)を出しますし、 最近はその額が上昇しています。また学校によっては学業成績による奨学金、留学生向けの奨学金などもあります。 私の生徒達も大学、大学院進学のどちらの場合も殆どが奨学金を頂き、中には授業料のほぼ全額を頂いた場合もあります。 また助手、伴奏者として働くポジションもあります。私の場合はインディアナ大学で助手として働かせて頂き、授業料は全額免除で、毎月アパートの家賃がカバーできるくらいのお給料を頂きました。 日本の学生さんは大変優秀な方達が大勢いらっしゃるので、奨学金を頂けるチャンスは大いにあるはずです。 しっかり準備をすれば難しいことではありません。具体的にどのような準備をすれば良いか、目的毎に以下に思いつくことを挙げてみました。 学士号、修士号、博士号取得を目的とする場合 •まずは英語の勉強をすること。TOEFLの勉強をしっかりして合格点以上を目指して下さい。 •同時にもちろん実技を磨きますが、志望校のオーディションの課題曲、受験の一次、二次審査の方法などを確認し、それに沿ったレパートリーを作っていきます。 学校によって課題曲や持ち時間などがだいぶ違うので、しっかりリサーチし、効果的な選曲をします。 また、最近では一次審査に録画を送ることが多いので、なるべく良い録画を提出するために計画的に準備する必要があります。 (録画の質によって合否は左右されます。) また2次試験に進めたら、録画よりライブ・オーディションをお勧めします。 私の生徒達が大学院を目指す場合は、2年くらいかけて、レパートリー作りから演奏会、マスタークラス、コンクール等を利用して演奏の経験を積み上げて準備します。 •志望校の決め方ですが、私は自分と自分の生徒達の経験から、学校よりはまず先生を選ぶことを心がけて指導しています。 どんなに有名な学校に入っても、合わない先生に教わってしまうと時間と労力の無駄になってしまうことがあるからです。 ですので、だいぶ早いうちから目指す先生に連絡を取ったり、マスタークラス、サマーフェスティバル等に参加して教えて頂いたりして、先生との相性を確認できるようにします。 そして、その先生が教えておられる学校を志望校とします。 ディプロマや演奏証書(Artist Diploma, Performance Certificateなど)取得を目的とする場合 •オーディションの規定によってレパートリーを準備する(上記参照) •TOEFLなどの英語の試験の有無、合格点等を調べて対応する。 •入学後のディプロマ取得に必要なクラスや演奏会などが自分に合っているか把握する。 •奨学金の有無を調べる。 短大から始める場合 •いきなり大学に入るのは不安なので少し簡単なところから始めてみたい、という方には州立短大(junior college)も良いかもしれません。 大学音楽学部1〜2年の音楽のクラスや一般教養を大学よりやや易しいレベルで終わらせ、大学に編入することができます。 •学費は大学より安いですが、殆どの場合奨学金はありません。音楽の留学生は大学から奨学金をもらうと短大より安くなる場合があります。 •学校によって個人レッスンの質とレベルにかなりのばらつきがありますので、注意が必要です。 •TOEFL等の英語試験、オーディションの方法などは学校によって違います。 サマーフェスティバル等に参加する場合 •有名な大規模フェスティバルだけでなく、高校生や大学生が参加しやすい中規模のフェスティバルも沢山あります。 先生方との出会い、英語でのレッスンなどを経験できて、本格的な留学を考える機会とできるでしょう。 •申し込み締切日、オーディションの規定、参加費等を調べる。(フェスティバルによっては前年の11月頃締め切りということもあります。) •フェスティバル内のコンクールに参加できるか調べる。 (多くのフェスティバルはコンチェルト・コンクールがあり、選ばれればオーケストラと一緒に演奏できます。曲目の規定や申し込み方法等、よく調べてください。) -海外で、特にアメリカで仕事をするにあたって、日本人が有利な点、不利な点というのはありますか? 河村先生:ロサンゼルスは人種のるつぼなので、人種による違いはあまり感じたことがありません。 -今後の音楽的な夢、目標などございましたら、聞かせていただけますか? 河村先生:今まで自分の仕事をこなしていくことで精一杯でしたが、さらに邁進していくと同時に、 今まで30年間積み上げてきた経験などを後輩の先生方や日本の学生さんを助けるために使えたらと思います。 -アメリカでプロの音楽家として活躍する秘訣、成功する条件はあるとお考えですか? 河村先生:アメリカでは、自分が所属する所に、自分が必要な人間なのだということを常に認め続けてもらう努力が必要だと思います。 そのためには自分の持ち味を発揮するように心がけることでしょうか。 自分の強みを自覚し、それを用いて小さい成功や貢献を積み重ねていくことが、息長く仕事していくコツかもしれません。 また日米の様々な違いを理解していると心の葛藤が起きづらいかもしれません。 例えば日本は新しいことを始めるのに時間をかけて完璧に準備してから動き出しますが、アメリカはとにかく始めてみて上手くいかない所を随時変えていく。 また日本は量より質、アメリカは質より量という傾向がある。日本は前例を重んじるが、アメリカは新しいアイデアが好き。 そして日本は失敗しないように気をつけるが、アメリカは尻込みしないように気をつける、などです。 もちろん勤勉で責任感があり、協力的であることはどこにいても重要です。 -海外で勉強したいと考えている読者にアドバイスをお願いします。 しっかりリサーチをして計画的に準備すれば留学は難しくないと思います。 良い準備をすればそれだけ成果が得られるはずです。ただ漠然と来てしまうと失敗する事もあるので気をつけて下さい。 -貴重なお話しをどうもありがとうございました。

