求人情報|留学カウンセラー

【音楽留学カウンセラー】
コミュ力と語学力&音楽経験でお客様の未来をサポート

将来、音楽家を目指す方々の
音楽留学を支援するお仕事です。

音楽留学と言えばアンドビジョンと言われるほど、
音楽留学をメインに海外留学支援を行っている当社。
「良い先生のもとで腕を磨きたい」
「海外で自分の可能性を試したい」
そんな芸術家を目指す方々に、
より良い環境で学べる機会を提供しています。

あなたにお任せしたいのは『音楽留学プログラムの提案』です。
「目指している姿」「積みたい経験」
「学びたい分野」「希望の講師」
お客様の希望やイメージを丁寧に伺い、
当社が持つ数多くの選択肢から最善のプログラムをお客様ごとに作り出します。

お客様の目標を実現するため、お客様と一緒になって
我がことのように親身に対応することが大切。
レッスンや滞在場所などの手配は主に現地(海外)など別の部署が行いますので、
プログラムのご提案とお客様ケアに専念できる環境です。

音楽留学専門のきめ細かな対応が評判を呼び、
当社を訪れるお客様の数は年々増加。
希望を十分に考慮した提案力を強みとし、
更なる拡大を見込んでいます。
また、現在は新規事業も計画中!
様々な新規プロジェクトに
戦略的に携われるチャンスが多数あります。

お客様の人生に深く関わり、海外音楽留学を支援すること。
世界で活躍する芸術家をひとりでも多く創出すること。
あなたの活躍が、「芸術分野の成長」への更なる一歩に繋がります。
「音楽やダンスが好き」「英語を活かしたい」という方はもちろん
事業拡大期を迎えている当社を、更なる飛躍に導いてくれる
意欲溢れる方をお待ちしています。

▲将来音楽のプロを目指す方のため、
ベストな音楽留学プランを考えて提案します。
▲丁寧にヒアリングし、親身になって
留学プログラムを考えていきます。

募集要項


職種 留学カウンセラー
雇用形態 正社員
募集の背景 「海外で良い音楽の先生に学びたい人は多いのに、
その情報がうまく伝わってこない」ことを知り、
それなら、私たちが芸術家の卵を支えようと起業しました。
以来、“芸術分野に貢献する”を企業理念に掲げて、
多くの方々の夢の実現をサポートしています。

おかげさまで、順調に事業拡大中!
今回はそれにともなった増員募集です。
仕事の内容 音楽留学をご希望のお客様へのカウンセリング~ご提案など、成約までのやりとりをお任せします

【具体的には】
<仕事の流れ>
▼電話メールなどのアプローチ
・Webサイト等から資料請求されたお客様へ、面談カウンセリングのご案内
・個人のお客様からのお問い合わせが中心
・音楽学校の修学旅行でのご利用も有り

▼カウンセリング
・ご来社いただいたお客様のご要望を細かくヒアリング

▼プランの企画・提案
・主にヨーロッパ、アメリカの音楽学校や教授陣・オケ奏者などをリサーチ(英文サイトまたは現地サイト検索)
・海外語学学校リサーチ(英文サイトまたは現地サイト検索)
・お客様のご希望に応じた音楽留学プランを企画・提案します

▼プラン決定
・決定後、ご出発までお客様のケアをお願いします。現地手配は、手配担当が行います

★資料請求いただいたお客様へ、
こちらから積極的にアプローチする「攻め」の営業が必要です。
ノルマはありませんが、課せられた目標をしっかりと目指す姿勢が大切です。
お客様が喜んでいただける、ぴったりの音楽留学プログラムを提案することは必須です。

★お客様とのやり取りはもちろん、
社内スタッフとも密なコミュニケーションが必要です。
受け身ではなく、主体的な活躍に期待しています。

<カウンセリングについて>
音楽の取扱いジャンルは、
クラシック80%、ジャズ10%、ロック・ポップス10%。
お客様の特性やご要望(ジャンル、国…)に合わせた
最適な音楽留学プログラムを提案します。

例えば「将来の長期留学のため、相性の良い先生を探したい」という方には、
短期音楽留学(1週間程)をお勧めしたりなど先生との出会いをサポートします。

※7~9月の留学が多く、申込みのピークは3~6月
※留学先はドイツ、フランス、オーストリア、スイス、アメリカ等
対象となる方 ・優れたコミュニケーションスキル
・英文読解力(留学先の学校案内や受験概要を読みます)
・チームワークを大切にできる方
・業務知識を学ぼうとする意欲と理解
★未経験者がほとんどですので入社後、OJTでしっかりサポートします
★国籍は不問ですが、日本語のビジネスレベルが必要です。

【具体的には】
■へこたれず、常に前向きに仕事ができる方
■結果にこだわり、粘り強く目標を達成できる方
■お客様の希望や心理(想い)をくみ取り、真摯に対応できる方

☆マジメに粘り強く仕事に取り組める人を求めています。
☆長く当社で働きたいと考えている方のみご応募ください。

<以下の方、歓迎>
●留学経験がある
●音大、吹奏楽部、合唱部、オーケストラ部、バンドなどの音楽経験者
●外国語が得意
●旅行会社の業務経験
勤務地 御茶ノ水(東京千代田区)
御茶ノ水駅徒歩8分、神保町駅徒歩6分の好アクセス♪

JR中央線・総武線:御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口)徒歩8分程度
都営地下鉄 新宿線/三田線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
半蔵門線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
丸ノ内線:御茶ノ水駅(2出口)徒歩10分程度
千代田線:新御茶ノ水駅(B3出口)徒歩6分程度
東西線:竹橋駅(3b出口)徒歩10分程度
勤務時間 週5日フルタイム(9:30~18:30)
※実働8h 休憩1時間
※繁忙期は残業あり(月平均20h程度)
給与 月給23~25万円(初年度)
※経験・能力を考慮
※試用期間3~6ヶ月(評価によって判断)

【年収例】
420万円/28歳・入社3年目/月給28万円
待遇・福利厚生 昇給年1回/人事考課による
賞与年3回/業績による
交通費月2万迄支給
各種社会保険完備
健康診断
休日・休暇 ★年間休日数120日程度

完全週休2日制(変形労働時間制)
★イベントがある場合、土日曜出勤有り(土日出勤の場合、平日代休有り)

祝日
夏季
年末年始
慶弔
有給
誕生日休

社員に聞く


留学カウンセラー ●柔軟な対応力が欠かせない
様々なお客様の、様々なご要望にお応えする仕事なので、それぞれの方に合わせてフレキシブルな対応をすることが欠かせません。前職でも、ツアー中にお客様の寄り道が長引いた時など、臨機応変な対応力を求められる場面がありました。今はその経験を活かし、日々変化を楽しみながら働けています。
留学カウンセラー ●お客様の成長された姿に感動
音楽留学では、先生との相性が重要となるため、まずは短期留学で先生と交流を図ることが多いですね。最初は短期留学に出かけた学生さんで、今はプロとして活躍されている方も多いです。この前も、イタリアで何年か指揮を学んでいる方から、日本公演時に招待され、とても感動しました。

入社後のインタビュー


入社後について

最初は先輩についてアシスタント役を務めながら、徐々に仕事を覚えていってください。人によりますが、早い方で3ヶ月、遅く場合は12ヶ月後を目安に、一人でお客様をお任せできるように成長していただけたらと思います。もちろん、一人立ち後も困ったことや分からないことがあればすぐ仲間がフォローします。 当社は少数精鋭の組織。その分、社員同士の距離も近く、常にお互いに支え合いながら働いています。あなたのこともみんなでサポートしますので、ご安心くださいね。

応募にあたって


応募方法 興味をお持ちになった方はお気軽にご応募下さい!

▼ご応募は…
履歴書と職務経歴書を、以下の応募フォームからアップロードするか、郵送またはメールで送りいただければと思います。
<送付先>
アンドビジョン株式会社 採用担当
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
または

Email: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

▼ご質問のある方は…
お電話にて、お気軽にどうぞ。

Tel: 03-5577-4500

※応募の秘密厳守します。
選考プロセス ご応募受付 お気軽にご応募下さい。

書類選考 一人でも多くの方にお会いしたいと思っております。

面接 2回を予定

総務との打ち合わせ 給与や待遇面等も含めて話し合いましょう。

内定 一緒に頑張りましょう!

※応募から内定までは約2~4週間を予定しております。
※面接日・入社日等について、ご相談に応じます。
連絡先 アンドビジョン株式会社
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
03-5577-4500/採用担当

求人情報|留学手配担当

【音楽留学&ダンス留学現地手配担当】
英語力と事務経験を活かしてお客様の未来をサポート

柔軟なコミュニケーション力を駆使して
海外留学を成功させるのがミッションです。

あなたにお任せするのは、音楽家やダンサーを目指し、
音楽留学やダンス留学を計画されている方の為に
海外留学プログラムを現地コーディネートする仕事です。

滞りなく留学ができるように
現地で安心して学べるように
無事に留学を終えられるように
私たちは、夢の実現の為に集中できる環境づくりを
サポートしています。

提携音楽学校にカリキュラムを問い合わせたり、
詳細情報を請求したり、
現地での暮らしに必要な宿泊手配をしたり。
「ビザが間に合わない」
「搭乗予定の飛行機に遅れそう」
といったトラブルにも、臨機応変に対処します。
時には、渡航前にナーバスになるお客様からの
ご相談に乗ることも。

同時に何人ものお客様を担当し、
学校や宿泊先、航空会社などいくつもの
現地手配業務が発生するこの仕事。
きちんと優先順位をつけて
一つひとつの業務をミスなく正確に
迅速に処理できる能力が欠かせません。

留学開始予定日に間に合うようお客様にご出発頂く為には、
繁忙期は特に、残業もプッシャーもあり、大変な面も多いですが、
その分、大きなやりがいを感じられる仕事です。

音楽留学やダンス留学したお客様の活躍をTV、新聞、雑誌で見る事もしばしば。
留学を終え成長した姿を見られることも、
この仕事の醍醐味です。
もちろん自分自身が成長することは間違いありません。

通常の留学手配業務はもちろん、
海外生活の分からないことなど、
不安を解消することも私たちの仕事。

「憧れのあの先生のレッスンを受けたい」
「自分の可能性を海外で追求したい」

そんなお客様一人ひとりの夢を、
私たちと一緒に支えませんか。

▲手配したお客様に「良かった!」と
言っていただけることがウレシイ仕事です!
▲コミュニケーションが欠かせない仕事だからこそ、
社員同士の会話も多い職場です。

募集要項


職種 留学手配担当
雇用形態 正社員
募集の背景 “芸術家の卵を支え、芸術分野に貢献する”ことを目指して設立した当社。
スクール事業の拡大に伴い、新しいメンバーを募集します。
仕事の内容 音楽・ダンス留学プログラムの現地予約手配業務、お客様の留学前サポート。その他事務業務をお任せします。

