峰松佳乃子さん/マントヴァ音楽院

1989年生まれ。山口県下関市出身。 3歳よりピアノを始める。 ヤマハ音楽教室ジュニア専門コースピアノ上級科、梅光女学院高等学校音楽科を経て、国立音楽大学音楽学部伴盤楽器専修ピアノ科卒業。大学在学中に芸術祭において、国立音楽大学オーケストラと共演。2011年大学卒業後イタリアに渡り、2015年マントヴァ国立音楽院修士課程ピアノ科修了。2019年マントヴァ国立音楽院修士課程室内楽科を首席で修了。修了時に最優秀賞受賞。 2000年ヤマハジュニアオリジナルコンサートin広島出演。 2003年 山口県学生音楽コンクール中学生の部ピアノ部門銀賞。 2006年ヤマハヤングピアニストコンサート第1位、金賞および大賞を受賞。 同コンサート広島推薦演奏会金賞および大賞を受賞、大阪において推薦演奏会に出演。 2014年 第4回アントニオ・サリエリ青少年国際音楽コンクールピアノ部門第3位。 2015年 第2回ジュセッペ・アチェルビ国際コンクールピアノ部門第3位など、 数々のコンクールで入賞。 2016年にマントヴァ夏の音楽祭でヴァイオリニストのパオロ・ギドーニ氏と共演。 これまでにピアノを井町泰子、下田直子、三木香代、サルヴァトーレ・スパノの諸氏に、 作曲を久行敏彦、橋本剛、伴奏法をサヴェリオ・マルティネッリ、室内楽をパオロ・ギ ドーニの諸氏に師事。 マルミローロ市コンコルディアヴォークム文化協会のピアノ講師としても後進の指導にあ たる傍ら、ソロ、室内楽において主にイタリアで演奏活動を行なっている。 山口県音楽協会会員。 イタリア・マントヴァ市在住。 -まず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えてください。留学する前までの音楽の経験は? 何歳からなさっていましたか? 峰松様:ピアノは3歳から始めました。母に連れられてヤマハ音楽教室に行ったのがきっかけです。そこからジュニア専門コース、ピアノ上級科に高校卒業まで在籍しました。 地元下関の梅光女学院高校音楽科を経て、国立音楽大学のピアノ科を卒業しました。 大学を卒業したその年の6月にイタリアにレッスンを受けに行き、次の年にマントヴァ国立音楽院に入学しました。 2015年に修士課程のピアノ科を、2019年4月15日に同じ音楽院の修士課程の室内楽科を修了しました。この時は満点の首席で修了し、修了時には最優秀賞を受賞しました。 コンクールは山口県学生音楽コンクールを始め、様々なコンクールに挑戦しました。 イタリアではアントニオ・サリエリ青少年国際コンクールピアノ部門、ジュセッペ・アチェルビ国際音楽コンクールピアノ部門で3位に入りました。 実は小学生の頃に合唱もやっており、NHK全国学校音楽コンクールの全国大会でNHKのホールの舞台にも乗りました。 その時に伴奏をしたのがきっかけで自然と音楽の道を歩むことになりました。 -留学したきっかけを教えてください。 峰松様:高校在学中から漠然と海外で音楽を勉強したいと言う気持ちはありましたが、その一方で、音楽の教員になろうという思いもあり、教育実習にも行って、高等学校の音楽の教員免許も取りました。 そんな時、大学を卒業したその年にアンドビジョンの皆様のおかげでイタリアでレッスンを受ける機会がありました。 実はその時、音楽大学の大学院の受験に失敗したのもあって、受け直すかどうかを考えており、願書の締め切りギリギリまで大学院を受けるつもりで準備していましたが、マスタークラスで出会った先生に”君、イタリアでピアノ弾いたら?”と一言言われて、直感だけで方向転換してイタリアで音楽をやることに決めました。この鮮やかな方向転換に両親が一番びっくりしたと思います(笑)その時のマスタークラスが今のピアノの先生です。 -どうやって現在の学校を選びましたか?現在の学校に決まるまでのいきさつを教えてください。また、 決め手になった点はなんでしょうか? 峰松様:マスタークラスで出会った先生が、今の音楽院の教授で私も自然とそこの音楽院に決めることになりました。 -どのような試験・出願書類が必要でしたか?何か書き方のコツはあるのでしょうか? また、試験の思い出、苦労話などありましたら、教えてください。 峰松様:出願書類は学校の成績証明書など大使館に提出する書類がたくさんありますが、イタリア文化会館から必要書類が提示されます。 試験内容は各地の音楽院でもしかしたら違いがあるかもしれませんが、私の音楽院は、入学試験は実技のみで、30分のプログラムが課題でした。 日本の音楽大学の試験というととにかくピリピリした雰囲気の中で弾くものですが、音楽院の試験は本当にあまりにもアットホームで私自身も拍子抜けしたので、逆に力を抜くことに苦労した気がします(笑)ですが、修士課程修了時、学部課程卒業時には論文を書かなければなりません。 もしかしたらこれが一番の苦労かもしれないです。私もピアノ科、室内楽科と修士論文を2つ書きましたが、イタリア語ですので、論文のための書き言葉に苦労しました。試験の時は他のイタリア人の学生と同じように論文についてのプレゼンと口頭試問もありますので、特に外国人は、内容もさることながら、淀みなく流暢なイタリア語で話すことが要求されます。私は演奏系の専攻ですので、実技もありましたが、実技よりも口頭試問の方でハラハラしていました。文献の研究も全てイタリア語です。 -手続きで苦労した点はなにかありますか? 峰松様:とにかく提出しなければいけない書類が多く、中にはイタリア現地から取り寄せないといけない書類もあったりしたので、必要書類が書いてあるリストとカレンダーをひたすら確認する日々でした。 この時ばかりは胃に穴が空きそうなぐらい大変でした。 -留学準備はどのくらい前から始めましたか? 峰松様:アンドビジョンには大学卒業前からお世話になっていました。本当に親身に相談に乗ってくださいました。 -学費はどう捻出しましたか? 峰松様:奨学金を取らなかったので自費です。 -語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? 峰松様:行けるなら少しでも語学学校には行った方がいいとは思いますが、プライベートレッスンをお勧めします。私は大学時代にイタリア語の授業を取っていて、大学院の入試の語学もイタリア語で受けたので、文法は一通りおさえた状態から勉強し直しました。会話に関してはもう、現地でネイティブの人と話して慣れるしかないので、日本にいる間はその土台になる文法や、最低限、意思疎通を図る言い回しを勉強しました。私も現地の語学学校には行きましたが、2ヶ月くらいだったので、もしかしたら他の方よりはかなり少ない方かもしれません。日本でビザの書類を準備している間、時間がある時には少しだけですが、語学学校に行って、現地の学校で消化しきれなかった部分を勉強しました。 -学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか? 峰松様:全体的にのんびりとした雰囲気です。常に競争また競争という感じではないので、マイペースな私にとってはこの上なくありがたい環境です。 -日本人はどのくらいいますか? 峰松様:現時点で在籍しているマントヴァの音楽院は、私が唯一の日本人です。マントヴァは小さな街なので、日本人もほとんどいません。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください 峰松様:気候、雰囲気、文化…何もかもですね。でも、それが私には良かったのかもしれません。 -学校の授業はどのように進められますか?日本でしっかりやっておいたほうがいい勉強などありまし たら、教えてください。 峰松様:授業、レッスンは全てイタリア語です。英語は通じないと思っていた方がいいと思います。ですが、日常会話を一気に全て覚えようとする必要はないと思います。それよりも、相手の言っていることが分からなくても”それはどういう意味ですか?”と聞き返せるコミュニケーション力の方が大事ですね。音楽院の授業に関しては、私は音楽院入学の時点ですでに日本で音楽大学を卒業して学士の学位を持っていたので、いわゆる必修科目は実技系以外は全部免除でした。ですが、授業の科目や内容は日本の音楽大学と同じです。音楽史もあり、ソルフェージュ、和声など全部あります。 -日ごろ練習はどのようにしていますか? 峰松様:グランドピアノを月に100ユーロでレンタルしていますので、練習は基本的に自宅です。合わせがある時は音楽院で部屋をあらかじめ予約しておいたりします。 -学外でのセッション、コンサートなどは行われますか? 峰松様:コンサートの数が桁違いに多いので、シーズンに入ると、1週間に2本、3本は本番があります。音楽院の室内楽の教授の先生とデュオリサイタルの機会にも恵まれました。 -1日の大体のスケジュールを教えてください 峰松様:午前中にレッスンが入ることが多いので、午後からは合わせ、仕事などをこなしています。 -現地の音楽業界へのツテはできますか? 峰松様:音楽院でマスタークラスに来られた先生と知り合うことが多いですので、業界へのツテもできると思います。 -周囲の人の学習態度に関しては、日本とどう違いますか?例えばどのような点が違うと思いますか? (例:アメリカなどだと、生徒と先生が対等で意見を交換し合うので、積極性が重視されるなどがあります) 峰松様:イタリアも先生と生徒は比較的対等だと思います。自分の思っていることを遠慮なく言う学生も多いです -授業以外はどのように過ごされていますか? 峰松様:友達と街中に繰り出してジェラートを食べに行ったり、ショッピングしたりして、青春を謳歌しています。 -日本人以外の人たちと付き合うコツはありますか? 峰松様:自分は外国人だからと思い過ぎないことです。思い過ぎるとそこで壁ができてしまいます。現地の人だって日本に来れば外国人なのですから。現地の知らない人に失礼な言葉で声をかけられることもあるとは思いますが、”だからなんだ”と流せるぐらいの図太さがあった方がいいかもしれません。 -宿泊先はどのようにみつけましたか? 峰松様:先生が全部助けてくださいました。 -生活費はだいたい1か月いくらぐらいかかりますか? 峰松様:月に1000ユーロあって少し余ると思います。 -留学してよかったと思える瞬間は? 峰松様:先生に生徒として大事にしてもらえてるなと感じたときです。 -留学して自分が変わった、成長したというところはありますか?例えばどんなことですか? 峰松様:こればかりは自分では分かりませんので、先ほど先生にメールをして聞いてみました。今の私を一番ご存知ですので…以下は先生からです。 ”僕はカノコは音楽家として、人として成熟し、かなり成長したと思います。イタリアが好きなので、この留学はとてもいい経験になったのではないかと思います。ピアノに関しても、音や技術のコントロールの技量が格段に上がったように思います。” だそうです。 -今後はどのような進路を考えていますか? 峰松様:今後は11月から音楽院の伴奏科に行きますが、それと並行して今まで通りイタリアを拠点に音楽活動をしていきつつ、年に数回は日本で演奏することを考えています。 -これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありました ら、お願いします。 峰松様:時として音楽家の意地とプライドが必要になることもありますが、特に日頃の生活で人間関係において、現地の学校に入って、現地で生活して、現地の人と接する時には、いらぬプライドは持たないことです。学校の成績や結果というのは、心配しなくてもやればやったぶんだけあとでついてきます。 もちろんそれは自分の中で確かな自信になりますが。目的意識を持ち、目標をしっかりと見据えつつ、そこにたどり着くまでのプロセスはあくまでもマイペースに。人に流されない芯の強さはあった方がいいと思います。そして、当然イレギュラーなことがたくさん起こりますが、振り回され過ぎないことも大事だと思います。 海外に行けば、そこはもう日本国内ではないので、文化も言葉も違うので、予想外のことが起こるのは普通です(笑)そんな私も、家の伴を忘れてゴミを捨てに行った挙句に締め出されて消防車が来たりとか、遊びに行った先で財布をスラれたこともあります。周りの人からは、1人で海外に行って強いとか、しっかりしているとか言われますが、別に私が強いわけでもなく、しっかりしているわけでもなく、細かいことを気にしないマイペースで呑気なだけです。 少し脅かすようなことを書きましたが、海外で生活するというのはこういうことです。留学というと、夢いっぱい、現地の人とたくさん友達を作って…というイメージですが、実際生活となるとそうもいかないことの方が多いです。でも友達はたくさんできますよ!なので、とにかく自分をしっかり持ってブレないのが何よりも大事だと思います。 予想外のハプニングも多いですが、それも含めての生活。刺激がたくさん予想外のハプニングも多いですが、それも含めての生活。刺激がたくさんでいいじゃないですか!海外留学の生活もなかなかオツなものですよ。 -貴重なお話しありがとうございました。

