H・Hさん/アン・ペッカム先生(バークリー音楽大学主任教授)特別プログラム&語学学校

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 H・Hさん:青山学院大学4年に在学中。ボーカルは大学生から始めて約三年半ぐらいになります。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? H・Hさん:今回の留学が初めての海外で初めての留学でした。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? H・Hさん:大学入学時からずっと留学したいと強く思っていて、卒業する前に行かないともうできないんじゃないかと思ったからです。 早い段階で実力を確かめ、経験を積みたいと思った為です。 -先生はどんな人でしたか? H・Hさん:すごく優しくい方でした。レッスンと関係ないことでも、優しく助けてくれました。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? H・Hさん:気持ちをどう入れるか。という部分が自分の課題だでしたが、具体的にどんなプロセスを踏めばいいかを教えていただいたことが今でも印象に残ってます。 -レッスンは何語で受けましたか? H・Hさん:英語です。分からない時は通訳の方に頼りつつ、基本的には先生と直接英語でコミュニケーションを取っていました。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? H・Hさん:宿泊先で練習していいと言われていたのですが、個人的に練習しにくく、十分な練習はできなかったかなと思います。声出しもちょっと静かめにしていました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? H・Hさん:基本的には語学学校だったり、常に誰かと出掛けていました。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など) H・Hさん:初めての海外だったので渡航前は身構えてた部分はありましたが、いざ行ってみると想像が大きすぎたなと思っています。財布を無くしてしまったのですが、手元に戻ってきて思ったよりも治安は悪くなかったかなと思っています。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? H・Hさん:ホストファミリーのお宅に宿泊しました。基本的には特に問題がなかったんですが、洗濯はしてくれるとのことでお願いしたら、汚れていたり、何枚か返ってこないというトラブルがありました。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? H・Hさん:基本的に鉄道です。家からも学校からも最寄り駅は10分程度で、1時間以内の移動距離でした。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか? H・Hさん:朝食と夕食はホストファミリーの方が用意してくださいました。基本的には朝はパンを少し、夜は外食することもありましたが、帰ってきたら準備してくれていました。レストランにはあんまり入らなかったので、平均15〜20ドルぐらいだったかなと思います。 -語学学校はいかがでしたか? →日本から来てる生徒の方も数人いて、生徒も先生もフレンドリーで話しやすく授業の雰囲気もよく、友達も思っていた以上にできたました。 今まで英語を実際に使ってみる経験がなかったので、実際に使ってみたら意外とコミュニケーション取れるんだなとか、意外と聞き取れるんだなという発見があり、自信が付き精神面的な成長を一番感じました。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? H・Hさん:伝えようとする気持ち。最初の一歩を振り絞って話しに行くことを頑張れれば、その後も順調にいけると思います。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? H・Hさん:音楽面では、帰国後に練習した時に自分で成長したなと感じられた時ですね。語学面では、英語力が伸びたこともそうですが、それ以上に日本にいたら絶対できなかったような世界各国の友達との繋がりが出来たのが一番大きいかなと思います。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? H・Hさん:自信が持てるようになったこと。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 H・Hさん:気候ですね。日本は湿度が高く暑いが、ボストンはカラッとして夏でも最高30度。日本から行くと過ごしやすかったです。また、現地のお店の店員さんはラフに話し掛けてくる人が多く、そこも日本とは違うなと感じました。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか? H・Hさん:母国語ではない言語を話す場所に行くとなると心構えすると思いますが、緊張をほぐすには勉強しかないので、事前に語学力を最大限まで伸ばしておくことが重要だと思います。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 H・Hさん:卒業するまでは芸能関係のオーディションを受ける予定です。その後は、今回の留学を経験して改めて海外に行きたいという気持ちが強くなったので、できればもう一度海外に行けたらなと思ってます。 -ご協力ありがとうございました。

H・Dさん/カルロ・バルザレッティ先生(州立ガッララーテ音楽院)特別プログラム

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 H・Dさん:音楽大学卒業後、小学校教諭を勤め、その後自身の音楽教室を開き運営をしています。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? H・Dさん:海外に行くのは初めてでした。 -今回海外に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? H・Dさん:子供に対してのノウハウを勉強してきましたが、演奏にもう一度向き合いたいという気持ちと、コロナ禍で音楽や世界史に興味を持ったのでイタリアに留学を決めました。 -先生はどんな人でしたか? H・Dさん:素晴らしかったです。最初からフレンドリーな方でした。常に音楽の高みを目指している先生ですが、意見を押し付けることなく、私の年齢や、留学の目的を考えてくださり、子供達に伝えるということや、コンサートで音楽を伝えることはどうゆうことなのか、コンサートで大切にしていることなどを惜しみなく伝えてくださいました。先生のお話を聞けることが、刺激になりました。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? H・Dさん:体の使い方を具体的に教えてくれました。実際に先生の身体を使って説明してくれて分かりやすかったです。 -レッスンは何語で受けましたか? H・Dさん:通訳を通してイタリア語で受講しました。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? H・Dさん:アンドビジョンさんに、歩いて行ける距離の練習室を予約してもらいそこで練習しました。スタッフさんも良くしてくださり問題なく練習できました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? H・Dさん:美術館や教会を巡りました。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など) H・Dさん:SIMやWiFiがあれば、主要都市では問題なく携帯も使えたので、生活面に関して困ることはないかと思います。電車も乗りやすいです。ただ早朝と夜遅くは様々な人種の方が電車に乗ってくるので、そこは気をつけた方がいいです。スリは現地の方でも遭うそうなので、緊張感を持って行動した方がいいです。最低限の注意は必要ですが、現地の人はみなさん親切な方でした。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか? H・Dさん:カフェやコンビニで済ませました。日本のコンビニのようにサラダやカットフルーツなどを購入できました。カフェなどでは15ユーロ程度、レストランで食事するとなると30ユーロ程度ぐらいはしました。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? H・Dさん:挨拶やお礼の言葉ぐらいは、現地の言葉で話すのが良いと思います。Google翻訳も使えたので、ゆっくりイタリア語で話してもらえれば問題なく生活できました。 -留学中に、困ったことなどはありますか? H・Dさん:1カ国のみのSIMだった為、乗り継ぎのヘルシンキや到着後すぐに携帯が使えなかったことです。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか? H・Dさん:飛び込むことが大事。現地に行ったからこそ分かることがあるので、気持ちがあれば行動することが大事です。スマホでしか対応できていないこともあるので、スマホが使えることは必須です。渡航前にある程度の国の知識は付けた方は面白さが倍増すると思います。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 H・Dさん:引き続き演奏活動や音楽教室をもっと積極的にやっていきたいと思います。現地で夢を持っている人達に出会えたことで、まだまだ夢を持ってやっていきたいと思えました。 -ご協力ありがとうございました。

