O・Eさん/ウィーンでの語学+バレエ研修

-O.Eさんの簡単なプロフィールをお話いただけますか? O.E様:クラシックバレエを3歳ごろからやっていて、今は少しだけですけど、アシスタントとしてクラシックバレエの教室でやっています。 -今回短期留学をしてみようと思ったきっかけがありましたら教えていただけますか? O.E様:単純に、この時期しかやりたいことができないというか、今だけならいろいろな好きなことをやって、いろいろ学べる時期だなと思ったので、今だなと思って、決めちゃいました。 -今しかないと思ったということは、大学をご卒業されたあとは就職をお考えということですかね? O.E様:それの見極めもありました。就職をしなきゃいけないという時期に入ったらもう何もできなくなっちゃうから、だから今就活をする前にも、就活をするのか、そのほかの道を選ぶのかということも考えるために行きました。 -今回語学のクラスとダンスのクラスと両方受講されたかと思うんですけど、1日の向こうでのタイムスケジュールを教えていただけますか? O.E様:朝は、私は5時過ぎぐらいに起きて。 -早起きですね。 O.E様:朝食6時からとれるので、朝食は6時からとって、身支度とかいろいろして、10時くらいから語学の学校を、グループのときは10時過ぎに語学の学校に行って、お昼くらいに終わって、そのあとは、レッスンが夕方からあったので、その間はウィーン通りとかを歩いたりして、お買い物をしてレッスンに行くようなかたちでした。個人レッスンのときは、朝ちょっと遅めに起きて、朝食を6時、7時ぐらいにとって、お昼ぐらいに個人レッスンのほうに行くか、その前にちょっとだけ出かけてショッピングしたりして、夕方レッスンに行ってました。 -グループレッスンと個人レッスン両方受けられて、ご自身の中で、こういったところよかったなとか、こういったところは残念だったな、というのがあったら教えていただけますか? O.E様:語学のグループレッスンのときは、みんなの会話を聞いたりいろんな人の意見もあったり、あとその人自身から発したことからいろんなことを知れたり、あと同じグループの人と仲良くなって何回か一緒にいろんなところに行ったり、ご飯を食べに行ったりもできました。あと語学の個人レッスンのときは、自分と先生だけなのでいろいろ細かいところを見ていただいたりして、発音もいろいろ細かく見ていただけたので、両方味わうことができて自分的にはよかったと思っています。 -バレエのダンスのレッスンなんですけど、実際に受けてみて率直にどういう印象を受けましたか? O.E様:日本と違う感じが率直な意見でした。向こうの本場のレッスンというのは日本のレッスンと教え方も違いますし、皆さん年下とか同い年くらいの人でもものすごくレベルが高くて、1日目とか2日目は時差ボケがまだあったので、ものすごく体が大変だったんですけど、でもだんだん体が慣れてきて、いろんなことを集中しながらやれるようになってきたときからは、先生もいろいろ細かく指示してくれたらので、最終的に自分が苦手なところも克服できたり、日本の形式とは違うような感覚とか教え方が、こちらとしても教えるという目線でものすごく勉強になりました。 -アシスタントとしての目線で、こういう教え方あるんだ、みたいな感じで見ていたということですかね? O.E様:それもありますし、自分が教わる側で、どうやって教われたら、というふうに考えたりしたとき、ものすごく日本との差を感じたので、とても勉強になりました。 -ここが大きく違うな、と感じたところがありましたら教えていただけますか? O.E様:あまり日本では、私は立っている時点で上体が反っているというふうにはあまり言われなかったんですけど、ウィーンの先生は、ものすごく上体が後ろになっているって毎回のように注意をされていたので、向こうの人は上体をものすごく前へ前へ、と言っていて、それを意識しながらレッスンをしていたときに、ものすごく安定していたり、日本でレッスンをしたときも、ちょっと重心ずれたなと思ったときに、そのときの感覚で前にするようにすると、重心が直る感じで、日本ではなかったことが向こうで注意されて、とても学びました。 -バレエ以外にどんなクラスを受けましたか? O.E様:コンテンポラリーと、ストレッチのクラスを受けました。 -コンテンポラリーのクラスは、受けてみてどうでしたか? O.E様:日本でもコンテンポラリーのレッスンを受けたことはあったんですが、日本のコンテンポラリーとはまたちょっと違った感じで、床との差とかをものすごく感じて。床を這いつくばったりする振りもとても多かったり、日本の踊りとはまた全然違うような。あと使い方とか、できなかった部分もあったんですけど、肩の入れ方とかもものすごく難しくて。最初使い方が慣れなかったので、あざもよく作ったなと。 -結構フロアとかやると、あちこち青たんできますよね。 O.E様:結構ひりひり痛かったです。 -コンテとかは、先生が振りをくれて、それをみんなで一緒にやるというかたちですか?それとも、課題を与えられて、それに対して動くというようなかたちですか? O.E様:初めていった日は、皆さん生徒さんたちは、先週か先々週からもらっている振りもやっていて、それに私も加わって、その2週間くらいは、2回ぐらいはその同じ振りを復習というかたちで終わって、最後、コンテンポラリーのレッスンのときは、新しい振りとかで、あと動きをつけるような振りをその場でもらって、その場で生徒さんたちが踊るというかたちでした。 -O.Eさんの入られたクラスは、先ほど年下の子もいたり同年代の子がいたり、っておっしゃってましたけど、年齢層はどんな感じでしたか? O.E様:そうですね。