中島晶子さん/声楽/モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー/オーストリア・ザルツブルク
上野学園高等学校音楽科ピアノ科卒業、上野学園大学音楽学科声楽科、専攻科卒業。
2014年夏、モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミーに参加。
-ザルツブルグの講習会に今回ご参加されていろいろお伺いしたいのですが、簡単な自己紹介として、今までどんな風に音楽をやっていらしたかを教えて下さい。
中島晶子 3歳からずっとピアノをやっていて、高校は上野学園高等学校の音楽科で最初ピアノで入って、いろいろ自分の中で心の変化とかがあって、大学から声楽に転科させて頂きました。
-歌は高校の時は?
中島晶子 歌はもともと小学校から地元の少年少女合唱団に入っていたので、歌は最初から好きだったというのもあったんですね。大学4年間は声楽で普通に上野学園大学に進んで、その後専攻科という1年だけ院の1年を今年の3月に卒業して、今年4月からは二期会オペラ研修所の研修生をやっています。
-ピアノから歌は、歌の方が自分に合っているなという風に感じたとか、そういう何か変化がありましたか?
中島晶子 最初は、自分はずっとピアノでやって行きたいという気持ちはあったんですが、高校の副科の時から、歌の先生に「こっちに来ない?」というスカウトというか誘われていて、そこからちょっと興味が。あとは、日本語しかやっていなかったので、初めてイタリア語とか他の違う言語、ドイツ語、フランス語とかやってみて、ちょっと楽しいなと思うようになっていって。
-歌は言葉も必要ですよね。やっぱり発音は難しいですか?
中島晶子 難しいですね。ドイツ語は「ウムラウト」とか、日本にはない発音なので結構苦戦はしますね。
-今回、海外では歌の講習会は2回目ですか?他にも行かれました?
中島晶子 講習会は2回目です。
-今回もう一回、同じ講習会を選んで行かれたのは、何か環境とか先生とかが良かったからというのがあって?
中島晶子 そうです。去年初めて行って、環境が自分の中で凄く良かったなというのがあったんですね。凄い田舎町で、とても声も出しやすいなっていうのがあったんですね。湿気もないですし、もう一回ここで歌いたいなというのは前回思っていて。あとは、前回と今回は違う先生だったんですけど、去年の先生がちょっとお年寄りだったので途中で心臓発作で帰られてしまって。なので、講習会最後に毎回クラスコンサートをやってたんですけど、先生が不参加だったので去年は出来なかったんです。なので、ちょっとやっぱり心残りだったというのもあって、今年もまた参加したいなと。リベンジというか。
-今度の先生はどうでしたか?
中島晶子 前回はピアノ専門の先生だったんですが、今年はバリトンの先生で、発声のこととかちゃんと教えて下さったので凄く為にはなったですし、あとは発音のことは結構言われましたね。なので、現地でちゃんとしたドイツ語を教えてもらったというのは凄く大きかったです。
-今回のクラスはどのぐらいの人数がいました?
中島晶子 今回は大体15人ぐらいだったんですけど、ほとんどが先生のお弟子さんでした。シューマン大学の教授をなさってる先生で、その教え子を何人か連れて来て、結構アットホームな感じの身内のクラスという感じでしたね。
-オーディションはどうでした?厳しい感じでした?
中島晶子 オーディションというかはもう普通のレッスンでした。
-いきなり始まるような感じで。じゃあそんなに厳選してというよりか、集まってきた人みんなで仲良くやりましょうというような雰囲気だったのですね。
中島晶子 はい。あとは、今回バリトンの先生がもう一人ピアニストの先生を連れて来てくれてて、なので1日2回レッスン。バリトンの先生とピアノの先生のレッスンと30分30分で受けられました。
-そのピアノの先生はどんなことを教えてくれるんですか?音楽的なことですかね?
中島晶子 そうですね。音楽のことと、あとはドイツリートなのでピアノの人とペアになって音楽を作って行くんですけど、主にピアノの指導ですね。あとは、そのピアニストの先生もウィーン出身の方なので、ほんとに発音とか歌詞の意味で。あと、全部英語で会話をしていたんですが、「これはどういう意味?」とか。それは分かっているんですけど、それをまた英語に直すというのが結構難しかったですね。結構いろいろ突っ込まれるというか、歌詞がある分ちゃんと理解していかなきゃというのがあるので。
-日本ではそういう現地の人からのレッスンはなかなかないですよね。他に日本人はいましたか?
中島晶子 いなかったです。
-じゃあ大変ですね、助け合いとかもなかなか出来なくて。
中島晶子 結構大変でした。
-先生のクラスのドイツ人が来てる方が多い感じですか?
中島晶子 そうですね。ドイツ人とあともともと他のマスタークラスとかで受けられてた、その繋がりの方とかもいらっしゃいましたし、イタリア人とかアメリカ人もいらっしゃいました。
-日本人がいないパターンというのは珍しいですね。日本語をしゃべらないで、それはそれでいい環境だったかと思います。今年の夏、先生は他の講習会にも参加していたので、そのつながりの人とかもいたのかもしれないですね。1日2回のレッスンで、それは上手に午前と午後とかになってるんですか?
中島晶子 そうですね。自分達で早いもん順で時間が決められるので、紙に希望を書いていってって感じですね。
-大体やりたい時にできるように組めましたでしょうか?
中島晶子 そうですね。あとは練習する時間も欲しいので、練習室との時間といろいろあわせて。
-練習室はどうでした?予約する時、大変でした?
中島晶子 私達はその日からレッスンだったので、当日は取れなかったです。先生のサインが無いと練習室取れなかったので。次の日でも大丈夫という話だったので、その次の日に行ったんですけど、やっぱり部屋のランクによってお金が掛かるから。やっぱり、あとから行ったので、高い部屋しかなくて。ピアニストの人も一緒に練習をしてたのでピアノがある部屋が良かったんですけど。
-ランクがそんなに良くない所は、先に埋まっちゃてるんですね?
中島晶子 そうですね、今回の参加が多分、弦が一番多かったんですね。なので、一番下はやっぱりピアノが無い部屋なので、弦の人達が。
-部屋はともかく、充分な練習時間はちゃんと取れましたか?
中島晶子 時間は大丈夫でした。
-練習とレッスンと。先生の人柄はどんな感じでしたか?
中島晶子 凄くフレンドリーな感じでしたね。最初やっぱり凄く緊張したんですけど、「大丈夫だよ」と言ってくれて。結構、日本にも来ているみたいだったので、日本語で「ありがとう」とか。
-日本人の生徒さんに教えるのは慣れているような感じでしたか?
中島晶子 そうですね、そうかもしれないです。
-レッスンでいろんなことを教わったと思うんですけど、普段は言われないようなことを言われたとか、印象に残っている言葉とかっていうのはポイントでありますか?
中島晶子 「お腹をキープしろ」って、よく言われました。
-発声の息を?
中島晶子 そうですね。キープして、あと結構ビブラート好きな先生だなと思って。「伸ばしている間、ここから辺からビブラートをかけて」とか、そういうことをあまり言われたことが無かったので、結構ビブラートをかけるんだなあって。
-大きくビブラートをかける?
中島晶子 いや、細かくです。私は、日本のレッスンの時はそんなに「ビブラートかけて」とかそんなの絶対に言われたことが無くて、むしろ「なんでビブラートをかけるの?」みたいな。自分ではそんなに自覚がないんですが、無意識にやってるみたいなんです。海外では「もっとビブラートかけて」みたいな。
-考え方とか捉え方の違いですかね?
中島晶子 そうですね。
-お腹のキープというのは筋肉を使って?
中島晶子 はい、そうですね。
-先程、英語でピアノの先生とお話されてたということですが、歌の先生とも英語でしたか?
中島晶子 全部英語でした。
-ドイツの生徒さんも英語でしたか?
中島晶子 全部英語でしたね。ドイツ人同士だとやっぱりドイツ語で会話してるんですけど、他の国の人とかはみんな全部英語でしたね。
-みなさん他の方のレッスンを聴いて、聴講とかはし合ってましたか?
中島晶子 はい、聴講しました。同じアンドビジョンの人達と聴講しに行ったりとか。
-他の先生とか、他の楽器とかも聞かれましたか?
中島晶子 楽器も行きました。ピアノも行きました。
-ピアノされてたらピアノも面白いですよね。ピアノはどうでした?
中島晶子 凄く印象に残ってるのは、「体で弾け」って仰っていたことです。やっぱり、体全体で弾くと音量も違いますし、結構日本人って小柄な人が多いと思うんですけど、「小柄なのにこんなに音量でるの?」みたいな「これ全然違うんだなあ」と思いましたね。
-そういう風に言われる前に弾いたたのと、言われてから弾いたのとでは全然違いました?
中島晶子 全然違いますね。音色も変わりましたし。
-他の楽器を聴講する方って結構少ないんですけど、でも、そういう事が出来るといろいろ幅も広がって良さそうですね。そうすると、時間的拘束時間が増えるから忙しそうですね、遊びに行ったりはしましたか?音楽を聴きに行ったとか。
中島晶子 近くに人形劇やってる所(マリオネット劇場)があって、そこで私が見たのはサウンドオブミュージック(人形劇)なんですけど凄く可愛くて、他にも魔笛もやってて、オペラのものとかもやっていて、それをDVDで販売したりと。
歌は全部英語なんですけど、字幕で内容「今こういう事やってるんです」みたいな字幕が出てきます。最初、ドイツ語が出てきて、英語、イタリア語、フランス語かスペイン語、一番下に日本語があって。
ほんとはザルツブルグ音楽祭も行きたかったんですが、クラスコンサートがいつになるか分からなかったので、ちょっとチケットが取れなかったというのもあったのと、あとは一番高い席しかなかったので。現地スタッフからマリオネット劇場をオススメして頂いて、「これは行くしかない」と思ったので。
-あまり日本ではないですしね。いい経験かもしれないですね。
中島晶子 ないですね。子供には凄くいいなあと思いました。
-内容もそうですね、魔笛とかサウンドオブミュージックとかだったら子供も分かりやすいですね。
中島晶子 はい。あと近くに行かないと、やっぱり表情というか。
-細かく表情は動くんですか?
中島晶子 そうですね、結構面白かったですね。やっぱり、「何人で動かしてるんだろう?」という疑問が凄くあって、最後に幕が開いて、「結構いるかな?」と思ったんですけど、そんなに6~7人ぐらいでやっていたので凄いなあと思って。
-見てみたいです。面白そう。
中島晶子 日本ではちょっとないですよねえ。
-ザルツブルグでは音楽祭をやっていたと思いますが、人は多かったですか?
中島晶子 結構多かったです。
-そういうのも見れて良かったです。街は治安とはどうでしたか?
中島晶子 スリもなく治安は凄い良かったです。道が分かんなくて、聞いてもすぐに「あそこだよ」と教えてくれて。
-親切ですね。
中島晶子 凄く親切です。
-今回、宿泊は学生寮ですよね、ピアノのある方でした?
中島晶子 はい。
-生活はしやすかったでしょうか?
中島晶子 去年も去年も同じ寮でしたけど、何色の寮、何色の寮ってあって、去年と違う色の寮に泊まったんですけど、寮によって風呂場の広さが全然違うんですよね。なので、湯船が浅いので湯船に浸かりたくても浸かれない。
-浅いんですか?あるけど浅い?
中島晶子 そうなんですよ。
-基本シャワーのみ、というかんじでしょうか?
中島晶子 そうですね。
-自炊はされましたか?
中島晶子 はい、近くのスーパーで買い物をしました。
-お食事はご自分で作られて、レストランに行ったりもしましたか?
中島晶子 はい、レストラン行きました。
-そういう所では美味しい物は食べられましたか?
中島晶子 そうですね。そんなに頻繁には行ってないんですけど、クラスパーティがあったのでそこでレストランに行って、ほんとにドイツビールがあって、ソーセージ、ジャガイモですね。あとは、クラスコンサートの終わった後、打ち上げで日本食も行ったんですよね。
-日本食どうでした?
中島晶子 中国人が経営しているのでタイ米ですし、味噌汁も「絶対これインスタントだよね」みたいな。天ぷらもよく分かんない。中身あるのかなみたいな。それなのに凄いいい値段するんですよね。枝豆が凄く小さくて。やっぱり外国人だと、それが凄く嬉しいんですよね。先生とか、枝豆だけ凄くテンション上がったりしてるんですよね。あとは、分かんないんで「にぎりって何?」とか「巻きずしって何?」とかって、普通に聞いてくる。なかなか説明できないんですけど、たまたま写真載ってて「これが巻きずしだよ」とか。
-お寿司はみんな興味あるんですか?
中島晶子 興味ありましたね。あと日本食なので箸なんですよね。
-みんな使えるんですか?
中島晶子 使える人は凄く上手いんですけど、使えない人は。最初、来る前にみんな箸で遊んでいるんですよ。指揮棒にしたりとか。刺して吸盤にしてみたりとか、「日本ではありえないよね、これ。」みたいな。見守って一緒に笑って写真を撮るみたいな。
-箸で盛り上がってくれるなんて楽しそうですね。
中島晶子 そうですね。結果、最終的に天ぷらとか手で食べてるんですよね。
-熱そう。お寿司とかはいいですけど、天ぷらはちょっとベタベタになりそうですね。
中島晶子 あまりお勧めはしません。
-日本食っぽい何かみたいな感じですね。
中島晶子 そうですね。その日本食は置いておいて、他のレストランは凄く美味しかったです。やっぱり、シュニッチェル(カツみたいな)というのがやっぱり王道で、ザルツ行ったらそれで。あと、ザハトルテ(チョコのケーキ)は全部食べたんですが、美味しかったです。
-海外は、甘いものは日本より甘いですよね?
中島晶子 凄く甘いですね。甘い所は甘いですし、そこまで甘くないホイップとか程よい感じの物とかありましたね。あと、ザルツしかないデザート。メレンゲみたいな砂糖しか使ってないような甘い。結構スイーツ系、ケーキ屋さんとかは多いです。
-外で食べるとケーキとかは高いんですか?日本と同じぐらいですか?
中島晶子 そうですね。同じぐらいですかね。同じぐらいなんですけど、凄く大きいのでちょっとお得感はあります。
-そういうお菓子食べに行ったりとかは、クラスの子とか?
中島晶子 はい、そうですね、一緒に行きました。
-海外の人達とは、仲良くするコツみたいなのってありました?こういう風にしたら仲良くなれたみたいのはありました?積極的にした方がいいとみんな言いいますね。
中島晶子 そうですね。積極的にした方がいいですね。あとは、クラスパーティで凄く仲良くなったっていうのはあったので、そういう交流会というか。やっぱりレッスンだけだと、なかなか話せないんですよね。いない人とかやっぱり来るので。なので、そういう場を設けてくれたというのは凄く有難い。
-それは先生がセッティングするんですか?
中島晶子 先生がセッティングする場合もありますし、生徒がするときもあります。
-そういうのがないクラスもあるんでしょうか?
中島晶子 そうですね。きっとあると思います。でも、たぶん、クラスコンサートとか、そういう後は絶対みんなで写真を撮ったりとか、ご飯を食べに行く機会はきっとあると思うので、その時にお友達になったりする確率はありますね。
-帰って来てからも連絡取り合える友達とかも、向こうで出来るもんですか?