野地多聞さん/モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 野地さん:東京音楽大学を卒業後、フリーランスとしてプロのオーケストラや室内楽で演奏活動をしています。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 野地さん:今年で2回目の講習会参加です。小中学生時代に所属していたジュニアオーケストラで年1~2回海外に行き、現地のジュニアオーケストラと一緒に演奏したりしてしました。アメリカのカーネギーホールや、ウィーンの学友協会で演奏したこともあります。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 野地さん:大学卒業のタイミングでコロナが流行し卒業後の仕事は全てキャンセル。お家時間で、海外の演奏家の映像などを見る時間が増え、海外に興味を持つようになり、自身の研鑽の為に海外で勉強したいと考えるようになりました。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? 野地さん:先生のクラスは8人の参加者がいました。アジア人が半分、日本人は1人、残りがヨーロッパの方達で17歳~28歳くらいの方々でした。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 野地さん:初日にオリエンテーションやコース登録を行い、オリエンテーション終了後から早速レッスン。約1週間の日程で、45分のレッスンを4回分受けることができました。先生によって異なりますが、9:00~20:00頃までレッスンされている先生もいらっしゃいました。 -先生はどんな人でしたか? 野地さん:とても素晴らしい先生でした。とても暖かく誰にでもオープンに接してくださり、質問もしやすい雰囲気の中でレッスンを受けることができました。事務局のスタッフの方々も、丁寧に対応してくれました。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 野地さん:先生のレッスンは音楽史やソルフェージュ、理論が全て繋がっているレッスンでした。身体の使い方についても教えていただき、脱力した状態での演奏方法を教えていただきました。 ヨーロッパの先生方のレッスンは、好きなように演奏しなさい。と言うイメージを持っていましたが、身体の仕組みや音楽の仕組みは全て自然に乗っ取り、全てに理由があるという事を教えてもらいました。 -レッスンは何語で受けましたか? 野地さん:みんなが理解しやすいよう基本的には英語でした。去年参加したときは、通訳の方をお願いしていたので、ドイツ語でのレッスンでした。 -講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか? 野地さん:クラスコンサートとファイナルコンサートがありました。クラスコンサートは先生が指名した人が出演するクラスもあれば、任意で出演できるクラスもありました。ファイナルコンサートは全楽器で選抜された人が出演できるコンサートでした。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? 野地さん:練習室を予約は早い者勝ち。1人1日2~3時間しか予約できなかったので、学生寮で練習していました。7:00頃から20:00頃までは寮で練習していました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 野地さん:聴講をしていました。時間がある時は、学校近くのミラベル宮殿や楽譜屋さん、弦楽器専門店に行ったりしていました。また、講習会で知り合った受講生とご飯を食べに行ったりしました。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)  野地さん:夜は学校近くの中心部はすこし危ない印象。寮の近くは人気が少ないのですこし怖かったですが、治安は悪くありませんでした。街の方々はお年寄りを大切にされているイメージで、トラムに乗っても若者は必ず席を譲られていました。そして日本のように携帯ばっかり見てる人はいませんでした。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? 野地さん:学生寮です。初日に鍵を受け取るボックスが暑さで故障しているトラブルがありましたが、担当の人が日曜日でも対応してくれ無事に入寮できました。 -宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど) 野地さん:一人で生活する分にはちょうど良い広さのシングルルームで、日当たりも良かったです。調理器具やお皿、洗濯機や乾燥機は常備されています。洗濯機はアプリで動くようになっており。20€チャージして、洗濯機1回利用するのに2€、乾燥機に1€必要でした。湿度が無いので乾燥機を使用しなくても、置いておけば乾きます。お風呂はシャワーのみで、ユニットバス。宿泊した部屋の水圧は弱く、シャワーブースのカーテンが異様に短かったので、トイレの部分が濡れてしまうのが少しストレスに感じました。 -お食事はお口に合いましたか? 野地さん:基本的にどれも美味しく日本人の口に合うと思います。大学近くのモーツァルトカフェとアルターフォックスのシュニッツェルがおすすめです。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 野地さん:自分の意見をちゃんと伝えることが大事です。英語が苦手でも、話したい意思をちゃんと見せたほうがいいです。あとは柔らかい表情で話しかけるのがコツです。 -留学中に、困ったことなどはありますか? 野地さん:薬が無かったことですね。胃薬や頭痛薬などの常備薬は日本から持って行った方がいいです。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? 野地さん:音楽的な学びはもちろん、新しい出会いがあり人脈を広げられるということが良かったです。また、すでに留学されている日本人の参加者もいたので、留学の情報収集ができたことも良かったです。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? 野地さん:観光客が少ない時期だったので、少しアジア人が浮いている感覚がありましたが、そのような時期に一人現地で過ごすことで、コミュニケーションの面でメンタルを鍛えられました。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 野地さん:交通機関は日本のように時間通りではありません。トラムは時間よりも早く出発してしますこともあれば、20分以上遅れることもありました。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいこと、しっかり準備しておいたほうがいいことなどありますか? 野地さん:海外の学校に留学をするのであれば、受験前に先生とコンタクトがあるかないかは大きな違いなので、講習会に参加するなどして先生にしってもらうということが大事だと思います。また、語学力があるかないかでは、コミュニケーションの内容が変わってくるので語学はちゃんと準備したほうがいいです。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 野地さん:留学準備をしていきます。 -ご協力ありがとうございました。

