羽栗京香さん/モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー&語学学校

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。 羽栗さん:現在高校3年生で、海外の音楽大学への進学を考えています。母が声楽家という事もあり、幼い頃から音楽に触れていて、2歳頃から今までピアノを演奏してきました。 -今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか? 羽栗さん:中学2年生の時にウィーンの講習会に参加したことがあります。 -この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか? 羽栗さん:クリストファー・ヒンターフーバー先生が講習会の教授としていらっしゃったからです。目指している大学の教授で、オンラインでレッスンを受講したこともあります。先生の教え方や音楽が好きで、今後先生に教わりたいと思っています。 -参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか? 羽栗さん:先生のクラスは13名くらいでした。日本人は3人、中国出身の方が多くアジア系が多かった印象です。年齢層は同い年くらい~年上の方々でした。 -講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか? 羽栗さん:60分×4回のレッスンを受講しました。 -先生はどんな人でしたか? 羽栗さん:優しく紳士な先生でした。音楽に対して真剣に向き合っている方で、質問すると真面目に回答してくださいました。講習会スタッフは英語で対応してくださり、親切な方々でした。 -レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか? 羽栗さん:ショパンの曲をレッスンしてもらったときに、腕の使い方、指の動かし方などの技術的な面や、音楽の詳しい内容といった音楽的な面も教えていただけたことがとても良かったです。 -レッスンは何語で受けましたか? 羽栗さん:私は英語でレッスンしていただきました。生徒によってはドイツ語でレッスンを受けている方もいました。 -レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか? 羽栗さん:最終日に各教授のクラスから1名程度の方が選抜されて演奏する選抜者コンサートがありました。 -講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか? 羽栗さん:4日目にクラスコンサートがあり、受講者全員が10分程度の曲を、ホールで演奏しました。コンサートではありませんが、全楽器のレッスン全て聴講可能なので、舞台の上ではありませんが、レッスンでも人に聴かれてるような状態でした。 -練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか? 羽栗さん:別途練習室を予約していましたが、大学の練習室も使わせていただきました。Informationで予約する方法で、お昼後など予約が取りにくい時間帯はありましたが、朝一や夕方などは取りやすかったです。変更も可能でした。 -レッスン以外の時間は何をしていましたか? 羽栗さん:聴講していることが多かったです。他の楽器の聴講もできたので、声楽のレッスンも聴講していました。語学学校に通っていたウィーンでは、平日は練習と語学学校のスケジュールでしたが、休日は観光したりお買い物したりしました。 -街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)  羽栗さん:ザルツブルクでは音楽祭の期間であったこともあり多くの人がいました。街も綺麗です。ウィーンでは現地の方々と関わる機会もあり、頑張ってドイツ語を使って話しましたが、しっかり話を聞いてくれて助けてもらうことも多かったです。 -宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか? 羽栗さん:モーツァルテウムの学生寮に宿泊しました。 -宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど) 羽栗さん:部屋にはキッチン・シャワールーム・ベット・机・棚があり、朝食や夕食はキッチンを使用して作っていました。洗濯機はランドリールームがありましたが、私は手洗いしていました。乾燥しているので、夜干して寝ると、朝にはほとんど乾いていました。 -宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか? 羽栗さん:バスで移動しました。バス停から学校も近く通いやすかったです。日本ではあり得ないことですが、現地のバスは、バス停で停まらないこともあり驚きました。 -お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいでしたか? 羽栗さん:大学の目の前にサンドウィッチ屋さんがあり、クラスの友達と食べに行きました。ウィーンでは週末にレストランに行ったりもしました。円安の影響もあり、ハンバーガーを食べるのに2人で5,000円くらいして驚きました。 -海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか? 羽栗さん:自分の意見をちゃんと伝えることが大事だと思います。 -留学中に、困ったことなどはありますか? 羽栗さん:ザルツブルクに滞在した時にスリに遭い、警察に行く必要がありました。現地の警察の方も丁寧に対応してくれたので良かったですが、やはり日本と同じ感覚でいてはいけないと感じました。 -今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか? 羽栗さん:真剣に音楽を学んでいる人達に囲まれている環境で、悩みを共有できたり、いろんなアドバイスをもらえたこと。帰国後も連絡を取り合える出会いができたことが良かったと思える瞬間でした。語学学校では全員が目標を持って学んでいるので、休み時間でも友達とドイツ語で頑張って会話したりなど、みんなで高め合える環境で学ぶことができ、語学に対するモチベーションも上がったことが良かったです。 -留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか? 羽栗さん:今までは受け身でいることが多かったのですが、留学したことで自分から何かを発しなければいけないことを学び、帰国後は自分の気持ちをちゃんと発するようにしています。音楽面では、留学を通して「どれだけ音にこだわれるか」という部分が足りないと感じ、今後努力していかなければいけないなと考えることができました。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 羽栗さん:日本では、近くに外国人で困っている人がいたら英語で話しかる方が多いですが、オーストリアでは。いかにも外国人という人にも、ドイツ語で話しかけてきます。英語で話していただけますか?と伝えてもドイツ語で返ってきました。笑 英語は世界共通語とされていますが、オーストリアで生活するなら、やはりドイツ語を話せないといけないなと感じました。 -今後留学する人にアドバイスしておきたいこと、しっかり準備しておいたほうがいいことなどありますか? 羽栗さん:語学は勉強しておいた方が絶対に良いです。そのほうが先生とも細かいコミュニケーションが取れるし、何か多少の問題があっても対応できると思います。また、7月~8月のザルツブルクは結構寒かったので、温度調整できるものを持参されたほうがよいです。 -今後の活動は?進路などありましたら教えてください。 羽栗さん:高校卒業後、留学する予定です。 -ご協力ありがとうございました。

海外国際音楽コンクールのご参加をアンドビジョンがフルサポート!

03-5577-4500

info@andvision.net

Join Us On

アンドビジョンからのニュースレター