中島晶子 今はFacebookがあるので、結構みんなで申請したりとかしてますね。
-いいですね、いつかドイツ行った時とか会えるかも知れないですね。
中島晶子 そうなんです、イタリア人の友達も出来たので、イタリアに行った時に連絡とか取れれば。あと、香港の友達も出来たので。
-近いからいいですね。滞在してて困ったことはそんなに今回は?練習室が取りたい部屋が埋まっていたりとか。
中島晶子 今回はそんなに使ってないんですけど、寮の練習室が多分6部屋ぐらいしかなくて、予約制とかじゃないんですよね。
-空いてたら使うって感じ?。
中島晶子 そうです、みんな同じ鍵を持っているので、だから交渉しないと退いてもらえない。
-なるほど。
中島晶子 あと、ちょっと困ったのは、せっかく大体時間は決まってあるのに、今やってる生徒の次は絶対自分なのに違う人が入ってきたり。
-何でですか?私が先にやりたいみたいな感じですか?
中島晶子 先生も、次が誰なのかっていうのをちゃんと理解してないんですよね。
-来ちゃったから、じゃあこの人かみたいな感じ?
中島晶子 そうですね。それで最後の方に回されちゃったりとか。
-それは予定が狂いますよね。
中島晶子 今回、私、通訳付けてなかったんですよ。だから、ある意味、通訳付けてなくて逆に良かったのかなって。
-そうかもしれないですね。ズレちゃうから。
中島晶子 そうなんですよね、あとは、一番最初のガイダンスにいなかった生徒がいきなり来てたり。「この人も生徒だったの?」みたいな、結構自由です。
-予約制なのに、それは守ってほしいですよね。
-今回行かれて2回目ですけど、なんか行って変わったなと思う事とかはありますか?自分の技術のことに関しても、性格的なことに関してもなにか。
中島晶子 技術は、結構やっぱり歌詞がある分、凄く表現しなきゃいけない、楽器もそうですけど伝えるというのが、やっぱりレッスン受ける前までは「ちょっと消極的だったのかな」というのは今は感じていて、レッスン受けた後は「このぐらいしなきゃいけないんだ」という。「これほどか」みたいな大袈裟にやらないとほんとに伝わらないなというのは、ほんとに聞いてても思いましたし。そこが、私というよりは日本人は伝えるというのが結構消極的だと思うんですよ。というのは凄く感じましたね。音楽もそうですけど、普段の生活からとか普通の会話とかから、結構積極的に自分から何かをするとか行動もそうですし、会話も結構積極的に行かないと通用しないんだなというのは感じて、やっぱり行って一番勉強したのは技術よりそこかもしれない。技術も大切ですけど、表現が一番なんだなというのは今回行って。
-その辺は日本にいるだけでは分からないことが多いですもんね?周りが海外の人たちの仕草。仕草一つも体の使い方が違うって言っている方が多くて、それによって歌がもうちょっと近くにある人達とかは喋ってるような感じとか。
中島晶子 そうですね。レッスン受ける前とかは喋ってましたね。先生が実際喋って、ここ喋ってって。特にドイツリートは語りみたいな感じなので、短い曲の中にストーリーがあって、それをどれだけ伝えるかというのが2~3分の世界なので、それだけの時間でどれだけ表現するか、伝えられるかというのが凄く大きいと思うんですね。
-表現の仕方?
中島晶子 そうですね。
-今後、こういう講習会とかに参加する方がもしいたとしたら、何かアドバイスとかはありますか?
中島晶子 やっぱり言葉の壁というのが大きかったんですよね。私、一応ドイツ語は習ってて、向こうで試そうとは思ってたんですけど、なかなか試す機会がなくて全部英語なんですね。大きい夏期講習とか世界から集まってくるそういう夏期講習は全部やっぱり英語だと思うんですよね。長期留学とかは、やっぱりそこの現地の言語が大切になってくると思うんですけど、講習会に行くとなると、やっぱり英語が一番使うのかなあと。やっぱり世界共通語ですし、他の国の人でも自分の言語+第二外国語が英語じゃないですか。だから、向こうの人からすれば、喋れるのが当たり前だと思うんですよ。でも、日本人はやっぱりそこまで英語は。今思うと、学生の時にもうちょっと勉強しておけば良かったというのもあるんですけど、英会話にならなくてもいいと思うんですけど、単語だけでも取り敢えず知っておけば何とかなるんじゃないかなあというのはありますね。
-クラスの子とか、普通にみんな英語で話しかけてきたりしますか?
中島晶子 普通に。あと、手加減してくれるというか、ちゃんとゆっくり教えてくれるので。あと、ジェスチャーもちゃんとしてくれるので。
-なんとかなるけど、やっぱり出来た方がいいっていう感じですかね?
中島晶子 そうですね。そっちの方がやっぱりコミュニケーションも出来るし、すぐ多分打ち解けると思うんですよね。
-じゃあ、言葉ですね。今後は中島さんは、活動はどうされていくんですか?日本での活動もこれから1年くらいはありますね。
中島晶子 はい。でもその後はやっぱり留学したいというのがあって。今、二期会に行きつつ、海外を探してるという感じなんですよね。
-じゃあ、これからもまた短期のものに行って、先生を探したりするかもしれない?
中島晶子 そうですね。あと、結構歌の場合だと先生によって発声が全然違うので、やっぱり自分に合った先生を見つけた方がいいっていうのを教えて頂いたので、ちょっとでも合わない先生に行っちゃうと、すぐ喉が潰れちゃたりする可能性があるというのを聞いたので。
あとは、私はドイツ音楽が好きなので、やっぱりドイツ圏には行きたいなと思っています。今はザルツしか行ってないですけど、ウィーンとかベルリンとかミュンヘンとか考えています。
-何かまた講習会とか気になるものあったら是非声を掛けて下さいね。今日はどうもありがとうございました。
【番外編最終回!】プライベートレッスン&国内講座
<Andvision News Letter>
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こんにちは__c0__様 ♪
梅雨のジメジメを吹き飛ばすべく、
今週も元気にがんばります!!(谷山)
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** アメブロやってます♪ **
AndVisionのアメブロがついに登場!
社内ネタも満載…!?ぜひこちらをご覧下さい★
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菅野力さん/フルート/チューリッヒ芸術大学/スイス・チューリッヒ
15歳よりフルートを始める。洗足学園音楽大学大学院課程途中で、ドイツへ留学。
ドイツ語とフルートの研鑽をしつつ、スイス国立チューリッヒ芸術大学を受験。
審査員満場一致の首席にて入学。現在同大学院に在学中。
-菅野さんのまず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えて頂けますか?
菅野さん 15歳からフルートを始めて、洗足音楽大学を卒業しました。
-ご留学なさったキッカケは何になりますか?
菅野さん 大学一年生の時に、海外の人が集まるマスタークラスみたいなのがあって、秩父であったんですけど、一週間くらいあって、それに参加させて頂いた時に、その海外の先生から指導を受けて「ああっ、いいなあ」と思って。
-それまでの日本のレッスンとは違ったってことですか?
菅野さん 違いましたねえ。全然、違いました。
-どんな感じで違うんですか?
菅野さん 褒めて伸ばすと言うか。勿論、言うことは言うんですけど。チラホラ。ちゃんと見てくれてるんだろうなあっていうのが分かりましたね。だからですかねえ。
-今の学校に入られるまでのいきさつはどんな感じですか?
菅野さん 勿論、御社にお世話になり、フライブルクで音楽の勉強をし、プライベートのレッスンを受けて、その間に、いろんな所、大学に「レッスンしてください」っていう連絡をして、返事がきた所に片っ端からレッスンしてもらいに行って、受験校を絞ってって。街の雰囲気とか物価とかを見てきて、受験校を絞って、一番受験が早かったチューリッヒに受かってしまったので、ここになったんですけどね。はい。
-ああ、そう。一番早かった。なるほどね。
菅野さん スイス早いですね。
-そうですよね。今、条件面で物価っておっしゃったから、物価の面だったらチューリッヒはどうなんだろうと思って。
菅野さん そこはちょっと目をつむりました。
-なるほど。
菅野さん チューリッヒの入試が4月の終わりで。でも、結果が5月の頭に出て、「大学に入りますよ」という書類を送るのがもう6月の末で、6月の末からドイツの入試が始まるんですよね。だから、ちょっと危ない橋渡れないなって思って。蹴ってドイツの学校受けて落ちてもあれだなあと思って。やむ得ずではないですけど、もちろん。はい。
-ドイツの学校はどのくらい「レッスンさせて下さい」というメールを?
菅野さん フライブルク音大、カールスルーエ、マインツ、フランクフルト、ワイマール、ハンブルク、シュツッガルトですかね。
-7個?
菅野さん はい。内返ってきたのが、カールスルーエとマインツ、フランクフルトとワイマール。
-4つ?
菅野さん 4つ。
-フライブルクは返事も来ず?
菅野さん はい。ちょうどなんか教授が変わるとかで。はい。
-じゃあ、今、おっしゃってた4つは直接行って。
菅野さん 受ける予定で。直接行って。
-何か出願で苦労したこととかありましたか?
菅野さん いや、もうドイツ語が読めなかったから。サイトからオンラインで申し込んだりする。
-マインツは大変だったんじゃないですか?
菅野さん マインツはメチャクチャ大変でした。結局、出願できませんでした。
-そうなんですか?
菅野さん はい。
-カールスルーエは紙?紙とオンライン?
菅野さん 紙。オンラインでやる時に、まず、オンラインの用紙、サイトのどこにあるのか分からない。ドイツ語読めないから。
-行かれて、でももうどのぐらい経ってましたっけ?
菅野さん 半年です。
-半年。読めるじゃないですか。うっすら。
菅野さん うっすらは読めましたけど、凄い時間がかかるんですね。やっぱり。要項とか読むのに。
-意味を逆に取っちゃたりすると問題ですよね。
菅野さん 大変なことになるんで。
-実際の入試はどんな感じでしたか?
菅野さん 試験内容は、もう入試じゃないみたいでしたね。凄いアットホームな感じで、どこの入試もそうでしたけど。3校受験したんですけど。バーゼルとフランクフルトとチューリッヒはどこもフレンドリーというか、「いらっしゃい」みたいな「よく来たね」みたいな。最初に演奏する曲は絶対選ばせてくれて。これどこもそうらしいんですけど。「どれからやりたい?」って聞かれて、「あっ、じゃあこれ」って言って。次の日指定されるんですけど。終始和やかに。
-審査員の先生は何名ぐらいいらっしゃっるんですか?
菅野さん チューリッヒは5人いましたね。
-全員学校の先生で?
菅野さん 学校の先生。フルートだけじゃなかったと思います。ちょっと偉い人とか。
-学部長さん?
菅野さん みたいな。はい。もいましたね。
-伴奏は付いてたんですか?
菅野さん フルート科のチューリッヒは先生が3人いるんですけど、クラスの伴奏者の中から出てましたね。
-突然合わせるのですか?
菅野さん 突然。突然というか、勿論合わせなし。ぶっつけ。勿論、初対面ですし。
-上手く出来ます?
菅野さん 運もありますよ。やっぱり。
-合わない人もやっぱり、いるときはいると。
菅野さん 勿論います。それで苦労したというのも時々聞きます。
-運も力のうち、なんですかね。テスト自体は大体、一人当たり何分ぐらいなんですか?
菅野さん 15分見積もってるみたいですね。
-演奏だけでですか?
菅野さん とおしゃべりして、面接まではいかないけど。「この学校入ったら何やりたい?」みたいなとか、簡単なことを聞かれました。
-全部で曲は、何曲演奏なさいましたか?
菅野さん 僕は4曲。5曲準備してって、2曲吹きました。
-フルで通して演奏ですか?
菅野さん 1曲フルで吹いて、モーツアルトのコンチェルトを指定されて。最初の曲は全部吹かせてくれて、モーツアルトのコンチェルトは1楽章ですね。
-面接は何か特殊なことを聞かれたりしました?
菅野さん 難しいことは聞かれませんでしたね。僕でも理解できたので。
-音楽史みたいなこととかは?
菅野さん 無いです。「この学校に入ったら何をしたいか?」みたいなことだけ聞かれました。
-試験と出願を済ませて、合否はその場で分かりましたか?後から通知ですか?
菅野さん 後から通知でしたね。ただ、その場で言われる科もあるみたいです。
-科によって違うんですか!?
菅野さん みたいですよ。楽器によって違う場合があるみたいんですね。
-フルートとかだと人数が多いからですかね。
菅野さん メチャクチャ多いです。
-受験生何人ぐらいいらっしゃる?
菅野さん 僕の時は、でも、40人ぐらいですかねえ。
-合格したのは?
菅野さん チューリッヒはマスターとゾリステンっていうのがあって、日本でいう博士課程みたいな。大学院の上の入試が一緒にやって、それが40人来て、マスターは多分3人。ゾリステンが3~4人ですかねえ。
-ゾリステンという方も演奏なんですか?
菅野さん ゾリステンは2つプログラムがあって、オーケストラディプロム、オーケストラ奏者になる為の科みたいなのと、ソリストを目指す科っていうのがあって、この2つがスペシャライズドマスターみたいな感じになってて、それが要は、ゾリステンみたいな感じで言われるんですよ。ドイツだと、コンツェルト・イグザーメンみたいな言い方をすると思うんですけど。
-凄い倍率だったんですね。
菅野さん 凄かったですねえ。
-でも、主席で受かって凄いです。
菅野さん いえいえ、まぐれです。
-いやいやいや、その後、学校の試験とかも常にトップな感じですか?
菅野さん (無言でうなずく)
-カッコいい。
菅野さん いやいやいや、全然。
-凄い。分かりました。じゃあ、凄い将来が楽しみですね。
菅野さん うーんって感じですけど。
-事務手続きの面で苦労した点は何がありましたか?
菅野さん いや、それはもう出願ですね。
-出願が一番大変?
菅野さん 出願。
-エッセイ書かなきゃいけないですもんね?
菅野さん ちょっとモチベーションレターって言うんですか。「なんでここを選んだか」っていうのと「大学で何をしたいか?」「将来何になりたいか?」
-手書きでっていうやつですね。
菅野さん 手書きで。
-どのくらい準備に時間掛かりました?
菅野さん 1ケ月掛かりました。とりあえず日本語で書いて、一応つたないドイツ語書いて、語学学校出て、先生に添削してもらって、赤ペンがメチャクチャ入って。ほぼ赤ペンだったかな。最初。で直して、また赤ペン入れてもらってっていうのの繰り返しでしたね。
-でも、じゃあ凄い勉強になりましたね。
菅野さん 勉強になりました。
-じゃあ、でも出願は大変だったけど、合格してからの手続きはそんな大変でもなかった?
菅野さん スイスはビザが大変ですね。
-そうですよね。
菅野さん 大学の手続きは特に問題はなかったですけど、滞在許可証をもらうのが、もう3ケ月かかりました。
-3ケ月?出発前に、いろいろカントンに出してとかじゃなくて?
菅野さん スイス全部来た時から。はい。
-ああ、そうか。もうドイツにいらしたから?そのまま行かれたんでしたっけ?