【具体的には】
■カウンセラーがお客様と契約した留学プログラムの予約手配■
「カウンセラー」や「お客様」と「留学先パートナー」の間に立ち
密にコミュニケーションを取りながら、
・現地へプログラム申込み
・各種レッスン手配、スケジュール作成
・宿泊先の手配
・入学手続きやビザ申請手続き
・出発前説明会の実施
など様々なサポートを行います。

□留学先パートナーとは…
学校関係者、プロ音楽家、宿泊先手配会社、
大家さん、練習室、送迎会社、現地の留学生サポート会社など。
手配する項目が多岐にわたるので、
迅速かつ正確に業務を進めることが大切です。

□お客様が現地で不安や不満を抱えないようサポートします。

■留学中のお客様サポートも■
お客様からのご要望に合わせて、
・当社スタッフによる現地同行サポート
・オーディション用の動画作成
・履歴書の翻訳
・レッスンの回数の追加
といったオプションをおすすめすることもあります。

□お客様のご要望が叶えられるかを現地パートナーに確認したり、
必要な情報の提出をお客様に依頼したりと、
双方への正確なコミュニケーションと細かな気遣いが必要です。

□その他、
・願書や申込書の作成・提出
・帳票作成
・請求書処理
といった事務業務もお任せいたします。
対象となる方 ・優れたコミュニケーションスキル
・英語を使ってコミュニケーションができる方
・効率よく事務業務ができる方
・業務知識を学ぼうとする意欲と理解
★未経験者がほとんどですので入社後、OJTでしっかりサポートします
★国籍は不問ですが、日本語のビジネスレベルが必要です。

【具体的には】
■業界・職種未経験OK!
■お客様、現地協力会社(個人)、社内の人と
 良好な関係性を構築しながら業務を遂行できる方
■TOEICなどの点数よりも、会話力やコミュニケーション力を重視します。
 ※流暢なスピーキングはできなくても、
 英語で相手の伝えたいことを理解し応えられる
 “コミュニケーション能力”が必須です。

☆マジメに粘り強く仕事に取り組める人を求めています。
☆長く当社で働きたいと考えている方のみご応募ください。

▼以下の方、歓迎します
●留学経験がある
●音大、吹奏楽部、合唱部、オーケストラ部、バンドなどの音楽経験者
●外国語が得意
●旅行会社の業務経験
勤務地 御茶ノ水(東京千代田区)
御茶ノ水駅徒歩8分、神保町駅徒歩6分の好アクセス♪

JR中央線・総武線:御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口)徒歩8分程度
都営地下鉄 新宿線/三田線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
半蔵門線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
丸ノ内線:御茶ノ水駅(2出口)徒歩10分程度
千代田線:新御茶ノ水駅(B3出口)徒歩6分程度
東西線:竹橋駅(3b出口)徒歩10分程度
勤務時間 週5日フルタイム(9:30~18:30)
※実働8h 休憩1時間
※繁忙期は残業あり(月平均20h程度)
給与 月給23~25万円(初年度)
※経験・能力を考慮
※試用期間3~6ヶ月(評価によって判断)

【年収例】
420万円/28歳・入社3年目/月給28万円
待遇・福利厚生 昇給年1回/人事考課による
賞与年3回/業績による
交通費月2万迄支給
各種社会保険完備
健康診断
休日・休暇 ★年間休日数120日程度

完全週休2日制(変形労働時間制)
★イベントがある場合、土日曜出勤有り(土日出勤の場合、平日代休有り)

祝日
夏季
年末年始
慶弔
有給
誕生日休

社員に聞く


留学手配業務 ●仕事のやりがい
海外とのコミュニケーション力を活かして、英語でダイレクトに交渉したい方には最適な仕事だと思います。日本人は約束事に真面目ですから、「送迎が遅れた」ということだけでも、心配してしまうかもしれません。そのような不安をできる限り取り除き、海外と日本との懸け橋となってほしいと思います。
カウンセラー(営業) ●いつも助かっています
私たちカウンセラーが行うのは、海外留学を目指すお客様との取引契約まで。それ以降の詳細事項決定や各種手配、オプションの追加などは手配業務の皆さんにお任せしています。私が気づかなかったこともしっかり提案してくださるなど、お客様の留学成功には皆さんの存在が欠かせません!

入社後のインタビュー


入社後について

入社後は、まず先輩スタッフのアシスタントとして業務を少しずつ覚えていただきます。人によりますが、早い方で3ヶ月、遅く場合は12ヶ月後を目安に、一人でお客様をお任せできるように成長していただけたらと思います。よりお客様にご満足いただけるよう、ゆくゆくはオプションの追加なども提案できるようになって頂けることを期待しています。もちろん、一人立ち後も困ったことや分からないことがあればすぐ仲間がフォローします。 いつでもフォローしますので、分からないこと・困ったことがあったら気軽にご相談してくださいね。

応募にあたって


応募方法 興味をお持ちになった方はお気軽にご応募下さい!

▼ご応募は…
履歴書と職務経歴書を、 以下の応募フォームからアップロードするか、郵送またはメールで送りいただければと思います。
送付先
アンドビジョン株式会社 採用担当
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
または

Email: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

▼ご質問のある方は…
「求人企業に直接質問する」または電話にて、お気軽にどうぞ。

Tel: 03-5577-4500

※応募の秘密厳守します。
選考プロセス ご応募受付 お気軽にご応募下さい。

書類選考 一人でも多くの方にお会いしたいと思っております。

面接 2回を予定

総務との打ち合わせ 給与や待遇面等も含めて話し合いましょう。

内定 一緒に頑張りましょう!

※応募から内定までは約2~4週間を予定しております。
※面接日・入社日等について、ご相談に応じます。
連絡先 アンドビジョン株式会社
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
03-5577-4500/採用担当

For people living in Japan from Europe or US

(1)Individual instrument or Vocal instruction
Successful candidates will have a minimum of a bachelor degree in music or music education from an accredited institution with a major in the instrument they seek to teach.
Settlement generally gives preference to candidates with advanced degrees and specific studio teaching experience.

(2)Lanuage Instruction
All language but German, French , Italian or English
Successful candidates will have a minimum of a bachelor degree or equivalent diploma from a major University.

To apply, please send your resume and cover letter by email, mail or Fax to:

And Vision, Inc.
Kanda Surugadai Bldg. 2F 3-8 Kanda Ogawacho,
Chiyoda-ku, Tokyo 101-0052
Phone: 03-5577-4500 Fax: 03-4496-4903 E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

芝本 梨花子さん/ウィーン国立バレエ団 デミソリスト

1998年 生まれ 2001年 黒田バレエスクールにてバレエを始める 2008年 めぐみバレエアート入会 2013年 カナダ・ロイヤルウィニペグバレエスクール サマー留学 2014年 ウィーン国立バレエ学校入学 2016年 ウィーン国立バレエ団入団 2018年 ウィーン国立バレエ団デミソリストに昇格 コンクール受賞歴 2014年 NBAコンクール3位受賞 2014年 ジャパンバレエコンペティション福岡 1位受賞 2014年 ジャパングランプリ 3位受賞 2015年 バレエコンペティション21 1位受賞  など ウィーン国立バレエ団での主なレパートリー マニュエル・ルグリ版 ”海賊”より オダリスク ”ジゼル”より、ペザントのパ・ド・ドゥ、二幕ドウィリ ”白鳥”より 小さな四羽の白鳥、ナポリの踊りソロ マニュエル・ルグリ版 ”シルビア”よりナヤーデンのソロ ”くるみ割り人形”よりルイーザ、スペインの踊りソロ など -まず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えてください。留学する前までの音楽の経験は? 何歳からなさっていましたか? 芝本様:バレエは3歳から始めました。 ピアノを習っていた時期もあります。 一応自分の経歴書を添付させていただきます! -留学したきっかけを教えてください。 芝本様:NBAバレエコンクールでウィーンのバレエ学校のスカラシップをもらったのがきっかけです。 -どうやって現在の学校を選びましたか?現在の学校に決まるまでのいきさつを教えてください。また。決め手になった点はなんでしょうか? 芝本様:海外に留学してバレエを学びたいと思っていた時に、コンクールでチャンスをいただきました。その前に、カナダウィニペグにもサマーの短期留学をしたのですが、環境とスタイルがウィーンの方が自分に合っていると感じたので、ウィーンを選びました。 -どのような試験・出願書類が必要でしたか?何か書き方のコツはあるのでしょうか? また、試験の思い出、苦労話などありましたら、教えてください。 芝本様:私は、コンクールから選ばれたメンバーのオーデションだったので、願書等は書いていません。 でも、オーディションは大人数でその中で少しでも見てもらうために、自分をアピールすることに苦労しました。 -手続きで苦労した点はなにかありますか? 芝本様:ぎりぎりまで学校の寮に入れるかわからなくて。 ビザ等の手続きも苦労しました。 -留学準備はどのくらい前から始めましたか? 芝本様: 留学が決まったのが半年前ぐらいだったのでそれから始めました。 決まってすぐドイツ語教室にも行き始めました。 -学費はどう捻出しましたか? 芝本様:ウィーンの学校は国立でほとんど学費がかかりません。 生活費は、親がまかなってくれました。 -現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? 芝本様:現地で半年ドイツ語教室に行きました。 現地のは、他の国の人と一緒に英語やドイツ語で学ぶので、難しかったですがとても上達しました。 いろいろな人との交流も増えるので、現地の語学学校はおすすめです。 -バレエ学校はどんな雰囲気ですか?その学校ならではの特徴は何かありますか? 芝本様:友人たちはとてもフレンドリーでした。伝統的な歴史のある学校です。 ウィーンのバレエ学校のいいところは希望すれば、通常の高校の卒業資格が取れる事だと思います。ドイツ語で学ばなければいけないので、難しいですが将来役立ちます。 -日本人はどのくらいいますか? 芝本様:私の時は、もう1人の日本人の子だけでした。今は、3、4人いると思います -日本と留学先で大きく違う点を教えてください 芝本様:もちろん生活環境、食事、文化など大きな違いがあります。 それにより、人それぞれ様々な考えかたがあり戸惑うこともありました。 -学校の授業はどのように進められますか?日本でしっかりやっておいたほうがいい勉強などありましたら、教えてください。 芝本様:バレエ学校は、早朝のバレエクラスから、パドドゥなど決められたプログラムに沿って行われます。 ドイツ語が分からないときは、英語で質問するので、英語の授業はしっかり受けていた方がいいと思います。 -先生はどうやって探しましたか? 芝本様:日本で学んだ先生は、いろいろな教室を見てから決めました。 ウィーンでの先生は学年によって先生がかわりました。 -日ごろ練習はどのようにしていますか? 芝本様:カンパニーの現在は毎朝1時間15 分のクラスがあり、その後夕方までリハーサルが続きます。 家で筋トレなどのトレーニングをすることもあります。 -バレエ学校での公演などは行われますか? 芝本様:バレエ学校では年に1、2回舞台がありました。 -1日の大体のスケジュールを教えてください 芝本様:バレエ学校 8:00-9:40バレエクラス 10:00~ポアント、 バリエーション パドドゥ コンテ、ジャズ、 キャラクター など。 日によって違います。 14時前には終わり、その後勉強の学校へ。 公演の前は、夕方18 時頃からリハーサルがあるときも。 最終学年の時は、午後によくバレエ団のリハーサルに補欠としても参加させていただいていました。 -宿泊先はどのようにみつけましたか? 芝本様:バレエ学校専属になっている寮を紹介してもらいました。 -生活費はだいたい1か月いくらぐらいかかりますか? 芝本様:今はどうか分かりませんが、私の場合寮は三食付きで500?もしないぐらいでした。 -現地のダンス業界へのツテはできますか? 芝本様:バレエ学校の年二回の学期末テストで、バレエ団の監督が見に来るので、自分をアピールできるチャンスです。 -周囲の人の学習態度に関しては、日本とどう違いますか?例えばどのような点が違うと思いますか? 芝本様:こちらの生徒は、分からないことは即座に、はっきりと質問します。 スケジュールやクラスの進め方、学期末の評価でも先生と生徒間のコミュニケーションがしっかりと行われます。 -授業以外はどのように過ごされていますか? 芝本様:ドイツ語を勉強したりしていました。 週末は、友達と出かけたり。 -日本人以外の人たちと付き合うコツはありますか? 芝本様:分からなくてもいいから積極的に話しかけてみることだと思います。 間違いを恐れずに、恥ずかしがらずに挑戦していくとだんだんコミュニケーションが取れるようになっていきます。 -留学してよかったと思える瞬間は? 芝本様:今、こうしてウィーンのバレエ団で働けているのは留学の経験があったからこそです。 そして、何よりいろいろな文化の人と触れ合うことで自分の視野が広がったことだと思います! -留学して自分が変わった、成長したというところはありますか?例えばどんなことですか? 芝本様:自己の主張を前よりもはっきりできるようになったことだと思います。 そのほかに、多少のことがあっても、いつも前向きに考えるようになりました。 -今後はどのような進路を考えていますか? 芝本様:今のバレエ団でさらに素晴らしいダンサーになれるよう実力をつけていきたいです。 -これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありましたら、お願いします。 芝本様:もちろん、言語、文化が違う国なのでいろんなことがあると思います。 孤独を感じることもあると思いますが、どんなことにも積極的に挑戦してみてください! きっと自分を成長させる素敵な経験になると思います。