羽栗京香さん/モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー&語学学校

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 羽栗さん:現在高校3年生で、海外の音楽大学への進学を考えています。母が声楽家という事もあり、幼い頃から音楽に触れていて、2歳頃から今までピアノを演奏してきました。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 羽栗さん:中学2年生の時にウィーンの講習会に参加したことがあります。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 羽栗さん:クリストファー・ヒンターフーバー先生が講習会の教授としていらっしゃったからです。目指している大学の教授で、オンラインでレッスンを受講したこともあります。先生の教え方や音楽が好きで、今後先生に教わりたいと思っています。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? 羽栗さん:先生のクラスは13名くらいでした。日本人は3人、中国出身の方が多くアジア系が多かった印象です。年齢層は同い年くらい~年上の方々でした。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 羽栗さん:60分×4回のレッスンを受講しました。 -先生はどんな人でしたか? 羽栗さん:優しく紳士な先生でした。音楽に対して真剣に向き合っている方で、質問すると真面目に回答してくださいました。講習会スタッフは英語で対応してくださり、親切な方々でした。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 羽栗さん:ショパンの曲をレッスンしてもらったときに、腕の使い方、指の動かし方などの技術的な面や、音楽の詳しい内容といった音楽的な面も教えていただけたことがとても良かったです。 -レッスンは何語で受けましたか? 羽栗さん:私は英語でレッスンしていただきました。生徒によってはドイツ語でレッスンを受けている方もいました。 -レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか? 羽栗さん:最終日に各教授のクラスから1名程度の方が選抜されて演奏する選抜者コンサートがありました。 -講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか? 羽栗さん:4日目にクラスコンサートがあり、受講者全員が10分程度の曲を、ホールで演奏しました。コンサートではありませんが、全楽器のレッスン全て聴講可能なので、舞台の上ではありませんが、レッスンでも人に聴かれてるような状態でした。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? 羽栗さん:別途練習室を予約していましたが、大学の練習室も使わせていただきました。Informationで予約する方法で、お昼後など予約が取りにくい時間帯はありましたが、朝一や夕方などは取りやすかったです。変更も可能でした。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 羽栗さん:聴講していることが多かったです。他の楽器の聴講もできたので、声楽のレッスンも聴講していました。語学学校に通っていたウィーンでは、平日は練習と語学学校のスケジュールでしたが、休日は観光したりお買い物したりしました。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)  羽栗さん:ザルツブルクでは音楽祭の期間であったこともあり多くの人がいました。街も綺麗です。ウィーンでは現地の方々と関わる機会もあり、頑張ってドイツ語を使って話しましたが、しっかり話を聞いてくれて助けてもらうことも多かったです。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? 羽栗さん:モーツァルテウムの学生寮に宿泊しました。 -宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど) 羽栗さん:部屋にはキッチン・シャワールーム・ベット・机・棚があり、朝食や夕食はキッチンを使用して作っていました。洗濯機はランドリールームがありましたが、私は手洗いしていました。乾燥しているので、夜干して寝ると、朝にはほとんど乾いていました。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? 羽栗さん:バスで移動しました。バス停から学校も近く通いやすかったです。日本ではあり得ないことですが、現地のバスは、バス停で停まらないこともあり驚きました。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいでしたか? 羽栗さん:大学の目の前にサンドウィッチ屋さんがあり、クラスの友達と食べに行きました。ウィーンでは週末にレストランに行ったりもしました。円安の影響もあり、ハンバーガーを食べるのに2人で5,000円くらいして驚きました。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 羽栗さん:自分の意見をちゃんと伝えることが大事だと思います。 -留学中に、困ったことなどはありますか? 羽栗さん:ザルツブルクに滞在した時にスリに遭い、警察に行く必要がありました。現地の警察の方も丁寧に対応してくれたので良かったですが、やはり日本と同じ感覚でいてはいけないと感じました。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? 羽栗さん:真剣に音楽を学んでいる人達に囲まれている環境で、悩みを共有できたり、いろんなアドバイスをもらえたこと。帰国後も連絡を取り合える出会いができたことが良かったと思える瞬間でした。語学学校では全員が目標を持って学んでいるので、休み時間でも友達とドイツ語で頑張って会話したりなど、みんなで高め合える環境で学ぶことができ、語学に対するモチベーションも上がったことが良かったです。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? 羽栗さん:今までは受け身でいることが多かったのですが、留学したことで自分から何かを発しなければいけないことを学び、帰国後は自分の気持ちをちゃんと発するようにしています。音楽面では、留学を通して「どれだけ音にこだわれるか」という部分が足りないと感じ、今後努力していかなければいけないなと考えることができました。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 羽栗さん:日本では、近くに外国人で困っている人がいたら英語で話しかる方が多いですが、オーストリアでは。いかにも外国人という人にも、ドイツ語で話しかけてきます。英語で話していただけますか?と伝えてもドイツ語で返ってきました。笑 英語は世界共通語とされていますが、オーストリアで生活するなら、やはりドイツ語を話せないといけないなと感じました。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいこと、しっかり準備しておいたほうがいいことなどありますか? 羽栗さん:語学は勉強しておいた方が絶対に良いです。そのほうが先生とも細かいコミュニケーションが取れるし、何か多少の問題があっても対応できると思います。また、7月~8月のザルツブルクは結構寒かったので、温度調整できるものを持参されたほうがよいです。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 羽栗さん:高校卒業後、留学する予定です。 -ご協力ありがとうございました。