菅野さん ドイツには8月の末まで住んで、9月1日からお引越しをして。夏、去年帰ってきて、次ビザなしでドイツに入って。でも、その時にワーホリのビザが一応失効してもらったんですよ。もうその時に突っ込まれて、「このビザは何だ」って言って。「アルバイト、仕事証を見せろ」みたいに言われて。「いや、持ってないよ」って言ってて、「じゃあ、これがあるんだ」って凄いもめましたね。
-入国の。
菅野さん 拒否されるところでした。ほんとに危なかったです。
-じゃあ、失効が伝わってなかったってことですか?
菅野さん かもしれないです。
-いい加減な。そうなんだ。
菅野さん さすがドイツだなとか思って。
-ドイツも結構いい加減なものですか?
菅野さん 適当ですよ。
-そうなんだ。一般的なドイツ人が生真面目っていうイメージは?
菅野さん イメージはあったんですけどね。もう崩れましたね。適当。
-ラテン系の適当とはまた違ったりします?
菅野さん また違う。なんか大らかな適当というか。「ああ、いいよ」みたいな。
-意外。
菅野さん 規則もゆるかったり、人によって言ってることが違ったり。
-それは、よく聞きますねえ。
菅野さん 運ですね。
-そうか。怖い、ドキドキする。それで、滞在許可を取るのが大変だと。
菅野さん メチャクチャ大変でした。
-申請をして出るまでが時間がかかるってことですか?
菅野さん いや、なんかそれがスイス滞在許可証を下りるのに、残高証明出さなくてはいけなくて、その額が2万1000フランなんですね。日本円だと約250万です。特に何も記入は無かったので、とりあえず日本の口座に250万入れて、英語で文書出してもらって。証明書を。それを出したら、「これじゃダメだ」って言われて。よくよく読んでみると、日本の銀行だったらスイスに支店のある大きい銀行。例えば、「三菱UFJとかに入れろ」って言って、文書が返ってきて、それで、そこから三菱UFJに新しく口座を作って、そこに250万入れて証明出してもらって、それを送ったら、「それもダメだ」って言われて、「なんでだ」と。そこでちょっともめて、役所に行って、「これは何でダメなんですか?」って聞かれて言って。そしたら、多分それ人が違ったのかなんか分からないですけど、「スイスの銀行じゃなきゃダメだ」って言われて、「スイスにある銀行じゃなきゃダメだ」って言われて、「話が違うじゃないか」って言って。「こっちに支店のある日本の銀行だったらいいって聞いたんだけど」って言って、「僕には分からない」とか言われて、「とにかくスイスの銀行じゃなきゃダメだ」って言われて、「新しく作りなさい」と言われて、それで作りました。銀行口座を開設して、そこに国際送金してもらって、証明書出して送って、やっとビザが来ました。
-でも、指定銀行のリストはありますよね?カントンのサイトかなんかで。
菅野さん ありました。
-みずほのなんか。
菅野さん 載ってたんですよ。UFJも。
-UFJ載ってた?あれー。
菅野さん おかしいなと思って。
-じゃあ、厳しい人だと。
菅野さん 厳しい人だと、とことん厳しいですね。
-それは、なんか呼び出し状とか来るんですか?なんか「こういうのがあるよ」みたいな。
菅野さん 手紙が来て、「これじゃあ、ビザ下せません」って。「こういう理由で」っていうのを書いて。
-その都度行って。
菅野さん はい。その都度行って。それ呼び出し状ではないですけど。自分が意味が分かんなかったら、直接聞きに行って。
-面倒臭い。
菅野さん 面倒臭かったですよ。ほんとに。
-めげそうになりますよねえ。
菅野さん はい。また、9月になったらビザ更新しなきゃいけないんで。また、国際送金しないと。
-そうか。なるほど。
菅野さん 大変です。
-ですねえ。お金の話が出てきたところで、生活費は今どのくらいで抑えてますか?
菅野さん 家賃が500フランで。800フランぐらいですかね。11万ちょっとぐらい。
-頑張ってらっしゃる。
菅野さん 頑張ってます。
-結構、食費とかも抑えて?
菅野さん もう抑えて抑えて抑えてます。
-じゃあ、全部自炊?
菅野さん 自炊。外食は出来ない。スイスは。
-どのくらいするんですか?
菅野さん そうですね。一人普通のレストランでご飯を食べたら、そうですね、30フランはいきますね。
-そんなに?
菅野さん 日本人は3千後半はいきます。絶対いきます。
-そんな高いんだ。じゃあ、普通にサンドイッチを買うとかそういうのでは。
菅野さん だったら、まあスーパーのサンドイッチだったら。
-でも、日本よりは高い?
菅野さん 高いです。このぐらいのサンドイッチが500円ぐらいですかね。ケバブはドイツの倍します。
-フラン恐るべし。
菅野さん フラン高いですねえ。ほんとに。
-そうか。大変ですねえ。
菅野さん はい。
-学費はどのくらいかかります?
菅野さん 1500フランぐらいですかね。
-1ゼメスター?年間でですか?
菅野さん 1ゼメスター。まあ日本に比べたら全然安いです。スイスはその中で1500の中に。スイス国民だったらもうちょっと安いんですよ。外人用のなんか学費があって、込みで1500ぐらい。
-授業は、どのぐらいあるんですか?
菅野さん 卒業までに取らないといけない単位があって、主管のレッスンと副管のレッスンと、あともう1個レッスンがあって、週3回は絶対レッスンがあります。あと、取りたかったらドイツ語の授業とか、選択授業も取らなきゃいけないので、結構あります。
-結構忙しそうですね。
菅野さん 結構あります。
-座って聞くとか、そういう講義みたいなのもあるんですか?
菅野さん あります。もちろん。音楽史とかもちろん。義務ではないですけど。選択授業ですから。あくまで。あとは、僕が取ってたのは、例えばバロック後期のテレマンとかエマヌエルバッハの作品を取り上げて、アナリーゼしていこうみたいな授業とかトリルのかけ方がこうだとか、アーティキュレーションの取り方がこうだとか。
-面白いですね。
菅野さん 面白いっす。凄い勉強になります。とかっていう授業がありますね。
-テストはドイツ語で?
菅野さん 勿論です。でも、あんまり試験はないですね。
-そうなんですか?
菅野さん はい。
-じゃあ、最終試験だけ?
菅野さん そうですね。その前に口頭試問があります。僕、次ゼメなんですけど。
-喋らないと。
菅野さん そうなんですよ。
-それって、何か課題を与えられるんですか?
菅野さん 10月に集中講義があって。4日間ぐらい。それが音楽史みたいな授業内容なんですけど、その中から口頭試問です。これは、もう音楽史を答えろって。
-だいぶ語らないといけないですね。
菅野さん だいぶ語らないといけない面接があって、それ落ちるとちょっとヤバイです。卒業できないです。あとは論文。
-論文?
菅野さん 論文があるんですよ。知らなかったんです。入るまで。論文書かなきゃいけない。
-何ページぐらい?
菅野さん 結構。15枚って言ってたかな。A4で。
-まあ、文字の大きさにもよりますけどね。
菅野さん フォントでかくしてやろうかなと思って。
-論文のテーマは?
菅野さん 何でもいいです。
-何でも?
菅野さん はい。勿論、音楽のことですけどね。例えば奏法とか、吹いてる時の身体の状態みたいなのでもいいし。勿論、作曲家の作品を取り上げてもいいし、何でもいいみたいですけど。
-でも、15枚。
菅野さん はい。大変です。もう。
-それも、やっぱり日本の大学と同じようにゼミの先生とかがいて。
菅野さん います。います。
-指導してもらってっていう。充実した生活を(笑)。
菅野さん とても充実してます。
-送ってらっしゃる。そうなんだ。それを全部、次のゼメスターで?
菅野さん 次で。次はもうヤバイっす。
-死にもの狂いですね。
菅野さん ほんとに。時間がない。最後のゼメスタが来年の2月から始まるんですけど、しょっぱなに卒業試験。
-しょっぱなに?
菅野さん 非公開の一回目の卒業試験があって。
-全何回なんですか?
菅野さん 2回です。ゼネスタの始めと終わりに。始めが非公開で、最後が公開のリサイタルをやって、晴れて卒業です。盛りだくさんですね。
-あっという間ですねえ。
菅野さん あっという間です。
-まだまだお楽しみがたくさん。
菅野さん ほんとに。
-でも、論文とか書けばね、語学力も相当上がるんじゃないですか。きっと。
菅野さん まず、書けるのかなあっていう心配があります。
-でも、ドイツ語のレッスンを学校の授業で取ったりは?
菅野さん してますけど。ぼちぼちなんです。
-頑張ってください。
菅野さん はい。
-日本人の留学生はどのぐらいいますか?
菅野さん 結構いますよ。ピアノ科が多いですかねえ。
-じゃあ、結構、日本人の人同士で集まったりとかも?
菅野さん もありますね。ドイツほどじゃないですけど。結構いますね。前いたフライブルクは凄い日本人がいたので、それに比べたら。
-少なめ?
菅野さん でも、結構います。20人ぐらいいるのかな。
-全学年というか。
菅野さん 全学科全コースで。
-学校の雰囲気はどんな感じですか?
菅野さん 学校の雰囲気、どうだろうなあ。環境ということですか?
-なんでも思ったことでいいです。
菅野さん 校舎がばかデカいんですよ。
-大きいんですか?
菅野さん 凄いデカイんです。たぶん隅から隅まで歩いたら1万歩いくんじゃないかってぐらいデカイです。
-そんなに?
菅野さん ちょっと盛りましたけど。けど、凄いデカイんですよ。なんか今年から僕が入った年から、去年の9月から全部一つの校舎になったみたいで。
-移動してましたね。
菅野さん そうなんですよ。移動して芸術全部、音楽、美術、舞台、バレエ、デザイン、フィルム/映画等々。
-そんなにいろいろあるんですね。
菅野さん メチャクチャあります。
-楽しそう。
菅野さん が1個の校舎になって。
-そうか。なんか地図でドーンってなってましたもんね。
菅野さん はい。でも、凄い良い雰囲気の所です。トラブルもないし。
-学校の在籍してる人っていうのは、スイス人がやっぱり多いんですか?
菅野さん スイス人は少ないですね。逆に。
-留学生の方が多い?
菅野さん 留学生の方だ全然多いと思います。
-どこからの方が多いんですか?
菅野さん アジアですね。やっぱ。
-そうなんですね。
菅野さん 日本もそうですけど、中国人多いですねえ。
-メインランドの中国の方?
菅野さん そうです。
-韓国とかは?
菅野さん 勿論いますけど、やっぱり圧倒的ですね。中国は。
-人口多いですしね。ヨーロッパ系の人は?
菅野さん 勿論います。ハンガリーとか、勿論ドイツもいますし、あとフランスとか、いろんな所から来てます。
-共通言語はドイツ語?
菅野さん か英語か。
-なんか、みんなでオーケストラとかあったりする?
菅野さん はい。勿論、毎週あるわけじゃないですけど、その都度メンバーが新しく召集されて、何回か練習やって本番みたいな感じですね。
-いろんな国の人達がいることによって、大変な事はどんなことですか?
菅野さん 指揮者が、まずドイツ語喋れない人って聞くんですよ。でも、チラホラ手が挙がるんですよ。やっぱ。そういう場合は、なんかドイツ語で最初言って、もう一回英語で言い直すみたいな。
-じゃあ、ちょっと時間がかかるというか。
菅野さん ちょっと。でも、基本的に英語ですかね。みんな英語は分かるみたいなんで。僕は分かんないですけど。
-そんな。英語も上達してるってことですね。
菅野さん 理解はできるけど、喋れないです。
-なるほど。日本人特有の(笑)。そうなんですね。
菅野さん はい。
-あとは、日本と留学先で、大きく違う点はどんなことがありますか?
菅野さん 日本帰ってきて思ったんですけど、いろいろ違うなと思って。まず、電車が混んでる。
-こんな混んでないですか?
菅野さん 凄い苦労しました。ここまで来るのに。
-本当ですか?
菅野さん こんな混んでたっけと思って。
-あさ早いですしね。
菅野さん はい。ビックリしました。
-こんな密集してないってことですか?
菅野さん してないです。
-もっとまばら?
菅野さん もっとまばら。全然まばらです。
-なるほど。
菅野さん はい。あとは、なんかやっぱり日本人ってせかせかしてるなあと思って。
-ああ、それもやっぱりよく聞きますよねえ。
菅野さん 凄い思いました。日本帰ってきて。今。
-もっとのんびりしてる?
菅野さん のんびりしてるし、って言うか仕事しないし。
-本当ですか?スイス、そんなイメージなかったです。
菅野さん 全然っす。全然ではないけど。
-お店とか終わるの早いんですか?
菅野さん もう20時にはもうみんな。
-土日も休みとか?
菅野さん 土曜日はやってますけど、18時には閉まりますかねえ。勿論、お店にもよりますけど。日曜日はもう基本的に。
-全然?
菅野さん 全然やってない。
-そうなんだ。
菅野さん だから、日本のコンビニって有難いなと思って。夜もやってるし、いつ行ってもやってるし、品揃えいいし、安いし。
-コンビニめいたものは一切ない?
菅野さん コンビニめいたものは、キヨスクっていうのが一応あってメチャクチャ高いんですよ。
-そうなんですか。
菅野さん 例えば、500ミリリットルのコーラがスーパーだと1.3フランなんですけど、キヨスクだと3.5フランになるんです。倍以上。
-なんでそんな価格が違うんでしょう?
菅野さん 分かんないです。勿論、全部の値段が違うんですよねえ。スーパーと。
-そうなんですか。
菅野さん サンドイッチもメチャクチャ高いし、キヨスクで買えないです。
-非常事態にしか。
菅野さん ほんとに非常事態にしか使えないです。
-違うんですねえ。
菅野さん はい。
-不思議。
菅野さん ほんとに不思議です。
-練習はどのようにされてますか?
菅野さん 引っ越す前は、僕、5月に引っ越しをしたんですよ。御社で探して頂いたビンタテゥーアの物件は家でも練習が出来てので、大家さんがメチャクチャ良い人で。今もたまに連絡を取ったりするんですけど。その大家さんは部屋でやっていいよと。
-時間は?
菅野さん 朝8時から夜11時ぐらいまで。
-隣近所からどうのこうのとかは?
菅野さん 僕がいる間は全然なかったですねえ。はい。
-結構、お家が離れてるとかですか?
菅野さん そうでもないですけど。日本ほど近くもないですけど。でも、そんな離れてるわけでもなく。でも、全然苦情が来なかったし、大らかなのかなあと思って。
-お上手だったからかしら?
菅野さん 僕が上手いとか全然そんなんじゃないです。絶対違います。今住んでる所は、今、学校から自転車で20分ぐらいのとこに住んでるんですけど。今、チャリ通してるんですよ。
-チャリ、取られたりしないんですか?
菅野さん 頑張ってます。
-鍵かけて。
菅野さん 鍵かけて。ぐるっぐるに巻いて。やっぱあるみたいで。
-絶対ありそう。
菅野さん はい。
-学校に駐輪場とか?
菅野さん 勿論あります。家にもあって、家では今練習ができないので、その分学校で。はい。
-学校の練習時間っていうか、可能な時間とかは?
菅野さん 24時間使えます。学生は。
-守衛さんかなんかいるんですか?
菅野さん 勿論いますけど。学生証があって、学生証をかざすと開くっていうシステム。ここに番号とかが付いてて、これ当てると。
-柄がオシャレ。
菅野さん ねえ。
-ステキ。
菅野さん 僕、凄い痩せたんですよ。
-確かに。
菅野さん はい。
-あれっ?こんなにふくよかでした?あれっ?そうでしたっけ?
