
スイスは美しい山に囲まれたヨーロッパの南中央にある国だ。旅行先として非常に人気のある国でもある。 スイスは銀行業界、時計、チーズ、チョコレート、山、アルプスのスキーなどが得に有名だ。政治的には、長い間中立国を維持しており、実際に第一・二次世界 大戦でも中立の立場を取った。スイスではドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語という4つの国語が認められており、国の特性もそれらが混ざり あったものとなっている。言語圏は地域によってそれぞれ分かれている。各言葉もスイス独特の方言を持っているのでオリジナルの言語とは随分変わった形に なっている。母語のほかに英語ともう一つの国語を理解することが主流で、英語がほとんどの場所で通じる。国語が4つあるスイスでは国の名前をドイツ語で Schweiz(シュヴァイツ)、フランス語でSuisse(スイス)、イタリア語でSvizzera (シュヴィツェーラ)、ロマンシュ語でSvizra(シュヴィズラ)と呼ぶが、どこか一つの言語を採用することはできないので、正式名称はラテン語で Confoederatio Helvetica(コンフェデラチオ・ヘルヴェティカ)となっている。
基本情報 |
正式国名&英語表記 |
スイス連邦 Confederation Helvetia |
首都 |
ベルン |
面積 |
4.1万km2(九州よりやや小さい) |
人口 |
736万人、ベルン(人口約12.3万人) |
人種 |
主としてゲルマン民族(外国人約147万人) |
言語 |
独語(63.7%)、仏語(19.2%)、伊語(7.6%)、レート・ロマンシュ語(0.6%)、その他(8.9%) |
宗教 |
カトリック41%、プロテスタント35% |
通貨 |
スイス・フラン
補助単位は、サンチーム(Ct)またはラッペン(Rp) |
為替レート |
Sf1=約89.96円(2005年6月1日) |
紙幣 |
10、20、50、100、200、1000SF |
硬貨 |
1、5、10、20、50Ct、1、2、5SF |
電圧 |
230V、50HZ |
時差 |
マイナス8時間。サマータイム実施期間はマイナス7時間。サマータイムの実施期間は、3月最終日曜日から10月最終日曜日。 |
祝日 |
1/1 元日 New Year's Day、●3/25 聖金曜日 Good Friday、●3/27 復活祭 Easter Sunday、●3/28 聖月曜日 Easter Monday、●5/5 キリスト昇天祭 Ascension Day、●5/15 聖霊降臨節 Whit Sunday、●5/16 聖霊降臨節の月曜日 Whit Monday、8/1 建国記念日、12/25 クリスマス、12/26 ボクシングデー(ジュネーブ)・聖ステファンの日(チューリッヒ)
●=移動祝祭日 |
在留邦人数 |
6,565人(2003年10月現在) |
電話国番号 |
41 |
緊急電話番号 |
警察117、消防118、救急車144 |
物価
日本とあまり変わらない物価水準。スーパーで購入する食料品は安いが、レストランやホテルなどではかなり割高となる。レストランなど安く切りつめる場合はSf6-12だが、通常はSf12-25程度はかかる。ホテルなどの宿泊は、中程度でSf180-260だろう。 |
GDP |
3,094.3億ドル |
一人当たりNI |
37,578ドル |
経済成長率 |
-0.4% |
物価上昇率 |
0.6% |
失業率 |
3.7%(2005年:欧州委見通し) |
主要貿易品目 |
(1)輸出 971.24億ドル(機械・機器、化学製品、金属等)
(2)輸入 920.08億ドル(機械・機器、化学製品,自動車等) |
主要貿易相手国 |
輸出は約60%、輸入は約80%が対EU諸国。 |
気候
緯度によってかなり変化するが、冬は寒く、雨や雪が多い。夏は温暖で涼しく、曇りがちで湿気が多い。実際には、北からの寒帯性気候、南から地中海性気候、西から大西洋の海洋性気候、東から大陸性気候の影響を受け、かつ、平原地帯から山岳地帯にある大きな標高差によって、非常に多様な気候となっている。例えば、30kmしか離れていない2つの村で年間降雨量が7倍ほど違うこともある。各地で局地的・地域的な微気候がみられ、寒帯と亜熱帯の同居することもある。河や湖で泳げるほど暑い夏でも、山頂は万年雪であることからもわかるように、山頂と麓の村では10〜30度ほど温度差がある。そうした地理的条件(位置、標高、日照、風の影響)による気候の変化のほか、日本と同じように四季があるので訪れる季節によっても気候は変わってくる。昼間が暑くても朝晩が冷え込むため1日の温度差も激しく、その日の天気によって気温も大きく変化する。 |
現在の天気 |
|
ビザ |
3ヵ月以内の滞在ならビザは不要。学生ビザについてはこちら(英語)。 |
パスポート |
必要残存有効期間は滞在日数以上あればいい。 |
大使館などの在日政府機関 |
スイス大使館 |
Embassy of Switzerland in Japan
〒106-8589 港区南麻布5丁目9-12
Tel:03-3473-0121 |
在大阪スイス総領事館 |
Consulate-General of Switzerland in Osaka
〒530-0003 大阪市北区堂島1丁目2-5 堂北ダイビル7階
Tel: 06-6344-7671/3 |
スイス政府観光局 |
〒100-0005
東京都千代田区丸の内1−8−2第二鉄鋼ビル地下一階
月〜金曜 10:00-17:30 |
現地日本大使館 |
在スイス大使館 |
Suisse
Ambassade du Japon
Engestrasse 53, 3012 Berne, Suisse
Tel: (41-31) 300-22-22
Fax: (41-31) 300-22-55
在スイス大使館は在リヒテンシュタイン大使館を兼轄する。 |
在ジュネーブ総領事館 |
Geneve
Consulat G始屍al du Japon
80-82 rue de Lausanne 1202, Gen竣e, Suisse.
Tel: (41-22)716-9900
Fax: (41-22)716-9901 |
┏━━━━━━━━━━━━━┓
┏┫【1】ごあいさつ&ご案内 ┣┓
┃┗┳━━━━━━━━━━━┳┛┃
┗━┛ ┗━┛
様
こんにちは!アンドビジョンのです♪
冬のコンクールシーズンもひと段落して、春に向けて通常のお稽古に
それとも春のコンクールに向けての練習が始まりましたか?!
先生方は夏の発表会へ向けてのキャスティング始まっている感じですかね?!
今回は海外のコンクールを少しご案内させていただきます。
是非こちらも参考にしていただけたらと思います。
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【2】講習会情報
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◆ボリショイ・バレエ・アカデミー・サマーコース
ロシアが世界に誇るクラシックバレエの伝統をニューヨークで学ぶ3〜6週間
ボリショイ・バレエ・アカデミーが主催するクラシックバレエの夏期講習会。
240年以上に渡る歴史を積み重ねてきた教育プログラムが高い芸術性を養います
【期間】◇バレエサマーコース
2015年6月22日〜7月31日
第1期:2015年6月22日〜7月10日
第2期:2015年7月13日〜7月31日
※第2期にパフォーマンスの機会があります。
◇講師育成プログラム
2015年8月2日〜9日
http://www.dance-abroad.com/major/6499-bolshoi-ballet-academy-summer-intensive.html
◆◆ドレスデン国際バレエサマースクール
一夏を名門ドレスデン・パルッカ・ダンス大学でバレエを学び、未来をたぐりよせる。
ドイツの古典的な街並で知られるドレスデンの名門バレエスクールで開催される、2週間のサマースクール。
14歳から25歳のダンサーが、バレエを中心に技を磨きます。
【期間】2015年8月10日〜8月22日
http://www.dance-abroad.com/major/5908-international-ballet-summer-school-dresden.html
┏┓━━━━━━━━━━━┏┓
┗■┓ 【3】学校情報 ┏■┛
┗■━━━━━━━━━■┛
◆スカラ座バレエアカデミー
イタリアオペラ界の最高峰とされる歌劇場、ミラノ・スカラ座が誇る伝統のバレエスクール。
カルラ・フラッチやロベルト・ボッレなどのスターを次々に生み出してきた名門校。
全世界のダンサーが憧れる舞台が、あなたを待っています。
http://www.dance-abroad.com/major/6426-accademia-teatro-alla-scala-dance-department.html
◆◆ハンブルク・バレエ学校
Ballettschule des Hamburg Ballett
ハンブルクで、振付家ジョン・ノイマイヤーのビジョンと世界を学びその一部になる。
ドイツ第二の都市・ハンブルク。
世界が注目するバレエ団があるこの街で、その付属校で学び、今日のダンス界トップに存在を表せるようなダンサーを目指す。
4月に現地オーディションがございます♪♪
http://www.dance-abroad.com/major/5868-ballettschule-des-hamburg-ballett.html
資料のご請求、ご質問などある方は
TEL:03-3278-3450
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までご連絡ください!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
【4】国内語学レッスン情報
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています。先生はもちろん
各国のネイティブスピーカー。レッスン時間や内容は、すべてあなたに合わせて、
フレキシブルに更可能。ご自分にあったカリキュラムをリクエストできます!実際、
留学経験者の多くが、渡航前に準備すべきだったこととして、語学をあげられます。
100%ダンスに集中するために、語学の準備はしっかりと!
http://www.dance-abroad.com/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html
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【5】海外バレエコンクール情報
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☆ワールド・バレエ・コンペティション
個人
カテゴリー1 (Ages 8-11)
カテゴリー 2(Ages 12-13)
カテゴリー3(Ages 14-17)
プロフェッショナル (Ages 18-26)
団体
アンサンブル (Ages 8-26)
パ・ドゥ・ドゥ (Ages 14-26)
開催期間:3月19日〜21日
開催国:ルーマニア
☆ヌレエフ国際バレエコンクール
開催期間:4月11日〜17日
締め切り:3月15日
開催国:ハンガリー
☆韓国国際バレエコンクール
開催期間:5月28日〜6月1日
ジュニア14歳〜18歳
シニア19歳〜27歳
☆インディアナポリス国際バレエコンクール
開催期間6月11日〜14日
アメリカ全土からバレエスクール校長、カンパニーディレクター等が審査員として名を連ねています♪♪
☆ヴァルナ国際バレエコンクール
開催期間7月15日〜7月30日
☆北京国際バレエコンクール
開催期間7月10日〜17日
☆ジュネ国際バレエコンクール
開催期間9月10日〜19日
詳細等お問合せはこちらまで
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【6】編集後記/次回予告
☆***☆***☆***☆***☆***☆
現在ワシントンバレエにてインターンシップの募集が行われております♪♪
部署はマーケティング等です♪♪
ご興味のある方は是非お問合せ下さい♪♪
先日YAGPから中学1年生の五十嵐大地君(13)が
ロイヤルバレエへ留学するニュースがありました♪
また、日刊ゲンダイではプロゴルファーの松山英樹(22)の国内ツアーの件で
現代の海外志向の話題が取り上げられてました。
だいぶ、海外との距離が身近になってきました。
そしてチャンスもたくさん増えてきました。
これからは国内外で活躍できるフィールドを演出したいですね♪
参考
1.朝日新聞デジタル 閲覧日2015/1/10
”新潟)英の名門バレエ校へ13歳飛ぶ 校長から直接誘い”
http://www.asahi.com/articles/ASGDZ0W03GDYUOHB016.html
2.日刊ゲンダイ 閲覧日2015/1/8
”世界を目指す子供は、一日も早く海を渡るしかないのだ。”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/156218/4
皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます♪
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音楽留学メールマガジン 2018年新春特別号
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新年あけましておめでとうございます。
2018年も、アンドビジョンをどうぞ宜しくお願いいたします。
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【新年のご挨拶】
新年明けましておめでとうございます。皆様からのご支援のおかげで、無事2018年を迎えることが出来ました!
今年もたくさんの方が、≪音楽留学≫という夢を実現できるよう、私共もしっかりサポートさせていただきます。
本年も、アンドビジョンをどうぞ宜しくお願い申し上げます。
アンドビジョン スタッフ一同
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【新春イベント案内】特別説明会!1月13日!
