大石恵子さん/バレリーナ

1993年 福岡県久留米市フジタバレエ研究所にてバレエを始める 1997年 田中千賀子ジュニアバレエ団に入団 1999年 北九州&アジア舞踊コンクールジュニア2部入選 2001年 NBAバレエコンクールジュニア2部入選 こうべ全国洋舞コンクールジュニア2部入選 青少年のためのバレエコンクールジュニア2部 3位 2002年 こうべ全国洋舞コンクールジュニア1部 7位 青少年のためのバレエコンクールジュニア1部 入選 全日本バレエコンクール セミファイナリスト 2003年 東京新聞舞踊コンクールジュニア1部 入選 こうべ全国洋舞コンクールジュニア1部 4位 北九州&アジア舞踊コンクールジュニア1部 6位 2004年 ローザンヌ国際バレエコンクール セミファイナリスト こうべ全国洋舞コンクールジュニア1部 3位 ドイツ「ジョンノイマイヤーーハンブルグバレエスクール」留学 2006年 ハンブルグバレエ・スクールパフォーマンス出演 ハンブルグバレエカンパニー公演 ラ・フィユ マルガルテ にわとり 眠れる森の美女  女の子 ロミオとジュリエット  仮面舞踏会・花屋 エアステ・シュリッテ 2006年 ドイツ「ジョンノイマイヤーハンブルグバレエスクール」卒業 学校長マリアンヌクルーゼより推薦され 「カナダナショナルバレエスクール」PSP入学 2007年 PSPにて1年間のプログラムを終了する 2007年 帰国後、藤田美知子に師事 2009年4月 東京シティ・バレエ団入団 東京シティ・バレエ団の全ての公演に出演 2011年 平成23年度「橘秋子記念財団」奨学生に選ばれる 2015年 ビクトールウラーテ・バレエカンパニー入団 -スペインにすぐ戻られるんですよね。 大石:はい。明日帰ります。 -忙しいときにすいません。ありがとうございます。では早速始めさせていただきたいんですが、まず大石さんの簡単な自己紹介をお聞かせ願えますか。今どういったお仕事をされているのか、という感じですね。 大石:今はスペインマドリードのビクトールウラーテというバレエカンパニーでダンサーとして働いています。 -いつ頃からお仕事をされているんですか。 大石:そのカンパニーは今3年目です。 -ご留学はまず最初にハンブルクバレエにいらっしゃったんですか。 大石:はい。バレエスクールですね。 -それはどういった経緯でご入学されたんですか。 大石:学校のオーディションを受けて、1月にローザンヌ国際バレエコンクールってあるじゃないですか。それに出場するのは、留学するためという感じで一応出たんです。そのときに学校のほうのオーディションも受けに行って、それで、来てもいいよ、というこ とでそちらに行きました。 -その頃はおいくつでらっしゃったんですか。 大石:15歳です。学校に行き始めたのは16歳からだったんですけど。 -中学をご卒業されてすぐ、ということですね。 大石:そうですね。高校1年生のときは日本にいて、2年生になるときに行きました。 -ハンブルクのほかにはいくつか受けられたんですか。 大石:ハンブルクと、ミュンヘンのバレエスクールもオーディションに行って、両方から声はかかったんですけど、やっぱりハンブルクのほうに行きたいなと思って。 -なぜミュンヘンではなく、ハンブルクの方に行きたいと思われたのですか。 大石:私が福岡で習っていた先生の娘さんもハンブルクの学校を卒業していて、先生のすすめもあってハンブルクに決めました。 -実際に向こうに行かれてどうですか。日本のレッスンとはちょっと違うと思いましたか。 大石:やはり日本だと、特に留学を目指したり、ダンサーになりたいという子はまずコンクールに出場するレッスンをするので、バリエーション1曲を踊るための練習をしますけど、学校だと基礎をすごく重視するので、1人で踊れることよりも、跳んだり回ったり の派手なことは1年間ほぼさせてもらえなかったけれど、基礎の部分を強く学びました。 -向こうには同級生で日本人の方はどれぐらいいらっしゃったんですか。 大石:私の年はすごく多くて、同じクラスに男の子が3人と女の子が私ともう一人いたので5人ですね。 -日本人のダンサーと外国人の方、比べてみて感じられることはございましたか。 大石:日本人は器用なので、先生に言われたことはすぐできるし、注意とかを聞く注意力というのはすごくあるんですけど、コミュニケーションがオープンじゃないというか。あとやっぱり言葉ですね。 -ハンブルクではドイツ語でのレッスンですか。 大石:英語をしゃべる先生もいたんですけど、ここはドイツだからドイツ語でレッスンします、という先生もいました。 -ドイツ語は勉強されていたんですか。 大石:本当に少しだけ、数の数え方とか挨拶とか自己紹介を勉強して行ったぐらいで、やはり実践すると全然聞き取れないし、そのときまだ英語もしゃべれなかったので、英語で言われてるのかドイツ語で言われているのかすらもわからないぐらいの学力だったの で、それはすごく困りました。 -学校に入学されてから現地で英語やドイツ語の学校に通われましたか。 大石:英語はとにかく生活の中で学んで、ドイツ語は外から来ている子たちのためのクラスが週に1回か2回あって、そこでドイツ語は学びました。 -基本的にはバレエだけで、一般的な授業はないんですね。 大石:はい。学校の授業はなくて、バレエの歴史とか音楽とか、そういう勉強です。 -振り付けのレッスンなどもありましたか。 大石:振り付けもありました。そのときは本当に苦痛でしょうがなくて。先生に言われたことを上手に踊ることが日本ではすごく重視されるけど、向こうだと自分で発想を豊かにして、自分で何かを作るというのが多かったので、最初は何すればいいかわからない し、正解がないっていう、そういう踊りになれなかったです。何をしても正解なのに、最初は何もできなかったです。 -その授業は1年目から入っていたのですか。 大石:はい。 -ハンブルクのスクールは3年でご卒業なさったんですか。 大石:ハンブルクは2年間行きました。 -ジョン・ノイマイヤーという偉大な振り付け師が芸術監督をされてるバレエ団の学校だということもあるんですが、実際彼の手ほどきを受けることはあるんですか。 大石:学生のときは直接はないんですけど、カンパニーとスクールの距離がすごく近くて、私たちは7年生、8年生というシアタークラスっていうんですけど、そこにいる生徒たちは、例えば眠れる森の美女の横で立っている役とか、踊らないけどお芝居している役 とか、そういうのでよく公演に出させてもらっていたので、近くでダンサーを見たりリハーサルに参加させてもらったりとかで、プロとの距離というか、カンパニーへの憧れとか、ノイマイヤーの作品を踊れることとか、そういうのはすごいありました。 -なかなか貴重な体験ですよね。その後、カナダのナショナルバレエスクールのほうに入学されますが、プロのほうには行かず、スクールに改めて行かれるっていうのは、ご自身の中でなにかあったんですか。 大石:いえ、本当は、ハンブルクを卒業する年にみんないろんなカンパニーのオーディションを受けるんですけど、それでどこからも声がかからずに、卒業したあとどうしよう、というときに、ハンブルクの校長先生がもう1年学校に行ってみたらどうか、っていう ふうに言ってくれて。そのとき、カナダナショナルとハンブルクとパリオペラ座、フランスの学校と、3校で共同公演みたいなものをカナダナショナルでするという年で、それでコネクションがあったので、校長先生が推薦してくれて、カナダナショナルに普通に入 るのは大変なので、それはラッキーだったなと思って。そこで1年プロフェッショナルクラスみたいな、学校を卒業した人が行くクラスで1年間学びました。そのときもオーディションに行ったんですけど、どこもダメで、という感じなので、子どもたちが憧れるよ うなバレリーナの人生では全然ないです。 -でも、ハンブルクの学校もカナダナショナルもそんなに簡単に入れる学校ではないので、すごく貴重な経験かなとは思います。ハンブルクの学校からカナダナショナルのほうに移られて、環境が変わって、ご自身の中で感じられたことはございましたか。 大石:カナダナショナルはどちらかというとクラシックバレエを重点的に学ぶ学校だったんですけど、ハンブルクはとにかくコンテンポラリーとかモダンのクラスが多くて、すごく基礎を叩きこまれたので、そこは自分の強みなのかなというのは感じました。仕事 を探すときに、トウシューズは履きたいなと。ドイツにはいろんなカンパニーがあるけれども、やっぱりクラシックはやりたいなと思っていたんですけど、でも外国人の綺麗な子たちの中に入ってクラシックをやるとなったら、もう見た目で負けるし、自分の中で は勝っていると思っていても、見た目で負けてるから、それは仕事はもらえないし、学校のクラスでも隣で金髪で色白くて背が高い子が立っていたら、それだけで負けるじゃないですか。でもそのときに、コンテンポラリーの技術とか、手足が短くても動きで見せ れるというのが強みになるのかな、とは感じました。 -ハンブルクの学校ではどのようなタイムスケジュールでお勉強されてましたか。 大石:毎朝10時から11時半までがバレエのレッスンです。12時から1時半までがモダンのレッスンか、バレエのバリエーションのレッスンか、あとはパドゥドゥクラスで、そのあと1時半から2時半までお昼の休憩で、私たちの留学生組は大体2時半から3時半までドイ ツ語の練習があったりなかったりですね。そのあと、また5時半から7時までが、日によってはコンテンポラリーだったり、振り付けの授業で。あとは、公演が近づいてきたら、スクールパフォーマンスの練習とかもありました。 -カナダナショナルのほうはどんな感じですか。 