清水桐子さん/ハンガリー・ダンス・アカデミー/ベネディクト・マンニーゲルバレエ学校

2008年 愛媛バレエアカデミー10周年記念公演"白鳥の湖" 全幕 主演 2009年 ハンガリー国立バレエ学校 2010年 ベネディクトマンニーゲルバレエ学校 2011年 タンツオリンプ ベルリン国際バレエコンクール ブロンズ、 Fragment of Tomorrow ソリスト、 CARMINA BRANA、 海賊オダリスク パドトロワ ガラ公演チェコ 2012年 DREI (モダンソロ)、 Grace(モダングループダンス)主役、 マッチ売りの少女 主役 、 くるみ割り人形3幕 グランパ・ド・ドゥ 2012年 BMダンスカンパニー 2013年 シンデレラ 主役、 Eine kleine Nachtmusik(夜想曲)/Hermann der Traumtanzer ソリスト 2013年 ニュルンベルク州立劇場、オペラPlatee ダンサー -先生の略歴を簡単にお話いただけますか? 清水様:6歳からバレエを始めて、高校を卒業するまで愛媛バレエアカデミーに所属し、その後2009年の9月からハンガリー国立バレエ学校に1年間留学し、2010年からはミュンヘンのベネディクトバレエアカデミーで2年間学び、最後の2年間はスクールのカンパニーメンバーとして舞台に立たせてもらっていました。 2014年にニュルンベルク州立劇場でオペラの中のダンサーとして働いた後、日本に帰国し現在は愛媛バレエアカデミーでバレエ、コンテンポラリー、ピラティスの講師をしています。 -高校をご卒業されてから行かれたということですか? 清水様:そうですね。 -寮で生活されていたんですか? 清水様:アパートです。 -バレエ学校の授業は何語でしたか? 清水様:ハンガリー語でした。直接説明してもらえるときは英語で説明してくれていたんですけど、最初は戸惑いました。ハンガリー語を教えてくださる方がいて、そこで日本人留学生3人ぐらいで一緒にバレエ学校のカリキュラムが終わった後にハンガリー語を習っていました。 -外国人は日本人以外だとどこの生徒さんがいらっしゃいましたか? 清水様:ロシア人、フィンランド人がいました。 -その人たちは特にハンガリー語の授業は受けてなかったんですね。 清水様:その子たちは自分で勉強しているみたいでした。 -ここのバレエ学校を受けようと思った理由は何だったんですか? 清水様:海外でバレエ団に入ってダンサーになりたいとずっと思っていたので、そのためにはバレエ学校に行く必要があると思っていたからです。 -ハンガリーを選ばれた最大のポイントは何でしたか? 清水様:まず国立のバレエ学校で、きちんとした8年制のワガノワメソッドのクラスで受けられるというのが選んだポイントです。 -そのあと、ミュンヘンに移動されるのは、ハンガリーを1年でやめて続けようと思わなかった理由はあるんですか? 清水様:当時、私の入った学年の生徒のレベルがすごい高くてその子達についていけてないのがだんだんつらくなってしまって。その分もっと練習時間が欲しいと思い、レッスンがたくさんできる所を探そうと思ったからです。 -年齢的にはクラスの皆さんどれぐらいが多いんですか? 清水様:8年生の最高学年の子が17、18歳ぐらいでした。私は高校卒業してから入ったのでみんなよりも少し年上でした。 -日本での教え方と大きく違うなと感じたことはありましたか? 清水様:メソッドがちゃんとしているので、基礎からしっかりと教えてもらいました。日本ではポアントを毎日履いていましたし、バリエーションの練習をたくさんしたりしていましたが、学校ではポアントクラスは週に2、3回で日本にいた時ほどバリエーションの練習もできませんでした。そのかわり基本の動きやポーズを理想に近づける作業を毎日やっていたような感じでした。 それは今私がクラスに教える時にもすごく役に立っていると思います。 -ハンガリーの現地の子たちは普通にアカデミックな授業もやりつつ、バレエもするのですか? 清水様:はい。 現地っこがそういう授業を受けている間にレッスンがあってほしかったなと思っていました。当時はちょっと物足りなかった気がします。 -1日大体何レッスンぐらいあったんですか? 清水様:週によって違いますが大体1日3クラスでクラシック、モダン、ポアント、バリエーション、キャラクターなどがありました。 -お休みは土日ですか? 清水様:お休みは、日曜日で、土曜日はバレエのクラスはありました。 -お休みのときはどんなことをされていましたか? 清水様:ショッピングモールに友達と買い物にいったり、観光地に遊びに行ったりしました。 -ミュンヘンと比べると物価は安いですか?。 清水様:そうですね。食費などはハンガリーのほうが安かったです。 -今度はミュンヘンのほうの学校について伺いたいんですけど、ミュンヘンのほうは1日にどれぐらいのレッスンをされていましたか? 清水様:午前中にクラシックを受けてお昼過ぎまで舞台のリハーサルがあり、その後にモダン、キャラクター、ポアント、バリエーションなどのクラスが夕方くらいまでありました。夜にもリハーサルをやる時がありました。 -そうなんですね。1日3レッスンぐらいですか? 清水様:日によって違いますがそれくらいです。 この学校ではレッスンのあとに、作品のリハーサルがたくさん入っていました。公演の数が多くて、ほぼ毎日リハーサルをやっていた気がします。 -ミュンヘンでは年に何回ぐらい公演があるんですか? 清水様:年に10回ぐらいはやっていたと思います。 -すごいですね、そんなにあるんですね。 清水様:いろいろなところで公演を行なっていました。 -ミュンヘンに移って、ご自身で変わったなということはありましたか? 清水様:色々な踊りが楽しめるようになりました。レッスンはしっかりとしたワガノワメソッドですが、舞台ではネオクラシックの作品を踊ることが多かったので、そういう作品をたくさん踊ることで色々な体の動かし方を発見でき、それを楽しいと思えるようになりました。 -外国人の生徒さんはどれぐらいいるんですか? 清水様:私が最初に行ったときは、日本人は私含めて3人で、あとはドイツ人10人くらいだったんですけど、最近は日本人留学生が増えてクラスのほとんどが日本人になっているみたいです。 -こちらには何年ぐらいいらっしゃったんですか? 清水様:2010年から4年間いました。 -ドイツ語はここでお勉強されてたんですか? 清水様:ドイツ語は留学前に少し勉強したぐらいでしたので、行って最初の2年間はバレエ学校のレッスン後に週2回ドイツ語の授業を受けてました。 -大体どれぐらいで、ハンガリーもそうですし、ドイツの言葉には慣れましたか? 清水様:ハンガリー語は、難し過ぎて最初から最後までよく理解できずに終わってしまいました。ドイツでは、ドイツ語でバレエクラスやっていたんですけど、半年くらいでそのバレエクラスの内容はちゃんと理解できるぐらいまでにはなりました。 -最初からドイツ語なんですか?それとも最初は英語で話してくれたりとかするんですか? 清水様:レッスンはドイツ語でしたね。最初は個人的な細かい指導のときは英語でやってくれていました。 -バレエ団のお話を聞かせていただけますか? 清水様:ニュルンベルク州立劇場のオペラの中にあるバレエの場面に出るダンサーとして選んでもらって出させてもらいました。 -実際に向こうでお仕事をされてみていかがでしたか? 清水様:周りのダンサーたちがすごく個性的で楽しい現場でした。自分達で振りを考えたりするところもあったので、悩むこともありましたが一人一人違った個性が集まって、いい雰囲気でリハーサルが進んでいました。本番も緊張するというよりか毎回楽しんでやっていました。 -これから留学を目指す生徒さんに向けてアドバイスがありましたら教えてください。 清水様:せっかく海外のバレエ学校行くんだったら、現地の友達を作ってコミュニケーションとっていくべきだなと思いました。私も最初は初めてのことだらけで不安で寂しかったというのもあり、日本人の友達と固まっていたので、なかなか現地の子と馴染めなかったりしました。だんだんと慣れてきたのもあってミュンヘンの時はみんなと仲良くできるようになり、今でもメッセージ取り合うような友達もできたので言葉の壁を乗り越えるべきだなと思います。 -ヨーロッパにいらっしゃったとき、ドイツ以外もあちこち行ったりしました? 清水様:はい、ほとんどがオーディションの為です。イギリス、ポーランド、デンマーク、オーストリア、スイス、クロアチア、オランダなどいろいろ行きました。 -これからヨーロッパでお仕事したいなと思っている方にアドバイスがあったら教えていただけますか? 清水様:英語を一生懸命勉強しておくべきだと思います。それに加えて現地の言葉にも興味を持って自分から話しかけていけるような積極性とか明るさも大事だと思います。 -滞在中困ったな、ということはありましたか? 清水様:寮にいたときはご飯が出ていたので食事に困ることはありませんでしたが、その寮のご飯に頼りすぎると太ってしまうのでその辺はちゃんと自分で管理したほうがいいと思います。 -ミュンヘンの寮は3食出るんですか? 清水様:朝とお昼は出てました。夜は自分たちで作ったりしていましたが、夜はあまり食べないようにしていました。 -そうなんですね。大変貴重なご意見ありがとうございました。 http://www.ehime-ballet.com/teacher.html

