コンクールに出場するには

いざ、出場するコンクールが決まると、練習以外にも、さまざまな準備や用意が必要なことに気づきます。すべてを自分自身でおこなってももちろん結構ですが、本番をできる限りストレスなく迎えるために、かつ、自分の持てる力を本番で120%達成するためには、第三者に任せられる部分は委ねるというのもまた、賢いやり方です。
申込書類を揃える  コンクール要項に記載されている申込書類一式を揃えることから始めます。参加申込書と証明写真、身分証明書のコピーなどの基本書類に加えて、参加動機書や履歴書、推薦状を用意しなければならない場合もあります。なお、これらの書類は必要に応じて現地の言語、あるいは英語への翻訳を依頼します。すべての書類が完成するまでには意外に時間がかかります。ぎりぎりまで放置せず、早め早めに準備しましょう。 
 申込書類は期日までにコンクール事務局に郵送するのが通例ですが、近頃は、参加申込書をはじめとする各種指定の用紙が各コンクールのウェブサイトからダウンロードできるようになっていたり、書類の提出までもがオンライン化されているところも増えつつあります。
録音審査のための録音準備  事前に録音審査があるコンクールでは、要項の記載に従い、CDもしくはDVDなど規定の方法で演奏を録音し、事務局へ発送します。DVDを使う場合には特に、「フォーマットはDVD-Video」「リージョンコード2、またはリージョンフリー」「コピーガードなし」と言ったような細かな録画指定に注意してください。リージョンコードが違うと、映像を現地で再生できなくなる恐れがあります。
伴奏者の手配  コンクール事務局がオフィシャル伴奏者を用意しています。オフィシャル伴奏者を希望する際には、参加申込書の伴奏者の欄にその旨忘れずに記入してください。
 伴奏者の方とは当然ながら初対面のため、相性やコミュニケーションの取り方の問題など、「こんなはずじゃなかった!」と思うことが、もしかしたら出てくるかもしれません。しかしそれも長い目で見れば、音楽家としての臨機応変さが身についたり、自分の音楽に対する引き出しを増やすようなことにつながる可能性もあります。
 第一、伴奏者を自分で帯同している人以外は全員、同じ条件のもとで各自演奏のすばらしさを競います。自分だけが問題を抱えているわけではないことをぜひ、頭に入れておいてください。
 なお、自分で伴奏者を日本から伴って行く場合には、伴奏者分の航空券や宿泊などの手配と、諸経費もすべて自己負担です。渡航前から何度も一緒に練習ができ、精神的余裕が生まれるとは言え、金銭的負担は大きくなります。
 アンドビジョンでは、地域によって現地伴奏者を手配できることがありますので、ご興味のある方は事前にお問い合わせください。
日本語通訳/英語通訳の手配  現地の言葉に対してどうしても不安があるのならば、通訳を手配することを考えなくてはなりません。英語圏以外の国で、日本語通訳を見つけるのが難しい場合には、代わりに英語通訳を探します。契約は大抵、一時間単位。当日拘束した時間数分の費用が発生します。
 アンドビジョンでは、現地日本語通訳の手配をおこなっておりますので、ご希望の方はぜひご相談ください。
現地練習場所の確保  コンクール事務局が現地の音楽教育機関を借りるなどして、練習環境を整えています。ただし、その条件はいろいろで、いつでも自由に練習できるところもあれば、あらかじめ時間が決められているところもあります。現地の滞在先については、音出し可能であるかどうかを、かならず事前に確認してください。ピアノの場合は特に、楽器の問題がありますので、滞在先もしくはコンクール会場の近くに別途、個人で練習できる場所を探しておくのもひとつの手です。
 アンドビジョンではご希望に応じて、現地練習室の手配もおこなっております。
渡航準備  ひと言で渡航準備と言っても、滞在ビザの申請、往復航空券の予約、宿泊先の予約、海外旅行保険の加入と、やらなければならないことはたくさんあります。中でも滞在ビザの申請には時間がかかるため、コンクール事務局から申請に必要な書類が届き次第、すぐさま行動に移してください。
 宿泊先に関しては、事務局が用意してくれるのか、それとも指定の宿泊先の予約のみ代行してくれるのか、あるいは自分自身で手配するのかを、まずは確認しましょう。滞在費用についても、事務局の全額負担か自己負担かは、各コンクールによって対応が異なります。

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