菅野さん これ、去年ですよ。これ。
-でも、確かに去年、お目にかかった時に太ったって仰ってた。
菅野さん はい。それが10キロ痩せました。スイスで。
-自転車で?
菅野さん 分かんない。何ででしょうねえ?あんまり食べなかったから、食欲も落ちていって。一日一食あればいいようになっちゃって。
-大丈夫なんですか?
菅野さん 分かんないっす。まあ、でも。まあまあまああ。
-この夏日本でまた戻して。それで。
菅野さん そうですね。絶対戻ります。で、スイス帰って、また痩せて。
-学校のある日の一日の大体のスケジュールを教えて下さい。
菅野さん 朝6時半頃起きて、お昼と夜のお弁当を作って、学校行って1日こもります。でも、その間にレッスンとか授業とかあって練習して、日付が変わるぐらいに、23時ぐらいに帰ってきて寝る。
-凄い。1日練習何時間ぐらいやってるんですか?
菅野さん 6時間ぐらいですか。それでも最低6時間。
-凄い。
菅野さん いやいや。ストイックにやっていかないと。
-その考え方は留学してから身に付いたものですか?それとももともとそういうストイックな所があったのでしょうか?
菅野さん もともとちょっとあったと思いますけど。今、もう完全にもう。なんか勿体ないですよね、なんか。せっかくその留学してレッスン受けれてって。毎週レッスンがあって、なんか毎回毎回同じ曲持ってって同じこと言われてじゃあ、凄い勿体ないじゃないですか?時間も限られてるし。だから、なるべく吸収して、早く次の曲次の曲ってやっていかないとなあと思って。
-偉い。
菅野さん いやいや。勿体ない。
-そうですか。
菅野さん 全部そこです。
-なるほど。
菅野さん 勿論、上手くなりたいっていうのもありますし、とにかく勿体ない。時間が。
-じゃあ、曲が仕上がったら、先生が「じゃあ、次行こう」っていう風におっしゃるんですか?
菅野さん それは自分のさじ加減ですけど。先生は別に何を持ってきてもいいみたいな。だから、いるんですよ。何回も同じ曲を持っていく生徒も。なんか2週間に1回クラス内でおさらい会みたいな、みんなの前で曲を弾くっていう機会があるんですけど、1カ月経ってもまた同じ曲やってみたいなのもいます。だから、「なんかちから払うの早いよね」とか言われるんですけど、「普通だよ」とか言って。そう。時間を無駄にしたくないんで。全てそこです。
-なるほど。日曜日とかも?
菅野さん もう全然学校にいます。日曜日こそ1日こもりますね。何にもないんで。お店もやってないし、娯楽もないし、高いし。日曜日こそ。
-映画観に行ったりとか、そういうこともせず?
菅野さん しないですね。
-偉い。なるほど。分かりました。あと、現地の音楽業界の伝手とかは、学校にいることによって出来たりはしますか?
菅野さん 先生からたまーに仕事をもらったりとか。
-オケの?
菅野さん オケではないですけど。小さい小さいほんとに教会で吹くとかですかねえ。なんか真面目にやってれば見ててくれる人がいるんだろうなあっていうのは凄い思いましたね。一年で。ひたすら真面目に。
-精進の道ですね。
菅野さん そしたら、なんか声はかかる。それを期待してるわけじゃないですけど、勿論。でも、そういう事もあると。はい。
-オーデション受けに行ったりとかは?
菅野さん しますします。勿論、コンクールも。先生がもういくらでも受けろと言う先生で。先生によっては、まだ今は基礎をやりたいからちょっと待てみたいに言う先生もいるんですけど。僕の場合は、どんどん受けてこいって言って。
-それは、やっぱりヨーロッパ方面で。
菅野さん そうですね。はい。大変でしたね。大変でした。
-どの辺が大変だったですか?
菅野さん 4月なんか1ケ月で3回コンクール受けたんですよ。
-授業もありつつ?
菅野さん ありつつ。勿論。レッスンも行きつつ、終わったらすぐ帰ってきて授業受けて、レッスン受けて、またすぐ行ってみたいな。4月は大変でした。
-スイス外で?
菅野さん 内外で。4月の頭にスロベニア、中頃にオランダ、終わりにスイス国内のコンクール。
-コンクールも、またいろいろ面倒臭そうですよね?手続きとかもね。
菅野さん 慣れてきましたけど。
-結果は上々でした?
菅野さん スロベニアがメチャクチャ良かったですね。
-凄い。おめでとうございます。
菅野さん まぐれです。まぐれです。
-賞金とかも?
菅野さん 賞金はまあ微々たるものでした。まあ10万ぐらい。
-お仕事もらえるとか?
菅野さん そうですね。今度、ポーランドのオケでコンチェルトやります。
-凄い。
菅野さん 副賞で。
-いつですか?
菅野さん 11月かな?もう、すぐ決まりました。
-凄い。ご活躍じゃないですかあ。
菅野さん いやいやいやいや。
-素敵ですね
菅野さん スロベニアのコンクールは大変でした。木管楽器部門っていうのがあって、フルート部門だけじゃなくて、年齢別のカテゴリがあるんですよ。僕は、年齢制限がない一番古いカテゴリに出たんですけど。そこのカテゴリの中から、一人だけファイルなるに進めるんですね。だから、何部門あったのかな?7部門ぐらいあって、年齢別で。カテゴリがあって。勿論、該当者がいなかったカテゴリもあるんですけど、大体1位が出てきて。あと、金管部門と室内楽部門からもカテゴリ別に全部1位が出てきて、そのファイナルがあって大変でした。
-なんか、そこまで幅広いと判断しにくそうな感じもしますよねえ。
菅野さん ねえ。どういう判断基準なんだろうなあと思って。
-でも、まあそれで結果が出たと。
菅野さん はい。僕は、その中でグランプリを頂きまして。
-おお!!凄い。素敵。いいですねえ。
菅野さん 第1位ですね。
-カッコいい。凄い凄い。それ木管楽器の部門の中の?
菅野さん 1位です。
-1位だし、金管楽器全体の中での1位?
菅野さん 1位です。
-凄い。コンチェルトが出来ると。
菅野さん はい。
-素敵。
菅野さん ポーランド行ってきます。11月に。
-寒そうですが気を付けて。
菅野さん ですよねえ。もう。
-ポーランド結構、やっぱり治安とか。
菅野さん ポーランドはどこなんですかねえ?
-ドイツの隣?
菅野さん ドイツの隣、チェコじゃないかったでしたっけ?
-チェコも隣だし。
菅野さん こっちか。ドイツがあってチェコがあって、こっち?
-とかだと思いますよ。
菅野さん こっちか。東欧か。
-東欧です。東欧です。
菅野さん どこにあるかも知らないです。
-治安面では、たぶんスイスより若干危ないんじゃないかと。
菅野さん スイス治安いいんで。
-スイスはスリとか全然いないですか?
菅野さん なくはないですけど。でも。
-日本と比べたらどうなんですか?
菅野さん 日本の方がいいです。日本もなんか変じゃないですか。最近。
-まあね。
菅野さん 物騒ですけど、日本の方がいいかなあ。
-どの点で?物乞いの人があんまりいないとかですか?
菅野さん スイスは物乞い自体いませんね。物価が高いんで、浮浪できないんですよね。こうやって街頭で集めるその微々たるお金じゃ生活もできないんで。ほんとに。サンドイッチすら買えないんで。ほんとに。だから、いないですよ、基本的に。浮浪者とか物乞いは。ですね。ただ、その浮浪者もちゃんと生活できてる日本は凄いなあと思います。やっぱり。
-そうなんだ。分かりました。あと、学校の中で、皆さんのお勉強の態度っていうのは、日本と違う点はありますか?
菅野さん でも、やっぱり音楽を勉強しに来てるんで、モチベーションは日本の音大よりも絶対高いと思います。ただ、その中でもやっぱりピンキリはあります。でも、みんな積極的だと思いますよ。
-なんか海外の人達と付き合ってくのに、上手くいくコツとかは何かありますか?
菅野さん ノリですかね。
-勢いでってこと?
菅野さん 勢い。
-あまり考えるなってこと?
菅野さん あんまり考えるなってことですね。なるようになります。
-そうですよね。なるようにしかならないしね。あと、留学して良かったと思える瞬間はどんな時ですか?
菅野さん もういっぱいありますよ。いっぱいってこともないな。例えば、海外のコンクール受けて結果残した時もそうですし、あとは、教会で吹いたりするんですけど、日本じゃないじゃないですか。教会自体も少ないし、その中でバッハとか吹いて、「300年前もこんな感じだったのかなあ」とか思ったりして。そうすると、なんか気持ち的に豊かになります。日本じゃあ、ちょっと味わえないかなあと。
-やっぱり、音の響きとかも全然違います?
菅野さん 違います。
-湿度とかの関係?建物?
菅野さん 建物なんかちょっとホコリっぽいんですよね。臭いが。分かります?なんか。空調も勿論ないんで。まんま石みたいな。その感じがいいんですよねえ。また。分かります?
-分かります。分かります。教会は結構いっぱいあるもんですか?ゴロゴロ。
菅野さん もうメチャクチャあります。ゴロゴロあります。こういう建物は大体教会です。結構ツンツンしてるんで。
-街並みの写真とか、あれ三角のがそうですね。
菅野さん 街の中にも普通に教会があって。礼拝とかあるのかな。日曜礼拝とか普通にやってるみたいなので、至る所にあります。
-教会でやるコンサートって、どのくらいの毎週やってるものとかそういう感じなんですか?
菅野さん 毎週ではないと思うんですけど、例えばちょっとミサをやったりとかかなあ。毎週やってる所もあるのかなあ。分からないですけど。でも、結構やってるとは思います。教会で演奏会をやったりするんですよ。礼拝とかとは全く別で、演奏会をやる。
-場所として借りる?
菅野さん そうそうそう。場所として演奏会をやったりとかして。いいですねえ。
-確かに、日本では出来ないことですね。
菅野さん 出来ないですねえ。はい。
-分かりました。あと、留学して変わった点とか成長したなあっていう所はどんな事がありますか?
菅野さん やっぱりストイックになりましたね。成長した所、たぶん何があっても動じないと思います。今。例えば、なんか予想外のことが起きるんだよ。やっぱり。「なんでそうなるの?」っていうのがあるんですよ。ビザのことに関してもそうですし、手続きが遅かったりとか。「なんでそうなるの?」っていうのが多々あったしね。ドイツに行った時もそうだし、だから、あんまそのぐらいと思って流せると思います。
-なるほど。肝が据わったというか。
菅野さん というか何というか。ですかねえ。
-やっぱり皆さん留学した方、皆さんお話聞くと、多少のことじゃあ動じなくなるっていうのは共通しておっしゃってることですねえ。
菅野さん やっぱなんか些細な事だなあと思って。
-広い世界が見えて。
菅野さん まあ、このぐらいいいじゃんって感じになりますね。
-なるほど。大らかな気持ちに。
菅野さん 大らかというか何というか。
-分かりました。
菅野さん はい。
-あと、今後の進路はどういう風なことを考えてらっしゃいますか?
菅野さん 来年卒業なんですけど、あと2ゼメで卒業なんですけど、さっき言ったスペシャライズドマスターというのに取り敢えず進学しよいうかなあと思ってて。最初は、やっぱり日本帰ってきたいなあと思ってたんですけど、やっぱり留学してると、もっとこっちにいたいなあと思うようになってきて。
-ですよね。
菅野さん スイスは2回大学修士課程をやると、もう大学に行けないんですよ。その大学を変えるとかじゃなくて、スイス国内で2回修士課程をやるとダメなんですよ。そのスペシャライズドマスターというのは一応マスターに入るんで、2回やったらダメなんですよ。だから、あと3年あるんですけど僕、スペシャライズゾマスター2年と残り1年。その間になんとか仕事というか見つけられたらいいなあと。スイス国内じゃなくても。勿論オケで。向こうでソリストとして食ってくのは凄い難しいと思います。オケ入るより難しいんじゃないかなあと思います。分からないですけどね。やっぱり自分マネージメントしてないととかいろいろ。はい。と思います。
-スイスはオケはの数などは?やっぱり、ドイツとかの方がオケの数は?
菅野さん ドイツの方がそれは多いですけど、でもやっぱり上手いです。
-じゃあ、出来ればスイスで?
菅野さん スイスで。収入の面でも。
-上の方に上がるっていうのは、ご両親はいいよと?
菅野さん 好きにやんなって。
-結構、ご理解のあるご両親で佳かったですね。
菅野さん ただ、やっぱりあんま迷惑かけたくないので、返さなくていい奨学金とかを借りれたらいいなあと。例えば、文化庁とかヤマハ音楽財団とか。それに通る為に、今、コンクールをメチャクチャ受けてます。
-そうか、そういう事なんですね。
菅野さん はい。なんとか結果を残さないと。
-そうですね。履歴書上が華々しかったら、審査変わってきますもんね。
菅野さん 「じゃないとダメです」って文化庁の人に言われて。「じゃないと通りにくい」って言われて。だから。キャリアが大事と。
-なるほど。キャリアアップを。
菅野さん はい。今、計ってます。
-素晴らしい。最後になりますが、これから留学したい人へのアドバイスを。
菅野さん とりあえず、海外に出ることじゃないですかねえ。
-まずは。
菅野さん はい。なんか、僕、海外に出るって決めるのに凄い時間がかかったんですよね。結局、ズルズルズルズル行って。
-あれっ?行くって仰ってたけど、あれっ?今回結局行ないのかしら?という時期がありましたね。
菅野さん そうそうそう。凄い、要は怖かったんですよ。なんか。怖かったっていうか、ビビッてたっていうか。やっぱり、自分の知らない世界だし、言葉違うし、文化違うし。だから、やっぱりなんか最初の一歩っていうのがなかなか踏み出せなくて。でも、行ってみたら何のことはなくて。何のことはないわけではないですけど、思ってたより「あっ、こんなもん」みたいな感じ。日本で悩んでたこと、「いろいろ大丈夫かなあ」みたいなあ。来てみたら全然ってことがあるので、悩んでたら取り敢えず、その語学の準備でもいいし、いきなり受けるでもいいし、とにかく出ることじゃないですかねえ。海外に。じゃないと始まらないと思います。日本でウジウジしてても。これほんとに。体験談です。
-声を大にして。
菅野さん ほんとに早く行っとけばよかったなって思います。勉強する時期が早ければ早いほどやっぱりいいので。それは後悔してます。
-うん。なるほど。卒業してすぐ、あれっ?1年ありました?
菅野さん 1年空きました。1年大学院に行って、辞めて。その1年がなかったらって思うと。1年間無駄にしたって思ってませんけど、でもやっぱり1年間こっちの大学に行くんだったら、海外に行っといた方がよかったなあって思うんですよね。やっぱり。
-ですねえ。飛び出す勇気が必要と。
菅野さん と思います。その後のことは、その後考えればいいです。
-そうねえ。まだ起きてないことをゴチャゴチャ考えるよりもね。そうですね、確かに。
菅野さん それは凄い学びました。受験の準備をしてる時に。
-物事シンプルに考えて、専念することに専念すれば。
菅野さん そう。ほんとに。いいんです。それで。
-なるほど。分かりました。
菅野さん はい。
-重みのある言葉を頂きありがとうございます。
菅野さん いえいえいえ。こんなんでいいんですかね?