Y.K.さん/ウィーン冬期音楽講習会

国立音楽大学附属高校作曲科入学、在学中ピアノ科へ転科。国立音楽大学ピアノ専攻卒業。複数の合唱団でピアニストを勤め、イタリア公演等に参加。ソロや器楽、声楽とのコンサートや録音等で活動。ピアノ教室主宰。 ロンドンでニール・イメルマン、プラハでミラン・ランゲル各氏のレッスンを受講。 -まず初めに簡単な自己紹介と、現在までの略歴を教えていただけますか。 K様:5歳からピアノを始め、小学校5年からフルートもやっていて、中学校から和声と作曲を勉強しました。その後、国立音大の付属高校の作曲科に入学しました。そこで副科のチェロとか、声楽を始め、在校中にピアノ科に転科しています。 -すごいですね、本当にいろんなジャンルを勉強していらっしゃるんですね。 K様:そうですね。自然といろんなものに挑戦する機会に恵まれました。 -もともとチャレンジが好きなタイプでしたか? K様:というよりも、逆にこれが専門というふうに極めすぎなかったのが、かえっていろいろ選択肢が増えた結果かなと思います。 -今回講習会に参加されるきっかけになった事は何ですか。 K様:大学在学中から地域の子どもたちにピアノをずっと教えて現在に至るのですが、合唱団のお仕事、ピアニストのお仕事も、約25年やっていたので、なかなか自分のピアノだけに集中する時間がとれなくなってきていました。 これまでに3回程アンドビジョンさんにお世話になりましたけども、環境を変えて、自分の勉強に集中する時間を確保するという目的で。で、たまたま今回年末年始ということだったので、お仕事にも影響なく、家族にもそんなに迷惑をかけず、家族も年末年始の休暇中だったので、思い切って行かせてもらった、という感じです。環境を変えて、自分の勉強の時間を確保したかったから、ですね。 -講習会自体、日程としては年末年始に組まれていたと思いますが、その講習会はどういうスケジュールでしたか。 K様:大体レッスンは1日に1回入っていて、レッスンがないのが大晦日、元旦ですね。レッスンがある日も2、3時間ぐらい練習室を借りて自分の練習をしていました。 -トイフルマイヤー先生はどんな方でしたか。 K様:レッスンの最初にいきなりジョークを飛ばして私をリラックスさせて下さいました。それでいてとても紳士でいらして、親切で素敵な先生でした。以前アンドビジョンさんのトイフルマイヤー先生の国内マスタークラスの聴講に行ったのですが、トイフルマイヤー先生のレッスンはとても的確で、わかりやすくて。今回のレッスンでも、先生は非常にご年配でいらっしゃるけど、学ぶ姿勢を失わない情熱みたいなものはすごく感じました。 -レッスンは何語でしたか? K様:ドイツ語1本ですね。時々、右手、左手、という日本語だったり、ゆっくり、というのもよくおっしゃっていました。 -講習会の最後には終了演奏会だったりとか終了セレモニーのようなものはありましたか。 K様:ありました。大晦日の日にクラスコンサートがあって、ほぼ最終日というか、講習最終日が修了コンサートでしたね。で、終了コンサートのあとに、皆さんでレストランに移動して、打ち上げ、懇親会みたいなものはありました。 -初めて講習会に参加して、ほかにも受講生の方が一緒にいらっしゃる状況に対する不安は特になかったですか。 K様:なかったですね。ただ、ピアノの方がたくさん参加されて、例えば準備する曲の規模で、こんなのでいいのかしら、って、参加するのはどうかな、みたいな、そういう心配はあったんですけど、今回たまたまピアノは私1人だったので、先生自身も楽しそうに、というとちょっと失礼ですけど、そういう気持ちでレッスンしてくださいましたし。で、私もともと声楽とかも大好きなので、声楽の方とか、あとフルートもいましたし、いろんな参加者がいて、すごく楽しかったです。クラスコンサート聞いているのもすごく楽しかったです。 -他の参加者の方同士でコミュニケーションとったりもできましたか。 K様:そうですね。皆さん自然と仲良く、なんとなく一緒にいたり、という感じになりましたね。 -楽しい雰囲気で、ピリピリすぎない感じだったんですね。 K様:全然それはなかったです。むしろ皆さん本当に楽しんで、レッスンも楽しい、いろいろ言われてもそれも楽しい、という感じでした。皆さん前向きで、いい雰囲気でした。 -講習会ということでレッスンと練習の時間はあったと思いますが、レッスン、講習会以外の時間はどのように過ごされましたか。 K様:私は今回ウィーン3回目で、なんとなく町の感じもわかっていたので、普通に町歩きも時間があればしました。それからお買い物も、こういうところに入ったらこういうのがあるというのも大体わかっていたので、小さいお買い物ですけど、スーパーだったり、ドラッグストアだったりで、ちょっとした日用品を買いに行きました。で、カフェとかも入りましたし、それと、ホテルザッハのザッハトルテも食べることができました。 -今回のウィーンでの年越しはどのように過ごされましたか。 K様:オプショナルはつけなかったので、自分で大晦日のときにアン・デア・ウィーン劇場のオペラに行きました。アン・デア・ウィーン劇場は前から行きたいと思っていて。 -すごく貴重な体験ですね。 K様:そうですね。それで、もう1人行きたいという子がいたので一緒に行って、それで終わったあと、年越しカウントダウンを国立歌劇場の前で。花火も見たりして、年越しを迎えました。 -現地のお店情報なども、結構大事だったりしますよね。 K様:あと、大晦日の日程的に、お店が思ったより早くしまっちゃって。食料買いそびれたとか、水買ってないという方が周りにいましたね。 ー年越しでどんなふうに町は盛り上がっていましたか、治安面の不安もあったりしましたか。 K様:大晦日は、ウィーンの町の人もそうでしょうし、それから観光客がどんどん中心部に集まっている感じがありました。車も多かったですし、みんなでお祝いするために中心部に集まっている感じでした。元旦は、どちらかというとおそらくツーリストの方が、なんとなくガイドブックを片手に街歩きをして写真を撮ったり、という感じでした。例えば地下鉄とかは、元旦はかなり空いていました。ただ、もともと講習期間中、地下鉄も混んでいるイメージはなかったので、かなりの確率で、空いている席見つけて、サッと座れるぐらいな、そんな感じでした。治安面もそんなにものすごく近づいてくるとか、振り向くと人の気配がするとか、そういうことは全くなかったので、治安としては不安はなかったです。普通にしていれば問題ないという感じですね。 -年末年始のウィーンってかなり寒かったんじゃないかなと思いますが、どれぐらいの防寒がよかったですか。 K様:寒いと思って準備していったこともあるので、例えば、小物は絶対あったほうがいいと思います。ヨーロッパの方って小雨や雪が降っても、そんなに皆さん傘はささないですから。例えば、ダウンだったら、東京ではフードをつけてなくても、フードはつけていったほうが便利ですし。それから、傘はほとんど使わなくて、1日ぐらいしか使わなかったです。結構降ってくるときはあったんですけど、ニット帽だったり、年が明けてからは雪が積もりましたので、雨とかに濡れても大丈夫な防寒用の靴みたいな、ショートブーツみたいなものはあったほうが便利だと思います。向こうで調達しようと思っていても、年末年始お店閉まっていたり、あとお買い物に苦労されると、ほかのほうに神経使っちゃって、ってなるので、ちょっと多いぐらいの準備してちょうどいいと思います。室内はとても暖かったです。 -ウィーンももう3回目でいらっしゃるので慣れていらっしゃる部分も多いかと思いますが、やっぱりここは日本とは違うなの思った点はありますか。 K様:海外はどこもそうかもしれませんけど、自分から動かないと。向こうから声はかけてくれることはあるかもしれないんですよね。例えばホテルとかだと、フロントがあるところに自分が行っても、自分が何かを言わないと向こうの人は声をかけてこないので、自分から発信してこれはどうしたらいいですか?とか、こうしてほしいんだけど、って言わないと動いてくれないな、というのがありましたね。 -自分なりの海外でうまく楽しむコツみたいなものはありますか。 K様:お店とかホテルみたいなところ、カフェなんかもそうかもしれないですけど、日常的に使うようなところで、そんなに親切ではないということは自覚して行かないと。例えば、スーパー一つ入っても、レジでまごまごしちゃってへこんじゃうとか、そういう方もいるみたいなので、そういうことは逆に、知らない、慣れてないという気持ちで、気にせずにどんどんお店でお買い物に挑戦するというのは大事だと思いました。 -ウィーンで日本にはないお料理もあったかなと思うのですが一番おいしかった、逆に食べにくかった、というものはありますか。 K様:皆さん話題にしていたのは、シュニッツェルですね。食べた?とよく話しました。食べてなかったら、じゃあ注文しようか、という感じで。シュニッツェルもお肉の種類がいろいろあるそうなので、それはぜひどれがおいしいのか挑戦してもらいたいし、今、ウィーンはどれを食べてもおいしんじゃないかな、という印象ですよね。いろんな観光客の方来ていますし。どれもおいしくいただきましたので、どれもおすすめだと思います。 -今回の講習会に参加して、一番良かったと思うことは何ですか。 K様:今回、アンドビジョンさんに申し込んだのが1カ月前だったので、本当に準備期間がなくて、手持ちの小品をたくさん用意して行きました。1回目、2回目は割と大きなものでまとめるのが難しい曲を準備したんですが、今回はもともとサッと弾けるようなものをたくさん準備していきました。今回はこれからの自分のお仕事、子どもたちにピアノを教える上で大変役に立つような作品を用意して、トイフルマイヤー先生は、小さい方からプロの活躍するレベルの人たちもたくさん見てらっしゃる先生だったので、そういう小品なんかも的確にご指導頂けると思ったので。すぐにレッスンに役立つような、的確に、わかりやすく指導していただきました。自分のスキルアップももちろんあるんですけど、仕事に対しての自信になった、そういう講習会だったと思います。 -今後、ウィーンに留学したいという方がいらっしゃったとき、これはアドバイスしておきたい、と思うことはありますか。 K様:冷たいってこともないんですけど、親切ではない、ってことですよね。だからそういうこと一つ一つ、あまり気にせずに、それこそまだ渡航に慣れていない方は、慣れてないんだから、ちょっとそういうことに遭遇してしまった、ぐらいに思って、絶対にマイナスに思わないこと。日本でできていることから引き算していくと、へこんじゃったりするので、前向きにチャレンジしてほしいですね。 -お時間いただいてありがとうございました。