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オーストリア音楽留学を一望してみよう!

オーストリアに音楽留学するとは?

音楽の都ウィーンというイメージはすっかり世の中では定着しているものの、ウィーンがドイツにあるといまだに思われているほど、オーストリアというヨーロッパの小国の認知度は低い気がします。 さらに言えば、「オーストリア」は、「オーストラリア」と間違えらるのは有名で、それを皮肉って「No kangaroos in Austria」というロゴのお土産が売られたりしています。 しかし実際はヨーロッパの国々の中で、自然、歴史、芸術的魅力、グルメ、人情、治安、物価と、すべてにおいて評価が高い国がオーストリアです。

スイスに劣らぬアルプスの大自然の美しさ、パリに負けないウィーンの美しい街並みと優雅さ、世界一といわれるウィーンのケーキとコーヒーのおいしさ、チロル地方をはじめ、田舎の花で飾られた民家の軒並みと安くておいしい田舎料理。 女性の一人旅でも安心な治安の良さ、ウィーンフィルをはじめ一流の演奏家の演奏会を気軽に聞ける贅沢さ。パリもあればスイスもあるオーストリアにはヨーロッパの魅力がすべて揃っているのです。

そんなオーストリアは、かつてはハプスブルク帝国の本拠地であり、歴史に名だたる音楽家達が貴族に仕え、文化に貢献してきました。 バロック時代にはハプスブルグ家の優れた文化人であり作曲家でもあったレオポルト一世統治下の元に文化的に大いなる発展を遂げ、ウィーンは音楽の都として開花します。 マリアテレジア、ヨーゼフ一世の治世には言わずと知れたザルツブルク出身のモーツァルトが活躍し、それから現代にいたるまで数々の音楽家たちを育んできた国がオーストリアなのです。

首都ウィーンに限らず、地方にも音楽大学や音楽院は点在しており、どの学校もカリキュラムは似通っていて、一流の音楽芸術教育を受けることが可能です。 そこで、オーストリアで音楽を学びたい、オーストリアに音楽留学したい、という方に、オーストリアの音楽留学に関する情報をまとめてみました。 なお、ウィーンについては、音楽の都ウィーンに音楽留学するで特集し、ここではウィーン以外の音楽大学をご紹介します。