いつもは1か国ずつおこなっている国別説明会を特別に!一日にまとめて開催致します。しかも!今回は特別語学レッスン(500円)付き!
説明会だけの参加は無料ですので、ふるってご参加ください♡
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::開催場所::
アンドビジョン株式会社 京橋オフィス
〒104-0031 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
::開催日時::
☆★2018年1月13日(土)10:00~20:00★☆
【説明会&語学レッスンスケジュール】
♪入門編 10:00~11:00
♪イタリア 11:00~12:00
♪イタリア語レッスン 12:00~12:45
♪ドイツ 13:00~14:00
♪ドイツ語レッスン 14:00~14:45
♪フランス 14:45~15:45
♪フランス語レッスン 15:45~16:30
♪ロシア語レッスン 16:30~17:15
♪ロシア 17:15~18:15
♪ダンス編 17:15~18:15
♪英語圏 18:15~19:15
♪英語レッスン 19:15~20:00
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参加ご希望の方は、予約フォームをお送りいたしますので、
下記までご連絡ください。
お電話でのご予約も承っております♪
電話:03-3278-3450
FAX:03-4496-4903
メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
* … * … * … * …* … * … * … * …*
次回は1月9日配信です!
新連載を予定してますので、お楽しみに☆
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≪アンドビジョン株式会社≫
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
-まずは簡単な村野様の自己紹介と、現在までの略歴を教えていただけますか?
村野様:4歳からピアノ指導者の母の手ほどきを受けましたが、中学入学と同時にピアノをやめました。しかしその後も個人的に弾き続けてはいました。高3の頃進路について考えたとき、やはりピアノ指導者になりたいと思って、カワイ音楽学園という学校の音楽教育に行きました。その後指導を始めましたが、ピアノの能力を上げたほうがいいということで、上野学園大学の音楽学部のピアノ科に入り直し、その後は、指導しながら演奏も少しして過ごしています。
-今回の講習会以外にも講習会に参加されたことはありますか?
村野様:アンドビジョンさんにお世話になって、2、3年前、ニースの夏期国際音楽アカデミーに参加しました。
-ニースやフランス、今回はオーストリアですが、そのほか海外に行かれたご経験はありますか?
村野様:韓国に2回と、ハワイに行ったことがあります。
-今回のオーストリアの講習会に行きたいと思った理由、きっかけは何になりますか?
村野様:ニースの講習会に行ったとき、ベートーヴェンやバッハを持って行ったのですが、「せっかくフランスの講習会に参加するなら、フランス物のほうがよかったね」という話になりました。それで、オーストリアでしたら、その地で生まれた音楽を学べるかなと思いました。あとは、一緒に行きたいねと言っていた友人にも、オーストリアが合っているんじゃないかと勧められたので、すっかりその気になり、行くことに決めました。
-ご一緒に行かれた方はどの楽器の方ですか?
村野様:実は結局その方は行きませんでした。
-では、今回はお一人だったのですね。オーストリアで実際にバッハやベートーヴェンのレッスン受けられていかがでしたか?
村野様:先生の演奏がすごく素敵でした。
-ニースと違いを感じましたか?
村野様:多分方向性的には一緒だと思いますが、音の感じが何か違うかなと思いました。例えばフランスで育ってきた先生とオーストリアで育ってきた先生は、何か違うということですかね。古典の初期とか時期とかによっても、すごく細かく違いがあると感じがしました。
-先生もレッスンしながら歴史について教えてくださりましたか?
村野様:これは初期なのになぜこう弾くの?とか、同じ作曲家でも時期によって違うんだよと言われました。技術面でもペダリングでの表現方法を教わりました。
-講習会の参加人数はどれぐらいいらっしゃいましたか?
村野様:全員で9名ですね。
-どういった方たちが参加されていましたか?
村野様:高校生、普通高校の子から音校生もいました。社会人も本当に音楽と関係ない普通の社会人の方まで、様々でした。
-皆様とどこか観光に行かれたりもしましたか?
村野様:全員で行ったのは、最初の開校式のあとに、オプションの市内観光で全員で行きました。あとは、前日から入った同じ便の3人で、1日時間が空いた時に、せっかくだからその日を使って行きました。講習始まったら一緒に行けないかもしれないから!と、2日連続で観光をしていました。まさか次の日に1日がかりとは思っていなくて。
-では結構回れた感じですかね。
村野様:そうですね。3人ともガイドブックをそれぞれ持っていて、行きたい場所も結構決まっていました。みんなで各自が行きたいところを回ったり、行き当たりばったりでクリスマスマーケットに寄ったり。
-季節がクリスマスでしたからね!ニューイヤーでは、何か特別なイベントはやっていましたか?
村野様:演奏会に行きました。
-何か町でニューイヤーイベント、例えば花火などはありましたか?
村野様:夜に出かけていた人もいましたが、ちょっと危ないというのも聞いていたので、女の子だけのグループは部屋から花火を見ていました。親子で来ていた方は見に行ったようで、父娘で行かれた方は、思ったほど危険ではなかったと言っていましたね。楽しかったみたいです。日本とは違って派手な年明けですね。
-日本とは、だいぶ違いますよね。
村野様:全然違います。2時ぐらいまで花火が上がり、若者たちが明け方4時ぐらいに外ですごく騒いでいました。爆竹は夕方、3時半過ぎから始まっていました。
最初銃撃戦かと思い怖かったです。買い物に行くと、沢山ではないですが所々で鳴っていて。町の方たちは普通に歩いていて、全く驚いている様子ではなかったので「これが噂に聞いていた爆竹か」と思いました。それが夜になるとどんどん増えていきましたね。
-前日から盛大にやっているのですね。
村野様:花火はすごく華やかで、12時近くぐらいから、ずっとですね。
-観光も楽しまれたとのですね!講習会のほうのスケジュールはどのような感じで組まれていましたか?
村野様:4回のレッスンがありました。練習室は日によって2時間か4時間ぐらい毎日取れました。練習室が閉まってしまう12月31日と1月1日は完全フリーでした。
-練習室は集中して練習できる環境でしたか?
村野様:練習室の一つが、変わった作りのところがありました。その練習室を通らないとほかの部屋に入れないのです。多分私たちにはそこにならないようにしてくださったのだと思います。自分たちが練習を中断しないといけない、ということはなかったですが、人の練習を中断させてすいません、ということはありしました。ガラス張りのドアのお部屋もあったのですが、ちゃんとカーテンで仕切りができるようになっていて、それを閉めれば外からも見れませんでしたね。
-本当に個別の練習室というかたちだったのですね。
村野様:皆さんちゃんとマナーがよくて、時間になると交代してくれました。
-ここで結構もめる方もいらっしゃいますからね。
村野様:学校ではなかったので、もめなかったのかなと。お金を払って皆さん行っているし。時間になって気づかないとトントンとされるので、1分前には大体出てました。
-いいタイミングで出入りもできたんですね。実際に先生のレッスンを受けてみて、先生はどんな方でしたか?
村野様:今回は2人の先生に受けることができました。お二人ともすごく音楽を愛されている方で、レッスンをすごく楽しそうにしていました。言うべき所は指摘はされましたけど、全体的に、この曲好きなんだろうな、というのが伝わりました。
-性格的な面ではどうでしたか?フレンドリーだったとか、静かな方だったとか。
村野様:一人の先生は、本当に陽気で、すごく人気があるだろうと思いました。
-ちなみにどちらの先生で?
村野様:カール・バート先生です。柔らかい雰囲気の方で、最初から警戒しないで行ける感じだったんですけど、シュテファン・アーノルド先生は、最初の印象はすごく怖かったです。
オーラみたいなのをすごく感じて。それが怖いというか「空気をガラッと変える」という感じだったんですよ。
-実際にお話されたら変わりましたか?
村野様:指摘はすごくしっかりしてくださいますが、ところどころ冗談を言って、笑いを交えながらレッスンしてくださいました。
-キャラクターの違う先生お二人にレッスンを受けられたんですね。スタッフの方々はいかがでしたか?
村野様:私が会ったのはお2人でしたが、とてもフォローしてくださり助かった面が多かったです。
-例えばどういったことですか?
村野様:ちょっと空いている時間に、講習に関することを雑談的に話してくださいました。空き時間に1人で市内に行こうと思っていたら、観光案内もしてくださったスタッフの方が、1人だから昼間でもちゃんと気をつけてねと、レッスン会場へ通訳に行かれる直前でもいろいろアドバイスしてくださいました。
他に、生活面でも気にかけてくださっていました。「高校生には気をつけて見てあげてね」、とか「一緒に行ける夜のコンサートは一緒に行ってあげてね」、と若い参加者への配慮も促されていました。
-スタッフ自体は全員で何名いましたか?
村野様:私が会ったのは通訳さん2人だけですが、伴奏の方なども入れたらもう少しいるかと思います。
-では5、6名という感じですかね。先ほどレッスンで教わったことを軽くお伺いしましたが、そのほかにもいろいろ教わったことはありますか?
村野様:バート先生は演奏の仕方について丁寧に教わりました。アーノルド先生は、演奏のことも細かかったですが、演奏者としての心得など、とても身が引き締まるレッスンでした。
-どんな教えでしたか?
村野様:暗譜の精度の大事さ、練習の組み立て方など。聴講も皆で聞きあいました。アーノルド先生は最初聴講に行ったとき、聴衆のことを意識するようにおっしゃっていました。最初の出始めから聴衆の心を引きつけるコツなど。自分は聴かれることを忘れて練習していたというか、本当は聴衆に聞かせるためにやっているということを、よく思い出させてくださいました。
-レッスンは何語で受講されましたか?
村野様:私は通訳さんがいたので、ドイツ語です。
-英語で受けられている方はいらっしゃいましたか?
村野様:はい。英語の先生がいらっしゃって、その方は通訳さんなしで英語で受講されていました。聴講しているとき、レッスンの時間が押してしまって、通訳さんが出なきゃいけない時間になってしまったのですね。そのときは、受講生に事情を説明して、そこからは英語でした。簡単な英語にしてくださり、わかるようにして下さっていたので、問題なかったですが。
-そこもあまりトラブルはありませんでしたか?
村野様:全くなかったです。
-レッスンの最後とか講習会の最後、コンサートや閉会のセレモニーなどございましたか?
村野様:セレモニーはなかったんですけど、終了コンサートがありました。
-どういったコンサートでしたか?
村野様:市民の方が入れるようになっている小宮殿を使ったコンサートでした。
-地元のお客様も結構いらっしゃっていましたか?
村野様:皆さん遊びに行っちゃっている時期らしく、だからちょうど講習会が終わったぐらいに帰ってくるから、ウィーンの人たちがあまりいない時期らしいです。観光客は多いみたいですが。
-観光客の方が座って聞かれている、という感じでしたか?
村野様:皆さん知っているのですかね?外に貼ってはありましたが、どういう告知をしているかはちょっとわからないので。
-では現地のお客様はあまり座っていらっしゃってなかった感じですかね。
村野様:そうですね。
-コンサート以外にも講習会中に人前で演奏する機会はありましたか?
村野様:クラスコンサートがあって、それは全員で、です。
-受講者の方の前で弾かれるということですか?
村野様:そうです。
-それも緊張される感じでしたか?
村野様:どちらかというと、何日か会っているので、知らない人よりは安心できました。聴講も、最初はみんな聴きに行ったら嫌なんじゃないかと言っている子もいました。私は知らない人より知っている人のほうが安心するから大丈夫だよと言っていましたし、多分みんなそんな感じだったのではないかと。
-レッスン以外の時間は何をされていましたか?
村野様:観光に行っていました。
-どこに行かれたんですか?