-こんなんで大丈夫です。今後も頑張って下さいませ。
菅野さん 精進します。
-ありがとうございます。
■■■コンサート情報■■■
Capricinq Ensemble
【日時】7月27日(月) 18時30分 開演 (18時00分 開場)
【出演】Flute 菅野 力 Oboe 久保 一麻 Clarinet 野田 祐太郎 Horn 大河原 頌太 Fagott 森田 大翔
【曲目】
☆W.A.モーツァルト//自動オルガンのためのアダージョとアレグロ K.594
☆C.ドビュッシー//小組曲
☆M.ラヴェル//クープランの墓
☆F.メンデルスゾーン//弦楽四重奏曲 第1番
【場所】ミューザ川崎 市民交流室 [JR川崎駅より徒歩5分]
【料金】 ¥2,000
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菅野力 フルートリサイタル
【日時】8月4日(火) 18:00開場 18:30開演
【場所】江崎ホール
【共演】山本詩織(ピアノ)、Capricinq Ensemble
【曲目】藤の蔓は天に絡まり...フルートとピアノの為に(山下久幸)、Suite Op.34(ヴィドール) ほか
【料金】 一般2,000円 大学生以下1,500円
【問合せ先】 菅野 TEL054-667-2670(18:30以降)
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中瀬真依さん/ピアノ/シュリッツピアノ夏期講習会/ドイツ
-今回、中瀬さんのまず簡単な自己紹介で構わないので、今までの音楽歴とか教えて頂いていいですか?
中瀬様 高校まではずっと勉強勉強の学校に行っていて、大学でやっと音楽ばかりしてる人がいる環境に来た感じです。
-今は1年生?2年生?
中瀬様 2年です。
-2年になりましたか?
中瀬様 はい。
-失礼しました。そうですね。2年生。
中瀬様 はい。
-じゃあ、ほんとに音楽の学校に入ってから、まだ2年目っていうことになるんですか?
中瀬様 そうです。
-高校までは、じゃあ音大目指してお勉強しながら頑張ってきたという感じ?
中瀬様 はい。
-凄いですねえ。じゃあ、今まで講習会とか海外、国内含めて何か?
中瀬様 行ったことなくて、今回が初めて。
-そうなんですね。泊り込みというのは初めてで?
中瀬様 そうです。
-じゃあ、公開レッスンとかっていうのは学校であったりしました?
中瀬様 しました。はい。
-そういうのは受けて?
中瀬様 外国人の先生のレッスンを先生のお宅で受けたりとか、そういうのはあったので、外国人の先生のレッスンに触れる機会というのは何度もあったんです。
-そんなに怖いほうではなかったんですね?
中瀬様 そうですね。
-そうすると、じゃあ、今回初めて講習会ということで。
中瀬様 そうです。
-海外は、でもいろいろ行ってらっしゃいましたよね?
中瀬様 そうです。全部、旅行で。
-大学生になってからですか?
中瀬様 大学生になってからも行きましたし、それまでにも何回か。
-そうなんですね。講習会に参加しようと思われたキッカケって何だったんですか?
中瀬様 去年、旅行でウィーンやザルツブルクに行ったんですけど、音楽祭に行って「やっぱり、外国で音楽っていいなあ」って思って、「じゃあ、次は自分が勉強しに行きたいな」って思うようになったので、講習会をいろいろ探してみて。
-そうですね。いろいろご検討頂きました。最終的に、この講習会に決められたわけなんですけれども、決めたポイントっていうのは?
中瀬様 かなり迷ったんですけど、どうせ行くなら、もうレベル高いとこで、せっかくの機会だしと思って。
-ちょっと心配してらっしゃいましたもんね。最初。
中瀬様 心配してましたね。
-でも、実際どうでした?行かれてみて。
中瀬様 実際行ったら、凄い楽しくて。みなさん経歴も物凄い人ばかりだったんですけど、とても親切にして下さって。年上の方ばっかりって感じだったので。なので可愛がってくれるような感じで、ありがたい環境でした。
-今回、日本人の方も多かったですもんね?
中瀬様 16人。
-16人。凄いですよね。
中瀬様 参加者の半分ぐらいいらっしゃって。
-他はどう?
中瀬様 でも、日本人の方も5人以外は、もう全員留学されてて。
-現地からの参加だったんですね?
中瀬様 そうです。だから、やっぱりちょっと感じも違ったんですけど。
-そうなんですか。じゃあ、純粋にまだ日本でお勉強しててっていうのは?
中瀬様 5人です。
-じゃあ、みんなお姉さん方が。
中瀬様 そうです。
-頼もしく見えますね。
中瀬様 そうなんです。みなさんもうドイツとかフランスに留学して、そこから来てるという人で、留学組ばかりという感じでした。
-凄いねえ。他の国の方って、どんな方いらっしゃいました?
中瀬様 ルーマニア出身でウィーンに留学してる人とか、中国出身でドイツに留学してる人とか。
-みんな留学してる人なんですね。
中瀬様 そうです。あとアメリカ、ポルトガル、スペイン、ドイツなどです。
-じゃあ、その辺の国の方は一人とかお二人とかですか?
中瀬様 そうですね。一人、二人。
-やっぱり日本人が多い?
中瀬様 そうです。日本人が多くて。はい。
-分かりました。そうすると、皆さん大体、年上の方で。
中瀬様 年上でしたね。
-レベルとかどうでした?皆さん。
中瀬様 勿論みんなレベル高いんですけど、その国の民族性が染みついてるって言うか。日本人と演奏が違う感じを凄い受けて、面白かったです。
-留学なさってる日本人の方っていうのは、やっぱりちょっと日本人っていうのとは違う?
中瀬様 違いましたねえ。日本のコンクールや演奏会とかで聴くような感じと全然違って。みんな凄い伸び伸びと弾いてる感じで。
-皆さん、長く留学なさってる感じですか?
中瀬様 そうですね。もう高校卒業してから留学してるから、5年目、7年目とかいう人もいたし、大学卒業されてから今、3年目なんだっていう。
-それでも3年目なんですね?
中瀬様 そうなんです。もうなんか慣れてるようなって感じで。
-じゃあ、皆さん、海外生活とかっていうのは普通にされてて。
中瀬様 そうなんです。
-じゃあ、その中だったら、そんなに一人で初めて行っても寂しい感じとかはなかったですね。
中瀬様 はい。
-講習会、今回いろんな先生からレッスンを受けられるっていうものだったんですけども、実際には?
中瀬様 結局、7人の先生で。6人の先生2回と、1人特別ゲストの13回だったんですけど。ほとんど毎日レッスンで、違う曲持って行かないといけないので、こなすのも大変だし、レッスン受けた後、復習もしたいけど、次の日のレッスンの準備もしたいっていうので、とても大変でした。
-そうですよねえ。7人の先生って。毎回、先生によって曲は変えるんですか?
中瀬様 変えました。やっぱり、その先生の得意分野とかを持って行きたいかなあと思ったので、変えたんですけどね。中には結構もう弾いてた曲もあったんですけど、それでも新しい発見ばっかりで。「ああっ、こんな観点から見たり弾いたりしたら面白いなあ」っていうのばっかりで。
-そうなんですねえ。先生によっても。同じ曲を見てもらった先生とかっていうのは?
中瀬様 います。同じ曲を2人の先生にとかもあったんですけど。でも、また違う観点で。相反することを言われるとかじゃなくて、もうどんどん新しい感じで、凄い良かったです。
-そうすると、曲はいくら持って行っても足りないぐらいの。
中瀬様 そうですよ。もっと持って行った方が良かったなあって。大変だったけど。
-結局、何日間?期間は。レッスンがしてもらえる期間っていうか。
中瀬様 一応、20日間の中で。
-そうすると、ほんとに。1日2回あったりもしました?
中瀬様 ありました。でも、2回目のレッスンが30分だったんで。でも、30分以上は勿論してもらえたんですけどね。30分の方がちょっとは楽かなっていう。60分×2回だったらもう。
-相当大変ですよね?
中瀬様 はい。
-週3回ですもんねえ。他の方のレッスンとかも聞いたりとかは?
中瀬様 聞きに行きました。
-どうでした?
中瀬様 い先輩方のレッスンを聴講させてもらったんですけど、とてもレベルの高いところでの話をされてたりとか。自分が弾いてる曲でレッスン受けてる方もいたので勉強になりました。
-同じ曲で?
中瀬様 同じ曲で。でも、その人の個性とかを大事にして、先生がレッスンされてるから、違うポイントとかをおさえてレッスンされてたりしたので、凄い勉強になりました。
-勉強になりますよねえ。
中瀬様 あとやっぱり自分が受けてると、弾くことに一生懸命になっちゃうけど、人がレッスン受けてるのを聞いていると、リスニングの練習にもなりますよね(笑)。
-先生達、言語はどうでした?
中瀬様 英語とドイツ語はもう皆さんペラペラで、あとフランス語もいけるよって。英語でのコミュニケーションで不自由なくいれたので良かったです。
-皆さんどうでした?英語で受けてる方が多かったですか?
中瀬様 ドイツ語と半々ぐらいでした。ドイツに留学されてる人は「ドイツ語の方がいけるわ」って言ってました。
-ドイツ語のそのレッスンとかは普通に分かりました?
中瀬様 やっぱりレッスンだと、弾いたりジェスチャーとかでなんとなく単語もこれかって感じで分かりますねえ。
-想像しつつ。
中瀬様 そうです。
-じゃあ、英語もちゃんと先生方がお話して下さるんなら安心ですね。先生は結局7人ですよね?
中瀬様 はい。
-エビ先生のレッスンってどうした?
中瀬様 海老先生はもちろん日本語だったので凄い安心感がまずそこにあって。レッスン以外の日常の時にも助けて下さって、とてもあたたかい先生でした。レッスンでは、自分がこう弾きたいっていうことを大事にした上でのアドバイスを頂けたので、とても自分の為になりました。
-エビ先生もいろいろと海外で沢山教えてらっしゃいますので。日本の先生ってどうですか?教え方としてやっぱり違いました?
中瀬様 今あるものをこう弾くっていうよりも、もっとこう想像してインスピレーションの受け方とかも違う視点で言われたりとか。練習室とかレッスン室の環境が全然日本と違うので、自然に囲まれてて。だから、その環境とそのレッスンと先生とで、凄い違う。
-効果が凄い何倍にもなって。
中瀬様 そうですね。はい。
-場所はどんな感じのとこでした?
中瀬様 ザ・田舎です。
-ひと言で言えば田舎。
中瀬様 ほんと何もなくって。宿泊のとこと練習室で、周りがもう森っていう感じなので、緑しかほんとになくて田舎でした。ほんとに気持ちのいい田舎っていう感じで。
-暑さとかはどうでした?
中瀬様 一週目が37℃で物凄い暑くて、虫とかも凄かったんですよ。クーラーもないし。近所のスーパーですぐ殺虫剤買ってきて、すぐ使いまくりました。
-近所にスーパーはあるんですね?
中瀬様 はい。歩いて10分ぐらいのとこに大きなスーパーがあったので。
-じゃあ、皆さんそこで?
中瀬様 そこで全部買い物して。2週目からはもう20℃ぐらい。
-いきなり?
中瀬様 はい。そうです。
-体調壊しますよね?
中瀬様 そうです。だから、ほんとにほんとに気をつけて。朝は涼しくて気持ちのいい朝でした。
-じゃあ、日本に帰ってきたら暑かったですよね?
中瀬様 そうですね。むしむししてるし。
-場所の中は、宿泊する所とレッスンとか練習とかっていうのは別々でした?
中瀬様 一応、別々なんですけども、歩いてほんと30秒ぐらいのとこで。すぐ移動できるし、ちょっと休んで「じゃあ、練習行こうかな」っていうのが軽くできるので良かったです。
-お部屋は?
中瀬様 部屋はちょっと大変で、3人部屋だったんですよ。本当は2人部屋のとこを3人で使わされた感じで。前泊してた3人が同じ部屋にされたんですけど、その前泊の時にまだ前の歌の講習会の方達とかがいて、部屋がたぶん1部屋しか空いてなくって、そこに詰め込まれた感じでした。
-ストレスですね?
中瀬様 そうです。日本人のお姉さんとアメリカの子が一緒で。日本人のお姉さんいたので良かったんですけど。
-そこ仲良くはできました?
中瀬様 できました。
-よかったです。
中瀬様 アメリカの子とは最初コミニケーションとるのが大変で。凄いスピードで喋ってくるので初めはそれに圧倒されて。でも、頑張ってなんとか会話しようとしていたらコミュニケーションもとれてきて、いろんな話ができるようになりました。
-良かったですね。
中瀬様 すごく仲良くなれて。
-終わった後も連絡とったりとかは?
中瀬様 もちろんとってます。はい。
-そうなんですね。
中瀬様 ほとんど全員がfacebookをやっているので、たまに、元気にしてる?とかメッセージをやり取りしたり、学校や街の様子の写真を送ってくれたり。
-練習室っていうのは、結構、使えたっていう風にアンケートの紙に書いて下さっていたんですけど、どんな感じで?
中瀬様 14、15ぐらい部屋があって、もう全部マネージメントされてる先生がスケジュール全部組んで下さって、「あなたはこの時間からこの時間までこの部屋を使って、何時からはこの部屋を使って」と全部一覧表にして下さってたので。練習室を取らなくちゃっていうのはなくって、決められた時間に行って練習してっていうのが、毎日5時間ぐらい。
-凄いです。
中瀬様 でも、コンクールとかコンサートとかある日は、もう3時間とか2時間とかいう日もあったんですけど。
-スケジュールを全部組まれて。
中瀬様 全部組まれて。はい。
-じゃあ、レッスンとかもそこにキッチリ入ってる?
中瀬様 そうなんです。語学レッスンもちゃんと考慮して下さってたので、私の場合は午後から練習を入れてもらえて。全部一覧表に。
-じゃあ、分かり易くて。じゃあ、結構、システムとしてはちゃんとしてる。
中瀬様 とても良かったです。
-語学はどうでした?
中瀬様 語学は、常に英会話をするって感じで。先生が2人いらっしゃって、ローテーションだったんですけど。それがあったから、外国の人達とも友達になりやすかったりとかしたので、本当に受けて良かったです。
-何人ぐらい受けてらっしゃいました?
中瀬様 シニアが4人で、あとジュニアの子2人が来たので、ジュニアのいる時は6人。
-じゃあ、そこは一緒にやるんですね?
中瀬様 そうです。一緒でした。ジュニアの子も一緒に一週間だけやって。
-じゃあ、そのジュニアの子達っていうのは、講習会では特に一緒にはならないんですか?
中瀬様 でも、一緒でしたね。レッスンも受けてる建物一緒ですし、ご飯を食べてるのも一緒だし、演奏会を聞きに来てる子達もいました。レッスンを聴講しに来てくれたりもしました。みんな良い子で、とても可愛くて。シニアはお兄さんお姉さん方で、なんとなく壁があったんですけど。だから、ジュニアの子達の方が近い感じで。ずーっと一緒に話してたり遊んでたりとかしたので、とても仲良くなりました。
-でも、ジュニアの子っていうのは、ちょっと期間が違いますよね?