【目次】

  1. なぜオーストリアの音楽留学なのか
  2. オーストリアの音楽大学(音楽院)の就学システム
  3. オーストリアでは、どんな専攻科目を選べるのか
  4. オーストリアの音楽大学・音楽院(ウィーン以外)
  5. FAQ
  6. まとめ

なぜオーストリアの音楽留学なのか

「クラシック音楽の源泉をたどるため。」であると言えるでしょう。 もしクラシックの演奏家を目指すのであれば、その発祥の地で、自らの手で触れて、見て、肌で感じることが大事です。 日本でどうしてもわからなかったこと、思うように弾けなかった場所などが、あ〜ら不思議、オーストリアに音楽留学して謎が解けることが頻繁にあります。 自然に弾けるようになる。それはスピリチュアルなものなのか、おいしいワインのせいなのか、はたまた先生の教え方がいいのか、それは分かりません。 確かなことは、俄然上手くなるということです。

具体的に言えば、オーストリアには、伝統的な弾き方や決まり事があり、それはドイツ語の文法にも似て、大変理論的でわかりやすいことなのですが、そのイロハをきちんと習得すれば、どの曲も、少なくともクラシック音楽の分野であれば全てに応用できます。 日本で学んだある程度のテクニックさえあれば習得可能で、その作品の持つ信憑性を引き出し、自分もクラシック音楽を知っている人にも納得できる演奏に仕上げることができるのです。 音楽の文法(Klangrede)を学ぶと言ったら分かりやすいかもしれません。

オーストリアの暮らしと費用

次に海外で安心して音楽を学べるという環境も非常に重要な点ですから、オーストリアの生活についてみてみましょう。 オーストリアの国立音楽大学で学べば、日本と比較すると、ほとんど学費はかかりません。 年間で20万円程度です。住居費は借りるフラットにもよりますがだいたい6~10万円程度。 生活費はざっくり月々15万円ほどです。治安もよく、夜間に安心して一人で演奏会に出かけられる程です。 オーストリアの地方都市なら、落ち着いていて小ぎれいですし、喧騒から離れたのんびりとした音楽留学生活を送れることでしょう。 公用語はドイツ語ですので、生活に必要なドイツ語の知識は必要です。これについては次項で触れておきます。

オーストリアのドイツ語と音楽に触れる

オーストリアで話されるドイツ語は、標準ドイツ語とはかなり違う点があり、慣用句やフレーズ、単語などもその地方特有のものがあります。 日本の方言と同じで、発音やフレーズの抑揚も地方によって違います。まるで音楽を聴くように、地元の人の話すドイツ語に耳を傾けてください。 短いオーストリアでの音楽留学期間にも、その地方独特の言い回しや単語を覚えることができるでしょう。 でも恐れるに足らず。オーストリアの音楽大学でのレッスンや講義は標準ドイツ語です。ゲーテインスティテュートのドイツ語で事足ります。 逆に言えば、当然の事ながら、事前にドイツ語の勉強は必須といえます。

ほとんどの音楽大学では入学する際には楽器専攻の場合、A2からB1のドイツ語レベルを求められますし、先ほども言いましたが、ドイツ語のフレーズの作り方、抑揚やアクセントが、クラシック音楽の文法に通じるところがありドイツ語を学べばクラシック音楽を理解するのに役立つのです。 言葉を学ぶ=音楽を学ぶ、という事になります。ドイツリートやオペラを学ぶ声楽科の方々は、身近に感じていらっしゃるのではないかな、と思います。

オーストリアの音楽大学(音楽院)の就学システム

どの音楽大学(音楽院)にも入学試験があり、それに合格することが就学を始める条件となります。 実技試験のために数曲からなるプログラムを自分自身で用意しなければなりません。 学校や学部によっては、それに加えて聴音や音楽理論の試験、ドイツ語の試験が加わることもあります。 実技試験の課題曲などは事前に公表されるので、それをもとに自分で曲選びをします(日本と異なり曲指定ではありません)。