大石:カナダナショナルは、朝の10時15分から、多分12時45分くらいまでがバレエのレッスンがみっちりあって、そのあとお昼休憩で、そのあと、コンテンポラリーかパドゥドゥかバリエーションのクラスがあって、あとはコーチングというのもありました。一人 ずつ先生と1対1で、ここが弱いからこういうエクササイズをしたほうがいいよ、とか。で、私が行っていたポストセカンドリープラグラムというクラスは、大体4時とか5時には終わっていました。 -お住まいはシェアハウスみたいなものを探されたのですか。 大石:そうですね。一人で。 -じゃあ自炊も全部して。 大石:お昼と夜は学校で食べさせてもらっていて。特別に食べていっていいよ、って。でも休みの日は作ったりしていました。 -ドイツのハンブルクのときは寮ですか。 大石:1年目だけ寮で、2年目はカンパニーのダンサーとシェアしていました。楽しかったです。 -カンパニーのダンサーとシェアなんて刺激がありそうですね。そういうのはお友達同士声をかけ合って、誘われたんですか。 大石:そうですね。カンパニーのダンサーも私がスクールに入った年に上の学年にいた子たちなので、スクールでも1年かぶっていて、彼女たちがカンパニーに入るときに私が一人暮らしをしなくちゃいけないとなったときに、彼女たちのルームメイトが1人卒業し て出ていったので、誰かいないかということで、探して声をかけてくれて。 -大石さんがいらした年はスクールからは何人ぐらいカンパニーに上がったんですか。 大石:私の年は3人です。 -1クラス何人ぐらい生徒がいらっしゃるんですか。 大石:女の子が7人、男の子が5人とかですね。 -そのうちの3人がカンパニーに。 大石:はい。 -なかなか、狭いような広いような。 大石:そうですね。でも多分、今のほうが難しいのかな。年によると思うんですけど。 -その後日本に戻られて、バレエ団に入られて。ちなみにスペインのほうのオーディションはどういう経緯で行かれたんですか。 大石:日本に帰ってきたときは、バレエやめようかなと思って。もともと日本で踊る気がなくて、それでバレエを全然やっていない時期が4、5カ月ぐらいあって。ちょうどそのときにバレエを初めて習った先生にばったり会って。私が留学したことも知っているし 、今何しているの?と聞かれて、もうバレエやってないです、って話をしたら、お金を出してくれた家族とか応援してくれている家族のためにも踊ったほうがいいんじゃないか、って言われて、別に外国じゃなくても、日本ででも踊る場所はあるんだから続けなさ い、って言われました。それで東京のバレエ団を探そうということになって、ちょうどそのときにオーディションやっていたので、東京シティ・バレエ団を受けて、という感じです。 -その後、スペインのほうはどういった感じで受けられたんですか。 大石:もともと外国でずっと踊りたかったから、東京シティ・バレエ団に入ってもいつかは外国に行きたいな、っていうのがどこか片隅にあって。東京シティ・バレエ団で6年踊ったんですけど、やっぱり4、5年経つと自分がどれくらいの位置にいるかってわかるじ ゃないですか。これ以上は上に行けないな、とか。ソリストは踊れるけど主役にはさせてくれない、とか。そんな時に、バレエ協会の舞台にちょうど声をかけてもらって出たんです。そのときに、日本の中でフリーでやっているダンサーとか、バレエ団に所属しな いでも生き生きと踊っているダンサーをいっぱい見て、やっぱりバレエ団に入っていればある程度守られている部分もあるけど、自分で何かしようというふうにはならないから、それで、もうバレエ団に所属する必要はないんじゃないかな、みたいに思いました。 ちょうどそのときに、バレエ団にゲストで振り付けをしてくれる人が、レオ・ムジックっていうんですけど、ヨーロッパから来てくれて、私、恵子に振り付けしたいから、って言ってくれて、彼の作品を踊って。リハーサル中に彼が、ダンサーとしてのキャリアが 終わるときに、もっとこうしておけばよかったな、とか後悔するんだったら今やったほうがいいって言ってくれて。ちょうどそういうふうに思って悩んでいた時期だったから、じゃあオーディション行こうと思って、その公演が終わったらバレエ団辞めようと思っ て、そこで決心がついた感じです。それで、公演が終わった日に、今日で辞めますと言って、オーディションに行ったらとんとんと話が決まりました。 -スペイン以外は受けなかったんですか。 大石:ドイツも受けて、あとオーストリアのカンパニー、ドイツに近いんですけど、そこも一応契約をもらって。スペインってバレエじゃない感じがするんですけど、私もスペインにカンパニーがあるなんて知らなかったし、でもなんとなくのフィーリングでこっ ちにしようかな、と。 -スペイン語はどういうふうに習得されたんですか。 大石:スペイン語は、ほんの行く2カ月前、マンツーマンでレッスン受けて、あとは友達としゃべったりしました。でも、今は怖くないというか、自分は英語をしゃべれるから、留学したときよりはスムーズというか。ただ、スペイン人が英語をしゃべらないので、 私が英語をしゃべれてもダメでしたね。 -ドイツとカナダとスペインに行かれていますが、先ほど語学の面で困ったとおっしゃっていましたが、それ以外に何か困った点はございましたか。食べ物が違うとか。 大石:そうですね、それですごいお菓子ばかり食べていました。ドイツって夜ご飯も温かいものが出てこないんです。日本だと夜ご飯がメインじゃないですか。でもドイツがお昼ご飯にすごくポテトとかパスタを食べて、夜は冷たいチーズとハムと、運が良ければ スープが出てくるぐらいだったので、食の面では苦労したかもしれないです。 -カナダはどうですか。 大石:カナダは、スクールの特徴なんですけど、下からずっと上がってきているからなかなか友達の中に溶け込めなかったです。 -上のクラスもそのまま下からカンパニーに入らずそのまま残って、みたいなのはいらっしゃるということですね。 大石:だから、昔から一緒にいた子たちの中にポンと入るのはなんか難しいというか。みんな優しくしてくれるけど、なんか溶け込めなかったですね。 -同級生というか、同じクラスに日本人の方、どれくらいいらっしゃいましたか。 大石:カナダのときは、女の子が1人が男の子が1人ですね。 -カナダはだいぶ冬は寒かったりしますが、その辺は大丈夫ですか。 大石:すごい寒かったです。学校でシャワー浴びて帰るんですけど、ちょっとでも濡れていたら凍るんです。眉毛とか前髪とか、出ている部分が凍って、すごい寒かったです。 -学校の近所に住んでいたんですか。 大石:メトロとバスで20分ぐらいのところですかね。 -そこはご自身で探されたのですか。 大石:学校の担任の先生が探してくれて。三つぐらい探してくれて、ここら辺はどうだ?って探してくれたんだと思います。 -ヨーロッパと北米のバレエ学校に行かれて、今も現役でご活躍されて、今後留学したいと思っている方へアドバイスできることがあるとすれば、どういったことをアドバイスされますか。 大石:こんなこと言ったらいけないかもしれないけど、視野を広くして、留学したから別にダンサーにならなくちゃいけないわけでもないし、留学して、もしかしたらほかの道が見つかるかもしれないし、海外に出たら、本当に目を開いて、心を開いて、目に映る もの全てだし耳から聞こえるものは全てだし、いろんなことに興味を持って、踊りだけにこだわらず、全てを体感してほしいなと思います。やっぱり留学したから全員ダンサーになれるわけじゃないです。周りにも留学して日本に帰ってダンサーやってない子って いっぱいいるんですよ。自分が留学していたときはそれが全てだと思っていたけど、大人になって、それが全てじゃないし、もちろん夢を持って留学する気持ちもわかるし、ダンサーになりたいと思って留学する気持ちもわかるけど、それだけじゃないし、だけど 留学して、海外でいろいろ経験して強くなったことは無駄じゃないから、バレエをしに行くけど、バレエ以外の町の風景とか音楽とか人とか、友達を作るでもいいし、ほかのことも目を向けられたらいいなと思います。自分がそう思ったので。 -それこそ、技術を学ぶだけだったら日本でも十分できますよね。 大石:そう。でもなんで外国に行くかって、やっぱり本物を感じるためであって。日本にはないものとか日本じゃできないことをいっぱいやると。 -最後に一つお伺いしたいと思うんですが、大石さんの今後の夢というか、今後どういう方向に進まれようとしていらっしゃるのか、伺ってもよろしいですか。 大石:踊れる限りは海外で踊りたいです。そのあとは、今興味があるのが、カンパニーでの指導、バレエミストレスです。ダンサーにレッスンしたりとか、リハーサルを見たりとか、振り付けを教えたりとか、そういう仕事に興味があるので、誰かの、例えばジョ ンノイマイヤーの作品を伝承、伝えていくような仕事をしたいなと思ってます。なので、誰かの助手じゃないけど、誰かに付いて、その人の作品を途切らせないように次の世代に伝えていくような、そういう仕事もしたいなと思っています。海外ってカンパニーに 関わる全員がプロフェショナルとして認められているから、それこそ衣装を作る人もそうだし、衣装を運ぶ人とか、ピアニストとか、事務所のバレエを踊れない人たち、書類をする人だったりとか、そういう全員がプロフェッショナルとして認められているから、 日本だと雑用係という感じになっちゃうけど、全員がプロフェッショナルとして働いているので意識も高いし、お互いに求めることが違いますよね。プロフェッショナルとしてお金もらっているんだからここまでやりなさい、っていう。ダンサーに対してもそうだ し、ダンサーからバレエミストレスとかディレクターに対しての要求もそうですね。 -お忙しいところ、いろいろ貴重なお話いただけてありがとうございます。今後の活躍を楽しみにしております。 大石:ありがとうございます。