長谷川ゆかさん/パリ国際音楽アカデミー&ウィーン国際音楽ゼミナール

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 長谷川さん:国立音楽大学を卒業後、音楽教員として8年間勤務し、ピアノ講師や演奏活動に専念したいと思い今回の留学を決めました。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 長谷川さん:旅行で海外に行ったことはありましたが、講習会に参加するのは今回が初めてでした。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 長谷川さん:実績を作り自信を付けること、技術の向上の為の2点を理由に参加を決めました。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? 長谷川さん:パリ国際では1クラス7人程度の生徒さんがいました。現地の有名な音楽大学の生徒さんが多く参加されていました。ウィーン国際では1クラス6~9人程度で、日本人が多かったです。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 長谷川さん:パリ国際では8日中6日間レッスンで、1レッスン90分してくれました。とても熱心な先生でした。ウィーン国際では1レッスン60分のレッスンが4回ありました。初日の時点で既に予定が組まれていたのでスケジュールが組みやすかったです。 -先生はどんな人でしたか? 長谷川さん:パリ国際でのパスカル・ゴダール先生は現役で活躍されている先生で熱量がとてもありとても熱心に教えてくれました。ウィーン国際ではアレキサンダー・ロスラー先生に教えていただきましたが、穏やかでとても優しい先生でした。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 長谷川さん:共通してコントラストがはっきりとしていたと感じていました。弾き方も日本よりも派手な印象でした。 -レッスンは何語で受けましたか? 長谷川さん:パリ国際ではフランス語、ウィーン国際ではドイツ語でした。どちらも通訳さんをお願いしていましたが、英語で先生と直接会話したこともあります。 -レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか? 長谷川さん:パリ国際では各クラス始まりは顔合わせして、終わりは先生含めクラスみんなでランチして解散でした。ウィーン国際ではオープニングの演奏会があり、最後の受講者コンサートの終わりに主催者の方からの挨拶がありました。 -講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか? 長谷川さん:パリ国際では最終日にクラス発表会がありました。ウィーン国際では1クラス2名、選抜された人が出演できるコンクールがありました。コンクールに出演しない人が演奏できるコンサートもありました。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? 長谷川さん:パリ国際ではフラットシェア先で10:00~19:00までは使っていいと言われたものの、気を使う部分もあったので、講習会場の練習室で練習しました。基本は2時間でしたが、混んでない時は1日中使わせてもらえました。ウィーン国際ではホテルの練習室で1日1時間練習できました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 長谷川さん:OFFの日に主要地を観光していました。         -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? 長谷川さん:パリではフラットシェア先に宿泊し、ウィーンではホテルに宿泊しました。 -宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど) 長谷川さん:パリのフラットシェア先は一人部屋で、台所も自由に使えました。冷蔵庫も私用に用意してくれてホストの方がとても良くしてくれました。ウィーンのホテルはテレビなどはなく、ベッドとシャワーと必要最低限のものが揃っている感じです。水道から茶色い水が出てきたこともありましたが、清掃も毎日してくれていたので困ることもなかったです。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など) 長谷川さん:パリでのフラットシェア先は郊外だったので、夜はあまり出歩かないようにしました。やはりスリは多いようで、通訳さんやホストからも気を付けてと言われました。フランスでは英語が通じないことが多かったです。ウィーンはフランスに比べて治安はとてもいいと感じました。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか? 長谷川さん:パリでは宿泊先や講習会場の近くにスーパーがあったので、買い物してサンドウィッチ作って食べたりしました。ウィーンではホテルの朝食が毎日同じでしたが、種類は沢山ありました。夜は友達と飲みに行ったり、スーパーで買い物したりしていました。外食するとなると1回25ユーロぐらいかかりました。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 長谷川さん:自分から積極的に挨拶や話しかけること!です。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? 長谷川さん:実際に間近で先生のレッスンを受けて、同じ楽器を弾いているのにこんなに違うのかと実感できた瞬間。また、ウィーンでのコンクールでは1位をいただき、日本でも頑張らなきゃいけないなという気持ちになれたこと。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? 長谷川さん:海外で色々分からず怖い思いをした中で一人で乗り越えられたので、日本だったらなんでもできる!という気持ちになり、自分から行動を起こしていこうという気持ちになったこと。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 長谷川さん:食事ですね。パンが好きではなく。お米も売っているのですが、タイ米だし、日本食レストランも高かったので、食事の面ではナイーブになることがありました。あとは交通機関は切符なくても乗車できてしまうシステムだったり、時間も含めて日本と比べて緩いですね。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか? 長谷川さん:挨拶やちょっとした単語程度は知ってから渡航したほうがいいです。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 長谷川さん:地元のコンサートにちらほら出演する予定です。将来はピアノ教室を開きたいなと考えています。 -ご協力ありがとうございました。

佐藤佑樹さん/モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー&アレグロ・ヴィーヴォ室内楽マスタークラス