基本的には、同じ年齢層が多かったので。ちょっと年下の子か、それか同い年ぐらいの人でした。 -レッスンは英語ですか?ドイツ語ですか? O.E様:基本的にはドイツ語で、先生が、英語かドイツ語、どっちができる?と言われて、英語です、と言ったら、最初のほうは英語で言ってくださったんですけど、やはり先生方も普段はドイツ語でしゃべられているので、普通にドイツ語に戻ったりして数字とかはドイツ語ができたので、基本的にはドイツ語でした。 -バレエはある程度見たらできると思うんですけど、コンテとか結構大変でしたか? O.E様:コンテは、まず慣れない振りが多かったので、見よう見まねでやる感じでした。 -個人的に注意をもらうときは英語だったんですか? O.E様:そうです。基本的には英語で注意していただいていました。 -英語での注意はある程度、なんとなく理解できる感じでしたかね? O.E様:はい。 -今回行ってきた中で一番印象的になっている、行ってよかったなと思うことがあったら教えてもらえますか? O.E様:まず、レッスンを受けて、自分の実になることばかりだったということと、あとは現地でフォルクスオーパーのほうでチケットがとれて。本当はオペラハウスのほうで『白鳥の湖』を観たかったんですけど、満席でチケットがとれなかったので、フォルクスオーパーのほうで『コッペリア』を見に行きました。『コッペリア』を観たときに、日本の表現と向こうの人の表現の人の差もありましたし、レッスンを受けているときに、上体が前だよと言われたときを思い出させるような向こうの人の踊りで、『コッペリア』を踊っている人たちって基本的にものすごく上体が前だったり、日本人との踊りの差を感じました。 -普段の生活のことに戻りますが、ホテルがスタジオからすごく近いところにあったかと思うんですけど、何かホテルの生活で困ったこととかありましたか?洗濯とか、部屋が寒かったとか。 O.E様:ヒーターは暖かったです。家の中はすごく暖かったので、どこ行っても基本的には暖かくて。初日に、向こうの建物なのでしょうがないんですけど、2階で29.9キロでギリギリのラインの重さのトランクを持っていったんですけど、29.9キロを2階まで、階段しかなかったので、頑張って一段一段持ち上げながら2階まで運びました。食堂とかもものすごく暖かったり。あと、朝ご飯も、生活に慣れれば、向こうのご飯も慣れました。 -朝はビュッフェみたいな感じで、パンとチーズがあって、コーンフレークとかを自由にとって、という感じですかね? O.E様:はい。 -お昼や夜ご飯はどんなものを召し上がってましたか? O.E様:屋台というか出店みたいな、オペラハウスの近くにあって、日本食がものすごくおいしかったので、タイ米だったんですけど、お米を食べたり、あと向こうの郷土料理を、お昼に食べに行ったり。あとは、スーパーの中の量り売りされているものを、ご飯と、あと野菜とかを中心に買ったりして、お昼は食べたりしました。 -それはお一人で買い物されたんですか? O.E様:基本的に一人で行ってました。 -買い物とかしてて、怖いこととかなかったですか? O.E様:基本的にはなかったです。治安はすごくいいと思いました。ホテルの近くのバスから歩く間、ほんの少しのところが、フォルクスオーパーから帰ってきた日がちょっと夜遅かったので、そのとき気がついて、そんな夜遅くに出たので、ちょっと怖かったですけど、基本的にそんな遅く帰ることなんてなかったので、そんなに怖いと思うことはなかったです。 -劇場行くと、終演が遅いですもんね。 O.E様:そうですね。 -これから留学、ウィーンに行きたいなと思っている人にアドバイスか何かあったら教えていただけますか? O.E様:同じコースというか、バレエと語学で行かれる方ですか? -そうですね。もしくは語学に集中したほうがいいのか、バレエならバレエのほうがいいのかとか、何かご意見があったら教えていただけますか? O.E様:観光地も集まっているので、観光もできますし、バスとかトラムとか電車も、乗り方を覚えてしまえば案外遠くまで行けますので、観光面についてはものすごくいろんなところに行けるので楽しいと思いますし、向こうの人も優しい人が多かったので、語学学校に通ったときにもいろんな人に教われると思います。あと向こうの人は日曜日お休みなので、日曜日は外に出ている人が多いので、お天気のいい日とか、日向ぼっこしに私も行ったんですけど、日向ぼっこしに公園に行って、そこで私も話しかけられて、ずっと長い時間しゃべっていたんですけど、そこでもいい出会いもありますし、語学の面でも、バレエも本場なので、ものすごくいい刺激になると思いますし、一人で出ていってわからないことばかり、というのもありましたけど、でも出てみると、日本の違いを学べていいかなと思います。 -今回行ってみて、いろいろ今後のことを考えたいとおっしゃってましたけど、現段階ではどうお考えですか?留学するのか、就職するのか、とか。 O.E様:まだ決めかねてはいるんですけど、根占さんとお話させていただいて、根占さんは、ワーキングホリデーでこっちに来て、それでレッスンをしにまたこっちに戻ってきたら?ってという提案もしていただいて。そういった感じで、ワーキングホリデー向こうに行くという道と、あと、留学をする道と、あとは、全くバレエと関係ない道の就職をするかの3択に今なっています。 -そうなんですね、今日は貴重なお話しをどうもありがとうございました。

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