池田明莉さん/ドレスデン国際バレエサマースクール

-バレエは何歳に始められましたか? 池田様:4歳から始めました。 -週にどれくらいお稽古に通われてますか? 池田様:今は週4回です。 -1日にどれぐらいのお稽古されていますか? 池田様:1日1時間半です。コンクール時は、3時間位です。 -留学を決めた理由を教えていただけますか? 池田様:海外のバレエ学校で外国の方々がどのようにレッスンされているのかを知りたいと思って行きました。 -この講習会を選んだ理由は何ですか? 池田様:ドイツに行ってみたいと思っていて、いろんな国の人が来てるというのを聞いていたので、一緒にレッスンしたいと思って、受けまし た。 -今回海外の講習会に参加されるのは初めてでらっしゃいますか? 池田様:はい、初めてです。 -実際にご参加されてみていかがでしたか? 池田様:やはり言葉が、英語だったので、難しいこともあったんですけど、普段の日本のレッスンでは受けられないような、クラシックだけで はない踊りも経験することができたのでよかったと思いました。 -いろんな国の方が参加されていたと思うんですが、今回明莉さんが入られたクラスには、1クラス何人ぐらいの生徒さんがいらっしゃいました か? 池田様:男の子も入れて、30人から40人ぐらいだったと思います。 -その中に日本人の方はどれぐらいいらっしゃったんですか? 池田様:私を含めて3人でした。 -日本人の方で参加されている方の年齢は、どんな方が参加されていましたか? 池田様:16歳と17歳です。 -お話されましたか? 池田様:はい。学校に一緒に行ったり、結構お昼休憩も一緒に食堂に行ったりしていました。 -そのほか、参加されていた方というのはどんな国の方がいたかわかりますか? 池田様:本当にいろんな国から来てたんですけど。イタリア、スウェーデン、ベルギーとか。あと、ドイツの子もいました。 -特に講習会で印象に残っていることがあったら教えていただけますか? 池田様:コンテンポラリーで、同じグループの人たちと協力して、1人の子をみんなで持ち上げて移動したり、みんなの中に飛び込んだり、普段 あまりやったことのないことをやりました。あとは、クラシックの一つのバリエーションをみんなで少しずつ順番に踊っていくということもし ました。 -何のバリエーションを踊りましたか? 池田様:私のグループは、バヤデールの、パ・ダクションでした。それをみんなで少しずつ順番に踊っていく、っていうのをやりました。 -施設はどんな感じでしたか? 池田様:施設は広くて、スタジオもたくさんで、大きな広いスタジオから、小さいスタジオまでいろいろありました。 -1日のタイムスケジュールを教えていただけますか? 池田様:私は、朝7時ぐらいに起きて、ホステルの朝食を食べに行き、それから、ホステルの洗濯機が壊れていたため、洗濯は手洗いでやってい たので、洗濯したり、その日の準備をしたりして、大体10時ぐらいにホステルを出て、40分かけて歩いて大学まで行きました。レッスン自体は 12時半から始まって、早い日は6時半ぐらいに終わったんですけど、遅い日は夜の8時15分ぐらいまでレッスンしていました。 -朝食、ホステルでのご飯は、バイキングとかですか? 池田様:はい、バイキング形式です。 -パンがあって、チーズとかハムとかを挟んで食べる感じですかね。 池田様:はい。あとは、コーンフレークとかもおいしかったです。 -お昼とか夕飯はどうしていましたか? 池田様:お昼は学校の食堂で食べて、夜はスーパーで買ったパンとかソーセージを食べたり、時間がある日は駅の屋台やレストランで食べまし た。 -レストランではどんなものを食べましたか? 池田様:ソーセージとフライドポテトとか。ドイツっぽいものを食べました。 -食べるものとかスーパーで買うもので困ったりとかはないですか?特に食事の面で困ったことはありましたか? 池田様:学校からホステルまでの途中にスーパーがあったんですけど、そこは夜8時に閉まってしまい、レッスンが遅い日は閉まっていたので、 そこはちょっと困りました。 -そういったときは、どこで買ってましたか? 池田様:駅のスーパーは10時ぐらいまでやっていたのでそこで買いました。ホステルから15分くらい駅まではかかるんですけど、そこまで行っ ていました。 -朝とか夜とかは、40分かけて歩いて行かれていたということなんですが、トラムとか電車、地下鉄は使わなかったんですね。 池田様:はい。最初の日に大学の方が大学まで連れてってくれたんですけど、そのとき、歩いて連れていってもらったので、ずっと歩いていっ ていました。でも、バスとかを使って行っている人もいました。 -クラスメートとかルームメイトの方と一緒に歩いて帰った感じですか? 池田様:はい。ルームメイトの子と一緒に行きました。 -ホステルは、今回2人部屋でしたか?4人部屋でしたか? 池田様:4人部屋です。 -どんな方と一緒でしたか? 池田様:みんな日本人の人でした。なんか合宿みたいな感じでした。いい人ばかりだったので、楽しかったです。 -レッスンでいろんなことを体験されて、初めての海外でいろいろな経験をされたと思いますが、今回の渡航で、冒頭にも言葉が通じなくて困っ たとおっしゃってましたが、言葉が通じない以外のことで困ったな、ということは何かありましたか? 池田様:私が行ったとき、ドイツはとても暑かったんですけど、ホステルにも学校にもクーラーがなくて。それで、窓を開けるんですけど、と 網戸がないので虫が入ってきちゃったんです。それが結構困りました。 -ここ最近、ヨーロッパも暑くなるっていうふうに聞いてます。夜とか朝もちょっと暑いな、という感じですか? 池田様:日にもよりましたが、暑い日が多かったです。 -逆に、ヨーロッパで、今回バレエをして、いろんな国の方とお話して、やっぱり来てよかったな、と思うポイントとかあったら教えてもらって もいいですか? 池田様:向こうの国の子たちがどんなふうにレッスンを受けているのかや、今まで知らなかったような面白い振り付けを知ることができたので 楽しかったです。 -ドレスデンの講習会に参加された方は、コンテンポラリーとか、池田さんがおっしゃったように、振り付けが面白い、ということを皆さんおっ しゃるんですが、例えばバレエをやりたいなと思っている方が参加されて、もうちょっとバレエやりたいな、なんて思うことはあったりします か? 池田様:クラシックバレエも毎日レッスンはあったし、バリエーションも踊れたので、たくさん踊ったなと思っています。 -日曜日のお休みはどのように過ごされていましたか? 池田様:ホステルから時計台が見えていて、そこにルームメイトの子たちと行ってみようということになり、時計台の、教会や、雑貨屋にお土 産を買いに行きました。 -いいですね。観光で皆さんとショッピングして、充実されてましたね。歩いて行かれたんですか? 池田様:はい、そのときも歩いていきました。 -今後、このドレスデンのコースに参加されたいと思う方に、何かアドバイスがありましたら教えていただけますか? 池田様:いい経験がたくさんできると思うので、おすすめです。あとは、行ってみたら、意外となんでもできちゃいます。行ってみたらなんで もなんとかなると思うので。飛行機の乗り継ぎもいっぱいあったのですが、大丈夫でした。 -よかったです。今後の明莉さんの目標とかあったら教えていただけますか? 池田様:今回の経験が、バレエでもそうなんですけど、何かほかのことに生かしていろいろチャレンジしていこうと思います。 -それは例えば、言葉とか、海外との文化交流ということも含めてですかね? 池田様:はい、そうです。 -本日は貴重なお話しをどうもありがとうございます。