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 佐藤さん:京都市立芸術大学卒業後、大学院に進学し、卒業後は一年間社会人を経験した後、現在留学に向け準備中です。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 佐藤さん:昨年ウィーン国立音大のサーマーセミナーに参加しました。それが人生で最初の海外セミナー参加となり、それをきっかけに興味を持ち今年の夏もセミナーに応募しました。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 佐藤さん:ウィーン国立音大の教授のレッスンを受けることを目的に昨年も参加し、昨年レッスンを受けた先生は、ご年齢の問題で新規の生徒を受け付けていないということで、帰国後アンドビジョンさんにヒンターフーバー先生と繋いでいただき、先生が参加される講習会に今年は参加しました。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 佐藤さん:モーツァルテウムは45分、アレグロ・ヴィーヴォは約60分のレッスンでした。モーツァルテウムは14〜15人の参加者で、一人3回のレッスンでした。アレグロ・ヴィーヴォの参加者は5〜6人でほぼ毎日レッスンでした。可能な限りレッスンしてくださる先生で、受講生の数に応じてレッスン時間と回数を調整するという感じでした。 -先生はどんな人でしたか? 佐藤さん:人間味溢れる方で、朗らかでいつも笑顔で本当に優しい先生でした。また、とても真面目で、レッスン前の時間は既に先生が練習されていたりと音楽に対して誠実な方でした。熱量高く、ご自身に対してハードルが高い方なのかなと思いました。口調とか表情まで厳しいわけではないですが、笑顔でレベルの高い要求をしてくるというギャップが面白い先生でした。セミナー期間中に先生が伴奏されたコンサートでは、全曲暗譜で演奏されていて、セミナー期間中でも隙間時間で練習をして、音楽を深く理解して演奏する為にそこまでしている姿はとても刺ささりました。ピアニストとしての理想の姿を体現されている方だなと思ったので、僕にとっては理想とする完璧なピアノの先生でした。オンラインレッスンをずっと受けていましたが、対面でのレッスンは比べ物にならなかったです。コミュニケーションを取るにしても、オンラインかつ通訳を挟んでのコミュニケーションは距離があり、雑談をする時間もないので、仲良くなれる雰囲気を作れなかったですが、対面でレッスンを受けて、ようやく先生との距離が近くなり仲良くなることができました。また、目の前で演奏を聞いていただいて、目の前で指摘してもらえるのはレッスンの質としてとても高かったです。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 佐藤さん:楽譜に忠実に演奏することです。堅苦しい演奏とか楽譜にぴったり合うようにちゃんと弾きましょう。ということではなく、楽譜に書いてあることを正しく読んで理解した上で最大限好きなように演奏する。そこまでやって初めて楽譜通りなんだということが本質だと感じました。楽譜通り弾けているうえで、より深くより表現しよう。という演奏の組み立て方、練習の仕方が、どの時代どの作品でも一貫していました。クラシック音楽は楽譜ありきの音楽なので、それを守った上で素敵な演奏にしていく姿勢からウィーンの伝統みたいなものを感じました。ウィーンの音楽が素敵な理由は、そういう姿勢にあるんじゃないかなと感じましたね。 -レッスンは何語で受けましたか? 佐藤さん:英語でコミュニケーション取っていました。モーツァルテウムの方でも通訳さんに手助けいただく機会はほとんどなかったです。通訳さんを介さないレッスンはスムーズで、同じ時間ですが長い時間レッスンしてくれているような感覚になりました。 -講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか? 佐藤さん:両方ありました。講習会全体の代表者コンサートも両方あり、それとは別にクラス全員門下生同士で聞き合うというのがありました。音楽祭の中のセミナーだったので、コンサートは毎日ありチャンスがあれば演奏できる人もいました。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? 佐藤さん:モーツァルテウムでは練習室を1日3時間まで借りることができました。初日にレッスン日程が分かるので、事前に受付で予約していました。アレグロ・ヴィーヴォでは、近くの音楽高校の練習室を借りていました。8部屋の練習室があり、8:00〜14:00、14:00〜20:00までの2分割での予約。ただ、午前中に練習した日はその後練習ができないので、翌日朝からレッスンなどは困りましたね。受講生同士でコミュニケーション取って、短時間借りることもありました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 佐藤さん:観光はほとんどしませんでした。外食程度です。基本的にはすぐ寝て、また早く起きて練習しなきゃいけないような状況でした。あとは、レッスン前後は聴講したり、時間ある時は他の先生のレッスンを聴講したりもしました。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)  佐藤さん:両方ともそんな悪いっていう感じではないと思います。スリの被害はやはり聞きました。バスや特にスーパーマーケットでの被害を聞くことが多かったです。最低限の貴重品の管理とかはしておかないといけないと思います。街の様子はザルツブルグも中央駅から離れてしまうとだいぶ田舎町ですが、綺麗に整備されていました。欲しいものが揃わないことはないと思います。ホルンはハイジを想像させるような場所で、見渡す限り畑と野原が広がっています。夏でしたが夜中は14度くらいまで下がることもあり、昼間も少し肌寒いくらいでした。天気が変わりやすいので、傘を持っていないと困りました。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? 佐藤さん:学生寮に宿泊しました。モーツァルテウムの方は広めのワンルームで、キッチンがあり、コンロ2口あり、料理がちゃんとできるような環境で冷蔵庫も付いていました。コインランドリーが寮にありますが、周りの受講生などによって清潔度が変わったりするので日本人的には抵抗があるかなと。アレグロ・ヴィーヴォの部屋は狭かったです。二段ベットと机1台とクローゼットのみでした。2人部屋だったので、気を使う必要があり一人部屋に比べると快適ではないかと思います。コインランドリーも綺麗で、食堂の食事も美味しかったです。 -お食事はお口に合いましたか? 佐藤さん:モーツァルテウムでは自分で料理したり、大学前のサンドウィッチ屋さんによく行っていました。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? 佐藤さん:モーツァルテウムはバスを利用しました。アレグロ・ヴィーヴォの移動は歩きです。徒歩で5〜10分くらいでした。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 佐藤さん:コミュニケーションをちゃんと取ることだと思います。挨拶もそうですし、合う合わないはあるので、無理に全員と仲良くする必要は決してないと思いますが、話せるかなって思った時に話してみたり、小さなコミュニケーションをちょっとずつ挟むのが大事かなと思います。拙い英語でも、話しかけてくれるってことが嬉しいし、一言でもコミュニケーションに繋がると思います。 -留学中に、困ったことなどはありますか? 佐藤さん:困った事ではないですが、生活必需品を色々持っていきましたが、現地で簡単に手に入るので荷物減らせるかなと思いました。あと、アプリを活用して生活することが必要です。コインランドリーの支払いもアプリだったので、アプリを活用できるかできないかでは天国と地獄みたいなぐらい違うと思います。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? 佐藤さん:朝から晩までピアノのことしか考えない生活だったので、しんどかったですが行って良かったと思っています。観光する時間もなかったので、楽しい思い出かと言われるとそうではないですが、一か月間とは思えないぐらい濃厚で、ものすごい成長のある時間でした。ヨーロッパは、音楽に集中しやすいような環境なのかなとも思いました。クラシック音楽に関わりのあるものがスッと視界に入ってくることが小さなモチベーションになって、クラシック音楽やピアノに向かっていける部分があったと思うので音楽家として成長する上で留学することはとても良い選択だなと思いました。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいこと、しっかり準備しておいたほうがいいことなどありますか? 佐藤さん:事前の練習はやっとけばやっとくほどセミナー期間中は楽だと思います。また、音楽に関係のあるものに関しては全部用意してから行った方がいいかなと思います。例えば先生に渡す楽譜とかは基本的に原本を持っていき、どの版の楽譜を使っているかや、間違いがないか確認してから渡航した方がスムーズです。やる気や目的があって、ちゃんと練習している人には先生も思い入れ持ってレッスンをしてくださるので、少しでも留学したい気持ちがあれば海外に行ってレッスン受けて、ガッツリ音楽に集中したら絶対思い出に残るセミナーとか渡航になるかなと思います。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 佐藤さん:ウィーン国立音大を受験予定です。入学してヒンターフーバー先生のレッスンを受けて、ヨーロッパ国際コンクールとかにもチャレンジしたいと思っています。ウィーン古典派とブラームス、シューマンの研究に力を入れ、帰国した時に研究を生かして子供達に指導できればいいなと思っています。 -ご協力ありがとうございました。