影山茉以さん/ポーランド国立バレエ団/プリンシパル

〔出身〕千葉県 浦安市 〔出身スクール〕アクリ・堀本バレエアカデミー 〔留学先〕ベルギーアントワープ Koninklijke Balletschool / Antwerp Royal Ballet School * 3歳から母の勧めで、バレエとピアノを習いはじめました。 * 2000年:12歳でアクリ・堀本バレエアカデミーに所属 * 2005年:ベルギーアントワープにあるロイヤルバレエスクール(Koninklijke Balletschool)へ2年間留学 * 2007年:エストニア国立劇場バレエにソリストとして2年間在籍 * 2011年:クロアチア国立劇場バレエにソリストとして入団 * 2013年:ファーストソリストに昇格 * 2014年:ポーランド国立バレエ団に入団 * 2015年:コリフェに昇格 * 2016年:ソリストに昇格 * 2017年 : プリンシパル(最高位)に昇格 * 2017年:バレエ・アステラス 2017 (新国立劇場 バレエ)に出演 -留学したきっかけを教えてください。 影山様:スイスの Prix de Lausanne に出場した際に、アントワープの学校長が私の事を気に入ってくださり、スカラシップ(学費免除)で留学しました。 -手続きで苦労した点はなにかありますか? 影山様:これは何処へ行っても同じだと思いますが、ビザを取得するのに沢山の書類が必要で、申請にも2、3ヶ月かかるという事です。 -留学準備はどのくらい前から始めましたか? 影山様:書類申請などホームステイ先、アパート探しなど色々準備が必要なので、留学が決まってから直ぐ取り掛かった方がいいと思います。“どの位” という期間は国、留学先によって異なると思います。 -語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? 影山様:学校の英語だけでは足りなかったので、現地に行ってからも 少し 習っていました。 あとは、留学先でクラスメイト達とどんどん会話する事で慣れると思います。 -語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? 影山様:学校の英語だけでは足りなかったので、現地に行ってからも 少し 習っていました。 あとは、留学先でクラスメイト達とどんどん会話する事で慣れると思います。 -学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか? 影山様:アントワープの学校は、コンテンポラリーが強い学校だったので、16歳の私は 皆んなの独特な動き、発想に圧倒されてました。 ほぼ毎日あった、 2時間のコンテンポラリークラスの授業での インプロビゼーション (即興) は苦痛でしたね。笑 -日本人はどのくらいましたか? 影山様:私の時は4人です。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください。 影山様:バレエの基礎は何処へ行っても同じですが、まず環境、雰囲気が全く違いますからね〜。 指導内容が異なるところですかね。 海外では特に 足先、アンドゥオールを強く要求されます。 それは バレエ団へ入ってからも同じことが言えますが.....。 日本のお教室では、そういう部分の注意が少し不十分かな〜と思います。 日本人は器用なので、 学生の時は何でも熟せてしまう子が多いですが、海外のバレエ団を目標にしているのであれば、特に足先や細かい部分、クオリティ(踊りの質) を大切にして欲しいと思います。 -留学してよかったこと悪かったことなどあったら教えてください。 影山様:慣れない環境で最初は辛いと思うこともあると思いますが、 精神面で強くなれる、自立出来るので 今ではそういった経験を積めたことに感謝しています。 親のありがたみも良く分かりますし。 -宿泊先はどのようにみつけましたか? 影山様:初めの1年は、学校長の知り合いの方のところでホームステイしました。 2年目からは アパートを見つけ、一人暮らしでした。 -留学してよかったと思える瞬間は? 影山様:今、数年経ってから思うのは、16歳の留学当初はホームシックからか毎日のように泣いていましたが、母から「そんなに辛いならいつでも帰ってきてもいいよ。でも、自分の夢はどうする?」と言われて..... あ、そうか。そうだ。私からバレエをとったら 私じゃ無くなる!と気持ちを切り替えられ、あの時諦めずに頑張ってこれて良かった。精神面が強くなり、自立できた事に 留学して、いい経験を出来たなっと思いますね。 -現在所属されているバレエ団に入団されるまでの経緯を教えていただけますか? 影山様:現在のポーランド国立バレエ団には 今から5年前に エストニア、クロアチアの2つのバレエ団を経て 入団しました。 -バレエ団の大体の1日のスケジュールはどんな感じですか? 影山様:毎朝 10時から1時間 男女別にクラスレッスンがあります。 クラス後は15分休憩でリハーサルが始まります。(リハーサル内容は毎週 週末前に掲示板に予定表が出され、自分のリハーサルをチェックして......という感じです。) お昼休憩は 14時 〜 15時 の1時間です。 最終リハーサルは18時です。 **公演がある日は、14時までリハーサルをし、19時から本番です。 -バレエ団のオフシーズンはどのように過ごされてますか? 影山様:日本での舞台に出演したり、身体を休める事も必要なので、旅行に行ったりと色々です。 -今後の目標があったら教えていただけますか? 影山様:最終目標は常に頭の中にありますが......。 今言えるのは、バレエダンサーに完璧というものはないので、 追求して、追求して毎回の公演でベストな状態で....というのを目指しています。 思うように踊れなかったり、 悔しいなっと思う事も多々ありますが、落ち込んでいる暇はなく、試行錯誤して前進するのみです。 目標は達成するまでの過程が大事だと思っているので..... 今よりも、明日の自分が成長していられるように、日々のプロセスを大切にすることを意識しています。 それが「今後の目標、夢」を叶える第一歩だと思うので。 -これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありましたら、お願いします。 影山様:日本人は、自分の個性を大切に......ヨーロッパのダンサーが表現できない物、日本人だから出来る繊細な表現力。 その個性をアピールすることが大事だと思います。 バレエ以外でも 自分の為になるものを観たり、感じたり、たくさん経験する事がアーティストとしても成長できると思います。 環境を変えるという留学は、一歩前進するいいきっかけになるので、何事もチャレンジして欲しいですね。 -ステキなご意見どうもありがとうございました。

求人情報|留学カウンセラー

【音楽留学カウンセラー】
コミュ力と語学力&音楽経験でお客様の未来をサポート

将来、音楽家を目指す方々の
音楽留学を支援するお仕事です。

音楽留学と言えばアンドビジョンと言われるほど、
音楽留学をメインに海外留学支援を行っている当社。
「良い先生のもとで腕を磨きたい」
「海外で自分の可能性を試したい」
そんな芸術家を目指す方々に、
より良い環境で学べる機会を提供しています。

あなたにお任せしたいのは『音楽留学プログラムの提案』です。
「目指している姿」「積みたい経験」
「学びたい分野」「希望の講師」
お客様の希望やイメージを丁寧に伺い、
当社が持つ数多くの選択肢から最善のプログラムをお客様ごとに作り出します。

お客様の目標を実現するため、お客様と一緒になって
我がことのように親身に対応することが大切。
レッスンや滞在場所などの手配は主に現地(海外)など別の部署が行いますので、
プログラムのご提案とお客様ケアに専念できる環境です。

音楽留学専門のきめ細かな対応が評判を呼び、
当社を訪れるお客様の数は年々増加。
希望を十分に考慮した提案力を強みとし、
更なる拡大を見込んでいます。
また、現在は新規事業も計画中!
様々な新規プロジェクトに
戦略的に携われるチャンスが多数あります。

お客様の人生に深く関わり、海外音楽留学を支援すること。
世界で活躍する芸術家をひとりでも多く創出すること。
あなたの活躍が、「芸術分野の成長」への更なる一歩に繋がります。
「音楽やダンスが好き」「英語を活かしたい」という方はもちろん
事業拡大期を迎えている当社を、更なる飛躍に導いてくれる
意欲溢れる方をお待ちしています。

▲将来音楽のプロを目指す方のため、
ベストな音楽留学プランを考えて提案します。
▲丁寧にヒアリングし、親身になって
留学プログラムを考えていきます。

募集要項


職種 留学カウンセラー
雇用形態 正社員
募集の背景 「海外で良い音楽の先生に学びたい人は多いのに、
その情報がうまく伝わってこない」ことを知り、
それなら、私たちが芸術家の卵を支えようと起業しました。
以来、“芸術分野に貢献する”を企業理念に掲げて、
多くの方々の夢の実現をサポートしています。

おかげさまで、順調に事業拡大中!
今回はそれにともなった増員募集です。
仕事の内容 音楽留学をご希望のお客様へのカウンセリング~ご提案など、成約までのやりとりをお任せします

【具体的には】
<仕事の流れ>
▼電話メールなどのアプローチ
・Webサイト等から資料請求されたお客様へ、面談カウンセリングのご案内
・個人のお客様からのお問い合わせが中心
・音楽学校の修学旅行でのご利用も有り

▼カウンセリング
・ご来社いただいたお客様のご要望を細かくヒアリング

▼プランの企画・提案
・主にヨーロッパ、アメリカの音楽学校や教授陣・オケ奏者などをリサーチ(英文サイトまたは現地サイト検索)
・海外語学学校リサーチ(英文サイトまたは現地サイト検索)
・お客様のご希望に応じた音楽留学プランを企画・提案します

▼プラン決定
・決定後、ご出発までお客様のケアをお願いします。現地手配は、手配担当が行います

★資料請求いただいたお客様へ、
こちらから積極的にアプローチする「攻め」の営業が必要です。
ノルマはありませんが、課せられた目標をしっかりと目指す姿勢が大切です。
お客様が喜んでいただける、ぴったりの音楽留学プログラムを提案することは必須です。