事前に各音楽大学で指導に当たっている教授のレッスンを受けるなどして、先生と相談しながら自分にあった、それでいて(国も違えば文化も違う)他の国の生徒に負けないような演奏曲を準備するのが最も合格するには効果的でしょう。 入学試験に合格し入学を許可されたら、オーストリアの音楽大学の6年間のカリキュラムを終え、修士号としてのMaster of Arts (MA)という資格を獲得できます。

学士コースと修士コース

8セメスターの学士(バチュラー)課程、それに引き続き4セメスターの修士(マスター)課程を経て、全部で6年の就学期間に必須の履修単位を取得し、卒業試験を行うという流れになっています。 日本で音大を卒業し学士号がある場合は、一般的に修士課程からの入学が可能ですが、その場合はオーストリアの学士課程の卒業試験と同レベルの演奏スキルを求められます。

修士課程からの入学条件は入試(オーデイション)を受け合格すること、そして、学士号の修了証明書と成績証明書をもとめられます。 また、器楽および声楽専攻にはIGPという教育学部もあり、音楽院や音楽大学の専攻楽器の教師を目指すことができます。 教職課程(Lehramt)コースを選ぶと、Master of Education (MEd)という資格を獲得し、オーストリアで小中高等学校の先生になることが可能です。

研究科コース

修士課程卒業後、まだ学び足りないという人は2セメスターの研究科コースに籍を置き、研鑚を積むともできます。

プレカレッジ・プレスクール

学士(バチュラー)課程の入学試験に臨むための各音楽大学には、準備コースがあり、2セメスターの就学カリキュラムの後、学士(バチュラー)課程の入試がそのコースの卒業試験となります。

オーストリアで学べる専攻科目

オーストリアでの音楽留学は以下のコースが受講可能です。自分にあったコースを選択してください(学校によって異なりますのでご注意ください)。

器楽科 演奏家/教育科コース(IGP)

ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、ギター、コントラバス、オーボエ、クラリネット、バスクラリネット、チューバ、バスチューバ、フルート、オルガン、ホルン、ハープ、ファゴット、トランペット、トロンボーン、打楽器、サクソフォーン

古楽器 演奏家コース

いわゆる「古典派音楽」は現代のコンサート市場において、重要で非常に活気のあるジャンルです。初期の音楽の分野における多様な演奏技術や様式について、パフォーマンスの実践を通じて、未来の古楽器演奏家を育てるコースです。専攻楽器は以下の通り。 バロックヴァイオリン、バロックヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロックチェロ、ハンマークラヴィーア、チェンバロ

作曲家/音楽理論コース

作曲の分野での知識を提供するだけでなく、すべての様式に対応し、学生の創造的な能力を引き出すことに尽力します。 芸術と技術の両方の分野で、作曲における構築性とその実現のために必要なスキルを学びます。 その中には、音楽のすべての領域(声楽、器楽、電子、マルチメディア)、自分の芸術作品を批判する能力、他の芸術形態(視覚芸術、文学、ダンス)を扱う方法を学ぶことも含まれます。

指揮科コース

指揮科コースでは、あらゆる種類のアンサンブルの芸術的方向性、様式、音楽理論を学び、コレペテイの能力を鍛え、必要に応じて、アンサンブルをピアノでリードできるようにします。 最終的には合唱の指揮とオケの指揮の二つのどちらかを選択し、より専門的技術を磨くことに専念します。

声楽 演奏家/教育科(IGP)コース
オペラ(修士課程)
リート・オラトリオ(修士課程)

学士課程の三年間では‎総合的な発声や音楽性のトレーニング、そして演技や音楽劇のパフォーマンスの基本的なレッスンが行われます。‎学士課程修了者が受講する修士課程では、声楽、オペラと演劇、リートオラトリオの三つのコースに枝分かれし、そのいずれかの分野で専門的な知識を学びます。

‎ピアノ劇場伴奏科コース(修士課程)

音楽劇場の伴奏(リハーサル、オーディション、歌手の指導)、オペラ、オペレッタ、ミュージカルやオラトリオのジャンルで、基本的な指揮知識、組織のスキルの向上を目的とするコミュニケーションの取り方を学びます。