R・Kさん/ニース夏期国際音楽アカデミー

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 R・Kさん:東京音大を卒業後、大学院の音楽教育専攻科でソルフェージュを研究しました。卒業後は楽器店のインストラクターとして勤務しています。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? R・Kさん:近隣のアジア圏の国には行ったことがありますが、講習会に参加したのは初めてでした。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? R・Kさん:フランス音楽や文化、食べ物が好きなのでフランスに行きたかったというのがあります。また、歴史があり有名な先生が揃っている講習会だったので参加を決めました。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? R・Kさん:10名前後の生徒がいました。アジア圏やヨーロッパなど世界各国から参加者が集まっていました。参加していた日本人でも既にヨーロッパで生活している人が多かったです。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? R・Kさん:初日にクラス内の顔合わせとスケジュール確認がありました。初日からレッスンが始まり、45分~60分程度のレッスンが合計4回ありました。 -先生はどんな人でしたか? R・Kさん:厳しめの先生でしたが親切に教えてくれました。通訳さん曰くフランス人のおじいちゃんはみんなこんな感じとおっしゃていました。スタッフの方々も親切でした。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? R・Kさん:フランス音楽はとにかく楽譜通り読み込み、どう表現するのかということを教えてくださいました。楽譜に書いてあることを改めて教えてくださるレッスンでした。 -レッスンは何語で受けましたか? R・Kさん:先生はフランス語でレッスンされていました。希望があれば英語でもレッスン可能だったようです。 -講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか? R・Kさん:クラスの中から1名選出されて参加するコンクールがありました。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? R・Kさん:1日2~3時間程度は練習していました。練習室の部屋はそれぞれ決まっていて、空いていたら自由に使えました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? R・Kさん:聴講をすることが多かったです。練習室も空いていれば使える形式だったので、練習していることも多かったですが、たまに周辺を散歩したり、美術館にも行ったりもしました。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など) R・Kさん:寮の周辺は人も少なくのんびりした雰囲気で治安も問題ありませんでした。ニースの観光地などは人がとても多く、知り合いの人がスリにあったという話も聞きました。 -どこか遊びに行ったところはありますか? R・Kさん:通訳の方にお誘いいただいて海へ行きました。その他、大人数で市街地のビーチに行ったりもしました。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? R・Kさん:学生寮です。 -宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど) R・Kさん:1人一部屋で、広さはビジネスホテルよりも少し狭かったです。テレビやエアコンはなく、シャワーとトイレ、ベッドと机、冷蔵庫がありました。外の気温は日本より涼しいのですが、寮内がとても暑かったのでエアコンがなく大変でした。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? R・Kさん:徒歩で移動しました。 -お食事は何を食べましたか?お口には合いましたか? R・Kさん:朝昼晩、寮で提供がありました。美味しかったですよ。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? R・Kさん:勇気出して話してみることが大事だと思います。英語圏以外の国だったら、少しだけでもその国の言語を話すことも大事だと思います。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? R・Kさん:初のヨーロッパだったので、まず憧れ地に行けたこと自体が良かったです。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? R・Kさん:幅広い年齢層の人と出会える機会があり、色んな話を聞けたことで自分の世界を広げることができたのが大きな収穫だと思っています。 -留学前にしっかりやっておいた方がいい事は何かありますか? R・Kさん:英語は必須なので、旅行で使えるような英語は覚えておくこと。また、自分から進んで積極的にコミュニケーションを取りに行った方が良いです。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 R・Kさん:他の講習会にも参加したいなと考えています。また1・2年程度留学もしたいなと思っています。 -ご協力ありがとうございました。

堂向純央さん/ヨーロッパサマーアカデミー

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 堂向さん:小学校一年生頃からチェロを始めました。現在、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校の2年に在学しています。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 堂向さん:小学校5年生頃にジュニアオーケストラの演奏旅行でウィーンに行ったことがあります。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 堂向さん:高校生のうちに一度は一人で海外に触れておきたいと思っていました。3年生になると受験で忙しくなるので、今の時期がチャンスかなと思い、参加できるものに参加しようと思って決めました。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? 堂向さん:先生のクラスは4~5人いました。全体的に韓国や中国ご出身の方が多く、ヨーロッパご出身の方がちらほらという感じで、アジア圏の受講生が多かったです。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 堂向さん:1日目はレッスンスケジュール確認で、ほぼ一日練習でした。 2日目からレッスン開始となり、5日間の講習会の中で60分のレッスンが3回ありました。 -先生はどんな人でしたか? 堂向さん:見た目通りの優しい先生でした。分かりやすくコミュニケーションも取ってくださり、とても楽しいレッスンでした。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 堂向さん:フレーズ感を詳しく教えてくれました。「君の音楽は方向性が決まっていないから、物語性を持ってやりなさい」と言われたことが印象に残っています。 -レッスンは何語で受けましたか? 堂向さん:英語です。 -レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか? 堂向さん:コンサートは毎日ありました。そのコンサートは先生から推薦された人が出演していて、出演者は2日前~前日ぐらいに掲示板に張り出されて知るという感じでした。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? 堂向さん:実は最初、僕の名前が練習室にないというトラブルがあったのですが、スタッフに伝えたらすぐに対応してくださり、空いている練習室を探してもらえて問題なく練習できました。通常は3人1部屋のようで、1人1回最長2時間で交代で使用する感じでしたが、僕は後から探してもらった部屋だったので一人で使いたい放題練習できました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 堂向さん:レッスンがない日は近くのショッピングモールや川に散歩しに行ったりしてのんびり過ごしました。日本より、日没時間が遅いので、夜9時頃まで楽しめました。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など) 堂向さん:過ごしやすくとても落ち着いている街でした。レンガ風の地面もヨーロッパ独特な感じでとても楽しんで過ごせました。 英語を話せる方がほとんどでしたが、たまに英語が喋れない人もいて、そういう人とコミュニケーション取るのは大変でした。でもみなさん親切で優しくとても良い所でした。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? 堂向さん:ホテルに泊まりました。とても綺麗で朝食も美味しく問題なく過ごせました。難点があったとすれば、冷蔵庫が無いくらいです。 また、ビックリしたことは、ハンドソープ・ボディーソップ・ヘアシャンプーが全部一緒で、それ一本しか置いていなかったことです。 ホテルのスタッフもとても親切でした。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? 堂向さん:徒歩で移動しました。街並みもよく毎日楽しんで学校に行っていました。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか? 堂向さん:ケバブなどのファーストフードを食べることが多く、たまにレストランに行きました。 ポーランドの食事はとても美味しくて、量も多く最高でした。 レストランでは、1食300~500złくらいなので、日本円で1,000円前後くらいでした。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 堂向さん:英語です。現地では語学力の無さを痛感しました。 講習会は全部英語だったので、英語ができるとどこ行っても大丈夫だろうなと感じました。 -留学中に、困ったことなどはありますか? 堂向さん:英語がパッと出てこないので、細かいやり取りをするときは困りました。 語学が出来ればある程度のことは対応できるので、語学以外で困ったことは無かったです。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? 堂向さん:レッスンです。得るものが沢山があってとても充実した時間でした。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? 堂向さん:積極性という面では少し成長できたかなと思っています。 また、渡航する前と現地に着いてからでは音楽の見え方が変わりました。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 堂向さん:ポーランドの人達は前向きでとても積極的でした。 積極的にコミュニケーションを取ってくれて、初対面の人に対しても暖かくて、いい人ばかりでした。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか? 堂向さん:何も心配はせずにやりたい事をやれば楽しんで過ごせると思います。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 堂向さん:大学生になってまた留学ができたらいいなと思っています。 今回の留学で、今後自分に必要なこと、海外に行ったらどうなのか、など明確に分かったので、今後マスタークラスも受けて先生や国を探していけたらと思ってます。 -ご協力ありがとうございました。