★お客様とのやり取りはもちろん、
社内スタッフとも密なコミュニケーションが必要です。
受け身ではなく、主体的な活躍に期待しています。

<カウンセリングについて>
音楽の取扱いジャンルは、
クラシック80%、ジャズ10%、ロック・ポップス10%。
お客様の特性やご要望(ジャンル、国…)に合わせた
最適な音楽留学プログラムを提案します。

例えば「将来の長期留学のため、相性の良い先生を探したい」という方には、
短期音楽留学(1週間程)をお勧めしたりなど先生との出会いをサポートします。

※7~9月の留学が多く、申込みのピークは3~6月
※留学先はドイツ、フランス、オーストリア、スイス、アメリカ等
対象となる方 ・優れたコミュニケーションスキル
・英文読解力(留学先の学校案内や受験概要を読みます)
・チームワークを大切にできる方
・業務知識を学ぼうとする意欲と理解
★未経験者がほとんどですので入社後、OJTでしっかりサポートします
★国籍は不問ですが、日本語のビジネスレベルが必要です。

【具体的には】
■へこたれず、常に前向きに仕事ができる方
■結果にこだわり、粘り強く目標を達成できる方
■お客様の希望や心理(想い)をくみ取り、真摯に対応できる方

☆マジメに粘り強く仕事に取り組める人を求めています。
☆長く当社で働きたいと考えている方のみご応募ください。

<以下の方、歓迎>
●留学経験がある
●音大、吹奏楽部、合唱部、オーケストラ部、バンドなどの音楽経験者
●外国語が得意
●旅行が好き(旅行業経験者含)
勤務地 御茶ノ水(東京千代田区)
御茶ノ水駅徒歩8分、神保町駅徒歩6分の好アクセス♪

JR中央線・総武線:御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口)徒歩8分程度
都営地下鉄 新宿線/三田線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
半蔵門線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
丸ノ内線:御茶ノ水駅(2出口)徒歩10分程度
千代田線:新御茶ノ水駅(B3出口)徒歩6分程度
東西線:竹橋駅(3b出口)徒歩10分程度

※一年以降、一部状況によりリモートワークが可能な場合があります。
勤務時間 週5日フルタイム(9:30~18:30)
※実働8h 休憩1時間
※繁忙期は残業あり(月平均20h程度)
給与 月給21~25万円(初年度)
※経験・能力を考慮
※試用期間3~6ヶ月(評価によって判断)

【年収例】
420万円/28歳・入社3年目/月給28万円
待遇・福利厚生 昇給年1回/人事考課による
賞与年3回/業績による
交通費月2万迄支給
各種社会保険完備
健康診断
休日・休暇 ★年間休日数120日程度

完全週休2日制(変形労働時間制)
★イベントがある場合、土日曜出勤有り(土日出勤の場合、平日代休有り)

祝日
夏季
年末年始
慶弔
有給
誕生日休

社員に聞く


留学カウンセラー ●柔軟な対応力が欠かせない
様々なお客様の、様々なご要望にお応えする仕事なので、それぞれの方に合わせてフレキシブルな対応をすることが欠かせません。前職でも、ツアー中にお客様の寄り道が長引いた時など、臨機応変な対応力を求められる場面がありました。今はその経験を活かし、日々変化を楽しみながら働けています。
留学カウンセラー ●お客様の成長された姿に感動
音楽留学では、先生との相性が重要となるため、まずは短期留学で先生と交流を図ることが多いですね。最初は短期留学に出かけた学生さんで、今はプロとして活躍されている方も多いです。この前も、イタリアで何年か指揮を学んでいる方から、日本公演時に招待され、とても感動しました。

入社後のインタビュー


入社後について

最初は先輩についてアシスタント役を務めながら、徐々に仕事を覚えていってください。人によりますが、早い方で3ヶ月、遅く場合は12ヶ月後を目安に、一人でお客様をお任せできるように成長していただけたらと思います。もちろん、一人立ち後も困ったことや分からないことがあればすぐ仲間がフォローします。 当社は少数精鋭の組織。その分、社員同士の距離も近く、常にお互いに支え合いながら働いています。あなたのこともみんなでサポートしますので、ご安心くださいね。

応募にあたって


応募方法 興味をお持ちになった方はお気軽にご応募下さい!

▼ご応募は…
履歴書と職務経歴書を、以下の応募フォームからアップロードするか、郵送またはメールで送りいただければと思います。
<送付先>
アンドビジョン株式会社 採用担当
101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
または

Email: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

▼ご質問のある方は…
お電話にて、お気軽にどうぞ。

Tel: 03-5577-4500

※応募の秘密厳守します。
選考プロセス ご応募受付 お気軽にご応募下さい。

書類選考 一人でも多くの方にお会いしたいと思っております。

面接 2回を予定

総務との打ち合わせ 給与や待遇面等も含めて話し合いましょう。

内定 一緒に頑張りましょう!

※応募から内定までは約2~4週間を予定しております。
※面接日・入社日等について、ご相談に応じます。
連絡先 アンドビジョン株式会社
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
03-5577-4500/採用担当

求人情報|留学手配担当

【音楽留学&ダンス留学現地手配担当】
英語力と事務経験を活かしてお客様の未来をサポート

柔軟なコミュニケーション力を駆使して
海外留学を成功させるのがミッションです。

あなたにお任せするのは、音楽家やダンサーを目指し、
音楽留学やダンス留学を計画されている方の為に
海外留学プログラムを現地コーディネートする仕事です。

滞りなく留学ができるように
現地で安心して学べるように
無事に留学を終えられるように
私たちは、夢の実現の為に集中できる環境づくりを
サポートしています。

提携音楽学校にカリキュラムを問い合わせたり、
詳細情報を請求したり、
現地での暮らしに必要な宿泊手配をしたり。
「ビザが間に合わない」
「搭乗予定の飛行機に遅れそう」
といったトラブルにも、臨機応変に対処します。
時には、渡航前にナーバスになるお客様からの
ご相談に乗ることも。

同時に何人ものお客様を担当し、
学校や宿泊先、航空会社などいくつもの
現地手配業務が発生するこの仕事。
きちんと優先順位をつけて
一つひとつの業務をミスなく正確に
迅速に処理できる能力が欠かせません。

留学開始予定日に間に合うようお客様にご出発頂く為には、
繁忙期は特に、残業もプッシャーもあり、大変な面も多いですが、
その分、大きなやりがいを感じられる仕事です。

音楽留学やダンス留学したお客様の活躍をTV、新聞、雑誌で見る事もしばしば。
留学を終え成長した姿を見られることも、
この仕事の醍醐味です。
もちろん自分自身が成長することは間違いありません。

通常の留学手配業務はもちろん、
海外生活の分からないことなど、
不安を解消することも私たちの仕事。

「憧れのあの先生のレッスンを受けたい」
「自分の可能性を海外で追求したい」

そんなお客様一人ひとりの夢を、
私たちと一緒に支えませんか。

▲手配したお客様に「良かった!」と
言っていただけることがウレシイ仕事です!
▲コミュニケーションが欠かせない仕事だからこそ、
社員同士の会話も多い職場です。

募集要項


職種 留学手配担当
雇用形態 正社員
募集の背景 “芸術家の卵を支え、芸術分野に貢献する”ことを目指して設立した当社。
スクール事業の拡大に伴い、新しいメンバーを募集します。
仕事の内容 音楽・ダンス留学プログラムの現地予約手配業務、お客様の留学前サポート。その他事務業務をお任せします。

【具体的には】
■カウンセラーがお客様と契約した留学プログラムの予約手配■
「カウンセラー」や「お客様」と「留学先パートナー」の間に立ち
密にコミュニケーションを取りながら、
・現地へプログラム申込み
・各種レッスン手配、スケジュール作成
・宿泊先の手配
・入学手続きやビザ申請手続き
・出発前説明会の実施
など様々なサポートを行います。

□留学先パートナーとは…
学校関係者、プロ音楽家、宿泊先手配会社、
大家さん、練習室、送迎会社、現地の留学生サポート会社など。
手配する項目が多岐にわたるので、
迅速かつ正確に業務を進めることが大切です。

□お客様が現地で不安や不満を抱えないようサポートします。

■留学中のお客様サポートも■
お客様からのご要望に合わせて、
・当社スタッフによる現地同行サポート
・オーディション用の動画作成
・履歴書の翻訳
・レッスンの回数の追加
といったオプションをおすすめすることもあります。

□お客様のご要望が叶えられるかを現地パートナーに確認したり、
必要な情報の提出をお客様に依頼したりと、
双方への正確なコミュニケーションと細かな気遣いが必要です。

□その他、
・願書や申込書の作成・提出
・帳票作成
・請求書処理
といった事務業務もお任せいたします。
対象となる方 ・優れたコミュニケーションスキル
・英語を使ってコミュニケーションができる方
・効率よく事務業務ができる方
・業務知識を学ぼうとする意欲と理解
★未経験者がほとんどですので入社後、OJTでしっかりサポートします
★国籍は不問ですが、日本語のビジネスレベルが必要です。

【具体的には】
■業界・職種未経験OK!
■お客様、現地協力会社(個人)、社内の人と
 良好な関係性を構築しながら業務を遂行できる方
■TOEICなどの点数よりも、会話力やコミュニケーション力を重視します。
 ※流暢なスピーキングはできなくても、
 英語で相手の伝えたいことを理解し応えられる
 “コミュニケーション能力”が必須です。

☆マジメに粘り強く仕事に取り組める人を求めています。
☆長く当社で働きたいと考えている方のみご応募ください。

▼以下の方、歓迎します
●留学経験がある
●音大、吹奏楽部、合唱部、オーケストラ部、バンドなどの音楽経験者
●外国語が得意
●旅行会社の経験(旅行業経験者含)<
勤務地 御茶ノ水(東京千代田区)
御茶ノ水駅徒歩8分、神保町駅徒歩6分の好アクセス♪

JR中央線・総武線:御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口)徒歩8分程度
都営地下鉄 新宿線/三田線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
半蔵門線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
丸ノ内線:御茶ノ水駅(2出口)徒歩10分程度
千代田線:新御茶ノ水駅(B3出口)徒歩6分程度
東西線:竹橋駅(3b出口)徒歩10分程度

※一年以降、一部状況によりリモートワークが可能な場合があります。
勤務時間 週5日フルタイム(9:30~18:30)
※実働8h 休憩1時間
※繁忙期は残業あり(月平均20h程度)
給与 月給21~25万円(初年度)
※経験・能力を考慮
※試用期間3~6ヶ月(評価によって判断)

【年収例】
420万円/28歳・入社3年目/月給28万円
待遇・福利厚生 昇給年1回/人事考課による
賞与年3回/業績による
交通費月2万迄支給
各種社会保険完備
健康診断
休日・休暇 ★年間休日数120日程度

完全週休2日制(変形労働時間制)
★イベントがある場合、土日曜出勤有り(土日出勤の場合、平日代休有り)

祝日
夏季
年末年始
慶弔
有給
誕生日休

社員に聞く


留学手配業務 ●仕事のやりがい
海外とのコミュニケーション力を活かして、英語でダイレクトに交渉したい方には最適な仕事だと思います。日本人は約束事に真面目ですから、「送迎が遅れた」ということだけでも、心配してしまうかもしれません。そのような不安をできる限り取り除き、海外と日本との懸け橋となってほしいと思います。
カウンセラー(営業) ●いつも助かっています
私たちカウンセラーが行うのは、海外留学を目指すお客様との取引契約まで。それ以降の詳細事項決定や各種手配、オプションの追加などは手配業務の皆さんにお任せしています。私が気づかなかったこともしっかり提案してくださるなど、お客様の留学成功には皆さんの存在が欠かせません!