村野様:ベルヴェデーレ宮殿と、近くのクリスマスマーケットなど。クラスコンサートの会場の近くにナッシュマルクトという市場があって、既にウィーンに住んでいる受講生がコンサート後に連れていってくれました。そこでお昼ご飯を軽く食べましたが、すごくおいしかったです。ガイドブックにも載っていましたが、自分たちだけでは行けるかどうかわからりませんでしたが、連れていってもらって、一通り見ることが出来て、ご飯も食べることが出来ました。あとはシェーンブルン宮殿にも行きました。観光はそれぐらいですね。
-市内観光をしているとき、治安面ではニューイヤーもあった関係上、通常とは違う感じだったかと思いますが、ニューイヤーの前や、後の落ち着いたときの治安はどうでしたか?
村野様:そんなに悪いところはないように感じました。私がいた場所は治安が良かったです。ただほかの方が別行動しているときに、日本人のカップルが花を押し売りされているのを目撃したという話はありました。受講生の間にはそういうことはありませんでした。
-スリの危険性もそんなにはなかったですか?
村野様:スリもみんな気をつけていたように思います。みんな斜めがけの小さい鞄を、貴重品用に持ち、あとは大きい鞄に楽譜を入れたりしていたので、スリに合うということは誰にもなかったですね。あと、現地の人っぽく振る舞うという。
-確かにそれは大事ですよね。キョロキョロしないとか…
宿泊先はいかがでしたか?
村野様:スタッフもとても良かったです。本当にホテルは良かったです。
-お水回りのトラブルもなく?
村野様:全くなかったです。向こうの水が口に合わなくて、もともと水道水は飲まないつもりでいたので、着いたらすぐみんなでスーパーに行って水を買いました。口に合わないかもしれないと思い何種類か買いましたが、どれも合いませんでした。日本でも売っているようなメーカーもありましたが、味が少し違っておいしくなかったのですね。
ところが何日か後に練習室の水道水は飲めると通訳さんが仰っていたと教えてもらったので、試しに汲んで飲んでみたら、一番おいしかったんです。湧き水か何かのようです。
気になる人はミネラルウォーター買ったほうが良いと、私の持っている本にも書いてありましたが、外国だからまずいと思い込んでいた水道水が一番おいしかったのです。ならば、ホテルも同じ水だろうから水道水を飲んでみようと思ったら、やはり一番飲みやすくて。そこからは水は買わないで、汲んでペットボトルに入れたり、お茶もお部屋の水を使っていました。
-蛇口から出るほうが軟水に近かったのですかね?
村野様:ミネラルウォーターには外国特有の味がして、それがすごく合わなくて、おいしいという感じではなかったです。飲めなくはないけど、飲みたくない感じで。水道水が一番くせがなくてごくごく飲めました。水道水は軟水なんですかね?
-ヨーロッパは硬水というイメージですよね。
村野様:ミネラルウォーターがダメと言っていたのは私だけで、おいしくないと1人で言っていました。
-お部屋の広さはどうでしたか?
村野様:だいぶ広かったです。お風呂は、浴槽がないシャワー室。閉めちゃうと狭くもありますが、水道とトイレとシャワー室がついていて結構な広さでした。寝室も結構広く、ベッドがあっても歩き回れて、広さは十分でした。クローゼットもついていたので、服も全部掛けることができました。
-金庫はありましたか?
村野様:金庫は探しましたがありませんでした。
-ご自分で管理されたのですね。お洗濯はどうしましたか?
村野様:お洗濯はお部屋で、手洗いしました。
-洗剤も日本から持っていかれいましたか?
村野様:持っていきました。洗濯紐も旅行用を購入しました。いろんなところに使えるので、クローゼットと帽子掛けなどをつないで、干していましたね。
-基本的に困ることはなかったということですね。
村野様:なかったですね。
-空調はどうでしたか?
村野様:最初の頃は暖かくて。部屋は空調ついていなくても、廊下はついていたと思うので、その暖かさもあって、部屋の中が寒くなくて、使わない日が多かったです。すごく寒い日が2日間ぐらいあり、その日だけ部屋が寒いと思ったら、ずっと空調つけていなかったようです。その日はつけましたが、つけたら逆に暑くなっちゃいましたね。
-でも外に出ると寒かったですか?
村野様:そうですね。
-だいぶ暖房がホテル内で利いていたのでしょうか?
村野様:結構快適でした。
-宿泊先のホテルと講習会の会場はどのように移動されましたか?
村野様:地下鉄で1本でした。
-チケット購入は難しかったですか?
村野様:アンドビジョンさんに手配して頂きました。プリントアウトした紙で全部できてしまいました。コンサートチケットも同じで、バーコードの部分だけ破っていました。プリントアウトのチケットで全部出来ましたが、本当にその紙をなくしてはいけないと思いました。地下鉄では、1回もチケットを見せてくださいと言われたことはなかったです。ただそういう場合もあるので必ず持っておいてくださいと言われました。
-ご利用された時間はどれぐらいの時間でしたか?
村野様:朝もありますし、コンサートが遅いときは夜9時とか。10時前には帰っていたと思います。
-結構混んでいましたか?
村野様:そこまででもないですね。でも朝9時に練習室に行ったときは、通勤ラッシュなのか、ちょっと多かったような気はします。
-次はお食事ですけど、お食事は基本的に何を食べていらっしゃいましたか?
村野様:朝はホテル。本当にホテルの食事はおすすめで、おいしかったです。ビュッフェ形式で、毎日違うものに変わっていて飽きなかったです。クロワッサン、本当においしかったです。あとワッフルを焼ける機械があって。生地が用意されていて、自分でタイマー測って焼くみたいな。あとヨーグルトもすごくおいしかったです。
-完璧にお口に合ったのですね。
村野様:チーズとかもいろいろ、盛りだくさんでした。
-お昼や夕食はどうなさっていましたか?
村野様:お昼は部屋に帰れるときは、非常食用に日本から持ってきたものをやっつけないとということで、戻ってそれを食べることもありました。講習会が始まると時間が合わないことが多かったので、時間が合うとみんなで近くのお店に行きました。
-外食は1食おいくらぐらいでしたか?
村野様:幾らだったかな?そんなに高いところは行ってないですが、多分1,000円、2,000円とかで結構食べたと思います。
-結構ボリューミーでしたか?
村野様:はい。結構安くおなか一杯食べれました。
-何か有名なものは食べられましたか?
村野様:連れて行ってくれた子のおすすめなら口に合うだろうなと思って、鶏肉のソテーと、あとご飯がセットなど。お米も食べたいよねという話をしていて。
-お米も食べれるんですね。
村野様:ありました。それを目当てに行って。日本の米とは違うけど、食べられるよということで連れて行ってくれました。
-レストラン以外にもお米は見ましたか?
村野様:日本のものが売っているショップに連れていってもらいました。年越しそばを食べたいと、私は日本からカップ麺を持っていきましたが、ほかの子は日本の倍ぐらいの値段で現地のお店で買っていました。米とかお味噌とか醤油とか並んでいて、日本人が恋しくなったら買いにいけるお店ですね。
-現地のヨーロッパの方と交流する場面はありましたか?
村野様:お店の人ぐらいですかね。
-あとは先生でしょうか。
村野様:そうですね。
-先生とはレッスン以外で交流されることはありましたか?
村野様:それはなかったですね。レッスンのみでした。
-そのほかには、何か講習会中、ご留学中に困ったことはありましたか?
村野様:現地スタッフの方からのショートメールが番号が違ったらしく、私ともう一人だけ届かなくて。それでちょっと困りました。。
-番号が行き渡ったら大丈夫になったのですね。
村野様:そうですね。ほかの子が教えてくれて、それでやってみたらやり取りできるようになったので大丈夫でした。
-今回の講習会に参加されて一番よかったなと思った瞬間はどんなときでしたか?
村野様:自分の音楽へのかかわりについて見つめ直すことができたところがよかったです。
-何か今回の講習会を通してご自分が変わった、成長したと思うことはございますか?
村野様:さっきの話に戻ってしまいますが、準備段階について深く考えるようになりました。
-ヨーロッパでだいぶ距離もありますし、日本と留学先で大きく違う点はどういうところだと思いましたか?
村野様:言語の違いですね。その地域によっても発音が違うので、それが演奏にも出やすいと思いました。フランス語とドイツ語と、その圏内も違うと思うので、鳴る音が違うんだろうなと。これ日本人だね、ってわかるときもあるそうですからね。
-今後講習会とか長期留学関わらずですけど、留学される方にアドバイスしておきたいことなどございますか?
村野様:もし今後留学することを考えているならば、なるべく早いほうがいいんじゃないかなと思います。
-経験できるうちにしておいたほうがいいということですか?
村野様:そうですね。あと若いときの吸収力はすごいですから。行くと決めているなら早い方がと、皆で話していました。悩んでいるなら行っちゃったほうがいいよ、とか、語学の勉強を始めている子は行ったほうがいいよ、とか。今回一緒だった高校生も行くなら早めのほうがいいよと言われて決断したと言っていました。
-留学前に準備しておいたほうがいいこと、しっかりやっておいたほうがいいことは何かございましたか?
村野様:多分音楽は皆さんちゃんとやっていると思うので、語学ですね。
-村野様は、先生と通訳さんを通さずに何かお話されましたか?
村野様:自己紹介は頑張ってみました。お店でちょっとだけ、ドイツ語で注文とか、それは勉強しておいたので。
-上手くいきましたか?
村野様:1人で移動しているときは、お金のこともなるべくドイツ語で。向こうもちゃんと聞いてくださって。ゆっくりだったので、これがもっとスムーズにできるといいなとも思いました。
-やはり第一に語学という感じですかね。
村野様:そうですね。
-では最後ですが、今後の活動について何かご予定などございますか?
村野様:今まで通りで、演奏と指導の両立をして、できたら演奏を増やせたらいいなと思っています。
-今回の講習会でのご経験を生かして頑張ってください!本日はありがとうございました。
「音楽家に聴く」というコーナーは、普段舞台の上で音楽を奏でているプロに皆さんに舞台を下りて言葉で語ってもらうコーナーです。今回はニューヨークでご活躍中のジャズボーカリスト霧生ナブ子(キリュウナブコ)さんをゲストにインタビューさせていただきます。「ボーカリストとしてニューヨークで活躍すること」についてお話しを伺ってみたいと思います。
ー霧生ナブ子さんプロフィールー
霧生ナブ子さん
尚美学園短期大学・作曲科専攻卒業後、ニューヨーク市立大学ジャズヴォーカル専攻卒業。クイーンズ大学大学院ジャズヴォーカル専攻修了。ビー・バップの伝道師として知られるジャズピアニストのバリー・ハリス氏の影響を強く受け、彼のジャズコーラス隊にも参加。そのグループでニューヨークの「タウンホール」や「シンフォニック・スペース」等の大劇場で公演。96年に渡米以来、ニューヨークのジャズクラブ「レノックス・ラウンジ」、「コープランド」などで定期的に活動を続ける他、ニューヨークのテレビ番組にも出演。2002年には有楽町朝日ホールにて霧生トシ子・コンサートで日野皓正(Tp)と共演し、同年にはジミー・ヒース(Ts)をゲストに霧生トシ子、太田寛二、アール・メイ(b)、ジミー・ラブレイス(dr)、デビット・ギルモア(tap)と共にクイーン大学でコンサートを行った。ニューヨークのブルーノートにて「J-JazzSisters」として公演も行う。アルバムは「シンキング・ラヴ」など。
ー 音楽に興味をもったきっかけを教えていただけますか?
両親が両方とも音楽家(*)で、小さい頃から音楽が家中に溢れていたんですよね。それで音楽は自分の無意識の環境にあって、一生懸命やっている意識はなかったです。どちらかというと子供の頃は演劇をやっていて、お芝居をずっとやりたかったんです。だから、小さい頃の夢は女優さんになることだったんです。
*)お母様が霧生トシ子さん、義父様が太田寛二さん
ー それがどうして音楽の方に向かおうと思ったんですか?