室内楽コース(修士課程)

※ウィーン国立音楽大学では室内楽ピアノコースが学士課程から就学可能です。
ピアノトリオ、弦楽四重奏、ピアノデュオ、ピアノリート伴奏、新音楽アンサンブル (電子ミュージック、インプロヴィゼーションを含む)などが学べます。

オーストリアの音楽大学・音楽院(ウィーン以外)

※ウィーンの音楽大学は別途特集します。 オーストリアの音楽大学・音楽院の地図

モーツァルテウム音楽大学

(ドイツ語:Universität Mozarteum Salzburg)

ザルツブルクが生んだウォルフガング・アマデウス・モーツァルトに由来する、ザルツブルクにある国立の音楽芸術大学です。1841年に創設された音楽と舞台芸術のための総合芸術大学です。世界的にも有名な音楽教育機関であり、多くの著名音楽家を輩出しています。ニコラウス・アーノンクールをはじめ、名教育者が教鞭をとり、世界的な指揮者ヘルベルトフォン・カラヤンもこの大学の卒業生です。世界の名演奏家が夏のザルツブルク音楽祭に集結し、同時に講習会も開かれているため、夏休みを利用して世界中から音楽家の卵が腕を磨きにやってきます。 そのために夏の間は小さなザルツブルクの街が、音楽の熱気であふれています。日本人にも大変人気の音楽大学です。
モーツァルテウム音楽大学について詳しくはこちら

グラーツ国立音楽大学

(ドイツ語: Universität für Musik und darstellende Kunst Graz or Kunstuniversität, abbreviated KUG)

スロベニアとの国境にも近いシュタイアーマルク州の首都であるグラーツにある国立の音楽芸術大学です。 シュタイアーマルク州といえばリンゴや乳製品、パンプキンシードオイルが有名。 そしてスロベニアとの国境付近ではオーストリアのトスカーナと呼ばれるワインの産地で、美しいブドウ畑の風景が広がり、美味しいものが集結した地域です。 音楽大学の学生の半分程度は外国人で、インターナショナルな雰囲気の中でグローバルで伝統的な音楽教育を受けることができます。 オーストリア第2の都市グラーツでは、様々な文化的イベントも享受できるはずです。 また、大自然のど真ん中にあるオーバーシュッツェン校舎には図書館があり、練習室を開放し楽器を提供しています。静かな環境で練習に集中することができます。
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アントン・ブルックナー私立音楽大学

(独: Anton Bruckner Privatuniversität)

オーバーエスターライヒ州の州都リンツにある芸術総合大学です。 リンツ生まれのオーストリアの作曲家アントン・ブルックナーにちなんで名づけられました。 ドイツとの国境の町パッサウから70キロ、ウィーンの約150キロ東に位置する、ドナウ川沿いに広がるリンツは、オーストリア第3の都市です。 オーストリアで2番目の欧州文化都市として指定されていて、世界的音楽家であるモーツァルトの交響曲「リンツ」やベート―ベンの交響曲「第八番」を作曲した地としても知られています。 また、オーストリアの主要なオケの一つであるリンツブルックナー管弦楽団の本拠地でもあり‎、ヨーロッパを代表するコンサートホールの1つであるブルックナーハウス・リンツでのクラシック、ジャズ、ワールドミュージックの分野で一流のコンサートイベントを満喫して充実した音楽留学生活を送れるでしょう。
アントン・ブルックナー私立音楽大学について詳しくはこちら

ヨーゼフ・ハイドン コンセルヴァトワール

(独: Joseph Haydn Konservatorium des Landes Burgenland)