入社後のインタビュー


入社後について

入社後は、まず先輩スタッフのアシスタントとして業務を少しずつ覚えていただきます。人によりますが、早い方で3ヶ月、遅く場合は12ヶ月後を目安に、一人でお客様をお任せできるように成長していただけたらと思います。よりお客様にご満足いただけるよう、ゆくゆくはオプションの追加なども提案できるようになって頂けることを期待しています。もちろん、一人立ち後も困ったことや分からないことがあればすぐ仲間がフォローします。 いつでもフォローしますので、分からないこと・困ったことがあったら気軽にご相談してくださいね。

応募にあたって


応募方法 興味をお持ちになった方はお気軽にご応募下さい!

▼ご応募は…
履歴書と職務経歴書を、 以下の応募フォームからアップロードするか、郵送またはメールで送りいただければと思います。
送付先
アンドビジョン株式会社 採用担当
101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
または

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▼ご質問のある方は…
「求人企業に直接質問する」または電話にて、お気軽にどうぞ。

Tel: 03-5577-4500

※応募の秘密厳守します。
選考プロセス ご応募受付 お気軽にご応募下さい。

書類選考 一人でも多くの方にお会いしたいと思っております。

面接 2回を予定

総務との打ち合わせ 給与や待遇面等も含めて話し合いましょう。

内定 一緒に頑張りましょう!

※応募から内定までは約2~4週間を予定しております。
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〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
03-5577-4500/採用担当

For people living in Japan from Europe or US

(1)Individual instrument or Vocal instruction
Successful candidates will have a minimum of a bachelor degree in music or music education from an accredited institution with a major in the instrument they seek to teach.
Settlement generally gives preference to candidates with advanced degrees and specific studio teaching experience.

(2)Lanuage Instruction
All language but German, French , Italian or English
Successful candidates will have a minimum of a bachelor degree or equivalent diploma from a major University.

To apply, please send your resume and cover letter by email, mail or Fax to:

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Kanda Surugadai Bldg. 2F 3-8 Kanda Ogawacho,
Chiyoda-ku, Tokyo 101-0052
Phone: 03-5577-4500 Fax: 03-4496-4903 E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

芝本 梨花子さん/ウィーン国立バレエ団 デミソリスト

1998年 生まれ 2001年 黒田バレエスクールにてバレエを始める 2008年 めぐみバレエアート入会 2013年 カナダ・ロイヤルウィニペグバレエスクール サマー留学 2014年 ウィーン国立バレエ学校入学 2016年 ウィーン国立バレエ団入団 2018年 ウィーン国立バレエ団デミソリストに昇格 コンクール受賞歴 2014年 NBAコンクール3位受賞 2014年 ジャパンバレエコンペティション福岡 1位受賞 2014年 ジャパングランプリ 3位受賞 2015年 バレエコンペティション21 1位受賞  など ウィーン国立バレエ団での主なレパートリー マニュエル・ルグリ版 ”海賊”より オダリスク ”ジゼル”より、ペザントのパ・ド・ドゥ、二幕ドウィリ ”白鳥”より 小さな四羽の白鳥、ナポリの踊りソロ マニュエル・ルグリ版 ”シルビア”よりナヤーデンのソロ ”くるみ割り人形”よりルイーザ、スペインの踊りソロ など -まず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えてください。留学する前までの音楽の経験は? 何歳からなさっていましたか? 芝本様:バレエは3歳から始めました。 ピアノを習っていた時期もあります。 一応自分の経歴書を添付させていただきます! -留学したきっかけを教えてください。 芝本様:NBAバレエコンクールでウィーンのバレエ学校のスカラシップをもらったのがきっかけです。 -どうやって現在の学校を選びましたか?現在の学校に決まるまでのいきさつを教えてください。また。決め手になった点はなんでしょうか? 芝本様:海外に留学してバレエを学びたいと思っていた時に、コンクールでチャンスをいただきました。その前に、カナダウィニペグにもサマーの短期留学をしたのですが、環境とスタイルがウィーンの方が自分に合っていると感じたので、ウィーンを選びました。 -どのような試験・出願書類が必要でしたか?何か書き方のコツはあるのでしょうか? また、試験の思い出、苦労話などありましたら、教えてください。 芝本様:私は、コンクールから選ばれたメンバーのオーデションだったので、願書等は書いていません。 でも、オーディションは大人数でその中で少しでも見てもらうために、自分をアピールすることに苦労しました。 -手続きで苦労した点はなにかありますか? 芝本様:ぎりぎりまで学校の寮に入れるかわからなくて。 ビザ等の手続きも苦労しました。 -留学準備はどのくらい前から始めましたか? 芝本様: 留学が決まったのが半年前ぐらいだったのでそれから始めました。 決まってすぐドイツ語教室にも行き始めました。 -学費はどう捻出しましたか? 芝本様:ウィーンの学校は国立でほとんど学費がかかりません。 生活費は、親がまかなってくれました。 -現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? 芝本様:現地で半年ドイツ語教室に行きました。 現地のは、他の国の人と一緒に英語やドイツ語で学ぶので、難しかったですがとても上達しました。 いろいろな人との交流も増えるので、現地の語学学校はおすすめです。 -バレエ学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか? 芝本様:友人たちはとてもフレンドリーでした。伝統的な歴史のある学校です。 ウィーンのバレエ学校のいいところは希望すれば、通常の高校の卒業資格が取れる事だと思います。ドイツ語で学ばなければいけないので、難しいですが将来役立ちます。 -日本人はどのくらいいますか? 芝本様:私の時は、もう1人の日本人の子だけでした。今は、3、4人いると思います -日本と留学先で大きく違う点を教えてください 芝本様:もちろん生活環境、食事、文化など大きな違いがあります。 それにより、人それぞれ様々な考えかたがあり戸惑うこともありました。 -学校の授業はどのように進められますか?日本でしっかりやっておいたほうがいい勉強などありましたら、教えてください。 芝本様:バレエ学校は、早朝のバレエクラスから、パドドゥなど決められたプログラムに沿って行われます。 ドイツ語が分からないときは、英語で質問するので、英語の授業はしっかり受けていた方がいいと思います。 -先生はどうやって探しましたか? 芝本様:日本で学んだ先生は、いろいろな教室を見てから決めました。 ウィーンでの先生は学年によって先生がかわりました。 -日ごろ練習はどのようにしていますか? 芝本様:カンパニーの現在は毎朝1時間15 分のクラスがあり、その後夕方までリハーサルが続きます。 家で筋トレなどのトレーニングをすることもあります。 -バレエ学校での公演などは行われますか? 芝本様:バレエ学校では年に1、2回舞台がありました。 -1日の大体のスケジュールを教えてください 芝本様:バレエ学校 8:00-9:40バレエクラス 10:00~ポアント、 バリエーション パドドゥ コンテ、ジャズ、 キャラクター など。 日によって違います。 14時前には終わり、その後勉強の学校へ。 公演の前は、夕方18 時頃からリハーサルがあるときも。 最終学年の時は、午後によくバレエ団のリハーサルに補欠としても参加させていただいていました。 -宿泊先はどのようにみつけましたか? 芝本様:バレエ学校専属になっている寮を紹介してもらいました。 -生活費はだいたい1か月いくらぐらいかかりますか? 芝本様:今はどうか分かりませんが、私の場合寮は三食付きで500?もしないぐらいでした。 -現地のダンス業界へのツテはできますか? 芝本様:バレエ学校の年二回の学期末テストで、バレエ団の監督が見に来るので、自分をアピールできるチャンスです。 -周囲の人の学習態度に関しては、日本とどう違いますか?例えばどのような点が違うと思いますか? 芝本様:こちらの生徒は、分からないことは即座に、はっきりと質問します。 スケジュールやクラスの進め方、学期末の評価でも先生と生徒間のコミュニケーションがしっかりと行われます。 -授業以外はどのように過ごされていますか? 芝本様:ドイツ語を勉強したりしていました。 週末は、友達と出かけたり。 -日本人以外の人たちと付き合うコツはありますか? 芝本様:分からなくてもいいから積極的に話しかけてみることだと思います。 間違いを恐れずに、恥ずかしがらずに挑戦していくとだんだんコミュニケーションが取れるようになっていきます。 -留学してよかったと思える瞬間は? 芝本様:今、こうしてウィーンのバレエ団で働けているのは留学の経験があったからこそです。 そして、何よりいろいろな文化の人と触れ合うことで自分の視野が広がったことだと思います! -留学して自分が変わった、成長したというところはありますか?例えばどんなことですか? 芝本様:自己の主張を前よりもはっきりできるようになったことだと思います。 そのほかに、多少のことがあっても、いつも前向きに考えるようになりました。 -今後はどのような進路を考えていますか? 芝本様:今のバレエ団でさらに素晴らしいダンサーになれるよう実力をつけていきたいです。 -これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありましたら、お願いします。 芝本様:もちろん、言語、文化が違う国なのでいろんなことがあると思います。 孤独を感じることもあると思いますが、どんなことにも積極的に挑戦してみてください! きっと自分を成長させる素敵な経験になると思います。