C・Sさん/カリアリ夏期国際音楽アカデミー

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 C・Sさん:10歳から声楽を始め、現在東京音楽大学修士課程2年に在学中です。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? C・Sさん:ヨーロッパや、旅行でニューヨークには行ったことはありましたが、講習会の参加は初めてでした。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? C・Sさん:イタリア留学はずっと考えていて、コロナが落ち着いてきたので、夏休みの期間に実施され、かつ、気になる先生のレッスンが受講できる講習会だったので参加を決めました。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? C・Sさん:声楽の参加者人数は10人くらいでした。アジア、ヨーロッパ、欧米と様々な国から参加されていました。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? C・Sさん:1回30分のレッスンを毎日行っていただきました。 早めに到着していたので、レッスンが始まるまでの期間はピアニストの方と合わせをしていました。 -先生はどんな人でしたか? C・Sさん:愛情深く一人一人をよく見てくださり、その人その人に合った指導をしてくださいました。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? C・Sさん:アジリタという技法が作曲家によって違うので、作曲家に適した方法を伝授してくださるレッスンでした。 また、舞台で歌われきた先生なのでご自身の経験なども教えてくださいました。 自分に合ったレパートリーや私に合った曲を教えてくださり、日本では知られていない曲なども紹介いただけて、レパートリーに関して 見直すきっかけとなり大変勉強になりました。 -レッスンは何語で受けましたか? C・Sさん:イタリア語がメインで、たまに英語でした。ただイタリア語があまり理解できなかったので、ピアニストの方が英語に通訳してくださる時もありました。 -レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか? C・Sさん:選抜者の修了コンサートがあり、それで講習会終了でした。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? C・Sさん:19:00まで学校が開いていたので、18:00にレッスンが終わって1時間練習したり、朝早く行ってレッスン前に練習したりしました。学校の練習室は前日に予約できるシステムで、事務の方も親切だったので問題なく練習できました。宿泊したホテルで練習されている方もいらっしゃいました。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? C・Sさん:レッスン期間前は、コンサートを聴きに行ったり、お買い物をしました。レッスン期間中は10:00〜18:00で毎日レッスンがあり公開レッスン形式だったのでずっと聴講していました。なのでほとんど観光はしませんでした。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など) C・Sさん:田舎街で、フレンドリーで優しい方々が多かったです。治安もとてもよかったです。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? C・Sさん:ホテルに宿泊しました。ドライヤーやエアコンもありWifiも問題なく使えました。広々としたシングルルームで、コップも毎回変えてくれたりしました。部屋によっては冷蔵庫や食器がある部屋もあったので、設備は部屋によって異なると思います。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? C・Sさん:徒歩で移動しました。ゆっくり歩いて20〜30分程度の距離。バスで移動されいる方もいました。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか? C・Sさん:朝食はホテルで注文形式だったので、食べきれなかった物をお昼に食べることもありましたし、学校のカフェテリアで食事することもありました。夕食はスーパで買い物してお部屋で食べていました。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? C・Sさん:自己主張をしっかりとすることが大事だなと感じました。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? C・Sさん:イタリア人の反応を生で見れたり、実際にイタリアの生活スタイルを経験できたことは自分の音楽に活かすための何にも変え難い経験だと思っています。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? C・Sさん:言葉が通じない中でも、どうにか伝えたり、どれだけ表現しても全てを受け入れてくれる環境だったので、歌の表現を大きくすることができたり、そういった日本では経験できなかった事を経験したことで人として深くなったと思います。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 C・Sさん:イタリアはラテンな国なので、電車乗るにしても情報が全然正しくなかったり、小さいことを気にしない精神の国だなと感しました。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか? C・Sさん:日本で海外の先生のレッスンを受けるのと、現地で海外の先生のレッスンを受けるのは全く違うので、行く前は不安とか色々あるけど、行けばいい事しか無かったので、勇気のいることですが、頑張って一歩踏み出すことが大切だと思います。 -留学前にしっかりやっておいた方がいい事は何かありますか? C・Sさん:Wifi環境を整えること。語学をしっかり準備することです。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 C・Sさん:卒業後は留学を視野に入れて考えていこうと思います。 -ご協力ありがとうございました。