10才の頃からNHKの劇団のオーディションを受けて、それからずっと高校3年生になるまで演劇やっていました。ホントにホントにお芝居が大好きで、毎年夏に公演やったりとかしてたんです。でもその中で音楽は自分が力をいれて一生懸命やらなくても人より優れているという感じはありました。例えばオーディションなんかでも一曲歌うと受かってしまうみたいな感じがありましたね(笑)。もちろん歌う事は好きで、何かあると歌って人の気を引いてしまうところがありましたね。その後も同じような事があって、日本の音大を卒業した後、マスコミ関係の会社に勤めていたことがあるんですけど、その会社の面接試験も一曲歌って受かってしまったと思います(笑)。会社の面接でも特技は?って聞かれますよね。ジャズを歌っていると言ったら、何かできる?って聞かれたんです。そのまま、アカペラで一曲歌ってその度胸を買われたんでしょうね。それで受かってしまった。私にとって音楽は、歌は最後の手段という感じなんです。
ー それが音楽のプロになろうかと思ったのはどうしてなんですか?
大好評のCD「Singing Love」
19 才か20才ぐらいの時にインドに旅行に行ったんです。たまたま母が、私の義父と旅行に行く事になっていたんです。ところが彼が仕事で遅れてしまって、行くと言っていた予定の日にいけなくなってしまったんです。その結果私が母に誘われて、一緒に親子でインド旅行することになったんです。その後、義父が来てからは、途中で分かれて、最後に一人で日本まで帰ってきたんですよね。その時に、ある街からニューデリー(注:インドの首都)まで一人で電車に乗っていたんです。そこでたまたま隣に座ったインド人の女性がいました。もちろんその時は普通の音楽学校の学生の頃でしたし、英語なんかも話せませんでした。でも、その女性が非常に親切で、こちらの片言の英語でも一生懸命聞いてくれて、「何やってるの?」とかいう会話をいろいろしていたんです。私が音楽を勉強しているんだ、という話をしたら、いきなりその女性がその場所で、本当にいきなりインドの歌を歌ってくれたんです。本当にびっくりしてしまいました。日本の感覚からいったら外人が旅していて音楽勉強しているからと言って日本の歌はこうですよなんて、歌わないじゃないですか。だから本当に感動してしまって、その歌に心を打たれたんです。彼女に何回も歌ってくれる?といって歌ってもらい、その場で急いで楽譜に書いて、リズムや歌っている言葉をカタカナで聞こえた通りに書いて、何遍も歌っているうちに、歌を覚えちゃったんです。それで二人で一緒に歌ったんですね。そしたらその人が今度はびっくりしてしまってたんです!インドの言葉なんかもちろん知らないし、英語も分からない子が、いきなりインドの歌を、訳も分からない日本語のローマ字みたいな見たこともない文字でざーっと書いてあって、でも歌は一緒に歌える、みたいな事になったんですね。それですごい意気投合してしまったんです。道中二人でその歌をワーっと歌って、心は一つみたいな感じになったんですね。その時に歌ってすごい!と思ったんです。それで歌というのは人の壁を越えるというか、魔法のような力があるなと思ったんです。そういう訳で、歌の素晴らしさを知った経験を生かし、いわゆる「うまいシンガー」になろうというのではなくて人に何かを伝える、「メッセージを伝えるシンガー」になりたいなと思ったんです。日本の感覚でいうと歌がうまくないとシンガーではないという感覚があると思うんです。それまでは歌は好きでしたが、自分の中ではコンプレックスじゃないですけど、特別うまいと思ったことはなかったんです。特に音楽の環境に育ってきているのでやはりうまい下手はわかるんですよね。自分の中に特別歌がうまいとか歌の才能があるなんて思ったことはなかったけど、歌の意味とかすごさがその時に分かったので、だったら歌ってもいいかなと思ったんです。歌をうまく歌うなら自分のやることじゃないというか。歌って技術だけじゃないと思うのです。うまいとか下手じゃなくて、100人いたら100人の声でみんながそれぞれ話したりするのと同じように、それぞれの人間のドラマがあってそれを歌っていい、そういうものだと思うんです。それがインドで分かった、歌手になろうと思った大きなきっかけだと思うんですね。多分音楽って、日本でもこれだけカラオケが普及していて、みんなが歌っている中で心が通ったり、誰かが歌っているときにみんなで拍手をしたり、みんなで歌声をシェアするみたいなところがあると思うんです。そういうのがうまい下手ではなく、歌にはあるんです。もちろん、うまい人が喜ばれたりするんですけどね(笑)。だからもちろん一生懸命やってうまくなった方がいいですけど(笑)。
ー 感じる部分というのはうまい下手ではないですよね。そういう音楽性をお持ちの中で、ジャズになっていったという理由はあるのですか?お母様はもともとクラシックをなさってらしたんですよね?
ええ、母はクラシックをやっていたんですけど、母はジャズが好きで、一応そういう続きじゃないですかね。たとえば、今の義父にピアノを教えてもらったりして、それがたぶん私が、16歳、17歳とか。だからジャズが何、とかそういうこともわからなかった。普通に子供が習い事に行かされるじゃないですか、まず子供がそれが好きかどうかわからないけど、とりあえず剣道行ったら竹刀持って、っていうような感覚で、ジャズって言うものが私の中に入ってきたんです。
ー じゃあ、根本的にクラシックとかポップスが入ってきたわけではなくて、いきなりジャズが入ってきたんですね。
でももちろん、その前にクラシックもピアノも習っていて、子供のころから、それこそ2歳、3歳のころから、ピアノを、祖母もピアノの先生なんで、習っていて、そういう意味でも物心つく前から発表会をやっていたりとか、中学校、高校のときはバンドをやっていたりとか、キーボードやったり、オリジナルを書いたり、普通に音楽をやってましたよ、今の日本の若い人たちがやっているような、音楽活動みたいなこと。それこそ、『平凡』『明星』とかのコードが書いてあるのを見て、弾いたりもしてましたね。音楽が例えばやっぱり八百屋さんの子が野菜に詳しいのとおんなじで、普通に考えてなくてもいろんな知識とか情報がわかるような感じでしたね。なんでジャズに意識を向けてきたかって言うのは、やっぱり、ジャズピアノを先に弾いたからなんですね。ジャズはいまだに、1930年代、40年代の曲がスタンダードとして歌われているんですね。例えばスタンダード曲の『My Fanny Valentine』は日本では良く知られていて人気でみんなが歌ってるんだけど、それぞれの歌手が自分の解釈で、自分のライフを下に歌ってるんですよ。だから雰囲気が違ったり、テンポが違ったり、それぞれ料理の仕方が違うんですよ。おんなじ曲を歌っているんだけど。それが例えば白人の世界だと違ったり、黒人の世界だと黒人ぽかったり。みんながそのただ違うだけじゃなく、その上、歌の内容によって、悲しい歌だったりするとみんなその人生の中での苦しい重いって言うのが出てきているというか、ライフの瞬間を見せてくれるというか、その歌自体にいろんな人が歌ってきた歴史と、その手垢がいっぱいついている、そういう重たさがあるんですよ。そして今度は自分が歌うことによって、歌のストーリーに魂(スピリット)を吹き込むんです。自分がただ歌ってるんだけど、もっと歌が持ってる不思議な魅力というか、いろんな人に語り継がれてきた、歌い継がれてきた重みで、今度は自分の体と声を使って、そのストーリーを語るみたいな。そういう意味では、そこがジャズの面白さとでしょうか。
ー プロになろうと思って、アメリカに行こうとした渡米のきっかけは何ですか?
普通に会社で仕事3年半ぐらい勤めてたんですけど、仕事がきつくて、体を壊して入院して、そのときに病院のベッドに寝ながら、天井見ながら、窓の景色見ながら、いろいろ考えたんですね。勤務先の社長さんに頂いた御見舞いの花とか眺めながら、自分は何をやってるのかな、と思って。これだけ自分の時間とエネルギーを会社に費やすんだったら、ちょっと自分のためにやってみたらどうなんだろう、って思って。それがひとつの大きなきっかけだと思いますね。それとみんながとにかくNYいいよ、NY行ってみれば良いじゃん、っていうのでまず一回NYに旅行で来ってみたんですけど、やっぱり一目瞭然で、ちょっと普通に入ったバーで歌ってるおばあちゃんなどのジャズも、歌ってるのがレベルがものすごく高いくて、違うじゃないですか、全然。で、目からうろこのように、もう感動して、涙がいっぱい出て。これは今まで私が日本で、私ジャズやってますって歌ってたのはなんだったんだろう、って感じで。これじゃいけない、って。なんて私って、なんちゃってジャズをやってたんだろう、って。本場での洗礼ですね。これはマズイと思って。で、どうにかして、こっちに来るような方法はないかなと考えて、それから具体的に学校について調べたり、ビザのこと調べたりして、英語学校を探してまず留学しました。
ー とにかくニューヨークに行きたかったっていうのがあったんですね。
一番最初は「ニューヨークが一番いいじゃない?」、ていうような感じで肩押されて、「そんなもんなの?」と思いながら行って、初めてその衝撃に出会って、そのショックを受けてからは是非NY行こうっていう思いですね。
ー 実際ニューヨークについて音楽活動をされていくわけですが、行かれてからご自分の音楽のスタイルって言うのはどうやって作っていくものなんですか?
私が思うには、とにかく人間関係、ミュージシャンの中に自分の環境ををおくということ。もちろん学校には行くべきと思います。大学でジャズを専攻し、たくさんの音楽理論とかジャズの歴史とかを習ってきたけど、やっぱりそれだけじゃダメなんですよ。それだけじゃ生きた体験にならない。それはほんとにジャズの場所に行ってそこにいて歌っている人たちと話して、その人たちがどういう人生を歩んできたのか話したり一緒にご飯を食べたり、そういうところでいろいろ学んでいくことってたくさんあると思います。
ー コミュニケーションをしながら自然に出来上がっていくって、ことですよね。
ニューヨークのクラブにて
自分は吸収しようと思って行くわけだけど、ただ、テクニック的なことを学ぶってだけじゃなく、ジャズは特にアメリカのカルチャーなわけだから、黒人の歴史とか、彼らがたどってきた道などももちろんそうだし、教会の歌ももちろんそうだし、それがジャズと繋がり、ここ(NY)に来て、こうやって生活して、その人たちと一緒に歌ったりしてやっていかないとわかんない。日本でやってるだけだと全然違うと思う。やっぱり練習してうまく洗練されたものというよりは、私が今までたどってきた生活観からでるジャズだっていう部分を強調して行きたいと思ってます。
ー 技術じゃないって部分ですよね。
もちろん技術もあると思います。やっぱり下手だったらどうしようもないし。そこのところで技術的には日本人的にコツコツ、ここはやらなきゃいけない、ってやってきたというのがあるんですけど、人にはみせないような、それがないとなきゃダメだとは思うけど、それ以外の部分をコツコツやっただけじゃ、ジャズの味は出ないと思うんですよ。
ー そういう部分では外国人と一緒に演奏する部分でも日本人とやるよりも、外国人と一緒にやるほうが吸収することが多いってことですよね。白人、黒人、ヨーロッパ人、NYにいるといろいろなジャズが吸収できると思うんですけど、それもまた違いますか?
それはそうだと思います。ほんとに違いますね。私はハーレムに住んでいるんですけど、そこら辺のバーに行くとやっぱりそういう人が好きそうなジャズがかかってるし、例えばダウンタウンいて、白人の人が多いところだと、歌詞の歌ってる英語とかも違いますよね。そういうのは本当に語学が出来ただけじゃ分からないじゃないですか、歌詞を聞いていて、アメリカのジャズのスタンダードのその曲をどの人が歌っているとかは関係なく、楽譜とか、英語とかを見ただけでも、これは黒人の人が作った歌だ、白人の人が作った歌だってわかりますね。それぐらい違うんですよ。言い回しとかで。でも違うけど、やっぱり人間だから同じ曲を同じスピリットで歌うわけだけど。女の人が去って行っちゃって、男の人が飲んだくれている、みたいな。同じ内容で歌ってるんだけど、語り口調とか黒人と白人だと違ってきたりするんですよ。そうなるといわゆる学校で英語を習ったっていうのじゃ無理ですよね。それを知るっていうことと、それを自分がジャパニーズでアメリカでジャズを歌うって言う特殊さををひしひしと感じるわけですよ。それはもう、日本で黒人の人が演歌歌手としてデビューするのと同じことなんですよ。でも、もし、日本で黒人の人が、生まれ育ってて日本語にアクセントもなくて、ゴスペルのようなスピリットをもって歌ったら結構感動するかもしれないじゃないですか、それと同じように、私は日本人だけど、やっぱり自分の中でジャズに対しての敬意もあるし、自分の生きてきたライフの中でいいと思ってきたことを表現していくっていうことは、私の中で子供のころにやっていた演劇というのと深いつながりがあるんですよ。
ー それはどういう点でですか?