清水桐子さん/ハンガリー・ダンス・アカデミー/ベネディクト・マンニーゲルバレエ学校

2008年 愛媛バレエアカデミー10周年記念公演"白鳥の湖" 全幕 主演 2009年 ハンガリー国立バレエ学校 2010年 ベネディクトマンニーゲルバレエ学校 2011年 タンツオリンプ ベルリン国際バレエコンクール ブロンズ、 Fragment of Tomorrow ソリスト、 CARMINA BRANA、 海賊オダリスク パドトロワ ガラ公演チェコ 2012年 DREI (モダンソロ)、 Grace(モダングループダンス)主役、 マッチ売りの少女 主役 、 くるみ割り人形3幕 グランパ・ド・ドゥ 2012年 BMダンスカンパニー 2013年 シンデレラ 主役、 Eine kleine Nachtmusik(夜想曲)/Hermann der Traumtanzer ソリスト 2013年 ニュルンベルク州立劇場、オペラPlatee ダンサー -先生の略歴を簡単にお話いただけますか? 清水様:6歳からバレエを始めて、高校を卒業するまで愛媛バレエアカデミーに所属し、その後2009年の9月からハンガリー国立バレエ学校に1年間留学し、2010年からはミュンヘンのベネディクトバレエアカデミーで2年間学び、最後の2年間はスクールのカンパニーメンバーとして舞台に立たせてもらっていました。 2014年にニュルンベルク州立劇場でオペラの中のダンサーとして働いた後、日本に帰国し現在は愛媛バレエアカデミーでバレエ、コンテンポラリー、ピラティスの講師をしています。 -高校をご卒業されてから行かれたということですか? 清水様:そうですね。 -寮で生活されていたんですか? 清水様:アパートです。 -バレエ学校の授業は何語でしたか? 清水様:ハンガリー語でした。直接説明してもらえるときは英語で説明してくれていたんですけど、最初は戸惑いました。ハンガリー語を教えてくださる方がいて、そこで日本人留学生3人ぐらいで一緒にバレエ学校のカリキュラムが終わった後にハンガリー語を習っていました。 -外国人は日本人以外だとどこの生徒さんがいらっしゃいましたか? 清水様:ロシア人、フィンランド人がいました。 -その人たちは特にハンガリー語の授業は受けてなかったんですね。 清水様:その子たちは自分で勉強しているみたいでした。 -ここのバレエ学校を受けようと思った理由は何だったんですか? 清水様:海外でバレエ団に入ってダンサーになりたいとずっと思っていたので、そのためにはバレエ学校に行く必要があると思っていたからです。 -ハンガリーを選ばれた最大のポイントは何でしたか? 清水様:まず国立のバレエ学校で、きちんとした8年制のワガノワメソッドのクラスで受けられるというのが選んだポイントです。 -そのあと、ミュンヘンに移動されるのは、ハンガリーを1年でやめて続けようと思わなかった理由はあるんですか? 清水様:当時、私の入った学年の生徒のレベルがすごい高くてその子達についていけてないのがだんだんつらくなってしまって。その分もっと練習時間が欲しいと思い、レッスンがたくさんできる所を探そうと思ったからです。 -年齢的にはクラスの皆さんどれぐらいが多いんですか? 清水様:8年生の最高学年の子が17、18歳ぐらいでした。私は高校卒業してから入ったのでみんなよりも少し年上でした。 -日本での教え方と大きく違うなと感じたことはありましたか? 清水様:メソッドがちゃんとしているので、基礎からしっかりと教えてもらいました。日本ではポアントを毎日履いていましたし、バリエーションの練習をたくさんしたりしていましたが、学校ではポアントクラスは週に2、3回で日本にいた時ほどバリエーションの練習もできませんでした。そのかわり基本の動きやポーズを理想に近づける作業を毎日やっていたような感じでした。 それは今私がクラスに教える時にもすごく役に立っていると思います。 -ハンガリーの現地の子たちは普通にアカデミックな授業もやりつつ、バレエもするのですか? 清水様:はい。 現地っこがそういう授業を受けている間にレッスンがあってほしかったなと思っていました。当時はちょっと物足りなかった気がします。 -1日大体何レッスンぐらいあったんですか? 清水様:週によって違いますが大体1日3クラスでクラシック、モダン、ポアント、バリエーション、キャラクターなどがありました。 -お休みは土日ですか? 清水様:お休みは、日曜日で、土曜日はバレエのクラスはありました。 -お休みのときはどんなことをされていましたか? 清水様:ショッピングモールに友達と買い物にいったり、観光地に遊びに行ったりしました。 -ミュンヘンと比べると物価は安いですか?。 清水様:そうですね。食費などはハンガリーのほうが安かったです。 -今度はミュンヘンのほうの学校について伺いたいんですけど、ミュンヘンのほうは1日にどれぐらいのレッスンをされていましたか? 清水様:午前中にクラシックを受けてお昼過ぎまで舞台のリハーサルがあり、その後にモダン、キャラクター、ポアント、バリエーションなどのクラスが夕方くらいまでありました。夜にもリハーサルをやる時がありました。 -そうなんですね。1日3レッスンぐらいですか? 清水様:日によって違いますがそれくらいです。 この学校ではレッスンのあとに、作品のリハーサルがたくさん入っていました。公演の数が多くて、ほぼ毎日リハーサルをやっていた気がします。 -ミュンヘンでは年に何回ぐらい公演があるんですか? 清水様:年に10回ぐらいはやっていたと思います。 -すごいですね、そんなにあるんですね。 清水様:いろいろなところで公演を行なっていました。 -ミュンヘンに移って、ご自身で変わったなということはありましたか? 清水様:色々な踊りが楽しめるようになりました。レッスンはしっかりとしたワガノワメソッドですが、舞台ではネオクラシックの作品を踊ることが多かったので、そういう作品をたくさん踊ることで色々な体の動かし方を発見でき、それを楽しいと思えるようになりました。 -外国人の生徒さんはどれぐらいいるんですか? 清水様:私が最初に行ったときは、日本人は私含めて3人で、あとはドイツ人10人くらいだったんですけど、最近は日本人留学生が増えてクラスのほとんどが日本人になっているみたいです。 -こちらには何年ぐらいいらっしゃったんですか? 清水様:2010年から4年間いました。 -ドイツ語はここでお勉強されてたんですか? 清水様:ドイツ語は留学前に少し勉強したぐらいでしたので、行って最初の2年間はバレエ学校のレッスン後に週2回ドイツ語の授業を受けてました。 -大体どれぐらいで、ハンガリーもそうですし、ドイツの言葉には慣れましたか? 清水様:ハンガリー語は、難し過ぎて最初から最後までよく理解できずに終わってしまいました。ドイツでは、ドイツ語でバレエクラスやっていたんですけど、半年くらいでそのバレエクラスの内容はちゃんと理解できるぐらいまでにはなりました。 -最初からドイツ語なんですか?それとも最初は英語で話してくれたりとかするんですか? 清水様:レッスンはドイツ語でしたね。最初は個人的な細かい指導のときは英語でやってくれていました。 -バレエ団のお話を聞かせていただけますか? 清水様:ニュルンベルク州立劇場のオペラの中にあるバレエの場面に出るダンサーとして選んでもらって出させてもらいました。 -実際に向こうでお仕事をされてみていかがでしたか? 清水様:周りのダンサーたちがすごく個性的で楽しい現場でした。自分達で振りを考えたりするところもあったので、悩むこともありましたが一人一人違った個性が集まって、いい雰囲気でリハーサルが進んでいました。本番も緊張するというよりか毎回楽しんでやっていました。 -これから留学を目指す生徒さんに向けてアドバイスがありましたら教えてください。 清水様:せっかく海外のバレエ学校行くんだったら、現地の友達を作ってコミュニケーションとっていくべきだなと思いました。私も最初は初めてのことだらけで不安で寂しかったというのもあり、日本人の友達と固まっていたので、なかなか現地の子と馴染めなかったりしました。だんだんと慣れてきたのもあってミュンヘンの時はみんなと仲良くできるようになり、今でもメッセージ取り合うような友達もできたので言葉の壁を乗り越えるべきだなと思います。 -ヨーロッパにいらっしゃったとき、ドイツ以外もあちこち行ったりしました? 清水様:はい、ほとんどがオーディションの為です。イギリス、ポーランド、デンマーク、オーストリア、スイス、クロアチア、オランダなどいろいろ行きました。 -これからヨーロッパでお仕事したいなと思っている方にアドバイスがあったら教えていただけますか? 清水様:英語を一生懸命勉強しておくべきだと思います。それに加えて現地の言葉にも興味を持って自分から話しかけていけるような積極性とか明るさも大事だと思います。 -滞在中困ったな、ということはありましたか? 清水様:寮にいたときはご飯が出ていたので食事に困ることはありませんでしたが、その寮のご飯に頼りすぎると太ってしまうのでその辺はちゃんと自分で管理したほうがいいと思います。 -ミュンヘンの寮は3食出るんですか? 清水様:朝とお昼は出てました。夜は自分たちで作ったりしていましたが、夜はあまり食べないようにしていました。 -そうなんですね。大変貴重なご意見ありがとうございました。 http://www.ehime-ballet.com/teacher.html