【新連載スタート!長期留学の話】音楽留学メールマガジン≪長期留学特集Vol.1≫

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【連載中!先生探しってどうやってするの?】音楽留学メールマガジン≪長期留学特集Vol.2≫

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【号外!一般公募開始♪】演奏者大募集!!11/23 Next Vision Festival

音楽留学メールマガジン 特別号 【号外!!2/1 一般公募を開始しました!!!】 11/23 Next Vision Festival参加者大募集♪ アンドビジョンでは、コンサート事業≪Next Vision≫の一大プロジェクトとして、2018年11月に大規模なコンサートを開催する運びとなりました。コンサートでは【世界の音楽】をコンセプトに、海外アーティストとの共演はもちろん、新しいアンサンブルチームを結成し、様々な国や作曲家の曲を取り上げます。また、アンサンブルごとに事前の海外アーティストによるレッスンが受けられ、さらに観客の投票により選抜されたチームは、海外でのコンサートにも招待されます。 アンサンブルでコンサートに挑戦してみたい、海外アーティストと共演したい、海外でコンサートに出演したい…という方はぜひご応募ください。 ☆詳細は【こちら】☆ ♪応募状況♪ 現在、ピアノ・声楽の方からはたくさんご応募をいただいております。弦楽器および木管楽器、金管楽器は絶賛募集中です!!!さらにグループでのご応募は、優先させていただきます!!! たくさんの方のご応募お待ちしております。 ≪アンドビジョン株式会社≫ 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 HP:https://www.andvision.net/ 営業時間 [平日] 10:00-20:00 [土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ) 日曜日はお休みを頂いております。 < メール・ファックスは、365日・24時間受付 >