中瀬様 ジュニアはシニアの3週間のうち真ん中の1週間だけだったので、途中で。
-寂しかった?
中瀬様 とても寂しかったです。
-ジュニアの子達っていうのは何人ぐらい?
中瀬様 14人かな。
-じゃあ、結構いるんですね。やっぱり。
中瀬様 そうですね。
-でも、そっちはそんなに日本人は?
中瀬様 2人だけでした。
-じゃあ、語学の方を受けてたのっていうのは、日本人の方?
中瀬様 日本人の男の子1人と、あとリトアニアの子が1人。
-大人から来てる人は?
中瀬様 スペインから1人と、あと日本人で、今、オーストリアに留学されてるお姉さんと、あと日本から来た1コ上の。
-じゃあ、半分日本人って感じですか?
中瀬様 そうです。どうしても日本語で「あれ、何て言うんやろ?」みたいな感じで喋っちゃうので。
-先生に「ノー」って言われました?
中瀬様 日本語禁止って言われました(笑)でも、どんどん英語喋るのも抵抗が全然なくなって、ちょっと文法メチャクチャでもいいやってなれたので良かったです。
-語学は毎日?
中瀬様 毎日です。日曜日以外、毎日1時間半。
-朝?
中瀬様 朝9時から10時半まで。
-練習して。
中瀬様 クタクタで。
-そうですよねえ。疲れませんでした?
中瀬様 結構、疲れましたねえ。
-そうですよね。朝、起きれるんですか?
中瀬様 朝は頑張って起きて、8時からご飯なので、それまでに起きてご飯食べて、語学行って。
-じゃあ、語学がない方は、その時間に練習してたりしてた?
中瀬様 その間にレッスンがあったりとか。
-じゃあ、それぞれでちゃんとスケジュールが組まれていると?
中瀬様 はい。
-じゃあ、朝起きたら、みんな8時にご飯に行くんですか?
中瀬様 そうです。でも、みんなだんだん脱落していって、最後の方ほとんどいない感じになって。朝起きれないって言って。
-疲れて?
中瀬様 疲れてヘトヘトで。
-でも、ご飯の時間っていうのも決まってるんですね?
中瀬様 決まってました。
-8時から9時までとか?
中瀬様 はい。
-じゃあ、遅れて行ったらもうない?
中瀬様 もう入れてもらえないです。
-入れてもらえないですね。お昼ご飯は決まってる?
中瀬様 お昼は13時~13時半でした。
-30分で食べる?
中瀬様 そうでしたね。夜も18時半~19時。
-早いですね。演奏会に行ったりっていう時は?
中瀬様 ご飯はなくって、「パンとか適当に持って行っていいよ」みたいな感じで言われるんですけど、演奏会を聞きに行った先でご飯食べることが多かったです。レストランにみんなで行って。
-それは自分で好きな物を頼んで食べる感じなんですか?
中瀬様 そうです。はい。だから、もう自腹ですけど。
-どんな物を食べました?
中瀬様 お肉物が多かったですね。1回お米が恋しくなっちゃって、タイ料理のお店に行って、久しぶりにお米を食べて、「懐かしい」って。
-タイ料理屋さんどこにあったんですか?
中瀬様 フルダって言って、シュリッツから30分ぐらいの所に。コンサートで行った時に見つけて。外でラーメン食べてる人がいて「ああっ、ラーメンだ」と思って行ったら、タイとかアジア系のがあったので。外で食べる時は充実してました。ご飯が美味しかったです。
-結構、たくさんありました?食べる所とか。
中瀬様 ありましたね。留学されてる先輩について行ったら、もう安心なので。結構、いい物が食べれて良かったです。
-でも、講習会場の周りとかには、そんな食べる所とかありました?
中瀬様 テイクアウトするようなお店とか。ピザ屋さんとかケバブ屋さんとかがある感じですね。あとカフェが沢山あったので、練習の合間とかにアイス食べに行ったり、お茶しに行ったりしました。
-寮のご飯はどうでした?
中瀬様 正直残念な感じです。お昼はいいんですけど、夜がなんか。
-なんですかね?その差は。
中瀬様 ほんとにそうなんです。「ええっ」とか思うような感じで。朝はパンとちょっとしたサラダとチーズ、ハム、飲み物。
-それで好きな物をとってきて食べるんですか?
中瀬様 そうです。全部そんな感じで。お昼も、「これとこれとどっちがいい?」みたいな感じで選ぶ時もあったり、もうポンポンポンって入れられていくような。
自分でお皿持って行って。
-例えば、お昼はどんな物ありました?
中瀬様 お昼は、1回パンでチーズ上に乗せて焼いてて、パイナップルが乗ってるみたいなハワイアン~っていう。
-トースト的な?
中瀬様 そうです。とか、あと、でも、お昼はいろんなほんとに普通の。全部、毎回違う。普通に美味しいなあって思いながら食べてる感じでした。ペンネの時もあったし。
-それは普通に美味しい?
中瀬様 良かったです。
-でも、夜になるとそれが。
中瀬様 そうなんです。夜は。
-夜はどんな物食べました?
中瀬様 夜はパン。
-パン?
中瀬様 ほんとにそんな感じで。もうだから、これはあかんなぁって言って、みんなで外に行って、ピザをテイクアウトして、練習棟の地下で結構広いスペースがあったので、そこでみんなで食べて。
-夜のパンって、朝のパンみたいな?
中瀬様 そうです。朝の残りやんっていう。
-それを皆さん召し上がってるんですか?
中瀬様 今日は止めようって言って。見に行ってUターンするみたいな。
-毎日そんな感じ?
中瀬様 そうです。でも、ほとんどコンサートで出かけてる感じで。次の日にコンサートを控えてる人は残って練習してるので、あんまり食べる人がいなかったから、そのパンとか。
-作っちゃたりしても余っちゃったりするから。
中瀬様 なのかなっていう。
-よく考えれば。
中瀬様 そう。
-寮のお部屋で、ご飯食べたりっていうのは出来るんですか?
中瀬様 出来ましたね。でも、部屋っていうよりも地下のカフェテリアみたいなところで。テーブルとイスがあったので、そこでみんなで集まってワイワイ食べてるとかが多かったですね。
-お茶飲んだりとかっていうのも出来る?
中瀬様 全然。はい、大丈夫です。
-お湯沸かしたりとか?
中瀬様 お湯はないので、持ってきてる人は自分で沸かして。
-それ、どこで沸かせたんですか?
中瀬様 部屋で。お水はスーパーで買ってきて。飲み物はそうして。
-結構、10分歩くってなると、スーパーで物買ってくると大変じゃないですか?水とかね。
中瀬様 でも、気分転換になってたので、お菓子とかも全部スーパーで。
-買ってきて。
中瀬様 はい。
-でも、料理とかは出来ないですよね?
中瀬様 料理はできないです。
-ちょっと出来るとね。
中瀬様 そうなんですよね。また違うかなあと思ったんですよね。
-演奏会っていうのは、合計、結局、何回やったんですか?
中瀬様 一人2回ずつ出れたので、7回ぐらいありましたね。
-出ない時は聞きに行って?
中瀬様 そうです。全部聞きに行って。いろんなとこで弾いたり聞いたりでしたね。
-なんか凄い会場とかありました?
中瀬様 ファイナルの会場とかはやっぱり凄くて、壁に絵が描いたりとか、天井に絵が描いたりとか、そんな感じだったんですけど。普通の時は、美術館になってる所があったり、大きな総合病院で弾いたりとか。あと、公民館みたいな地元の人が使ってるような所で弾いたりだとか、結構、アットホームな雰囲気なとこが多かったです。
-地元の方が聞きにいらっしゃった?
中瀬様 地元の方だったんですけど、結構、いっぱいいらしてて。
-やっぱり、それ楽しみになさってるのねえ。
中瀬様 自分達も結構、バスで1時間とか移動して行くのに。だから、そんなわざわざそんな遠い所まで聞きに来てくださって有難いなあって。毎年、やっぱり楽しみにされてるみたいで温かい人達ばっかり。
-病院の中って、どこで弾いたんですか?
中瀬様 病院のロビーで、私弾いたんですけど。結構、人も行き交ってたりはしました。
-病院の方がいるってことですか?
中瀬様 そうです。立ち止まって聞いて下さったりとか。
-ちゃんとグランドピアノが置いて。
中瀬様 そうです。ヤマハだったかな?が置いてあって。弾いたこともない環境だったんでどうなるかなあって少しドキドキでした。
-響きとかも全然。
中瀬様 全然違いましたねえ。
-ざわざわしてるんですよね。周りも。
中瀬様 一応、人の行き交う通路はストップかけてたので。やっぱり空気感は違いますね。でも、みなさんが聞いてくれてるっていうのが分かったので、とても気持ち良く弾けて。
-何を弾かれたんですか?そこで。
中瀬様 そこではリストのメフィストワルツを弾きました。コンサートの一番最後に弾かせていただいたのですが、みんな盛り上がってくれて、とても楽しかったです。
-良い経験でしたね。
中瀬様 はい。
-なかなか出来ないですね。
中瀬様 出来ないです。ほんとに良かったです。
-じゃあ、皆さんそうやって聞きながら評価したりとか、なんかそういうのあったりしますか?先生がこういう風にやってくれるとか。
中瀬様 コンクールを兼ねてたので、そこで評価をしてたりはあったとは思うんですけど。
-お互いに何か意見を交換するとか。
中瀬様 そういうのは特になくて、終わった時に聞いてた人達が「良かったよ」みたいな感じで駆け寄ってきてくれたりハグしてきたり、先生方にもフランクに接して頂けて、終わった後「あそこ良かったよー」など話しかけてくださって、ほんとに温かい雰囲気でした。
-先生達は常にコンサートには付いて。
中瀬様 はい。常に付いて下さって。
-審査も兼ねて。でも、途中で先生入れ替わったりっていうのはあります?
中瀬様 先生達は期間の前半と後半で入れ替わって。前半でみんなだから一回弾いて、後半で一回弾いてっていう感じになってます。
-後半の先生と前半の先生に聞いてもらってっていう。
中瀬様 私の1回目のコンサートは、期間中で一番最初のコンサートだったんですよ。講習が始まった次の日に、「明日、あなた弾いてね」と言われて。
-その時は、もうレッスン受けてるんですか?
中瀬様 1回だけ受けてます。でも、受けた曲じゃない曲を弾いてって言われて、「はあー」ってなって、もうなんか訳が分からないままだったんですけど。
-その時は何を弾かれたんですか?
中瀬様 「喜びの島」を弾きました。1回目弾いてから、しばらくないなあと思ってたら、2回目は期間の一番最後のコンサートで。
-曲もこれ弾きなさいっていう風に言われて?
中瀬様 指定がくるんです。それも前日に発表なので。たまたま一番最初と一番最後のコンサートは、弾く前に喋らなくちゃいけなくて。他のコンサートだったら喋らなくても良かったんですけど、たまたま私の出させていただいた演奏会は喋らなくちゃいけなくて。
-何喋るんですか?
中瀬様 でも、喋るって大したこと喋らないんですけど。挨拶して、自分はどこから来て、どこどこで勉強してて、この曲を今から弾くとかを基本言って、こういうとこ聞いてほしいとか、こういうのが好きなんだとか喋ってる人もいました。弾くだけで緊張するのに。
-しかもねえ、日本語じゃないですからねえ。なかなかそれは出来ないですねえ。
中瀬様 拙い英語ですが頑張って喋ったら、みなさんとっても温かく聞いてくださりました。
-じゃあ、そのコンサートに出る方は、みんなそれ一人ずつ?
中瀬様 そうです。はい。喋って。
-最初のコンサートはどこで?
中瀬様 シュリッツの学校の中でのオープニングコンサートっていう感じだったので、結構こじんまりとした感じの所で弾くっていう。お客さんとの距離も近くて、背中側からもお客さんが見てるっていう感じで。どこからも視線感じるなっていう中で弾いて。
-お客さんは、やっぱり多いですか?
中瀬様 そうですね。結構、集まっていただけるんだっていう印象を受けました。
-じゃあ、地元の楽しみにしてらっしゃる方とか、音楽好きな方とか。
中瀬様 とか受講生の人達が来たりとかで。
-そうですね。受講生だけでも三十何人とかですもんね。
中瀬様 はい。
-コンサートは、みんな一緒に行くんですか?
中瀬様 みんな一緒にバスで連れて行ってもらいました。
-今日行かないっていうのは?
中瀬様 でも、それはあります。「次の日コンサートあるから、今日は止めとくわ」って。
-そういうのは許されるんですね?
中瀬様 全然。自由な感じで。行くと、帰ってきたら23時半とか結構遅くなっちゃうので、やっぱり1時間、2時間バスに乗るから大変だしって言って、止めとく人もいます。
-好きにそこはやっていいんですね?
中瀬様 そうですね。「何時に出発するから、行く人は来てね」みたいな感じで。-
-常にバスで行く?
中瀬様 常にバスでした。はい。
-みんな乗れるんですか?
中瀬様 みんな乗れる大きなバスをチャーターしてもらってて。
-じゃあ、何時に集まってみんなで行きましょうって感じになって。ご飯、現地で食べてたりしてもちゃんと帰ってこれる?
中瀬様 ちょうどリハーサルの時間が出演者の方達はあって、その間に出ない人達がご飯を食べるっていう。
-上手くできてるんですね。
中瀬様 そうなんですよ。ご飯食べて19時半からとか20時とか演奏会が始まる。そういう風に上手くできてました。
-講習会の周り、会場の周りで何か遊べる所とかって何かありましたか?
中瀬様 遊べる所はなかったですね。少しぶらりとお散歩はしましたけど、やっぱりバスで外に出なくちゃ街には行けない感じでした。
-そこの会場とコンサートがあった会場の辺りで言うと、どっちが田舎なんですか?
中瀬様 練習棟のある会場ですね。
-やっぱり。
中瀬様 そうでしたね。コンサートのとこに行くと、お洋服屋さんとかがあったり。
-じゃあ、特に遠くに出かけたりっていうのは?コンサート以外では。
中瀬様 そうですね。1回だけバスに自分達で30分ぐらい乗って、フルダに遊びに行きました。コンサートの時だとそんなに時間はないので、教会とか行ったり、ショッピングしたりとか出来ました。
-どんなお店ありました?
中瀬様 本屋さんやお洋服屋さん、大きなデパートもありました。こっちで言う三越みたいな感じのとこもあったので、そこで買い物したりとか。
-お土産買ったりとかもしました?
中瀬様 はい。
-なんか特産品とかあるんですか?そこ。
中瀬様 特にあんまり。空港で売っている感じの物が多いかなあっていう。他に買う時間がないので、そこでちょっと買っとこうかなあって思って。買える物は買っとこうと思って。
-じゃあ、それが唯一、自分で行った遠出みたいな感じですね?
中瀬様 そうですね。
-じゃあ、あとはほんとに大きなとこ行ったのは空港?
中瀬様 空港。夜19時の飛行機だったんですけど、朝の8時に出発って言われて。
-そんな早くだったんですか?
中瀬様 そうなんです。フランクフルト行くのはその便って言われて。たまたま日本人3人が同じ飛行機だったので、空港に着いてから荷物だけちょっと一時的に預けて、フランクフルト中央駅まで電車に乗って、ちょっと観光して行きました。
-どうでした?フランクフルト。
中瀬様 やっぱり金融の街っていう。
-ビルとか多いですもんね?