笹田ももこさん/バレリーナ

-サマーのお話を伺っても宜しいですか?ブログラムの内容を教えてください。 笹田ももこ様:サマーは一応、全幕ものの振付を3週間のプログラムの中でするんですけど、次のサマーだと、「真夏の夜の夢」をはじめから振り写しをし始めて、最後のパフォーマンスで披露するみたいな感じです。 その主役とかプリンシパルの役とかを私とかブリトニーっていうプリンシパルの子がやって、コールドをサマープログラムに参加してる子達で固めます。 なので、午前中はクラスレッスンをやって、お昼からリハーサルを小分けしてやっていって、夜はみんながコンテンポラリーのリハーサルをしてます。コンテンポラリーのショーケースも一番最後の披露できる所でやります。 -平均的な参加人数は、何名ですか? 笹田ももこ様:いつもは100人いかないぐらいですかね。年度によって違うんですけど、50~100人の間で毎年人数が変わってる感じですね。 -スタジオ、稽古場がニューヨークの州外ではなくて郊外ですか? 笹田ももこ様:そうです。郊外に行って、そのアルバニーにあるエッグシアターっていう大きいシアターがあるんですけど、プログラム中はずっとその舞台の上でレッスンをして、リハーサルをして、本番のパフォーマンスもその同じシアターでするので、ずっ と劇場に朝から夜というか夕方ぐらいまで一日中いるような感じですね。 -クラスは誰が教えてくださるのですか? 笹田ももこ様:ディレクターですね。レオナルドとキアラーという夫婦でやってるので、どちらかが。クラスが2つに分かれるんですけども、若い子は14才から来れるので、14才~18才以下の子達と18才以上の子はレベルを2つに分かれます。基礎のクラスと上級 のクラスで分かれます。基礎のクラスを朝どっちかが教えて、もう一つのクラスをどちらかが教えるみたいな感じです。1時間ぐらいちょっとずつ分かれてて、1クラスをはじめ朝から9時半とか10時半からやって、そのクラスが終わって、その子達がランチブレイ クを取ってる間に次のクラスが舞台でやる。ちょうどお昼過ぎからリハーサルを一緒にやる。 -どんな国籍の方が参加されますか? 笹田ももこ様:結構バラバラです。イタリア、ギリシャ、アジアだと韓国、中国、日本の子達と、あとは、アメリカもいろんな所から来てますね。オーストラリアとかからも参加されます。 -今度はカンパニーのことについておうかがいします、年間の公演数はどれくらいですか? 笹田ももこ様:年間だと、シーズン毎にパフォーマンスがコンテンポラリィとクラシックと両方あって、それが3~4公演ずつあります。 10月に始まってすぐにコンテンポラリーがあって、11月も小さいパフォーマンスが何個かあって、12月はくるみ割り人形を毎週末のようにやって、年明けニューヨークフェスティバルって、一週間の冬季のイベントもあるんですけど、それが終われば、次は3月か らまたシーズンが始まるので、また3月も何公演かやって4月も何公演かやって、5月もっていう感じですね。 -エッグシアターを拠点に活動されてるのですか? 笹田ももこ様:サマーはエッグシアターという所をベースでやっておりますが、ニューヨークになるといろんな所で小さいスタジオとかでやって、スタジオでもショーケース持ったりとか舞台でパフォーマンスやったりとかいろいろあります。 -ツアーに出て? 笹田ももこ様:そうですね。そのアペランティスの子達は、Hビザっていうインターンのビザを取ったりとか、アペランティスの子になると、自分で決めれるんですけど、3ケ月毎にシーズンがあるので、ちょうどツアーのエスタとかで来て帰る子もいるし、ビザ を取ってくる子もいるしっていう感じですね。 -住む所はどうしてますか? 笹田ももこ様:アパートを借りて、あとは向こうでアーティストのビザで教えたりとかも出来るので、バレエ教室で教えたりとかもするし。他のカンパニーのゲストに出たりとかっていうので、ちょっとずつプラスαさせていくっていう感じです。ニューヨーク は結構ダンサーにとって住みやすくて、いろんな他のゲストの仕事もいっぱい貰えるので、結構バレエダンサーとしてはやっていきやすいかなと思います。 -このカンパニーを知ったキッカケは何だったんですか? 笹田ももこ様:私が17~20才の時までニューヨークのジョフリーバレエスクールにいて、その時に一緒にバレエスクールにいた子が今のアイクのプリンシパル、ブリトニーで、その時、その結構仲が良くて、ブリトニーの友達ビリーブランケンって、ニューヨー クにいたフェスティバルのコーディネートをやってる男の子もみんな結構ジョフリーで一緒で、友達が今のカンパニーに多くて、ニューヨークにオーデション、NNBA辞めて戻った時に、「おいでよ」って言ってくれて、行ってレッスン受けたら、結構楽しかった というか相性が良くて、そのままとんとんとんという感じで入りました。 -ジョフリーを選ばれた理由はなんですか? 笹田ももこ様:最初はアメリカに行きたい、ニューヨークに行きたいというのがあって、ニューヨークのバレエスクールを何個か探した時に、私のその17才ぐらいの頃って、もうなんかジョフリーかエイリーかって、あんまりニューヨークにバレエスクールが多 くない時に、ニューヨークシティバレエのスクールオブアメリカンバレエとかは規定が結構厳しくって、17才だと既に遅いというか。ジョフリーが結構大きく受け止めてくれるというか。スカラシップも貰えたので、そのままジョフリーに3年いました。ちょうど セカンドカンパニーみたいなのがあって、私はトレイニーっていう、そのスクールの一番上のクラスに入れてもらって3年。私がこの3年行ってる間にアンサンブルが一旦無くなってしまって、なので、スクールにいながら他の地域のゲストとかにも、「ここのフ ロリダの学校に行ってきて」って言って、友達と発表しに行ったりとかっていうのをいろいろやってもらえた。ちょうど、そのジョフリ-の時もちょうどチェンジしている時期で、いろいろ試してやってる感じでしたね。 -ジョフリーのだとジャズとかコンテンポラリーとかありますよね? 笹田ももこ様:コンテンポラリーとかクラシックとか全部やって、たまに一週間に先生の気が向いたら、バレエ史じゃないけど、こういう人がいてこういうやってるんだよっていうのを話してくれたりとか、あとはピラティスがあったりとかしました。 一日朝クラス、ランチブレイクがちょうど間挟まって、パドゥドゥのレッスンとコンテンポラリィ、ジャズとかモダンとかをやって、最後にもう一回レッスンが16時ぐらい。だから、朝の10時ぐらいから16時ぐらいまでみっちりレッスンでした。 -17才っていうと日本の高校ですよね? 笹田ももこ様:高校2年生で、私は高校中退して留学しました。私はバレエだけにしようと思ってその道を選びました。 -16時ぐらいに終わってからは、どうしてたんですか? 笹田ももこ様:そのまま家に。結構16時ぐらいになるとぐったり。みっちりすぎて疲れるので、そのまま家に帰って、友達とご飯食べに行ったりとかバレエ観に行ったりとかですね。ニューヨークは終電等で学割が全部きくので、ミュージカル観に行ったりとか 、毎日ではないけど週に一回ぐらい行けたらいいかなあっていう感じ。 -お住まいは寮ですか? 笹田ももこ様:17才から私は18才の未成年の時期は寮にいて、18才過ぎてからは友達とアパートシェアしてました。 -アパートはどの辺に住まれたんですか? 笹田ももこ様:私は友達とブルックリンに住んでて、寮は学校の近くにあるジョフリーの寮というよりも、なんかドミトリーというか、いろんな子達が住める、学生の子達が住める所にいましたね。 -食事とかは自炊ですか? 笹田ももこ様:寮の時は朝、夜付いてました。友達と住み始めてからは自炊ですかね。日本のスーパー行って買い物してました。お昼は学校の近所のデイリーとか行ったり、朝ご飯の時にバナナとかりんごとかをとって、それを持って行って食べてました。 -ニューヨークを選ばれた理由は何かありますか? 笹田ももこ様:私が身長がまず小さくて、ヨーロッパはまず頭になくって、アメリカでいろんな所を探した時に、ニューヨークだと、ショービジネスが大きいというか、結構重要視されてて、バレエダンサーって言っても「凄いじゃない」と認めてくれてるとい うか。いろいろと学校とかを探した時に、アメリカの田舎に行って、ほんとのバレエしかしないよりも、ニューヨークに行って、いろんな刺激をもらえた方がいいかなと思って、17才の頃に学校を辞めて探した時に、ニューヨークとなんかピンときたっていうか 、楽しそうだなと思って。初めジョフリーも一年だけ行くはずだったんですけど、3年になってだんだん長くなってきました。 -実際行ってみてどうでした?自分が想像してたのとおりでしたか? 笹田ももこ様:凄く合うというか、ホームシックとかにも一回もならなくて、リラックスできるいい家だなっていう感じがして、毎日楽しくって。毎日、朝起きて学校行ってレッスンするのがなんか楽しいし、ただ歩いてるだけでも結構楽しいです。 -お休みの時とかは、どういう事されてますか? 笹田ももこ様:ミュージカル行ったりとか、公園とかもパブリックのとかも結構多くって、景色眺めに行ったりとか、歩き回ったりとか、友達とご飯食べに行ったりとか、いろいろなんかみっちり予定が組んであります。 -お休みって、クリスマスとかのバケーションとかっていう時は、日本に帰られたりとかしますか? 笹田ももこ様:そうですね。バレエ学校の時とかも、ほんと年に1回年末。学校だと、9月から始まって6月までなので、ほんとその夏休みに日本に帰ってきて。学校の時は夏。冬はずっと向こうに学校にいて、夏だけ帰ってきました。 -ジョフリーは年に2回公演があるのですか? 笹田ももこ様:そうですね。くるみ割り人形を12月にやって、最後の学校の卒業公演というか6月に終了。一年が終わりましたよっていうのが春にパフォーマンスが。だから1年に2回。冬と春です。 -日本のバレエスクールとなにか違いはありますか? 笹田ももこ様:日本だと発表会って言うと、その為に練習をしててパフォーマンスでおしまいみたいな感じですが、バレエ学校とかだと、ただなんか一年を通してどれだけ成長しましたというのを見せる所で、バレエ学校のパフォーマンスでも全然関係ない人と かも観に来てくれて、パフォーマーとして成長できるというか。日本だと、発表会しました。おしまい、みたいな。お披露目会みたいな感じなんですけど。向こうだと、ほんとにパフォーマンスしてお客さんから「良かったよ」って言ってくれて、毎年積み重ね というか。結構、身内じゃない人から「良い」って言ってもらえるのが凄いいいかなと思います。日本だと、やっぱり家族から「良かったよ」って言われて。お友達とか。向こうだと、「この人誰?」っていう人が「凄い良かった」って言ってきてくれるのが、 凄いいいなあと。アメリカのバレエとかが確立されてるなあというのが凄い感じます。 -日本の学校の教え方だと、発表会に向けてのお稽古。向こうのバレエスクールの場合は、バレエというものに対しての成長過程の通過点ではないですけど、その変化を見る公演ということですけれども。実際、朝から夜まで夕方までのクラスの中で教え方が違う とか、環境も変われば指導も変わると思うんですけど、なんか大きな差っていうんですか、日本とアメリカの差は? 笹田ももこ様:日本だと、やっぱり日本って教える免許を持ってない人がいたりとかして。私が日本にいた時も、「私が教わってきたからこうだよ」ってワンパターンっていうか、教えるんですけど。アメリカだと、向こうは「小さくてこういうダンサーだから 、こういう所引き延ばさなきゃいけないんだよ」って、マンツーマンで言ってくれる。大きい子にはその子に合った指導の仕方をしてくれるし、私とかだと「アジアで小さくて、どう頑張っても大きくはならないから、ももこはこうやってこうやるとパフォーマ ーとしていいんだよ」っていうのをいろいろ言ってくれて、一人一人に合った指導をちゃんとしてくれるというか。そんな先生達もなんかちゃんとパフォーマーとしての経験がちゃんと今まで積み重なっているので、いろんなその先生達が知ってる人の例を挙げ てくれて、「こういうダンサーがいるから観てみな」みたいな感じで言ってくれたりとか。 -ジョフリーのトレーニークラスは、1クラス何人ですか? 笹田ももこ様:私がいた時は1クラス20人ぐらいだったかな。男の子が10人ぐらいいて、女の子が10人いたりとか半々ぐらいですね。下のクラスになると、結構グチャグチャにいたりとかだったと思います。 -パドゥドゥとかはどうですか?若い子と。日本にいると、多分先生とかとやると思うんですけど。 笹田ももこ様:そうですね。向こうだと、友達と相談しながらやるというか。私とかだと、身長が小さいので、身長でパドゥドゥとかってやるので、結構いつも若い子に当たって、お互い「こうやるんだよ、こうやるんだよ」って教え合ってやるっていう感じで した。日本だと、男性のパートナーから言われて、その人に合わせていくというか。アメリカは、お互い譲り合ってくれるというか。「私はこうしたいから、こうやって」って言うと、男の方もやってくれる。パドゥドゥとかは平等な感じでした。 -学校卒業されて日本に帰国されてお仕事されて、今またニューヨークに戻られて。今後、目標と言いますか、個人的にビジョンとかっていうのは、何かありますか? 笹田ももこ様:踊れる限り踊り続けて、将来私は日本にあんまり帰ってくるつもりが頭の中にないので、アメリカで教えを始めるか、今のカンパニーとかでクラス持たせてもらったりとか、今までやった事を無駄にしないように次にバトンを渡せるようにはした いなと思います。 -その拠点をニューヨーク若しくはアメリカでやるということですか? 笹田ももこ様:そうですね。はい。 -今後、例えば日本にいる若い生徒さん、何かアドバイスとかあれば教えて頂けますでしょうか? 笹田ももこ様:日本の子供達だと一度に静かにシャイになっちゃって、アメリカの先生達がアプローチしてくれてるのに、殻に閉じこもっちゃって静かになっちゃうので、そこを思い切ってオープンになって自分をプッシュするのを上手にならないと。やっぱり 言葉の壁もあるし、コミュニケーションの壁もあるので、静かに黙ってると、やる気がないって勘違いする人が結構多いので、ほんとシャイにならないでオープンに出していくといいんじゃないかなと思います。日本人の子達って、テクニックがしっかりしてる から、そこは認めてもらえて。いつもコミュニケーションの場でそこで躓いちゃうというか。「あの子とコミュニケーション取れないんだけど」って言われて、間に私が入ったりとかすることもあるので、ほんと自分を思い切って出すやり方を取得した方がいい かなと思います。 -ご留学前は英語とかはどうやって習得しました? 笹田ももこ様:私はジョフリーに行った一年目に、行ってすぐに私はバレエだからレッスンは大丈夫だろうと思って行ったんです。英語はそんなに勉強して行ったわけではなくて、高校2年生までの学校の英語だけで行って、行ってみたらほんとにレッスンってバ レエの単語が一緒なのにも関わらず、あんまり分からないというか。「この人何言ってるんだろう?」みたいな。で、もう行って3ケ月ぐらいで向こうに行ってから勉強して、英語の喋れる日本人の子達がいたから助けてもらいながらやって、半年経つ前ぐらいま でに頑張ってヒアリングだけを覚えて。あとは、ちょっと聞き始めることが出来たら、アメリカ人の子達と一緒にいるようにして耳を鍛えるというか、喋らなきゃいけないような環境に自分で置いて。一年経ったぐらいでは、だいぶ喋れるようになったかなって いう感じです。 -海外での生活の中で困ったなあなんていう時とかってありましたか? 笹田ももこ様:日本だと、ちょっと体が故障した時っていうか、足が痛くなったりした時に、すぐに行ける整骨院の先生がいたりとかするのに、アメリカだと、結構自分でセルフケアをしなきゃいけなくて。初め、学校にいる時とかも、ほんと脚が痛くなった時 に行く所が大きい病院しかなくて、行ったところで別に「休みなさい」と言われるだけで何もできないというか。治療をしてくれる人が周りにいなくて、アメリカにいる間にマッサージの本とかを凄い読んで、どうやって足の筋肉を緩めるやり方だったりとか、 自分の身体と見つめ合う時間が新たに出来たというか。日本だと預けれる人がいっぱいいるから、何も考えてなかったんですけど。 -保険とかは入ってましたか? 笹田ももこ様:学校の時は旅行者保険というのを持って行ってて、それを持っててもマッサージには行けなくて。ほんと怪我をして、骨が折れましたとか捻挫しましたとかだと行けるけど、ちょっとマッサージに行きたいとかっていうのは、もう全部自腹で払う みたいな。向こうだと、60分のマッサージで100ドルとかするんですよ。だから、結構バレエ学校にいる時にはそういうのが厳しいじゃないですか。1万円とかするのは。だから、友達とマッサージし合ったりとか。そういうのが結構、身体が。スケジュールも日 本のバレエやってるのと全然違う所にいたので、身体が合うまでは結構大変だったかな。環境に合うまで。 -特に危険な目には会ったりとかはありますか? 笹田ももこ様:していないですね。でも、なんかニューヨークだと、ここのストリートには行っちゃいけないとか、情報で入ってくるので。「ここは危ないよ」っていうのがあるので。今とかだと結構慣れてるから行きますけど、学校にいる時はほんとにハーレ ムには行かないとか。家の親とかからも凄い「行かないでね」とか言われてたので。やっぱり言葉が通じなくて、「旅行者です」ってはたから見て分かると、周りの人も舐めてかかってくるというか。「この子分からなくて歩いてる」みたいなのが分かると、ほ んとに余計に危険になってくるので。私は歩く時は、アメリカ人の子達と一緒にいたりとかします。日本人で集まっちゃうと、やっぱり危険かなと思います。 -外のオープンクラスとかは行かれたりとかしました? 笹田ももこ様:行きます。たまに。ステップスとかバレエアートとか、オープンクラスがニューヨークもいっぱいあるので、バレエレッスン受けに行ったり、ステップスっていうオープンクラスが出来る所だとピテイスのクラスがあったりとかいろいろあるので 、自分の身体に、その時のメンテナンスに行けるようにしてましたね。オフの時とかは。 -大変貴重なお話しありがとうございました。