小二田知希さん/パリ国際音楽アカデミー&ウィーン国際音楽ゼミナール

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 小二田さん:現在高校二年生です。幼い頃に、母親が聴いていた平井堅さんの歌をずっと歌っている僕の姿を見て、歌を習うきっかけをくれて、幼い頃から音楽に触れていました。小学校6年生の時に、ホセ・カレーラスさんの歌に聴き惚れ、自分も人の心を動かせるようになりたいと思いオペラをやるようになりました。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 小二田さん:小学校6年生の時に学校の留学プログラムで3週間オーストラリアに行きました。 また、幼い頃に家族旅行でアメリカとシンガポールに行ったことがあります。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 小二田さん:海外の声楽の教育に興味が湧いて留学したいと思ったのが理由だったので、オペラが発展しているパリとウィーンの地を選びました。また、今回アンドビジョンさんからご紹介された先生にも魅力を感じたのも理由です。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? 小二田さん:パリ国際の先生のクラスは日本人の方が2人、現地の方が4人で全員で6人でした。 ウィーン国際のクラスは全員で14人前後でアジア圏の参加者が多かったです。先生のクラスは2クラスに分かれていて各クラス6〜7人でした。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 小二田さん:パリ国際では1日30分で毎日レッスンがありました。 ウィーン国際では基本1回40分のレッスンを4回でしたが、その日の喉の調子とかに合わせて20分だったり、他の日は60分というように臨機応変にやっていただきました。 -先生はどんな人でしたか? 小二田さん:お二人とも素晴らしい方でした。ダニエル・オッテヴァエレ先生は、ユーモラスな方で踊りながらレッスンしてくれるような先生でした。体全体を使って教えてくださり、歌に必要な体の使い方などを分かりやすいレッスンをしてくださいました。 ソーナ・ガツァリアン先生はとてもフレンドリーな先生で、生徒数が多く大変な中、一人ひとりと真剣に向き合ってレッスンしてくださいました。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 小二田さん:感情表現をすることに抵抗感があったようで、ダニエル先生のレッスン時に「歩きながら好きなように歌ってごらん。」と言ってもらったことで、初めて感情を表に出して歌ってもいいんだという意識に変わりました。 ソーナ先生は、発声方法や歌詞の意味やを中心に教えていただき、歌詞の意味から様々な表現方法があることを教えてもらいました。 -レッスンは何語で受けましたか? 小二田さん:ダニエル先生のレッスンはフランス語と英語でした。基本英語でコミュニケーション取っていて、英語で表現が難しい部分は通訳の方が教えてくれました。ソーナ先生のレッスンは基本ドイツ語でしたが、先生は英語も話せるので、英語でお話ししたりとか、授業の時も英語で教えてくれたりしました。 -レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか? 小二田さん:パリ国際はありませんでしたが、ウィーン国際はオープニングコンサートがあり、最後も受講者コンサートがありました。 -講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか? 小二田さん:ありました。パリ国際では一番最後にクラス内コンサートがありました。 ウィーン国際ではコンクールとコンサート合わせて3つありました。 また個人的にパリで日仏ピクニックを企画されている方に同行させてもらって、交流も兼ねて公園で周りの人に演奏を聞いてもらったりしました。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? 小二田さん:パリ国際は学校内の施設で練習できました。全室ピアノもあって広い部屋で一人で毎日練習することができました。ウィーン国際では、ホテルの部屋で練習が基本でした。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 小二田さん:パリでは日仏ピクニックを行いました。トビタテの活動の一部ですが、書道体験会をやったり、フラットシェア先のルームメイトには日本のプレゼンテーションをして日本の文化を知ってもらいました。ウィーンでも書道体験会を公園でやったり、オペラなども見に行きました。また、ヨーロッパの歴史が学べる場所として、ルーブル美術館やモーツァルトハウスに行き、歌の表現力の向上に繋げたり、文化的な要素を自分に取り入れるための活動をしていました。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? 小二田さん:フランスではフラットシェア先に宿泊しました。とても広く、調律されたグランドピアノも置いてありました。弾ける時間は限られていましたが、学校の練習室もあったので問題無かったです。朝食は果物やジャガイモ、シリアルもあってそれで済ます時もありましたが、スーパーで買い物して自分で作ったりもしました。 ウィーンではホテルに宿泊しました。毎日清掃もあったしとても綺麗でした。練習も問題なく練習もできたし、空いている時は地下のピアノ練習室も使ったりしました。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? 小二田さん:電車です。迷ったりしましたが、街中の人に聞いたら親切に教えてくれたので、問題なく過ごせました。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか? 小二田さん:どちらの国でもたまに自炊したり、友達と外食したりもしました。 ただ外食は高かったです。お水でもお金払わなきゃいけなかったので。外食すると、1食20ユーロぐらい。マクドナルドとかだと10ユーロぐらいです。どこも味は美味しかったですが、やはりお米が恋しかったです。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 小二田さん:自分から積極的に相手に話しかけることだと思います。 -留学中に、困ったことなどはありますか? 小二田さん:ウィーンでは昼間から酔っ払いに絡まれたりしました。言語が分かっていないと思われたのか、暴言吐かれたりもありました。どちらの国も物乞いの人達が多かったので、お金を求めて来る人が多かったです。あとは、実際にスリも遭った日本人参加者もいたようで怖かったです。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? 小二田さん:上手くなったねと、努力を認められた瞬間が来てよかったと感じた瞬間でした。成長するために行ったので、成長できて良かったと感じました。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? 小二田さん:1番は感情表現ができるようになったことです。ここまで表現していいんだと思えるようになりました。あとは、ドイツ語の曲を歌った時や、コンクールで結果が出たときは成長した実感を得ることができました。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 小二田さん:日本では、困ってる人がいたら助けに行く人が多いですが、現地の人は自分から話しかけに行けば優しくしてくれるけど、黙っていれば誰も助けてくれないです。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか? 小二田さん:主体的に動くことが大事です。人間関係はもちろん、スケジュールとかも。留学に行ってずっと部屋に閉じこもるのは行く意味がないので、分からないことがあれば調べたり聞いたりして進んで行動することが必要だと思います。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 小二田さん:留学の目的の一つに今後の進路の決意をするということもありましたが、今回の経験を通して歌を続けたいという決意が固くなりました。卒業後の進路は決まっていませんが、毎日声楽の練習は欠かさずに行い、テノール歌手になる夢を追い続けたいと思います。 -ご協力ありがとうございました。

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