演劇は自分の感情を表現するんですね。台詞をかたるでしょ。歌も台詞と同じようにストーリーを語るんですよ。歌ってるときに自分が語っている言葉が嘘じゃいけないから、その言葉どうりの気持ちがなきゃいけない。演劇をやってた瞬間にすごく感覚的に似ているんですよ。
ー 舞台の上ではその歌詞の人になりきるということですか?
歌が持っているストーリーを語るという感じですね。役を演じるというよりは歌を伝えるんだけど、何かの役をやっているときと似ている感じですね。
ー 舞台の上ではいろいろ考えるというよりも自然に出てくる感じですか?
歌のときは、結構自然にでてくることもあるし、例えばその歌が自分の体験に基づいてというよりは、友達の体験ですごい悲しい思いをした人がいたことを考えて思い出して歌うこともあるし。
ー 感情とか感受性を感じながら歌うということですかね?
そうですね。やっぱりメッセージですね。
ー 音楽活動をして、歌をやってて良かったな、もっとも興奮する瞬間ってどんなときですか?
ニューヨークのクラブで活躍中
やっぱりジャズの面白いところはあんまり決めない所。突然名前呼ばれて、ステージ上がって、初めましてって言って、この曲ね、って自分なりにリードしてやりますよね。初めてそこで出会った人達なんだけど、それでいきなり音楽を作るわけですよね。そこで一つになるときに、すごい興奮しますね。瞬間っていうものにとても敏感になるんですよ。人間生きてて、朝起きて夜寝て、っていう繰り返しで流れていくけど、よく言うことだけど、その瞬間はもうないわけでです。たまたま居合わせた人と、たまたまその瞬間に一緒に舞台をやって、もうその瞬間は二度とないわけじゃないですか。それがとても暖かく心が通じて、うまく言ったりするととても嬉しいというか。例えばこれが他の音楽ジャンルだったらやっぱりすごい繰り返し練習して、同じメンバーでどんどん上達していって、到達するって言うんだと思うんですけど、そういうのとはジャズは全然違うんですよね。そのためには、自分が一人で磨いていないといけないんですよ。みんなが自分自身を磨いて、一緒に乗っかったときにそれぞれが、自分が自分がっていうんじゃなくて、人のを聞きながら輪を作っていくみたな。
ー 自分を鍛えるというのはどういった面でですか?
もちろん、技術面もそうだし。もちろん知識というかジャズのことを良く知らないといけないんですよ。じゃないと人がやってることもわからないし。ジャズは即興だから、みんなが舞台に乗ったときに、ツーといえばカーという感じでやっていくわけですよ。ツーを知らないとカーが出せないんです。ツーをたくさん知らないといけない。そのためには自分を磨いて、いろんな人の音楽を聴いたり、、勉強したりして、その瞬間でコミュニケーションをお互いに取るんです。こうだ、っていわれたのを応える感じで音楽を出すとコミュニケーションができて、お互いにそれがわかると、すごい感動ですね。そいういのは例えば、日本のコメディアンがみんなが知っているようなネタを言って、例えばドリフだったら、「八時だよ、」って言ったら「全員集合、」って言ってね、といわなくてもみんなが言っちゃうみたいな、そういうような面白さがジャズにはたくさんあって、それが面白いんですよ。それが分かると見る方も分かってもっとジャズは面白いんです。だからもっといろんな人に知ってほしいと思いますよね。
ー 日米の観客の違いってありますか?
そうですね、やっぱりこっちと日本とでは違いますけど。やっぱりまずは英語ですよね。これは多分日本の人は、ジャズ歌ってる人はいっぱいいると思うんですけど、日本だけしか知らないでやっている人は、やっぱり知識が浅いというか、もちろんみんな頑張って勉強しているんだろうけど、こっちで生活しシンガーの人たちのワークショップのお手伝いをしたりしていると、最初に言われるのは、そこなんですよね。日本人はみんな器用で、音楽のこともわかってるんだけど、英語を日常使っていないから、気持ちが伝わらないんですよ。その気持ちの差が、そういう人たちが歌うと、必ず指摘されていますね。もう少しがんばれば本物に近くなるというか。
ー 海外でミュージシャンとして活躍する秘訣、条件というのは何かあるのですか?
日本人として、特有の謙虚さ、慎むことが美しい、みたいなものを変えないとダメですね。そこを変えていかないと、もっとやっぱり頑張って自分でどんどん前に出て行かないと、ずっと認めてくれないから。逆に日本だと前に出ると叩かれるけど、こちらでは前に出ないと目にも止めてもらえないし。そこはやっぱり違うものだと思ってやっていかないと難しいと思います。
ー 将来の夢はありますか?
やっぱり、世界に通用するジャズシンガーとして、日本人代表としてやっていければと思いますね。
ー 海外で音楽の勉強を考えている人にメッセージを頂けますか?
とにかくやり続けること。諦めないでやり続ければ必ずその先があります。
スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンジナビア半島にある国の一つ。北東にフィンランド、西にノルウェー、東から南にはバルト海がある。スウェーデンはス
カンジナビア半島の中でも最も大きな国であると共に人口も最も多い。この自主性が強い国は常に活気があり、高い生活水準を誇っている。Volvoや
Saabなどの車はもちろんのこと、福祉の先進国でもあり、女性の権利が確立されていることでも名高い。スウェーデンの主な経済は、漁業や豊富な木材、グ
レードの高い鉱石、水力発電、そして観光である。数多くの湖や川で狩りや釣り、ウインタースポーツが数多く開催され、世界一美しい首都ストックホルムの美
しさに心を奪われるだろう。また、北部に広がる大自然、白夜、有名なガラスの王国など、スウェーデンには見所がたくさんある。冬のスウェーデンでスキーや
オーロラ観測ができる。現王朝名はバーナドット朝。王立アカデミーによるノーベル賞授与は世界的権威がある。
基本情報 |
正式国名&英語表記 |
スウェーデン王国 Kingdom of Sweden |
首都 |
ストックホルム |
面積 |
約45万km2(日本の約1.2倍) |
人口 |
約901万人、ストックホルム(人口76万人) |
人種 |
北方ゲルマン民族 |
言語 |
スウェーデン語 |
宗教 |
福音ルーテル教 |
通貨 |
スウェーデン・クローナ。 補助単位は、オーレ。1SEK=100オーレ |
為替レート |
1SEK=14.57円(2005年6月1日) |
紙幣 |
20、50、100、500、1000SEK |
硬貨 |
50オーレ、1、5、10SEK |
電圧 |
230V、50HZ |
時差 |
マイナス8時間。サマータイム実施期間はマイナス7時間。サマータイムの実施期間は、3月最終日曜日から10月最終日曜日。 |
祝日 |
1/1元旦、1/6顕現日、●聖金曜日:3/25、●3/27イースター、●3/28イースターマンデー 、5/1メーデー、●5/5昇天祭、●5/15聖霊降臨祭、●5/16聖霊降臨祭翌日、6/6建国記念日、●6/25夏至祭、●11/5万聖節、12/24クリスマスイブ、12/25クリスマス、12/26ボクシングデー、●12/31大晦日
●=移動祝祭日 |
在留邦人数 |
2,533人(2003年10月現在) |
電話国番号 |
46 |
緊急電話番号 |
警察112、消防112、救急車112 |
物価
スウェーデンの生活費及び物価は高く日本と同程度。日本より明らかに高いのはパソコンなどの電気製品、アルコール、文房具、歯医者など。日本より明らかに安いものは不動産、子供の教育費(基本的に大学まで教育費は無料、私立の学校はほとんど見かけない)、映画料金などだ。スウェーデンの給料は同業の日本での給料に比べると若干低いが、教育費が日本と比較にならないほど低いので、経済的生活水準も日本と同程度。具体的な目安として、食事は安いものであればSk35-50からあるが、中程度でもSk50-110位。宿泊は、安くてSk75-150で、中程度でSk150-500が目安だろう。 |
GDP |
2,840億ドル(2003年、中央統計局) |
一人当たりGDP
|
33,649ドル(2003年、中央統計局) |
経済成長率
|
3.5%(2004年、中央統計局) |
物価上昇率
|
0.4%(2004年、中央統計局) |
失業率
|
4.9%(2003年、中央統計局) |
主要貿易品目
|
(1)輸出 機械(含:自動車)、通信機器、木材製品、医薬品
(2)輸入 機械(含:自動車)、電気機器、化学品 |
主要貿易相手国 |
(1)輸出 米、独、ノルウェー、英、デンマーク(中央統計局)
(2)輸入 独、英、デンマーク、ノルウェー、オランダ(中央統計局) |
気候
スウェーデンは寒いと思われがちであるが、スカンジナビア半島沿岸を流れるメキシコ暖流の影響でイメージするほど寒くはない。スウェーデンの冬は南西部が比較的緩やかなのに対して、中心部やバルト海に沿った東部は寒く雨も少ない。夏の中心部や南部は、暖かく緩やかな気候。南部は冬も雪はあまり降ることがなく、降っても積もることはまれ。北極圏に近い北部は、冬は雪が降り寒く、夏も寒い。日本のようにはっきりとした四季があり、夏は全国を通して乾燥しているため生活は快適。ストックホルムは南部に比べると雪も頻繁に降り、適度に積もることもあるが、豪雪地帯ではない。 |
現在の天気 |
|
ビザ |
シェンゲン条約加盟国の15ヶ国合計で滞在日数が3ヶ月日以内の場合は、ビザは不要。学生ビザについてはこちら(英語)。 |
パスポート |
滞在日数プラス3ヶ月必要。 |
大使館などの在日政府機関 |
スウェーデン王国大使館 |
Embassy of Sweden in Japan
〒106-0032 港区六本木1丁目10-3-100
Tel:03-5562-5050 |
在名古屋スウェーデン名誉領事館
|
Honorary Consulate of Sweden in Nagoya
〒461-8714 名古屋市東区東桜1-3-10 (株)豊田自動織機名古屋支店内
Tel:052-954-9762 |
在神戸スウェーデン名誉領事館 |
Honorary Consulate of Sweden in Kobe
〒650-0023 神戸市中央区栄町通り4-2-18,(株)キンキ内
Tel: 078-351-7695 |
在北九州スウェーデン名誉領事館 |
Honorary Consulate of Sweden in Kitakyushu
〒801-0841 北九州市門司区西海岸1丁目2-18 (有)ケイ・エム・エス・コーポレーション
Tel: 093-322-1123 |
在長野スウェーデン名誉領事館 |
Honorary Consulate of Sweden in Nagano
〒380-0935 長野市中御所5丁目1-18 吉田興産株式会社内
Tel: 026-228-3163 |
スウェーデン政府観光局 |
スカンジナビア3国の案内。または、スウェーデンの公式観光サイト(英語)。 |
現地日本大使館 |
在スウェーデン大使館 |
Sweden
Embassy of Japan
Gardesgatan 10, 115 27 Stockholm, Sweden
Tel: (46-8) 579-35300 Fax: (46-8) 661-8820
在スウェーデン大使館は、在ラトビア大使館を兼轄する。 |
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【1】ご挨拶
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様
初めましての方も、そうでない方も…
こんにちは!アンドビジョンのです。
メルマガ購読ありがとうございます!