Y.K.さん/ウィーン冬期音楽講習会

国立音楽大学附属高校作曲科入学、在学中ピアノ科へ転科。国立音楽大学ピアノ専攻卒業。複数の合唱団でピアニストを勤め、イタリア公演等に参加。ソロや器楽、声楽とのコンサートや録音等で活動。ピアノ教室主宰。 ロンドンでニール・イメルマン、プラハでミラン・ランゲル各氏のレッスンを受講。 -まず初めに簡単な自己紹介と、現在までの略歴を教えていただけますか。 K様:5歳からピアノを始め、小学校5年からフルートもやっていて、中学校から和声と作曲を勉強しました。その後、国立音大の付属高校の作曲科に入学しました。そこで副科のチェロとか、声楽を始め、在校中にピアノ科に転科しています。 -すごいですね、本当にいろんなジャンルを勉強していらっしゃるんですね。 K様:そうですね。自然といろんなものに挑戦する機会に恵まれました。 -もともとチャレンジが好きなタイプでしたか? K様:というよりも、逆にこれが専門というふうに極めすぎなかったのが、かえっていろいろ選択肢が増えた結果かなと思います。 -今回講習会に参加されるきっかけになった事は何ですか。 K様:大学在学中から地域の子どもたちにピアノをずっと教えて現在に至るのですが、合唱団のお仕事、ピアニストのお仕事も、約25年やっていたので、なかなか自分のピアノだけに集中する時間がとれなくなってきていました。 これまでに3回程アンドビジョンさんにお世話になりましたけども、環境を変えて、自分の勉強に集中する時間を確保するという目的で。で、たまたま今回年末年始ということだったので、お仕事にも影響なく、家族にもそんなに迷惑をかけず、家族も年末年始の休暇中だったので、思い切って行かせてもらった、という感じです。環境を変えて、自分の勉強の時間を確保したかったから、ですね。 -講習会自体、日程としては年末年始に組まれていたと思いますが、その講習会はどういうスケジュールでしたか。 K様:大体レッスンは1日に1回入っていて、レッスンがないのが大晦日、元旦ですね。レッスンがある日も2、3時間ぐらい練習室を借りて自分の練習をしていました。 -トイフルマイヤー先生はどんな方でしたか。 K様:レッスンの最初にいきなりジョークを飛ばして私をリラックスさせて下さいました。それでいてとても紳士でいらして、親切で素敵な先生でした。以前アンドビジョンさんのトイフルマイヤー先生の国内マスタークラスの聴講に行ったのですが、トイフルマイヤー先生のレッスンはとても的確で、わかりやすくて。今回のレッスンでも、先生は非常にご年配でいらっしゃるけど、学ぶ姿勢を失わない情熱みたいなものはすごく感じました。 -レッスンは何語でしたか? K様:ドイツ語1本ですね。時々、右手、左手、という日本語だったり、ゆっくり、というのもよくおっしゃっていました。 -講習会の最後には終了演奏会だったりとか終了セレモニーのようなものはありましたか。 K様:ありました。大晦日の日にクラスコンサートがあって、ほぼ最終日というか、講習最終日が修了コンサートでしたね。で、終了コンサートのあとに、皆さんでレストランに移動して、打ち上げ、懇親会みたいなものはありました。 -初めて講習会に参加して、ほかにも受講生の方が一緒にいらっしゃる状況に対する不安は特になかったですか。 K様:なかったですね。ただ、ピアノの方がたくさん参加されて、例えば準備する曲の規模で、こんなのでいいのかしら、って、参加するのはどうかな、みたいな、そういう心配はあったんですけど、今回たまたまピアノは私1人だったので、先生自身も楽しそうに、というとちょっと失礼ですけど、そういう気持ちでレッスンしてくださいましたし。で、私もともと声楽とかも大好きなので、声楽の方とか、あとフルートもいましたし、いろんな参加者がいて、すごく楽しかったです。クラスコンサート聞いているのもすごく楽しかったです。 -他の参加者の方同士でコミュニケーションとったりもできましたか。 K様:そうですね。皆さん自然と仲良く、なんとなく一緒にいたり、という感じになりましたね。 -楽しい雰囲気で、ピリピリすぎない感じだったんですね。 K様:全然それはなかったです。むしろ皆さん本当に楽しんで、レッスンも楽しい、いろいろ言われてもそれも楽しい、という感じでした。皆さん前向きで、いい雰囲気でした。 -講習会ということでレッスンと練習の時間はあったと思いますが、レッスン、講習会以外の時間はどのように過ごされましたか。 K様:私は今回ウィーン3回目で、なんとなく町の感じもわかっていたので、普通に町歩きも時間があればしました。それからお買い物も、こういうところに入ったらこういうのがあるというのも大体わかっていたので、小さいお買い物ですけど、スーパーだったり、ドラッグストアだったりで、ちょっとした日用品を買いに行きました。で、カフェとかも入りましたし、それと、ホテルザッハのザッハトルテも食べることができました。 -今回のウィーンでの年越しはどのように過ごされましたか。 K様:オプショナルはつけなかったので、自分で大晦日のときにアン・デア・ウィーン劇場のオペラに行きました。アン・デア・ウィーン劇場は前から行きたいと思っていて。 -すごく貴重な体験ですね。 K様:そうですね。それで、もう1人行きたいという子がいたので一緒に行って、それで終わったあと、年越しカウントダウンを国立歌劇場の前で。花火も見たりして、年越しを迎えました。 -現地のお店情報なども、結構大事だったりしますよね。 K様:あと、大晦日の日程的に、お店が思ったより早くしまっちゃって。食料買いそびれたとか、水買ってないという方が周りにいましたね。 ー年越しでどんなふうに町は盛り上がっていましたか、治安面の不安もあったりしましたか。 K様:大晦日は、ウィーンの町の人もそうでしょうし、それから観光客がどんどん中心部に集まっている感じがありました。車も多かったですし、みんなでお祝いするために中心部に集まっている感じでした。元旦は、どちらかというとおそらくツーリストの方が、なんとなくガイドブックを片手に街歩きをして写真を撮ったり、という感じでした。例えば地下鉄とかは、元旦はかなり空いていました。ただ、もともと講習期間中、地下鉄も混んでいるイメージはなかったので、かなりの確率で、空いている席見つけて、サッと座れるぐらいな、そんな感じでした。治安面もそんなにものすごく近づいてくるとか、振り向くと人の気配がするとか、そういうことは全くなかったので、治安としては不安はなかったです。普通にしていれば問題ないという感じですね。 -年末年始のウィーンってかなり寒かったんじゃないかなと思いますが、どれぐらいの防寒がよかったですか。 K様:寒いと思って準備していったこともあるので、例えば、小物は絶対あったほうがいいと思います。ヨーロッパの方って小雨や雪が降っても、そんなに皆さん傘はささないですから。例えば、ダウンだったら、東京ではフードをつけてなくても、フードはつけていったほうが便利ですし。それから、傘はほとんど使わなくて、1日ぐらいしか使わなかったです。結構降ってくるときはあったんですけど、ニット帽だったり、年が明けてからは雪が積もりましたので、雨とかに濡れても大丈夫な防寒用の靴みたいな、ショートブーツみたいなものはあったほうが便利だと思います。向こうで調達しようと思っていても、年末年始お店閉まっていたり、あとお買い物に苦労されると、ほかのほうに神経使っちゃって、ってなるので、ちょっと多いぐらいの準備してちょうどいいと思います。室内はとても暖かったです。 -ウィーンももう3回目でいらっしゃるので慣れていらっしゃる部分も多いかと思いますが、やっぱりここは日本とは違うなの思った点はありますか。 K様:海外はどこもそうかもしれませんけど、自分から動かないと。向こうから声はかけてくれることはあるかもしれないんですよね。例えばホテルとかだと、フロントがあるところに自分が行っても、自分が何かを言わないと向こうの人は声をかけてこないので、自分から発信してこれはどうしたらいいですか?とか、こうしてほしいんだけど、って言わないと動いてくれないな、というのがありましたね。 -自分なりの海外でうまく楽しむコツみたいなものはありますか。 K様:お店とかホテルみたいなところ、カフェなんかもそうかもしれないですけど、日常的に使うようなところで、そんなに親切ではないということは自覚して行かないと。例えば、スーパー一つ入っても、レジでまごまごしちゃってへこんじゃうとか、そういう方もいるみたいなので、そういうことは逆に、知らない、慣れてないという気持ちで、気にせずにどんどんお店でお買い物に挑戦するというのは大事だと思いました。 -ウィーンで日本にはないお料理もあったかなと思うのですが一番おいしかった、逆に食べにくかった、というものはありますか。 K様:皆さん話題にしていたのは、シュニッツェルですね。食べた?とよく話しました。食べてなかったら、じゃあ注文しようか、という感じで。シュニッツェルもお肉の種類がいろいろあるそうなので、それはぜひどれがおいしいのか挑戦してもらいたいし、今、ウィーンはどれを食べてもおいしんじゃないかな、という印象ですよね。いろんな観光客の方来ていますし。どれもおいしくいただきましたので、どれもおすすめだと思います。 -今回の講習会に参加して、一番良かったと思うことは何ですか。 K様:今回、アンドビジョンさんに申し込んだのが1カ月前だったので、本当に準備期間がなくて、手持ちの小品をたくさん用意して行きました。1回目、2回目は割と大きなものでまとめるのが難しい曲を準備したんですが、今回はもともとサッと弾けるようなものをたくさん準備していきました。今回はこれからの自分のお仕事、子どもたちにピアノを教える上で大変役に立つような作品を用意して、トイフルマイヤー先生は、小さい方からプロの活躍するレベルの人たちもたくさん見てらっしゃる先生だったので、そういう小品なんかも的確にご指導頂けると思ったので。すぐにレッスンに役立つような、的確に、わかりやすく指導していただきました。自分のスキルアップももちろんあるんですけど、仕事に対しての自信になった、そういう講習会だったと思います。 -今後、ウィーンに留学したいという方がいらっしゃったとき、これはアドバイスしておきたい、と思うことはありますか。 K様:冷たいってこともないんですけど、親切ではない、ってことですよね。だからそういうこと一つ一つ、あまり気にせずに、それこそまだ渡航に慣れていない方は、慣れてないんだから、ちょっとそういうことに遭遇してしまった、ぐらいに思って、絶対にマイナスに思わないこと。日本でできていることから引き算していくと、へこんじゃったりするので、前向きにチャレンジしてほしいですね。 -お時間いただいてありがとうございました。

池田明莉さん/ドレスデン国際バレエサマースクール

-バレエは何歳に始められましたか? 池田様:4歳から始めました。 -週にどれくらいお稽古に通われてますか? 池田様:今は週4回です。 -1日にどれぐらいのお稽古されていますか? 池田様:1日1時間半です。コンクール時は、3時間位です。 -留学を決めた理由を教えていただけますか? 池田様:海外のバレエ学校で外国の方々がどのようにレッスンされているのかを知りたいと思って行きました。 -この講習会を選んだ理由は何ですか? 池田様:ドイツに行ってみたいと思っていて、いろんな国の人が来てるというのを聞いていたので、一緒にレッスンしたいと思って、受けまし た。 -今回海外の講習会に参加されるのは初めてでらっしゃいますか? 池田様:はい、初めてです。 -実際にご参加されてみていかがでしたか? 池田様:やはり言葉が、英語だったので、難しいこともあったんですけど、普段の日本のレッスンでは受けられないような、クラシックだけで はない踊りも経験することができたのでよかったと思いました。 -いろんな国の方が参加されていたと思うんですが、今回明莉さんが入られたクラスには、1クラス何人ぐらいの生徒さんがいらっしゃいました か? 池田様:男の子も入れて、30人から40人ぐらいだったと思います。 -その中に日本人の方はどれぐらいいらっしゃったんですか? 池田様:私を含めて3人でした。 -日本人の方で参加されている方の年齢は、どんな方が参加されていましたか? 池田様:16歳と17歳です。 -お話されましたか? 池田様:はい。学校に一緒に行ったり、結構お昼休憩も一緒に食堂に行ったりしていました。 -そのほか、参加されていた方というのはどんな国の方がいたかわかりますか? 池田様:本当にいろんな国から来てたんですけど。イタリア、スウェーデン、ベルギーとか。あと、ドイツの子もいました。 -特に講習会で印象に残っていることがあったら教えていただけますか? 池田様:コンテンポラリーで、同じグループの人たちと協力して、1人の子をみんなで持ち上げて移動したり、みんなの中に飛び込んだり、普段 あまりやったことのないことをやりました。あとは、クラシックの一つのバリエーションをみんなで少しずつ順番に踊っていくということもし ました。 -何のバリエーションを踊りましたか? 池田様:私のグループは、バヤデールの、パ・ダクションでした。それをみんなで少しずつ順番に踊っていく、っていうのをやりました。 -施設はどんな感じでしたか? 池田様:施設は広くて、スタジオもたくさんで、大きな広いスタジオから、小さいスタジオまでいろいろありました。 -1日のタイムスケジュールを教えていただけますか? 池田様:私は、朝7時ぐらいに起きて、ホステルの朝食を食べに行き、それから、ホステルの洗濯機が壊れていたため、洗濯は手洗いでやってい たので、洗濯したり、その日の準備をしたりして、大体10時ぐらいにホステルを出て、40分かけて歩いて大学まで行きました。レッスン自体は 12時半から始まって、早い日は6時半ぐらいに終わったんですけど、遅い日は夜の8時15分ぐらいまでレッスンしていました。 -朝食、ホステルでのご飯は、バイキングとかですか? 池田様:はい、バイキング形式です。 -パンがあって、チーズとかハムとかを挟んで食べる感じですかね。 池田様:はい。あとは、コーンフレークとかもおいしかったです。 -お昼とか夕飯はどうしていましたか? 池田様:お昼は学校の食堂で食べて、夜はスーパーで買ったパンとかソーセージを食べたり、時間がある日は駅の屋台やレストランで食べまし た。 -レストランではどんなものを食べましたか? 池田様:ソーセージとフライドポテトとか。ドイツっぽいものを食べました。 -食べるものとかスーパーで買うもので困ったりとかはないですか?特に食事の面で困ったことはありましたか? 池田様:学校からホステルまでの途中にスーパーがあったんですけど、そこは夜8時に閉まってしまい、レッスンが遅い日は閉まっていたので、 そこはちょっと困りました。 -そういったときは、どこで買ってましたか? 池田様:駅のスーパーは10時ぐらいまでやっていたのでそこで買いました。ホステルから15分くらい駅まではかかるんですけど、そこまで行っ ていました。 -朝とか夜とかは、40分かけて歩いて行かれていたということなんですが、トラムとか電車、地下鉄は使わなかったんですね。 池田様:はい。最初の日に大学の方が大学まで連れてってくれたんですけど、そのとき、歩いて連れていってもらったので、ずっと歩いていっ ていました。でも、バスとかを使って行っている人もいました。 -クラスメートとかルームメイトの方と一緒に歩いて帰った感じですか? 池田様:はい。ルームメイトの子と一緒に行きました。 -ホステルは、今回2人部屋でしたか?4人部屋でしたか? 池田様:4人部屋です。 -どんな方と一緒でしたか? 池田様:みんな日本人の人でした。なんか合宿みたいな感じでした。いい人ばかりだったので、楽しかったです。 -レッスンでいろんなことを体験されて、初めての海外でいろいろな経験をされたと思いますが、今回の渡航で、冒頭にも言葉が通じなくて困っ たとおっしゃってましたが、言葉が通じない以外のことで困ったな、ということは何かありましたか? 池田様:私が行ったとき、ドイツはとても暑かったんですけど、ホステルにも学校にもクーラーがなくて。それで、窓を開けるんですけど、と 網戸がないので虫が入ってきちゃったんです。それが結構困りました。 -ここ最近、ヨーロッパも暑くなるっていうふうに聞いてます。夜とか朝もちょっと暑いな、という感じですか? 池田様:日にもよりましたが、暑い日が多かったです。 -逆に、ヨーロッパで、今回バレエをして、いろんな国の方とお話して、やっぱり来てよかったな、と思うポイントとかあったら教えてもらって もいいですか? 池田様:向こうの国の子たちがどんなふうにレッスンを受けているのかや、今まで知らなかったような面白い振り付けを知ることができたので 楽しかったです。 -ドレスデンの講習会に参加された方は、コンテンポラリーとか、池田さんがおっしゃったように、振り付けが面白い、ということを皆さんおっ しゃるんですが、例えばバレエをやりたいなと思っている方が参加されて、もうちょっとバレエやりたいな、なんて思うことはあったりします か? 池田様:クラシックバレエも毎日レッスンはあったし、バリエーションも踊れたので、たくさん踊ったなと思っています。 -日曜日のお休みはどのように過ごされていましたか? 池田様:ホステルから時計台が見えていて、そこにルームメイトの子たちと行ってみようということになり、時計台の、教会や、雑貨屋にお土 産を買いに行きました。 -いいですね。観光で皆さんとショッピングして、充実されてましたね。歩いて行かれたんですか? 池田様:はい、そのときも歩いていきました。 -今後、このドレスデンのコースに参加されたいと思う方に、何かアドバイスがありましたら教えていただけますか? 池田様:いい経験がたくさんできると思うので、おすすめです。あとは、行ってみたら、意外となんでもできちゃいます。行ってみたらなんで もなんとかなると思うので。飛行機の乗り継ぎもいっぱいあったのですが、大丈夫でした。 -よかったです。今後の明莉さんの目標とかあったら教えていただけますか? 池田様:今回の経験が、バレエでもそうなんですけど、何かほかのことに生かしていろいろチャレンジしていこうと思います。 -それは例えば、言葉とか、海外との文化交流ということも含めてですかね? 池田様:はい、そうです。 -本日は貴重なお話しをどうもありがとうございます。