寺根佳那さん/チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院

東京音楽大学付属高校、東京音楽大学を経て、東京音楽大学大学院修士課程鍵盤楽器研究領域修了。 ベルーナ人材育成奨学金第一回奨学生として、埼玉県知事より埼玉親善大使を委嘱され、 現在チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院在学中。 在ロシア日本国大使館主催、ロシアにおける日本年2018 風雅「日本の美」オープニングコンサート(モスクワ)出演。 ラ・フォル・ジュルネ新潟2016「熱狂の日」音楽祭、リスト記念館ホール(ハンガリー・ブダペスト)、秋篠音楽堂、宗次ホール等にソロ出演。東京、名古屋、群馬等、ソロリサイタルを多数開催。 国立オリンピック記念青少年総合センター大ホールでヴィルトゥオーゾユースオーケストラと共演。日本演奏連盟正会員。 -まず簡単な自己紹介ということで、現在までの略歴を教えてください。留学する前までの音楽の経験は? 何歳からなさっていましたか? 寺根様:ピアノは3歳からしています。幼少の頃は、兵庫県に住んでおり、小学生の時に相愛大学名誉教授の故片岡みどり先生に二度推薦していただき、大阪のザ・シンフォニーホールの推薦演奏会に出演しました。 その翌年、兵庫県の地元の先生の勧めで、大阪音楽大学の付属音楽学園を受験し、教授の先生からレッスンを受けれるセミナークラスに合格し、中学1年から、大学生の方と同じクラス(4人)でピアノのレッスンを受 けていました。 その翌年、兵庫県の公立中学校の音楽の先生が、「東京から凄い先生が来るからレッスンを受けてみたら」と推薦して下さり、兵庫県から神奈川県までレッスンに通う日々が始まりました。この頃は、兵庫県から週2 回大阪へ、週1回京都へ、そして隔週で神奈川へ通っていたので忙しい中学生でした。 私は、兵庫県で音楽科がある県立西宮高校を受けようと思って準備をしていましたが、当時ついていた京都芸大の先生に、東京に行くことを強く勧められ、受験の3ヶ月前に東京音大の付属高校を受けることが急に決 まり、勢いで東京に来ました。 略歴 東京音楽大学付属高校、東京音楽大学を経て、東京音楽大学大学院修士課程鍵盤楽器研究領域修了。 ベルーナ人材育成奨学金第一回奨学生として、埼玉県知事より埼玉親善大使を委嘱され、 現在チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院在学中。 在ロシア日本国大使館主催、ロシアにおける日本年2018 風雅「日本の美」オープニングコンサート(モスクワ)出演。 ラ・フォル・ジュルネ新潟2016「熱狂の日」音楽祭、リスト記念館ホール(ハンガリー・ブダペスト)、秋篠音楽堂、宗次ホール等にソロ出演。東京、名古屋、群馬等、ソロリサイタルを多数開催。 国立オリンピック記念青少年総合センター大ホールでヴィルトゥオーゾユースオーケストラと共演。日本演奏連盟正会員。 -留学したきっかけを教えてください。 寺根様:ソロリサイタルを毎年聴きに来て下さっていた先生に勧められました。 学生時代から何度も留学は勧められていたのですが、まず日本で出来る限りのことをした上で、自分にとって留学が本当に必要かどうか考えてから決めようと思っていました。 改めて先生に勧められて、現実的に考えるようになりました。実は、先生に勧められる一年前に受けたロシア人の先生のマスタークラスで、ロシアに来たらというお話をしていただき、漠然とですが、やはり行きたい なという気持ちが芽生えていました。 高校生の頃から勉強していたロシア語をもう一度勉強し直そうと思い、語学スクールに通い始め、勉強を再開していた矢先にタイミング良く勧めて下さったので、決心が出来たように思います。 -どうやって現在の学校を選びましたか?現在の学校に決まるまでのいきさつを教えてください。また、決め手になった点はなんでしょうか? 寺根様:当初は、サンクトペテルブルク音楽院に留学しようと考えていました。サンクトペテルブルクの先生が、僕はいつでも歓迎するからロシアに勉強に来たらいいよとおっしゃって下さっていたので、漠然と行き たいなという気持ちがありましたが、金銭的な面でも現実的ではないと諦めていました。ただ、高校生の頃から、ロシア・ピアニズムを学びたいという気持ちが強く、心の片隅でロシアで学びたいという気持ちは常に あったように思います。 先生方にも相談したところ、モスクワ音楽院を勧められ、挑戦することに決めました。 -手続きで苦労した点はなにかありますか? 寺根様:ロシアのことに関しては殆ど相談出来る人がおらず、自分で全て手続き面の手配をしたので大変なことばかりで毎日不安でした。 手続きも提出書類も殆どロシア語でしなければならなかったので、毎日手探りで、綱渡りをしているような状況でした。 -留学準備はどのくらい前から始めましたか? 寺根様:大まかな準備は、10ヶ月前から始めました。 ただ、ソロリサイタルなどを受験の3ヶ月前までしていたので、その準備や練習に追われていて、本当にちゃんと準備を始めたのは3ヶ月前からです。 -学費はどう捻出しましたか? 寺根様:給付型奨学金の奨学生に選んでいただきました。 -語学は日本でどのくらい勉強しましたか?現地でも語学学校に行った方がいいでしょうか? 寺根様:ロシア語は高校生の頃から大学を卒業するまで履修していましたが、その後しばらく勉強していませんでした。 留学をする約2年ほど前から、語学スクールに通っていました。留学の半年前からは、ロシア人の家庭教師の方にもレッスンをしてもらっていました。 -日本と留学先で大きく違う点を教えてください 寺根様:授業がいつから始まるのか等、日本なら当たり前のように学校側から教えてもらえる最低限のインフォメーションすら、こちらから聞きに行かない限りは教えてもらえないということでしょうか。 例えば、学生証に関しても、何度か自分から「もう出来ましたか?」と聞きに行き、ようやくもらえました。 待っていては何も進まないです。 -学校の授業はどのように進められますか?日本でしっかりやっておいたほうがいい勉強などありまし たら、教えてください。 寺根様:授業は全てロシア語です。英語が通じない先生が多いので、最低限のロシア語が出来ないと困ると思います。 -日ごろ練習はどのようにしていますか? 寺根様:寮の練習室や、音楽院で練習しています。 -授業以外はどのように過ごされていますか? 寺根様:大体は、練習場所を探すか練習をするかです。 -宿泊先はどのようにみつけましたか? 寺根様:寮があります。 -留学してよかったと思える瞬間は? 寺根様:一番の喜びは、素晴らしい先生との出会いです。いつも真剣に一緒に向き合って下さって、妥協せず、時間を気にせず教えて下さる先生から学ぶことが出来る喜びは大きいです。レッスンの内容もとてもレベ ルが高く、毎回新しい気付きがたくさんあり、ここ音楽に夢中になれる日々が幸せです。 -これから留学する人が、心しておかなければいけない点、アドバイスしておきたいことがありましたら、お願いします。 寺根様:一番大切なことは、悩みすぎないこと。何があっても前向きに考え、自分の気持ちを貫くこと。 自分が今出来ることを精一杯頑張っていたら、必ず道が開けていくと思うので、勇気を持って怖がらずに挑戦してください!