本日もダンス留学に関する耳寄りな情報をお届けします♪
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【2】講習会情報
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今回は、オーストリアの講習会情報をお届けします♪
◇ウィーン春期音楽・ダンス講習会◇
芸術の本場ウィーンで、音楽・ダンスの楽しさを教わる1週間!
音楽コースの受講者たちと合同での市内観光も予定しています。ダンスと音楽、お互いの感性を磨き合う素敵な春を過ごしてみませんか?
ウィーン国立歌劇場バレエスクール講師・振付師が創設したスクールで、名高いディレクターの直接指導を体感できます。
○ジャンル
ダンス(バレエ、ポワント、ジャズ、モダンなど)
○期間
2015年3月1日(日)〜3月7日(土)
○締切
2015年1月31日
http://www.dance-abroad.com/major/6536-vienna-master-class-in-spring-dance.html
◇ウィーン国立歌劇場バレエスクールサマーコース◇
ウィーン国立歌劇場バレエスクールのサマーコースでヨーロッパ伝統のバレエを身につける夏!
世界でも最も有名な歌劇場の一つで1771年から伝統を受け継ぐウィーン国立歌劇場バレエスクールが
主催する11日間のサマーコース。著名な講師陣によるレッスンで一歩上を目指そう!
○ジャンル
バレエ(バレエクラシック、パ・ドゥ・ドゥ、モダン、コンテンポラリー、キャラクターダンスなど)
○期間
2015年6月15日〜6月25日
○締切
2015年4月2日
URL: http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/6183-ballettschule-der-wiener-staatsoper-summer-program.html
◇ウィーン夏期国際バレエ講習会◇
ウィーン国立歌劇場の舞台へとつながるバレエの基礎と発展を身につけるサマーコース!
ウィーン国立歌劇場バレエスクール講師・振付師が創設したスクールで学ぶ1〜2週間の夏はいかがでしょうか?
あらゆる古典芸術の集うウィーンで、名高いディレクターの直接指導を体感できます。
○ジャンル
バレエ(クラシック、ポワントまたはボーイズクラス、パドドゥまたはレパートリー)
○期間
第1期:2015年8月24日〜8月28日
第2期:2015年8月31日〜9月4日
○締切
満席になるまで
URL: http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/5943-dance-arts-summer-academy.html
*申込締め切り日以前でも、定員になり次第締め切らせていただきます。
*申込締め切り後でも、コースに空きがある場合は申込み可能な場合がありますのでお問い合わせください。
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【3】学校情報
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今回の学校情報はスイスでまとめました♪
◇ルードラ・べジャール・ローザンヌ・バレエ学校/Ecole Atelier Rudra B?jart Lausanne◇
ワン・アンド・オンリー。ここでしか学べないから、ルードラ・ベジャール・ローザンヌで学びたい。
ローザンヌ、ベジャール。現代のバレエを説明する上で欠かせない要素と、
未来のバレエへの展望が、ルードラ・ベジャール・ローザンヌには存在します。
*4月に現地オーディションがございます。
URL: http://www.dance-abroad.com/country/europe/switzerland/6205-ecole-atelier-rudra-bejart-lausanne.html
◇チューリヒオペラ座付属バレエスクール/Balletschule fuer das Opernhaus Zurich◇
スイス・チューリッヒ。オペラ座への出演チャンスもある付属学校で、バレエを学びませんか?
欧州の主要な劇場の一つであるチューリッヒ・オペラ座。様々なチャンスを提供してくれるこのバレエスクールは、
国際色豊かな講師陣に日本人も含まれており、踊りを愛する人を広く受け入れてます。
URL: http://www.dance-abroad.com/country/europe/switzerland/6206-balletschule-fuer-das-opernhaus-zurich.html
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【4】海外オーディション情報
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◇「モーリス・ベジャール・バレエ団」◇
男性、女性ソリストを募集しております。(男性は身長180cm以上)
ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい♪
https://www.dance-abroad.com/contact.html
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【5】説明会のご案内
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?留学や出願の準備はいつぐらいから行えばいいの?
?学費や生活費など、実際留学にはどのくらいお金がかかるの?
?ビザや現地での滞在許可はどうやって、どのタイミングでとればいいの?
そんな皆さんのご質問に、アンドビジョンがお答えします!
各国の留学の一般的情報や手続きのタイミング、ビザ取得までの流れなど、
専門カウンセラーがわかりやすく、ご説明します。
この機会に<夢への第一歩>を踏み出してみませんか?
大好評につき、5月も【名古屋・大阪】にて開催させていただきます!
ご参加は無料ですので、ぜひお越し下さいませ。
*完全予約制(先着順)の個別相談会ですので、どうぞお早めにご検討下さい!
★名古屋会場★
◇日時:5月9日(土)10〜20時予定
◇会場
名古屋市中小企業振興会館 4階 会議室
〒464-0856 名古屋市千種区吹上二丁目6番3号
*地下鉄桜通線「吹上駅」下車徒歩5分程度
★大阪会場★
◇日時:5月11日(日)10〜20時予定
◇会場
ドーンセンター 4階 小会議室
〒540-0008 大阪市中央区大手前1丁目3番49号
*京阪「天満橋」駅より約350m
*地下鉄谷町線「天満橋」駅より約350m
*JR東西線「大阪城北詰」駅下車より約550m
メールやお電話のお申込も可能です!
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
https://www.dance-abroad.com/contact.html
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【6】国内語学レッスン情報
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「留学には興味があるけど言葉の壁が…」
そんな不安を抱えている方は意外と多いものです!
アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています♪
先生はもちろん各国のネイティブスピーカー!
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ご自分にあったカリキュラムをリクエストすることができます。
留学経験者の多くが「行く前にやっときゃ良かった…」と言うのが語学です。
100%ダンスに集中するために、語学の準備はしっかりとしたいですね♪
URL: http://www.dance-abroad.com/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html
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【7】編集後記
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何か気になる情報はありましたか?
今回ご紹介したチューリヒオペラ座付属バレエスクールの日本人講師を、
先日インタビューにお招きしました。とても優しそうな先生でした♪
http://www.dance-abroad.com/interview/1183-fumio-inagaki.html
最近、私の周りではインフルエンザが大流行しています。。。
皆様もお体にお気を付けて、この寒い冬を乗り切りましょう!
それでは!
次回のメルマガは、2月11日(水)発行予定です。
お楽しみに〜♪\(^∀^)/
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☆皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます☆
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-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
若林様:4歳からピアノを始めました。音大を卒業し、今は教員として子供たちに音楽を教えています。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
若林様:この講習会が初めてで、同時に海外に行くのも初めてでした。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
若林様:学生時代にクラシックを勉強する傍らでジャズに興味を持ち、独学で勉強していました。
また、1度外国に行ってみたかったのと、ただ旅行して終わらすのではなくせっかくなのでジャズを習いたいと思ったのがきっかけでした。
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
若林様:たくさんの受講者が世界中から集まっていました。特にアジアから来た人が多かったと思います。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
若林様:授業は実技レッスンをはじめ、音楽理論やソルフェージュ、即興の授業もありました。
その他にもゲストを招いての演奏会やセッションなど、色々な人と関われる機会が多くありました。
-先生はどんな人でしたか?スタッフはどんな人でしたか?何名くらい居ましたか?
若林様:バークリーで教えている先生がそのまま授業をしてくださいます。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
若林様:最初に初心者であることを伝えたら基礎基本を丁寧に教えてもらいました。
-レッスンは何語で受けましたか?
若林様:英語です。しかし、自分の英語力が低かったばかりにご迷惑をおかけしてしまいましたが…
-レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか?
若林様:アンサンブルクラスで演奏する機会がありました。
また、バークリーの先生と現役の学生がコンサートをやっており、そのパワーに終始圧倒されました。
-講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか?
若林様:セッションの時間がありました。こちらも参加者は多かったです。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
若林様:2つの建物に練習室があり、予約が無ければずっと使っていられました。
しかし、いつも大半埋まっていましたが…
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
若林様:練習と、授業の予習復習に大半を費やしました。英語を調べながら、持って行った理論の本と見比べていました。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
若林様:過ごしやすい環境でした。近くに公園やお店が多く、散策もできました。
-どこか遊びに行ったところはありますか?
若林様:学校の周辺や近くの広場で開催される音楽イベントに行きました。
その時一緒だった日本人の方に誘われてタングルウッドにも行きました。小澤征爾が好きで、小さいころテレビで見たセイジオザワホールを実際に見ることが出来ました。
その日の夜は、「ジョン・ウィリアムス フィルムナイト」を見て、これまた大好きな映画の音楽を本人の指揮で聴けたので大満足でした。
-宿泊先はどこに泊まりましたか?対応はどうでしたか?
若林様:ホームステイでした。ホストファミリーの方が電車の乗り方など色々教えてくださいました。
-宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど)
若林様:整っていたので、不足は感じませんでした。しかし、ホームステイの人が多かったのでお風呂は翌朝の5時に入っていましたが。
-ルームメイトや同じ施設に泊まっている人は、どんな人でしたか?
若林様:同じ日本人留学生でした。語学留学の人が多かったです。
-宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか?
若林様:電車移動でした。使い方は教わっていましたので大丈夫でしたが、初日に遅延で急にバスに乗らなくてはいけなくなった時はとても焦りました。
-ごはんは何を食べましたか?お口には合いましたか?外食は1食何円ぐらいでしたか?
若林様:朝晩は作ってくれましたが、昼は学食や周辺のお店に行きました。日本で外食するときと同じように1000円前後で食べられるよう工夫しました。
-海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか?
若林様:共通点があると付き合いやすいと思います。僕の場合は音楽と日本のアニメでした。
-留学中に、困ったことなどはありますか?
若林様:学校や駅の掲示板の見方が分からなかったので、人に聞きながら教室を探しました。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
若林様:先生や学生とのコミュニケーションを通して現地の環境がわかりました。
また、先生方の個性的な授業アイデアは、人に教える立場になった身として非常に参考になります。
-留学して、何か自分が変わったなとか成長したなと思う事はありますか?
若林様:それまでと違う環境に身を置いて、それまで以上に見分が広がったと思います。
-日本と留学先で大きく違う点を教えてください。
若林様:生活環境は大きく違いは無いと思いますが、日本と同じ感覚で行かない方が良いです。
例えば電車の時刻表はなく「あと何分」という表示でした。定刻で動いているとも限りません。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか?
若林様:目的を明確に持てば大丈夫だと思います。事前準備をしっかりしておけば問題ありません。
分からないことは些細なことでも聞いた方が良いと思います。
-留学前にしっかりやっておいた方がいい事は何かありますか?
若林様:語学でしょうか。日本の学校や英会話で習うような英語とアカデミックな英語は違いました。
僕自身がそれで一番失敗でした。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
若林様:今は人を育てる立場になっていますが、自分が学びたいことには遠慮せず、機会を見つけて留学をしたいと思っています。
その時にはまたこちらでお世話になりたいと思っています
「音楽家に聴く」というコーナーは、普段舞台の上で音楽を奏でているプロに皆さんに舞台を下りて言葉で語ってもらうコーナーです。今回はニューヨークでご活躍中のジャズピアニスト福森道華(フクモリミチカ)さんをゲストにインタビューさせていただきます。「音楽家としてニューヨークで活躍すること」についてお話しを伺ってみたいと思います。
ー福森道華さんプロフィールー
photo by TAKEHIKO TOKIWA
愛知県立芸術大学音楽部作曲科を卒業。上京後、鈴木コルゲン宏昌さんに師事し、東京で8年間活動。2000年に渡米。Steve Kuhnにジャズ・ピアノを師事 し、ニューヨーク市立大学大学院音楽学部ジャズ科を卒業。Lenox Lounge、Cleopatra's Needle、University Street、Beekman Tower Hotel等に出演。ギリシャツアー、アルバムのレコーディングと音楽活動を広げています。ジャズライブハウス「ブルーノート」へも出演し、実力が高く評価されています。また、「CDで学ぶピアノの弾き方/気楽に楽しむポップスピアノ」(ナツメ社)の著者であり「ハモンドオルガン/キーボード ジョーイ・デフランセスコ イン」(ATN)の翻訳なども行っています。
ー そもそも音楽に興味をもったきっかけを教えていただけますか?