中瀬様 ビルも多くて高くて。
-都会的な感じですよね?
中瀬様 はい。ちょっとフランクフルトを歩いて 「観光に来た!」「やっとドイツだ!」って言って、パシャパシャパシャパシャ写真撮ったり。「1回電車にせっかくだから乗りたいね」って言って、切符を自分達で買って、「わあっー、切符買った」みたいな、ほんとに観光客のようなことをして。それで、ちょっとドイツ満喫できたかなと思って良かったです。
-電車とかはどうでした?怖くなかったですか?
中瀬様 全然大丈夫でした。
-じゃあ、そんなに空港で不安になったりとかっていうのは?
中瀬様 全くなかったです。ずっと友達と一緒に行動できたので。
-行きはどうでした?
中瀬様 行きも結局、同じ飛行機に講習生が4人乗ってて。現地に行ってからしか分かんなかったんですけど、向こうのピックアップの時に、「あれっ、あの飛行機乗ってったんだあ」って。
-じゃあ、その送迎の時は、みんな集まってきてっていう感じ?
中瀬様 そうです。全部、日本人。スムーズに、待ってくれてる人を探せて良かったです。
-なんか荷物のトラブルとかも特になく?皆さん大丈夫だった?
中瀬様 はい。何もなく。
-そうなんですね。良かったです。
中瀬様 飛行機も心地よかったです。
-良かったです。じゃあ、大きなトラブルとか、なんか困った事とかってなかったですかね?
中瀬様 何もなかったですね。
-他の方が、なんかこんな事あって困ってたよみたいなのは、特に無かったですか?
中瀬様 今回、何も。みんなスムーズに行ってましたね。
-ホームシックになったりとかもなかったですか?
中瀬様 行った日はやっぱり寂しかったり、暑かったり、イライラしてきて。部屋も3人ギュウギュウだし。ストレスを感じたんですけど。
-そんな事言ってられないですよね。もうレッスンとか始まったらねえ。
中瀬様 レッスン始まっちゃうし。
-お友達を作るコツみたいなのってありました?その海外の方と。
中瀬様 笑顔で話しかけることは心がけました。本当にそれだけで、気がついたら、みんな「まいー!」ってたくさん話しかけてくれたり仲良くしてくれました。
-なんか孤独な感じの人とかは、中にはいなかったんですか?
中瀬様 いなかったですね。常にみんなが同じ空間にいるので、比較的いつもワイワイと。
-じゃあ、割と講習会の中で、みんな仲がいいっていう感じなんですか?
中瀬様 そうですね。
-あんまり、あの子上手だからとか、そういうのないんですね?
中瀬様 もしかしたら、みなさん心の中では思っていたかもしれませんが。もちろん競争心もあるので。
-でも、仲良くは。
中瀬様 そうですね。刺激を受け合うという感じで、良かったです。
-じゃあ、皆さんそうやって仲良くなって、その後もさっきも仰ってましたけど、連絡とりあって。
中瀬様 そうですね。
-日本人のお姉さん達とも連絡は?
中瀬様 とってます。素晴らしい方で。ほんとにピアノも素晴らしいし、人間的にも尊敬できるお姉さんで。
-凄いラッキーでしたね。
中瀬様 そうですね。私もこのようになりたいな、と憧れのお姉さんです。
-行って、何か凄い自分で一番変わったなとかって思うことって、どういう所ですか?
中瀬様 抽象的にしかうまく言えないんですけど、前向きになれたなあって。ピアノに対してとても感じてて。今までは、ピアノやっててもその先どうしようみたいな感じがあったりとか。やっぱり就活するとかいわゆる総合大学のような勉強をやって、将来いく方がいいのかなとか思って。
-安定とか考えるとそうですよね。
中瀬様 だから、結構、どうしようどうしようみたいな感じのままピアノやってた感じもあったんですけど、向こう行って、年上の方の話聞いてたら、25歳過ぎて今頑張らなくちゃいけないんだっていう話を聞いたりとか、ピアノに対して真剣に、でも楽しそうに勉強されてる先輩を見たり話聞いたりしたら、焦んなくてもいいし、今ピアノに真っ正面から向き合って頑張って勉強しようって思えて。言葉にするのは難しいけど、自分の中でほんとに前向きに変わりました。
-なんかそういう、じゃあ、どうしようかなっていうような変な悩みって言うとおかしいですけど、そういうモヤモヤっていうのはあまり?
中瀬様 なくなっちゃって。
-なくなっちゃった?
中瀬様 音楽が、ピアノが、楽しいなあって思って。
-それは、本当にいい事ですね。
中瀬様 向こう行って、いろんな作曲家の曲とか、全然知らない曲とかも聞いて、「あっ、こんな音楽があるんだあ」っていうのも分かって、本当に楽しいなあって思いました。
-やっぱり、それは日本でお勉強するだけでは分からない?
中瀬様 全然、分からなかった。この夏、コンクール受けようか、外国行こうかっていう、その二択があったんですけど、やっぱり自分にとっては、コンクール受けるだけでは全然感じられないことばかりだったなって。
-じゃあ、今は、前以上に頑張ってピアノと向き合って。
中瀬様 楽しいので。今は。とても音楽が楽しいから。
-いいですね。
中瀬様 ちょっと楽になれた感じがします。
-良かったですね。それは。留学をしてみたいとかっていう気持ちも?
中瀬様 思いました。
-ありますか?
中瀬様 はい。今までは全然思わなかったんですけど。ちょっと1カ月ぐらい行ってみたら満足かなとか。でも帰ってきてから、こんなゴミゴミした中でやっててもどうなのかなあって思って。留学したいなあって思いました。
-思いましたか?
中瀬様 はい。
-だって、響きとかも全然違いますもんねえ。楽器も違いますしねえ。
中瀬様 楽器もほんとに良かったです。見たことないピアノだったんですけど、ドイツのピアノで、アクションも違うし、響きも違うし。ずーっと伸び伸びできる感じでした。
-帰ってきたら、そのギャップが。日本で弾くとやっぱり違いますよね。全然違うと思って、ジレンマになったりしないですか?
中瀬様 あるんですけど。でも今は、東京にいるからこそ出来る、たとえば簡単に一流の演奏、演技、モノに触れることが出来るとかそういうことを大事に、自分の引き出しを豊かにしていこうと思います。
-そうですね。前向きなところ。じゃあ、今、大学卒業して、そろそろ2年生なので、あと2年ちょっとあるわけですね?
中瀬様 はい。
-じゃあ、卒業したら、また次の道として。やっぱりドイツって考えますか?
中瀬様 そうですね。でも、他の国とかも講習会でまた行ってみたいなあって。
-そうですよね。行ってみないと分からないですもんねえ。
中瀬様 それは思いましたね。
-そうすると、また夏休みとか。
中瀬様 夏とか春とか。
-学校がお休みの時はね行けるんで。
中瀬様 そうですね、行きたいなあと思って。
-やっぱり、でもヨーロッパは考えますか?アメリカとかって。
中瀬様 アメリカは怖いイメージがあるので。旅行では行ってるんですけど、ちょっと今は怖いかなあって。やっぱり、事件とか見てるとどうしても。
-そうですね、その時々で、どこが危ないかっていうのは違いますけどねえ。
中瀬様 パリもいろいろあったので。行ってる間にも。
-一時期ねえ。
中瀬様 ドイツ良かったなって。
-その森の中っていう感じも、多分、日本では体験できないことだと思うので。ほんとに、このゴミゴミした所との差は凄いと思いますね。
中瀬様 そうなんです。だから今東京にいる間は、東京での良い刺激を吸収しといて、を大事にしようかなと。
-その土地土地じゃないと出来ないことって、やっぱりあると思うんでね。じゃあ、これからまたコンクールを受けたりとか。
中瀬様 受けたりとか。自分のレパートリーをいっぱい増やしたいなあって。今まで、どうしても自分はこの曲が好きだからと思って、そればっかりやってたので。
-そうなんですか?
中瀬様 リストが大好きでリストの曲ばっかりやっていたので。ちょっと視野が広がったかなっていう。
-どの辺が気になり始めました?今。
中瀬様 ブラームスとかシューマンとか、今までノータッチっていう感じだったんですけど、「勉強してみたい!弾いてみたい!」と思って。あと、ロシアの子が弾いてるロシア音楽を聴いたら、「あっ、凄い」と思って。「ロシアってこうなんだ」「こういう音楽なんだ」とかって思ったので、ロシアの作曲家もやりたいなあと思ったり、他の近現代の全然知らない土地の作曲家とかも面白いなあって。ほんとにいろんな音楽を知りたいなあって思いましたね。
-じゃあ、これから目標がいっぱい出来て楽しいですね。やっぱり。
中瀬様 ほんとに。あと、語学をちゃんとやらなくちゃって思いました。
-でも、ずーっと毎日英語もレッスン受けてると、全然上達が違いますよね?
中瀬様 違いましたね。どうしても初めの方は日本語を英語に直して頭の中で組み立ててから喋るっていう感じだったんですけど、普通に出てくるようになりました。
-組み立てもせず。
中瀬様 やっぱり、それを帰ってからも続けなくちゃと思って。
-聞き取れるようになったとかてありますか?
中瀬様 もともとリスニングは得意だったんで。聞き取れるけど喋れないっていう。だから、そこがちょっと喋れるようになったので、このままもっと。
-そうですね。更に上達を目指して。日本の大学だと、やっぱり試験に合わせて曲を選んだりとかそういう事になりますよね?そうするとレッスンでも。
中瀬様 そればっかりとか、みんな試験に向けての練習っていう感じなので、どうしても狭まっちゃう感じ。コンクール受けるにしても、やっぱりその曲を受けるコンクールを探すから、試験の為に毎日がなっちゃうので。それもしょうがないけど。
-でも、その中でやってくって、やっぱり目標があればこそなので、是非頑張って。また何か演奏会とかなさったりとかもしますか?
中瀬様 きっと。はい。ジョイントっていう形だったりとか、地元でやったりとか。
-じゃあ、その時には好きな曲をいろいろ弾いてやっていけると。
中瀬様 いろんな作曲家を弾きたいし、知らない人にも聴いてもらいたいなあって思いますね。
-そうやって、やっぱり知ってる曲、有名な曲とかっていうのはよく聴けるので。若い皆さん。知らない曲って、聴かせてもらわないと知るキッカケがないので。そういう事もいろいろと皆さんに広めて頂けると嬉しいな・
中瀬様 いいなあと思って。
-今後、留学する方にアドバイスしておきたい事っていうのは?
中瀬様 やっぱり、語学だと思います。まずそこがあることで、「自分がこうしたいんだ」「ああしたいんだ」っていうのが伝えられるし、ストレス感じることもないんだろうから。あと海外に行くことを迷っても、行かなくちゃ分からないことばっかりだし、行けるタイミングもそうそうないと思うから、行くぞって思い切りも大事かな。
-行く気持ちと語学と。
中瀬様 そうですね。
-そうですよね。行ける時に行かないとってこともありますよね。よく行ってもあまり変わらないかもって思う方とかもいらっしゃるんですけど、そういう気持ちっていうのは無かったですか?
中瀬様 それは無かったですね。行ったら何かあるかなって思ってたので。
-もともと前向きだったんですね。そこから。
中瀬様 前向きですかね。そこは疑問を感じずに、もう思ってたので。やっぱり環境が違ったら絶対変わる。
-それだけでも。そうですよね。じゃあ、その2つ大事ですね。
中瀬様 大事だなあと。
-あと、留学前にしっかりやっておいた方がいいっていうのは、やっぱり語学もあると思うんですけど、何か準備なさったこととかで、こういう事やっといた方がよかったとか、こういう事やっとけばよかったみたいな事とかって、小さいことでも何かありますか?
中瀬様 今回のことで言ったら、もっと先生達のレパートリーを知っておくべきだったかなあと思います。自分がただこれを練習してて、これを見て欲しいなあっていうだけじゃなくて、やっぱり、その先生の演奏とかを一回探して聴いたりしたら、この先生だから、この曲をっていうものを強く持った方がよかったかなってちょっと思いました。だから、向こう行ってから先輩方に、「あの先生はこの曲がいいよ」っていうのを聞いて、「あー、そうなんだ」と思って、その曲をレッスン持って行くっていう感じになっちゃったので、もうちょっと心構えしといた方がよかったのかなとは思ったり。
-先生もご自身のお得意なレパートリーだと、熱の入り方とかが違ったりします?
中瀬様 違ったりすると思うので。
-そうですよね。
中瀬様 せっかくだったら、やっぱりそれで受けたいかなって。
-そうですよね。確かに。こちらでも、またそういうのも調べたりいろいろ出来ればいいのかもしれないですねえ。分かりました。外食のお値段どれぐらいしました?
中瀬様 大体、夜は10ユーロ。
-10ユーロぐらいでお腹いっぱい食べられる?
中瀬様 そうですね。お腹いっぱいでしたね。たくさん量も出てくるし。でも、カフェとかが凄い安くて、コーヒーとケーキが付いてるのに4ユーロとか。ケーキも日本の2倍ぐらいあって。
-美味しいんですか?
中瀬様 美味しいんですけど、甘ったるくてそんなに食べられないから。それ切ってくれるのかなあとか見てたら、すーっと出してお皿に置いて、コーヒーも一緒に「どうぞ」みたいな感じで。わぁ、こんなにかぁ、ダンケシェーンみたいな。
-みんなで1個でいいぐらい?
中瀬様 ほんとにそうでした。
-どんなケーキが美味しかったですか?
中瀬様 チョコが大好きなので、チョコレートケーキ。あとフルーツたっぷりとか。どれもおいしかったです。
-その大きさでチョコだと大変。やっぱり、向こうのご飯はまた食べたいなとか、そのケーキ食べたいなとかって思ったりしますか?
中瀬様 もちろんありますけど、それ以上に優雅な時間が流れたなっていう。
-時間に対してなんですか?
中瀬様 そうかもしれないですね。
-全体的に。
中瀬様 外見ても山ばかりでいいなとか、自然だなあって。あと建物がやっぱり日本と違って可愛くていいなあと見ながら外でお茶するのが。
-優雅そうですねえ。なんか野生動物とかいました?
中瀬様 見てる人もいたんです。私は見なかったんですけど、リスとかもやっぱり。
-いそうですよねえ。なんか写真とか見てると。何か言っておきたいこととかありますか?
中瀬様 いやぁ、もうほんとに楽しかった!
-それは本当に良かったです。今後、演奏会とか何かなさる時は、今回インタビューを掲載させて頂くので、そのページに告知を載せたりとか、チラシ置いたりとかっていうのも出来るので、是非教えて下さい。
中瀬様 ありがとうございます。お願いします。
-東京であったら、私も是非行きたいです。
中瀬様 ありがとうございます。ますます頑張ろうと思います!
-知らない曲を聞かせて下さい。お願いします。では、すいません。長い時間ありがとうございました。また、宜しくお願いします。
中瀬様 ありがとうございました。
≪連載中♪≫長期留学の準備講座No.2
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【連載中♪】長期留学の準備とは…?
先週から連載している、長期留学の準備のお話。
今回は一番大事な【先生探し】のことをお話します!
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【No.2 先生探し】
情報収集がある程度進み、学校も少しずつ絞れてくると、
次に疑問に思うのは…先生のこと。
◆どの先生に師事すればいいの?