山本 晃代さん/ロンドン・スタジオ・センター・サマーコース

3歳からクラッシックバレエを始めました。ピアノやその他の習い事もしました が、バレエが最も好きでした。 当時週2~3回くらいでレッスンに通っていました。 しかし、小学5、6年の2年間、中学受験の為、お休みしました。 中1の4月から再開・・・、2年間のブランクはとても大きく、一時はこのまま辞 めてしまうかと思いましたが、 バレエが好きであるという気持ちは変わることなく、又、現在のスタジオの先生 方はじめ周囲の環境にも恵まれ、現在は、学業と両立しながら、 4〜5回/週で、精進しております。中3の時には、オーディションを受けて、セ ントラルバレエスク-ル(ロンドン)に夏季短期留学しました。 -簡単なプロフィール、経歴を教えていただけますか? 山本様:3歳からバレエをやっていて、受験のために小学校5、6年で1回バレエはやめて、中学生になってまた始まって、今4年間続けてやっています。 -バレエ以外の踊りのご経験はございますか? 山本様:バレエ以外は、ほとんど手をつけたことがなくて。ジャズとかも、バレエの先生がたまにジャズをやるからちょっとやる、というぐらいで、基本的にずっとバレエという感じです。 -今回英語の語学コースとミュージカルのコースに参加されたんですが、いつ頃から海外を意識されるようになりましたか? 山本様:小学5年生のとき、ワン・ダイレクションが好きになって、そこからすごく海外が好きになって、海外に目を向けるようになって、去年セントラルのサマーに参加して、今年はどうしようかなと迷っていたんですけど、海外で出会いを見つけて視野を広げたいなと思って、自分がいろいろ調べて問い合わせをしていたら、いつの間にか留学していました。 -今回1週間語学のコースに参加されて、場所がブライトンという避暑地だったと思うんですが、実際に参加されてみていかがでしたか? 山本様:すごく充実していた1週間だったと思います。最初は、日本人は私しかいなくて、イタリア人とかフランス人とかばかりで、母国語が使えないことにすごく寂しさというか孤独感を抱いていたんですけど、アクティビティとかもあったし、そういうのでより仲良くなれて、同じ年代というか、ジュニアコースに参加している子は結構仲良くなれたのと、あと、一番仲良くなれた子はフランス人の男の子で、その子はなんで仲良くなれたかというと、最初の日に、お庭があるんですけど、ニュー・スチューデントはテストがあるからそこで待っていてください、って、そこで待っていて、いろいろ、携帯いじってたり、説明書読んだりしていたら、その子が座ってきて、何て名前なの?とかいろいろ話していたら、その子はすごく日本が好きみたいな感じになって。で、その子は18歳のだし、全然ジュニアコースじゃないけど、その子が一番最初の出会いで。それで、ジュニアコースじゃなかったから、ちょっとの休み時間しか話す機会はなかったんだけど、最終日になぜかすごく接近できて。一緒にビーチ行ったりして。そしたら、その子はゲイだったようで、でもそれを触れたことで、私はそれを聞いたのは初めてだったし、その子のおかげで視野は広げられたし、それ以外にも文化の交流もできたし、逆に改めて日本のことを知れたり。日本って愛されている国なんだな、とすごく思えたし、その子、ゲイだったっていうのはかなりのショックだったけれど、その子と話したことで自分の視野が広がったので、充実していた1週間だったと思います。 -ブライトンでは具体的にどんなタイムスケジュールで過ごしていましたか? 山本様:大体私は朝7時ぐらいに起きて、8時ぐらいに朝食だよ、って呼ばれて、一緒のホストシスター、ブラザーも同じ学校だったから、8時20分ぐらいに家を出て、学校に8時50分ぐらいに着いて、9時から授業が始まって、10時50分ぐらいまで1回レッスンがあって、11時15分まで休憩があって、そこでお昼の注文に行って、また11時15分から1時近くまでレッスンがあって、お昼を食べて、その後にアクティビティをしました。 -ホストブラザー、ホストシスターも一緒の学校ということは、何人の方と一緒だったんですか? 山本様:二人ともイタリア人で、二人はいとこ同士でした。 -語学学校は1クラス何人いらっしゃいましたか? 山本様:10人から15人ぐらいは。私のクラスは16人ぐらいいたと思います。 -英語のレベル的にはどうでしたか? 山本様:私、日本で英検2級を持っていて、海外のレベルで見たらB1ってなっていて、私はちょうどそのレベルのクラスに入ったので、レベル的にはほどよいという感じだったんですけど、イタリア人が4人、トルコ人が6人、スペイン人2人、日本人私だけだったから、トルコ人とかがすごく母国語をしゃべっていて、それが、ちょっとなあ、と思ってしまった部分はあったけれども、授業はよかったのかな。でも1週間だったから、あまりそれから得たというよりかは、普段の会話から徐々に英語能力も、会話力もアップしていったというほうが大きいかもしれないです。 -アクティビティはどんなことをしましたか? 山本様:初日はブライトンの観光に行って、2日目はボウリングして、3日目が、何て説明すればいいかわからないけど、自由と言うか、3チームに分かれて、銃のようなものを持って、それは別に危ない銃じゃなくて、そこから出る光がほかの対抗しているチームの背中とかに当たったら減点、といったようなゲームをやったり、その次の日は、体を動かしてスポーツをやったり、最終日はピクニックに行ったりしました。 -今度はミュージカルシアターコースのお話をお伺いしたいと思うんですが、参加されてみていかがでしたか? 山本様:やっぱり私はバレエなんだな、と思いました。 -ちょっとミュージカル色が強かったですかね? 山本様:結構強かったと思いますね。ドラマの先生が個性が強くて。それに私はついていけなかったかも。 -ミュージカルコースはどういった流れで1日を過ごされましたか? 山本様:語学学校と同じぐらいに、7時ぐらいに起きて、朝食べて、9時半から授業だったので、8時半ぐらいに家を出て、9時半から11時ぐらいまで、1時間半の練習で、15分休み、11時15分から12時半までまたレッスン。で、12時半から1時半ぐらいまでお休みで、あとは1時半から1時間半で、また十五分休み、1時間15分という感じで、4時半に終わる感じでした。 -ミュージカルの作品とか、いろいろなレッスンがあったと思うんですが、一番印象的だったレッスンは何ですか? 山本様:どれも全部自分には始めてだったから、どれも印象に残っているかもしれないです。ただ、バレエをやっていたから、楽しかったというか、バレエをやっていればなんでもできるんだな、と思っちゃいました。 -今回はキンキーブーツでしたっけ? 山本様:そうです。 -レパートリーとしてはどうでしたか? 山本様:楽しかったけど、もうちょっと踊りたかったです。キンキーブーツの最後のレイズー・ユー・アップの部分、あれをやったんですけど、あまりあれって踊らないじゃないですか。それがちょっと物足りなく感じて。去年はセントラでキャッツやったんですけど、それをやっていたから、それのイメージを思い浮かべていたんですけど、今回はあまり踊らなかったから、それが物足りなさを感じちゃったなと。 -歌とかお芝居のお稽古はいかがでしたか? 山本様:英語が本当にわからなかったです。ホストマザーとか友達のは割とわかったけど、急に人種変わったかのようにわからなくなって。 -今年のミュージカルシアターコースは何人ぐらい参加されていましたか? 山本様:結構少なかったです。最初10人だったのに、次の日から2人減って。だから結局8人ぐらいで。 -みんなイギリス人ですか? 山本様:イギリス人と、あと1人51歳の日本人の方がいました。 -もちろんイギリスの子たちは問題なく英語で対応できると思うんですけど、そこでコミュニケーションがあったりとか、お話とかされましたか? 山本様:ほんのちょっとだけはしたんですけど、でもブライトンのほうが正直充実していたかな。みんな留学生だし、英語話したいという思いがあるし。もちろん楽しくて、発見もあったけれども、ブライトンの語学学校のほうがよかったかなと。ホストファミリーもブライトンのほうがよかったです。 -ホストファミリーはブライトンのほうがよかったとおっしゃっていましたが、具体的にはどんなところでいいなと感じましたか? 山本様:必ず夕食は6時半ってなって、絶対みんなで集まって食べるし、食事もおいしいし、見るからに雰囲気が良さそうというか。ベットとか部屋もそっちのほうが良かったし、日本のようにシャワールーム、バスルームで一つのルーム、トイレって分かれていたのが、日本人としては過ごしやすいのかなと。 -ロンドンのほうは分かれてなかったですか? 山本様:分かれてなくて、カーテンで仕切られていて、お食事も作ってあるから食べたいときにレンジでチンして、といった感じで、朝食も、ブライトンの人は、朝食だよ、って朝絶対お母さんがいて、好きなのを選んでいいんですけど、トーストとかはやってくれるし。気をつけて行ってきてね、と必ず言ってくれて、自分は仕事に行く、って感じだったんですけど、ロンドンの人は、まず起きてないし、ここにコーンフレークとジャムと牛乳が入っているし、皿はここにあるから適当にとっていいからね、トーストもこれでやって、って感じで。で、毎朝コーンフレーク、同じものはちょっと、私的にはあんまりで。飽きちゃって、近くのスーパーで毎朝パンを買っていっていました。 -週末、ブライトンのほうが終わってロンドンに移動されてミュージカルをご覧になったかと思うんですが、それはいかがでしたか? 山本様:すごいよかったです。YOUTUBEとかでも見ていたけど、それ以上に迫力があったし。ミュージカルだから、途中でなんで急にこうなっちゃったの?って、それだけで拗ねちゃう?って思っちゃう部分はあったけど。でも、すごくセットも良かったし、すごく引き込まれたというか。 -今後語学学校に参加されたい方にアドバイスがありましたら教えていただけますか? 山本様:自信をもって英語を積極的に、しゃべれなくても、What's your name?とか、Where are you from?とか、それだけでもいいから、とりあえず話しかけてみないといけない。日本人って結構シャイだなって改めてすごく感じてて。私も日本の学校ではわりかしアクティブというか、先生と話したりしているんですけど、いざ現地に行くと向こうの人のパワーに負けちゃって、行けなかったりするから、行けないのはすごくわかるけど、空気を読んで、というか、言葉を発さないと何もわからないし伝わらないから、基本的な会話の一部だけでもいいから話して、あとは、わからなかったら相槌を打つ。それでいいと思いました。 -ミュージカルコースに今後参加したいと思ってらっしゃる方へのアドバイスがありましたら教えてください。 山本様:とにかく楽しむこと。その人が何の踊りを得意としているかがわからないから何とも言いようがないけれども、私の場合はバレエをやっていたから、それが強みだったというか。だからこそ、ほかの踊りも結構自信をもって踊れたし、楽しく踊れたけども、楽しくなんでも行うことが一番重要なんじゃないかなと思います。あと、外人のすごいダイナミックさに負けちゃって、私も列とか後ろのほうでやっているんですけど、そこもずかっと前に行って、楽しく自信をもってやる。それかなと思います。 -今後、バレエのほうのトレーニングを続ける感じですか? 山本様:そうですね。とりあえずバレエをもうちょっと強めていって、機会があればミュージカルとかやりたいと思います。 -貴重なお話しどうもありがとうございました。これからもがんばって下さい。 山本様:ありがとうございました。

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