きっかけですか?3才のときに母親に地元の音楽教室に連れて行かれたことですね。自宅にピアノがたまたまあったので...。
ー 小さい頃だと興味があったというわけではなかったと思うのですが、やり始めていって、プロになろうと思った瞬間とかがあったわけですか?
そうですね、3才以降、常にやっていたので、そのまま何も考えずに音大に行き、今はジャズをやっているんですけど、あえてこの道に入ろうとしたのは、音大を出てからですね。
ー 日本ではクラシックから始めたようですが、何故ジャズに行き着いたのでしょうか?
あんまり大きくは言えないんですが、音大まで行って、私はクラシックがあんまり好きじゃないと思って。音楽教室はクラシックもやらせるし、ポップスみたいなのもあるんですが、よく考えてみるとそっちの方が好きだったな、というのに気がついて。それまでは学校でも音楽の時間は普通の授業より好きだな、とか音楽だったら何でも好きだったんですが、いざ100%クラシック音楽の環境に入って、ちょっと違うなっていうのがあって。よくよく考えたらテレビでやってる歌謡曲の方が好きって。
ー 今でもクラシックはあまり?
ジャズの道に入ってからは、こっちに必死なんですよね。時間がないから聴いていないですね。
ー ブラジル音楽がお好きだそうですが、ジャズに進まれたのはなぜですか?
ブラジル音楽はそれで仕事が出来るとは知らなかったんですね。ホントは大学卒業してから、商業音楽家になりたかったんですよね。歌手の人に楽曲を提供する作曲家みたいな。で、そういう人になるならジャズの理論とか知っていた方が良いかな、と思って、テレビでたまたまジャズフェスティバルみたいなのをやっていて、このアレンジがすごい!、この人につきたい、と思ったときに、Dr.JAZZとして日本のジャズを支えて育ててくださった内田修先生にお会いして話したら鈴木君につきたいのか、紹介してあげるから、是非つきなさいと言われて..。鈴木先生が教えているのがアンミュージックしかなかったんですね。それで鈴木先生についてからすごく奥深くて、のめり込んで、難しくて、ジャズしかできない、他のことをやる時間がなく、今に至るという感じですね。
ー そのころから一気にジャズに変換して、東京でもジャズという感じだったんですね。
Zinc Barでのライブ
変換というか、ふと考えたら他のことをやる時間がなかったし、難しかったし。自分にもあっていたし、すごく好きだったので。たまたま拾ってくれるバンドとかもあったので、東京に行った瞬間からジャズにドボっとはまったという感じですね。ご縁があったんですね。横道を考える暇がなかった。そんな中でブラジル音楽がすごく好きでよく聴いていたのですが、ニューヨークに行ってみたところ、そのブラジル音楽とジャズの両方がすごいクオリティーで存在するので、ニューヨークに住もうかな!、将来あこがれのバーに出れたらいいよな〜!みたいに思って。ZINC BARっていう憧れのBarにでれたらいいよな〜と思ってたんです。そこのバーでは、ぱっと見たらどう考えてもブラジル人しか弾いてないので、まさか自分がステージに出れるとは思っていなかったんですけど。次の人生はブラジル人なりたいと思いますけどね(笑)。本当はブラジル音楽とジャズ一緒にやりたいと思うんですけど、ブラジル音楽もすごい難しいんですよね。リズムの問題で。天才だったら出来たかもしれないんですけど自分の容量はよく分かっていますので(笑)。
ー 渡米を考えたきっかけを教えてください。
ジャズを初めたときから私を育てて頂いた、歌手の植村美芳子さんに、会ったときからニューヨーク行こうよって言われていたんです。でも、お金がないじゃないですか、もちろん。どうやってニューヨークへ?日々手一杯なのに、どうやってお金を貯めてニューヨークへ行くんだ?という感じだったんです。ある日、お金がようやく貯まったので、植村さん今年は行けそうなんですけど、と言ったら、ホントに〜って言われて。私が部屋借りるから、居候でいいから連れって言ってあげるわよ、っていわれて、行ったら初日からはまってしまったんです。私はもうここに住んでしまえ〜、これは住むしかないな、という風に思ってたんですね。
ー 1番そういう風に思われたのはどう部分なんですか?
やっぱり音楽ですよね。すごいショックを受けたんですよね。レコードしか聴いたことがないじゃないですか。いわゆる勉強するとか、ブラジル音楽にしても CDを聴いてう〜んという感じがあるみたいな(笑)。生を聴いて、生ってCDの百倍ぐらい迫力が有るじゃないですか、もちろん東京でもブルーノートとか行ってましたけど、それを1/10ぐらいの値段、もしくはタダで聴ける生活があるなんて。自分がそこに入るなんて夢にも思っていなかったので、とりあえずすがるように、聴けるだけでもいいや〜、という感じで。まさか自分が、そういう人たちに混じるとか、そんなおこがましい事は全然考えていないです。ほんと聴けるだけで有り難うございます、という感じで。
ー 現状で福森さんの音楽スタイルはご自分ではどのようなものだと思っていらっしゃいますか?また、ご自分の音楽をどのように作っていくのですか?
アメリカ来てから音楽に対して、変わったと思うのは、日本にいるときはすごく頭で考えていたんですよ。音楽のことを。とにかくすごい頭で考えていたんですね。こっちに来てからジャズが生まれた国で、ジャズが発展してきた土地で、こうして聴いている訳じゃないですか。しかも、びっくりするような大御所を間近で聴いて、その人たちの音楽を浴びるように聴いからは、頭で考えるんじゃなくて、心から伝えなきゃいけないんだ、っていうのがありますね。自分が日本とニューヨークにいてすごく変わったと思うのはそこですね。それで、それを感じられたのは幸せだなあと思うんですけど。Steve Kuhnに付いているというのもありますし、こちらでは全てがそういう思考なので。Steve Kuhnからは、君は何のために音楽やっているの?って。伝えるものがなければ意味がないじゃないかと。わたしが100万回練習した曲をSteve Kuhnが、なんだこれは〜!って言って、僕はこんなの30年ぐらい弾いていないけどね、と言って、30年ぶりに弾いた彼のその一発が、私の100万回の練習よりも100万倍うまいんですよ、というかずっと良いんですよ。
ー 舞台の上ではどのような事を考えて演奏しているのですか?それとも自然に演奏しているんですか?
Zinc Barで活躍する日本人ピアニスト
日本にいる時は考えて演奏していたんですよ。今は、自然が自然にでるようする、という事ですね。そして頭で考えなくて良いぐらい、練習する。自然に自分がでるように、自分が何を感じているかがすぐに手に伝わるような訓練をしておく。日本ではそれをしていたつもりでも伝わっていなかったんですよね。回路が間違っていた、というか、間違っていたとは言わないですが、あれはあれでよかったんですけど。実際気持ちよくスイングするというのはどういうことか、っていうのを、今自分がスイングしているかということをおいておいても、体でこういうことじゃじゃないのかなっていうのを何となく感じ始められたんですね。そのことは一生考え続けることです。だいたいこっちで育ってないし(笑)。そういうことは良く言われるんですよ、僕達はこちらの音楽を聴いてきて、英語を話してこういう風にスイングしているけど、だいたい君思考回路日本語でしょ、って(笑)。
ー やっぱりジャズって、ツーカーの部分があると思うんですけど日本人と演奏するときと外国人と演奏するときと、一緒にやるときは感覚はちがうものですか?
やりとりの仕方は一緒です。日本で学んだHow to Jazzでも全然OKです。でもその先のどうやってスイングするとか、あこがれのレコードで聴いていた演奏に近づくには、っていう答えが、今でもずっと探しているんですけど、先生にも言われるんですけど、難しいんですよね。それはもう心で感じるっていうことなんですね。
ー 体に染みついてくるっていうような感じですか?
やっぱり年中浴びるようにあの音楽を聴いて、ですかね。
ー それはやっぱりずっと住んでいないと分からないような感じですか?
世の中には分かる人もいると思います。私のような人間は、住んで5年たって、やっとなんとな〜くわかりはじめて、でもやっぱり分かってないんだろうなって、感じですかね。こんなこと言っていてもSteve Kuhnに言わせればNever ever swingとか言われちゃうんですけど。やっぱり本では勉強するじゃないですか。奴隷制度があって、アフリカ音楽と西洋音楽の融合みたいな、そういうのをものをこちらにいると身近で感じるんですよね。例えば、ゴスペルとかを見ると、こういうのが根底にあるのね、とか。
ー ニューヨークに住んでると浴びるように感じるって事ですよね。
ニューヨークに住んでるとテレビも英語でCM流れても英語じゃないですか。その行間に流れる音楽も英語で流れるじゃないですか。日本に帰るとそれが全部日本の音楽、そこにまず、違いを感じます。だから、例えばただテレビでもこれを30年聴いて育ってきたか、きてないかで違うだろうなと。
ー その部分で根本的な違いが出てくるってことですか。じゃあ更に30年間そちらに住み続けていけば、いわゆる自分の目指している音楽に近づけるということなんですか?
近づけたら良いですね。でも、そういう意識をずっと持ち続けることが大切だと思っています。
ー 音楽活動をする上でどのようなこだわりをお持ちですか?
う〜ん。ないです(笑)。今は電話がかかってくれば何でもお受けしています。
ー 演奏上でもないですか?
ないです。言われたものは何でもやります(笑)。よく分からないんですけど、どうやら私はたくさんの曲を知っているらしいのですよ。日本で最初に入れてもらったバンドがデキシーランドジャズで、普通の人が知らない古い曲から、歌伴をたくさん演らせて頂いていたので、歌手の人達が好む曲まで。そういう意味でも使ってもらえることが多いです。なので、雇ってくださった日本のバンドリーダーに感謝しています!。よく言われるんですよ、あなた多分日本人で結構若いわよね、なんでそんなおばあちゃんが知っているような歌知っているの?って(笑)。
ー 音楽活動して最も興奮することはどんなことでしょうか?
一緒に演奏している人達と、今なんかすごく通い合ってるなって感じるときですかね。その瞬間ってすごい曖昧なんですけど、グルーブしてるというか。自分なりにスイングしているってときですね。
ー その時はお客さんにも伝わるものですか?
伝わると思います。のってない時ってお客さん、聴いてないんですよ。Zinc Barとかでもざわざわざわ〜っとしてて。で、やっぱりワッってバンドがするとお客も聴いてるんですよ。正直ですよね(笑)。
ー 自分たちが今日はのってないな、という時はお客さんものってないなってなっちゃうんですか?
うーん、自分たちは100%でやっていたとしても、なんかのきっかけでうまくいかないことがあるんですよね。わかんないですけど。常に良い状態を目指してはいるんですけど。音楽からエネルギーを感じるか感じないかでうまくいかないことがあるんです。ダラダラした演奏をしようと思ってなくても、結果的にエネルギーが音楽に行き届いていないとそれがお客さんに伝わるんですね。
ー ミュージシャンは盛り上がっていこうとしてもいまいちのれないときがあるって言うことですよね?
そうですね。いつも音を出した瞬間にときにバーンと来るのが理想なんですけど。
ー 日米の観客の違いはありますか?
ライブの後のホッと一息
そんなに違いはないような気がしますけど、例えばレストランで演奏する時にお客さんは聴こう、聴かないはあまり関係ないはじゃないですか。ただ、アメリカ人の方が楽しもうという雰囲気を持っていますよね。日本人の方がちょっと構えちゃう?っという感じ。でも日本人の人は慣れてきたら、良い感じで聴いてくれます。
ー ジャズクラブのお客さんも日米で違う感じですか?