◆先生とのコネクションはどうやって作るの?
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【連載中♪】長期留学の準備とは…?
長期留学の準備のお話、今日は第3回目!
今回は具体的な【受験準備】編です♪
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【No.3 受験準備】
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◆そもそもどうやって入試を受けるの?
◆願書は?語学規定は?課題曲は?
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この【受験準備】の工程も、実はけっこう厄介なんです。
出願締切りも、提出書類も、語学規定も、
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佐藤桂菜さん/カーティス音楽院サマープログラム/アメリカ合衆国
3歳より才能教育研究会スズキメソードにてチェロを始める。現在は2016年9月よりアメリカのWalnut Hill School for the Artsに在学中。
これまで、第2回刈谷国際音楽コンクール弦楽器部門1位、第25回日本クラシック音楽コンクール中学生チェロの部1位、岐阜国際音楽祭コンクール弦楽器高校生の部1位など数々の賞を受賞。
2013年~2016年はNHK名古屋青少年交響楽団に在籍。2016年にはNHK名古屋ニューイヤーコンサートにて名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演を果たしTV出演も経験。
現在も音楽留学で学業に励む傍らさまざまな舞台で活躍している。
-まずは略歴をお伺いできればと思います。いつチェロを始められて、これまでどんな活動をされてきたかお教えいただけますか。
佐藤様:3歳でチェロの演奏を始めて、スズキ・メソードで学びました。中学生になってから個人レッスンに代わって、いろいろな先生に教わるようになりました。そのあとコンクールにも出るようになって、日本クラシック音楽コンクールや刈谷国際音楽コンクールで1位をいただいたりしました。
-チェロ以外の楽器も演奏されるのですか。
佐藤様:ピアノも少し演奏していますけどそんなに上手ではありません。チェロの演奏がメインです。
-海外での音楽講習会に参加するのは今回が初めてですか。
佐藤様:去年の夏にウィーン国立音楽大学の講習会に2週間行きました。
-ウィーンはどんな街でしたか。
佐藤様:アメリカとはまた違った雰囲気で、街自体が観光もたくさんできるし、音楽に没頭できるような魅力のある街でした。
-今回この講習会に行きたいと思った理由やきっかけは何でしょうか。
佐藤様:この秋からアメリカの高校に入学します。それと将来はアメリカの大学に行きたいと思っていますので、カーティス音楽院やジュリアード音楽院を先に見ることが出来ればいいなと思いました。
-参加者は全体でどれぐらいいらっしゃったのですか。
佐藤様:おおよそ100人ぐらいです。
-アジアや欧米、いろいろな国の方々も参加されていたと思いますが、比率としてどこからいらっしゃった方々が多かったですか。
佐藤様:大体アジアと欧米の方々が半々ぐらいですね。アジア人がとりわけ少ないということではなかったので、私としては過ごしやすい雰囲気でした。
-日本からは佐藤様以外にも参加されている方はいらっしゃいましたか。
佐藤様:日本人の参加者は私を含めて2人でした。
-では現地でお互い初めましてから始まって、仲良くなれましたか。
佐藤様:もともと日本で知っている方だったのですが、ちゃんと会うのが初めてでした。それでこの講習会を通じて仲良くなりました。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか。たくさんレッスンできましたか。
佐藤様:毎日予定がぎっしり組まれてした。朝9時から始まり、そのあとに何らかの音楽の授業があって、たとえば音楽理論の授業だったり、指揮の授業だったり、その日によって時間が変わるのですが、13時から15時までは室内楽のレッスンがあって、そのあとはオーケストラのレッスンでした。そのあとは自由時間だったのですが、私は個人練習を大体2、3時間していましたので、それが終わると21時位で、22時には寝るといったスケジュールでした。
-そんな中で印象的なレッスンは何でしたか。
佐藤様:室内楽を本格的に聴くのが初めてで、とても刺激的で楽しかったです。
-どういった部分が楽しかったですか。
佐藤様:今回は、弦楽器が4本と管楽器が3本の構成で室内楽を演奏したのですが、そのハーモニーがとても綺麗で楽しくて、すごく惹かれました。
-レッスンでは何か他にも印象に残っていることはありますか。
佐藤様:週に2回演奏のレッスンがあって、さらにもう1回マスタークラスがあったのですが、マスタークラスではフィラデルフィア交響楽団の方が先生として教えてくださりました。演奏のレッスンの方はカーティス音楽院出身の方達に教わったのですが、みんなそれぞれ違う視点から教えていただいたのでとても良かったです。
-どんなことを教わりましたか。
佐藤様:技術や理論以外にも日々の練習の仕方などを教えていただきました。
-自分のプラスになりましたか。
佐藤様:はい。とても参考になりました。
-英語でのレッスンだったと思いますが、語学の方は大丈夫でしたか。
佐藤様:はい。渡米する前は全然英語がしゃべれなかったのですが、カーティス音楽院の講習会と、カーティス音楽院に行く前に3週間参加していたボーディングスクールのおかげで少し話せるようになりました。
-なるほど、ではレッスンでの英語も問題なかったのですね。
佐藤様:そうですね。ただ、個人レッスンでは先生と一対一なので集中して聞けるのですが、グループレッスンでみんなに対して言っていることに関しては聞き取りが難しかったです…。
-実際に現地で海外の方とのコミュニケーションはいかがでしたか。何か発見とかありましたか。
佐藤様:海外の人はあまりややこしいことを話さず、ストレートに言いたいことを伝えるような気がします。その分日常会話はすぐ覚えられるのだと思いますが、やっぱり授業になると言い方が難しくなってわからないこともあるので、ついつい聞き逃してしまうこともありました。ただそれでも集中して聞くので知識として何かしらにつながると思います。
-なるほど、もっと英語は覚えたいと思いましたか。
佐藤様:そうですね。音楽の授業は特に理解を深める意味でももっと授業でも聞きとれるようになりたいなと思いました。
-渡航前に英語のレッスンを受けたりしましたか。
佐藤様:はい、行く前に少し受けていました。3回ぐらい受けていたのですが、やっぱり現地にいった方がすぐ覚えられると感じました。
-楽器の個人練習はどのくらいできましたか。
佐藤様:あまり個人練習の時間がなかったので、できて最大2時間ぐらいでした。それでも私は個人練習を3時間ぐらいやっていました。
-音楽院に練習室はありましたか。
佐藤様:あります。でも今回は人数がすごく多かったので、みんながみんなその練習室で練習できるわけではなかったです。部屋で練習したりしている人もいました。
-寮のお部屋はどんな感じでしたか。
佐藤様:カーティス音楽院の4階から寮になっていて、1部屋にシェアハウスみたいな感じで4つ部屋が入っていました。その1つの部屋には9人いて、4つの各部屋でそれぞれ別れて過ごしました。とてもきれいなお部屋でした。
-ルームメイトはどんな方でしたか。
佐藤様:私のルームメイトは現地に住んでいる日本人で、主に話すのは英語なのですが、年齢も同じということもあり、とても仲良くなっていろいろ助けてもらいました。
-それはよかったですね。寮の食事はいかがでしたか。
佐藤様:朝昼晩、全部ビュッフェ形式になっていて、朝はいつも同じメニューなのですが、昼と夜は毎回メニューが変わっていました。充実していましたし、とてもおいしかったです。
-レッスンや練習以外の自由時間はどのように過ごされていたのですか。
佐藤様:土曜日と日曜日は発表会の日だったのですが、それが終わって19時ぐらいから自由時間なので、みんなで遊んだりしました。
-外出したり観光したりしましたか。
佐藤様:私は15歳なので、外に出るには音楽院のスタッフと一緒に行かないといけなくて、あんまり頻繁には外に出られませんでした。ただ、カーティス音楽院の中には卓球台やテレビがある場所があったので、そこにみんなで集まって遊んでいました。あとは自分の部屋にいました。
-アメリカのテレビはご覧になられましたか。
佐藤様:あまりわからないのでそんなに見なかったです。
-卓球ができたのですか。
佐藤様:はい。でも1台しかないので、人がたくさん集まって1台でやろうとするとなかなか出来ないから、みんなで代わる代わる順番に回しながらやっていました。1球打ったら移動して次の人が打つみたいな。
-フィラデルフィアの街並みを見に行ったりする機会はありましたか。
佐藤様:日曜日は音楽院のスタッフさんと一緒に外出しました。
-そのとき観光は出来ましたか。
佐藤様:はい、できました。私は観光というよりはショッピングや食べに行くのがメインという感じだったのですが。
-フィラデルフィアの街並みの中で印象に残っていることはありますか。
佐藤様:リバティ・ベルをみんなで見に行ったことが印象に残っています。
-カーティス音楽院を含め街並みは綺麗でしたか。
佐藤様:よかったです。建物も大きかったです。
-今回の講習会を通して何か自分の中で変化はありましたか。
佐藤様:やっぱり海外の演奏家のレベルを教えてもらって、世界の中でも上には上がいるんだな、と刺激を受けることができたことです。
-指揮の授業は今までも受けていたのですか。音楽院でのそれはどんな内容でしたか。
佐藤様:いえ、今回が初めてです。指揮のレッスンのために指揮者の先生が来てくれて、その先生が授業してくれました。毎週違う先生が来てくださるのですが、みんなすごく有名な方々で、指揮の仕方などを教えてくれました。
-同じ楽器の演奏者の人たちと何か共通点みたいなものがあったりするのですか。
佐藤様:私はチェロの音が好きですけど、チェロを演奏する人はみんな優しくてほんわかしているイメージがあります。だから仲良くなりやすいし、みんなでやると楽しいです。
-一緒に練習することもありましたか。
佐藤様:チェロパートだけでも練習しますし、オケ全体で練習もやります。
-渡航前と今の自分を比べると成長したと思うことはありますか。
佐藤様:我慢強くなったと思います。英語では言いたいこともなかなか言えないから、全部飲み込んでいました。
-海外の人たちと共同の生活をおくられた中で何か日本との違いは感じましたか。
佐藤様:やっぱりみんなちゃんと物事を言えて、みんなで盛り上げようという気持ちがすごくあると思います。カーティス音楽院の講習会だけじゃなくて、その前に行っていたボーディングスクールでもそうだったのですが、子供たちがすごく自分たちで何かしようという気持ちがあったので、そこが違うなと思いました。
-そんな中で何か発見はありましたか。
佐藤様:日本人はシャイと言われる理由が、すごくわかりました。
-貴重な経験ですね。
佐藤様:そうですね。いろいろ自分で出来るようになりたいと思います。
-講習会期間中での講習会参加者によるコンサートについてお伺いしたいのですが、演奏するのはどういった場所でどんな雰囲気で演奏されたのですか。
佐藤様:コンサートはリハーサルホールのようなところでやっていました。椅子を自分たちで並べて、観覧の方々の席を作っていました。部屋自体はとても大きな部屋でしたが、そこに(講習会の)参加者のご家族の方々が見に来てくださって、毎回満員でした。
-演奏するとき緊張しましたか。
佐藤様:緊張もしましたが、オーケストラでの演奏を楽しめました。
-日本でのオーケストラでの演奏と何か違った点はありましたか。
佐藤様:違いはやっぱり指揮者の先生です。いろんな先生が来て指揮してもらえましたので、いろんなタイプの先生と一緒に演奏して、こういう見方もあるのだということを知りました。
-もし留学するとしたらどんなことやものを準備しておくと良いと思いますか。
佐藤様:そうですね、日本ではもちろんあまり英語を話す習慣を作りにくいと思いますので英語は現地にいたほうが吸収しやすいと思います。それと日本に手紙を送るときは、切手と名前を書けばいいのかよくわからなかったのでそれを確認しておいたほうがいいと思います。あと、日本のお土産を持っていくと喜ばれます。私は成田空港でたくさん買って持っていきました。海外には日本が大好きな人も多いので喜ばれるんだと思います。
-逆にお土産を頂いたりしましたか。
佐藤様:はい。中国から来ている方に頂きました。
-チェロはご自身のチェロを持って行かれたんですか。
佐藤様:はい。今回は自分のチェロを持って行ったのですが、持って行くのが大変だったので、今度からは学校に置いておけるようにしたいなと思いました。
-現地に到着したときに空港での手続きなどはスムーズにいきましたか。
佐藤様:そうですね。チェロは問題なかったのですが、到着したときに英語がわからなくて、税関での会話が大変でした。
-税関ではどんな会話をされたのですか。
佐藤様:あまりよく覚えてないのですが、この紙にいろいろ書いてと言われて、紙を渡されたんです。でも地図とかも何も持っていなくて、それをどこに持って行けばいいかも聞けなくて、すごく不安になったのを覚えています。
-なるほど。大変だったようですね。それでは今後についてお伺いしたいのですが、演奏会の出演などご予定はありますか。
佐藤様:25日に愛知県のしらかわホールというところでコンチェルトを演奏します。オーケストラの皆さんと一緒に。
-その後高校入学で再度渡米されるという形ですか。
佐藤様:演奏会の次の日26日に東京まで行ってそこから発ちます。
-そうなんですね。多忙ですね。
佐藤様:そうですね。12月にも日本に帰国してコンサートに出演する機会がありますので、それに向けても準備をしていきたいと思います。
-そんなお忙しい中長い時間ありがとうございました。また、宜しくお願いします.
佐藤様:ありがとうございます。失礼します。
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≪新連載♪≫ 音楽留学 Q & A
今日から新連載!
皆さんからよくいただく質問集を
ご紹介したいと思います。
【1】留学するのに、語学が出来なくちゃダメ?
大丈夫です!!
語学力がなくても留学はできます(断言)。
もちろん、長期留学の際には語学力が必要な場合もありますし、出来るに越したことはないですよね。
でも短期留学の場合、例えばレッスンに通訳を付けたりすることもできますし、海外が初めて!という方でも安心してご参加いただけるよう出発前に説明会をさせていただいたり…♪
なので、語学に自信がないからといって、留学を諦めないで下さい!留学できます!
【2】留学って、どのくらいお金かかるの?
気になりますよね、お金事情。
正直なところ、行かれる期間やコース、プラン、学校などによっても大きく異なりますので、安いですよ~とは一概には言えません。
でも、日本より学費が安い国も多いのは事実です!
また、何より、留学で得られるものは、お金に変えられないくらい大きいですよね。
とはいえ、やっぱり気になるお金事情…詳しいお見積りなどもできますので、ぜひご相談下さい!
【3】留学してみたいけど…何から始めればいいの?
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TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【オンラインカウンセリング受付中!】
こんにちは!そろそろ夏のご予定や将来の進路をお考えの季節ですね。
新学期に向けて、情報収集を始めましょう!
◆オンラインカウンセリング開始
以前より、ご来社・お電話にてカウンセリングを行ってまいりましたが、
遠方に住んでいてカウンセリングに行けないけど対面だともっとわかりやすいのに……
というお声をいただいておりました。
そこでこの度、SkypeやZoomなどオンラインにてカウンセリングをスタートすることとなりました!
昨今、新型ウイルスにて外出を制限されている方も多いかと思います。
そんな中でお時間を有効に使っていただければと思います。
とくにご進学をお考えの方は時間の猶予がない方も多いはず…!
ぜひぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
♪参加ご希望の方は、
からご予約ください。お電話でのご予約も承っております♪
電話:03-5577-4500
FAX:03-4496-4903
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