笹田ももこさん/バレリーナ

-サマーのお話を伺っても宜しいですか?ブログラムの内容を教えてください。 笹田ももこ様:サマーは一応、全幕ものの振付を3週間のプログラムの中でするんですけど、次のサマーだと、「真夏の夜の夢」をはじめから振り写しをし始めて、最後のパフォーマンスで披露するみたいな感じです。 その主役とかプリンシパルの役とかを私とかブリトニーっていうプリンシパルの子がやって、コールドをサマープログラムに参加してる子達で固めます。 なので、午前中はクラスレッスンをやって、お昼からリハーサルを小分けしてやっていって、夜はみんながコンテンポラリーのリハーサルをしてます。コンテンポラリーのショーケースも一番最後の披露できる所でやります。 -平均的な参加人数は、何名ですか? 笹田ももこ様:いつもは100人いかないぐらいですかね。年度によって違うんですけど、50~100人の間で毎年人数が変わってる感じですね。 -スタジオ、稽古場がニューヨークの州外ではなくて郊外ですか? 笹田ももこ様:そうです。郊外に行って、そのアルバニーにあるエッグシアターっていう大きいシアターがあるんですけど、プログラム中はずっとその舞台の上でレッスンをして、リハーサルをして、本番のパフォーマンスもその同じシアターでするので、ずっ と劇場に朝から夜というか夕方ぐらいまで一日中いるような感じですね。 -クラスは誰が教えてくださるのですか? 笹田ももこ様:ディレクターですね。レオナルドとキアラーという夫婦でやってるので、どちらかが。クラスが2つに分かれるんですけども、若い子は14才から来れるので、14才~18才以下の子達と18才以上の子はレベルを2つに分かれます。基礎のクラスと上級 のクラスで分かれます。基礎のクラスを朝どっちかが教えて、もう一つのクラスをどちらかが教えるみたいな感じです。1時間ぐらいちょっとずつ分かれてて、1クラスをはじめ朝から9時半とか10時半からやって、そのクラスが終わって、その子達がランチブレイ クを取ってる間に次のクラスが舞台でやる。ちょうどお昼過ぎからリハーサルを一緒にやる。 -どんな国籍の方が参加されますか? 笹田ももこ様:結構バラバラです。イタリア、ギリシャ、アジアだと韓国、中国、日本の子達と、あとは、アメリカもいろんな所から来てますね。オーストラリアとかからも参加されます。 -今度はカンパニーのことについておうかがいします、年間の公演数はどれくらいですか? 笹田ももこ様:年間だと、シーズン毎にパフォーマンスがコンテンポラリィとクラシックと両方あって、それが3~4公演ずつあります。 10月に始まってすぐにコンテンポラリーがあって、11月も小さいパフォーマンスが何個かあって、12月はくるみ割り人形を毎週末のようにやって、年明けニューヨークフェスティバルって、一週間の冬季のイベントもあるんですけど、それが終われば、次は3月か らまたシーズンが始まるので、また3月も何公演かやって4月も何公演かやって、5月もっていう感じですね。 -エッグシアターを拠点に活動されてるのですか? 笹田ももこ様:サマーはエッグシアターという所をベースでやっておりますが、ニューヨークになるといろんな所で小さいスタジオとかでやって、スタジオでもショーケース持ったりとか舞台でパフォーマンスやったりとかいろいろあります。 -ツアーに出て? 笹田ももこ様:そうですね。そのアペランティスの子達は、Hビザっていうインターンのビザを取ったりとか、アペランティスの子になると、自分で決めれるんですけど、3ケ月毎にシーズンがあるので、ちょうどツアーのエスタとかで来て帰る子もいるし、ビザ を取ってくる子もいるしっていう感じですね。 -住む所はどうしてますか? 笹田ももこ様:アパートを借りて、あとは向こうでアーティストのビザで教えたりとかも出来るので、バレエ教室で教えたりとかもするし。他のカンパニーのゲストに出たりとかっていうので、ちょっとずつプラスαさせていくっていう感じです。ニューヨーク は結構ダンサーにとって住みやすくて、いろんな他のゲストの仕事もいっぱい貰えるので、結構バレエダンサーとしてはやっていきやすいかなと思います。 -このカンパニーを知ったキッカケは何だったんですか? 笹田ももこ様:私が17~20才の時までニューヨークのジョフリーバレエスクールにいて、その時に一緒にバレエスクールにいた子が今のアイクのプリンシパル、ブリトニーで、その時、その結構仲が良くて、ブリトニーの友達ビリーブランケンって、ニューヨー クにいたフェスティバルのコーディネートをやってる男の子もみんな結構ジョフリーで一緒で、友達が今のカンパニーに多くて、ニューヨークにオーデション、NNBA辞めて戻った時に、「おいでよ」って言ってくれて、行ってレッスン受けたら、結構楽しかった というか相性が良くて、そのままとんとんとんという感じで入りました。 -ジョフリーを選ばれた理由はなんですか? 笹田ももこ様:最初はアメリカに行きたい、ニューヨークに行きたいというのがあって、ニューヨークのバレエスクールを何個か探した時に、私のその17才ぐらいの頃って、もうなんかジョフリーかエイリーかって、あんまりニューヨークにバレエスクールが多 くない時に、ニューヨークシティバレエのスクールオブアメリカンバレエとかは規定が結構厳しくって、17才だと既に遅いというか。ジョフリーが結構大きく受け止めてくれるというか。スカラシップも貰えたので、そのままジョフリーに3年いました。ちょうど セカンドカンパニーみたいなのがあって、私はトレイニーっていう、そのスクールの一番上のクラスに入れてもらって3年。私がこの3年行ってる間にアンサンブルが一旦無くなってしまって、なので、スクールにいながら他の地域のゲストとかにも、「ここのフ ロリダの学校に行ってきて」って言って、友達と発表しに行ったりとかっていうのをいろいろやってもらえた。ちょうど、そのジョフリ-の時もちょうどチェンジしている時期で、いろいろ試してやってる感じでしたね。 -ジョフリーのだとジャズとかコンテンポラリーとかありますよね? 笹田ももこ様:コンテンポラリーとかクラシックとか全部やって、たまに一週間に先生の気が向いたら、バレエ史じゃないけど、こういう人がいてこういうやってるんだよっていうのを話してくれたりとか、あとはピラティスがあったりとかしました。 一日朝クラス、ランチブレイクがちょうど間挟まって、パドゥドゥのレッスンとコンテンポラリィ、ジャズとかモダンとかをやって、最後にもう一回レッスンが16時ぐらい。だから、朝の10時ぐらいから16時ぐらいまでみっちりレッスンでした。 -17才っていうと日本の高校ですよね? 笹田ももこ様:高校2年生で、私は高校中退して留学しました。私はバレエだけにしようと思ってその道を選びました。 -16時ぐらいに終わってからは、どうしてたんですか? 笹田ももこ様:そのまま家に。結構16時ぐらいになるとぐったり。みっちりすぎて疲れるので、そのまま家に帰って、友達とご飯食べに行ったりとかバレエ観に行ったりとかですね。ニューヨークは終電等で学割が全部きくので、ミュージカル観に行ったりとか 、毎日ではないけど週に一回ぐらい行けたらいいかなあっていう感じ。 -お住まいは寮ですか? 笹田ももこ様:17才から私は18才の未成年の時期は寮にいて、18才過ぎてからは友達とアパートシェアしてました。 -アパートはどの辺に住まれたんですか? 笹田ももこ様:私は友達とブルックリンに住んでて、寮は学校の近くにあるジョフリーの寮というよりも、なんかドミトリーというか、いろんな子達が住める、学生の子達が住める所にいましたね。 -食事とかは自炊ですか? 笹田ももこ様:寮の時は朝、夜付いてました。友達と住み始めてからは自炊ですかね。日本のスーパー行って買い物してました。お昼は学校の近所のデイリーとか行ったり、朝ご飯の時にバナナとかりんごとかをとって、それを持って行って食べてました。 -ニューヨークを選ばれた理由は何かありますか? 笹田ももこ様:私が身長がまず小さくて、ヨーロッパはまず頭になくって、アメリカでいろんな所を探した時に、ニューヨークだと、ショービジネスが大きいというか、結構重要視されてて、バレエダンサーって言っても「凄いじゃない」と認めてくれてるとい うか。いろいろと学校とかを探した時に、アメリカの田舎に行って、ほんとのバレエしかしないよりも、ニューヨークに行って、いろんな刺激をもらえた方がいいかなと思って、17才の頃に学校を辞めて探した時に、ニューヨークとなんかピンときたっていうか 、楽しそうだなと思って。初めジョフリーも一年だけ行くはずだったんですけど、3年になってだんだん長くなってきました。 -実際行ってみてどうでした?自分が想像してたのとおりでしたか? 笹田ももこ様:凄く合うというか、ホームシックとかにも一回もならなくて、リラックスできるいい家だなっていう感じがして、毎日楽しくって。毎日、朝起きて学校行ってレッスンするのがなんか楽しいし、ただ歩いてるだけでも結構楽しいです。 -お休みの時とかは、どういう事されてますか? 笹田ももこ様:ミュージカル行ったりとか、公園とかもパブリックのとかも結構多くって、景色眺めに行ったりとか、歩き回ったりとか、友達とご飯食べに行ったりとか、いろいろなんかみっちり予定が組んであります。 -お休みって、クリスマスとかのバケーションとかっていう時は、日本に帰られたりとかしますか? 笹田ももこ様:そうですね。バレエ学校の時とかも、ほんと年に1回年末。学校だと、9月から始まって6月までなので、ほんとその夏休みに日本に帰ってきて。学校の時は夏。冬はずっと向こうに学校にいて、夏だけ帰ってきました。 -ジョフリーは年に2回公演があるのですか? 笹田ももこ様:そうですね。くるみ割り人形を12月にやって、最後の学校の卒業公演というか6月に終了。一年が終わりましたよっていうのが春にパフォーマンスが。だから1年に2回。冬と春です。 -日本のバレエスクールとなにか違いはありますか? 笹田ももこ様:日本だと発表会って言うと、その為に練習をしててパフォーマンスでおしまいみたいな感じですが、バレエ学校とかだと、ただなんか一年を通してどれだけ成長しましたというのを見せる所で、バレエ学校のパフォーマンスでも全然関係ない人と かも観に来てくれて、パフォーマーとして成長できるというか。日本だと、発表会しました。おしまい、みたいな。お披露目会みたいな感じなんですけど。向こうだと、ほんとにパフォーマンスしてお客さんから「良かったよ」って言ってくれて、毎年積み重ね というか。結構、身内じゃない人から「良い」って言ってもらえるのが凄いいいかなと思います。日本だと、やっぱり家族から「良かったよ」って言われて。お友達とか。向こうだと、「この人誰?」っていう人が「凄い良かった」って言ってきてくれるのが、 凄いいいなあと。アメリカのバレエとかが確立されてるなあというのが凄い感じます。 -日本の学校の教え方だと、発表会に向けてのお稽古。向こうのバレエスクールの場合は、バレエというものに対しての成長過程の通過点ではないですけど、その変化を見る公演ということですけれども。実際、朝から夜まで夕方までのクラスの中で教え方が違う とか、環境も変われば指導も変わると思うんですけど、なんか大きな差っていうんですか、日本とアメリカの差は? 笹田ももこ様:日本だと、やっぱり日本って教える免許を持ってない人がいたりとかして。私が日本にいた時も、「私が教わってきたからこうだよ」ってワンパターンっていうか、教えるんですけど。アメリカだと、向こうは「小さくてこういうダンサーだから 、こういう所引き延ばさなきゃいけないんだよ」って、マンツーマンで言ってくれる。大きい子にはその子に合った指導の仕方をしてくれるし、私とかだと「アジアで小さくて、どう頑張っても大きくはならないから、ももこはこうやってこうやるとパフォーマ ーとしていいんだよ」っていうのをいろいろ言ってくれて、一人一人に合った指導をちゃんとしてくれるというか。そんな先生達もなんかちゃんとパフォーマーとしての経験がちゃんと今まで積み重なっているので、いろんなその先生達が知ってる人の例を挙げ てくれて、「こういうダンサーがいるから観てみな」みたいな感じで言ってくれたりとか。 -ジョフリーのトレーニークラスは、1クラス何人ですか? 笹田ももこ様:私がいた時は1クラス20人ぐらいだったかな。男の子が10人ぐらいいて、女の子が10人いたりとか半々ぐらいですね。下のクラスになると、結構グチャグチャにいたりとかだったと思います。 -パドゥドゥとかはどうですか?若い子と。日本にいると、多分先生とかとやると思うんですけど。 笹田ももこ様:そうですね。向こうだと、友達と相談しながらやるというか。私とかだと、身長が小さいので、身長でパドゥドゥとかってやるので、結構いつも若い子に当たって、お互い「こうやるんだよ、こうやるんだよ」って教え合ってやるっていう感じで した。日本だと、男性のパートナーから言われて、その人に合わせていくというか。アメリカは、お互い譲り合ってくれるというか。「私はこうしたいから、こうやって」って言うと、男の方もやってくれる。パドゥドゥとかは平等な感じでした。 -学校卒業されて日本に帰国されてお仕事されて、今またニューヨークに戻られて。今後、目標と言いますか、個人的にビジョンとかっていうのは、何かありますか? 笹田ももこ様:踊れる限り踊り続けて、将来私は日本にあんまり帰ってくるつもりが頭の中にないので、アメリカで教えを始めるか、今のカンパニーとかでクラス持たせてもらったりとか、今までやった事を無駄にしないように次にバトンを渡せるようにはした いなと思います。 -その拠点をニューヨーク若しくはアメリカでやるということですか? 笹田ももこ様:そうですね。はい。 -今後、例えば日本にいる若い生徒さん、何かアドバイスとかあれば教えて頂けますでしょうか? 笹田ももこ様:日本の子供達だと一度に静かにシャイになっちゃって、アメリカの先生達がアプローチしてくれてるのに、殻に閉じこもっちゃって静かになっちゃうので、そこを思い切ってオープンになって自分をプッシュするのを上手にならないと。やっぱり 言葉の壁もあるし、コミュニケーションの壁もあるので、静かに黙ってると、やる気がないって勘違いする人が結構多いので、ほんとシャイにならないでオープンに出していくといいんじゃないかなと思います。日本人の子達って、テクニックがしっかりしてる から、そこは認めてもらえて。いつもコミュニケーションの場でそこで躓いちゃうというか。「あの子とコミュニケーション取れないんだけど」って言われて、間に私が入ったりとかすることもあるので、ほんと自分を思い切って出すやり方を取得した方がいい かなと思います。 -ご留学前は英語とかはどうやって習得しました? 笹田ももこ様:私はジョフリーに行った一年目に、行ってすぐに私はバレエだからレッスンは大丈夫だろうと思って行ったんです。英語はそんなに勉強して行ったわけではなくて、高校2年生までの学校の英語だけで行って、行ってみたらほんとにレッスンってバ レエの単語が一緒なのにも関わらず、あんまり分からないというか。「この人何言ってるんだろう?」みたいな。で、もう行って3ケ月ぐらいで向こうに行ってから勉強して、英語の喋れる日本人の子達がいたから助けてもらいながらやって、半年経つ前ぐらいま でに頑張ってヒアリングだけを覚えて。あとは、ちょっと聞き始めることが出来たら、アメリカ人の子達と一緒にいるようにして耳を鍛えるというか、喋らなきゃいけないような環境に自分で置いて。一年経ったぐらいでは、だいぶ喋れるようになったかなって いう感じです。 -海外での生活の中で困ったなあなんていう時とかってありましたか? 笹田ももこ様:日本だと、ちょっと体が故障した時っていうか、足が痛くなったりした時に、すぐに行ける整骨院の先生がいたりとかするのに、アメリカだと、結構自分でセルフケアをしなきゃいけなくて。初め、学校にいる時とかも、ほんと脚が痛くなった時 に行く所が大きい病院しかなくて、行ったところで別に「休みなさい」と言われるだけで何もできないというか。治療をしてくれる人が周りにいなくて、アメリカにいる間にマッサージの本とかを凄い読んで、どうやって足の筋肉を緩めるやり方だったりとか、 自分の身体と見つめ合う時間が新たに出来たというか。日本だと預けれる人がいっぱいいるから、何も考えてなかったんですけど。 -保険とかは入ってましたか? 笹田ももこ様:学校の時は旅行者保険というのを持って行ってて、それを持っててもマッサージには行けなくて。ほんと怪我をして、骨が折れましたとか捻挫しましたとかだと行けるけど、ちょっとマッサージに行きたいとかっていうのは、もう全部自腹で払う みたいな。向こうだと、60分のマッサージで100ドルとかするんですよ。だから、結構バレエ学校にいる時にはそういうのが厳しいじゃないですか。1万円とかするのは。だから、友達とマッサージし合ったりとか。そういうのが結構、身体が。スケジュールも日 本のバレエやってるのと全然違う所にいたので、身体が合うまでは結構大変だったかな。環境に合うまで。 -特に危険な目には会ったりとかはありますか? 笹田ももこ様:していないですね。でも、なんかニューヨークだと、ここのストリートには行っちゃいけないとか、情報で入ってくるので。「ここは危ないよ」っていうのがあるので。今とかだと結構慣れてるから行きますけど、学校にいる時はほんとにハーレ ムには行かないとか。家の親とかからも凄い「行かないでね」とか言われてたので。やっぱり言葉が通じなくて、「旅行者です」ってはたから見て分かると、周りの人も舐めてかかってくるというか。「この子分からなくて歩いてる」みたいなのが分かると、ほ んとに余計に危険になってくるので。私は歩く時は、アメリカ人の子達と一緒にいたりとかします。日本人で集まっちゃうと、やっぱり危険かなと思います。 -外のオープンクラスとかは行かれたりとかしました? 笹田ももこ様:行きます。たまに。ステップスとかバレエアートとか、オープンクラスがニューヨークもいっぱいあるので、バレエレッスン受けに行ったり、ステップスっていうオープンクラスが出来る所だとピテイスのクラスがあったりとかいろいろあるので 、自分の身体に、その時のメンテナンスに行けるようにしてましたね。オフの時とかは。 -大変貴重なお話しありがとうございました。

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