ジャズクラブはジャズが流れてるって分かってるから、そんなに違いは感じませんね。
ー 福森さんにとって、ジャズって、音楽ってどんなものでしょう?
なんでしょう、もうこんなに長くやってしまったんで、人生の相棒といったところでしょうか。そんなこと言いながら、いろいろ趣味はもっているんですけどね(笑)。
ー ニューヨークで最も受けた影響って何ですか?
ニューヨークで音楽的に、う〜ん、やっぱりSteve Kuhnに付いていたんですけど、やっぱり一番影響を受けましたね。音楽に対する姿勢というか。姿勢って言っても私よく分からないんですけどね。ああいう偉大な人って、1時間半ぐらいのレッスン受けるだけでもものすごい、なんかワーって言うオーラみたいなものがあるんですよ。天才オーラというか。横で弾いてくれてるだけでも影響は受けますよね。
ー 技術とか、うまい下手とかそういうわけではないんですよね?
そういうんじゃないです。多分Steve Kuhnの人生がその音に詰まっていて、その音を通して、影響を受けるみたいな感じでしょうね。
ー それがご自分の演奏にも出てくるって感じですよね。
ええ、マニアですので。オタクやなあ、と思うんですけど。彼のレコード集めてるし、ニューヨークでのライブはほぼ100%聴きに行ってます。
ー 将来の夢を聴かせて頂けますか?
もっとうまくなりたいですよね(笑)。(技術的ではなく)もっと自分を伝えられる音楽家になりたいですね。結果的に自分を伝えて、ハッピーを共有できたらいいですよね。
ー お客さんがいいと思っている事はミュージシャンに伝わるものなんですか?
伝わります、さっきのざわざわしているって言うのと同じで、のっているときはエールの交換みたいな。そうするとミュージシャンものってきて。相互に良い感じですよね。
ー 海外でミュージシャンとして活躍する何か秘訣というか成功する条件はあるとお考えですか?
私が成功しているかどうかよくわかんないんですけど、やっぱり必死になることですかね。ジャズの場合、ニューヨークが本場じゃないですか、それで、そこを毎日毎日憧れてくる人が何百人といる訳じゃないですか。で、自分の前には何万人といる訳じゃないですか。だから必死でやっていかないと、ついて行けないですよね。
ー 逆に言えば、必死でやればチャンスがあるって言う感じですか?
そうですね。
ー 海外で勉強したいと考えている、読者にメッセージをお願いします。
海外で勉強するという夢は絶対叶うと思います。それはもう自分で努力して、お金を貯めれば叶うじゃないですか。勉強して卒業するまでは出来ると思うんですよ、誰でも。でもそこから先がスタートって言うか。それを活かせるような心がけというんですか、あと熱意です。それと努力の方向を間違わないようにする事。留学する方に取っては先の先かもしれないんですけど。演奏家になりたいといっても演奏家になれる人は、ほんの一握りの人達だけなので、演奏家になりたい場合はやはり覚悟を決める事です。必死さと方向を間違わないことですね。やっぱり難しいので空回りしてしまうこともありますし。自分の必死が報われるような努力をしないとダメです。あと練習だけではなく、アンテナも張らなくてはいけない。仕事を取るという意味です。やっぱりいろんな人と交流をはかっていないと、情報が入ってこないですね。そういうのも大事だと思います。もちろんチャンスが来たときに、自分の実力がそれに伴っていないとダメです。夢を持って留学されて、その夢を叶えるためには、常に自分の実力が伴っていないといけないので、そういう状態である事が必要ですね。
福森さんのオフィシャルホームページでもライブ情報を公開しています。
地理的にピレネー山脈によってヨーロッパから隔離されたスペインは人類史の中でも最も古くから人類が住んでいた地域の一つ。イベリア半島の5分の4を占
め、その地方によって自然や風土、言語まで異なるとても大きな国。ローマの水道管やイスラムの王宮からゴシック大聖堂までいろいろなものを見ることができ
る。もちろん、スペインと言えばフラメンコやギター、闘牛、ガウディの建築、ピカソやダリ、グレコなどの芸術家の軌跡と作品、バルセロナやマドリッドのス
タイリッシュな街、ワイン、美味しいスペイン料理、そしてもちろん人なつっこいスペイン人。フラメンコやメランコリーな詩を刻むケルト音楽、ギターやバグ
パイプなど様々な音楽が街のリズムを刻んでいる。これらがミックスしてスペインを作っているのだから世界の旅行者からもっとも愛されている国の一つなのは
当然といえば当然。スペインは是非一度は訪れてみたい国だ。
基本情報 |
正式国名&英語表記 |
エスパーニャ王国 Spain |
首都 |
マドリッド |
面積 |
50.6万km2(日本の約1.3倍) |
人口 |
約4,272万人(2003年12月)、マドリード(マドリード市人口約310万人)(2003年12月) |
人種 |
スペイン人 |
言語 |
スペイン(カスティージャ)語(バスク語、カタルニア語、ガリシア語が地方によっては使用されている。) |
宗教 |
憲法上の信仰の自由が保障されている(但しカトリック教徒が圧倒的多数) |
通貨 |
ユーロ |
為替レート |
1ユーロ=約135.8円(2005年5月29日) |
紙幣 |
5、10、20、50、100、200、500ユーロの七種類 |
硬貨 |
1、2、5、10、20、50セント、1、2ユーロの八種類(1ユーロは100セント) |
電圧 |
220V、50HZ |
時差 |
マイナス8時間。サマータイム実施期間はマイナス7時間。サマータイムの実施期間は、3月の最終日曜から10月の最終土曜。 |
祝日 |
全国
1/1新年 (AО NUEVO)、1/6 主顕節の日 (EPIFANIA DEL SEОR)、3/24 聖木曜日 (JUEVES SANTO)、*カタルーニャ地方等は28日月曜(イースターマンデー)が祝日、3/25聖金曜日 (VIERNES SANTO)、5/1 *メーデー (FIESTA DEL TRABAJO)、8/15 聖母被昇天祭 (ASUNCION DE LA VIRGEN)、10/12 イスパニアデー (FIESTA NACIONAL DE ESPANA)、11/1 諸聖人の日 (TODOS LOS SANTOS)、12/6 憲法の日(DIA DE LA CONSTITUCION ESPANOLA)、12/8 聖母受胎告知の日(INMACULADA CONCEPCION)、12/25*クリスマス(NAVIDAD)
注意1)この他に自治州単位の祝日が1日、地方毎に2日の計3日が加えられます。
注意2)*のついた5月1日と12月25日は日曜にあたり振替休日は各自治州単位で決められる。翌日を振替にする自治州と全く違う日を祝日にあてる自治州がある。
マドリッド及びバルセロナの追加の祝日
<マドリッド>
5/2(5/1の振替休日)-マドリッド自治州全域、5/3(5/2のマドリッド自治州の祝日の振替休日)−マドリッド自治州全域、5/15(サン・イシドロの日)−マドリッド市のみ、7/25(12/25クリスマスの振替休日)-マドリッド自治州全域、11/9(聖母アルムデナの日)−マドリッド市のみ
<バルセロナ>
5/16(聖霊降臨祭)−カタルーニャ自治州全域、6/24(サン・フアンの日)−カタルーニャ自治州全域、9/23(振替休日)−バルセロナ市のみ、9/24(聖母メルセドの日)−バルセロナ市のみ、12/26(聖エステバンの日)−カタルーニャ自治州全域 |
在留邦人数 |
5,549人(2003年10月) |
電話国番号 |
34 |
緊急電話番号 |
警察・救急・消防:112、<直通>警察(全国共通):091「国家警察」・092「市警察・交通事案」/消防(全国共通):080/救急:061,091 |
物価
スペインはヨーロッパの中でも比較的物価の安い国。マドリッドでの家賃は、条件にもよるがワンルームタイプだと300-450ユーロ前後。日本で言う普通のマンション程度のカテゴリーだと、月額700ユーロ強で2LDK、900ユーロくらいで3LDKが探せる。外食を控え、自炊をしていれば、ご夫婦二人暮らしで300ユーロ程度が食費となる。外食では安いもので5-10ユーロ程度。通常は10-15ユーロ。コーヒーは1〜1.75ユーロ程度。ビール一杯1〜1.75ユーロ程度。宿泊は安いホテルなら15-40ユーロ、中程度なら40-70ユーロが目安となる。 |
GDP |
9,917億ドル(2004年)(出典:OECD) |
一人当たりGDP
|
20,500ドル(2003年)(出典:OECD) |
経済成長率
|
2.4%(2004年、欧州委員) |
物価上昇率
|
3.1%(2004年、欧州委員) |
失業率
|
10.8%(2004年、OECD) |
主要貿易品目
|
(1)輸出 自動車、エンジン類、電気機器、プラスチック製品
(2)輸入 自動車、エンジン類、鉱物性燃料・鉱物油、電気製品 |
主要貿易相手国 |
(1)輸出 仏、独、伊、英、ポルトガル、米、蘭、ベルギー、ラ米諸国(対EUが約70%)
(2)輸入 仏、独、伊、英、蘭、ベルギー、ポルトガル、米、ラ米諸国(対EUが約66%)
(出典:IMF) |
気候
イベリア半島の中心部に位置し、海抜646メートルの高原にあるため,内陸性気候となっている。気候は1年を通じて晴天の日が多く、空気は乾燥していて一日の寒暖の差も激しい。スペインは、はっきりと寒い冬と熱い夏に分けられる。春と秋はとても短い。夏は、40度を超えることも珍しくない。しかし,湿気が少ないたため、日陰や室内に入ると意外に涼しく感じられる。冬は寒く、氷点下になる朝もあるが、雪は,ほとんど降らない。5月、6月、9月(南部であれば4月と10月も含める)は、熱するような暑さを避けて旅行するのにいい季節。南部や南東部の海外沿いの地域の冬は、地中海性気候の影響で気候は穏やか。
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現在の天気 |
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ビザ |
90日以内の滞在なら不要。ビザで90日間スペインに滞在した人は、その後90日間はスペインに入国できない。学生ビザの手続きは法律などが変更が多いため必ず大使館に最終確認してください。 |
パスポート |
帰国日まで有効なもの。 |
大使館などの在日政府機関 |
スペイン国大使館 |
Embassy of Spain in Japan
〒106-0032 港区六本木1丁目10-3-100
Tel:03-5562-5050 |
在名古屋スペイン名誉領事館 |
Honorary Consulate of Spain in Nagoya
〒450-8501 名古屋市中村区名駅1丁目2-4 名古屋鉄道株式会社
Tel: 052-571-2141 |
在福岡スペイン名誉領事館 |
Honorary Consulate of Spain in Fukuoka
〒811-3221 福岡県宗像郡福間町若木台1丁目13番1号
Tel: 092-957-6699 |
在札幌スペイン名誉領事館 |
Honorary Consulate of Spain in Sapporo
〒064-0912 札幌市中央区南12条西18丁目2−1
Tel: 011-563-8990 |
スペイン政府観光局 |
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-1-10 第2虎ノ門電気ビル6F
TEL 03-3432-6141 FAX 03-3432-6144
営業時間 9:30-16:00
休業日 土、日、祝、10/12、12/25 |
現地日本大使館 |
在スペイン大使館 |
Espana
Embajada del Japon
Calle Serrano,109, 28006-Madrid, Espana
Tel: (34) 91-590-7600 Fax: (34) 91-590-1321 |
在バルセロナ総領事館 |
Barcelona
Consulado General del Japon en Barcelona
Av. Diagonal, 640, 2o, D
Edificio Caja Madrid
08017 Barcelona
Tel: (34)93 -280-3433 Fax: (34)93 -280-4496 |
在ラスパルマス出張駐在官事務所 |
Las Palmas
Consulado del Japon
Calle Santiago Rusinol No. 12, 35005-Las Palmas de Gran Canaria, Espana
(Apartado Postal No. 733)
Tel: (34)928-24-4012, 24-3466
Fax: (34)928-29-7290 |