秋元 真理子さん/ ウィーン冬期音楽講習会

早稲田大学第一文学部卒。会社勤務のかたわら、フルート奏者および声楽家として活動。2015年春、イタリアフィレンツェに音楽留学。その後も、日本とイタリアを往復しながら研鑽を積んでいる。これまでに、フルートを野勢善樹、多久潤一朗、声楽を外山愛、磯地美樹、翠千賀、Diego Colli、Valeria Ferri、和声学を安田結衣子、室内楽を葛西賀子、播博、Francesca Giovanelliの各氏に師事。中央区交響楽団、株式会社電通オーケストラに所属。 -まず簡単な自己紹介、現在までの経歴を伺ってもよろしいでしょうか。 秋元様:フルートを始めたのが15歳、声楽を始めたのが27歳になります。フルートは、もともとプロになるつもりはなかったんですが、大学時代からずっとプロの先生についてレッスンを受け続けて、舞台活動も並行して行ってきました。それで、フルートの舞台活動を行う中で、勉強に困難なところが生じたので、ソルフェージュをしっかりやろうと思ってソルフェージュの先生についたところ、あなたは歌をやったほうがいいわ、と言われ、歌の道に誘われました。普通はそこでフルート科をやめて声楽科に行く方が多いんですが、私の場合はフルートは捨てられなかったので、どっちもやろうというふうに、すごく困難な道になることはわかっていたんですが、心に決めて、フルートの声楽の2本というかたちで、27歳から35歳の今まで音楽活動をやってきました。 -フルートを始められたきっかけは何ですか。 秋元様:中学3年のときに、友達に誘われて吹奏楽部に入ったのがきっかけで、それからずっとフルートを手放せずやっています。多分、一生手放さずやると思います。声楽もずっとやると思います。 -今まで講習会にご参加されたご経験はございますか。 秋元様:2015年の2月にアンドビジョンさんにお世話になってフィレンツェに留学しました。 -弊社は何をご覧になって知りましたか。 秋元様:インターネットでよくアンドビジョンさんの広告が出ていて、それで知りました。 -フィレンツェに決められたきっかけは何ですか。 秋元様:歌をやるにあたって語学の勉強が非常に重要なんですが、フィレンツェに行くまでの時点で、とりあえずドイツ語とフランス語は一通り読めたんですが、一番大事なのにイタリア語だけ勉強がおろそかになっていたので、留学すればさすがに勉強するだろうという思いからイタリアに行こうと思いました。じゃあどこか、と思ったところ、フィレンツェがイタリア語の一番標準語が始まったところなので、フィレンツェで勉強すればきれいなイタリア語がしゃべれるだろうと思ったのがきっかけです。 -ドイツ語とフランス語はもう読めたんですね。 秋元様:読めました。大学のときに英語、ドイツ語、フランス語三つやろうと心に決めて、それで三つやっていました。ドイツ語は教職免許の過程をとっていたので、ドイツ語はそこそこできました。フランス語は、仏検4級までとったので、初級ぐらいで、読めるという感じです。 -フィレンツェのほうは。講習会はどれぐらいの人数がいらっしゃいましたか。 秋元様:フィレンツェでは、イスティトゥート・エウロペオという学校に入らせていただいて、そこで6週間学んだんですけども、日本人の生徒さんはほかに3人いました。それから外国人の生徒さんもいたので、全部で5、6人でした。それで、語学のクラスも別にありましたので、そこでも5、6人外国人の生徒がいて、一緒に学びました。 -今回の冬季の講習会を決められたポイントは何ですか。 秋元様:フィレンツェで下宿していたお家が、ほかの留学生も預かっている大きいお家だったんですけれども、そこでみんなで集まって夕食を食べるんですけども、そこで飛び交う会話が、英語、ドイツ語、イタリア語、ときにフランス語という感じで非常にバラエティ豊かだったんですが、そこで随分鍛えられました。そこで学ぶうちに、イタリア語のほうがだんだんドイツ語より得意になってしまって、英語聞き取れる、イタリア語聞き取れる、でもドイツ語が聞き取れない、怪しい、これはまずいと思い、ドイツ語の歌曲もしっかりやらないとな、と反省して、今回ウィーンに行けばドイツ語を真面目にやるだろうと思ってやりました。今回結構聞き取れたので、行ってよかったなと思います。 -今回の冬季の講習会にはどれぐらいの人数の方が参加されていましたか。 秋元様:今回は日本人の女性ばかりで、私を含めて15名参加しました。 -講習会ではどのようなスケジュールを組まれていましたか。 秋元様:私の1日のスケジュールは、まず7時に起床して、ルームメイトと一緒にご飯を食べに行きます。それが7時半から8時半までのぐらいです。それから、ホテルを発って9時には練習室に入ります。それで、9時から11時ぐらいまで練習して、お昼を食べて、12時ぐらいからレッスン室に入って、ほかの人の聴講もしながら自分もレッスンを受けて、それが2時ぐらいまで続きます。そのあと、ちょっと休憩して、また練習をして、フルートのレッスンが入る日は夕方フルートのレッスンという感じで、ずっとレッスン、練習、みたいな感じで1日が過ぎていきました。それで、5時、6時、7時ぐらいになると解放されるので、自分でレストランに行ったり、あるいはほかのお友達と一緒にレストラン行ったり、あるいはみんなでスーパーに行っておかずを買って帰ってきて、各自部屋で夕食を食べたり、そしてシャワーを浴びて寝るという感じで1日が過ぎていきました。 -結構ハードですね。 秋元様:私は声楽とフルートと両方やっていたのでこんな感じなんですけど、みんなはもっと少なくて、1コマレッスンをやって、あと半日遊びに行ったり、というお友達もいました。買い物行ったり、観光行ったり、という感じで。私はきついほうでした。 -声楽の先生はいかがでしたか。 秋元様:声楽講師がアデーレ・ハース教授で、伴奏通訳が斉藤雅昭氏ということだったんですけど、アデーレ・ハース先生は78歳だったので、ご自身ではあまり歌われなかったんですけど、たくさんの生徒を指導されてきた経験、それからご自身の舞台経験、フォルクスオーパーの歌手だったんです。そういった経験から非常に深いアドバイスをしていただいて、そこでいただいたアドバイスというのは日本の声楽講師では絶対教えられないようなものがすごく多かったです。例えば『こうもり』のアデーレのアリア、これはアデーレ・ハース先生の十八番中の十八番みたいな曲だったんですけど、わからない単語があったと。これは辞書にも載っていなくて、これ何ですか?と先生に聞いたら、このトゥールニューレという単語は、ドレスのお尻にくっついているこういう部分だね、と教えてくれて、そうなんですか、という感じで、一つ明らかになった真実とか、あと、アデーレのアリアというのはフランス語がたくさん出てくるんですけど、なぜそういうのが出てくるかというと、こういうふうに見慣れない単語があるんです。トワレッテとか、トゥールニューレもそうですし、いろんなフランス語が出てくるんですけども、これがなぜなのかというのを先生は説明してくださって。アデーレというのはすごく頭のいい小間使いなので、給仕をしながら上流階級の人々の会話をちゃんと聞いていて、どんな言葉を言えば上流階級の人っぽくなるかというのもよくわかっているんだと。それゆえに、この中にフランス語の単語がたくさんちりばめられているんだよ、そのことを踏まえて歌ってね、という説明で、初めてわかりました、と。 -おしゃれなんですね。 秋元様:そうですね。日本人の人が理解してないことをたくさん踏まえて歌ってらっしゃるので、そこがやっぱり違いますね。日本で学ぶのとは全然違う。より深く、ですね。あとはこの「四つの最後の歌」という、ドイツ歌曲の一番難しい部類に入る曲があるんですけど、今回これを持っていったんですが、歌詞がこのようにある中で、歌詞の意味のつながりから、ブレスをとっていいところと、とっちゃいけないところというのがあって、最初、私はブレスをとっていちゃいけないところでブレスをとって歌っていたので、そうではないのよ、というふうに指導されました。ここまで一息でいきなさい、という感じで、ブレスの位置をかなり直されました。あと子音ですね。子音の発音をもっとしっかりやりなさいと。最初のNを「ヌ」とすごくここで響かせなさい、と言われて、もう耳のよさが日本の講師とアデーレ先生とは全然違うので子音をしっかり発音していて、この「タ」も、普通の「トゥ」ではなくて、「ツー」ぐらいにすごい強く発音しなさい、と言われて、そこまでやらなきゃいけないんだ、と思ったりしてすごい新鮮でした。 -楽譜に書かれたメモが、いいですね。 秋元様:振り付けの指導もいただいたので、ハントっていうところは、手を見せて、フースヒェンというところは足を見せて、という感じで演技指導もいただきました。 -フルートの先生はいかがでしたか。 秋元様:フルートの先生はレナーテ・リノルトナー先生ということで、こちらはオーケストラスタディという、オーケストラの譜面を一緒に研究するというもので伴奏がないので、通訳をつけずにやらせていただきましたが、これも大変で。これがこうもり、これが青きドナウ。フルートとピッコロと両方持っていって、それで難しいところをピックアップして、一緒にやったという感じでした。これが第九のピッコロのソロで一番有名なソロです。こういうのを持っていって、先生が普段仕事で吹いていらっしゃるものなので、厳しかったですね。本当に厳しかった。まずは入れないんですよね。先生が合図してくれるんですけど、それがすごい速いので、いつ入っていいのか、気がつくと始まっているんです。だから入れないんです。すごいやばかったです。私、日本の中央区交響楽団っていうアマチュアオーケストラで普段やっていて、あと株式会社電通オーケストラっていうのもやっているんですけど、全然違いましたね。全然違う譜面のように感じました。本当に吹けなくて、めちゃめちゃシビアでした。あと、ピッコロのチューニングが違いまして、普段A=442というチューニングでやっているんですけど、向こうだとA=443だったので、普段よりもっと高めにとらなきゃいけなくて、先生に、ハッ、ってとるのよ、と言われて、ハッ、ととったらとれて、これぐらい高くとらないととれないんだ、と思って。そういうところも日本とは違うなと思って、柔軟な対応力が必要だなと思いました。全然違いました。とにかく全然違う。 -レッスンは基本的にはドイツ語でしたか。 秋元様:私がドイツ語がちょっとできて、英語は割とできるという感じだったので、ちゃんぽんでした。 -レッスンの最後にコンサートがあったかと思うんですが、それはどうでしたか。 秋元様:私は3曲やらせていただいたんですが、3曲は厳しかったです。本当に大変だった。『四つの最後の歌』より「眠りにつくとき」っていう難しいドイツ歌曲と、アデーレのアリアと、さらにフルートでプロコフィエフのソナタという非常に難しいものを持っていってしまったので、死にそうでしたが、でも割と皆さんには衝撃だったようで、歌とフルートと両方というのはなかなか前代未聞だったようで喜んでいただけたみたいです。ピアノのトイフルマイヤー先生もすごい喜んでくださって、私の声を褒めてくださって、美しいって褒めてくださってうれしかったです。 -ホールとかはいかがでしたか。 秋元様:ホールはお城みたいなところでした。日本のホールよりもかなり響くところだったので、ピアノが大きく響きすぎてしまうかな。でも、私のピアニストの斉藤雅昭さん、すごくきれいに、弱音なんだけどとてもニュアンス豊かにやってくれて、歌いやすかったです。やはり日本のホールとは響き方が違うので、訓練というか慣れが必要かもしれません。でもとてもきれいな建物で、よかったです。 -コンサートの打ち上げはどんな感じでしたか。 秋元様:打ち上げは、とてもお料理はおいしかったです。 -どんなものが出ましたか。 秋元様:肉ですね。羊肉、牛肉、豚肉、ラム肉、主にお肉ですね。あと、前菜のサラダとかですかね。 -お酒も飲まれて。 秋元様:そうですね。お酒も飲みました。 -ワインとかおいしそうですね。 秋元様:向こうはじゃがいもがおいしいですね。付け合わせで必ずじゃがいもがついてくるんですけど、これがおいしい。こちらの写真はサケ、マッシュルームのクリーム煮、じゃがいもが付いて19ユーロぐらいかな。 -それはレストランですか。 秋元様:ノルトゼーというチェーン店で、お魚のファーストフードのお店なんですけど、なかなかおいしいお店です。これがウエストバーンホフ、ウィーン西駅の駅ビルなんですけど、駅ビルの中に食べるスペースがあって、店頭で買って食べるスペース、イートインスペースに持ち込んで食べるという感じで夕食を過ごしておりました。アデーレ先生はすごく優しくて、受講生の1人が風邪を引いたとき、アデーレ先生は薬局の先生に手紙を書いてくれて、この人風邪ひいているから、声楽科にふさわしい薬を出してください。何かあったら私の電話番号まで。アデーレ・ハース、とかって手紙を書いてくれて、すごい優しかったです。非常に生徒思いの優しい先生でした。 -秋元さんは体調崩されたりしませんでしたか。 秋元様:私はもうヨーロッパに慣れているので、大体こんなもんだろう、という感じがあって、朝食も死ぬほど食べていましたし、全然元気でした。 -レッスンは基本は練習室で。 秋元様:そうですね。Wendl & Lung の、いっぱい練習室が入っているショールーム兼練習室センターみたいなのがあって、そこの一角を使わせていただいてレッスンをして、あとは練習も同じセンターの中で行うという感じでした。部屋がいっぱいあるんです。 -どれぐらいあるんですか。 秋元様:15か20か、それぐらいですかね。 -お休みのときはどこかに行かれましたか。 秋元様:そうですね。1月1日がまるまるオフでしたので。あと、私は最終日、1月6日がまるまるオフでしたので、その2日間遊んで、あとはずっと勉強していました。行ったところとしては、31日大晦日の夜にフォルクスオーパーのこうもりを見に行きまして、そこでリノルトナー先生が1番フルートを吹いているのを見て、やっぱり上手だな、と思いながら、アデーレのアリアとかも聞きながら、やっぱり上手だなと思いながら、勉強しながら、楽しんで観劇しました。楽しかったです。あと1月1日の午前中は、国立オペラ座の脇にすごい大きいテレビがあるんですね。そこで11時からウィーンのニューイヤーコンサートを中継するんですけど、すごい寒かったんですが、椅子がダーッと並べられて、そこに座って、寒い寒いと思いながらコンサートを見て。でも周りの人たちとちょっと話をしたりして。 -そこにはどれぐらいの椅子が用意されているんですか。 秋元様:50、60席ぐらいかな。あとはみんな立ち見ですね。私は運よく、ここが空いているからどうぞ、って譲ってくれたスイス人のおじさんがいて、その人のしゃべったりしながら見ていました。 -そこのモニターを囲う人数は、大体200人とかいらっしゃるんですか。 秋元様:始まった直後は100人もいなかったんですけど、続々とみんなが集まり始め、終わる頃にはすごい人だかりになっていました。あとは、ケーキがおいしかったです。ケーキをこの写真のような感じで食べに行って。これがホテルザッハーのザッハトルテなんですけど、こんな感じで。 -チョコレートケーキ、おいしそう。 秋元様:これは本物のチョコレートじゃなくて、チョコレートに砂糖を溶かし込んであって、クッキーのアイシングみたいな感じです。中にアンズのジャムが挟まっていて。ケーキはおいしかったです。あとデーメルというところも行きました。デーメルもお城みたいな感じの建物で、これがデーメルのケーキです。モーツァルトトルテ。 -かっこいい。モーツァルトが乗っかっている。 秋元様:そうなんですよ。食べるのもったいなかったな。 -このコーヒーは、ウィンナーコーヒー? 秋元様:デーメルスペシャルコーヒーみたいなやつで、コーヒーの中にちょっとオレンジリキュールが入っていて、ちょっと大人の味なコーヒーなんです。ケーキがすごいおいしいです。勧めたい。 -町の治安はどうですか。 秋元様:われわれの使っていた地下鉄6号線というのがあるんですけど、この地下鉄6号線というのが中心部に比べて郊外なので、ちょっと変な人がいたりするんです。電車に乗ると、ずっとイタリア語で独り言をしゃべっているおじさんがいたりとか、すごいポテトチップスを食べまくっている臭いおじさんとか、変な人が毎日のようにいるんです。あと、お金を集めて回っているおばあさんとか、この界隈には変な人がいるんです。だからちょっと気をつけないといけないのと、あと思いでキャンペーンレポートにも書いたんですけど、ピアノで講習会に参加していた子がいて、彼女は中央墓地というのを見に行くために、これの終点まで行こうとしたら、そしたら地下鉄の中で寝ちゃって、気がついたら車庫だった、と言ってて。 -誰も起こしてくれなかったと。 秋元様:そうなんですよ。容赦なく閉まるんです。降りてください、というアナウンスがあって、それで速攻閉まって、速攻車庫に行っちゃうんです。なので、地下鉄の中で寝ないように、という注意喚起は必要だなと思いました。いろいろ常識が違って。 -そこから歩いて戻ってきたんですか。 秋元様:彼女は、車庫からもう一度出てくるときに一緒に連れてきてもらって、という感じでことなきを得たようです。あと、終了コンサートのこの辺は郊外という感じで、ちょっとしたダウンタウンみたいな感じです。あのホールはきれいだったんですが非常にわかりにくい場所で、ピアニストさんも現地20年とか30年のベテランのピアニストさんたちも迷ってたどり着けなかったようなところで。会場の集客には不利だったかも。でも先生方が現地のお客さんとかを連れてきてくれたりしたので、一定の集客はありました。 -どれぐらいいらっしゃいましたか。 秋元様:それでも20人ぐらいでしたね。 -町の様子としてはどうですか。いわゆるヨーロッパではあると思うんですが、ゴミが落ちているとか、きれいに清掃されているとか。トラムがどうとか。 秋元様:まずゴミとかは落ちてないです。で、トラムが走っているので、私は2回ほど轢かれかけました。チンチンとやられて、やばいと思って慌ててどいたんですけど。歩道すれすれにトラムが走っていくところがウィーン西駅の界隈はありますので、私のようにならないように、あとの皆さんに注意いただきたいです。 -信号とかはないんですか。 秋元様:信号はあるんですけど、ヨーロッパですので、これも適当な信号なので、本当に気をつけないと死ぬ、みたいな感じです。 -恐らく冬で寒かったからあまりいないかと思うんですけど、自転車はどうでしたか。 秋元様:自転車は少なかったです。ほとんどみんな歩いています。 -歩きか車かトラムか、みたいな感じですかね。 秋元様:そうですね。地下鉄が発達していますし、あまり自転車に乗る必要がないし、大体冬でめちゃくちゃに寒いので、ウィーンの貸自転車というのがあるんですけど、黄色いやつで、ここから乗ってここで乗り捨てられる、みたいなのがいっぱいあるんですけど、冬だからあまりそれを使用している人は少なかったです。とにかく寒いんですよ。ダウン2枚重ねて着ていました。室内はとっても暖かいんですが、外が寒いです。 -雪は降っていましたか。 秋元様:雪は幸い降ってなくて、お天気はとてもよかったです。雨もちょっとしか降らなかった。 -宿泊先はどこに泊まられたんですか。 秋元様:宿泊先はアンドビジョンの方で皆さんで一緒に手配していただきました。ホテルドナウワルツァーというホテルに泊まりました。 -どうでしたか。 秋元様:ドナウワルツァーはよかったです。高級ホテルですね。スパとかもありました。スパは22ユーロ払わないと使えないんですけど、でもスパがついているぐらいなのでとてもいいホテルで、朝食も豪華で、キャビアとサーモンが出たりとか、あとシャンパン飲み放題だったりとか、すごい豪華でした。お肉も食べ放題だし、パンの種類もいっぱいあって、果物も食べられるし、ありとあらゆるものがありました。ソーセージ、卵、ハム、パン、果物、それからシリアル、ありとあらゆるものがあって、おいしかったです。朝食は何の文句もない、申し分もないです。 -お風呂やトイレやテレビ、そのほか空調とかはどうですか。 秋元様:空調は、寒いと言っている人はいたんですけど、階によるようです。私の階は全然問題ありませんでした。ヒーターがあるんですけど、ヒーターの使い方がわかってさえいれば。ヒーターってぐりぐりとダイヤルを回して使うんですけど、それがわかってないと多分寒かったと思います。 -セントラルヒーティングですね。 秋元様:そうですね。あと、壁にくっついている白いオイルヒーターがあるんです。オイルヒーターがあるとやっぱり暖かいですね。浴室についていました。 -乾燥はしてなかったですか。 秋元様:やっぱり乾燥しているので、のど飴とか舐めていましたし、水分は常にとっていました。あと、お風呂はバスタブはなくてシャワーのみでした。で、バスとトイレが一緒になった浴室と、あとベッド、机、テレビがあって、という感じです。 -お洗濯はご自身でやられましたか。 秋元様:洗濯はコインランドリーで教えていただいて。アルザーシュトラーセという駅から2、3分歩いてホテルがあるんですけど、ホテルの前の通りを300メートルぐらい歩いていくとコインランドリーがあって、私は1回そこで洗濯しました。同室のルームメイトの子は、毎日毎日部屋で干していましたが、大変そうでした。ここのコインランドリーを使用していただくといいかなと思いますね。 -使い方は難しくなくなかったですか。 秋元様:いや、難しかったので、そこら辺にいるおじさんを捕まえて教えてもらいました。使い方が難しいんです。料金を入れる箱というのがあって、その料金を投入して、コインランドリーの洗濯機に1番とか2番とか書いてあるんです。で、1番の洗濯機にまず洗濯物を入れて、その料金を入れる箱のところに行って、お金を入れて、1、ってピッと押すと洗濯が始まるので、ザザーっと洗剤が出てくるので、急いでそれを洗濯機にビーっと投入して、洗濯が始まって、それを40分ぐらいジーっと待っているんです。40分ぐらいすると終わるので、それを今度は乾燥機のほうに持っていきます。乾燥機にも何番とかって書いてあるので、27番の乾燥機に洗濯物を入れて、閉めて、またさっきの料金を入れる箱のところに行って、お金を入れて、27と押すとグルグル始まるみたいな、そんな感じでした。 -利用者は結構いたんですか。 秋元様:私が行ったのは夜7時ぐらいで、でもそれでも家族連れの人とか、2、3組利用者はいました。でも、この辺も中心部から少し離れた町なので、みんなで固まって洗濯行くといいと思いますね。私はヨーロッパ慣れているからいいけど、一人だと危ないと思いますね。 -ルームメイトの宿題を手伝われたという話が出ましたが、どんな感じでしたか。  秋元様:ルームメイトの子が16歳の子で高校生だったんですよね。この子もフルートの子で、フルートってこんなふうに勉強するといいよね、みたいな話をしたり、あと彼女は、冬休みの宿題を持ってきていたので、毎晩真面目に勉強していてえらいなと思って、手伝ったりして、電子辞書を貸してあげたり、あと古文の問題でこの訳がわからないということで、どれどれと一緒に勉強したりとかしました。 -宿泊先とレッスン会場は基本的には電車で移動されていたんですか。 秋元様:そうですね。アルザー駅から四つ乗って、ウィーン西駅に行って、ウィーン西駅から歩いて2、3分で、それは何の苦労もなかったです。 -現地で困ったことは特になかったですか。 秋元様:現地で困ったことは、私は慣れているので特にはなかったんですけど、みんな最後のほう体調を崩していました。喉をやられる子が複数、あとは突然生理が始まっちゃった、とか体調を崩す人が複数いました。やっぱりどんどん消耗していくんですよね。現地でレッスンを受けるということは、いったんこっちの技術を全部壊して新たに構築するという作業をするので、とても体に負担がかかるので。私はイタリアでそれをやって慣れていたので覚悟はできていたんですが、みんな初めてだったので、終了コンサートはみんな満身創痍な感じでした。なので、さっきのアデーレ・ハース先生の手紙を書いてもらった子も喉をちょっとやられてしまって、真剣にやる人ほど体調を崩しやすいので要注意ですね。そこが重要かな。とにかく食べないといけないんですけど、みんな何食べていいかわからないからスーパーで適当に買ってきて食べるんだけど、あまりおいしくないな、みたいな感じで。朝食もちょっと食べて終わりという感じだったので、食べないと体調崩していくので、とにかく皆さん食べてください、ということを言いたいです。 -夕飯は1食いくらぐらいでしたか。先ほど1食19ユーロとおっしゃっていましたけど、大体それぐらいですか。 秋元様:何を食べるかによるんです。例えば、この写真で私が食べているこれは、お昼でラップサンドなんですけど、割と量があるんですが、これはノルトゼーで3ユーロ半ぐらいです。これはバピアーノという半セルフのイタリアンレストランなんですが、これが6.90ユーロで安いです。これぐらい量があるんです。マルゲリータピザなんですけど、すごい安いです。このサラダが3ユーロ90とかそのぐらいで。これがピアノ科の子で、彼女はリゾットを食べていて、これが8ユーロとか9ユーロとかそんなものかな。なので、何をどのくらい食べるかによります。このバピアーノぐらいだと、12、13ユーロ持っていけば全然足ります。 -飲み物は何を飲んでらっしゃったんですか。 秋元様:これは紅茶ですね。甘い紅茶を、大きな牛乳瓶みたいなものに入った甘い紅茶があって、これは3ユーロしないぐらいだったかな。 -普段はお水とかお茶とかですか。 秋元様:そうですね。ミネラルウォーターを買って飲むことも多かったです。 -お水はコンビニとかで。 秋元様:お水はコンビニで買いますね。スーパーで買うと0.3とか0.5ユーロなので安いですね。何を食べるかによりますね。例えば、これはウィーンの安い定食屋さん、カフェに入ったんですが、これはヴィーナーシュニッツェルという、薄いチキンとか豚とか牛とか、店によって違いますが、カツレツのポテトつき。で、さらにスープがつき、これは麺が入ったスープなんですが、あとデザートのアップルパイが、これがついて11ユーロとかそのぐらいでした。なので店によるんで全然違うんです。店選びによりコストが異なりますので、安くていい店を選んでくださいと言いたいです。あとはこれスパーっていうスーパーなんですけど、こういうところでサラダとかパンとか惣菜を買って食べると5、6ユーロで収まりますが、みんなと一緒に買い物に行ったんですけど、書いてある言葉がわからないと、それが何なのかわからないんです。なので、友達にこれは何、これは何といちいち説明をして、そうなんだ、じゃあこれ買おう、とかみんなで買い物をしました。言葉がわからないと意味不明というのが結構多いです。 -この写真は駅ですか。 秋元様:国立オペラ座近くの、カールスプラッツの歴史的な美術建築の駅なんです。とてもきれいですよね。これは31日のおさらいコンサートのあとにみんなで撮ったものです。とても楽しかった。これブラームスの像なんです。おさらいコンサートのあとにみんなで散歩して、楽しかった。これがおさらいコンサートの様子です。こんな感じです。これとか、10ユーロ10と書いてありますが、これは川魚を焼いたものにじゃがいもの茹でたものが付け合わせできて、10ユーロ10セントとかなので、こういう安いところを選ぶといいですね。店により異なります。これとかはもっと安い、10ユーロ9セント。これも魚にライスがついてくるというもので10ユーロ9セント。結構みんなスーパーで済ませてましたけれどもね。 -外国の人と、ニューイヤーコンサートとかでコミュニケーションがあったとか、町で洗濯のところで人を捕まえて聞いているとおっしゃっていましたが、うまく付き合うコツとかありますか。 秋元様:意思表明をすることです。みんないい意味でお節介で親切なので、自分がこうしたいということを告げると全力で手伝ってくれる人が非常に多いんです。ただ、自分がこうしたいということを表明しないと始まらないので、何でもいいので、自分がどうしたいかを全力で伝える技術が必要だと思います。それがコツだと思います。うまく言えなくてもいいと思います。カッコ悪くても伝われば何でもいいと思います。頑張って伝えてみてください。 -今回の冬季の講習会に参加されてよかったなと思える瞬間はありましたか。 秋元様:それはもう、毎日よかったです。みんなと友達になれたし、みんな励まし合い、助け合いながら友情をはぐくみつつ日々を送ったのが一番楽しかったですね。 -留学されてご自身が変わったな、成長したなと思うことはございますか。 秋元様:まず声楽家として体形が変わってくるんですけど、今回のレッスンを受けてまた体形が変わりました。鼻の骨の隆起とかも昔はこんなカーブじゃなかったんです。だんだん隆起して骨の形が変わってくるんです。あと肋骨とか。このブラウスも買ったときはこんなパンパンじゃなかったのに、肋骨が広がることによってもうパンパンなんです。というふうに体形が変わっていくんですけど、ウィーンに行ってまたちょっと変わりました。また服を買わないといけない。あと、フルートに対してもっと厳しい姿勢で臨むというふうに見方が変わりました。この譜面をあんな難しいシビアなタイミングとテンポで吹くことができるようになっていくことを体験したことにより、やっぱり気合が入りますね。上には上がある、もっと頑張らないと、と思えます。 -いろいろ今まで日本と違う部分をおっしゃっていただいたんですが、大きく違うなという部分、ウィーンと日本での環境で何が大きく違いますか。 秋元様:言葉ですよね。もし言葉がわからないと譜面すら買えないし、ご飯を買うにも何買っていいかわからないし。身の回りにある言葉を読めるか読めないかというので見えるものが全然違ってくるというのが最大のポイントだと思います。私もフィレンツェに初めに行ったときに撮った写真をあとから見返すと、今イタリア語がバンバン読めるので、これってこういう意味だったんだ、とか、あれ?ここにこういうものあったんだ、気がつかなかったな、というのが非常にたくさんあるので、言葉ができるかできないかで見えるものが随分違ってくるというのが最大のポイントだと思います。なので、行く前に少しでも語学を勉強していただきたい、というのはあります。 -次の質問は、今既におっしゃっていただいた、留学前にしっかりやっておいたほうがいいこと、というのはやっぱり語学ですかね。 秋元様:そうですね。あと譜面の準備ですね。あるピアニストの子はレッスンが予想外にテンポよく進んでしまい、やる曲がなくなってしまったということで、私ごっそり声楽の譜面を持参していたのでそれをお貸しして、それらを使用してレッスンを進めたということがありました。なので譜面の準備が非常に重要だと思います。譜面を忘れて、慌てて買いに走っているバイオリンの生徒さんもいて、そうなっちゃうと最悪で、めちゃめちゃお金掛かります。譜面をきちんと準備してトランクに詰める、ということですね。で、譜面は2、3曲というので、2、3曲しか本当に持っていかない人も多くいたんですけど、ありったけ持っていったほうがいいと思います。ありったけ持っていって、先生と相談して、これやるといいと思うわよ、とか、これはあなたに合ってないからやめておいたほうがいいと思うわよ、ということがあるので、やれそうなものは全部持っていったほうがいいと思いますね。 -ほかは何か、留学前に押さえておいたほうがいいポイントはありますか。 秋元様:自分が何を学びたいかというのを明らかにしたほうがいいと思います。なぜ、ウィーンなのか。ウィーンだからこれを学ぶというのを、あらかじめ自分の中でポイントを絞っておくと、短い期間の中でも得るものは多いと思います。例えば私の場合は、絶対ウィンナーワルツやるぞ、と思っていたので、こういうものを持っていきました。あとは、アデーレ先生の十八番であるアデーレのアリアは絶対学ぶぞと決めていたので、これを持っていったということで、なぜウィーンなのか、ウィーンの人は何が得意なのか、というところからやりたいことを事前にしっかりポイント絞っておく、というのがいいと思います。 -最後の質問なんですが、今後の活動、進路などこういった方向に進んでいきたいというのがありましたらお話いただけますか。 秋元様:舞台活動を続けていくこと、それからそれをステップアップさせていくということ。当たり前のことなんですけど、音楽家として一番難しいのは、音楽家としてデビューすることよりも走り続けることがとても難しいと思うので、舞台活動をしっかり続けながら、その中で内容を高めていくという活動をしたいと思います。具体的には、声楽家としては、オーケストラとの共演の場をつかみたいと思います。私の所属しているオーケストラがオペラ特集をやるみたいなので、そこでどうにかソロをもらえないかなと動いているんですけど、もし声楽家としてオケと共演できたら、これはすごいステップアップですよね。なのでそれが一つ目標で、フルーティストとしては、現代音楽に今挑戦しているんですけど、来月あるとフルートの現代曲をやるんですが、特殊管、ピッコロ、アルトフルート、バスフルートとか、あと現代音楽という新たな境地を開拓していきたいなと思っています。あと並行してオケの活動も頑張る、という感じですかね。 -素晴らしいですね。いろいろと貴重なお話を伺えて、ありがとうございます。 秋元様:いえいえ、とんでもございません。