学校名由来のヨーゼフ・ハイドンは、ハンガリーの大貴族エステルハージ家の楽長として仕え、生涯の大半をこの地アイゼンシュタットで暮らしながらエステルハージ公のために数多くの作品を作曲しました。 エステルハージ城ではクラシックのコンサートやオペラなどが盛んに上演されています。 また、アイゼンシュタットを州都とするブルゲンランド州はノイジードラー湖を囲むワインの産地としても世界的に有名です。 器楽・声楽科は6年間(8+4セメスター)のカリキュラムを終えると芸術デイプロマを取得でき、その取得単位はECTS (European Credit Transfer System)として認可されます。 また器楽・声楽教育学部はウィーン国立音楽大学のIGPと提携しており、8セメスターを終えると学士(バチェラー)Bachelor of artsの資格を得られます。

オーストリア音楽留学のよくある質問(FAQ)

Q.言葉はどのくらい話せればいいの?

オーストリアの音楽大学に入学する本格的な音楽留学は、学校によりますが語学レベルA2からB1が必要となります。もしこの語学レベルに達しなくても、1年程度は待ってくれる学校もありますので事前によく調査しましょう。ただし、語学は音楽の理解にも通じますので音楽と同じ程度勉強しておいた方がいいことは間違えありません。

短期で1〜4週間程度、音楽留学する場合は、(できるだけ語学は理解できた方がいいのですが、)音楽専門の通訳を付けることもできますので、まずはどっぷりオーストリアの本場の空気を吸うことをお勧めします。作曲家が見て感じたものが分かれば音楽の理解もずっと進むはずです。

年齢は何歳まで大丈夫ですか?

学校に入学する本格的な音楽留学は、音楽大学なのか私立の音楽院なのか、器楽専攻なのか指揮なのか等により異なり、明記はされていませんが、一般的には30-35歳程度までとなります。一部私立の音楽院は、年齢制限が緩く経験者であれば40-45歳程度まで受入可能な場合もあります。年齢に関してはケースバイケースで一概に言えませんので、事前に当社までお問い合わせください。

短期で1〜4週間程度、音楽留学する場合は、下は8歳程度から上は80歳程度まで可能です。講習会によっては、100歳まで可能!と謳っている講習会もある程です。プライベートレッスンなら何歳でも可能です。

最近始めたアマチュアなのですが、音楽留学できますか?

学校に入学する本格的な音楽留学は、音楽大学そのものがプロを養成する教育機関となりますのでレベルや将来性を見られます。事前の先生のレッスンで確認される事をお勧めします。

短期で1〜4週間程度、音楽留学する場合は、先生によりますが、多くの場合、アマチュアの方も大歓迎となっています。音楽留学は少し専門的だな、怖いな、怒られそうだな・・・と躊躇される方もおりますが、ざっくばらんで陽気なオーストリア人は丁寧に熱心に誰でも受け入れてくれますのでご安心ください(条件は当社の個別先生欄をご覧ください)。あの舞台にいる大物音楽家にもレッスンしてもらえるチャンスかもしれませんよ。

自分にあった音楽留学について詳しい事を相談したいのですが・・・?

個人個人履歴も、やりたい事も、専攻も状況も異なりますので、ぜひ当社の音楽留学カウンセリングを受講してください。15年以上培ってきた音楽留学専門のカウンセラーがお客様にあった先生や学校などをご提案します。
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まとめ

オーストリアの音楽大学や音楽院に籍を置いて研鑚を積むという方法の他にも、短期音楽留学で、各地で開かれている講習会やプライベートレッスンに参加してみるのも大変有意義です。 10日から2週間という短期間に、オーストリアの地を見て、匂いをかぎ、耳をすませば、集中して音楽に向き合う充実した日々が送れるでしょう。その合間に、楽聖たちを育んだドナウ川や森を散策し、英気を養ってみてはいかがでしょうか。

もちろん、音楽鑑賞も絶対に外せないイベントです。実際に作品が初演されたであろうコンサートホールを訪れ、その音響と演奏家の呼吸と、そして彼らが紡ぎだす「音楽の文法」に実際に触れて見てください。 きっと、ドイツ語と同じように「音楽の文法」が見えるはずです。オーストリアの音楽留学は、それだけ有意義だと実感して感じていただけると思います。

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