【連載中!長期留学のコツが満載!】音楽留学メールマガジン≪長期留学特集Vol.3≫

♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪ __c0__様、おはようございます! 連休はいかがお過ごしでしたか?? 私は音楽三昧な連休でした!(笑) ♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪ 【連載中♪】長期留学の準備とは…? 長期留学の準備のお話、今日は第3回目! 今回は具体的な【受験準備】編です♪ ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 【No.3 受験準備】 さぁ無事に師事したい先生も決まり、 事前レッスンも受け、先生とのコネクションもばっちり♪ となると、次にするのは…実際の受験準備ですね。 ◆そもそもどうやって入試を受けるの? ◆願書は?語学規定は?課題曲は? ◆出願締切りはいつ?オーディションはいつ? この【受験準備】の工程も、実はけっこう厄介なんです。 出願締切りも、提出書類も、語学規定も、 学校によっても、受験するコースによっても全然違います。 1つ書類が足りなかっただけで、 受験ができなかった…なんてことも。 そして、そんな準備に追われていると、 肝心の音楽の準備が疎かに… これでは本末転倒ですよね。。。 そんな不安から解消されたい方にオススメ★ アンドビジョンのサポートパック! 世界中の音大受験のサポート実績があります。 あなたが音楽の準備に専念できるよう、サポートします。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ≪サポート体験談特集♪≫ アンドビジョンのサポートを使って、 夢を叶えた方の体験談です! ★フルート/ドイツ・スイス長期留学 https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1373-chikara-sugano-flute.html ★打楽器/イギリス長期留学 https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1095-hiroyuki-kawamoto.html ★指揮/イタリア長期留学 https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1075-yugomatsumura.html ♪留学経験者、サポート経験者の方の言葉には、  やっぱり説得力がありますね! ♪サポートパックの詳細は≪こちら!≫からお問い合わせ下さい。 https://www.andvision.net/brochure.html **==================================** 次回はNo.4 いよいよ渡航準備のお話!お楽しみに♪ **==================================** アンドビジョン株式会社 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 HP:https://www.andvision.net/ 営業時間 [平日] 10:00-20:00 [土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ) 日曜日はお休みを頂いております。 < メール・ファックスは、365日・24時間受付 >

【号外!残り1週間です!】11/23 Next Vision Festivalに出演しませんか?

音楽留学メールマガジン 特別号 【11/23参加募集、残り1週間です!!】 11/23 Next Vision Festival参加者大募集中♪ アンドビジョンでは、コンサート事業≪Next Vision≫の一大プロジェクトとして、2018年11月に大規模なコンサートを開催する運びとなりました。コンサートでは【世界の音楽】をコンセプトに、海外アーティストとの共演はもちろん、新しいアンサンブルチームを結成し、様々な国や作曲家の曲を取り上げます。また、アンサンブルごとに事前の海外アーティストによるレッスンが受けられ、さらに観客の投票により選抜されたチームは、海外でのコンサートにも招待されます。 現在、絶賛募集中ですが…応募期間も残り1週間となりました!どの楽器もまだまだ募集しておりますが、アンサンブル団体でご応募いただいた場合、優先的に受付させていただきます!!! ☆詳細は【こちら】☆ ♪応募状況♪ 弦楽器および金管楽器、絶賛大大大大大募集しております!! 残り1週間、たくさんの方のご応募お待ちしております。 ≪アンドビジョン株式会社≫ 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 HP:https://www.andvision.net/ 営業時間 [平日] 10:00-20:00 [土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ) 日曜日はお休みを頂いております。 < メール・ファックスは、365日・24時間受付 >

【連載中!長期留学したい方必見!】音楽留学メールマガジン≪長期留学特集Vol.4≫

♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪ __c0__様、おはようございます! 2月も残りわずか! 春休みの留学、まだ間に合いますよ☆ ♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪ 【連載中♪】長期留学の準備とは…? 長期留学の準備のお話は、今日で第4回目! 今回は合格後の【渡航準備】編です♪ ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 【No.4 渡航準備】 無事に入試を突破して、合格通知をもらえた時… 嬉しいですよね♪♪ 一生懸命準備したかいがあった~!とほっと一息。 …ですが!実は合格した後の方が、 やらなきゃいけないことは山盛りなんです。 ◆合格後の手続きは?授業はいつから? ◆現地の滞在先は?練習環境は? ◆ビザ申請は?滞在許可申請は? 意外と忘れがちな、この【渡航準備】。 現地での生活をスムーズにスタートさせるには、 しっかりとした事前準備が必須です。 実際に向こうへ行ってみたら、 練習環境が無かった… 学校の登録ができてなかった…なんてことも。 でも大丈夫! アンドビジョンのサポートパック!なら、 事前にできる準備はしっかりと、 そして現地では現地スタッフが直接お手伝いします。 現地の不動産物件探しもお任せ下さい。 練習できるアパートや学生寮、お探しします! ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ≪“プロに聴く”対談特集♪≫ 海外で活躍なさっているプロの音楽家の方々、 その言葉には、重みがあります。 ★ボーカル/バークリー音楽大学教授 https://www.andvision.net/interviews/interview/1592-kaoruko-pilkington.html ★ピアノ/ウィーン国立歌劇場バレエ学校ピアニスト https://www.andvision.net/interviews/interview/244-yasuhito-watanabe-pianist.html ★バイオリン/パリオペラ座管弦楽団 https://www.andvision.net/interviews/interview/253-lisa-oshima-violin.html ♪サポートパックの詳細は≪こちら!≫からお問い合わせ下さい。 https://www.andvision.net/brochure.html **==================================** 次回は次回は…番外編!?お楽しみに~♪ **==================================** アンドビジョン株式会社 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 HP:https://www.andvision.net/ 営業時間 [平日] 10:00-20:00 [土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ) 日曜日はお休みを頂いております。 < メール・ファックスは、365日・24時間受付 >

永井 海翔さん / ジョアン・ブラッキーン/バークリー音楽大学教授/ジャズピアノレッスン

永井 海翔(ながい かいと) 中学3年の9月に同年代のプレイヤーとプロのミュージシャンと初めてのライブをする。 また、同年の夏にオーディションによる、神戸ユースジャズオーケストラへの参加を果たす。 ○ピアノ、ベース、ドラムのトリオでのリーダーライブ。 ○サックスが入ってのカルテットでのライブ。 ○ベースとのデュオライブ。 ○神戸ユースジャズオーケストラでの出演。 ○毎月、神戸市西区のイタリアンレストラン「K&PASTA」で、ソロピアノライブ。など。 昨年は、ライブに56回出演する。 -まず簡単な自己紹介、現在まの略歴を教えて下さい 永井様 5才からピアノを始め、7才でジャズピアノに転向。小学6年生の夏からジャズのライブハウスに通い、即興演奏もするようになる。中学3年生の夏からライブ活動をするようになり、現在は月3~4回、多いときは7~8回、ライブに出演している。高校と並行してジャズの専門学校にも通っています。 -今まで講習会などに参加されたことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 永井様 有名なジャズピアノの先生の講習会に参加したことがあります。海外旅行は今回のアメリカを入れて8回目です。 -プライベートレッスンに行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 永井様 高校卒業後、バークリー音楽大学に留学するかを考えているので。 -先生の雰囲気はいかがでしたか? 永井様 優しく、親しみやすいとてもいい先生だったです。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 永井様 和やかで、とても楽しくレッスンを受けることができました。 -先生はどんな人でしたか? 永井様 レッスンは2回で、始めにぼくの好きなピアニストの名前を聞かれ、そのピアニストの曲をしたり、ぼくのしたい曲を中心にレッスンをしていただいた。また、苦手なところの効果的な練習方法を教えていただいたりした。1日目にすすめられた曲を明日までに練習(またはイメージして)くるように言われ、2日目は、その曲のレッスンをしていただいた。これから練習したらいい曲を教えていただいたり、練習方法を教えていただいた。レッスンを録音して日本に帰ってからも練習できるようにと言われた。楽譜もいろいろいただき、とても内容の濃いレッスンだったです。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 永井様 和気藹々とし、スムーズにレッスンが進み、とても助かったです。向かい合ったピアノで、先生とセッションしながらのレッスンがぼくにとても合っていて、楽しく、わかりやすかったです。 -練習はどこでしてたのですか?どれくらい練習出来ましたか? 永井様 先生のご自宅で。2日間とも1時間半ほど。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 永井様 ライブハウスに行ったり、ミュージカルを観に行ったり、美術館に行ったりした。  -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など) 永井様 とにかく寒かった。ニューヨークはこわいかもと思っていたが、親切な人が多く、治安も悪いようには思わなかった。どこに行っても人が多かった。 -どこか遊びに行ったところはありますか? 永井様 ボストン美術館、クインシーマーケット、スモールズ、ブルックフィールドプレース、ミッドタウンでオペラ座の怪人、メトロポリタン美術館、メイシーズなど。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?対応はどうでしたか? 永井様 ボストンでは、コートヤード ボストン ダウンタウン。    ニューヨークでは、ホリディインエクスプレス。    どちらも清潔で、くつろげた。が、どちらのホテルもスリッパがなかったので、持って行ったら良かったです。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? 永井様 ホテルからは、歩いてレッスン会場に行きました。 -ごはんは何を食べましたか?お口には合いましたか?外食は1食何円ぐらいでしたか? 永井様 ボストンでは、ホテルのレストランで朝食を。美術館でスープを。クインシーマーケットでは、クラムチャウダーとロブスタードッグを。 ニューヨークでは、ホテルの朝食が無料だったのが良かった。メニューも多かった。通訳の人とウォール街でピザを、グリニッジビレッジでタコスを、ブルックフィールドプレースではフードコートで、美術館ではサンドイッチ、メイシーズでイタリアンを。 フードコートのラーメンが1杯14ドルなど、物価が高いと思いました。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 永井様 積極的に英語で話しかけることだと思います。 -留学中に困ったことなどはありますか? 永井様 ボストンからニューヨークに移動するのに、リモライナーの予約に苦戦しました。 -今回プライベートレッスン、マスタークラスを受けて良かったと思える瞬間はありますか? 永井様 ぼくの弾くピアノを褒めてくださり、バークリーの奨学金ももらえるだろう、近いうちにまた会いましょうと先生に言っていただきました。 -留学して、何か自分が変わったなとか成長したなと思う事はありますか? 永井様 もっと英語をがんばろうとか、留学にむけて前向きな気持ちになりました。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 永井様 音楽面:ジャズを聴きにライブハウスに行く人がとても多い。ライブハウスのセッションではもっとどんどん自分から出ていかないと、わりこまれる事です。 -留学前にしっかりやっておいた方がいい事は何かありますか? 永井様 英語の習得。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか? 永井様 迷っているなら、とりあえず実際に現地に行ってみること。 -今後の活動は?進路などありましたら教えて下さい。 永井様 高校を卒業して、バークリーの奨学金をもらって、専門学校(バークリーと提携しているので)では単位交換をたくさんできるようにしたい。高校の間にプロの人と一緒にライブ活動をたくさんしたいです。

【特別ご招待!限定5組!】3/5チェロリサイタルご招待のお知らせ

メールマガジン読者限定☆特別招待!】 3月5日にソロリサイタルを開催する上野通明さんが、 先日、ルトスワフスキ国際チェロコンクールにて 第二位を受賞しました!! その入賞を記念しまして、上野さんのリサイタルに ≪抽選で5組様を特別ご招待≫いたします♪ メルマガ読者限定の特典です!ぜひご応募ください! リサイタル詳細は☆こちら☆ http://www.concert-and-vision.info/2017/10/25/2018-03-05mon%E3%80%80%E4%B8%8A%E9%87%8E%E9%80%9A%E6%98%8E%E3%80%80%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AB/ ≪応募方法≫ お名前、来場人数、連絡先(メールもしくは電話番号)を記載の上、このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。までメールをお送りください。 ≪応募締め切り≫ 3月2日 12時まで ≪抽選結果お知らせ≫ 3月2日 14時以降(予定) *メールにてご連絡しますので、@andvision.netの受信設定をお願いいたします。 --------------------------------------------- アンドビジョン株式会社 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 HP:https://www.andvision.net/ 営業時間 [平日] 10:00-20:00 [土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ) 日曜日はお休みを頂いております。 < メール・ファックスは、365日・24時間受付 >

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